店主日記2007
12月30日(日)
この抹茶色の背景も今日が最後、そして私が年明けの瞬間を店内以外で迎えることになるのは21世紀になってから初めてになる。2008年のこともそろそろいろいろ考え出している。なにせ1月には貯め込んでいるナイス・レコの入荷が目白押し、とりあえずそれらについて考えることが先決。楽しみ楽しみ。
12月29日(土)
イギリスの郵便局には文房具やらレター・セットやら、およそ郵便にかかわるものすべてを売っている。年末にはクリスマス・カードがきれいに店内に並べられていてそれは壮観。ただしまったく融通が利かず、私のような旅行者が窓口で‘ちょっと糊を’と言っても‘そこで売ってるよ’と返される。ちょっと前に日本の郵政大臣(だが総務大臣だか)が‘日本の郵便局にレター・セットすら置いていないのはどうか’と発言していたが、セロ・テープでもサイン・ペンでも窓口で貸してくれる現行の郵便窓口でいいと思います。窓口で糊を貸してもらえず、貴重な外貨を1秒で使い終わるものに使うわけに行かず、わざわざホテルの受付までまた借りに戻った際のバカバカしさは忘れまい。
12月24日(月)
皆さんご存知の‘レコード・マップ’という本がある。90年代には、雑誌に開業広告を載せたりすると‘次号に掲載させていただきたいので、詳細を教えてください!’と編集部からすぐに封書が届けられたものだが、HVを開業するころには編集部に電話すると‘こちらからアプローチすることはありません’と、開業した人は自己申告しないと掲載されないシステムになっていた。今年もそろそろ来年発売号についての‘アンケート’というものがメールで届けられたのだが、そこには‘本年から掲載店の皆さまに、新しくできる本を1冊以上お買上げいただくという形で、広くご協力をお願い申しあげる次第です。’とある。つまり、‘掲載してあげるから最低1冊は買ってね’=‘買わないなら載せてやらない’ということだ。加えて、‘今まで、お店を紹介させていただくにあたって、掲載料の類は一切いただいておりませんでした。’とも。あたりまえだ。掲載料など出したら、街中で配っているHOT
PEPPERとか求人誌みたいなものと同じになる。ちなみにそれらは無料。90年代のやる気ある編集部の姿勢がとても懐かしく思えてくる、この変貌ぶり。きっと、‘それなら掲載してもらわなくて結構だ!’という店が続出で、来年発行のレコード・マップは薄くてペラペラの雑誌みたいになるのではないか。(すでに価格は\2000と決められているようだけど) ‘お店のビビッドな息吹をアピールできるよう、多くのスタッフに動いてもらっています。そのため製作にかなりの経費がかかっております。’ともあるが、8年目に入ったHVには一度もスタッフが来たことなど無いぞ。‘みしゅらん’みたいに覆面リサーチャーがいたのなら失礼。
12月22日(土)英買い付け日記D
今回も‘世界で唯一オリジナルの状態の零戦のコクピット’を見てきたわけだが、またもや小中学生たちで溢れていた。私から見ると、どう見ても政府のプロパガンダ垂れ流しの施設なのだが(外国人にも無料だし)、毎日数百人の子供たちがあれを見て教育されているというのは驚きだ。しかしどのグループも、先生がじつに熱心に講義をしている。私が聞いた限りでは、真実のみを淡々と伝え、それについて君たちはどう考えるのかい?、という内容だった。ともかく、子供らに考える機会を与える、というのはよいことだと思う。日本は何事も考えなさすぎ。
12月17日(月)英買い付け日記C
どうも最近の7''市場は黒い。というか、50年代のRCA、LONDONといった黒いレーベルの盤がダブついているのだ。ある古参ディーラーから今回きいたのだが、‘オレたちももう60代の半ばにもなろうというのに、ティーンエイジャーの恋愛の歌ばっかり聴いていてどうするんだ。もうコレクションを売りに出すやつが多いんだよ。’とのこと。50年代に多感な時期を送っていたおじさんたちが、レコードを手放し始めているというのだ。これが本当なら、10年後くらいにはビート、サイケが市場に出てくるということか。しかし今の50代は、10年後でも平気でクスリの歌とか聴きそうだなぁ。どうなるか、だ。
12月15日(土)英買い付け日記B
毎度書いているが、私はイギリスのテレビ番組が大好きだ。今回はRAY DAVIES、JOE COCKER、ROD STEWARTという大御所たちの現在の姿での歌いっぷりを見ることが出来た。どれも別の番組で、私も身構えてみていたわけではなくたまたま番組にあたった、という感じ。番組表を事前に見て気合を入れてテレビの前で待っていれば、もっといろいろな連中をみることができるのだろう。
12月10日(月)英買い付け日記A
相変わらずレコードに捧げた旅だったのだが、今回唯一胸踊ったのがTUNBRIDGE WELLSを訪れたこと。当然こんな街の名前を聞いたことのある人なんていないわけだが、RUTLAND WEEKEND SONGBOOKを愛聴している私には感慨深い街。なんてことないKENT州の街なのだが、こんな愛にあふれた曲で取り上げられているなんて!まぁ日本で言えば、誰かが西船橋賛歌を歌っているようなものか。イギリス人なら腹を抱えて笑うであろう。
12月8日(土)英買い付け日記@
どういうわけか、成田からの飛行機でもらった席の番号は‘1A’。ふふふ、一番前なのだ。連日寝不足だった私は、足を伸ばして10時間は寝かせてもらった。ロンドンに着いても元気いっぱい。今回はどうも事前の常宿との連絡がうまく取れず、行ってみたら‘1日だけ部屋を用意できないよ’と言われ、8泊の宿を求めて暗い街を彷徨い歩くことになった。意外と年末のロンドンは混んでいるようで、10軒くらい断られたかしら。空き部屋を求めて駅から遠い順にあたっていたので、しょうがなくだんだん駅に近づいていったのだが、結局見つかったのは駅の階段まで20秒くらいというところ。カウンターのオネーサンも意地が悪く、‘ツインの部屋なら£45で用意できるわ’なんて言っていたのだが、粘っているとシングルで£30ということで落ち着いた。部屋に荷物を入れてようようと街に繰り出す際、外の階段でタバコを吸っていた若者に‘おい、いくらだ’と尋ねたら‘£25’と言われギャフン!まぁ狭い階段で4階まで上り下りを強いられるとはいえ、駅すぐ横でこの価格なら納得。まともに宿を取ったら£80くらいは当たり前のロンドンなのだ。
12月6日(木)
今の時期、ヨーロッパは真っ暗である。朝8時過ぎに明るくなり始め、3時半にはまた真っ暗。穴蔵篭りが仕事の私は極端な話、日光を見ることなく1日を過ごしてしまう。日は昇るといってもぼんやり暗いので、窓からさす日も弱い。最近レコ掘り用に導入したヘッドライトを装着すると、‘おう、炭鉱夫!’などと呼ばれて人気者に。さて、次回から今回の英ツアーの様子を少しずつ紹介してまいりましょう。
12月3日(月)
10日間の滞英中のイギリス国内の最大の騒ぎは、来年の‘EURO 2008’(サッカーのヨーロッパ選手権)への出場を逃したこと。出場をかけた予選最終戦でクロアチアに粉砕されて、イギリスはガッカリ・ムード一色。そしてその三日後に行われた2010年ワールドカップの組み合わせ抽選会で、クロアチアと同じ予選グループに入ってしまったので、さらにどんよりムード。ホリーズではないが、‘HERE
WE GO AGAIN’をしゃれて‘HERE WE CRO AGAIN’と、うんざり感たっぷり。‘まぁ日本だって散々クロアチアにはやられたからねぇ’と、イギリスの諸君には申し添えておこう。
12月1日(土)
一昨日にイギリスから帰国。なんと羽田着。着陸前の機上から横浜の街並みを眺めながらの着陸はナイス。それにあぁ、なんと帰りが近くて安いことよ!今回はハプニング的に羽田に帰着となったが、一部のアジア系航空会社を使えば羽田発着になるようだ。ちょっと考えちゃうなぁ。そして早速、来店者が少ないから景気付けにもう今日からLP、シングルともにバンバン入れているそのUK盤だが、フフフ。多くを語るまい。すべては店頭にて、ということで。WANTSが入った方には個別に連絡しますよ。
11月19日(月)
今年もやってきました、パチパチ君の季節が。あっちへ行ってパチパチ、こっちのレコード・プレーヤーに触ってパチパチ。冬の到来を感じつつ、店主は明日イギリスへ向けて飛び立つ。
店主不在中もHVは無休で営業中です。どんどんUS盤入っていますよ。新着のUK盤は、真珠湾での大勝利を記念して12月8日(土)に入れます。
11月18日(日)
まだまだ帰国したてという感じでいるのだが、気がつけば渡英2日前。頭の中は依然米盤のことで一杯なので、今夜あたりからスパッと英盤モードに切り替えなければならない。自慢じゃないが私の旅行準備は出発前夜(というか出発当日の早朝)ですべて済むほど身軽なので(食料は多いが)、頭の切り替えは寸前でいいのだ。さて、年末に向けてはとろとろと英盤も入れてゆくぞ。
11月17日(土)
‘かまさ〜や〜’。‘鎌鞘’? たしかにそう聞こえる。目の前にいるある米人レコード・ディーラーは、‘オレは昔横浜に駐屯してたぜ’と、基地名を私に言うのだったが私はどこのことだかさっぱりわからず、‘昔の呼び名かもね’などと言っておいた。レコード仲間内でも、‘させ〜ぼ〜’とか‘みさ〜わ〜’にいたというおやぢさんたちはよくいる。が、今から考えると‘かまさ〜や〜’は‘上瀬谷’の通信隊のことだった。なんだか彼には悪いことしたなぁ。いたらずにゴメンネ。
11月12日(月)
ジャケの中を覗いてみると思わぬものが出てくる、という話は以前にも書いたが、なんだかアメリカからのレコードはそれが楽しみの定番となっている。新聞の切り抜きや購入時のレシートなんていうのが定番なのだが、なかにはシート・ミュージックやシングル盤が出てきたりするものもある。そういう‘価値’があるものが出てきたりすると、ニヤッとしてしまう。フフフ。
11月10日(土)
新入荷レコというものは、入荷したてのこの時期に、もっともビシビシとHVを去ってゆく。入れだしてから1週間、すごい速さで去ってゆく子供たちを見送りつつ次に入れなければならない子供たちを見回すと、いつも‘あれ、こんなに少なかったっけ??’と思える。あれだけの時間と労力、そしてお金を使って日本へ、HVへと持ってきたもの。山と積まれていたはずなのに、1週間も経つとずいぶん減った気がする。でも、LPはまだまだ全体の1/8ほどしか入れてない。これからが本番。ありがたいことにお問い合わせの電話も多い。新入荷ご案内ページを欠かさずご覧になってくださいね。
11月9日(金)
昨日、ふと立ち寄った神社に、そこが横浜市の最高点だという掲示があった。なんと標高92メートルだそうな。ギャフン!海沿いを除いてどこへ行っても坂だらけの横浜なのに、山と言えるようなものは無かったのね。境内に江戸時代の石塔があったのだが、当時の人々もそこが近隣でもっとも高いところだ、ということはやっぱり意識していたと思う(もっとも、そこは江戸時代は武蔵の国だったところだが)。もう家々に囲まれてしまっているものの、少しだけ楽しめるその眺望は最高だった。
11月5日(月)
新しく入れるレコードにはすべて針を落とす、という方針のHV。これからの数ヶ月、毎日が楽しみだ。聴きたいものを存分に楽しむ。なかには拷問もあるかもしれないが、やはり未知のレコードを聴くのはスリリングだ。当分は店主、およびヤマダがオススメするLPから入ることになる。とりあえず、今日一日で聴いた枚数は18枚。今のところ最高記録だな。(←おまえは何時間店にいるのだ?)
