TAGES
「Whatcha Gonna Do About It」


英国のビートからサイケまでの動向をフォローしつつ、独自のセンスと音楽性で素敵な音源を残していたスウェーデンの代表的なグループTAGES。本盤は65年にリリースした「Bloodhound」。米国のR&R作品を重厚なモッド・ビートのアレンジでカッコよくカヴァーした1枚。ここではそのB面「Whatcha Gonna Do About It」を紹介。こちらは英国のモッド系グループSMALL FACESが同年にリリースしたデビュー曲をカヴァーしたもの。原曲の軽快なノリとは対照的にズッシリと重たく、ヴォーカルも原曲のSTEVE MARRIOTTの溌剌としたソウルフルな歌唱とは対照的に気だるく吐き捨てる様にパンキッシュな工夫を凝らしている。間奏のギターソロもヴォーカル同様気だるい雰囲気が漂い、独特の味わいを醸し出している。原曲とその演奏者が個性的なだけに苦労が偲ばれる??


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