TONY BURROWS
「Home Lovin' Man」
FLOWER POT MENにEDISON LIGHTHOUSE、WHITE PLAINS等のグループでリードヴォーカリストとして活動、大ヒットを飛ばしてきたセッション系歌手TONY BURROWS。が、いざ自身のソロ歌手として70年からBELLレーベルにて結構な枚数のシングルをリリースするも全く売れず。本盤はそのBELLでのラストシングル(1972年リリース)。A面は米国の人気ポップスグループTOKENSのヒット曲「Rhythm Of The Rain」を当時の流行のレゲエ調アレンジという安直なカヴァー。ここではそのB面「Home Lovin' Man」を紹介。こちらはTONY MACAULAYにCOOK=GREENAWAYという時の人気作曲家達による共作曲で、本盤の2年前に米国の人気スター歌手ANY WILLIAMSが歌い、英国ではチャート7位を記録したもの。ゆったりグルーヴィなベースとドラムにややサイケ/プログレっぽさも感じさせるオルガンを軸としたアレンジに人気作曲者達が紡いだ美しいメロディを優しく歌い上げた、こちらもなかなか素敵な仕上がり。なんでも元々はBURROWS自身がANDY WILLIAMSの前にこの作品の仮歌デモを録音していたそうだが・・・心境やいかに??