AL GREENE & THE SOUL MATE'S
「Don't Leave Me」


70年代に南部ソウルの名門レーベルHIにて敏腕プロデューサーWILLIE MITCHELLと共に良質の作品を制作しヒットを飛ばしたAL GREEN。それ故に氏といえば70年代ソウルの代表選手の印象が強い。が、デビューはすでに60年代しており、今回紹介するシングルがデビュー盤となる。高校時代の友人で本盤の作曲者でもあるPALMER JAMESとCURTIS RODGERSの2人が地元デトロイトに設立したレーベルHOT LINE MUSIC JOURNALからのSOUL MATE'Sなるグループを率いてのリリース(全国配給は大手BELLが手掛けている)。ここではA面「Back Up Train」ではなくB面「Don't Leave Me」を紹介。後のHI時代に見られる南部感はあまりなく、はやり地元の名門レーベルMOTOWNをはじめとするレーベルの影響もあったのかシンプルでポップな仕上がりとなっている。名義もGREENではなくGREENEとなっている所も興味深い。チャートアクションは全米総合チャートでは41位、R&Bチャートでは5位と健闘。が、その後はヒットらしいヒットもだせず69年にはHIと契約することになる。


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