JAY & THE TECHNIQUES
「This World Of Mine」


60年代後半に大手SMASHレーベルからデビュー、ポップス系プロデューサーJERRY ROSSのバックアップでポップ風味のソウル作品で人気を博したペンシルバニア出身のグループ。70年代に入るとソウルの名門MOTOWNと契約し1枚のシングルをリリースするも60年代の様なヒットは出せず。74年にはPOLYDOR傘下のレーベルSILVER BLUEと契約、本盤はそこでの1枚目「I Feel Love Comin' On」を英国のPOLYDORレーベルが翌年に配給したもの。A面は60年代にソウル/R&B歌手FELICE TAYLORが録音した作品のカヴァー、ここではそのB面「This World Of Mine」を紹介。ひきずりつつも跳ねたビートの上にギターやフルートやホーンが配された至極シンプルなアレンジの、どこか憂いを纏ったソウル作品。プロデュースは60年代の黄金期を支えたJERRY ROSSが再び手掛けた。


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