BILL BLACK'S COMBO
「California Dreamin'」



60年代後半から我が国でよくあるジャズマンのやっつけ仕事的な所謂“歌のない歌謡曲”。中にはベースが主旋律を弾きまくるベース奏者によるものもあったりと結構無謀だったりするのですが、本作の主役元エルヴィスのベース奏者としてお馴染みBILL BLACKはそんなことはなく、リード楽器にちゃんと華を持たせ自身はひたすらリズムを刻む。もともとこのバンドは南部R&B志向のイメージが強く、このMAMAS & PAPASのヒット曲カヴァーも安直なアイデアによるものだがズッシリとしたバックに安定した自信が窺える。B面“THE FUNKY TRAIN”ではいつもながらの男気R&Bを聴かせてくれる。


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