VOL.10


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LULU Love Loves To Love, Love
COLUMBIA 1967 DB 8295 そのソウルフルな歌唱と明るいキャラクターで人気を博していたお転婆(失礼!)女子歌手LULUのCOLUMBIAでの3枚目。冒頭のファンキーに跳ね上げたビートとファズギターの音色にいきなり心を鷲掴み、その上に彼女の歌唱が乗るゴキゲンな1枚。SPENCER DAVIS GROUPの「I'm A Man」等と共にスウィンギング・ロンドンを見事に体現した様なこの曲、ヒット要素も満載の様に見えるがチャート的には32位と意外と地味な結果に終わっている。(12/3 山田)
2800 GIRL
JANIE MARDEN They Long To Be Close To You /
This Empty Place
DECCA 1965 F 12101 55年にDECCAからデビューしたウェスト・エセックス出身の女優/歌手のJANIE MARDEN。翌年までに4枚のシングルをリリースするも全くヒットせず。その後はリリースは途絶えたが63年になって突如PICCADILLYからシングル1枚をリリース(これもヒットしなかったが)、2年後には古巣のDECCAに復帰し本盤をリリースすることに。今回は無難にヒット狙いか、両面共に当時英国で人気の高かった米国の人気作曲チームBACHARACH=DAVID作品を取り上げた。シットリ美しいA面、近年はノーザンソウル等の観点から高い評価を得ているという小気味良いテンポとドラマティックな歌唱が見事に合致したB面。ARTHUR GREENSLADEのアレンジ術も冴え渡った素晴らしい仕上がりだったが、残念ながら今回もヒットならず。音楽業界を盛り上げる世の若人へのアピール等も考えるとノリの良い方をA面にした方が良かったんじゃなかったか・・・というのは余計なお世話だろうなぁ・・・(11/30 山田)
8000 GIRL
THE SEARCHERS Goodbye My Love / 'Till I Met You
PYE 1965 7N 15794 全英4位を記録したPYEでの8枚目。A面は同年に米国のソウル/R&B歌手JIMMY HUGHESがリリースしたR&Bバラード作品を取り上げたもの。原曲は米国南部ソウルの名門FAMEレーベルからのリリース故かアーシーな印象を受けるが、SEARCHERSはしっかりと自身達のビートサウンド的性格を植え付けた様な仕上がりを聴かせてくれる。全体的にモワッとした(?)雰囲気にはサイケに近い感覚を覚える。ちなみにHUGHESヴァージョンは英国では翌年SUEレーベルから配給されることに。このやや先を行く選曲は一体誰のアイデアだったのだろうか?B面はメンバー全員での共作による、ギターの洒落た音色とゆったりしたリズムが印象的な小品風。コーヒーやお茶を飲みながらリラックスして聴きたい1曲。(11/28 山田)
1800 BEAT
THE TEMPERANCE SEVEN Miss Elizabeth Brown / Crazy
MCA 1968 MU 1016 そのとぼけた、かつスマートなトラッドジャズのサウンドで人気を博した音楽集団TEMPERANCE SEVEN。61年から65年まで在籍したPARLOPHONEで数多くのシングル盤をリリース。その後はしばらくご無沙汰だったが、68年に突如MCAから本盤をリリース。サウンド的にはそれまでと変わらないオールドタイミィなトラッドジャズを聴かせてくれる。30年代のスタンダードを取り上げたA面、同じく古いスタンダードかと思ってしまうグループによる素敵なオリジナル楽曲のB面。当時といえばポップス業界ではミュージック・ホール調をはじめ懐古的なアレンジがもてはやされた時期だがそうした気風もあって久々のリリースという恩恵を受けたのだろうか?しかしそうしたトレンドと違いこちらは本業(?)、決して揺るぐことのない安定したこのノリは他では得難い。(11/18 山田)
2500 JAZZ
MARK ROGERS
AND THE MARKSMEN
Bubble Pop / Hold It !
PARLOPHONE 1963 R 5045 時代的にビートグループかインストグループを思わせるこのやや匿名性のあるグループ名。その正体は60年代後半に独自のポップセンスでプロデューサーとしてその才能を開花することになるフランス生まれドイツ育ちの音楽家MARK WIRTZが学生時代に率いていたグループの唯一のシングル。両面共にピアノを軸としたインスト作品。A面は激しいドラムがひたすら疾走する上にピアノが軽快に踊る作品。B面はWIRTZによる作曲(ROGERS名義での作曲)、ラテンのリズムを取り入れたこちらもノヴェルティ色の強い作風でイントロの部分が後の氏の代表的なプロジェクトMOOD MOSAICを思わせる。(11/16 山田)
4500 INST
VINCE HILL The River's Run Dry / Not Any More
PICCADILLY 1962 7N 35043 アイルランド出身の人気女性歌手JACKIE LEEや数々の名曲を作曲した作曲家LEN BEADLE、LES VANDYKE等を輩出したヴォーカルグループRAINDROPS。今回紹介するVINCE HILLもそのメンバーだった人。ソロ歌手になるべく61年に脱退、62年にPYE傘下の新興レーベルPICCADILLYと契約し本盤でめでたくソロデビュー。A面は先に出たLES VANDYKEが送ったキャッチーなポップソング。HILLの伸びのある歌唱が映えに映えた作風で全英41位の小ヒットを記録。バラード調のB面曲もHILLの歌唱力をアピールするに十分過ぎる作品で豪華なアレンジにも臆することなく堂々とした歌いっぷりを披露、古き良き上質な映画を観た時にも似た幸福な気持ちを抱ける。アレンジにはA面にJOHNNY KEATING、B面にTONY KINGと名アレンジャーを2人起用、レーベル側のHILLに対する期待の大きさを物語っている。(11/12 山田)
2800 POP
KEN COLYER'S SKIFFLE GROUP 『 Ken Colyer's Skiffle Group 』
CLICK & PLAY Steamline Train
DECCA 1955 DFE 6286 50年代のスキッフルブームの中で活躍していた代表的な1人、KEN COLYERのグループの1枚目のEP。米国のフォーク/トラッド、ブルース等4曲を演奏。数年後に英国ブルースの土台を形成する1人、ALEXIS KORNERがギターとマンドリンで参加している所も注目。50年代らしい単色デザインのシックなPSも洒落ている。(11/3 山田)
2800 EP
GEORGIE FAME
AND THE BLUE FLAMES
Yeh, Yeh
COLUMBIA 1964 DB 7428 ロックンロール歌手BILLY FURYの伴奏グループのピアノ奏者等のキャリアを経て自身のグループBLUE FLAMESを結成。他のアーティスト達の伴奏仕事を務めながら自身達も63年にデビュー。64年にCOLUMBIAに移籍、そこでの3枚目となる本盤が全英首位を記録しブレイク。米国のジャズピアノ奏者RODGER GRANTとサックス奏者PAT PATRICKが作曲した楽曲に米国のジャズ系歌手JON HENDRICKSが歌詞を付けて歌った作品を取り上げたものだが、こういう最先端的かつアーティスティックな作品を取り上げることはアーティストの自己満足な選曲で終わってしまいがちだが、そういった楽曲をお茶の間レベルでヒットさせたのはやはり氏のセンスと才能、キャラクターに尽きる。勿論BLUE FLAMESの素晴らしい演奏もあってのこの成功だということも忘れちゃいけない。(11/3 山田)
2500 定番
THE POWERHOUSE Raindrops / La Bamba
DECCA 1966 F 12507 マンチェスター出身のR&Bを得意とするグループPOWERHOUSE。66年にDECCAからSAM COOKEの「Chain Gang」のカヴァーでデビューするも鳴かず飛ばず。レーベル側が売れ線を狙ってかはたまた彼等の趣味か分からないが、2枚目となる本盤では米国のポップなR&B歌手DEE CLARKの美しいバラード作品「Raindrops」で勝負に出た。ストリングス等も配したアレンジで、バンドというより伴奏にソロ歌手が歌った趣のある仕上がり。が、本来の彼等の趣味嗜好やウリの1つだったであろうバンドとして出すグルーヴを考慮するとラテン・オールディーズのカヴァーであるB面「La Bamba」の方が彼等の魅力がよく出ている。メンバーやファン(仲間内?)のガヤを取り入れた、モッド感、ライブ感のあるパーティーソングに仕上がっている。曲中にZOOT MONEYやGEORGIE FAME等同じくR&B趣味の強い人気アーティスト達の名前が出るのも注目所。(10/31 山田)
4800 UK R&B
