VOL.10


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SOUND FILES AVAILABLE. CLICK THE UNDERLINED SONG TITLE

LULU Love Loves To Love, Love
COLUMBIA 1967 DB 8295 そのソウルフルな歌唱と明るいキャラクターで人気を博していたお転婆(失礼!)女子歌手LULUのCOLUMBIAでの3枚目。冒頭のファンキーに跳ね上げたビートとファズギターの音色にいきなり心を鷲掴み、その上に彼女の歌唱が乗るゴキゲンな1枚。SPENCER DAVIS GROUPの「I'm A Man」等と共にスウィンギング・ロンドンを見事に体現した様なこの曲、ヒット要素も満載の様に見えるがチャート的には32位と意外と地味な結果に終わっている。(12/3 山田)
2800
(税込¥3080)
GIRL
THE SEARCHERS Goodbye My Love / 'Till I Met You
PYE 1965 7N 15794 全英4位を記録したPYEでの8枚目。A面は同年に米国のソウル/R&B歌手JIMMY HUGHESがリリースしたR&Bバラード作品を取り上げたもの。原曲は米国南部ソウルの名門FAMEレーベルからのリリース故かアーシーな印象を受けるが、SEARCHERSはしっかりと自身達のビートサウンド的性格を植え付けた様な仕上がりを聴かせてくれる。全体的にモワッとした(?)雰囲気にはサイケに近い感覚を覚える。ちなみにHUGHESヴァージョンは英国では翌年SUEレーベルから配給されることに。このやや先を行く選曲は一体誰のアイデアだったのだろうか?B面はメンバー全員での共作による、ギターの洒落た音色とゆったりしたリズムが印象的な小品風。コーヒーやお茶を飲みながらリラックスして聴きたい1曲。(11/28 山田)
1800
(税込¥1980)
BEAT
THE TEMPERANCE SEVEN Miss Elizabeth Brown / Crazy
MCA 1968 MU 1016 そのとぼけた、かつスマートなトラッドジャズのサウンドで人気を博した音楽集団TEMPERANCE SEVEN。61年から65年まで在籍したPARLOPHONEで数多くのシングル盤をリリース。その後はしばらくご無沙汰だったが、68年に突如MCAから本盤をリリース。サウンド的にはそれまでと変わらないオールドタイミィなトラッドジャズを聴かせてくれる。30年代のスタンダードを取り上げたA面、同じく古いスタンダードかと思ってしまうグループによる素敵なオリジナル楽曲のB面。当時といえばポップス業界ではミュージック・ホール調をはじめ懐古的なアレンジがもてはやされた時期だがそうした気風もあって久々のリリースという恩恵を受けたのだろうか?しかしそうしたトレンドと違いこちらは本業(?)、決して揺るぐことのない安定したこのノリは他では得難い。(11/18 山田)
2500
(税込¥2750)
JAZZ
MARK ROGERS
AND THE MARKSMEN
Bubble Pop / Hold It !
PARLOPHONE 1963 R 5045 時代的にビートグループかインストグループを思わせるこのやや匿名性のあるグループ名。その正体は60年代後半に独自のポップセンスでプロデューサーとしてその才能を開花することになるフランス生まれドイツ育ちの音楽家MARK WIRTZが学生時代に率いていたグループの唯一のシングル。両面共にピアノを軸としたインスト作品。A面は激しいドラムがひたすら疾走する上にピアノが軽快に踊る作品。B面はWIRTZによる作曲(ROGERS名義での作曲)、ラテンのリズムを取り入れたこちらもノヴェルティ色の強い作風でイントロの部分が後の氏の代表的なプロジェクトMOOD MOSAICを思わせる。(11/16 山田)
4500
(税込¥4950)
INST
VINCE HILL The River's Run Dry / Not Any More
PICCADILLY 1962 7N 35043 アイルランド出身の人気女性歌手JACKIE LEEや数々の名曲を作曲した作曲家LEN BEADLE、LES VANDYKE等を輩出したヴォーカルグループRAINDROPS。今回紹介するVINCE HILLもそのメンバーだった人。ソロ歌手になるべく61年に脱退、62年にPYE傘下の新興レーベルPICCADILLYと契約し本盤でめでたくソロデビュー。A面は先に出たLES VANDYKEが送ったキャッチーなポップソング。HILLの伸びのある歌唱が映えに映えた作風で全英41位の小ヒットを記録。バラード調のB面曲もHILLの歌唱力をアピールするに十分過ぎる作品で豪華なアレンジにも臆することなく堂々とした歌いっぷりを披露、古き良き上質な映画を観た時にも似た幸福な気持ちを抱ける。アレンジにはA面にJOHNNY KEATING、B面にTONY KINGと名アレンジャーを2人起用、レーベル側のHILLに対する期待の大きさを物語っている。(11/12 山田)
2800
(税込¥3080)
POP
GEORGIE FAME
AND THE BLUE FLAMES
Yeh, Yeh
COLUMBIA 1964 DB 7428 ロックンロール歌手BILLY FURYの伴奏グループのピアノ奏者等のキャリアを経て自身のグループBLUE FLAMESを結成。他のアーティスト達の伴奏仕事を務めながら自身達も63年にデビュー。64年にCOLUMBIAに移籍、そこでの3枚目となる本盤が全英首位を記録しブレイク。米国のジャズピアノ奏者RODGER GRANTとサックス奏者PAT PATRICKが作曲した楽曲に米国のジャズ系歌手JON HENDRICKSが歌詞を付けて歌った作品を取り上げたものだが、こういう最先端的かつアーティスティックな作品を取り上げることはアーティストの自己満足な選曲で終わってしまいがちだが、そういった楽曲をお茶の間レベルでヒットさせたのはやはり氏のセンスと才能、キャラクターに尽きる。勿論BLUE FLAMESの素晴らしい演奏もあってのこの成功だということも忘れちゃいけない。(11/3 山田)
