PAUL REVERE & THE RAIDERS
「Sharon」



カップリング違いや独自カット等、米国音源の英国配給盤の魅力の数々。今回紹介する、60年代に豪快なガレージ調ビートロックで人気を博したPAUL REVERE & THE RAIDERSの本盤もその典型か。60年に米国のGARDENAレーベルからリリースした音源を翌年に英国のTOP RANKレーベルが配給したもの。A面「Like Long Hair」にB面「Sharon」とカップリングは同じなのだが、B面「Sharon」はヴァージョンが全く違う。米盤はビートが効いたR&B調アレンジでの演奏だったのに対して、この英盤はロカビリー/R&R調での演奏。ギターのカッティングを軸とした、米盤とはまた違ったカッコ良さがある。米国レーベル側が間違えてテープを送ったのか、はたまた英国の音楽市場を考慮してこのヴァージョンを勧めたのか?いずれにせよコレクターの方々は嬉しい悲鳴を上げざるを得ない?


前のページに戻る