GENO WASHINGTON AND THE RAM JAM BAND
「I Can't Let You Go」


モッズ族をはじめ、英国のソウル/R&B好きを魅了した米国出身の歌手GENO WASHINGTON率いる英国ソウル/R&B系グループの全く売れなかった68年リリース。A面「 Bring It To Me Baby」はGENOの明るいキャラを上手く反映させたポップでファンキーなソウル作品。ここで紹介するのはB面「I Can't Let You Go」、こちらは人気グループEQUALSが同年にEPの1曲としてリリースした作品のカヴァー。当時英国でも高い人気を誇った米国のR&B歌手OTIS REDDINGの代表曲「I Can't Turn You Loose」を思わせるノリが印象的なポップなソウル作品。躍動するビートはノーザンソウル系リスナーに強くアピールしそう。彼等というともっぱら本場米国のソウル/R&Bをカヴァーするといった印象が強いが、こうして英国の同業者(?)のEP収録曲に目をつけるという所も面白い。

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