2500
(税込¥2750)
定番
THE POWERHOUSE Raindrops / La Bamba
DECCA 1966 F 12507 マンチェスター出身のR&Bを得意とするグループPOWERHOUSE。66年にDECCAからSAM COOKEの「Chain Gang」のカヴァーでデビューするも鳴かず飛ばず。レーベル側が売れ線を狙ってかはたまた彼等の趣味か分からないが、2枚目となる本盤では米国のポップなR&B歌手DEE CLARKの美しいバラード作品「Raindrops」で勝負に出た。ストリングス等も配したアレンジで、バンドというより伴奏にソロ歌手が歌った趣のある仕上がり。が、本来の彼等の趣味嗜好やウリの1つだったであろうバンドとして出すグルーヴを考慮するとラテン・オールディーズのカヴァーであるB面「La Bamba」の方が彼等の魅力がよく出ている。メンバーやファン(仲間内?)のガヤを取り入れた、モッド感、ライブ感のあるパーティーソングに仕上がっている。曲中にZOOT MONEYやGEORGIE FAME等同じくR&B趣味の強い人気アーティスト達の名前が出るのも注目所。(10/31 山田)
4800
(税込¥5280)
UK R&B
LEON RUSSELL If I Were A Carpenter / White Horses
A&M 1974 AMS 7107 A面は多くのアーティスト達が好んで取り上げているフォーク/SSW系アーティストTIM HARDINの作品、LEONらしくコミカルに仕上げている。そしてロックファンにはより強くアピールするであろう、ROLLING STONESの人気曲のカヴァーのB面。原曲は比較的ゆったりした雰囲気だったが、LEONのそれは軽快な裏打ちのリズムギターやスティールギターを効果的に取り入れたノリの良いヴァージョンに仕上がっている。英国のプロデューサーDENNY CORDELLとの共同プロデュース。(10/29 山田)
2500
(税込¥2750)
SSW/ROCK
THE BLUE ACES All I Want /
Tell Me What You're Gonna Do
COLUMBIA 1965 DB 7755 アイルランドの所謂ショウバンドだった彼等、64年にPYEからデビューし3枚のシングルをリリース。翌年には出世し更に大手のCOLUMBIAに移籍、本盤はその第一弾。A面は当時英国でも人気の高かった、CURTIS MAYFIELD等米国のシカゴソウルからの影響も香ってくる洒落た作品で作曲はメンバーのサックス奏者CHARLIE CHEEVERS。B面はやはり英国でも人気のあった米国のR&BスターJAMES BROWNの作品のカヴァー。同時期に同じくビートサウンドを奏でていたグループBO STREET RUNNERSもカヴァーしていたりと英国では特にこの曲が人気があったのか?(10/19 山田)
12000
(税込¥13200)
BEAT
J.J. CALE Hey Baby/ Magnolia
SHELTER 1976 WIP 6339 ERIC CLAPTONをはじめ多くのアーティスト達が氏の楽曲を取り上げていることでロックファンにも人気の高いSSW系アーティストCALE。派手さはないが、老舗の味のようなその朴訥とした味わい深さはこの人でしか味わえない。76年に米SHELTER音源に配給がISLANDレーベルに移っての1枚目である本盤もそうした味を思う存分堪能出来る。ちょっととぼけた、コミカルなノリのA面は同年にリリースされたアルバム『TROUBADOUR』からのカット、B面は米盤とはカップリング違い、71年のアルバム『NATURALLY』からのカット、これがまた心に沁みる・・・(10/18 山田)
2800
(税込¥3080)
SSW
PATRICK KERR Magic Potion /
It's No Trouble To Love You
DECCA 1965 F 12069 60年代の英国ポップス文化を語る際に避けて通れないのが人気テレビ番組‘READY STEADY GO’。今回の主役、PATRICK KERRはその番組で次々に登場する、ティーンを熱中させた新しいダンスステップを披露・紹介していたダンスの達人。そうした時の人というのもあってか、ADAM FAITHやSANDIE SHAWを抱えるマネージメントと契約し本盤で歌手デビューを果たした。A面は当時英国で高い人気を誇っていた米国の作曲チームBACHARACH=DAVIDの作品を取り上げたもの。彼等の作品の中では比較的テンポの速い作品だが、さすがはダンサー、難なく自身の歌声を見事に踊らせている。そういえばFAITHやSHAWもBACHARACH作品を歌っていたっけ。B面は適度にきらびやかなアレンジが素敵なティーンポップ。作曲者のANDREWSとは先の先輩達2人のヒット曲を数多く手掛けていたCHRIS ANDREWSだろうか?アレンジは両面共にやはりFAITHとSHAWの作品の多くを手掛けていたKEN WOODMANが担当している。(10/17 山田)
6000
(税込¥6600)
POP
FREDDIE KING Boogie Bump / It's Your Move