LEON RUSSELL If I Were A Carpenter / White Horses
A&M 1974 AMS 7107 アルバム『STOP ALL THAT JAZZ』収録曲2曲をカップリングした1枚。A面は多くのアーティスト達が好んで取り上げているフォーク/SSW系アーティストTIM HARDINの作品、LEONらしくコミカルに仕上げている。そしてロックファンにはより強くアピールするであろう、ROLLING STONESの人気曲のカヴァーのB面。原曲は比較的ゆったりした雰囲気だったが、LEONのそれは軽快な裏打ちのリズムギターやスティールギターを効果的に取り入れたノリの良いヴァージョンに仕上がっている。英国のプロデューサーDENNY CORDELLとの共同プロデュース。(10/29 山田)
2500 SSW/ROCK
TAMIKO JONES Creepin' /
Boy You're Growing On Me
CONTEMPO 1977 CS 2130 60年代からジャズ/R&Bのクロスオーバー的な立ち位置で活動していた米国はウェスト・ヴァージニア出身の歌手TAMIKO JONES。英国では75年から彼女のシングルの配給が開始、本盤は通算5枚目で同年リリースのアルバム『CLOUDY』からのカット。A面のSTEVIE WONDER作品のカヴァーが一般的には人気があるようだが、B面も素晴らしい作品なので耳を傾けて頂きたい。自身達も歌手としてリリースのある作曲家BILL WRIGHTとRICHARD MARKS、それにアレンジャー/プロデューサー等の顔も持つTHOMAS STEWARTによる共作曲。小気味良いギターのカッティングが印象的なお洒落な伴奏に乗ってエロソウルの女帝SYLVIAにも劣らないフェロモンを発しながらTAMIKOが艶っぽく歌う。(10/25 山田)
2500 SOUL/R&B
THE BLUE ACES All I Want /
Tell Me What You're Gonna Do
COLUMBIA 1965 DB 7755 アイルランドの所謂ショウバンドだった彼等、64年にPYEからデビューし3枚のシングルをリリース。翌年には出世し更に大手のCOLUMBIAに移籍、本盤はその第一弾。A面は当時英国でも人気の高かった、CURTIS MAYFIELD等米国のシカゴソウルからの影響も香ってくる洒落た作品で作曲はメンバーのサックス奏者CHARLIE CHEEVERS。B面はやはり英国でも人気のあった米国のR&BスターJAMES BROWNの作品のカヴァー。同時期に同じくビートサウンドを奏でていたグループBO STREET RUNNERSもカヴァーしていたりと英国では特にこの曲が人気があったのか?(10/19 山田)
12000 BEAT
J.J. CALE Hey Baby/ Magnolia
SHELTER 1976 WIP 6339 ERIC CLAPTONをはじめ多くのアーティスト達が氏の楽曲を取り上げていることでロックファンにも人気の高いSSW系アーティストCALE。派手さはないが、老舗の味のようなその朴訥とした味わい深さはこの人でしか味わえない。76年に米SHELTER音源に配給がISLANDレーベルに移っての1枚目である本盤もそうした味を思う存分堪能出来る。ちょっととぼけた、コミカルなノリのA面は同年にリリースされたアルバム『TROUBADOUR』からのカット、B面は米盤とはカップリング違い、71年のアルバム『NATURALLY』からのカット、これがまた心に沁みる・・・(10/18 山田)
2800 SSW
PATRICK KERR Magic Potion /
It's No Trouble To Love You
DECCA 1965 F 12069 60年代の英国ポップス文化を語る際に避けて通れないのが人気テレビ番組‘READY STEADY GO’。今回の主役、PATRICK KERRはその番組で次々に登場する、ティーンを熱中させた新しいダンスステップを披露・紹介していたダンスの達人。そうした時の人というのもあってか、ADAM FAITHやSANDIE SHAWを抱えるマネージメントと契約し本盤で歌手デビューを果たした。A面は当時英国で高い人気を誇っていた米国の作曲チームBACHARACH=DAVIDの作品を取り上げたもの。彼等の作品の中では比較的テンポの速い作品だが、さすがはダンサー、難なく自身の歌声を見事に踊らせている。そういえばFAITHやSHAWもBACHARACH作品を歌っていたっけ。B面は適度にきらびやかなアレンジが素敵なティーンポップ。作曲者のANDREWSとは先の先輩達2人のヒット曲を数多く手掛けていたCHRIS ANDREWSだろうか?アレンジは両面共にやはりFAITHとSHAWの作品の多くを手掛けていたKEN WOODMANが担当している。(10/17 山田)
6000 POP
FRANK SINATRA Goody Goody /
Love Is Just Around The Corner
REPRISE 1962 R 20092 60年にWARNER BROS.と共同でREPRISEレーベルを設立した氏。自身も長らく在籍していたCAPITOLから移籍し、61年からリリースを開始。50年代から人気のあった英国でも同年にPYEが配給、本盤は6枚目。A面は同じポピュラー歌手ELLA FITZGERALDやオールディーズ系に人気のポップス歌手FRANKIE LYMONで知られるノリの良いキャッチーな作品を取り上げた。氏といえば「慕情」とはじめとするロマンティックなバラードの印象が一般的には強いが、主演映画同様の軽快なフットワークを聴かせてくれる。大人の男の余裕のようなものを感じさせるミッドテンポのB面もカッコいい。(10/11 山田)
2800 JAZZ/POP
BILLY J. KRAMER
WITH THE DAKOTAS
Bad To Me / I Call Your Name
PARLOPHONE 1963 R 5049 マージービート界の優男BILLY J. KRAMERとDAKOTASによる2枚目。全英2位の大ヒットを記録したデビュー盤「Do You Want To Know A Secret」に続いて本盤も両面共にLENNON=McCARTNEY作品という好待遇。A面では優しく語りかけるように、B面ではややヤサグレ感を出すなど歌唱スタイルも使い分け、チャート的には前作から更に一歩進んで見事全英首位を記録。勿論楽曲の良さや前作の余波もあるだろうが、両面共にDAKOTASの名伴奏、そしてBILLY J.のほどよい二枚目っぷりの歌唱が最大の魅力だろう。(10/8 山田)
2000 UK BEAT
JIMMY LLOYD Pony Time
PHILIPS 1961 PB 1120 58年にPHILIPSからデビューしたポピュラー系歌手JIMMY LLOYD。ヒット曲こそ出せなかったが、そのスムースな歌唱スタイルを活かして良質なシングル盤を数多く残した氏。この「Pony Time」は通算8枚目、当時英国でも人気を博していた米国のツイスト男で知られるポップス歌手 CHUBBY CHECKERが一か月前にリリースし全英27位を記録した楽曲のカヴァー。人気アレンジャーIVOR RAYMONDEが手掛けた軽快な伴奏に乗って景気の良い歌唱を聴かせてくれる。原曲のCHEKCERヴァージョンに比べてややテンポが遅め故か、こちらの方がR&B指数は高い?(10/7 山田)
3500 UK COVER
FREDDIE KING Boogie Bump / It's Your Move
RSO 1975 2090 170 ERIC CLAPTON等ロックギタリストに多大な影響を与えた、B.B.、ALBERTと並ぶブルースのKINGの1人、FREDDIE KING。ここで紹介する本盤は英国でのラストシングル。A面は時のトレンドたるファンキーディスコの要素を大胆に取り入れた意欲的な作品。至極軽薄な伴奏でも乗っかるのはいつもの歌とギター。が、やはり本命は本領発揮のブルースロック調のB面だろうか。重厚なリズムに乗って、そのソウルフルな歌とギターは一段と輝く。プロデュースを担当したのは60年代後半にBLUE HORIZONレーベルを立ち上げ英国ブルースシーンを盛り上げたMIKE VERNON。(10/6 山田)
2200 BLUES
WAYNE FONTANA It Was Easier To Hurt Her /
You MAde Me What I Am Today
FONTANA 1965 TF 642 実力派ビートグループMINDBENDERSを率いて活躍していた歌手WAYNE FONMTANA、今回のシングルはソロ第一弾。A面は同年に米国のソウル/R&B歌手GARNETT MIMMSがリリースした楽曲をカヴァーしたもの。原曲が持つドラマティックな展開とFONTANAの歌謡感溢れる歌唱がマッチした仕上がり。ソロ一作目だけに期待もしただろうがチャート的には36位とグループでの活躍と比較するとやや地味だった。B面は人気作曲家チームMITCH MURRAYとPETER CHALLANDER(ここではROBIN CONRAD名義)による、A面と同路線のビートバラッド調。両面のアレンジを手掛けたのは作曲家としても活躍していたLES REED。(10/5 山田)
