SYL JOHNSON
「Wind, Blow Her Back My Way」


ミシシッピ出身、シカゴで音楽キャリアを開始し60年代後半から地元のレーベル等でリリースをしていた彼。70年代に入り南部の人気レーベルHIと契約し数々の名録音を残した。今回のシングルもその時代からの1枚、英国での3枚目の配給盤となる。A面「Back For A Taste Of Your Love」は自身も作曲に参加した軽快で陽気なソウルナンバー、ここではそのB面「Wind, Blow Her Back My Way」を紹介。こちらはA面とは対照的にズッシリ重たいビートに哀愁漂う男心を歌った切ないソウルバラード。このHIレーベルらしい独特の湿り気のある質感、テンポとメロディがリアルタイム以降のソウル/R&Bファンにも高い評価を得ているとか。プロデュースは勿論この人、WILLIE MITCHELL。作曲したのはレーベル所属の他のアーティスト達にも楽曲を提供している作曲家EARL RANDLE。ちなみに本盤、ソウル/R&Bファンを多く抱える英国では残念ながら全くヒットしなかった様子・・・


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