RSO 1975 2090 170 ERIC CLAPTON等ロックギタリストに多大な影響を与えた、B.B.、ALBERTと並ぶブルースのKINGの1人、FREDDIE KING。ここで紹介する本盤は英国でのラストシングル。A面は時のトレンドたるファンキーディスコの要素を大胆に取り入れた意欲的な作品。至極軽薄な伴奏でも乗っかるのはいつもの歌とギター。が、やはり本命は本領発揮のブルースロック調のB面だろうか。重厚なリズムに乗って、そのソウルフルな歌とギターは一段と輝く。プロデュースを担当したのは60年代後半にBLUE HORIZONレーベルを立ち上げ英国ブルースシーンを盛り上げたMIKE VERNON。(10/6 山田)
2200
(税込¥2420)
BLUES
WAYNE FONTANA It Was Easier To Hurt Her /
You MAde Me What I Am Today
FONTANA 1965 TF 642 実力派ビートグループMINDBENDERSを率いて活躍していた歌手WAYNE FONMTANA、今回のシングルはソロ第一弾。A面は同年に米国のソウル/R&B歌手GARNETT MIMMSがリリースした楽曲をカヴァーしたもの。原曲が持つドラマティックな展開とFONTANAの歌謡感溢れる歌唱がマッチした仕上がり。ソロ一作目だけに期待もしただろうがチャート的には36位とグループでの活躍と比較するとやや地味だった。B面は人気作曲家チームMITCH MURRAYとPETER CHALLANDER(ここではROBIN CONRAD名義)による、A面と同路線のビートバラッド調。両面のアレンジを手掛けたのは作曲家としても活躍していたLES REED。(10/5 山田)
2500
(税込¥2750)
POP
THE CROWNS She Ain't Gonna Do Right
PAMA 1968 PM 745 レゲエ系/ちょっと珍しい米ソウル音源配給を得意とするPAMAレーベルが送り出した英国産ソウル系ヴォーカルトリオの2枚目。前年に米国の人気ソウル/R&B歌手CLARENCE CARTERが録音・リリースしたミッドテンポの南部ソウルのカヴァー(作曲はDAN PENN=SPOONER OLDHAMの人気チーム)。CROWNSのそれも比較的原曲に近い仕上がりだが、PAMAレーベルの持つイナタい感覚が全編に漂う。渋めの歌声のCARTERと違い、ファルセットヴォーカルがリードを取っている所もポイントだろうか。(9/29 山田)
4500
(税込¥4950)
UK SOUL
FRANCOISE HARDY Just Call And I'll Be There /
You Just Have To Say The Word
DISQUES VOGUE 1965 VRS 7001 SYLVIE VARTANやFRANCE GALLと共にフランス産ガールポップの代表選手であるFRANCOISE HARDY。英国では彼女の現地のレーベルVOGUEとライセンス契約しているPYEが64年から配給を開始、65年には英語詞によるシングル「All Over The World」が全英16位のヒットを記録。同年にはPYEは傘下にVOGUE音源専門のレーベルDISQUES VOGUEを設立、本盤はこのレーベルからリリース。A面は英国の人気アレンジャー/作曲家CHARLES BLACKWELL作曲のフワフワした可愛らしいガールポップ(BLACKWELLが手掛けていた英女子歌手SAMANTHA JONESも録音している)。B面は彼女自身の作曲に英国の作詞家JULIAN MOREが英語詞をつけたもの。慣れない英語詞での囁くような歌唱は殿方のハートを鷲掴み必至。(9/15 山田)
3500
(税込¥3850)
GIRL
TRULY SMITH Love Is Me Love Is You /
My Smile Is Just A Frown Turned Upside Down
DECCA 1966 F 12373 近年は60年代後半のグルーヴィな音源の評価が高くなっている実力派女子歌手TRULY SMITHのデビュー盤。初っ端ということで無難にノリの良い曲で勝負にでたのか、A面はTONY HATCH作曲のアップテンポな作品。HATCHといえばPYEレーベルの印象が強いが(実際この曲はPYEでは氏の細君JACKIE TRENTが録音している)、DECCAのレーベルで氏の名前を見るのは新鮮。そしてB面は当時英国で人気を博していた米国のソウル系レーベルMOTOWN作品のカヴァー。原曲は64年にレーベル専属の女子歌手CAROLYN CRAWFORDが録音・リリースしていたもの。フワフワした可愛らしいポップな作風とTRULYの声質の愛称もバッチリ。(9/10 山田)
12000
(税込¥13200)
GIRL
THE NICE Brandenburger / Happy Freuds
IMMEDIATE 1968 IM 072 2枚目のアルバム『ARS LONGA VITA BREVIS』からのカット、IMMEDIATEでのラストシングル。A面はアルバムの組曲からの1部を抜粋した作品、ドカドカとドラムがグルーヴィなビートを刻む上でバッハの流麗な旋律が踊る面白い作風。B面はオルガンを中心としたサイケな演奏にヴォーカルが乗るポップな作品。ヴォーカルの不安定さが更にサイケ度を増している?(9/5 山田)
3800
(税込¥4180)
PYSCH/PROG
KEN JONES, PIANO WITH HIS ORCHESTRA On The Rebound / Bluesville
PARLOPHONE 1961 45-R 4763 60年代前半にPARLOPHONEで良質なポップス音源を手掛けていた作曲家兼アレンジャーKEN JONES。本盤はそのJONESがピアノ奏者として主役を張るシングル。A面は米国のピアノ奏者FLOYD CRAMER作品を取り上げたもの。自作のB面は米国のR&B系ギタリストPHIL UPCHURCHのR&B系インストの定番「You Can't Sit Down」を思わせるリフが印象的なR&B調の作品。両面共に踊るような軽快なプレイが楽しめる。(9/1 山田)