2500 POP
THE CROWNS She Ain't Gonna Do Right
PAMA 1968 PM 745 レゲエ系/ちょっと珍しい米ソウル音源配給を得意とするPAMAレーベルが送り出した英国産ソウル系ヴォーカルトリオの2枚目。前年に米国の人気ソウル/R&B歌手CLARENCE CARTERが録音・リリースしたミッドテンポの南部ソウルのカヴァー(作曲はDAN PENN=SPOONER OLDHAMの人気チーム)。CROWNSのそれも比較的原曲に近い仕上がりだが、PAMAレーベルの持つイナタい感覚が全編に漂う。渋めの歌声のCARTERと違い、ファルセットヴォーカルがリードを取っている所もポイントだろうか。(9/29 山田)
4500 UK SOUL
FRANCOISE HARDY Just Call And I'll Be There /
You Just Have To Say The Word
DISQUES VOGUE 1965 VRS 7001 SYLVIE VARTANやFRANCE GALLと共にフランス産ガールポップの代表選手であるFRANCOISE HARDY。英国では彼女の現地のレーベルVOGUEとライセンス契約しているPYEが64年から配給を開始、65年には英語詞によるシングル「All Over The World」が全英16位のヒットを記録。同年にはPYEは傘下にVOGUE音源専門のレーベルDISQUES VOGUEを設立、本盤はこのレーベルからリリース。A面は英国の人気アレンジャー/作曲家CHARLES BLACKWELL作曲のフワフワした可愛らしいガールポップ(BLACKWELLが手掛けていた英女子歌手SAMANTHA JONESも録音している)。B面は彼女自身の作曲に英国の作詞家JULIAN MOREが英語詞をつけたもの。慣れない英語詞での囁くような歌唱は殿方のハートを鷲掴み必至。(9/15 山田)
3500 GIRL
CATERINA VALENTE Till / Amour
DECCA 1960 45-F 11306 フランス出身、数か国語で歌い欧州を中心に国際的に活躍したスター歌手CATERINA VALENTEの英国での2枚目のリリース。両面共にイタリアでリリースされていた(英でのリリースは不明)『PERSONALITÁ』からのカット。A面はシットリとエレガントなバラード、B面は適度なノリのラテンアレンジがお洒落、小粋にステップを踏みたくなるような1曲。(9/14 山田)
2200 FEMALE
TRULY SMITH Love Is Me Love Is You /
My Smile Is Just A Frown Turned Upside Down
DECCA 1966 F 12373 近年は60年代後半のグルーヴィな音源の評価が高くなっている実力派女子歌手TRULY SMITHのデビュー盤。初っ端ということで無難にノリの良い曲で勝負にでたのか、A面はTONY HATCH作曲のアップテンポな作品。HATCHといえばPYEレーベルの印象が強いが(実際この曲はPYEでは氏の細君JACKIE TRENTが録音している)、DECCAのレーベルで氏の名前を見るのは新鮮。そしてB面は当時英国で人気を博していた米国のソウル系レーベルMOTOWN作品のカヴァー。原曲は64年にレーベル専属の女子歌手CAROLYN CRAWFORDが録音・リリースしていたもの。フワフワした可愛らしいポップな作風とTRULYの声質の愛称もバッチリ。(9/10 山田)
12000 GIRL
MARK LOYD Everybody Tries / She Said No
PARLOPHONE 1965 R 5332 64年にPYEからデビューしたマイナー系ビートグループMONOTONESの初代リード歌手だったMARK LOYD。65年にソロ歌手としてPARLOPHONEからデビュー、本盤は2枚目。A面は当時自身達もアーティストとして活躍していた人気作曲チームCARTER=LEWISによる、ちょっとビートっぽい曲展開を見せるバラード作品。そしてB面はMONOTONESのリードギター担当のBRIAN ALEXANDER(本盤のプロデュースも担当している!)が作曲した作品。コーラスの感じや曲調は米国ソウル/R&Bの歌手/作曲家CURTIS MAYFIELDの作風を思わせるソウル風味のポップス。ちなみに本盤の録音にはMONOTONESも参加しているとか。この後MONOTONESはTREETOPSと改名し再デビュー、この際もLOYDはヴォーカルとして参加することに。(9/8 山田)
6000 POP
COZY COLE Topsy - Part 1 / Topsy - Part 2
LONDON 1958 45-HL. 8750 英国ロックの人気ドラム奏者のCOZY POWELLの名前の由来でもある、米国のジャズ系ドラム奏者COZY COLE。氏といえば58年に全米で大ヒットした氏の代表的なシングル「Topsy」、本シングルはその英国配給盤。両面で一部・二部と分かれているようだが、各々が別ヴァージョンの独立した形となっている。ストレートなジャズ風のA面とオルガンやCOLEのドラムソロを大胆に配したモンド感溢れるB面(ちなみに米国ではA面が27位、B面が3位の大ヒットを記録している)。英国では29位を記録。かのRINGO STARRも若き頃に夢中になっていたそうだが、この英LONDON盤を聴いていたのだろうか・・・(9/8 山田)
2800 DRUM !
THE SUPREMES Stoned Love
TAMLA MOTOWN 1971 TMG 760 DIANA ROSS脱退後にJEAN TERRELLが新加入、本作はその体制になって3枚目。作曲はプロデュースも担当しているFRANK WILSONとKENNY THOMAS。躍動感のあるビートに美しくメロディアスな歌唱が乗る、新生SUPREMESの魅力を凝縮したような素敵な作品。英国でも3位の大ヒット(米ではチャート8位)を記録。近年では英国のバンドがライヴの出囃子(?)として使用したりと本国以上に人気があるのかな?(9/5 山田)
1800 SOUL/R&B
THE NICE Brandenburger / Happy Freuds
IMMEDIATE 1968 IM 072 2枚目のアルバム『ARS LONGA VITA BREVIS』からのカット、IMMEDIATEでのラストシングル。A面はアルバムの組曲からの1部を抜粋した作品、ドカドカとドラムがグルーヴィなビートを刻む上でバッハの流麗な旋律が踊る面白い作風。B面はオルガンを中心としたサイケな演奏にヴォーカルが乗るポップな作品。ヴォーカルの不安定さが更にサイケ度を増している?(9/5 山田)
3800 PYSCH/PROG
JIMMY JAMES & THE VAGABONDS Help Yourself / Why
TROJAN DISCO PICK 1975 TDP 1 60年代前半にジャマイカから渡英、活躍していたソウル/R&Bグループの彼等の75年リリース。元々は70年にレゲエ系音源でお馴染みTROJANレーベルからリリースされていたものだが(全く売れなかった)、当時盛り上がっていたノーザンソウル需要に当て込んでだろうか、TROJANが‘DISCO PICK’なる傘下レーベルから再リリースしたもの(PYEのDISCO DEMANDみたいなものか?)。典型的なポップなノーザンソウルのA面にJAMES自作によるゆるいファンキーソウル(一度PYEにてソロ名義で録音している楽曲を再録したもの)。アレンジは60年代に自身もカッコいいシングルをリリースしているPHIL WAINMAN。残念ながら今回もヒットせず。が、これに懲りずにTROJANは翌年MIAMIなる傘下レーベルから再々リリースしている。(9/3 山田)
2800 UK SOUL
KEN JONES, PIANO WITH HIS ORCHESTRA On The Rebound / Bluesville
PARLOPHONE 1961 45-R 4763 60年代前半にPARLOPHONEで良質なポップス音源を手掛けていた作曲家兼アレンジャーKEN JONES。本盤はそのJONESがピアノ奏者として主役を張るシングル。A面は米国のピアノ奏者FLOYD CRAMER作品を取り上げたもの。自作のB面は米国のR&B系ギタリストPHIL UPCHURCHのR&B系インストの定番「You Can't Sit Down」を思わせるリフが印象的なR&B調の作品。両面共に踊るような軽快なプレイが楽しめる。(9/1 山田)
2800 INST
JOHN L. WATSON AND THE HUMMELFLUGS Lookin' For Love /
