JIMMY CLIFF
「Hard Road To Travel」


レゲエ界のスター歌手の印象が強い、ジャマイカ出身の歌手JIMMY CLIFF。そんな氏も60年代後半の英国ISLANDレーベル在籍時にはレーベルの意向か、はたまた本人の希望か、レゲエではなくソウル/R&B調の作品を数多く残しており、本盤もそうした時期の1枚。A面「I Got A Feeling」はソウル/R&Bの本場米国の人気レーベルMOTOWNの人気グループMIRACLESの「Mickey's Monkey」風リズムのキャッチーなR&B作品、ここではそのB面「Hard Road To Travel」を紹介。こちらは当時英国で人気を博していた米国の南部ソウル系サウンド(VOLT/STAX、ATLANTICあたり)をかなり強く意識したバラード作品。作曲はCLIFF自身によるもので(本名のCHAMBERS名義)、アレンジはレーベルメイトで、同じくソウル/R&Bを得意としていた歌手JACKIE EDWARDSの音源を手掛けていたSYD DALE。プロデュースはTRAFFICやROLLING STONES等を手掛けたことでロックファンにも馴染みのあるJIMMY MILLERが担当。

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