NEW 7"s FROM UK


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ELVIS PRESLEY Rubberneckin'
RCA 1969 RCA 1916 ロケンローの王様のイメージが強い彼だが音作りには意外と貪欲、躊躇することなくトレンドを取り入れたりしている。69年というと名盤『IN MEMPHIS』(UK盤在庫有)でソウル度を増していた時期。本作でもソウル界真っ青のソウルフルなサウンドを披露。ただ歌い方はいつものELVIS、そこがまたいいんだね。ちなみに英国は湖水地方のとある町の当時のソウルクラブでの選曲リストを見ると本作もしっかり入っていた。やっぱりELVIS、凄いんだなぁ。(1/29 山田)
3500 ELVIS GOT SOUL
PETER AND GORDON A World Without Love / If I Were You
COLUMBIA 1964 DB 7225 しかし「愛なき世界」という邦題もなんて切ないものか。こんなご時勢だから余計に心響く。LENNON=McCARTNEYが送った素晴しい門出に相応しい名曲。そんなエヴァーグリーンな楽曲の裏に隠れてしまっている、2人のオリジナルのB面も聴いて欲しい。軽いラテンビートにシャレたジャジームードも加味した色っぽい仕上り。LPにもそんな楽曲が入っていたりと自作曲も無視出来ないのだ。(1/28 山田)
1800 定番
THE FLYING MACHINE Send My Baby Home Again / Look At Me, Look At Me
PYE 1969 7N 17811 レーベル移籍・変名を経てこの名義で再出発。デビューシングルが本国では受けずも米国で大ヒット。本盤は早く本国でもブレイクをと願いを込めた(?)3枚目。作曲はデビュー盤、2枚目同様またMACAULAYと思いきや相方MACLEOD作品。それまでのマナーに準じた草食男子系泣きメロのソフトロック。一方B面はPINKERTON'S名義時代を彷彿とさせるバンドっぽいサウンド。メンバーの自作かなと思ったらMACAULAY=MACLEODの共作だった。しかし先の願いも叶わず本盤もチャートでは何のリアクションも見せることは無かった。(1/27 山田)
2800 SOFT ROCK
ERIC BURDON AND WAR Spill The Wine / Magic Mountain
POLYDOR 1970 2001-072 長らく率いていたANIMALSを解散、BURDONがプロデューサーJERRY GOLDSTEINと企画したのがこのWAR。本盤はそんな彼等のデビューシングル。活動の拠点であるこの西海岸の気だるい暑さを表現したようなゆるいグルーヴが米国をはじめ各国でヒット。が、このノリがいまいち掴めなかったのかBURDONの故郷英国ではまったくヒットせず、この英盤はちょっと珍しい。ファンキーなドラムで幕を開けるB面は所謂ネタ的な嗜好として若人に人気だそうな。その後もこの独特のノリは英国では受けが良くなく、チャートに顔を出すようになって来たのは70年代後半からだった。(1/26 山田)
2500 ヒットせず
PETER LEE STIRLING AND THE BRUISERS Sad, Lonely And Blue / I'm Looking For Someone To Love
PARLOPHONE 1964 R 5158 CARTER=LEWIS等と同じく初期ビールブームから作曲・プロデュース等裏方業を主に業界に貢献してきたSTIRLING。60年代から色々な音楽スタイルで自身もパフォーマーとして多くのリリースがある。ビート期はこのBRUISERSを率いて活動し良質のシングルを数枚リリース、本盤はそんな内の1枚。切ないメロディのA面にBUDDY HOLLY作品をビート化したB面という素晴しいカップリング。その後70年代にDANIEL BOONEと改名しブレイク。特に日本では例の曲でビッグヒットを記録することになる。(1/25 山田)
3800 UK BEAT
CHRIS FARLOWE Handbags And Gladrags / Everyone Makes A Mistake
