THE TUPPENNY TWO
「Sugar Lump」


見るとつい期待してしまうCOLUMBIAレーベルの‘LANSDOWNE’シリーズ。かつて何枚かの同シリーズのシングルをこのHVGSで紹介させていただいたが、どれもジャズともフォークともビートともつかない、分かりやすい言葉を使えばモンド’なテイストの音が多かった。今回ここで紹介するTUPPENNY TWOなるユニットもそんな期待を裏切らない。ここで紹介するのは唯一のシングル「The Grass Is Always Greener」のB面「Sugar Lump」。タイトルの響きからキラーなサイケポップでも想像してしまうが、ポコポコとやや間が抜けたビートに乗りギターを引きながら気の抜けたように歌う。途中宇宙に届くかのような変なコーラスが入ったりとこれをモンドと呼ばずして何をモンドと呼ぼうか?な仕上り。だけどこんなマイナーメロディならビートグループがちゃんと演奏したら良いビートサウンドになるのになぁ・・・なんて思いながらこのモンドな1枚、何故かクセになり何度も聴いてしまう自分がいる。

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