11月4日(日)
昨日、洪福寺そばの銭湯が取り壊されていた。最近身の回りの銭湯がどんどん廃業している。廃業しちゃうのって楽だよね。
11月3日(土)
昨日テレビを見ていて2つビビったことがあった。
@ある番組のBGMでTWIGGYの「When I Think Of You」(1966 EMBER)がかかっていたこと。
A大学時代の仲間が2人も放送大学の講師役で出演していたこと。
さて、明日の新入荷に向けての準備がたいへんだぞう。
10月30日(火)
安モーテルで夜を徹して荷造りをしていたのは、なんだかついさっきのことのよう。たった今、テキサスから帰ってきましたよ。HV史上最大の枚数を持ってきたので、まさに体力勝負。サイフもスッカラカンのカーラカラ〜♪(by植木等)。毎度のことながら、今日から2人して不眠不休でレコードと格闘することになる。その成果の一部は今週末の日曜日から開陳します。皆様の来店をお待ちしています。WANTSアイテムが入荷した方には、こちらから個々連絡いたします。
10月24日(水)
毎度のことだけれど、買い付けの前というのは忙しい。それも月末の買い付けとなると金勘定もあってストレスが溜まる。寝不足のせいもあり今日はあまり元気ではないのだが、明日は機上でグッタリ寝るので(‘グッスリ’ではない)問題無い。アメリカに行くときは10数時間かかって行ってもその日の昼間に着くことになるので(場合によっては出発時間より前に)、寝ていかないと夜早くに寝てしまうことになる。そうすると夜中に目覚めたりして、明後日金曜日から始まるバトルを万全の体調で迎えられなくなる。文句を言いつつも買い付け前数日間のハード・ワーク、疲労は計算づくの作戦なのだ。
もう来週末ですね、新入荷は。年末に向けて毎日ドンドンレコードを聴いて棚に入れてゆくのが楽しみです。
10月22日(月)
便利にしたはずだが不便になったパソコンと朝早くから格闘。いろいろサポート・センターに電話しまくったのだが、午前中はサクサク繋がるのはいい。午後は1時間くらい待たされることがあるよね。各社の対応を勝手に発表しておこう。EPSON、IBMはとても丁寧にやさしく教えてくれて、見事解決。満点をあげよう。とくに、IBMなんてもうサポートが終了しているという古いソフトについて尋ねたのだが、バッチリ付き合ってくれた。本当に頼りがいがあってよい。そして消費者に優しくなかったのは以下の対応。FUJITSUに質問したら‘それはMICROSOFTにきけ’と言われ、MICROSOFTからは‘それはFUJITSUにきけ’と言われた。0点。次に何かを購入する際の大きな目安にさせてもらおう。こういうサポート・センターって人件費を含めた維持費節約のためとんだ地方にあることが多いのだが、今日対応してくれた人の名前はバッチリ沖縄なネーミングの人。とりあえず‘沖縄と繋がるなんて、なんだかホンワカしていい気分になりました’と伝えておいた。
10月21日(日)
今週末の米買い付けに備えてWANTS LISTの制作に没頭したが、定番の欠品が多すぎ。BEACH
BOYS、BYRDS、BOB DYLAN、SUPREMES、VENTUERS、YOUNG RASCALS等々。じつはアメリカは状態良好の定番が一番難しい。とにかく数をこなして突き進むしかない。体力勝負の米買い付けだ。
10月20日(土)
最近ガラにもなく日経新聞を読むのだが、現在連載中の‘私の履歴書’はある経済学者さん。60年代に20代でアメリカに留学していた人とのことで、グレイトフル・デッドやらジャニス・ジョップリンやらにハマり、日本の雑誌にも変名で投稿していたという。集めていたそれらのレコードがのちのち、高校生になったお嬢さんの垂涎の的になったとのこと。じつに羨ましいではないか!親から60'sミュージックの洗礼を受けるとは。私の父なぞは、結婚した際に持ってきたものは自分の箸だけだったという(母親談)。その代わり母親は(以前にも書いたが)高校生であった60年代には伊勢佐木町のレコード屋でバイトなぞしていたような人なので、結果彼女のレコードから私は現在こんな仕事をするに至っている。
10月15日(月)
グッタリと疲れている。パソコンをいじり、郵便局やら銀行やらにでかけ、電話の応答、プリンターのインク交換等々で休まる間無し。どうやら私はHOT
VINYLに事務員として採用されたらしい。レコード店とはいえ、レコードをいじる仕事は半分くらい、というのを実感した1日。誰か肩もんでくれ〜。
10月14日(日)
今年の夏には例年を大幅に上回るペースでビーチボーイズが売れた。今年が酷暑だっただからよく売れた、ということは無いだろうか。天候頼みの業界では(清涼系食品、リゾート関連等)気温相手の保険もあるという。今からHVが考えなければならないのは、冬向けのコーナー、在庫の拡充。今冬が酷寒だった場合に備えて、とりあえず何枚もあるXMASレコードを抜き出してみた。しかし大事な‘THE
VENTURES CHRISTMAS ALBUM’が欠品中、来週に迫った買い付けに向けての喫緊の課題。もちろん定番ビーチ・ボーイズもね。
10月9日(火)
今日も静かな1日。昨日も静かな1日だったので別に驚きはしない。
10月8日(月)
今日は‘体育の日’らしいが、横浜は風雨にたたられた。晴天の日が多いということで、異例の遅さだが10日が東京オリンピックの開会式となったのはご承知のとおり。事実、祝日が制定された1966年から最後の‘10月10日体育の日’だった1999年まで、1ミリ以上の雨が降った日は5回だけだったという。さらに今年になって政府は、11月に‘体育の日’を移動して‘秋の大型連休’を作ろうと画策している。バカか。(いや、なにを今さら。) いつもながら大嫌いな月曜日の‘ハッピーマンデー’の日の戯言。
10月6日(土)
‘TMOQのブートは…’というお客様来店。ブートにドップリとハマってしまう人がいるのは知っているが、近年なかなか出会うことの少ない希少種だ。いつもは在庫に無いと恥じ入って詫びるのだが、今回は自信を持って?‘ありません’と答えた。せっかく来てくださったのにお探しのものが無かったのは残念だけれど、いまどきブートは揃えていなければならないものではないからだ。とくに、海外買い付けをしているHVでは難しい。まだまだブートは欧米では高額で、TMOQ初期のカラー盤なんて$100超も珍しくない。
10月1日(月)
月が改まったところでHPのトップ・ページを一部リニューアルしてみた。同じくリニューアルした階下の郵便局では、ATMでトラブる客続出で、局長さんが対応に忙しそうだった。いいのか、またしても‘ゆうちょ’とか‘かんぽ’とかフニャフニャした平仮名名称で。日本脱力化計画は相変わらず順調に進行中なようなので、HVもリニューアルついでに名称変更するか。ほっとう''ぁいなる、とか。なんだか落ち着く字面だなぁ。
9月29日(土)
急に思い立って急に始めたSALEなのですが、給料日後ということもあってか多くの方に来ていただきました。なかには、関西から新幹線を使って日帰りで、なんて方まで!そうです、それくらいの価値はありますね。いよいよ明日までですよ。
9月24日(月)
店には来てくれないけれどやっぱりこの日記だけは読んでくれている人は多いようで、20日の日記、そして昨日の日記の写真にけっこうリアクションがあったことは嬉しい限り。例えばハマボールはこうなるという情報もいただいた。年間入場者見込み150万人か。あのシケたアーチェリー場も結局廃止になるとは残念。あとはどういう外観になるかが私の関心事。
9月23日(日)
先月の渡英時の写真を見ると、ここで皆様に紹介できるような写真はろくにありゃしない。とりあえず、嬉しいことにリクエストがあったこともあり、何枚かアップしておきます。こんなところまで行って(?)掘ってきたレコードは、日本まで持ってくるエネルギーははっきり行ってものすごいと思います。
9月20日(木)
その後何ができるのかサッパリ分からないのだが、結局着々と取り壊しが進んでいる旧ハマボール(1月13日の当日記参照)。遮蔽ネットがかけられていているものの、裏手に建物があまり無いことも手伝い、川沿いの空が広くなったのがよく分かる。見慣れた風景がポッカリと取り去られてしまい、一抹の寂しさを感じざるをえない店主であった。
9月17日(月)
困るんだよねー、月曜日が休日だと。それも2週連続だなんて。それもさらに月末に。唯一の平日出勤日である月曜日に金銭的なやり取り(というか‘やり’ばかりだが)を行う身にもなってくれよ。よく学校での月曜日の授業科目の履修時間が少なくなって困るという話もあるのだが、たまには金曜日にも祝日を充ててやれよ。
9月15日(土)
先月グラスゴーで大渋滞にはまっているとき、聴いていたBBC RADIO 2にBEV BEVANがゲストで来ていた。様々な思い出と共にMOVEやELOの曲がたくさんかかるので渋滞でもイラつくことはなかったのだが、そこで聞いたエピソード。最後にキース・ムーンと会った時の話をしていたのだが、ムーニーの死の1週間ほど前にベヴァンが食事をしているレストランにムーニーがやってきて、目が合うなり‘やあ、ベヴ!’と言って、食事中の他の客のテーブルすべてをメチャクチャに引っ掻き回してそのまま店を出て行ったそうだ。‘破天荒だったけど愛すべきヤツ’とベヴァンは述懐していたが、自分もロック・スターでないかぎりムーニーのようなヤツは周囲にいてほしくない。レストランに残されたベヴァンは気まずかったろうなぁ。
9月10日(月)
考えてみると、80年代から90年代半ばまでカセット・テープをずいぶん使用していたものだ。音源的に貴重なものもあるので(例:店主のバンドがラジオに出演した際の演奏等)デジタル化せねばとも考えてみるのだが、いかんせんカセット・プレーヤーがぶっ壊れている。その後周囲の人に尋ねたり、なんとなくタダで入手したもので試したりしても見たのだが、例外なくすべてぶっ壊れている。意外と複雑かつ繊細なつくりの機械だと改めて思い知ったが、わざわざ新品でプレーヤーを買うのもどうかなぁ、と逡巡している。そうこうしている間に、カセット・テープは痛んでゆく。レコードはキズ、汚れが無ければいつでも発売時の音質を楽しむことが出来るが、テープはダメだ。この世で日々消えてゆく音源の量は想像がつかない。
9月8日(土)
今日も延々と新入荷LPの試聴。その全てが必ずしも自分が知識を持っているレコードばかりではないのでときどきネットで探してみるのだが、まったく情報が見つからないときがある。そんなときは‘ここ何年もの間、世界の誰もこのレコードに注目していないのでは’と思ったりして、ちょっとだけ‘ムフフ’と嬉しくなる。自分の感想をネットで公開したら、それがそのレコード評のスタンダードになったりして。それは妄想にすぎないにせよ、いつもシールに書き込んでいる情報、論評には命かけている店主です。ヤマダはどうか。
9月3日(月)
それにしてもあの小さな携帯電話から直接音を出したときの立体感は面白い。細い切れ目から出ているその音はまさに驚くべきサラウンド。『
McGOUGH & McGEAR 』1曲目の「 So Much 」のサイケなギター・サウンドがワウワウと宙を漂うのはまことに愉快。そしてヘッドフォンで聴く際の音質をチェックしてみると、ン?、そのフワフワ感がまるで無い。というかモノラルになっている。一応新品のヘッドフォンをチェックしてみるとパッケージには‘ステレオ・ヘッドフォン’との記述がある。いろいろ試してみたところ、携帯本体のスピーカー、およびUSBケーブルから出力した際はしっかりステレオ・サウンドを楽しめるのだが、主たる使用法になるであろうヘッドフォンで聴くとモノラルになってしまうのだ。機器の不良か自身の設定ミスか取り込みミスか、さっぱり理由が分からないまま悶々としているここ数日間なのだ。どなたか解決方法を知りませんか?