IMMEDIATE 1967 IM 065 世に歌い継がれる名曲、スタンダード。その手の曲というのは意外と最初にリリースした人というのが知られていない場合が多い。このMIKE D'ABO作曲の美しい作品もそうかもしれない。一般的にはROD STEWARTのイメージが強い。が、最初のリリースはこの人、英国屈指のソウル歌手CHRIS FARLOWE。しかも作曲者D'ABO直々のプロデュース。近年はこの盤も評価が高いというが理由がB面のファンキーなモッドソウルというのも皮肉な話である。(1/23 山田)
3800 名曲
THE TORNADOS Telstar / Jungle Fever
DECCA 1962 45-F 11494 世界的にJOE MEEKを意識させたのが本作、インストグループTORNADOSのこの盤だろう。この時期の漫画、プラモの箱絵同様子供に宇宙を想像させるに難くないスペーシーな音。革新的なこのMEEKの音作りが受けて全英第1位を獲得した。B面は宇宙と対極の原始的なジャングルっていうのが面白い。この後も彼等はMEEKと共にヒットを出し次のレーベルCOLUMBIAまで付き合う羽目(?)になる。(1/22 山田)
1500 定番
YARDBIRDS I Wish You Would / A Certain Girl
COLUMBIA 1964 DB 7283 後の数々のロックレジェンドとなる人材を輩出した技巧派ブルースロック集団のデビュー盤。A面は米ブルースマンBILLY BOY ARNOLDのカヴァー。ベースソロをフィーチャーするなど間奏部ではプログレッシヴな展開を見せる。インスト部分に重きを置くのは当時のビートシーンでは珍しい存在だったんじゃないのかな。B面はニューオリンズR&B歌手ERNIE K-DOEのカヴァー。中盤ではCLAPTONのワイルドなファズも入る重厚なアレンジにはビックリ。(1/21 山田)
12000 デビュー盤
FACES Had Me A Real Good Time / Rear Wheel Skid
WARNER BROS. 1970 WB 8018 去年の再結成(?)ライヴでも演奏してた、通算2枚目のシングル。溝から酒の匂いが漂ってきそうな、一度聴いたらクセになる酔いどれロック。B面はアルバム未収録のインスト。ニューオリンズのMETERSに通じるファンキーなグルーヴに打ちのめされる。(1/20 山田)
3800 2nd SINGLE
  DAVEY LACEY & THE CORVETTES That's What They All Say / I've Had Enough
PHILIPS 1965 BF 1419 皆様お待ちかねのB級、いやC級ビートの宝庫PHILIPSからの1枚。主役の彼等はバーミンガム出身、所謂ブラムビートってやつか。まさにその『BRUM BEAT』なるDECCAのコンピLPで2曲を提供、その後このPHILIPSと契約に至った。ドゥーワップのようなイントロから始まるA面、LACEY氏自身のペンによるものだが曲調もえらくアメリカン。そういえばCORVETTESって名前もアメリカンな響きだね。B面も自作、B級ビート好きにはたまらないこのヘロさ具合、また聴きたくなる中毒性はこの手のバンド特有の魅力なのか?結局彼等はこの1枚でシーンから消えていったとさ・・・(1/19 山田)
SOLD UK BEAT
THE SHANGRI-LAS Remember (Walkin' In The Sand) / It's Easier To Cry
RED BIRD 1964 RB10 008 米ガールズの代表格SHANGRI-LASの英国での1枚目。英国には無い、この米独特のすれっからしな感じが受けてか全英第14位のヒットを記録。B面はこの時期のJIMMY PAGEっぽいギターの響きがカッコいいビートナンバー。彼女達というと次作「Leader Of The Pack」等バイカー、英国でいう所のロッカーズのイメージが強い。が、名写真集‘MODS!’にもリストアップされている様にモッズ族にも人気があった。リード歌手MARY嬢のルックスやキャッチーな楽曲等々、まぁ本当に良い物はジャンルなんて関係ないんでしょうな。(1/18 山田)
2000 US GIRLS
THE FOURMOST I'm Love / Respectable
PARLOPHONE 1963 R 5078 デビュー作に続くこの2枚目もLENNON-McCARTNEY作品、切ないメロディとワイルドな演奏のマッチングが絶妙なグルーヴを醸し出す。B面は米R&BグループISLEY BROTHERSのカヴァー。YARDBIRDSも1枚目のライヴ盤で取り上げているがこちらも負けない迫力で黒さを追求。リヴァプールっ子の本領発揮といったところか。(1/16 山田)
