KEITH
「I Can't Go Wrong」


そのシンプルな芸名とこれまたシンプルながらインパクトの強い曲名のヒット曲「98.6」で本国だけでなく英国でもヒットしたKEITH。次のシングル「Tell Me To My Face」は英国のマーケットも意識してかはたまた曲が良いからか、英国の人気グループHOLLIESの楽曲を取り上げたもの。が、ここでは英国盤を紹介しながらもそのHOLLIESカヴァーのA面ではなくB面「I Can't Go Wrong」を推したい。名プロデューサー兼作曲家のJERRY ROSSも作曲に加わった可愛らしいポップなソフトロック。実は本国盤ではB面は「Pretty Little Shy One」という曲で別のカップリングだった。こうしたカップリング違いの面白さも各国盤の面白さ。ちなみに米国では翌年に違うシングルのB面曲としてこの曲が選ばれているが、本国よりも早いというのも面白い。この辺は各国の配給レーベルのプロモーターの嗜好なのだろうか。


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