9月1日(土)
この夏になって生まれて初めて持った携帯電話は、ミュージック・プレーヤーとしても使えるとのことだったので、昨晩小指の先ほどのMICRO
SDカードに音源を落とすことにチャレンジ。説明書どおりにやってもやっても不都合が生じて出来ず、結局なんとかできたのは6時間半後。結局私のパソコンのOSのバージョン・アップがソフトの都合のよいようにはされていなかったことがおもな原因だったようで、あれこれいじってあっちにアクセスこっちにアクセス汗かいてあくせくして、ようやく携帯電話の画面に曲目が表示されたときの嬉しさったら。パソコンで新しいことを導入しようとすると、ゼッタイに一度じゃうまくいかないね。必ず????になってあれこれいじくることになる。結局レコードで音楽を聴くのが一番であることに変わりはないのだけれど、91年にDISCMANを買って以来の新たな音楽を聴く機械が思わず手元に来てしまったので、ハッスルしたしだい。ちなみに最初に落としたのはCDの『McGOUGH
& McGEAR』と『CILLA』。(このネタ、3日に続く)
8月27日(月)
‘日程的に良い’なんて6日に書いたもののヒエ〜、今日はタイヘンだった。というかATMに並ぶ世の人が多い月曜日にぶつかり、どこへ行っても大混雑。はやくネット決済にしろ、という声も飛ぶだろうが、各銀行ともWINDOWS
MEにはやさしくない設定で(というかオマエ、きちんとパソコンのメンテいろいろやれ!by自分)、直接自分で足を運んだ方がラクチンなのだ。おまけに整理待ちのレコは山積み。でも新入荷レコが無くて手持ち無沙汰、なんてのじゃないからいいか。
8月26日(日)
今回の滞英中にもレコ掘りをしていた夢を見た。‘キタ〜!’と胸が躍ったのがCARAVELLESの「The
Other Side Of Love」(PYE)。あまりにもリアルな夢だったので起きてから手元のシングルの山を確認してみたのだけれど、やはり夢だったことが分かりガックリした。とにかくこれから最低1ヶ月は毎日LPが入ります。
8月25日(土)
ヨーロッパから100枚を超えるLPを持参してきました。しばらくぶりに欧州諸国製の盤や、各国のシンガー等も持ってきちゃいました。明日からさっそくどんどん入れますよ。
8月6日(月)
じつは今回の渡英はとても日程的に良い。月内で収まる日程だからして、各種支払いの心配が少ないのだ。さて、今回のイギリスでは何が見つかるかしら。いつ皆様にご案内しようかしら。12時間にも及ぶ旅路で考えることはたくさんあるなぁ。
もちろんHOT VINYLは店主不在の間もヤマダがしっかり出張ってくれます。暑い夏の日に行くところが無ければ、涼しいレコード店で一日を過ごしてください。
8月4日(土)
ちょっと前にやたらと農水省職員がチカンで何人も逮捕されているなぁ、と思っていたら、今日は暴行で逮捕というニュースが入ってきた。いずれも酒に酔った上での電車内での犯行だというが、どうもウワサによると、全員アメリカとの自由貿易に反対の立場の職員だったらしい。つまり、政府の方針に反対しているヤツラばかりが逮捕されているということだ。そういえば、‘ミラーマン’植草も小泉の政策にずっと批判的だったっけ。政府の方針に批判的なある言論人は‘オレはぜったいに電車には乗らない’と宣言していた。もし私が逮捕、拘留されるような事態になったときのため(心当たりがあるのか?)宣言しておくが、私は犯罪行為はいたしません。
さぁそろそろUK SINGLESのWANTS LISTを作成しますか。思えば火曜日からだもんなぁ、渡英。
7月31日(火)
じつは先日初めて携帯電話を持ったのだが、契約の際の説明で‘ユニバーサル制度’なるものについて聞かされた。なにやら、110番、118番、119番などの緊急通報のような‘あまねく日本全国で提供が確保されるべき’サービスの維持のために、今年1月の利用分から1電話番号あたり7.35円課金されていると言うのだ。オレは知らなかったね。皆さんは知っていただろうか。それには加入電話、公衆電話の維持費用も含まれるらしい。オレから言えば、勝手に携帯電話に業務の重点をシフトした企業が何を言う!、という感じだ。そしてその名称。なにが‘ユニバーサル’だ。これほど曖昧で何を意味するのか分からない‘便利’な言葉も無いだろう。それにしても、この‘サービス制度’への課金が周知徹底されなかったことに、我々は怒るべきだと思う。まぁその窓口のお姉さんも、‘NTTも所詮は電電公社ですからね’と突き放したように言っていたが。
7月30日(月)
あぁ、またしても日本国民は千載一遇のチャンスを逃したのではないか。ドクター中松である。今回は‘年金ドロップアウト防止装置を発明した’と言っていた。‘名寄せ’、なんて耳慣れない言葉の作業を今までと同じ人たちに進めてもらうより、ドクターに任せてみたかった…。そして選挙といえば、先日近所で長崎けいいち氏の選挙カーを目撃。私のようなホエールズ・ファン(ベイスターズ・ファンではない)には懐かしい名前だ。先月には連日関内駅前で演説するなど、古巣での縁故も最大限活用していたようだが、その選挙カーは‘元阪神タイガースの…’としか言っていなかった。横浜に来たときくらい‘元ホエールズ、首位打者の…’と言えよ。そして、結果今朝の当選者名簿に彼の名は載っていない。
7月29日(日)
‘レコード屋の夏は長い’、と先月の今頃に書いたわけだが、その意味するところを汲んでくれたお客様はどれだけいただろうか。同時に書いた‘あれもやりたいこれもやりたい’のひとつ、HPへの音楽導入はまだまだ稚拙ながらなんとか陽の目を見た。さてお次はあれか、これか。
ただ今、スキャナー入院中につき、しばらく画像の更新ができないことをお詫びします。店主もまた無念。
7月23日(月)
HPへの音楽の導入には技術的な問題と、紹介の仕方、という2つのクリアすべき点があるように思う。紹介の仕方とは、このページのように選択の余地無く聴く音楽か、それともご覧になっている方に選択の余地を提供するか、ということだ。あれもこれも、とたくさんの曲をアップしておければよいのだが、パソコンの容量の問題(技術的な問題)もある。そして、どうしても音質的には盤そのものの音よりも劣る音質でしか紹介できないことには多少不満が残る。それでも、やっぱり、ここで紹介する音楽はあくまで‘HVにはこんな音楽がありますよ’というアピールの一部として聴いていただきたいと考えている。曲を文章だけでオススメすることには、どうしても限界があるし、なにしろ‘勝手に世界初デジタル化’なんてこともできることになると思うとワクワクする。一度紹介した曲をそのままアップしっぱなしにしておくことも難しいので、毎日のご訪問をお待ちしています。少なくとも、この店主日記で聴いていただく音楽は、店主個人が大好きな曲しか紹介しませんよ。
7月21日(土)
先週くらいから密かにいくつかのページにBGMを付けてみたのにお気付きだろうか。いろいろ試行錯誤して実験中。なにしろパソコンにはできるだけかかわりたくないという店主のこと、圧縮がどうのビット・レートがどうのと、もう脳みそが溶け出しそう。それでもこのHPへの音楽の導入は、スキャナーを購入して画像が登場して以来のHV史上における大事件だ。ますます仕事が増えることになるが、いろいろな可能性を視野に入れながら、ゆっくりとより楽しめるHPにしてゆきたい。
7月16日(月)
DAVE CLARK FIVE × 5、ALMA COGAN × 4、HOLLIES × 6、KINKS × 4、MANFRED
MANN × 2、PETER AND GORDON ×2、ZOMBIES × 2。本日売れたUKシングル盤の中から、複数枚売れたものだけを抜き出してみた。いや〜、壮観。これだけ定番がたっぷり売れると(ALMA
COGAN が定番?)、じつに気持ちいい。今日はこの店の存在意義が最大限発揮されたと言ってよいし、まさにHOT
VINYLのFINEST HOURだった。「Do Wah Diddy Diddy」や「Tell Her No」、「I'm
A Boy」が欠品しているというのは心苦しいが、来月の渡英の最大の課題がそれら定番の入手と心得ている。
7月15日(日)
午前中の大雨を突いてバイク通勤したものの、昼過ぎからアレアレ、お日さまが顔を出した。結局今日の客足はまばら。レコード・バイヤーの行動決定の法則として、‘朝の天気が重要’ということを確認。きっと、レコードの整理でも始めてしまって、1日家にこもることになってしまったのでしょう。まぁ少なくとも、私自身は朝一番の天気で‘あー今日は在宅だー’と決めてしまったら、もう外出するのはイヤだ。よって、今日の空いた店内も充分納得ゆくのだ。
7月14日(土)
最近道端の石像、石碑がいとおしく思えて仕方が無い。石塔の横や裏のかすれた文字を覗き込んでいる短パンの男がいたら、それは私です。お地蔵さんや道標、庚申塔、馬頭観音等々いろいろ種類があり、ほとんどは江戸〜明治期に造られたものだ。横浜の海に近い平坦地はほぼ全部が明治期の埋立地ゆえ(横浜駅〜関内もね)HV近辺には見られないが、ほんの数百メートルのところには旧東海道が伸びているし、内陸に行けばあちこちに静かに存在している。今日のような雨の日にはお地蔵さんもご苦労さんだなぁ、と六地蔵に笠でもかけてさしあげたくなる。最近では地元の小学生や役所が説明板を取り付けてある例も多く、地元の人々へ着々と浸透しているようだ。事実、通りがかりの人が手を合わせている姿も良く見かける。その場所で何百年もご苦労様です。現代の我々が勝手に場所を移したり、いくつもまとめて急ごしらえの祠に放り込んだりしてはいけない。オリジナルが一番、です。