I Only Came To Dance With You
PYE 1964 7N 15746 米国出身の歌手JOHN L. WATSONを中心に結成したグループHUMMELFLUGS。本盤は彼等のデビュー盤。A面はMARY WELLS等初期MOTOWNのサウンドを意識した様なソウル/R&B路線。作曲したのはレゲエ/スカ系音源のカタログが充実しているマイナーレーベルCARNIVALによく楽曲を提供しているDAY & ZEFFERTTなるチーム。レーベルメイトの人気セッションコーラス隊BREAKAWAYSによる強力なバックアップも聴き所。ロマンティックなバラードのB面、作曲者JIM SMITHとは当時英国で人気を博していた米国出身のロック歌手P.J. PROBYのこと(JIM SMITHは本名)。前年に米国ではR&B系女子歌手PAT POWDRILLが録音・リリースしている。(8/30 山田)
4800 POP
THE MOVE Night Of Fear / Disturbance
DERAM 1966 DM 109 ポップス職人ROY WOODを中心にバーミンガム人脈のツワモノ共が集まって結成したスーパーグループのデビュー盤。元々は「Disturbance」をA面にする予定だったが「Night Of Fear」の方が売れ線だということでこうした形となってリリースされ、結果として全英第2位の大ヒットを記録。たしかに「Disturbance」はB面にあるまじき(?)垢抜けたカッコ良さがある。プロデュースは翌年同レーベル所属のグループPROCOLU HARUMの「青い影」等を手掛けるDENNY CORDELL。(8/20 山田)
2800 デビュー盤
CLEO LAINE It Was A Lover And His Lass /
O Mistress Mine
COLUMBIA 1961 45-DB 4723 英国の代表的なジャズ/ポピュラー系女性歌手の1人、CLEO LAINE。今回の1枚はCOLUMBIAレーベルでのちょっと変わった面白いジャズ系音源を数多くリリースしている‘LANSDOWNE JAZZ SERIES’の一環で、59年にリリースされていた4曲入りのEP盤から2曲を抜粋したもの。かの偉大な劇作家シェイクスピアの文章に作曲家兼ピアニストARTHUR YOUNGが曲を付けた作品を歌うという趣旨で、両面共にスムースな伴奏にCLEOが上品に踊るように流麗に歌う。制作指揮を担当したのは米国出身のトロンボーン奏者/作曲家RAYMNOND PREMRU(レーベルの表記はRAY PREMRU名義)が担当している。(8/20 山田)
2800 FEMALE
FAT DOMINO What A Price /
Ain't That Just Like A Woman
LONDON 1961 45-HLP 9301 米国ではELVIS等と並ぶ大スター、ニューオリンズ音楽の代表的なアーティストFATS DOMINO。英国でも55年から氏の作品の配給を開始、全英6位の大ヒットを記録した「Blueberry Hill」をはじめ多くのヒットを出して(とはいっても20位、30位台が殆どだけど)人気を博した。今回紹介するのは61年リリース、本人も作曲に参加したバラードタイプのA面、そして力強いビートとギターのリフがカッコいいB面はR&B界の先輩LOUIS JORDANの46年に全米で大ヒットした作品のカヴァー。残念ながら本盤はヒットを記録することが出来なかった。(8/17 山田)
2800 SOUL/R&B
CHRIS FARLOWE The Fool
IMMEDIATE 1965 IM 016 モッド的な評価を得て今となっては人気の(一部だけど)DECCAでのデビューシングルは当時は大コケ、次に所属したCOLUMBIAでもその持ち前のそのソウルフルな喉を活かし切れずにいた氏。65年に新興レーベルIMMEDIATEに移籍、本盤はそのIMMEDIATEでの記念すべき1枚目。A面は米国のカントリー/ロカビリー系歌手SANFORD CLARKが同年にリリースした楽曲のカヴァー。CLARKの原曲はカントリー/ロカビリー色濃厚だったが、FARLOWEは見事にブルース色強いやさぐれたヴァージョンに仕上げた。このカッコいい録音をプロデュースしたのはANIMALSのヴォーカリストERIC BURDON。歌い手とプロデューサーの嗜好が十分すぎるほど反映された贅沢な内容。しかしこんな渋いシングルがヒットするわけもなく、初ヒットは次のシングル「Think」まで待たなくてはならなかった・・・(8/17 山田)
6000 UK R&B
FREDDIE & THE DREAMERS If You've Got A Minute, Baby /
When I'm Home With You
COLUMBIA 1966 DB 7857 44位を記録した65年にシングル「Thou Shalt Not Steal」を最後にヒットチャートとは縁遠くなってしまった彼等。かつてのようなヒットは記録しなかったものの音楽的には非常に充実したシングルをその後もリリースし続けており、今回紹介する66年作品もそうした1枚。FREDDIE自身のペンによるA面はFREDDIEならではの優しくキャッチーなメロディとそれを歌う安定感のある歌唱が合致した素晴らしい作品、メンバー達の共作によるB面はラテン的なリズムを取り入れた、一歩間違えれば(失礼!)オシャレ音楽と評価されるようなカッコ良さ。悲しいほどに全くヒットしていないが是非聴いて頂きたいシングル。(8/15 山田)
3500 BEAT
THE FANTASTICS Baby Make Your Own Sweet Music
MGM 1968 MGM 1434 70年代にBELLレーベルで歌謡風味のポップソウルで人気を博した米国からの出稼ぎソウルグループの彼等。本盤は英国での記念すべき1枚目。楽曲は彼等と同じくポップス風味のソウルサウンドを奏でていた米国の人気グループJAY AND THE TECHNIQUESが同年にリリースしていた楽曲を取り上げている。TECHNIQUESのヴァージョンは比較的ゆったりしたテンポだったが、こちらは歯切れの良いノーザンソウル風味に仕上がっている。この素敵なアレンジを担当したのは翌年にLED ZEPPELINの一員として世界に羽ばたくJOHN PAUL JONES。ちなみにプロデューサーとしてクレジットされているVELOURSなるグループはFANTASTICSの米国での活動時のグループ名。(8/11 山田)
6000 PROMO
CILLA BLACK Anyone Who Had A Heart /
Just For You
PARLOPHONE 1964 R 5101 LENNON=McCARTNEY提供のデビューシングルはチャート35位と地味なスタートを切った彼女。次なる2枚目は当時英国でも人気のあった米国の作曲家BURT BACHARACH作品で無難に勝負に出た。彼女の素敵な歌唱も楽曲にハマり見事全英首位を記録。B面は後のリリースされたシングルのB面の多くを手掛けることになる、マネージャーで未来の夫となるBOBBY WILLISのペンによる作品。A面曲になるインパクトは無いものの、つい何度も聴きたくなる魅力がWILLIS作品にはある。(8/8 山田)
1800 GIRL
SUE THOMPSON Willie Can / Too Much In Love
FONTANA 1963 267262 65年に英国でもヒットした「Paper Tiger」でお馴染みの米国カントリー系女子歌手SUE THOMPSON。今回の1枚は英国での7枚目、FONTANAでのラストの配給。A面はカントリー要素はあまり無い、彼女のチャーミングな歌唱を活かしたポップソング。一方B面は本領発揮(?)の比較的ストレートなカントリーバラード。両面共にEVERLY BROTHERSの初期作品を手掛けたことで知られる作曲チームBOUDLEAUXとFELICEのBRYANT夫妻によるもの。(8/6 山田)
2500 US GIRL
MARIANNE FAITHFULL Come And Stay With Me /
What Have I Done Wrong
DECCA 1965 F 12075 STONESや彼等のマネージャーANDREW LOOG OLDHAMの後押しで64年にJAGGER=RICHARD作品「As Tear Goes By」でデビューした彼女。本作は3枚目、A面は当時英国でもその作品が高い評価を得ていた米国の作曲家兼歌手JACKIE De SHANNON作品。B面は本盤のアレンジを担当しているMIKE LEANDERがMICHAEL FARR名義で作曲した作品。この時期の彼女にしては珍しい(?)比較的ノリの良い作風。プロデュースは後にOLDHAMと共にIMMEDIATEレーベルを運営するTONY CALDER。全英チャート4位のヒットを記録。(8/4 山田)
2800 GIRL
BETTY SMITH'S SKIFFLE There's A Blue Ridge Round My Heart Virginia
