ARTHUR CONLEY
「You Don't Have To See Me」
60年代ソウル/R&Bの大定番「Sweet Soul Music」でお馴染み、OTIS REDINGの秘蔵っ子ARTHUR CONLEY。本盤はその「Sweet Soul Music」に続くリリースとなる1枚。A面「Shake, Rattle & Roll」はジャンプブルース/R&Bの大スターBIG JOE TURNERの54年の大ヒットをモダンなソウル/R&Bアレンジでカヴァーしたもの。ここではそのB面「You Don't Have To See Me」を紹介。こちらは同年にDELACARDOSという同じATLANTIC系のグループがリリースした作品をカヴァーしたもの。躍動するA面とは対照的にゆったりした南部バラード作品で、粗削りながらナイーヴなCONLEYの歌唱は聴く者の心に強く響く。プロデュースは両面共に師匠OTIS REDDING。ちなみに本盤は英国配給盤、先の「Sweet Soul Music」は英国でもチャート7位の大ヒットを記録したが、次のリリースとなる本盤は全く売れなかった。