THE COASTERS
「Three Cool Cats」


そのノヴェルティなノリやオールディーズ/R&Rのコンピレーションの類の常連だからか、ポピュラー系グループの印象が強い彼等。が、ブルース/R&B系専門レーベルだったATCO所属だけに、やはり適度にヤサグレたR&B感覚が充満している。代表的なシングル「Charlie Brown」のB面である本作「Three Cool Cats」も実にそうした雰囲気が感じられる作品。ほのかなラテンのリズムに怪しいマイナー調メロディ、そして間奏で聴ける人気R&B系サックス奏者kING CURTISによるエロいソロ。ちなみに本盤は英国配給盤、英国でもチャート6位を記録。かのBEATLESもカヴァーしていることでもお馴染みの本作、果たしてBEATLESは米ATCO盤で聴いたのか、それともこの英LOINDON盤だったのか?


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