THE FRIENDS OF DISTINCTION
「I Need You」
南ア出身のトランペット奏者HUGH MASEKELAの作品「Grazing In The Grass」に歌詞を付けてカヴァー、大ヒットを記録した4人組コーラスグループFRIENDS OF DISTINCTION。その編成、音楽性は同系統の人気グループFIFTH DIMENTION同様にソウル/R&B等の印象は一般的には薄いかもしれない。が、そういった路線の作風の音源も残しており、今回紹介する「I Need You」はその好例。重厚なファンク風のアレンジに美しいコーラスワークが乗るカッコいい作風。サビになるとキャッチーで明るいメロディが出てくる感じは同時期に人気を博していた作曲/プロデュース・チームHOLLAND=DOZIER=HOLLANDが主催するレーベルINVICTUS/HOT WAXに通じるものがある。作曲したのは本作のアレンジも手掛けているプロデューサー/アレンジャー/マルチな楽器奏者等多才なJERRY PETERS。ちなみに本盤は英国配給盤。米国ではシングルのA面扱いだったが、英国では先に出た「Grazing In The Grass」の再発盤のB面曲として収録されている。