TEMPO 1957 45/A 162 トラッドジャズ系のカタログで知られるレーベルTEMPOからの本盤。当時では珍しかったであろう歌手兼サックス奏者というBETTY SMITHのスキッフル・グループからの1枚。20年代に米国にて作曲家IRA SCHUSTERとFRED PILLIPS、作詞家ALFRED BRYANによって作曲された作品を取り上げたもの。軽快な伴奏に乗って可愛らしい歌を聴かせる彼女、この後彼女は自身のロックンロールコンボを率いてDECCAからリリース、米国でも配給されヒットを記録することになる。(8/1 山田)
SOLD SKIFFLE
ALMA COGAN The Train Of Love /
The “I Love You” Bit
HMV 1962 45-POP 760 我が国でも「恋の汽車ポッポ」の邦題で人気を博した「The Train Of Love」。この曲というとALMAの印象が強いが、元々は米国の人気アイドル歌手ANNETTEが同年にリリースしていたヒット曲をカヴァーしたもの(作曲はPAUL ANKA)。そんなA面に隠れてしまった英国の人気作曲家、LIONEL BARTのペンによる可愛らしいB面曲も是非聴いて欲しい。土着性のあるギターの音色から始まりOCHER NEBBISHなる歌手(?)がコミカルな声で合いの手を入れるノヴェルティな作品。ALMAも実に楽しくノビノビと歌っている様。ちなみにこのNEBBISHはBARTの変名だそうな。(7/20 山田)
2800 GIRL
WYNDER K. FROG Turn On Your Love Light
ISLAND 1966 WI 280 英国ロック界で活躍していた鍵盤奏者MICK WEAVERを中心とするインストグループのデビュー盤。A面は当時英国のR&Bファンに人気の高かった米国のブルース歌手BOBBY BLANDの定番曲のカヴァー。速めのテンポに乗ってWEAVERがノリノリに弾きまくるカッコいい仕上がり。プロデュースはレーベルの社長CHRIS BLACKWELL。(7/15 山田)
¥12000 INST
HEINZ Country Boy / Long Tall Jack
DECCA 1963 F 11768 JOE MEEKが手掛ける人気インストグループTORNADOSのベース奏者としても活躍していたロックンロール歌手HEINZ。本盤は全英5位を記録したシングル「Just Like Eddie」に続く1枚。A面はMEEK組の1人で自身も歌手としてリリースのある作曲家GEOFF GODDARDの作品、そしてB面はMEEK直々に作曲に参加した作品。ハレンチな60年代歌謡にも通じるノヴェルティなサビ等、御大がペンをとっただけあってA面以上にMEEK指数が高い。チャート的には26位と前作ほどには振るわなかった。(7/15 山田)
2800 MEEK
THE ACTION Baby You've Got It /
Since I Lost My Baby
PARLOPHONE 1966 R 5474 女性歌手SANDRA BARRYの伴奏グループだったビートグループBOYSが前身の彼等。この名前に改名し時代のトレンドたるソウルサウンドを指針としてPARLOPHONEから再デビュー、本盤は3枚目のシングル。シカゴの名門CHESSレーベル所属のグループMAURICE AND THE RADIANTSの楽曲をカヴァーしたA面にMOTOWNの人気グループTEMPTATIONSの楽曲をカヴァーしたB面というコンテンポラリーなソウル楽曲を取り上げた意欲的な1枚。B面のようなメロウな楽曲でヴォーカリストREG KINGのソウルフルな歌唱はより映える。(7/14 山田)
18000 MOD
BRIAN POOLE
AND THE TREMELOES
I Want Candy / Love Me Baby
DECCA 1965 F 12197 62年にDECCAからデビュー、ポップなテイストのビートナンバーで音楽界を賑わせた彼等。本盤はレーベル在籍時末期のリリース、それまでの比較的お坊ちゃん的なイメージの脱却を図るべく(?)、両面共それまで以上にワイルドなノリを聞かせてくれる。BO DIDDLEY風ビートに攻撃的なギターサウンドがカッコいいA面は米国のガレージ風ビートグループSTRANGELOVESのヒット曲のカヴァー。B面はグループのオリジナルでR&B調の作品。頑張った甲斐あってか全英25位を記録、65年を境に脱落していくビート第一世代の中では健闘した方だろうか。(7/8 山田)
2800 UK BEAT
DANNY WILLIAMS Since You Set Me Free, Baby /
I Really Didn't Know What Hit Me
HMV 1966 POP 1532 59年にHMVからデビュー、以降数多くのシングルをリリースしていた南ア出身のポピュラー系歌手WILLIMAS。本盤はそのHMV在籍末期の最後から2枚目のリリース。両面共に壮大なオーケストレーションを配したバラード作品。自身も作曲に参加しているB面、近年では所謂ノーザンソウルのビートバラッドとしての評価もあるそうな。(7/7 山田)
4500 POP
GRAHAM BONNEY Papa Joe / My Jenny
COLUMBIA 1967 DB 8283 JOE MEEK関連でお馴染みのグループRIOT SQUADの元ヴォーカリストGRAHAM BONNEYの7枚目。A面はHOLLIESの「Tell Me To My Face」を思わせるのサイケなポップス。やや欧州趣味も感じるのは本国以上にドイツで人気を博した氏ならではか。B面もこの時期よくあるサイケなポップス風。両面共にアレンジはMIKE VICKERS、下世話な楽曲でありながらこのほどよい品の良さはまさにVICKERSの仕事。(7/5 山田)
2800 POP
THE ROLLING STONES Paint It Black / Long Long While
DECCA 1966 F 12395 R&B/ブルース的性格の強い楽曲の印象が強い彼等だったが、66年というサイケ前夜にいち早くサイケ感覚を取り入れ見事全英1位を記録した本盤。ANIMALSをはじめ同業者(?)のロックアーティストだけでなくジャズ系のアーティスト等も好んでカヴァーしていることのがこの作品の魅力を大いに語っている。一方そんな著名な曲に隠れてしまったようなB面の方は先の印象どおりの米南部あたりのR&Bバラードを意識したような作風。沁みるなぁ・・・(6/30 山田)
2500 定番
DONOVAN Sunshine Superman
PYE 1966 7N 17241 65年に「Catch The Wind」でデビュー、当初は正統派フォーク歌手としての印象が強かったDONOVAN。が、この66年リリースの「Sunshine Superman」では迫りくるサイケの感覚をいち早く取り入れ意欲的アーティスト魂を見せた。それまでの氏のイメージとのギャップ、そして何よりも楽曲のキャッチーさが受けて全英2位の大ヒット。勿論ヒットの臭いを嗅ぎ分けるプロデューサーMICKIE MOSTの存在も無視出来ない。(6/28 山田)
1800 PSYCH
RAY CHARLES Cry / Teardrops From My Eyes
HMV 1965 POP 1392 大量のリリースはあるものの、意外とヒット曲の少ない御大。本盤も残念ながらヒットしなかった1枚。A面は52年に歌手JOHNNY RAYが大ヒットさせた、多くの歌手達が取り上げているスタンダード的作品。アレンジ等は原曲とほぼ同じだが第一声でRAYの世界が広がっていく。そしてR&B好きにはこちらをおススメしたいB面、数々の名曲を手掛けたR&B系作曲家RUDY TOOMBSによる作品でATLANTICのスター歌手RUTH BROWNが50年にヒットさせた作品を取り上げたもの。ビッグバンドによるジャジーかつゴージャズなアレンジがお洒落。豪快なRUTHのそれとはまた違った良い味が出ている。(6/22 山田)
2200 SOUL/R&B
NEAL HEFTI
CHORUS AND ORCHESTRA
Girl Talk / Lonely Girl
CBS 1967 201795 「Batman Theme」と並び数多くのカヴァーヴァージョンがを生むことになるNEAL HEFTIの代表的な作品「Girl Talk」。元々は‘HARLOW’という映画用の楽曲だったもので、本盤はそのサントラから2曲をカットした1枚。B面「Lonely Girl」はコーラス隊を配した作風。本盤は元々はAB面が逆の形で65年にリリースされていたシングルだったものだが、業界で「Girl Talk」推しの雰囲気でもあったのかこの形で後に再リリースした1枚。残念ながらどちらもヒットには至らなかった。(6/18 山田)
2200 OST
LARRY WILLIAMS Turn On Your Love Light /
Dizzy Miss Lizzy