1800 全英第17位
THE HONEYCOMBS Eyes / If You've Got To Pick A Baby
PYE 1964 7N 15736 1枚目が大ヒット、2枚目もヒットしここで勝負をかけようと出したのがバラード系の本盤。中性的な響きもあるDENISの声質を上手く活かした仕上がり。バラードといってもやはりMEEK、何処か違和感を覚えるアレンジに世間の反応はイマイチ、ヒットに至らず。やっぱりこの人達はノリの良いフリーキーな曲調が合っていたのか、MEEK作曲のB面はまさにそんな感じ。(1/15 山田)
4500 MEEK
  GOLDIE AND THE GINGERBREADS Sailor Boy / Please Please
DECCA 1965 F 12199 ロックファンの間ではワイルドな女性ロッカーGANYA RAVANの名前でお馴染みGOLIDE率いる米ガールズバンドGINGERBREADS。米国でツアー中だったANIMALSのALAN PRICEに気に入られ渡英、このDECCAでデビューとなった彼女達。本盤はDECCAでのラストシングル。A面は出世作となった英デビュー盤「Can't You Hear My Heartbeat」路線のキュートなガーリー楽曲。「本当はアタイ達もっとアバズレなの!」と言わんばかりにB面はバンドのギタリストCAROL McDONALD作の高速モッドR&B、もう祭り騒ぎの如く大暴れ。女子はいつの時代も逞しい・・・(1/14 山田)
3500 MOD GIRL
GERRY & THE PACEMAKERS 『 Rip It Up 』
CLICK & PLAY Rip It Up
COLUMBIA 1965 SEG 8426 おもわずナイスショット!と声を掛けてしまいたくなる勇姿。そんなGERRYと仲間たちの珍しい最後のEP。ロックンロールにR&B、カントリーとシンプルに彼等のルーツが垣間見れる内容。LPやシングルでは聴けないここだけの収録曲というのも嬉しい。(1/13 山田)
15000 UK BEAT EP
THE GIBSONS The Magic Book / You Know I Need Your Loving
DERAM 1967 DM 119 オーストラリア出身のトリオGIBSONS。地元で成功を収め渡英、BACHELORSのマネージメントと契約、CBSからめでたくデビュー。が、人生そう甘くはない、泣かず飛ばずで今度はこのDERAMと契約し本盤はそこでの2枚目にしてラストリリース。A面はGREENAWAY=COOK1によるポップサイケな1曲。B面は自身達のペンによるもの。憂いのあるマイナーメロディにシャレたギター、哀愁漂うハーモニカを配したアレンジが何とも切ない。その後MAJOR MINORへ移籍、そこでもヒットは出せず故郷オーストラリアへ帰ったという・・・(1/12 山田)
2200 SOFT ROCK / PSYCH
REAL THING You'll Never Know What You're Missing / Love Is A Playground
PYE 1977 7N 45662 土地柄なのか国民性なのか米国に比べポップな作風の英国産ソウル音楽。70年代半ば以降は本場にひけを取らない甘さとエロさが加味された作品も出てくるようになる。中でも群を抜いて良質な楽曲を世に送り出した彼等。本盤もシカゴスウィートの大将CHI-LITESの70年代前半の楽曲を彷彿とさせる甘ーい1曲。弦のアレンジはELTON JHON等の仕事で知られるPAUL BUCKMASTERが担当。B面のゆったりしたファンク加減も妙味。(1/11 山田)
1800 UK SOUL
KIKI DEE I / Stop And Think
FONTANA 1967 TF 833 その年齢には似合わない落ち着いた声質と歌唱力。それがFONTANAの目に留まり63年にデビュー、以降68年までシングル11枚にEP2枚、LP1枚と実に恵まれたリリース数。本盤も両面ドラマティックなノーザンソウル風味の大作、物怖じせず持ち前の表現力で見事に歌いこなしている。が、女の子歌手の最大の魅力である‘能天気さ’に欠けていたせいかビッグなブレイクには至らず。ノーザンソウルというニッチな側からの評価が高いこの時期の彼女、一般的にももっと高く評価されても良いのだが・・・周知の通り本格的なブレイクは数年後に訪れることになる。(1/9 山田)
