VOL.11


お問い合わせは
045-322-9144

yokohama@hotvinyl.jp

オーダーお待ちしてます!
ORDER FROM HERE


ここに掲載しているレコードの状態等詳細は、

NEW ARRIVALS FROM UK
でご覧下さい


曲名をクリックすると音源を聴くことが出来ます。

SOUND FILES AVAILABLE. CLICK THE UNDERLINED SONG TITLE

BILLIE LAINE Ev'ry Chance I Get / Kiss Me
PHILIPS 1961 PB 1115 トリニダード出身の女子歌手BILLIE LAINEのPHILIPSレーベルでの唯一のシングル。A面は同年に米国の人気歌手JULIE LONDONがシングルのB面曲としてリリースしている楽曲を取り上げている。JULIEのヴァージョンはジャズ/ポピュラー的な仕上りだが、BILLIEのは米国のR&B歌手RUTH BROWNやLaVERN BAKER等50年代のR&Bのノリを思わせる。ジャズバラード風のB面はムーディでメロウな雰囲気の中でチャーミングな歌唱を聴かせてくれる。この洒落たアレンジを担当したのは数年後にDUSTY SPRINGFIELDを大成功に導くことになるIVOR RAYMONDE。(10/17 山田)
4800 UK R&B
TONY KINGSTON Master Hand / Look Into My Eyes
PYE 1967 7N 17392 SOUL SEEKERSというゴスペル系グループでリード歌手を務めていたTONY KINGSTON。67年にポップス系歌手としてDECCAと契約、1枚のシングル残し同年にはPYEに移籍し本盤をリリース。両面自身も作曲に参加(本名のTONY MOSSOP名義)、ゴスペル調の壮大な作風のA面にポップバラードのB面。特にB面はビートバラッド調ノーザンソウルにも通じるソウル的な要素を感じさせる作品で興味深い。この後KINGSTONはTONY TRIBEと改名しレゲエ歌手として活動、NEIL DIAMONDの作品である「Red Red Wine」をレゲエ調のカヴァーしてヒットさせることになる。(10/17 山田)
1800 POP
THE PROFILE Got To Find A Way / Don't Say Goodbye
MERCURY 1966 MF 891 後にANSLEY DUNBERのグループやT REX、SAVOY BROWN、MOUNTAIN、DUKES等で活躍したギタリストMILLER ANDERSONが在籍していた、スコットランド出身のビートグループPROFILE。本盤は通算3枚目のシングル。A面は米国シカゴ出身のR&B歌手HAROLD BURRAGEが前年にリリースした作品をカヴァーしたもので、オルガンを効果的に使った気だるいR&Bビートに仕上げた。そして注目したいB面、先のANDERSONとオルガン奏者EDDIE HAMMILLと共作による、米国の人気グループPLATTERSあたりが歌いそうな50年代の米国ポップス風バラード作品。後のブルージーな音楽性を考えるとA面の方がシックリきそうなものだが、当人としては当時はB面のようなものがやりたかったのだろうか・・・いずれにしても人に歴史ありといったところか。この後PROFILEはVOICEと改名しサイケなシングルを残すことに。(10/16 山田)
8000 UK BEAT
TODD RUNDGREN Can We Still Be Friends /
Determination
BEARSVILLE 1978 K 15539 今も精力的に活動している、我が国でも人気の高い米国のポップ職人TODD RUNDGREN。英国では72年からソロ音源の配給を開始、結構な数のシングルがリリースされる。が、ヒットを記録したのは72年に一度リリースし、再度3曲入りで出し直した73年の「I Saw The Light」(36位)のみ(客演除く)。本盤は78年にリリースされた1枚。同年リリースのアルバム『HERMIT OF MINK HOLLOW』に収録されている2曲をカップリングしたもの。ファンには定番のメロウなA面にノリの良いロック調のB面、どれも‘これぞTODD節’が堪能出来る素晴らしい内容。米国では29位、豪州では9位のヒットを記録するも英国では全くヒットしなかった・・・(10/13 山田)
2500 US POP
IRMA THOMAS Full Time Woman /
She's Taken My Part
