PATRICK CAMPBELL-LYONS
「Everybody Should Fly A Kite」


アイルランド出身で60年代にはサイケデュオNIRVANAを結成、活躍していたPATRICK CAMPBELL-LYONS。そんな彼も演奏者としてだけでは飽き足らず、A&Rマンやプロデューサーとしても活躍。その時期にはソロ活動も開始、本盤はそんな彼のソロでの第一歩、デビュー盤。サウンド的にはこの時期も重宝されていた米国南部ロックなテイスト。MICK JAGGERの「Memo From Turner」にも通じるカッコよさ。そして何処か憎めない脱力感がこの人の人柄を物語る。先のNIRVANAからは随分とイメージが異なるが、60年代から他のアーティストに楽曲を提供するなど(レゲエ歌手JIMMY CLIFFにポップなソウル作品を提供するなど実に幅広い)このくらいは朝飯前だろうね。とにかく英国産スワンプ音楽としてはかなり質の高い仕上りとなった。

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