7月9日(月)
一昨日初めて会ったその彼は、たまたま同じ大学で同学年の卒業生だった。彼も音楽が大好きで、学生時代に所属していた音楽サークルは、プロのミュージシャンを輩出したりもしているかなり本格的なプロ志向。きくと、学祭などで無邪気にビートルズなんかをカバーしている私が所属していたサークルをうらやましく思っていたそうだ。彼から‘DAVE
CLARK FIVEとHERMAN'S HERMITSが一番好きなんだよ。いいレコード紹介してくれよ。’と言われた。同世代の同窓生からかけられた意外な言葉であったが、私にとってはかなり嬉しいものであった。
7月8日(日)
THE DRIFTERSのオリジナル・メンバーであるBILL PINKNEYが先日亡くなった。これでついにオリジナルDRIFTERSのメンバーはすべてこの世に存在しなくなったらしい。それでもきっと、世界のどこかで‘THE
DRIFTERS’を名乗るバンドは活動を続けてゆくのだろう。格別応援はしないぞ。
7月3日(火)
昨日は聴きたくもない音について書いたが、今日はちょっと気になるネタ。最近発見したのだが、なんとバレキス(と言うらしい)のリニューアル・バージョンが作られていた。それも大げさに‘国民的定番ソングがフィル・スペクター・サウンドで甦る!!’とのこと。TOTOで6億円当たったらダウンロードしてみよう。
7月2日(月)
昨年の春、中古楽器を売ることが出来なくなる法律が通りそうになったことがあったことを覚えてらっしゃるだろうか。そのときに‘ギインズ’なる自民党の国会議員によるバンドのことに触れた(06年3月3日の当日記)のだが、彼らがアルバムまでリリースしていたことを最近知った。オフィシャル・ホームページによると活動開始は98年らしい。その写真を見るともう瞬間にグッタリ。リンクを貼る気も起こらなかったので、近頃の蒸し暑さにウンザリしてヒンヤリしたい人は、どうぞ探してみてください。今日は雨降りで涼しいから、もうちょっと暑くなってからのほうがいいかもね。
6月30日(土)
月最後の日には‘支払いを全部済ませたかしら’と繰り返し考えてみる。よし、今月はOK。毎年のことだが、レコード屋の夏は長い。あれもやりたいこれもやりたい。
6月28日(木)
新聞も取らずニュースはネットでのヘッドラインしか見ない生活をして数年が立つが、‘○○が××と結婚!’とかいうのはいつも知らない人同士だし、明らかに宣伝としか思えない作為的なものが多かったりして、その多くは無視してしまっている。先週から‘ビリーなんちゃら’とかいうヘッドラインが多かったが相変わらず無視していたのだが、一昨日ようやくその正体が分かった。まぁどうでもいいことであることには変わりないのだが、商売として上手いなぁ、と感心したしだい。うらやましい。なにやらネットで話題になっている罰ゲームがあるらしい。その1週間のビリーなんちゃらのプログラムから脱落した人は、‘高木ブーとキャンプ’らしいね。
6月25日(月)
2ヶ月半もの間、毎日何枚も何枚も米LP盤ばかり聴いてきたからか、今週末入荷の英LP盤に触れるとその久々の感触に思わず涙腺が緩む。あちらこちらから掘り出してきた英LP盤は思っていたより数が多く、がんばらないと土曜日までに全部入れられないくらいある。何が入るかはお楽しみに。
6月23日(土)
HV本流じゃないLPが売れた。それも80年代のKLAUS SCHULZE。おまけにそれは今日朝一番で、たまたま私が手にとって眺めたレコードだ。大人なレコードが買われたことだけでも喜ばしいのに、なんだか自分の手力(てぢから)でお客様を引き寄せたかのような感だ。むかーしのこの日記にも書いたが、会社員時代の上司がよく言っていたことに、‘空気を入れて来い’というのがあった。商品を積まれたままにしておかないで、陳列にアレンジを加えるとか、とにかく動かして来い、ということだ。今日からちょっとずつそれを強く意識して実践していこう。手始めに、ビートルズの60年代の米LP盤のイナー・スリーブを、いくつかCAPITOLの正しいものにしておいた。
6月22日(金)
20日を過ぎると月末、という感じが湧き上がってきて、22日あたりから毎月あれだこれだと引き落としが始まり、苦悩が1週間続くことになる。そしてこれは自分自身に過去に記憶がほとんど無いくらい珍しいことなのだが、現在食欲減退気味。なぜだか空腹感を感じない。月末にはいいことだが。さて、6月をのりきれるのか。空腹感は感じないものの、その空腹に胃酸が流れ落ちる感じはイヤだなぁ。
6月18日(月)
昨夜9時過ぎ、にわかに近所が騒がしくなった。響き渡るサイレンの音。すわ空襲か!、と外へ飛び出したところ、消防車がどんどんやってくる。消防士が声を荒げて慌しくホースを持って走り回る。そのホースの先の目標は、ダイエーの前のマクドナルドのビル。火元がマクドナルドだかは知らないが、付近は水浸し。24時間営業のはずのマクドナルドのシャッターは閉まっている。なーんだ、やってないのか、マック。ビッグマック食べたかったぞ、もちろんウェルダンで。
6月17日(日)
あるバンドのことを知りたくてネットでサーチしてみたところ、当HVのホームページを先頭に、わずかな数の検索結果しか出なかった。各企業がTOPに検索されるために莫大な努力(金銭的にも)をしているというのに、なによりこのホームページがまず紹介されたことは快挙!すごい!それに、マイナーで誰も持っていないレコードのこと(だからこそのトップ検索結果だろうが…)を、HVにいらっしゃる方々のために懸命に調べている自分はエラい!でもそんなに苦労した成果だとしても、誰も関心を示してくれないんだよなぁ、きっと。
6月11日(月)
昨日10時半頃の出勤時はドシャ降り、日中は晴れていたが、帰途についた夜11時半頃にはまたドシャ降り。家に着いたら雨は上がった。バイク乗りにはキビしい季節だ。しかし、そんなキビしさなんて吹き飛ぶような経験をしたある方の生活が、今週テレビドラマで放映される。15日夜9時、フジテレビの‘パパの涙で子は育つ’だ。じつはこの原作となった本を書いた込山さんという方を以前から店主は知っていて、昨年には彼からいただいた原作本も読み、‘ドラマ化されればいいのになぁ’と思っていたところだ(込山さんはフリーのテレビ・ディレクターなのだ)。画面上で展開する波乱のできごとの数々は、横浜市旭区希望が丘が舞台。普段は遠い世界のように感じるテレビ番組も、そう考えると身近に感じることが出来そうだ。楽しみ楽しみ。
6月10日(日)
木曜日にバイクに乗っていて、ふと通りかかった公園のクヌギの木に蝶がとまっているのが見えた。よく見るとコクワガタも一緒にチューチュー食事中だったのが見えたので、ついついバイクをとめて捕獲に乗り出した。しかし、手を伸ばそうとしたその瞬間、気配を察せられたようで飛び去られた。久々に(20数年ぶり)血が騒いで周囲のクヌギの木をあたることにし、あるウロを覗き込んでみるとギロと光るコクワの目。いたいた、なかなかの大物の雄だ。手を差し入れようとした瞬間に、カニのように穴の底へ逃げられた。もうお手上げだ。結局その日は2匹を認めたものの、両方とも寸前に逃げられた。とくに、ウロのなかのやつはあきらかに目が合ってから逃げやがった。チョームカツク。翌日、リベンジせむとちょっと装備を整え同時刻に同じ場所を訪れたところ、わずか3分ほどの捕獲活動でクワガタ6匹をゲット。いずれもコクワガタだったので収穫というほどのものではないが、復讐を果たして気分は晴れた。それにしても、梅雨前にクワガタってこんなにいるのかい?越冬してたやつだろうけど、ちょっと心配になってきた。
6月4日(月)
ノルマではないようだが、‘商業統計調査’というものを記入して、と調査員さんが封筒一式を置いていったのは2週間ほど前。調査主は封筒によると‘経済産業省、神奈川県、市区町村’ということになっている。5年に1度の調査だそうだが、じつは5年前には律儀に記入して回収に来るのを待っていたのだが、結局調査員氏が来やしなかった。何より時間もかかるし、今回は記入をパスしようと今日回収に来た調査員の女性に封筒を突っ返したのだが、平身低頭に‘また週末に来ますからなにとぞそれまでに…’と言うので、とりあえずまだ手元に緑色の封筒一式はある。調査員の人は、回収して初めてその分の報酬を得ることが出来るので必死だ。昔この日記にも書いたが、民間だったらいろいろアンケートとかモニターとかやるとテレカ\1000分とかくれるのが普通だ。別に金品寄こせとは言わないが、いかにも‘調査するんだから記入しろよ’という行政の態度は気分悪い。私は人が良いのでシャウトなどしないが、現場でイヤな思いをするのはいたいけな調査員のオバさんだ。さて、週末までに書いてあげようか、どうしようか。行政も、本気で回収したいのならこういうときこそ、たんまり溜め込んでいる裏金を使えば良いのに。私がオバさんにクドクドとグチを言っていたときのBGMは、FRANKIE
VALLIで"A DAY IN THE LIFE"。ではでは。
6月2日(土)
BASSというビール・メーカーをご存知だろうか。‘バス’と読み、赤い三角が世界最初のTRADEMARKとして登録された会社としても知られ、90年代からアサヒ・ビールが日本に輸入している。そのメーカーの本拠地はBURTON-ON-TRENTというところで、なかなか面白い展示があったり試飲も出来て、愉快なアトラクションになっている。そして向かいに中古レコード屋もあったので何回か訪れていたのだが、なぜか1回ボケてSTOKE-ON-TRENTで電車を降りてボーゼンとしたことがあった。今日JACKIE
