WHITE PLAINS
「Gonna Miss Her Missssippi」


「My Baby Loves Lovin'」や「I've Got You On My Mind」等ドリーミィなソフトロックで英国チャートを席巻したグループWHITE PLAINS。この後はマンネリに陥ったか、リード歌手TONY BURROWSも抜けて苦戦を強いられることになった。そこで新たな風を導入するが如く、従来のお抱えライターCOOK=GREENAWAYのチームに加え、人気チームALBERT HAMMONDとLEE HAZELWOODのコンビを助っ人に加えた。そして出来たのが本作。HAMMOND=HAZELWOODと言えばやっぱり「カリフォルニアに青い空」、そんなアメリカンなテイストも今回は大胆に導入。‘Mississippi’といういかにもな地名も入れサウンド的には当時勢いに乗っていた米国系SSWなサウンド作りに成功。やはり音楽の主導権が英国からまた米国に移ったというドキュメンタリー的な性格も帯びている・・・というのは大袈裟過ぎるか?しかし何処か甘いクリーミィな後味を引きずるのはこの人、英国ソフトロックの要人LEW WARBURTONのアレンジ術のせいか。

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