2800
(税込¥3080)
INST
JOHN L. WATSON AND THE HUMMELFLUGS Lookin' For Love /
I Only Came To Dance With You
PYE 1964 7N 15746 米国出身の歌手JOHN L. WATSONを中心に結成したグループHUMMELFLUGS。本盤は彼等のデビュー盤。A面はMARY WELLS等初期MOTOWNのサウンドを意識した様なソウル/R&B路線。作曲したのはレゲエ/スカ系音源のカタログが充実しているマイナーレーベルCARNIVALによく楽曲を提供しているDAY & ZEFFERTTなるチーム。レーベルメイトの人気セッションコーラス隊BREAKAWAYSによる強力なバックアップも聴き所。ロマンティックなバラードのB面、作曲者JIM SMITHとは当時英国で人気を博していた米国出身のロック歌手P.J. PROBYのこと(JIM SMITHは本名)。前年に米国ではR&B系女子歌手PAT POWDRILLが録音・リリースしている。(8/30 山田)
4800
(税込¥5280)
POP
CLEO LAINE It Was A Lover And His Lass /
O Mistress Mine
COLUMBIA 1961 45-DB 4723 英国の代表的なジャズ/ポピュラー系女性歌手の1人、CLEO LAINE。今回の1枚はCOLUMBIAレーベルでのちょっと変わった面白いジャズ系音源を数多くリリースしている‘LANSDOWNE JAZZ SERIES’の一環で、59年にリリースされていた4曲入りのEP盤から2曲を抜粋したもの。かの偉大な劇作家シェイクスピアの文章に作曲家兼ピアニストARTHUR YOUNGが曲を付けた作品を歌うという趣旨で、両面共にスムースな伴奏にCLEOが上品に踊るように流麗に歌う。制作指揮を担当したのは米国出身のトロンボーン奏者/作曲家RAYMNOND PREMRU(レーベルの表記はRAY PREMRU名義)が担当している。(8/20 山田)
2800
(税込¥3080)
FEMALE
FAT DOMINO What A Price /
Ain't That Just Like A Woman
LONDON 1961 45-HLP 9301 米国ではELVIS等と並ぶ大スター、ニューオリンズ音楽の代表的なアーティストFATS DOMINO。英国でも55年から氏の作品の配給を開始、全英6位の大ヒットを記録した「Blueberry Hill」をはじめ多くのヒットを出して(とはいっても20位、30位台が殆どだけど)人気を博した。今回紹介するのは61年リリース、本人も作曲に参加したバラードタイプのA面、そして力強いビートとギターのリフがカッコいいB面はR&B界の先輩LOUIS JORDANの46年に全米で大ヒットした作品のカヴァー。残念ながら本盤はヒットを記録することが出来なかった。(8/17 山田)
2800
(税込¥3080)
SOUL/R&B
CHRIS FARLOWE The Fool
IMMEDIATE 1965 IM 016 モッド的な評価を得て今となっては人気の(一部だけど)DECCAでのデビューシングルは当時は大コケ、次に所属したCOLUMBIAでもその持ち前のそのソウルフルな喉を活かし切れずにいた氏。65年に新興レーベルIMMEDIATEに移籍、本盤はそのIMMEDIATEでの記念すべき1枚目。A面は米国のカントリー/ロカビリー系歌手SANFORD CLARKが同年にリリースした楽曲のカヴァー。CLARKの原曲はカントリー/ロカビリー色濃厚だったが、FARLOWEは見事にブルース色強いやさぐれたヴァージョンに仕上げた。このカッコいい録音をプロデュースしたのはANIMALSのヴォーカリストERIC BURDON。歌い手とプロデューサーの嗜好が十分すぎるほど反映された贅沢な内容。しかしこんな渋いシングルがヒットするわけもなく、初ヒットは次のシングル「Think」まで待たなくてはならなかった・・・(8/17 山田)
6000
(税込¥6600)
UK R&B
ALMA COGAN The Train Of Love /
The “I Love You” Bit
HMV 1962 45-POP 760 我が国でも「恋の汽車ポッポ」の邦題で人気を博した「The Train Of Love」。この曲というとALMAの印象が強いが、元々は米国の人気アイドル歌手ANNETTEが同年にリリースしていたヒット曲をカヴァーしたもの(作曲はPAUL ANKA)。そんなA面に隠れてしまった英国の人気作曲家、LIONEL BARTのペンによる可愛らしいB面曲も是非聴いて欲しい。土着性のあるギターの音色から始まりOCHER NEBBISHなる歌手(?)がコミカルな声で合いの手を入れるノヴェルティな作品。ALMAも実に楽しくノビノビと歌っている様。ちなみにこのNEBBISHはBARTの変名だそうな。(7/20 山田)
2800
(税込¥3080)
GIRL
WYNDER K. FROG Turn On Your Love Light
ISLAND 1966 WI 280 英国ロック界で活躍していた鍵盤奏者MICK WEAVERを中心とするインストグループのデビュー盤。A面は当時英国のR&Bファンに人気の高かった米国のブルース歌手BOBBY BLANDの定番曲のカヴァー。速めのテンポに乗ってWEAVERがノリノリに弾きまくるカッコいい仕上がり。プロデュースはレーベルの社長CHRIS BLACKWELL。(7/15 山田)