TRENTを聴いていて思い出した学生時代の思い出。
5月31日(木)
今日は大変革の日になった。こんな大事件が1日に2件も同時に我が身に降りかかるだなんて!それは@携帯電話の所持、Aパソコンのブロードバンド化、の2つだ。両方とも、ほんの2ヶ月前までは相手にスゴんででも‘必要ねーんじゃ、ワレ!!’とお断りだったものだ。HOT
VINYL改革キャンペーン(いつからやってるんだ!?)の一環だと述べておこう。
5月28日(月)
通りかかった宝石店のショー・ウィンドウに‘\100,000均一SALE’の貼り紙が。2秒くらい考えてから‘ジューマンエンッ!’と合点がいった。宝石なのだから別に驚くような価格ではないのだが、単に価格を見れば\300のレコードも売っている私としてはビックリだ。特定の宝石が高騰した、とかいった話は聞かないが、レコードはこれから\100,000になるものもあるのだろう。レコードのほうが買い得だと思うのだがなぁ。まぁオンナはオトコの気が知れず、オトコはオンナの気が知れない、というやつだろう。
5月26日(土)
毎週テーマを決めて新着LPを入れてゆくというのは、7年目にして今回が初めてだ。どうも以前のような‘新入荷’の売り上げを見込めない分、経営的にどうだんべ、とも思っていたが、ようやくテーマを見て来店するというお客様も現れてきたのでちょっと胸を撫で下ろしている。現在は再来週以降の入荷分の整理をしているのだが、‘オエー、こんなの米盤出ていたのか!’、‘ゲー、米盤はこんなジャケだったのか!’と驚きの連続。アメリカから持参してから1ヶ月以上が経ち、先月にアメリカでそのレコを引いたときの興奮をまた味わっている幸福者の山田&斉藤です。
5月24日(木)
去年に‘レイアウト変更するぞ’と宣言したものの、完遂するには大胆な決意(例:ショーケース廃止、レジ・カウンター廃止等)をしなければムリという結論に達した。期待していた人はほぼいないと思うが、とりあえず発言を撤回することにお詫びを申し上げたい。代わりというわけではないが、あるチェンジを決意した。いつまでに、という期限は設けないが、意外と心機一転で楽しくレコ掘りができる環境になりそうだ。
5月21日(月)
アメリカ行き飛行機の成田発時刻は夕方が多い。午前中に少し時間があるので、いつも買い物したりしているのだが、その日に限ってなぜか鎌倉へLPを大量に買い取りへ行った。余裕を持って成田行きの電車に乗るつもりが時間が押しに押して、関内(なぜ?)でふと時計を見るとなんとか飛行機に間に合う横浜発の成田エキスプレスの時間まであと20分。チョーやべー!、というところで今朝は目が覚めた。またまた頼むから、ザクザク引いてる夢を見させて〜。
5月19日(土)
日本語の達者な大柄な白人おじさんが来店。スウェーデン人とのことで、定番アバ、ビヨルン&ベニー、ヘプスターズ等々の日本盤を探していて、もう日本との縁も30年以上になるという。残念ながらあまりお奨めできるものも無く、とりあえず‘私が子供の頃、家の車はボルボでしたよ’と伝えておいた。先週も外国からのお客様が来たが、皆私が外国で感じるのと同じワクワクドキドキ感を持ってレコ屋に入ってくるわけだ。日本盤はほぼ無いので彼らを裏切ることになり申し訳ないが、普通にUK盤を買いに来ればヨーロッパ価格より安いものがたくさんあるんだけどなぁ。
5月18日(金)
我々はまだまださんざん新入荷アイテムに時間を割いているものの、実際皆様に買っていただいているレコードは従来からの在庫品が圧倒的に多い。店頭レコがどんどん入れ替わっているのだ。‘なんでこれが早々と売れないのだろうか?’というレコードがたくさんあるのだが、それは売る側の宣伝力、推売力の不足によると思う。お店にいらっしゃる方は‘買いたい’という意欲を持っていらっしゃる訳だから、こちらの能力不足によって手ぶらで帰っていただくことになってしまうとなれば大失策だ。‘在庫品がよく売れている’という最近の売れレコの動向は山田の加入によって在庫がかきまわり、その‘推売力’がアップしているからこそだと思う。あなたがしばらく狙っているあのレコードも、そろそろあの人に奨めてみようかなぁ。
5月13日(日)
毎日営業で毎週テーマごとに新入荷させていると、以前では考えられないスピードでどんどん皆さんに新しいレコードを紹介できている。先月の渡米ではLPを700枚近く持ってきたのだが、すでに1/3は入れている。このペースでいくと、また夏の最中に米買い付け、なんてことになるかも。店頭在庫の動き次第ではあるが。
5月12日(土)
先日、先月発売のレココレに出した広告の広告料を支払う際間違って消費税分だけ少なく振り込んでしまったので、編集部に‘ごめんちょ’と電話をしたのだが、さっくりと‘あぁ、じゃあ分割で、ですね’と返された。正規料金の95%分は支払い済みなのに。分割が出来るのならきっちりと2回に分けて支払いたかったぞ。それにしても、あの対応からするといるんだな、‘分割で’とお願いするレコ店が。
5月10日(木)
ここ数日また夢にうなされている。翌日の日曜日だとばかり思っていた目的だったレコード・フェアが当日の土曜日だったとか(気付いたのはもう夕刻)、トラベラーズ・チェックの換金所がどうしても見つからなくて汗が出るとか、どうして夢っていうのは‘いい夢’が少ないのだろう。ザクザク引いてる夢を見させて〜。
5月7日(月)
開店以来7年目にして初めてNHKが‘テレビの設置状況調査に’来た。普通そういう調査員っておじさんかおばさんが多いのだが、今日来たのはマジメそうな20代の青年だった。‘ビデオを見るために使っています’と言ったところ(デッキもつい最近壊れて実質使っていないのだが)、‘そのように登録しておきます’と言ってすぐに帰っていった。HV入居前のこの部屋では、私設私書箱経営のおばさんが日がなテレビをつけていたし、近隣の部屋にNHKステッカーが貼られているのも見たことがない。今までほっぽっといたのに、なぜいきなり調査に来たのだろうか。何か企んでいるのか。
5月3日(木)
連休にお出かけは?、と何人かのお客様に尋ねてみたが、店頭で会っている時点で愚問かもしれない。ある方は‘あと3日間を(お買い上げいただいた)このLP8枚で過ごす’、と嬉しいお答え。もし格別用事が無い方は、ぜひHVにいらっしゃいまし。多くの新着レコードを用意して待っていますよ。
4月30日(月)
今月から‘月土のみの出動’となったはずの店主だが、結局この日記もこの一週間は以前と同じペースだし、連日レコ仕事に追われていた。ようは私は毎日レコードに触らなければ気がすまない性分だ、というのがよく分かった。のんびり観光旅行なんかする暇があれば、カビくさい臭いの暗い部屋でホコリにまみれているほうが好きらしい。ハワイに2度行ったことがあるものの、ワイキキ・ビーチもなんとかモアモア・ショッピング・センターやらにも行ったことがない店主です。きっと明日からも毎日…。
4月29日(日)
ん?昭和の日?昔で言えば天長節だろう。わずか数十年の間に4つ目の呼び名か。昭和天皇誕生日と言えばいいものを、政治の都合で勝手に名称短縮化。ちょっと前までオイラも‘天誕’と略していたからまあいいか。筋としては昭和の時代が終われば4月29日の祝日も無くなるべきだった、と思うのだがね。
4月28日(土)
今日は久々に(あぁ本当に)お客様がひっきりなしに、というくらいいらっしゃった。やっぱりそういう日は疲れはでるものの、精神的にはとても充足されてじつにいい1日になる。逆に来客少なく売り上げ無しなんてことになるとグッタリと疲れる。毎年の傾向として連休中は前半に来客が集中し、後半は普段と変わらぬHOT
VINYLになる。今年は来週に控えているUK BEAT MONO盤の新入荷が意外と期待を集めているようなので、多くの方に会えるのを楽しみにしつつ、連日パソコンに向かう店主(と山田)である。とりあえずGW前半の月曜日までは、この連休中に聴くレコードをゆっくり選びに来てくださいね。
4月27日(金)
今月はアメリカから帰国以来多忙で、すっかり各種支払いのことを忘れていた。今日あわててバタバタと、どこへ行っても混んでいるATMをいくつも回りなんとか支払い完了。ひとつだけちゃんと引き落としされたか未確認のところがあるものの、どうせ落ちなかったところで追加で入れておく資金も無いのであえて深入りしないことにした。なんだかんだ言って毎日のように出金、いや出勤している店主だが、なんと言ってもアメリカから持ってきたレコードの整理の終わりが見えない。つくづくナイス・レコばかり持ってきたものよ。全部自分ら2人で担いで持ってきた重量は、おそらく250`にはなっているはず。通常ならひと月かかりそうな数だが、かなり売り上げに苦戦しているので一刻も早く入荷させられるように奮闘中。すっかり忘れていたが世は連休モード。毎日どんどん入れるので、2回、3回と見に来てくださいね。
今日から山田の日記(エッセイ?モノローグ?)がスタート。そちらも併せて見るのが、HOT VINYLを10倍楽しむ方法。
4月26日(木)
選りすぐってアメリカから持ってきたLPは、まだ700枚近くが整理されるのを待っている。積み上げられている箱に入れておくのもかわいそうなので、今日も遅くまで(現在22時過ぎ)作業中。入れた当日に買って下さる方がいると、その日にそのお客様がいらしたというのは、まさに天の思し召しだ!、と感激してしまう店主なのです。毎日色々入れているのですが、明後日土曜日にはLPを50枚ほど一気に入れます。よっ、セクシー&ナイス・ジャケ!
