GENE PITNEY
「She's A Heartbreaker」



50年代後半にグループでデビュー、61年には新興レーベルMUSICORに移籍し「Town Without A Pity」、「(The Man Who Shot) Liberty Valance」等オールディーズヒットを記録した氏。本盤はそんな氏の68年リリース「She's A Heartbreaker」。ダツダツと躍動する力強いビートにエレクトリック・シタールが絡み、トレードマークの甲高い歌声でソウルフルにシャウトをかます氏。かなりソウル色の強い作風だが、それもそのはず作曲を手掛けたのは実妹INEZと共にデュオで活躍していたソウル/R&B歌手CHARLIE FOXX(プロデュースとアレンジも担当)と後にSWAMP DOGG名義でファンキーなソウル作品をリリースするJERRY WILLIAMSによるもの。先のヒット曲群の印象が強い為か、かなり異色の組み合わせのようだが、元々はR&BスターCLYDE McPHATTERに憧れて歌手になった人、こうした音楽性も十分頷ける。チャート的には16位を記録した。


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