SUE 1965 WI-381 主に米国産の良質なソウル/R&B音源を専門に配給していた、ISLAND傘下のコレクタブルなレーベルSUE。本盤はその貴重なカタログからの1枚。主役はBEATLESをはじめ初期ビート世代にとってはヒーローの1人、ロックンロール歌手LARRY WILLAMS。SUEからリリースされていた実況録音盤から2曲をカットしたもので、A面はR&B歌手BOBBY BLANDのカヴァー、B面は自身の十八番。実況盤特有の音質の低さ(?)も吹っ飛ばす豪快な歌唱を聴かせてくれる。プロデューサーのクレジットにはレーベルの要人GUY STEVENSの名前が。(6/13 山田)
8000 SOUL/R&B
THE DELFONICS La-La Means I Love You /
Can't Get Over Losing You
BELL 1971 BLL 1165 フィラデルフィアのスウィートソウルの代表的グループのDELFONICS。「La-La Means I Love You」はジャンルや時代を超えて高い人気を誇る彼等の代名詞的な1曲。英国では本国と同じ68年に配給されるも全くヒットせず。しかし70年に彼等の同じく代表曲「Didn't I」がヒット、それに便乗してなのか、再リリースとなったのが本盤。チャート的には22位を健闘、過去のカタログの再利用でこの成績は上々かね。グルーヴィな演奏が印象的なノーザンソウル風のB面もおススメ。(6/11 山田)
2000 SOUL/R&B
JAMES RAY Itty Pitty Pieces /
You Remember The Face
PYE INTERNATIONAL 1962 7N 25147 FREDDIE AND THE DREAMERSがカヴァーヒットさせたポップ調のR&B定番曲「If You Gotta Make A Fool Of Somebody」でポップス好きにもお馴染みのR&B歌手JAMES RAY。本盤は英国での2枚目にしてラストの配給となってしまった1枚。ハーモニカを導入しアーシーな仕上がりとなっているA面にニューオリンズ音楽好きにもアピールする三連のB面。両面共に先の「If You〜」を手掛けた作曲家RUDY CLARKのペンによるもの。ちなみにブレイク前のROCKIN' BERRIESやCHRIS FARLOWEがA面を取り上げているが残念ながらFREDDIE達の様な恩恵は受けなかった。(6/2 山田)
3800 SOUL/R&B
CAROL DEENE James (Hold The Ladder Steady)
HMV 1962 45-POP 1086 61年にデビュー、HMVが誇る実力派女子歌手CAROL DEENEの5枚目。コミカルで可愛らしい作風のA面は米国の歌手SUE THOMPSONが同年リリースした楽曲のカヴァー、そういえば彼女のデビュー曲「Sad Movies」や2枚目「Norman」もSUE THOMPSONのカヴァーだった、HMVにおけるSUEのカヴァー要員だったのだろうか。作曲はカントリー系ルーツを持つJOHN LOUDERMILK。彼女の歌唱力を十二分に発揮した録音だったが全くヒットしなかった。(5/28 山田)
2800 GIRL
BERNIE & THE BUZZ BAND Don't Knock It /
When Something Is Wrong With My Baby
DERAM 1968 DM 181 BILLY FURYと同じリヴァプール出身、ホーンセクションを導入した本格的ソウル/R&Bを奏でるグループのデビュー盤。前年に催された米国ソウルレーベルSTAXの英国ツアーの熱波を受けてか両面STAX系楽曲を取り上げた。A面はEDDIE FLOYD、B面はSAM AND DAVEがオリジナル。英国のグループがこの手のサウンドを取り上げるとややロック/ポップス指数も高くなってしまうが、彼等は本場の分厚いサウンドに肉迫せんと結構頑張っている。(5/26 山田)
8000 UK SOUL
BILLY FURY Like I've Never Been Gone /
What Do You Think You're Doing Of
DECCA 1963 F 11582 BEATLESと共にリヴァプールの誇り、歌手BILLY FURYの63年リリース。A面はファンだけでなく他のクルーナー系歌手のファンも魅了するような甘くスムースなバラードで見事全英3位を記録。B面は自身のペンによるものでストリングスやオルガンを使ったアレンジが実に洒落ているブルージーな作品。同じく英国ロックンルール期から活動していた歌手DUFFY POWERのブルージーな作風に通じるカッコ良さがある。(5/24 山田)
2500 POP
BOBBY VINTON Blue Velvet / Is There A Place
COLUMBIA 1963 DB 7110 我が国のオールディーズファンや深夜ラジオリスナーには「Mr.Lonely」でお馴染みの米ポップス歌手BOBBY VINTON。全米第1位を記録した本盤のA面は同じく氏の代名詞的な1曲。が、何と英国では全くヒットせず。当時はビートブームが盛り上がりつつあった時期、タイミングが悪かったのかもしれないが・・・不思議。同様にTHE MAMAS AND THE PAPASの「California Dreamin'」やMARVIN GAYEの「What's Going On」等々本国で大ヒットするも英国でコケた米国産音源は意外と多い。こういう各国のチャートアクションの違いもまたこの時代の音楽の魅力の1つ。あまりにも有名すぎるA面にすっかり隠れてしまったB面は自作曲、これがまた良質のティーンポップ。こちらも是非聴いて頂きたい1曲。ちなみにA面は随分と時を経た1990年にテレビのCMソングに起用され再リリース、その時は何と全英2位の大ヒットとなっている。(5/20 山田)
2800 US POP
THE WHO My Generation
BRUNSWICK 1965 05944 BRUNCKSWICKから65年に1枚目「I Can't Explain」をリリースし続く「Anyway Anyhow Anywhere」、そして本盤でダメ押し、全英首位を獲得し一気にスターグループの座を勝ち取った。それまでの所謂ビートサウンドとは違う、まさにロックの夜明けを感じさせる記念碑的な1枚。65年10月にロンドンのIBSスタジオで録音、レーベルにクレジットが記載されてはいないがプロデュースは勿論SHEL TALMY。(5/19 山田)
4500 MAXIMUM
GENE McDANIELS Point Of No Return /
Warmer Than A Whisper
LIBERTY 1962 LIB 55480 米国のポップス系歌手GENE McDANIELSの62年リリース。A面は人気作曲チームGERRY GOFFIN=CAROLE KINGのペンによる作品。ほどよいゆったり加減とキャッチーなメロディが素敵な調和を生み出した素敵な作品。勿論SNUFF GARRETTの手腕もあっての完成度。前年にシングル「Tower Of Strength」が中ヒットを記録した氏、そんな勢いに乗りたかったが残念ながらヒットすることはなかった。スムースなジャズ風のB面もおススメ、JOHNNY MANN SINGERSによるコーラスとまろやかな音色のギターを入れたアレンジが洒落ている。(5/11 山田)
2800 POP
CLEO LAINE Something's Gotta Give
PICCADILLY 1961 7N 35020 英国のジャズヴォーカルの代表格CLEOからの1枚。リリース当時はFONTANAレーベルと契約、良質な作品を次々にリリースしていた彼女。何故唐突にPICCADILLYからのリリース?。調べれば本盤リリースの先月にFONTANAでリリースしたシングルが全英5位の大ヒット、以前に彼女が所属していたPYEレーベルが子会社から便乗してリリースしたわけか(レーベルには録音年は58年と記載)。まぁそんなの関係なしにスムースなスウィングを聴かせる素敵な1枚。楽曲はFRED ASTAIRE主演の映画‘DADY LONG LEGS’からの1曲を取り上げたもの。アレンジを担当しているDAVID LINDUPは彼女の夫でサックス奏者のJOHNNY DANKWORTHとよく仕事をしていた人。(5/9 山田)
2800 JAZZ VOCAL
SOUNDS NICE FEATURING
TIM MYCROFT
Love At First Sight / Love You Too
PARLOPHONE 1969 R 5797 そのエロなムードで英国でもヒットを記録したSERGE GAINSBOURGとJANE BIRKINの所謂「ジュテーム」。数多くのカヴァーヴァージョンが制作されたが今回の1枚もその1つ。ELTON JOHN等でお馴染みのGAS DUDGEONがプロデュース、アレンジャーPAUL BUCKMASTERとオルガン奏者TIM MYCROFTによるインスト・プロジェクトによるカヴァー。骨太なベースを軸としたリズムにMYCROFTのオルガンが華麗に踊る質の高い仕上がりで全英第18位を記録。BUCKMASTERによる作曲のB面は疾走感のあるジャズロック風、ちょっと刑事モノっぽい。(5/7 山田)
