THE TRUTH
「Walk Away Renee」


真面目なイメージで売っていた(?)人気デュオPETER AND GORDONの向こうを張ってか、65年にPYEが送り出した不良系(?)デュオTRUTH。66年までにシングルを数枚リリース、同年にはDECCA系レーベルDERAMに移籍、更に翌年には親会社DECCAに移るという流浪な移籍劇を続けることに。本盤はDECCAでの第一弾。前年に米国のグループLEFT BANKEが大ヒットさせたバロック・ポップの名曲をカヴァーしたもの。フォーキーなギターのカッティングや軽快なテンポといった原曲とはちょっと違うアレンジでのアプローチ。間奏のサイケなギターソロにも工夫が窺えるも残念ながら全くヒットしなかった。プロデュースを手掛けたDAVID NICOLSONはあまり見かけない名前だが、彼等のDERAMやDECCAでのもう1枚のシングルも手掛けている。ちなみに同年には米国MOTOWNの人気グループで英国でも絶大な人気を誇ったFOUR TOPSのカヴァーヴァージョンが全英3位の大ヒットを記録。人気グループだから当たり前というのもあるかもしれないが、TRUTHの2人の心境やいかに??

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