DON COVAY & THE GOODTIMERS
「Snake In The Grass」


独特の作風に独特の歌唱、まさに元祖ソウル系シンガー・ソングライターと呼びたくなるソウル歌手DON COVAY。ゆるやかなお馴染みのギター・ピッキングから始まる本作、やっぱりDON COVAYなサウンドだと思いきや、調べてみるとカヴァー曲だった。オリジナルはソウル歌手PAUL MARTINの65年リリース作、作曲はMARTIN自身と50年代の人気R&BインストコンボEARL BOSTICのグループでヴィブラフォンとトランペットを担当していたGENE RED。MARTINのヴァージョンは随分ともっさりした仕上がりだが、DONのヴァージョンはビートが強調されたメリハリのある仕上がりでしっかり自身の楽曲にしているのはさすが。どこかイナタい感覚はDONならではか。プロデュースはフェイム・スタジオのRICK HALL。


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