JIMMY McCRACKLIN
「Steppin' Up In Class」


米国は南部、アーカンソー出身のブルースマンJIMMY McCRACKLIN。軍隊に所属しカリフォルニアに移り、そこで本格的に音楽活動を開始、故にウェストコースト系ブルースの代表格として活躍。58年にCHESSからリリースしたノリノリのR&B「The Walk」がヒット、以降は色々レーベルを転々とし音源をリリースし続けた。今回紹介する「Steppin' Up In Class」は65年にリリースしたシングル「Think」のB面。ブルージーなA面に比べこちらはちょっとコミカルなR&B調、先の「The Walk」もそうだがこうした曲調の方が氏のキャラクターにはフィットする。作曲はJIMMY本人とテキサスの名門レーベルDUKE/PEACOCKのオーナーDON ROBEYの作曲家ネームのDEODRIC MALONEの名が連なっている。これはROBEYのスタジオで本シングルを録音、クレジットを入れることでスタジオ代をチャラということだったらしい。なんともブルースなエピソード。


前のページに戻る