4月23日(月)
2日も続けて遊び呆けているような写真ばっかり載せたけれど、じつはあれらの写真が撮られたのはわずか4時間くらいの間。その他の120時間中90時間くらいはレコードに捧げていたのではないか?しかしそういう時間は写真を撮るのも忘れて発掘に没頭しているわけで、なかなか写真を紹介できないのだ。2人で共同で箱を運んで並べてその他奮闘している我々のことを、山田は‘誰か写真にとってくんないかなぁ’と漏らしていたが、いいのだ。今回持ってきた成果を見ていただけさえすれば、皆様は我々の辛苦をよーく分かってくれるのだ。その困難(ハナミズ、咳を含む)を厭わず、逆に喜んで飛び込んでいくのが、我々なのだ。ジャーン♪
4月22日(日)
今回訪れたのはコロラドの田舎町だったのだが、なんだか街全体がビンテージ。格別観光地化しているわけではなく、素のままでビンテージ。ちゃんとあぁいうところでも、生活が成り立つのだなぁ、と嘆息。
4月21日(土)
さて、今回の渡米で最大のイベントは登山か。自分で登るわけはなく、ゴトゴト急傾斜の列車で登った。語るより画像をご覧いただこう。
4月20日(金)
今回の渡米の目的地は、5年ぶりになるコロラド州デンバー。帰国以来連日レコードの整理に追われているところだが、今回は今までで最も多い枚数のLPを持って返ってきた。多分全部で250`くらいにはなったんじゃないか。そのおかげで、今回は変則的な入荷ができることになった。GWを前に毎日バンバン新着ありです。入荷スケジュールはここを参照してください。みなさんは、どの新入荷がもっとも気になりますか?
4月9日(月)
‘ぶっちゃけて言えば、もはや政府転覆しかない!’、と吠えまくっていた某候補者が話題となった東京都知事選(何のことだか分からない方は、youtubeで‘政見放送’と検索のこと)。都民諸氏に問いたい。いいのか、今回の結果で。別に石原が選ばれたことを話題にしようというのではない。‘どうせ選挙じゃ、なーんにも変わらないんだ!’ともその某候補者は言っていたが、まぁその点についてはなんとなく同意できる。そういう前提で言うと、今回ドクター中松が落選したことで、ひとつの大きなプロジェクトに幕が下ろされたことは残念でならない。彼は今回、演説で言っていた。‘北朝鮮からのミサイルを、くるりと方向転換させる技術を開発した’と。ちょっとそれ見てみたかったなぁ。実現すれば、兆単位のお金の節約になるんだが。ドクター、個人的に世界中にそれを装備してくれ!選挙での学歴詐称や公約不履行は話題になるが、ドクターなら何を言っても許されるのだろうか。
明後日からしばらく渡米です。当日記も当分お休みします。
予告:そのうち、コラム‘ダンサー山田の“今日もスイム・スイム”’がスタートします。
4月8日(日)
私が音楽を習っていた30年前のことを思うとなかなか想像もできないことだが、最近の音楽のレッスンや学校での授業ではお堅い曲ばかりではなく、歌謡曲やらPOPSやら身近な題材が増えているようだ。今日たまたま訪れたお隣のYAMAHAでもらってきたドラム教室で演る曲目が面白い。
「など全170曲」とあるからには、もっとも題材として適していて、かつ人気が高い曲がここに挙げられているのだろう。「オール・ライト・ナウ」の次は「アローン・アゲイン」か…。たしかに「イージー・ラヴァー」はバンバン叩くのは楽しそうだな。ドラムのレッスンを受けているというあるお客様は、希望でSANDY
NELSONを題材にすることが多いという。私もやるとしたら、‘「マイ・ジェネレーション」で’、とか言ってしまうと思う。もちろん最後はドラム・セットを蹴倒して。即放校だな。
4月2日(月)
いよいよ正念場。月末のピンチを脱したばかりだというのに、毎度のことながら、買い付け資金が大いに不足している。そういうときに通販でたくさん買って下さる方には、ありがたいので送料無料くらいは当たり前にさせていただいている。そして今日もパソコン仕事ばかり。その仕事には、店頭のプレゼンテーションの充実策も含まれているし、ホームページももちろんどんどん動いている。そろそろTOP
PAGEの意匠を大きく変えようか、とも思っているのだが。
4月1日(日)
もう花見というイベントからはずいぶんご無沙汰している。思えば、小学校低学年の頃はワイワイと地元の三ツ沢グランドに行ったりしたものだ。中学入学以来なじみのある桜は京急神奈川駅横の幸ヶ谷公園のものになり、今朝も見事に山全体がピンク色に覆われているのを横目にバイクをうならせてきた。でも私は世間が騒ぐものには例外なく‘ケッ’となるタイプの人間なので、この時期は桜とプロ野球というだいっキライなもののダブル・パンチ☆で見事に憂鬱だ。そしてさらに渡米前の多忙と金欠でグッタリとする4月なのだ。せっかくの4月1日にもかかわらず、ユーモアのあるウソのひとつも思い浮かばないぜ。
3月31日(土)
先日、18年ぶりに県立図書館(けんず、と呼んでいました)へ行ってきた。破損した図書の修復というテーマで展示がされているのだ。図書が破損するには様々な要因があるが、もっとも熱心に説明がされていたのが酸性紙の問題。インクの乗りを速やかに簡単にさせるために施された処置だそうだが、時間が経つにつれてボロボロになってしまうことは避けられないという。ひとつひとつアルカリ液に浸したり、釜みたいのに入れていっぺんに大量にアルカリ化を図るという方法があるそうだ。この酸性紙という問題と我々は無縁ではない。アメリカのシングルのスリーブなんて、ボロボロになってしまっているものが多い。カンパニー・スリーブならまだしも、ピクチャー・スリーブでは近年その傾向は顕著だと思う。とくにEPICとCOLUMBIA。貴重な文献がそうであるように、我々にとってはこれからはレコードの保管方法が大きな課題となるだろう。
3月30日(金)
レココレ編集部の方と話をした。なにやら次号の特集は、60年代のアルバムTOP
100!みたいなものらしい。その後連続して70年代、80年代もやるそうだが、やっぱり60年代が(最初ということもありますが、と言っていたが)もっとも売れることになるだろう、とのこと。登場するレコードのラインナップが楽しみだ。ついつい専門店としての自負から広告を出してしまったこともあり宣伝させてもらったが、できれば市場が成熟した外国誌がやりそうな‘TOP
100 SINGLES’もやってくれ、とリクエストしておこう。もっと大きな広告出すよ。
3月29日(木)
ここ2週間ほど、ホームページの拡充に没頭している。今日は間違いなく、HP開設以来最大の枚数の写真をアップした。パッと目立つところだけじゃなく、隅の隅のほうこそ重点的に。売り上げは無くても、することは山ほどあるのだ。
3月26日(月)
本にしてもCDにしても、私は自分で買いに行きたい。ネットで簡単に買えてるものであっても、なんだか実際に探し彷徨うという行為が伴わなければ面白くないのだ。その他のもの色々に目をやりながら、目的のものを発見するのが何より楽しいのだ。レコードも同じ。たくさんあるレコードの中から目的のものを引き当てた快感は最高。HOT
VINYLならそれができます。
3月25日(日)
午前中に起こった石川県の地震のニュースをテレビで見ていたら、どこかの放送局の音楽ライブラリーが写されていたのだが、床にはCDがいっぱい散らばっていた。その部屋にレコード・プレーヤーが2台据えられていたのを見た。地方の放送局でも、まだレコードというメディアが死に絶えていないことを確認し、なんだかちょっと嬉しくなった。
3月24日(土)
長い間の懸念だったUS GIRLSのシングルのページを作ってみた。数少ないピクチャー・スリーブはどんどんそのページに貼り付けちゃうことにした。新たにアップしたものも多数、また来月の買い付けで大量にプラスするのも楽しみだ。
3月23日(金)
出勤途中に引越しトラックを見かけたのだが、その荷物の山の中に透明の衣装ケースに入ったたくさんのシングルを発見。おまけに、スリーブが付いている類のものじゃなくて、丸く穴の開いた厚手の白スリーブに入っている類のもの。どこかのレコード好きさんも引越しの季節なのね。ご苦労様。自分に関して言えば、店の引越しはしたいとも思うけれども、できれば自宅の引越しはイヤだなぁ。本が多いものでね。
3月22日(木)
毎日最低5枚という数のUKシングル盤を新入荷させているが、そうする利点がある。A面B面いずれもしっかりと聴くことができるのだ。一気に4〜500枚も入れるとなると、店頭にあるレコードなのに‘?’という内容のものもでてきてしまう。愛着の増したレコードだけを店頭に置くというのは、この規模のレコード店では大切なことだと思う。
3月19日(月)
なんと驚いたことだが、じいさんが100才を迎えた。体力こそ弱ったものの、頭はしっかりしている。なんと日本には、1万人を超える100才超の方々がいるという。ものすごく年配のようにも感じるが、同じ20世紀生まれ。しかし、そう考えると同輩ともいえるロック・スターの皆さんは、バタバタと死んでゆく。果たして、ロック・スターの最長寿は誰になるのか。オレはそれを見届けられるのか?
