YARDBIRDS
「Steeled Blues」


CLAPTONが嫌気をさして辞めたきっかけとなったポップな「For Your Love」のヒット以降、売れ線ポップシングルが続くことになるブルースロックのグループ、YARDBIRDS。しかしレーベル側もご褒美なのか気の毒がってなのか、そうしたシングルのB面では本来のブルースロックを収録していたりするから侮れない。先の「For Your Love」に続く、同じくGRAHAM GOULDMANのペンによるポップなシングル「Heart Full Of Soul」のB面「Steeled Blues」はまさにタイトルからしてゴリゴリのブルースロック、しかもインスト!ギターのJEFF BECKとヴォーカル兼ハープのKEITH RELFの2人による共作。焼け付くようなギターを軸に展開するスローブルース、この時期のブルースロックの中ではかなりハードな質感じゃないだろうか。やはり彼等を仕切っていたやり手のGIORGIO GOMELSKYの手腕も大きかったのだろうか・・・

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