¥12000
(税込¥13200)
INST
DANNY WILLIAMS Since You Set Me Free, Baby /
I Really Didn't Know What Hit Me
HMV 1966 POP 1532 59年にHMVからデビュー、以降数多くのシングルをリリースしていた南ア出身のポピュラー系歌手WILLIMAS。本盤はそのHMV在籍末期の最後から2枚目のリリース。両面共に壮大なオーケストレーションを配したバラード作品。自身も作曲に参加しているB面、近年では所謂ノーザンソウルのビートバラッドとしての評価もあるそうな。(7/7 山田)
4500
(税込¥4950)
POP
GRAHAM BONNEY Papa Joe / My Jenny
COLUMBIA 1967 DB 8283 JOE MEEK関連でお馴染みのグループRIOT SQUADの元ヴォーカリストGRAHAM BONNEYの7枚目。A面はHOLLIESの「Tell Me To My Face」を思わせるのサイケなポップス。やや欧州趣味も感じるのは本国以上にドイツで人気を博した氏ならではか。B面もこの時期よくあるサイケなポップス風。両面共にアレンジはMIKE VICKERS、下世話な楽曲でありながらこのほどよい品の良さはまさにVICKERSの仕事。(7/5 山田)
2800
(税込¥3080)
POP
THE ROLLING STONES Paint It Black / Long Long While
DECCA 1966 F 12395 R&B/ブルース的性格の強い楽曲の印象が強い彼等だったが、66年というサイケ前夜にいち早くサイケ感覚を取り入れ見事全英1位を記録した本盤。ANIMALSをはじめ同業者(?)のロックアーティストだけでなくジャズ系のアーティスト等も好んでカヴァーしていることのがこの作品の魅力を大いに語っている。一方そんな著名な曲に隠れてしまったようなB面の方は先の印象どおりの米南部あたりのR&Bバラードを意識したような作風。沁みるなぁ・・・(6/30 山田)
2500
(税込¥2750)
定番
DONOVAN Sunshine Superman
PYE 1966 7N 17241 65年に「Catch The Wind」でデビュー、当初は正統派フォーク歌手としての印象が強かったDONOVAN。が、この66年リリースの「Sunshine Superman」では迫りくるサイケの感覚をいち早く取り入れ意欲的アーティスト魂を見せた。それまでの氏のイメージとのギャップ、そして何よりも楽曲のキャッチーさが受けて全英2位の大ヒット。勿論ヒットの臭いを嗅ぎ分けるプロデューサーMICKIE MOSTの存在も無視出来ない。(6/28 山田)
1800
(税込¥1980)
PSYCH
RAY CHARLES Cry / Teardrops From My Eyes
HMV 1965 POP 1392 大量のリリースはあるものの、意外とヒット曲の少ない御大。本盤も残念ながらヒットしなかった1枚。A面は52年に歌手JOHNNY RAYが大ヒットさせた、多くの歌手達が取り上げているスタンダード的作品。アレンジ等は原曲とほぼ同じだが第一声でRAYの世界が広がっていく。そしてR&B好きにはこちらをおススメしたいB面、数々の名曲を手掛けたR&B系作曲家RUDY TOOMBSによる作品でATLANTICのスター歌手RUTH BROWNが50年にヒットさせた作品を取り上げたもの。ビッグバンドによるジャジーかつゴージャズなアレンジがお洒落。豪快なRUTHのそれとはまた違った良い味が出ている。(6/22 山田)
2200
(税込¥2420)
SOUL/R&B
LARRY WILLIAMS Turn On Your Love Light /
Dizzy Miss Lizzy
SUE 1965 WI-381 主に米国産の良質なソウル/R&B音源を専門に配給していた、ISLAND傘下のコレクタブルなレーベルSUE。本盤はその貴重なカタログからの1枚。主役はBEATLESをはじめ初期ビート世代にとってはヒーローの1人、ロックンロール歌手LARRY WILLAMS。SUEからリリースされていた実況録音盤から2曲をカットしたもので、A面はR&B歌手BOBBY BLANDのカヴァー、B面は自身の十八番。実況盤特有の音質の低さ(?)も吹っ飛ばす豪快な歌唱を聴かせてくれる。プロデューサーのクレジットにはレーベルの要人GUY STEVENSの名前が。(6/13 山田)
8000
(税込¥8800)
SOUL/R&B
JAMES RAY Itty Pitty Pieces /
You Remember The Face
PYE INTERNATIONAL 1962 7N 25147 FREDDIE AND THE DREAMERSがカヴァーヒットさせたポップ調のR&B定番曲「If You Gotta Make A Fool Of Somebody」でポップス好きにもお馴染みのR&B歌手JAMES RAY。本盤は英国での2枚目にしてラストの配給となってしまった1枚。ハーモニカを導入しアーシーな仕上がりとなっているA面にニューオリンズ音楽好きにもアピールする三連のB面。両面共に先の「If You〜」を手掛けた作曲家RUDY CLARKのペンによるもの。ちなみにブレイク前のROCKIN' BERRIESやCHRIS FARLOWEがA面を取り上げているが残念ながらFREDDIE達の様な恩恵は受けなかった。(6/2 山田)
3800
(税込¥4180)
SOUL/R&B
CAROL DEENE James (Hold The Ladder Steady)