3月18日(日)
会社員時代には日本の最深部に潜んでいたのだが、辞めて横浜に帰ってきて最初に気付いた異変は、鼻毛がグングン伸びることだった。当然のように吸っている都会の空気が相当汚いことを実感した。そして現在はホコリの中での仕事が多く(とくに海外で)、マスク無しではハナミズがだらだらと出るはノドは痛くなるはで、体には負担をかけることが多い。鼻毛がもっと伸びれば、ある程度は緩和されるのだろうか。そう思うと、たまに飛び出した鼻毛を処理する際にも、いとおしさが沸きあがってくる。
3月17日(土)
何故かこの冬は体調がすぐれないことが多い。ここ20年くらい、カゼをひくのは2年に1度くらいと屈強な店主だったが、なんだかこの冬はもう3度もクラクラしている。今日も寝起きから眼球が痛い。体調が悪いときのサインだ。ヴー、パソコン作業はあんまりやりたくないよ〜。それでも、現在新プロジェクト(と言うほどのものでもないが)を進めていて、どうしてもパソコン上で画像と睨めっこしなければならないのだ。花粉には強いけれど、どうもパソコンには弱い店主なのです。
3月16日(金)
今日もいろんなところから営業の電話、チラシ置きが来たのだが、そんな来訪者の中に20代の女性がいた。聞くと、イセザキ界隈の若葉町の映画館‘ジャック&ベティ’の営業さんだと。‘あぁ知ってるよ’とテキトーな答をしたらえらく感激していた。モギリ(チケット切り)もしているという。お互いもうからなそうな仕事なので、勝手にこっちが親近感を覚えたこともあり、たいそうエールを送っておいた。一応、彼女がプロモーションしていた映画のタイトルは‘朱霊たち’というものだと書いておこう。
3月15日(木)
これからは店主もしくはやまだのどちらかが、皆様との対応をさせていただくことになります。今まで何回か火、水曜も営業をしてきましたが、毎回‘暫定’‘臨時’でした。しかし、もうこれからは定休日廃止、毎日営業しています。営業予定にて、やまだと店主のどちらが出勤の日か、確認できます。お好み(?)でご来店くださいね。この日記も店主が出勤する日にしか更新できないのは、残念ですね。とにかく、両巨頭体制で、さらにエキサイティングなHOT
VINYLをお楽しみいただきますよ。
3月12日(月)
今月は休みなく営業します。来月以降も買い付け時以外は、ほぼOPEN 7 DAYS A
WEEKを実践できそうです。両巨頭体制(?)で毎日レコードの布教活動を行います。2007年からは、一味違うHOT
VINYLになります。
3月10日(土)
ものすごーく軽やかな店主。それもそのはず、昨日で1年の行事の中で最大の懸案だった確定申告を終了させたのだ。あれもやりたいこれもやりたいというのが山積しているので、掃除が済んでひと段落してから、ビシバシ取り組んでゆきたい。あぁ、でも来月には渡米か。またまた金策…。
3月9日(金)
イギリスのある川沿いのインドア・マーケットでレコードを探す。そこには行ったことはないが、たいていレコードを持っている輩はいるものだ。案の定、壁を背景にした薄暗いテーブルの上にシングルが大量に並んでいた。‘オッケー!’と見出そうと思った瞬間、またも目が覚めた。また夢か。せめてレア盤の1枚くらい見つけさせて〜。
3月8日(木)
マイコー・ジャクソン日本永住説、までが報じられるほどなぜか近頃ヘヴィーに来日しているマイケル。BIC
CAMERAやらおもちゃ屋やらに出没しているそうだが、‘お忍び’と言われつつもカメラマンやら記者やらはしっかり取材している。あれはどうなのかね。例えば、検察が家宅捜索、なんてときも、カメラマンはしっかり待ち構えているし、あれじゃあ資料を隠すくらい捜索される側にとってはたやすいことだ。私が以前いた会社も捜索対象になったことがあったのだが(私が在籍する以前)、上司曰く‘やばい資料は事前に女子ロッカーに隠しておいた’だって。検察のみなさーん、手ぬるいですよー。
3月5日(月)
現在昼過ぎ。今日は朝から強風だが、これからさらに天候は荒れ模様になるという。こういう日の来客はHMV並みにまばらなので、確定申告の作業に集中するしかない。明日大雨でも降ってくれれば、申告の窓口も空くのでいいのだが。
3月4日(日)
そろそろ来月の渡米の心配をしだしている。前回は今までに無いくらいの量を仕入れたのだが、なんとか今月中には全部を入れられるメドが付いたので、量的にはちょうど良かったことになる。来月ももりもり仕入れる意気込み充分。途中に2度の渡欧があったからずいぶん時間がかかったとはいえ、半年近くに渡って聴かなくてはならない米LPがあり続けた、というのはじつに楽しいことだった。‘全部聴いてるんですか!?’と驚きをもって尋ねられることもよくあるのだが、全然タイヘンじゃない。どのLPも楽しく聴いている。これこそがこの仕事の醍醐味だろう。毎日勉強です。
3月3日(土)
一昨日の夢に現れた方が来店、しっかりとお支払いも済ませてくれた。‘おいこら、ちゃんと来て支払えよ’とか連絡もしていないのに、どこで通じたか久々のご来店。夢で見れば来てくれるなんて、超能力者かしら。今日は誰の夢を見よう。
3月2日(金)
久々に近所のHMVを訪れた。客はチョーまばら。もしHMVが撤退なんてことになったら、隣のJTBも今月中に移転するらしいので、VIVREも大変だなぁ、と要らぬおせっかいをしつつぷらぷら見ていた。欲しいCDなんぞあるわきゃないので雑誌コーナーへ。目に留まったのは英RECORD
COLLECTOR誌。£3.70だというのに日本円でそれ以下で売っている。オマケにSIMON
NAPIER-BELL(ヤードバーズやジョンズ・チルドレンを手がけた)の本のダイジェスト版が付いていたことに魅せられ、10数年ぶりに購入。そのダイジェスト版は‘BLACK
VINYL, WHITE POWDER’というツボなタイトルの本のもので、序文の書き出しは‘This
is a history of the British music business.’だ。老境を迎えたプロデューサー、マネージャーが書くこの類の本は、たいがい大言壮語でハッタリの内容ばかりだろうから信用性は低いとは思うが、面白い話はいろいろ出ていそうだ。ダイジェスト版らしく100ページも無いペーパーバックなので、確定申告が終わり次第読んでみようと思う。
3月1日(木)
そのお客様はドサッ、とシングルの束をレジに持参、‘お願いします’と。アァー!しかしここで目が覚めた。今朝の寝覚めは最悪。レジを済ませてから目覚めたかった。月初からこんな夢か。
2月26日(月)
2月の最後になると毎度思うことを、やっぱり今年も述べておこうと思う。28日しかない今月は、支払いがキビし〜。通常より3日も少ないのだから、家賃や各種基本料金も10%OFFにして欲しい。お給料をもらう立場の人は逆に1日あたりの単価を多くもらっている訳で、私の不満は当たらないので聞き流してちょ。これはどうしょうもならないことではあるのだが、とりあえず毎年泣いておかないと気がすまない貧乏店主であった。そして、そろそろ春の渡米のことを考えねば。嗚呼、また出費なのね。
2月25日(日)
‘本当にありがとうございます’と、お探し物を見つけてさしあげたお客様からお礼を言われた。言下に‘とんでもない’、とこちらからこそお礼を申すべき、と言ったのだが、そのお客様がお帰りになったあとからちょっと考えた。確かに私にも価格抜きにどうしても欲しいブツというのがある。それを見つけてきてくれて、提示された価格がGOODだったら、私でも‘本当にありがとうございます’と言ってしまうに違いない。お礼を言っていただく必要などまったく無いのだが、お客様がそう言いたくなるお気持ちというのは、じゅうぶんに理解いたしましたよ。
2月24日(土)
毎日精力的にLPを入れているが、コメント書きには苦心する一方で毎回楽しみもある。湧き上がる感情を文字に託し(そんな格好いいもんじゃないが)、時には資料を駆使して、あの小さいスペースの3行という字数に収めるのには技術が要る。それを丁寧に書き終え、乾かし、新着棚のしかるべき場所に収め終えたときの充実感よ。そして、それが速攻1人目のお客様が買ってくださったときの勝利感!しかし同時に、もうちょっと何人の方かに読んでもらいたかったなぁ、とも思うのだが。
2月23日(金)
ここ最近、シングルを貯蔵(?)する専用ボックスを所望するお客様が続いているのだが、組み立て前の新品を差し上げてしまっている。皆さんがそのBOXを必要とする理由は、HVで買ったシングルが増えたため、だからだ。BOXくらいいくらでもあげるから、いっぱいになるくらいどんどん買って!、てなもんである。
2月22日(木)
ちょっと前に‘トレード用にシングル持って来て〜’と書いたら、以来けっこうなブツが20枚ばかり集まった。イギリスのレコ屋の店頭で見ていると、まぁよくもこれだけというくらい多くの人が売りにやってくるが、売ってしまいたいそれらの人々が持ってくるのは、決まって‘誰のだか知らないし、もういらない’というレコードばかりで、たいした金額を受け取ることはない。しかし、トレード希望をする人々は、買い取りの倍くらいの金額のレコードを持ち帰ることを許される。もちろん、店側にとって見れば現金は貴重な原資だし、私も前に書いたが店頭在庫が入れ替わるのは大歓迎だ。HVでもトレードならではの高額査定を心がけますので、どんなものでもぜひ持参くださいね。@状態が良いこと、AHVの店頭在庫に無いこと、が高額査定の条件ですよ。IMMEDIATEのシングルを\50査定することなど、HVではちょっと考えられないのだ。
2月19日(月)
昨夕ずいぶんしばらくぶりに居酒屋に行った。注文をテーブル備え付けのスクリーンでできるようになっていて、欄外に占いコーナーがあり、血液型、誕生月をチェックすると‘ラッキー・メニュー’とやらが出てくる仕掛け。なんだかのせられて、3人で行ったのだが、その全員分のラッキー・メニューを注文してしまった。レコードでもやるか、‘ラッキー・ソング’。‘TROGGS
- WILD THING’とか出たら、みんな買わなけりゃいけないの。ウハハハハ。
2月18日(日)
今日来てくださったある方は5年ぶりの来店だという。そのとき1度会ったきりだが、なんと私はその方のお名前、何を買ってくださったかまで覚えていた。まぁその方のご趣味が少々変わっていて印象深かった、ということもあるが自分でも驚いた。自分を店主に印象づける、というのはとっても有利だと思う。何を探しているのかを覚えておいてもらえれば、探し物が出る確率は飛躍的にアップする。私も買い付けに行けば客になるわけで、これからは店主と客という2つの側面での自分のアピールの仕方について、もっと考えていかねばならないと感じたしだいだ。
2月17日(土)
もし‘もう聴かない’とか‘ダブった’というシングルがあれば、トレード用に持ってきてください。状態さえ良ければ定番、レア盤、どんなものでも結構。外国でシングルを捜し歩く手間と費用を考えると、大奮発でいい価格を提示してしすぎということはありません。それに、店頭在庫が入れ替わるのもプラスなので、キャッシュレスでどんどん持っていって〜、という感じ。@状態が良いこと、A在庫に無いこと、を条件に、がんばって査定させていただきます!シングルをそれなりの評価で買い取ってくれる先は、日本では他にありませんよ。
2月16日(金)
今日あるお客様がカバンから取り出したのは、カセット・ヘッドフォン・ステレオ。2年くらい前に買ったものだそうだ。私と同い年のその彼は、デジタル音源よりもカセット・テープがいいという。私も学生時代には相当カセットを聴いたものだ。最近は外出するという行為がほぼ無い私であるが、やっぱり60年代のレコードで聴く音楽がいちばんだなぁ。
2月15日(木)
さて、帰国してから1週間が過ぎ、持って帰って来たレコードの整理もひと段落。LPはすべて入れたし、シングルもその内容はチェック済み。これからは両面しっかり聴いたお気に入りのシングルを毎日数枚ずつ入れる仕事が待っている。そのうちの何枚かは‘今日の新入荷’で紹介しているのだが、それらはレアだったり初めての入荷だったりすることが多いので、定番、ヒット・シングルはちょっと後まわしになるかな。いずれにしろ、毎日が楽しみだ。
2月11日(日)
昨夜、TBSのサッカー番組を見ていて耳を疑った。ゴール集のBGMにTHEMの「Baby
Please Don't Go」で‘おっ’と思っていたのだが、続いてKINKSが。それも「You
Still Want Me」。狂ってる。完全にフリークアウトだ。よりによって「You Still
Want Me」かよ。感動した。猛烈に感動したさ。あれを選曲したスタッフは、もう充分に危険を冒したもとをとっただろう。
2月10日(土)
3連休の初日というのは来客数が多い。‘ちょっと遠出してみるか’という方も多いのか、初めてお目にかかる方も多い。じつにいいことだ。来客数の多かった日は、ヒマだった日より疲労感が少ない。お客様方との会話、情報交換が何よりのパワーの源なのだ。明日、明後日も楽しみだ。
2月9日(金)
ここ何日かずっとUKシングル盤の整理、試聴に没頭しているのだが、新しい発見の多さに喜んでいる。ちょっと‘ケッ’気味に思っていたあのバンドの、ピーク時から2〜3年落ちぐらいの時期のシングル・オンリーの曲が意外と良かったりするのだ。アルバムの試聴はかけっ放しにできるものの、数百枚のシングル両面をくまなく聴くというのは手間と時間がかかる。しかし‘FORTUNES + メロトロン’なんていうのを見つけたりすると、ゾクッとするんだよね。
2月8日(木)
今日もまた‘開店してからどれくらい経つのですか?’と尋ねられた。商店街の路面店でもない限り、街の人皆にその存在を認知してもらうのは難しい。以前にも同じことを書いたが、まだまだ来客アップの余地がある、という風に前向きに捉えよう。
1月23日(火)
昨晩テレビのニュースで見たのだが、12日の日記に書いた農水省による日本料理認証制度が大きく後退したらしい。なにやら、‘認証’という言葉にアメリカがムッとしたらしく、なにやら推奨だかなんだかという抽象的な言葉に落ち着きつつあるという。どうも認証制度というのは、結局‘外国でも日本の食材を使え’という輸出キャンペーンの一環らしい。文化的側面での動きだと思った私は素直に農水省にエールを送ったが、やはりそんなカネにならないことでは役人は動かないか。私の歓喜の念もシボんでゆくのだった。
1月22日(月)
さて、なんだか気分的にひと段落の今日。チラチラと渡欧をお知らせしているのだけど、いやぁ皆さんチェックが細かい。チクチクと‘行くんですか’と尋ねてくださる。ふふふ、チョロチョロと来月半ば以降、毎日HPで紹介してみようと思っていますけどね。個人的に気になるのから順に、マイ・チョイスでリストを作る。新しいかたちの入荷ですね。もちろん、来店くださった方には、それなりのナイス彫り物、いや、掘り出し物があるのは当然。あぁー、楽しみだ!
