THE CRITTERS
「Don't Let The Rain Fall Down On Me」


LOVIN' SPOONFULのカヴァー「Younger Girl」等フォークロック/ソフトロックのイメージが強い彼等。しかし本作リリースの67年にもなると世はサイケ化の一途を辿り、ポップカルチャーもカラフルに彩を見せる時期。若い彼等も当然触発、それまでのシンプルなサウンドから本作で一気に音楽的進展を試みた。サビに入った途端エモーショナルな盛り上がりを見せるところは60年代後期のサイケがかったFOUR SEASONSを思わせる。それまでのフォークロック/ソフトロック的なサウンドから幅がぐっと広がった。作曲したのはメンバーでリードヴォーカルのJAMES RYAN。なんと10分で書き上げたとか。名曲ってそういうのが多いね。しかし何と言ってもここはANDERS=PONCIA等のKAMA SUTRA人脈にプロデュースを依頼した賜物だろう。


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