MARVIN GAYE
「How Can I Forget」


10枚目のアルバム『THAT'S THE WAY LOVE IS』にも収録されている「How Can I Forget」。この時期サイケソウル路線でTEMPTATIONSを再びスターダムに押し上げたNORMAN WHITFIELD(プロデュースも担当)とBARRETT STRONGのコンビによる作品。元々は前年にそのTEMPTATIONSが録音、リリースしていた楽曲だが、TEMPSのそれは比較的ゆったりした曲調だったがMARVINはノリの良いファンキーソウル調にカヴァー。オルガンとギターを効果的に使ったアレンジが洒落ている。バックコーラスにはMARVINが楽曲提供やプロデュースを手掛けていたコーラスグループORIGINALSが担当している。この時期のMARVINといえばやはり大ヒットした「悲しいうわさ」やTAMMI TERRELLとの一連のデュエットソング群の印象が強く、ファン以外のソウル/ポップスファンにはあまり認知されていない印象が強い本作(一応ソウルチャートでは18位を記録)、是非とも聴いてほしいカッコいい作品。


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