4500 GIRL
THE DAVE CLARK FIVE Can't You See That She's Mine / Because
COLUMBIA 1964 DB 7291 60年代のポップスシーンでは本国以上に他国で受けが良い楽曲は結構多い。特に我が国では今でもそうだが独自ヒットが多かった、所謂日本の洋楽ってやつか。世界的に人気を誇った彼等の本盤のB面、本国ではB面以外何物でもないだろうが我が国では永遠の青春のテーマ。(1/8 山田)
2200 定番
PROCOL HARUM Quite Rightly So
REGAL ZONOPHONE 1968 RZ 3007 大ヒットした「青い影」、「Homburg」に続く更なるヒットの期待を背負った本盤。ここでもMATTHEW FISHERのオルガンが効果的にフィーチャー、が先の2曲と同路線だった為世間も飽きたのか50位止まりで終わってしまった。それにしてもこの重厚な作風、神々しいプロモ盤で聴くと感動もひとしお(?)(1/7 山田)
8000 PROMO
HARMONY GRASS I Remember / Summer Dreaming
RCA 1969 RCA 1885 英国きってのBEACH BOYSフォロワーとしてCASTAWAYS名義での活動を経てこのHARMONY GRASSに進化した彼等。このRCAでは徐々にサーフから脱して時代のトレンド、エモーショナルポップ的作風に移行、本盤はそのエモ度がマキシマムに到達した1枚。一方B面はノーザンソウル風テンポが心地良いRIVERS作曲の軽快な1曲。タイトルやコーラスからサーフの名残を感じる作風、そう簡単にはクセは取れないんだね。(1/6 山田)
SOLD HARMONY POP
THE NATURALS I Should Have Known Better / Didn't I ?
PARLOPHONE 1964 R 5165 ハーロウ出身のビートグループの彼等NATURALS。元々はBLUEBEATSという名で活動、この名に改名しPARLOPHONEとの契約に至った。最初のシングル「Daisey Chain」(在庫に有り)は見事にコケ、次にかけたのが本盤。先のMARILYN POWELL同様よくあるFAB4のカヴァーだが、このB級バンド特有の垢抜けない疾走感がうまく作用してナイスカヴァーに仕上がった。これで全英第24位とめでたくで初ヒットを記録。 (1/4 山田)
2800 UK BEAT
THE LORNE GIBSON TRIO Some Do, Some Don't
DECCA 1963 F 11684 シーンでは数少ないカントリー歌手、スコットランド出身LORNE GIBSONを中心に結成されたトリオ。このDECCAではソロ名義も含め9枚のシングルをリリース、本盤はトリオ名義での1枚目。時代的に丁度ビートブーム、持ち味のカントリーテイストを程好く残したビートアレンジが絶妙。ちなみに彼等、FAB4のTV番組でのゲスト出演や音楽映画にもフィーチャーされる等地味目な音楽性に反して結構華やかな活動もしている。(1/3 山田)
1500 UK BEAT
SANDIE SHAW (There's) Always Something There To Remind Me / Don't You Know
PYE 1964 7N 15704 裸足で歌うモッズ族のアイドルSANDIE。いきなり売れたのかといえばそうではなくデビュー盤は泣かず飛ばず。で、次なるシングルとしてリリースされたのが本盤。BACHARACH作品というのも手伝ってなんと全英第1位を獲得。B面は彼女の作品の殆どを手掛けたCHRIS ANDREWSのペンによる、ちょっとBACHARACHっぽい感じもする美しい作品。(1/2 山田)
1500 UK GIRL
PAUL McCARTNEY & WINGS Band On The Run
APPLE 1973 R 5997 メロウなイントロに優しいコーラス、マッタリしたい新年にはこんな曲が良く似合う。彼等の作品の中で最も評価の高い同名アルバムのトップを飾った1曲。プログレッシヴに展開する大作だが全英3位、米では第1位を獲得する大ヒットとなった。昨年は結婚もし幸せ一杯のPAUL、今年はFAB4デビュー50周年だし何かやってくれるのかな?(1/1 山田)
2500 定番
THE VENTURES Perfidia / No Trespassing