HMV 1962 45-POP 1086 61年にデビュー、HMVが誇る実力派女子歌手CAROL DEENEの5枚目。コミカルで可愛らしい作風のA面は米国の歌手SUE THOMPSONが同年リリースした楽曲のカヴァー、そういえば彼女のデビュー曲「Sad Movies」や2枚目「Norman」もSUE THOMPSONのカヴァーだった、HMVにおけるSUEのカヴァー要員だったのだろうか。作曲はカントリー系ルーツを持つJOHN LOUDERMILK。彼女の歌唱力を十二分に発揮した録音だったが全くヒットしなかった。(5/28 山田)
2800
(税込¥3080)
GIRL
BERNIE & THE BUZZ BAND Don't Knock It /
When Something Is Wrong With My Baby
DERAM 1968 DM 181 BILLY FURYと同じリヴァプール出身、ホーンセクションを導入した本格的ソウル/R&Bを奏でるグループのデビュー盤。前年に催された米国ソウルレーベルSTAXの英国ツアーの熱波を受けてか両面STAX系楽曲を取り上げた。A面はEDDIE FLOYD、B面はSAM AND DAVEがオリジナル。英国のグループがこの手のサウンドを取り上げるとややロック/ポップス指数も高くなってしまうが、彼等は本場の分厚いサウンドに肉迫せんと結構頑張っている。(5/26 山田)
8000
(税込¥8800)
UK SOUL
BOBBY VINTON Blue Velvet / Is There A Place
COLUMBIA 1963 DB 7110 我が国のオールディーズファンや深夜ラジオリスナーには「Mr.Lonely」でお馴染みの米ポップス歌手BOBBY VINTON。全米第1位を記録した本盤のA面は同じく氏の代名詞的な1曲。が、何と英国では全くヒットせず。当時はビートブームが盛り上がりつつあった時期、タイミングが悪かったのかもしれないが・・・不思議。同様にTHE MAMAS AND THE PAPASの「California Dreamin'」やMARVIN GAYEの「What's Going On」等々本国で大ヒットするも英国でコケた米国産音源は意外と多い。こういう各国のチャートアクションの違いもまたこの時代の音楽の魅力の1つ。あまりにも有名すぎるA面にすっかり隠れてしまったB面は自作曲、これがまた良質のティーンポップ。こちらも是非聴いて頂きたい1曲。ちなみにA面は随分と時を経た1990年にテレビのCMソングに起用され再リリース、その時は何と全英2位の大ヒットとなっている。(5/20 山田)
2800
(税込¥3080)
US POP
SOUNDS NICE FEATURING
TIM MYCROFT
Love At First Sight / Love You Too
PARLOPHONE 1969 R 5797 そのエロなムードで英国でもヒットを記録したSERGE GAINSBOURGとJANE BIRKINの所謂「ジュテーム」。数多くのカヴァーヴァージョンが制作されたが今回の1枚もその1つ。ELTON JOHN等でお馴染みのGAS DUDGEONがプロデュース、アレンジャーPAUL BUCKMASTERとオルガン奏者TIM MYCROFTによるインスト・プロジェクトによるカヴァー。骨太なベースを軸としたリズムにMYCROFTのオルガンが華麗に踊る質の高い仕上がりで全英第18位を記録。BUCKMASTERによる作曲のB面は疾走感のあるジャズロック風、ちょっと刑事モノっぽい。(5/7 山田)
2000
(税込¥2200)
INST
THE KINKS 『 Kinksize Session』
CLICK & PLAY Things Are Getting Better
PYE 1964 NEP 24200 「You Really Got Me」、「All Day And All Of The Night」で大ブレイクを果たした彼等。本盤はそんな勢いに乗ってリリースされた1枚目のEP。収録された4曲はシングルやLPには未収録、カヴァー1曲にオリジナル3曲という構成。SHEL TALMYプロデュースによる、初期の荒々しいビートサウンドが楽しめる。(5/7 山田)
7000
(税込¥7700)
EP
MINNIE RIPERTON Seeing You This Way
EPIC 1975 S EPC 3360 全英チャート第2位の大ヒットを記録した彼女の代表曲「Lovin' You」。今回の1枚はその勢いに乗ってリリースされたシングルで同じく名盤『PERFECT ANGEL』に収録さていた可愛らしいポップな1曲。実はこの曲、「Lovin' You」の前に一度彼女の英国デビュー盤としてリリースされていたものだが全くヒットせず、「Lovin' You」の成功に便乗して(?)B面を差し替えての再リリースだった(本盤のB面は「It's So Nice(To See Old Friends)」)。しかし残念ながら今回もヒットすることはなかった・・・(5/5 山田)
1800
(税込¥1980)
SOUL/R&B
CILLA BLACK Love's Just A Broken Heart
PARLOPHONE 1966 R 5395 最近では60年代の彼女を題材にしたミュージカルが話題のCILLAの全英第5位の大ヒットを記録した7枚目のシングル。どこか欧州大陸っぽい作風だと思ったらフランスの作曲家MICHELE VENDOMEの作品だという。共作者にKENNY LYNCHと米国出身の作曲家MORT SHUMAN(アレンジも担当)の名が記載されているのは訳詞を手掛けたということだろうか。(4/27 山田)
1500
(税込¥1650)
POP
THE MOODY BLUES Go Now !
