THE TEMPTATIONS
「That's The Way Love Is」


1つの曲を何組かの所属アーティストが録音するというのはMOTOWNレーベルあるあるの話だが、このTEMPTATIONSが歌う「That's The Way Love Is」もその典型。まず最初に67年に当時所属していたISLEY BROTHERSがリリースし、69年にMARVIN GAYEが歌い大ヒットを記録、そして同年にこのTEMPTATIONSのヴァージョンとなる。ISLEYSのヴァージョンは躍動するビートを取り入れたノーザンソウル調、MARVINのヴァージョンはずっしりとしたリズムを軸としたシンプルで渋めのアレンジに氏の歌唱がよく映えた仕上がり。そしてこのTEMPTATIONSのヴァージョンはキャッチーで陽気な雰囲気たっぷりの仕上がり。各々の違う特徴を活かした録音というのもあるだろうが、数年間の音作りの移り変わりが垣間見れて面白い。


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