EVERY MOTHER'S SON
「Dolls In The Clock」



DENNISとLARYのLARDEN兄弟によるフォーク・デュオが母体となった、ニューヨークで結成したポップなガレージを奏でるグループEVERY MOTHER'S SON。本盤は67年リリースの3枚目のシングル「Pony With The Golden Mane」、ここではそのB面「Dolls In The Clock」を紹介。両面共にLARDEN兄弟の作曲、同時期の英国のサイケポップにも似たサウンドだが、このB面はその志向がより強い、幻想的なサウンド。彼等というと大ヒットしたデビュー曲「Come On Down To My Boat」(作曲はWES FARRELLとJERRY GOLDSTEIN)のようなキャッチーでバブルガムっぽいノリの印象が強いが、こうしたアーティスティックなサウンドは彼等のアイデアやセンスが色濃く反映させているのだろうか、その対照的な違いも本盤の面白さの1つ。チャートアクションは93位と地味だったが、充実感はあったに違いない・・・


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