LONDON 1960 45-HLG 9232 高揚感に包まれる年末、静かに過ごしたい時にあると嬉しいのが旨い蕎麦と耳に馴染んだ彼等の音。このサウンドを聴きながらゆく年を見送るのも風情があるじゃあないか。ドライヴ感溢れる演奏をスタイリッシュな英盤で聴くのもオツってやつか。(12/31 山田)
2200 エレキ
THE ROLLING STONES We Love You / Dandelion
DECCA 1967 F 12654 本盤がリリースされたのは68年の7月。米国では所謂‘SUMMER OF LOVE’だったし英国ではロンドンがスウィングする等世界的に熱狂していた時期。本盤は彼等の本格的サイケ宣言。FAB4の「All You Need Is Love」の録音にMICKが参加したお返しにJOHNとPAULがバックコーラスで参加しているというのもスゴい話だ。とにかくこの年の夏は異様だった。(12/31 山田)
2800 PSYCH
GENE & THE GENTS C'mon Everybody / Hound Dog
PYE 1968 7N 17532 IKE & TINAの「River Deep~」を彷彿とさせるイントロに軽快なビート、サーフ調コーラスが絡むナイスなアレンジ。原曲のEDDIE COCHRANとはまた違った良さがあるこんな痛快カヴァーを演奏する彼等はアイルランドのショウバンド。ステージでも毎晩こんな遊びを施してやっていたのだろう。B面は「Que Sera Sera」を冒頭にフィーチャーしたELVISでお馴染みのロケンロー定番曲。60年代後半の所謂ロックンロール・リヴァイバルとは一線を画す余裕のパフォーマンス。一夜じゃ到底成し得ない、常日頃の修行の成果なんだろう。(12/30 山田)
2800 IRISH ROCK 'N' ROLL
MARILYN POWELL All My Loving / After The Party
FONTANA 1964 TF 448 このFONTANAで5枚にCBSで2枚、そして70年代にはアルバムもリリースしている彼女。デビューシングルの本盤は時代のトレンドBEATLESカヴァー。ビートブーム真っ只中らしい歯切れの良いアレンジに乗せて元気な歌声を聞かせてくれる。しかも何と本盤、世界で最初の女性アーティストによるFAB4カヴァーそうな。昭和なイントロが印象的なティーンバラード調のB面もなかなか良い味を出している。(12/30 山田)
2800 UK GIRL
PAT WAYNE WITH THE BEACHCOMBERS Roll Over Beethoven / Is It Love ?
COLUMBIA 1963 DB 7182 先に紹介したJIMMY POWELLと同じバーミンガム出身のビートグループからの1枚。このPAT WAYNEはPOWELLよりも更に古く何と50年代のスキッフルから活動しているロック歌手。そんな時代のクセが抜けないのかリーゼントと皮ジャンを連想させるイントロのA面はFAB4でもお馴染みCHUCK BERRYの代表曲。BO DIDDLEYみたいなイントロで始まるB面も豪快極まりない。サックスを大胆に導入した所なんてのはやっぱり50年代が抜けなのか。この微妙な時代のズレが無意識にだろうがビートマニアのツボをくすぐるサウンドを生み出した。(12/29 山田)
4000 UK BEAT
JIMI HENDRIX Hey Joe / Stone Free
POLYDOR 1966 56139 世界的に有名な某音楽雑誌で最高のギタリストとリストアップされていたJIMI。そんな彼の成功への第一歩のデビュー盤。後に無数のカヴァーを生んだフォークの定番曲のA面。このJIMIの気だるいフィーリングに到達出来た者はいない。B面はJIMIのトレードマーク的なグルーヴィな楽曲の典型。余談ですがこのB面、加山雄三ショーで伴奏のランチャーズが取り上げている。それ位お茶の間の浸透度も高かったのか?我が国での異様な親近感を覚える愛称ジミヘンの付けられた理由も妙に納得。(12/29 山田)
3800 1st
JIMMY & THE DIMENSIONS Sugar Man / Slow Down