DECCA 1964 F 12022 全英首位を記録した2枚目のリリース。リードヴォーカルを取るDENNY LAINEが後に加入するWINGS時代も十八番で歌っていたりと英国ビートファンのみならずロックファンにもお馴染みの作品。原曲は米国のR&B歌手BESSIE BANKSが同年にリリースしたものだが、一般的には彼等のヴァージョンの印象が強い。(4/19 山田)
1800
(税込¥1980)
定番
FELDERS ORIOLES Down Home Girl / Misty
PICCADILLY 1965 7N 35247 ホーンやオルガン等を入れた編成でR&B志向の強いサウンドを演奏していたロンドン出身の彼等のデビュー盤。A面は米ニューオリンズのR&B歌手ALVIN ROBINSONが前年にリリースした楽曲のカヴァー。アーシーな原曲にスタイリッシュな感覚とノヴェルティな味付けを施した結構凝った仕上がり。よくこんな売れそうもない(カッコいいけど)曲をデビュー曲に選んだなというレーベル側の英断に関心(あきれ?)する。B面はジャズのスタンダードでお馴染みの楽曲をほど良いノリでカヴァー。63年のアポロシアターでの実況録音盤で米R&B歌手DORIS TROYが似たアレンジで歌っているが、R&B志向の強い彼等、DORISのヴァージョンを手本にしているのかもしれない。(4/13 山田)
8000
(税込¥8800)
R&B/JAZZ
KENNY LYNCH You Can Never Stop Me Loving You /
Crazy Crazes
HMV 1963 POP 1165 歌手、作曲家、プロデューサー、役者と幅広く活躍していたエンターテイナーKENNY LYNCH。本盤は全英10位を記録した11枚目のリリース。A面はSHADOWS関係でお馴染みのIAN SAMWELLが作曲に参加しているゆったりティーンポップ、翌月には米国のポップ歌手JOHNNY TILLOTSONも録音している。B面はよくコンビを組んで楽曲を作っているCLIVE WESTLAKEとの共作によるちょっぴりR&B風味な作品、オルガンを使ったアレンジがお洒落。こちらは音楽映画‘JUST FOR FUN’用の作品で劇中KENNYが歌っている。(4/9 山田)
2800
(税込¥3080)
POP
PAUL ANKA Poor Old World / Melody In Rhyme
RCA 1966 RCA 1550 「ダイアナ」、「君は我が運命」等オールディーズヒットで一世を風靡した歌手PAUL ANKA。60年代中ごろ以降は鳴かず飛ばずの低迷期を迎えることに。本盤はそんな時期にリリースされた珍しい1枚。プロデュースを担当したのは50年代から主にEMI系で数多くの良質な音源を手掛けてきた英国のアレンジャー/プロデューサーNORMAN NEWELL、英国での録音だろうか?A面は英国ポップス界での人気のスタイル、ビートバラッド調、そしてB面は小粋なラウンジラテン風なアレンジが施された洒落た作品。低迷してたとはいえやはりANKA、このクオリティは流石。(4/8 山田)
2800
(税込¥3080)
POP
EYDIE GORME Don't Try To Fight It Baby /
Theme From “Light Fantastic”
CBS 1963 AAG 149 本国で大ヒットした「Blame It On The Bossa Nova」、英国でも第32位を記録した米国女性歌手の代表格の1人、EYDIE GORME。本盤はそのヒットに続くリリース、CAROLE KINGとのコンビでお馴染みのGERRY GOFFINと同じくブリル・ビルディングの仲間であるJACK KELLERとの共作。スタンダード等で聴かせる伸びのある歌唱をここではコンパクトな作風向けに抑え気味に歌う彼女。同名映画のテーマ曲であるB面ではA面とは対照的にいつもの伸びのある歌声をきかせる。まさにプロの技、米国エンターテイメントの底力を見せつけられた1枚。しかし残念ながら前作の様にヒットを記録出来なかった。(3/30 山田)
2800
(税込¥3080)
POP
THE SOUL BROTHERS I Keep Ringing My Baby /
I Can't Take It
DECCA 1965 F 12116 70年代にソウルっぽいサウンドで人気を博するグループHOT CHOCOLATEに加入する、トリニダード出身の作曲家/歌手TONY WILSONが中心となって結成したグループのデビュー盤。両面WILSONと同グループのメンバーNORMAN OLIVERのペンによる楽曲。米国のR&B/オールディーズに南国的感覚を塗したような陽気な作風。(3/23 山田)
2800
(税込¥3080)
POP
JOHNNY ANGEL Look, Look, Little Angel /
