THE GIANT SUNFLOWER
「Mark Twain」


ヒッピー文化にフォークロック、男女混声、西海岸・・・こう来るとTHE MAMAS AND THE PAPASとなる。が、今回紹介するGIANT SUNFLOWERもまさにその条件にピッタリ、しかもプロデューサーがMAMAS AND THE PAPASと同じLOU ADLERというのも面白い話。元々はローカルなレーベルに所属していたが、ALDERが自身のレーベルODEに引っ張ってきて本作を手掛けた。A面「What's So Good About Goodbye」は米ソウルの名門MOTOWNの人気グループSMOKEY ROBINSON AND THE MIRACLESのヒット曲をフォークロックなアレンジでカヴァーしたもの。この辺もMAMAS〜が同じくMOTOWNのMARTHE AND THE VANDELLASの「DANCING IN THE STREET」をカヴァーしたことを思わせる。そして今回紹介するのはB面「Mark Twain」。こちらも西海岸の明るい雰囲気を反映させた、A面よりキャッチーな作風となっている。今回紹介した盤は英国盤だが、英国でもこうした西海岸サウンドを積極的に売り出そうとしていたのか、THE MAMAS〜だけでなく、こうしたマイナー系も配給していたのは非常に興味深い。そういえばこの類のサウンドを模倣するグループが同時期に英国にも意外に多く存在していたっけ(なぜかPYEに多かった気がする・・・)


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