2000 INST
THE KINKS 『 Kinksize Session』
CLICK & PLAY Things Are Getting Better
PYE 1964 NEP 24200 「You Really Got Me」、「All Day And All Of The Night」で大ブレイクを果たした彼等。本盤はそんな勢いに乗ってリリースされた1枚目のEP。収録された4曲はシングルやLPには未収録、カヴァー1曲にオリジナル3曲という構成。SHEL TALMYプロデュースによる、初期の荒々しいビートサウンドが楽しめる。(5/7 山田)
7000 EP
MINNIE RIPERTON Seeing You This Way
EPIC 1975 S EPC 3360 全英チャート第2位の大ヒットを記録した彼女の代表曲「Lovin' You」。今回の1枚はその勢いに乗ってリリースされたシングルで同じく名盤『PERFECT ANGEL』に収録さていた可愛らしいポップな1曲。実はこの曲、「Lovin' You」の前に一度彼女の英国デビュー盤としてリリースされていたものだが全くヒットせず、「Lovin' You」の成功に便乗して(?)B面を差し替えての再リリースだった(本盤のB面は「It's So Nice(To See Old Friends)」)。しかし残念ながら今回もヒットすることはなかった・・・(5/5 山田)
1800 SOUL/R&B
CILLA BLACK Love's Just A Broken Heart
PARLOPHONE 1966 R 5395 最近では60年代の彼女を題材にしたミュージカルが話題のCILLAの全英第5位の大ヒットを記録した7枚目のシングル。どこか欧州大陸っぽい作風だと思ったらフランスの作曲家MICHELE VENDOMEの作品だという。共作者にKENNY LYNCHと米国出身の作曲家MORT SHUMAN(アレンジも担当)の名が記載されているのは訳詞を手掛けたということだろうか。(4/27 山田)
1500 POP
THE PAPER DOLLS Someday /
Any Old Time You're Lonely And Sad
PYE 1968 7N 17655 レーベルお抱えの人気の作曲チームMACAULAY=MACLEODの全面バックアップでPYEが仕掛けたガールグループ、PAPER DOLLSのPYEでのラストリリース。TONY MACALAY作品の愛聴者の間で高い人気を誇る、スピーディな曲調で一気に突っ走るA面。そしてそんな人気曲に隠れてしまった感のあるB面、彼女達のデビューシングル「Something Here〜」を彷彿とさせるほど良いテンポに優しく込み上げるメロディを愛らしいヴォーカルがなぞる素敵な作品。レーベルの先輩の人気グループFOUNDATIONSが数か月前にシングルのA面として吹き込んでいたっけ(全英48位の小ヒットを記録している)。このB面の選曲もPYEお得意のMACAULAY作品の使いまわし方式か??(4/25 山田)
3500 GIRL POP
THE MOODY BLUES Go Now !
DECCA 1964 F 12022 全英首位を記録した2枚目のリリース。リードヴォーカルを取るDENNY LAINEが後に加入するWINGS時代も十八番で歌っていたりと英国ビートファンのみならずロックファンにもお馴染みの作品。原曲は米国のR&B歌手BESSIE BANKSが同年にリリースしたものだが、一般的には彼等のヴァージョンの印象が強い。(4/19 山田)
1800 定番
BRIAN HYLAND Run, Run, Look And See /
Why Did You Do It
PHILIPS 1966 BF 1528 英国でも大ヒットした(第8位)オールディーズ定番曲「ビキニスタイルのお嬢さん」でお馴染みの米国のアイドル歌手HYLAND君。その後はフォークにビートにと旬のトレンドを貪欲に取り入れ良質な音源を発表。とりわけ人気と評価が高いのがSNUFF GARRETTやAL CAPPS等が携わった本盤のA面。本国の全米チャートではヒットを記録、好調っぷりを見せていたが英国では鳴かず飛ばずだった。英国のリスナーには響かなかったのかレーベルのプロモーション不足だったのか・・・B面はHYLAND本人も作曲に参加したカントリー色強い作品、当人的には本当はこっちの路線でやりたかったのかな?(4/16 山田)
3500 AMERICAN POP
UNIT FOUR PLUS TWO For A Moment
DECCA 1966 F 12398 フォークグループとして出発、ラテンタッチのポップソング「Concrete And Clay」で大ブレイクした彼等。本盤はDECCA在籍後期のリリース。A面はメンバーのTOMMY MOELLERの作曲、66年というサイケ前夜らしい過渡期的なサウンド。ギターやドラムにはロック的なフィーリングを感じさせるがコーラスにはややフォーク時代の名残を感じさせる。(4/14 山田)
3800 BEAT/PSYCH
FELDERS ORIOLES Down Home Girl / Misty
PICCADILLY 1965 7N 35247 ホーンやオルガン等を入れた編成でR&B志向の強いサウンドを演奏していたロンドン出身の彼等のデビュー盤。A面は米ニューオリンズのR&B歌手ALVIN ROBINSONが前年にリリースした楽曲のカヴァー。アーシーな原曲にスタイリッシュな感覚とノヴェルティな味付けを施した結構凝った仕上がり。よくこんな売れそうもない(カッコいいけど)曲をデビュー曲に選んだなというレーベル側の英断に関心(あきれ?)する。B面はジャズのスタンダードでお馴染みの楽曲をほど良いノリでカヴァー。63年のアポロシアターでの実況録音盤で米R&B歌手DORIS TROYが似たアレンジで歌っているが、R&B志向の強い彼等、DORISのヴァージョンを手本にしているのかもしれない。(4/13 山田)
8000 R&B/JAZZ
KENNY LYNCH You Can Never Stop Me Loving You /
Crazy Crazes
HMV 1963 POP 1165 歌手、作曲家、プロデューサー、役者と幅広く活躍していたエンターテイナーKENNY LYNCH。本盤は全英10位を記録した11枚目のリリース。A面はSHADOWS関係でお馴染みのIAN SAMWELLが作曲に参加しているゆったりティーンポップ、翌月には米国のポップ歌手JOHNNY TILLOTSONも録音している。B面はよくコンビを組んで楽曲を作っているCLIVE WESTLAKEとの共作によるちょっぴりR&B風味な作品、オルガンを使ったアレンジがお洒落。こちらは音楽映画‘JUST FOR FUN’用の作品で劇中KENNYが歌っている。(4/9 山田)
2800 POP
PAUL ANKA Poor Old World / Melody In Rhyme
RCA 1966 RCA 1550 「ダイアナ」、「君は我が運命」等オールディーズヒットで一世を風靡した歌手PAUL ANKA。60年代中ごろ以降は鳴かず飛ばずの低迷期を迎えることに。本盤はそんな時期にリリースされた珍しい1枚。プロデュースを担当したのは50年代から主にEMI系で数多くの良質な音源を手掛けてきた英国のアレンジャー/プロデューサーNORMAN NEWELL、英国での録音だろうか?A面は英国ポップス界での人気のスタイル、ビートバラッド調、そしてB面は小粋なラウンジラテン風なアレンジが施された洒落た作品。低迷してたとはいえやはりANKA、このクオリティは流石。(4/8 山田)
2800 POP
EYDIE GORME Don't Try To Fight It Baby /
Theme From “Light Fantastic”
CBS 1963 AAG 149 本国で大ヒットした「Blame It On The Bossa Nova」、英国でも第32位を記録した米国女性歌手の代表格の1人、EYDIE GORME。本盤はそのヒットに続くリリース、CAROLE KINGとのコンビでお馴染みのGERRY GOFFINと同じくブリル・ビルディングの仲間であるJACK KELLERとの共作。スタンダード等で聴かせる伸びのある歌唱をここではコンパクトな作風向けに抑え気味に歌う彼女。同名映画のテーマ曲であるB面ではA面とは対照的にいつもの伸びのある歌声をきかせる。まさにプロの技、米国エンターテイメントの底力を見せつけられた1枚。しかし残念ながら前作の様にヒットを記録出来なかった。(3/30 山田)
2800 POP
JOHN BARRY SEVEN Twenty-Four Hours Ago / Seven Faces
