TONY KNIGHT'S CHESSMEN
「Surfer Street」


白地に青いDECCAロゴが映える、異様なヴィジュアル。通常の青いレーベルタイプとは別に存在する白地のDECCAのプロモ盤(全てのリリースにあるのかは分からないが)。本盤の主役はジャズやソウル/R&B的な雰囲気もあるグループTONY KNIIGHT'S CHESSMEN。歌手兼ドラマーTONY KNIGHTを中心にTONY KNIGHT AND THE LIVE WIRES名義で結成し64年にDECCAからデビュー、その後ホーンセクションを加えるなどしてこの名義となり本盤で再出発となった。A面である片面「How Sweet」は小気味良いテンポのポップナンバーだが、ここで紹介するB面「Surfer Street」はホーンセクションを十分に活用した重厚なR&B調作品。ちなみにホーンの1人、サックス奏者のLOL COXHILLは後にフリージャズ系プレーヤーとして名を馳せることになる。

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