WINDMILL
「Such Sweet Sorrow」
69年にMCAからデビュー、翌年までに3枚のシングルのみをリリースして消えたグループWINDMILL。本盤は2枚目のリリースで、マイナー調メロディと欧州的な雰囲気が特徴のサイケポップ作品。途中オリエンタルなフレーズが入るなど結構凝った作風だが、作曲者の1人SAINT PREUXは現代音楽の世界でも活躍していたフランスの作曲家、氏の作品に英詞を付けて歌ったものだろうか。ちなみに片面「I Can Fly」は人気グループHERDのカヴァー。当時WINDMILLはこの「I Can Fly」を含むHERDのヒット曲を手掛けていた人気作曲チームKEN HOWARDとALAN BLAIKLEYとマネージメント契約をしていたのでこの選曲はそういった事情からだろう。