Jenny From Missouri
PARLOPHONE 1962 45-R 4874 60年にPARLOPHONEからデビューしたマイナー系歌手、JOHNNY ANGEL。大きなヒットも無かった割には63年の在籍終了までに7枚のシングルとリリースには恵まれていた氏。本盤は5枚目、両面共に自作曲。ノリの良いオールディーズ調のA面にホンワカとした物語仕立てのB面(何故に米国のミズーリ??)。この手のサウンドはお手の物、JOHNNIE SPENCEが素敵なアレンジを施している。当時は全くヒットもしなかったが今では海外のティーンポップファンから高い評価を得られているという。(3/14 山田)
3800
(税込¥4180)
POP
BEN E. KING So Much Love / Don't Drive Me Away
ATLANTIC 1966 584008 DRIFTERS在籍時の一連のヒット、そして何といっても「Stand By Me」でお馴染みの氏。英国ではそういったリリースぐらいのヒットしかなく、殆どのリリースは全くヒットしていない。本盤もそんな残念ながらヒットしなかった1枚。A面は人気のポップス系作曲チームGOFFIN=KINGによるアーシーなバラード調、そういった作風の中にも親しみ易いフレーズが入ってくるのは彼等ならではか、KINGも気持ち良く熱く歌っている。B面は自身も歌手として人気を博していたDON COVAYとNINA SIMONE等の作品でよくその名を見るHORACE OTTとの共作。こちらはKINGの60年代前半のヒット曲作風を意識したような、ゆったりしたポップな作風。(2/26 山田)
3800
(税込¥4180)
SOUL/R&B
BOBBY DARIN Eighteen Yellow Roses / Not For Me
CAPITOL 1963 CL 15306 当時の米国を代表する大スターの1人、BOBBY DARIN。英国でも氏の音源は配給され大ヒットも記録している。が、その一方リリース数が多い分、大ヒットまでに至らなかった地味目なものも多い。今回紹介するシングルもその典型、全英第37位をいう氏からすればパッとしなかった1枚だろうか。両面共に自身の作曲、アレンジはJACK NITZCHEが担当している。A面はマリアッチ的なテイストを入れたポップス、B面は後にノーザンソウル的な評価も得ることになるシックな作風。ちなみにこのB面曲、これを気に入ったのか翌年同じく大スターSAMMY DAVIS JR.が録音している。(2/18 山田)
3500
(税込¥3850)
POP
LARRY PAGE ORCHESTRA Walzting To Jazz / Jo-Jo
DECCA 1966 F 12320 50年代に歌手として業界入り、その後はプロデューサー、レーベル社長と出世コースを歩んだLARRY PAGE。本盤は自身のイージーリスニング系プロジェクトの第一弾。随所に入る女性コーラス等配した洒落たアレンジが心地良い。A面は米国の作曲SIDNEY JACOBSENとRUTH SEXTERの作品。B面を作曲したのはアレンジャーとして知られるALAN MOORHOUSE。自身も同じく軽音楽インスト音源を手掛けている。このプロジェクトはその後PAGE ONEやPENNY FARTHING等自身のレーベルに移し70年代まで続くことになる。(2/15 山田)
2800
(税込¥3080)
INST
NEIL CHRISTIAN That's Nice / She's Got The Action
STRIKE 1966 JH 301 若い世代に斬新なサウンドを提供すべく設立された新興レーベルSTRIKE。その第一弾に選ばれたのが60年代前半から活動していたヤサグレ系(?)アイドル系ロック歌手NEIL CHRISTIAN。作曲・プロデュースは自身もアーティストとして活動していたMIKI DALLON、両面共に新時代の幕開けを感じさせる弾けっぷりのポップス。(2/3 山田)
2800
(税込¥3080)
BEAT POP
MICHAEL NESMITH & THE FIRST NATIONAL BAND Nevada Fighter
RCA 1971 RCA 2086 MONKEESの元メンバーNESMITHが友人のドラマーJOHN WARE等と結成したカントリーロック系グループ。本盤は通算3枚目、NESMITH作曲(プロデュースも)のファンキーなリズムが印象的なノリの良いロックナンバー。本国同様に英国で人気の高かったMONKEES時代のようにはいかず、本盤を含めFIRST NATIONAL BANDではヒットが出せなかった。(1/12 山田)
2800
(税込¥3080)
COUNTRY ROCK

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