ELVIS PRESLEY
「Rubberneckin'」


ロカビリーにはじまり、‘歌う映画スター’路線になってからボサノヴァ、R&B、ポップと節操なく自身音楽スタイルを増幅させていった大スターELVIS PRESLEY。兵役を終えた60年代後半、ルーツに戻るべく、南部のサウンドに傾倒していくことに。特に時代のトレンドだったファンキーなソウルがファンクへと進化していく過渡期のサウンドに影響を受けた楽曲群に聴きモノが多い。今回紹介するシングル「Don't Cry Daddy」のB面「Rubberneckin'」はまさに好例。骨太なファンキービートに乗せて朗々かつファンキーな歌声を聞かせてくれる。ホーンにドラム、ベース、ソウルフルなコーラス・・・当時のファンクに負けず劣らずの仕上り。ソウル研究にいそしんでいた当時の英国のローカルなクラブ等でかかっていたという面白い事実もあったりとさすがELVISと再認識させられる1曲。


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