THE YOUNG IDEA
「It Can't Be」


TONY COXとDOUGLAS MACRAE-BROWNという若き作曲家からなるデュオYOUNG IDEA。60年代後半に活躍、数々のサイケポップなシングルをリリースしその筋のファンにはお馴染み。今回紹介するのはそんな彼等のデビュー盤。A面「The World's Been Good To Me Tonight」は米国のSIMON & GARFUNKELを意識したようなキャッチーなフォークロック。そして今回紹介するのがB面「It Can't Be」。リリース年の66年といえばまだビートブームを弱冠引きずったグループも多い一方更なるトレンドを模索すべく試行錯誤を重ねていたセンスある人達がいた。この楽曲はまさに後者の方で、翌年から花開くサイケを予見するようなプレ・サイケポップとでも呼びたくなる仕上り。勿論アレンジを担当したJOHNNY ARTHEYの存在も忘れてはならない。

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