YOUNG BLOOD 1969 YB 1008 バーミンガム出身のR&B歌手JIMMY POWELLと彼率いるDIMENSIONS。60年代前半からメンバーチェンジ等を経て活動、数々のレーベルを渡り歩く。そうして69年に辿り着いたのがやり手業界マンMIKI DALLONが設立したYOUNG BLOOD。そこからJIMMYのソロや別名義を含め数枚のリリース、本盤はそのうちの1枚。70年代に向けて明るくスッキリしたポップスがこのレーベルのウリであった。が、JIMMYの年季の入ったハスキーなR&Bヴォーカルはここでは異質な魅力を放っている。さすが叩き上げの歌手、そう易々と染まってたまるかとでも言いたいような貫禄だ。(12/28 山田)
3500 FUNKY POP
ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA Ma-Ma-Ma Belle / Oh No Not Susan
WARNER BROS. 1973 K 16349 3枚目のアルバム『ON THE THIRD DAY』からのカット。「Ella James」等後期MOVEの作品を思わせるヘヴィな1曲。聴き所の1つとしてJEFF LYNNの友人、あのMARC BOLANがギターで参加している所。ちなみにこのシングルはアルバムヴァージョンをエディットしたものでややミックスが違う。(12/28 山田)
1500 全英第22位
THE HOLLIES Gasoline Alley Bread
PARLOPHONE 1970 R 5862 初期ビート時代からコーラスワークとクオリティ高い自作で音楽シーンの荒波を乗り越えてきた彼等HOLLIES。70年代に入るとヒット曲「喪服の女」の様にCCRみたいな曲があったりとトレンドを意識するようになる。本作では時の人TONY MACAULAY作品を取り上げた。ややアーシーなテイストにソフロ作家の作品に対するロックバンドとしての意地を見た。(12/26 山田)
1800 MACAULAY
DUSTY SPRINGFIELD Am I The Same Girl
PHILIPS 1969 BF 1811 米での素晴しい録音『DUSTY IN MEMPHIS』を出し好評だった彼女。その乗りに乗っていた時期に録音した本盤。原曲はシカゴソウル歌手BARBARA ACKLIN、そしてYOUNG-HOLTのインスト「Soulful Strut」で知られる名曲。アレンジを担当したのは当時売れっ子の若きKEITH MANSFIELD。DUSTY自身が原曲を聴いてカヴァーしたというだけあってこのヴァージョンは殆ど同じテイスト。米で通用した自信と余裕も後押ししてか原曲と比べても遜色の無い素晴しい録音に仕上がった。(12/26 山田)
SOLD GIRLIE SOUL
DAVID GARRICK Lady Jane / Let's Go Somewhere
PICCADILLY 1966 7N 35317 これは万国共通なのか、この時期に難しかったアイドル男子歌手のピンでのブレイク。リヴァプールからやって来た彼DAVID GARRICK君もそんな中でうごめいていた1人。3枚目のシングルとなるこの幻想的な作品でようやくチャートイン。勿論本作の作者がJAGGER=RICHARDというのもあるのだろうが・・・ちなみにGARRICK君、10代からイタリアでオペラを勉強、活動していたそうだがポップスとは勝手が違うのかそんな要素を微塵も見せない。(12/25 山田)
2500 全英第28位
ALMA COGAN Just Once More / Hold Your Hand Out You Naughty Boy
COLUMBIA 1963 DB 7059 50年代から歌い続けて中堅所といった彼女ALMA COGAN。その時々のトレンドを難なく取り入れ良質なシングルを発表してきたが本盤もそんな素晴しい1枚。ツイスト風のビートに乗って彼女が軽快に歌う。まさにビートガール!と言ったビートブームに呼応した作風。そしてB面、ピアノのアレンジがまんま米ソウル歌手DORIS TROYの定番「Just One Look」なコミカルな作品。ハスキーな声質はミッドテンポにも良く似合う。(12/25 山田)
2800 BEAT GIRL
THE SYMBOLS No No No / Woman
CBS 1972 CBS S 7725 60年代、特に目まぐるしい後半を生き抜いた人達は有名所でなくとも意外にしぶとく、70年代に入っても活動しているケースは多い。ここで紹介するSYMBOLSもそんな1つ。60年代はPRESIDENTレーベルで多くのリリースを得てこのCBSへ移籍。まるで70年代アイドル歌謡の様なイントロにエレキシタールが心地良く絡むソフトロック。自作のB面は「嗚呼、憧れの米国生活」てなアーシーな作品。残念ながら60年代の様な成功は得られず、これ1枚でCBS時代の幕は閉じた。(12/24 山田)
