THE VERNONS GIRLS
「I'm Gonna Let My Hair Down」


50年代後半から60年代初頭まで在籍していたPARLOPHONE時代は大所帯のグループだった英国女子グループの第一人者的なVERNONS GIRLS。62年になって3人体制に再編成、DECCAに移籍してから世に言うガールポップを指針するようになる。本作もその時期に最良の形で決まったシングル。本盤といえば大抵、A面の「Do The Bird」に言及される。それもそうだろう、原曲は米女子歌手の人気者DEE DEE SHARPの代表曲をカヴァーしたもの、当時は英国でもこのカヴァーがもてはやされたのか全英第44位の小ヒットを記録している。が、B面も是非聴いて頂きたい1曲。作曲は後に他の作曲家と組んで数々のヒットを生み出すことになるGEOFF STEPHEN(本盤のレーベルにはSTEVENSとクレジットされているが)のペンによるもの。途中の素っ頓狂な合いの手(?)も入る、彼女達もご機嫌にノリノリに歌うガールポップの極みの作品。

前のページに戻る