というわけで、店主日記と‘今日の新入荷’は来月半ばまで休みます。HOT VINYLは25日(木)以外、毎日MR
YAMADAが出動中!よろしく頼みます。
1月21日(日)
自分を取り巻く周囲の環境は、日に日に悪くなってきているようにしか感じないのだが、数少ない最近の吉報は原油価格の下落だ。下落といったって元の価格に近付きつつあるというだけで‘吉報’扱いするのは正しくないかもしれない。しかし‘燃油サー・チャージ’やら何やらで飛行機に乗るたびに余計に\20,000以上も毎回むしりとられている私なので、ちょっとでも吉報を見つけたいのだよ〜。結局アメリカが仕掛けた一人相撲に、世界中が巻き込まれているだけの話。最近思うのだが、アメリカ、中国、ロシアみたいなデカい国は解体して、それぞれ10ヶ国ずつくらいに分解したほうがいいな。国土がデカいと、ロクなことがない。‘せまいニッポン’なんて言葉もあるが、日本なんて大きいほう。イギリスの1.5倍もあるのよ。オランダなんてしっかりやっている大人の国なのに、四国程度の大きさしかない。(たぶん) ローカルに頼って生きていこうぜ、みな。広い日本の中で、地元密着がイチバン!じゃ、今週はヨーロッパに行ってくるからな。
1月20日(土)
滞納していた電気代を今日払うつもりだったが、どうしても買わなければならないようなものに出会ってしまったようだ。その方は‘今、電気止まっちゃってるんですよ’と、お金を払いながらおっしゃった。私はエッ、とお顔を見たのだが、そのお客様が神に見えた。今年になってからずっと、壁に懐中電灯を結んで生活しているという。私も自分は相当レコードにすべてを捧げているつもりでいたが、さすがにレコードを抱えて真っ暗な部屋に帰ることは耐えられない。完敗だ。
1月19日(金)
近所の松屋に‘1月20日 9時〜’と、新メニュー登場の時間が大書きされていた。同じく日付けと時間をお知らせしているレコードの新入荷には、ありがたいことに毎回多くの方にお越しいただいているが、やっぱり同じように‘新メニュー・マニア’みたいのが存在するのだろうか。列が出来たりするんだろうか。まぁある分野のマニアというのは、まったく関係ない人から見ればみな変人に見えるわけだから、一概に松屋で列をなす人を蔑視するのも考えものだ。シングル1枚に1万円だす我々を、彼らは‘ゲー、牛丼何十杯食えるんだよー!’と変人扱いしているに違いないのだから。
1月18日(木)
仕切りを新調して新しいコーナーを作ったり、HPで新しいページを作ったりして、ちょっとでも売り上げに結びつくとすごく嬉しい。例えば最近は、いままでちょっとおざなりにしてきたUSアーティスツのLPを紹介するのが楽しい。意外としっかり反応があるのです。さぁ次は誰の何をやりましょうかねぇ。
1月15日(月)
来客が少ないなら少ないで、どんどんLPの試聴、入荷が進むのでいい(と思うことにしている)。そしてパソコンやら事務仕事やらやることいっぱいで、ブラブラしている暇など無い。ところで、懸案なのがHVブログ。個人的には毎日更新してゆきたいのだが、意外と動作が重くなるあのページの更新にはパソコンの調子が悪い現在、いかんともしようが無い。しかしなにより、再開コールが未だほとんど無いもので、再開の見込みが立たないのは無念。
1月14日(日)
毎年、片手で足りるくらいの枚数だが、HV宛てに年賀状をいただく。そして今年はなんと、その中から3等の切手シートではあったが、当たりが出た!快挙!返事はどなたにも出していないが(失礼)、皆様にお礼を申し上げます。そして、当たりの賀状をくれたあなた様には、特大のお礼を申し上げます。また来年も下さいね。
1月13日(土)
ハマボールが明日で営業停止だという。私にとっては、かれこれ30年以上も見慣れた建物だっただけに残念だ。街角テレビで凡ちゃん(芸能界ケンカ王)が来たこともあったし、ノリダーの‘恐怖 アイスホッケー男’のロケ地でもあった。跡地に高層マンションでも建ったら、三越がヨドバシ・カメラになってしまったことに続いて、また横浜駅前のクオリティが低下する。隣の高島屋の倉庫はヴィンテージな低層建物でがんばっているのだから、なんとかあのまま川沿いの風景が変わらないでくれ、と願う店主であった。
1月12日(金)
本日接した報道によると、日本の農水省が海外の日本食に認証を与えることを検討しているという。つまり、しっかりとした日本食らしい日本食に日本国としてお墨付きを与える、ということのようで、アメリカで日本食店を経営するある日本人の‘中国人や韓国人は魚のしめ方も知らずに日本食レストランをかたって営業している’という怒りのコメントを紹介していた。私も何回か当日記で、イギリスで見かける中国人、韓国人によるチョーいいかげんな‘日本食’レストランへ苦言を呈してきたが、確かに酢豚や春巻き(のようなもの)をメインに扱っている‘日本食’レストランが近年大増殖しているのには、日本人としてちょっといい気はしない。昨年末イギリスで話題騒然だった事件でリトヴィネンコ氏が毒を盛られたとされているのも、‘ITSU’という名前(かなりサイケな命名だ)の‘SUSHI
BAR’だった。アメリカの論調は今回の動きを‘SUSHI POLICE’と呼び批判的なようだが、アメリカ人に食のことでイバられる筋合いは無い。いつもは行政の態度、方針には‘ドガァー!(ジャイアン風)’と怒っている店主だが、今回ばかりは大いにやれ、と役人らにエールを送っておこう。
1月11日(木)
知的で文化的な休日を過ごす店主は昨日、3年ぶりくらいに渋谷へ行き、300年ぶりくらいでBUNKAMURAへ足を運んだ。オランダの版画家、画家であるエッシャーの作品の展覧会が目的だ。もう開会してからしばらく経つし、そろそろ空いただろうと思っていたら、ぐうぇ〜と唸るぐらいの人出にウンザリ。なんとかカタログだけ入手し、どこにも寄らずさっさと帰ってきた。私の個人的な期待通り、レコード・ジャケのコーナーもあり、5枚ほどが展示されていた。どれもレコード・ジャケを念頭に置いて製作された作品ではないが、ものすごくしっくりと来ていて、常に私の興味を惹いている作品ばかりだ。そのコーナーの横にはしっかり、‘69年:ミック・ジャガーが版画の使用を申し込むが、エッシャーが断る’という年表もあった。スキャッフォルドは良くて、ローリング・ストーンズがダメだった理由はなんだったのだろうか?誰か教えてください。
1月8日(月)
店に入って左側にある新入荷の棚が、相変わらずスペースに余裕がある。いつも溢れるくらいに入れておきたいのだけれど、ありがたいことにどんどん売れてしまうのでそれもかなわない。すべてのLPを試聴してから入れているHOT
VINYLでは、せいぜい1日8〜9枚の新入荷が限度。11月から毎日どんどん米LPを聴いているのだけれど、途中UK買い付け、新入荷があったこともあり、まだ250枚以上が秘匿(?)されている。それなのに、あぁそれなのに、店主はまたもUK行きを画策しているとは。秘密裏に行って、秘密裏に入荷させるのが夢なんですよ。ひっそりとね。
1月6日(土)
今日も関西からのお客様をお迎えした。3連休を狙って旅をなさるらしく、来月の来店も確約してお帰りになった。いやぁ、今回ばかりは政府の‘ムリに作った3連休’の良い点を見たぞ。でも、1月8日が‘成人の日’と言われてもなぁ…。
1月5日(金)
毎年初め、この店主日記のページをリヴァイズするにあたって前年、そのまた前年と過去の日記をちょろっと読み返してみるのだが、どうでもいい駄文ばかりでまったく呆れる。それでも不思議なもので、何はともあれこの日記はありがたいことに多くの方々の目に触れているようだ。そろそろ重くもなってきたので、古い分から捨てようとも思うのだが、‘プリントアウトして過去の分も読んでます’なんて言われるとそれも出来ない。まぁ店主個人の覚え書きとしての役割もあるし、しばらくはがんばって過去の分も読めるようにしておきます。さて、今年最初の店主の出勤日(昨日まで4日間、many
thanks to Mr Yamada ! )である今日は、関西からわざわざ夜行列車でいらした方のため午前9時に開店。もうすぐにトンボ帰りだそうで、‘2時過ぎの電車に乗らないと今日中に帰れない’と言っていた。(ローカル乗り継ぎ!) 新年早々やる気のあるお客様にお会いして、やる気の出た店主であった。今年もお付き合い下さいね、皆様。