1500 SOFT ROCK
THEM One More Time / How Long Baby
DECCA 1965 F 12175 誰もが一度は何かを強く懇願する時があると思うがこの位魂の底から歌う位じゃないと誠意は通じないのだろう。VAN MORRISONのこの歌声を聴くたびにそう思う、アイリッシュ・ブルースの傑作。ゴールデンカップスが初期ライヴのクロージングテーマにB面共に取り上げたというニクいエピソードもある。まさに奇跡的なカップリングの1枚。(12/24 山田)
3800 泣きのBLUES
THE HOLLIES 『 I'm Alive 』
CLICK & PLAY Mickey's Monkey
PARLOPHONE 1965 GEP 8942 大ヒットしたタイトル曲に自作、そしてカヴァー曲で構成されたバランスの良い内容のEP。特にオススメがMOTOWNの人気者MIRACLESのカヴァー「Mickey's Monkey」。変に黒さを追求せず身の丈にあったアレンジでカヴァーしている所に好感が持てる。はにかみ笑顔でポーズを決めたジャケもナイス。(12/23 山田)
7000 EP
DONOVAN Mellow Yellow / Preachin' Love
PYE 1967 7N 17267 フォーク一辺倒ではなく色々なルーツを随時垣間見せるBOB DYLAN。同様にフォークから出発した彼も実に引き出しが多く、色々な顔を見せてリスナーを楽しませる。本作は大ヒット「Sunshine Superman」に次ぐシングル。牧歌的なサイケとでも言おうか、この浮遊感にも似た感覚はクセになる。そしてB面は本職ジャズマン顔負けのスウィングっぷり。カーナビーストリートを闊歩するモッズ族も腰を抜かしたか。(12/23 山田)
2800 全英第8位
FLEETWOOD MAC Black Magic Woman / The Sun Is Shining
BLUE HORIZON 1968 57-3138 下のMANFREDSとケースが逆の彼等の本作。一般的お茶の間ユーザーには圧倒的にSANTANAだろうが原曲は彼等。SANTANAのカラッとしたそれとはまた違った、湿った妖艶さが何とも言えないオーラを醸し出す。B面はブルースロック勢は皆大好きELMORE JAMESのカヴァー。A面とは逆に渇いた気だるさが盤から漂う。(12/22 山田)
4800 BLUES ROCK
MANFRED MANN Sha La La
HMV 1964 POP 1346 以前BBCのポップスの歴史的な番組で本作が取り上げられていた。本来自分達のはずがMANFREDSが美味しい所を全部持っていったと原曲を歌ったSHIRELLESが愚痴っていたのを思い出す。あの時代特有の要素抜きにしてもはやりこのヴァージョンに軍配を上げざるを得ない程今も瑞々しいパワーを放っている。(12/22 山田)
1800 UK BEAT
THE MORGAN JAMES DUO Sweet Pussycat / Bye Bye Brown Eyes
PHILIPS 1966 BF 1462 ジャジーなソフトロックを聞かせる2人組ユニットTMJD。ジャズを基本にそのサウンドは米国のYOUNG=HOLT UNLIMITEDの如く2人プラスαといった無限大の可能性を秘めたドリーミィな作品が多い。本盤は通算5枚目のシングル、モンド感覚溢れたA面にボッサなテイストなB面というシャレたカップリングが心憎い。アルバムも素晴しく(在庫に有り)シングルと合わせて聴いて頂きたい。(12/21 山田)
SOLD MOD LOUNGE
TWINKLE Micky
INSTANT 1969 IN 005 自作自演アイドルTWINKLEからのスウィートな1枚。ヒット曲「Terry」をはじめDECCAでの一連のリリースを経て次に契約したのがマイナーレーベルINSTANT。親レーベルIMMEDIATEとプロデューサー契約のあった、MANFREDSの2代目ヴォーカルMIKE D'ABOが制作に当たった。一応彼女自身のペンによる作品ながら全編完全にD'ABOの魔法に包まれた仕上り。FOUNDATIONSの「Build Me Up Buttercup」の姉妹版(盤?)といった趣がある。こうやって盤同様珍しいカンパニースリーヴに入れるとよりレーベルが引き立つね。(12/21 山田)
15000 UK GIRL