COLUMBIA 1964 DB 7414 映画‘007’シリーズの音楽等でお馴染みの作曲家JOHN BARRY率いるグループの珍しい1枚。彼等といえば大ヒットしたJAMES BONDのテーマ等ジャジーなインストの印象が強い。が、本盤のA面は時代の流れだろうか、歌を主体とした作品。当時人気を博していたGEORGIE FAMEあたりを意識した様な仕上がり、途中でオルガンソロも入る所もFAMEを意識したものだろうか。B面は先の彼等のイメージを裏切らないジャジーなインスト作品だが、A面同様に当時のトレンドに反映してかオルガンが活躍する。(3/24 山田)
8000 MOD
THE SOUL BROTHERS I Keep Ringing My Baby /
I Can't Take It
DECCA 1965 F 12116 70年代にソウルっぽいサウンドで人気を博するグループHOT CHOCOLATEに加入する、トリニダード出身の作曲家/歌手TONY WILSONが中心となって結成したグループのデビュー盤。両面WILSONと同グループのメンバーNORMAN OLIVERのペンによる楽曲。米国のR&B/オールディーズに南国的感覚を塗したような陽気な作風。(3/23 山田)
2800 POP
JOHNNY ANGEL Look, Look, Little Angel /
Jenny From Missouri
PARLOPHONE 1962 45-R 4874 60年にPARLOPHONEからデビューしたマイナー系歌手、JOHNNY ANGEL。大きなヒットも無かった割には63年の在籍終了までに7枚のシングルとリリースには恵まれていた氏。本盤は5枚目、両面共に自作曲。ノリの良いオールディーズ調のA面にホンワカとした物語仕立てのB面(何故に米国のミズーリ??)。この手のサウンドはお手の物、JOHNNIE SPENCEが素敵なアレンジを施している。当時は全くヒットもしなかったが今では海外のティーンポップファンから高い評価を得られているという。(3/14 山田)
3800 POP
BEN E. KING So Much Love / Don't Drive Me Away
ATLANTIC 1966 584008 DRIFTERS在籍時の一連のヒット、そして何といっても「Stand By Me」でお馴染みの氏。英国ではそういったリリースぐらいのヒットしかなく、殆どのリリースは全くヒットしていない。本盤もそんな残念ながらヒットしなかった1枚。A面は人気のポップス系作曲チームGOFFIN=KINGによるアーシーなバラード調、そういった作風の中にも親しみ易いフレーズが入ってくるのは彼等ならではか、KINGも気持ち良く熱く歌っている。B面は自身も歌手として人気を博していたDON COVAYとNINA SIMONE等の作品でよくその名を見るHORACE OTTとの共作。こちらはKINGの60年代前半のヒット曲作風を意識したような、ゆったりしたポップな作風。(2/26 山田)
3800 SOUL/R&B
BOBBY DARIN Eighteen Yellow Roses / Not For Me
CAPITOL 1963 CL 15306 当時の米国を代表する大スターの1人、BOBBY DARIN。英国でも氏の音源は配給され大ヒットも記録している。が、その一方リリース数が多い分、大ヒットまでに至らなかった地味目なものも多い。今回紹介するシングルもその典型、全英第37位をいう氏からすればパッとしなかった1枚だろうか。両面共に自身の作曲、アレンジはJACK NITZCHEが担当している。A面はマリアッチ的なテイストを入れたポップス、B面は後にノーザンソウル的な評価も得ることになるシックな作風。ちなみにこのB面曲、これを気に入ったのか翌年同じく大スターSAMMY DAVIS JR.が録音している。(2/18 山田)
3500 POP
LARRY PAGE ORCHESTRA Walzting To Jazz / Jo-Jo
DECCA 1966 F 12320 50年代に歌手として業界入り、その後はプロデューサー、レーベル社長と出世コースを歩んだLARRY PAGE。本盤は自身のイージーリスニング系プロジェクトの第一弾。随所に入る女性コーラス等配した洒落たアレンジが心地良い。A面は米国の作曲SIDNEY JACOBSENとRUTH SEXTERの作品。B面を作曲したのはアレンジャーとして知られるALAN MOORHOUSE。自身も同じく軽音楽インスト音源を手掛けている。このプロジェクトはその後PAGE ONEやPENNY FARTHING等自身のレーベルに移し70年代まで続くことになる。(2/15 山田)
2800 INST
HELEN SHAPIRO 『 Helen 』
CLICK & PLAY The Birth Of The Blues
COLUMBIA 1961 SEG 8128 デビューしてまもなく売れに売れまくっていた時期にリリースしたEP第一弾。歳に似合わず(失礼!)安定感バッチリの歌唱力・声質を活かすべくか、ベテランの歌手がよく取り上げているスタンダードで勝負に出た。4曲ともに安定のHELEN節を聞かせてくれる。PSは二種類あり本盤は後発のタイプ。(2/5 山田)
2000 EP
NEIL CHRISTIAN That's Nice / She's Got The Action
STRIKE 1966 JH 301 若い世代に斬新なサウンドを提供すべく設立された新興レーベルSTRIKE。その第一弾に選ばれたのが60年代前半から活動していたヤサグレ系(?)アイドル系ロック歌手NEIL CHRISTIAN。作曲・プロデュースは自身もアーティストとして活動していたMIKI DALLON、両面共に新時代の幕開けを感じさせる弾けっぷりのポップス。(2/3 山田)
2800 BEAT POP
MILLICENT MARTIN In The Summer Of His Years /
If I Can Help Somebody
PARLOPHONE 1964 R 5096 BBCの人気テレビ番組でも大活躍していた実力派歌手MILLICENT MARTIN。彼女といえばスウィンギーな演奏に乗って明るく歌う印象が強い。が、本盤はちょっと異色、A面は同年に亡くなった米国のケネディ大統領の追悼を表した鎮魂歌。英国のジャズ系作曲家/ピアニストのDAVE LEEが作曲し南ア生まれのジャーナリストHERBERT KRETZMERが歌詞を書いた。このシングル、英では世間からの反応はあまりなかったが、米ではABC-PARAMOUNTが配給しヒットを記録、CONNIE FRANCISやゴスペル歌手MAHALIA JACKSONも取り上げている。B面は数多くの歌手達が取り上げているスタンダード的な作品、カントリー風なアレンジが心地良い。JOHNNY PEARSONによるアレンジも美しい。(2/3 山田)
2800 FEMALE
THE OVERLANDERS Yesterday's Gone
PYE 1964 7N 15619 65年にBEATLESの楽曲「Michelle」をカヴァーヒットさせたことでポップスファンにはお馴染みのグループ。本盤はそんなブレイク前にリリースした3枚目のシングル。TONY HATCHによる軽快なアレンジが素敵なポップス。ヒットしそうな勢い溢れる作品だが、前年に人気ポップデュオCHAD AND JEREMYがヒットさせた故か、世間の反応もイマイチで全くヒットしなかった。(1/19 山田)
2800 POP
MICHAEL NESMITH & THE FIRST NATIONAL BAND Nevada Fighter
RCA 1971 RCA 2086 MONKEESの元メンバーNESMITHが友人のドラマーJOHN WARE等と結成したカントリーロック系グループ。本盤は通算3枚目、NESMITH作曲(プロデュースも)のファンキーなリズムが印象的なノリの良いロックナンバー。本国同様に英国で人気の高かったMONKEES時代のようにはいかず、本盤を含めFIRST NATIONAL BANDではヒットが出せなかった。(1/12 山田)
2800 COUNTRY ROCK
PETER JAY AND THE JAYWALKERS Totem Pole / Jaywaker
DECCA 1963 45-F 11593 JOE MEEKのプロデュースでDECCAから62年にデビュー、1枚目「Can-Can '62」は31位とまずまずの出だし。続けてリリースされた2枚目が今回のシングル。同じくMEEK制作のレーベルメイトTORNADOSっぽい作風のA面にやぱり同じくMEEKが手掛けたHMVレーベルのOUTLAWSっぽいB面。そういった内容故だろうか、世間的にはピンと来なかったのか本盤は全くヒットしなかった。(1/8 山田)
2800 JOE MEEK

GO TO VOL. 9

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