ATLANTIC 1972 K 10167 「Time Is On My Side」や「Breakaway」でロック/ポップス系リスナーにもお馴染み、ニューオリンズR&Bの歌姫IRMA THOMAS。本盤は米COTILLIONレーベルでの唯一のリリース音源の英国配給盤。A面はSSW系歌手ALICE STUARTの作品を取り上げたもので、いかにもなSSW風作品を丁寧に歌い上げた彼女。当時のトレンドたるSSW系サウンドの音楽業界における浸透度がよくわかる。B面は本来のニューオリンズR&Bを歌ってきた彼女らしいファンキーな作品。ホーンとエレピを使ったシンプルなアレンジも良い。シットリしたA面も素敵だが、やはりB面こそが彼女らしい感じがする。作曲は南部系ソウル作品を多く作曲していたALBERT SAVOY、LARRY HAMILTON、MICHAEL ADAMSの3人。(10/10 山田)
1800 SOUL / R&B
RICHARD ALLAN Poetry In Motion /
Don't Ever Say You're Gonna Leave Me
PARLOPHONE 1960 45-R 4711 60年にPARLOPHONEからデビューしたポピュラー系歌手RICHARD ALLAN。デビュー盤「As Time Goes By」は全英43位とまずまずのスタート。が、続く2枚目がコケて本盤は3枚目のリリースとなる。A面は米国の人気ポップス系歌手JOHNNY TILLOTSONが大ヒットさせた楽曲のカヴァー。ちなみにTILLOTSONのオリジナルは同年同月に英国DECCA系のLONDONから配給され見事全英首位を記録した。が、ALLANによる本盤は全くヒットせず。一応競作という形だったのだろうか、タイミングが悪かったというか相手が悪かったというか・・・そして本盤のポイントはやはりB面だろうか、LITTLE WILLIE JOHNやPEGGY LEEでお馴染み、この時期やたらと多かった「Fever」路線の作品。両面のアレンジを担当したのはこの時期数多くのポップス系音源を手掛けていたJOHNNIE SPENCE。(10/10 山田)
3800 POP
RAY DADSON Shakey Shake
EVOLUTION 1970 E 2448 OTIS REDDINGのブレイク前の音源等ニッチな米国音源の配給や自国のサイケ系アーティストの音源を制作・リリースしていたマイナーレーベルEVOLUTION。今回紹介する歌手RAY DADSONのシングルはレーベルの数少ないカタログからの1枚。ハネを効かせたビートにうねるベースを軸にファンキーなアレンジに、レゲエ系歌手COUNT PRINCE MILLERを思わせる歌唱が乗るノヴェルティなファンキーソウル調。やたらとグルーヴィなオルガンが印象的。(10/9 山田)
6000 FUNKY
SCOTT TAYLOR I Can't Get You Out Of My Mind /
Our Love
POLYDOR 1966 56099 マイナー系歌手SCOTT TAYLORのPOLYDORでの唯一のシングル。両面共に豪華なアレンジが施された中でTAYLORが朗々と歌い上げる歌謡ポップス。特にB面「Our Love」での徐々に込み上げていく泣きのメロディは最高潮(?)。アレンジはPOLYDOR系の音源を数多く手掛けていたFRED LLOYDが担当。(10/5 山田)
3500 POP
JIMMY JAMES Jump Children / Tell Me
R&B 1963 JB 112 RITAとBENNYのKING夫婦が設立したレーベル、その名もR&Bレーベル。スカ等のジャマイカ産音源や米国産のR&B系音源を中心にクセのあるシングルをリリース。本盤はそのうちの1枚で両面共に50年代あたりの米国のR&B/ブルースからの影響を強く受けた様なジャマイカ産R&B。やはり在英ジャマイカ系の方々や米国産音源に飽き足らない、何か新しいものを求めていたモッズ族等が買って聴いていたのだろうか?(10/5 山田)
2800 JAMAICAN R&B
AMERICA I Need You / Riverside
WARNER BROS. 1971 K 16178 デビューシングル「A Horse With No Name」が全英第3位の大ヒットを記録した彼等。本盤はそれに続く2枚目、同年リリースの1枚目のアルバムから2曲をカットしたもの。両面共に彼等ならではの爽やかなハーモニーを駆使した極上のサウンド。BEATLESっぽい雰囲気もあるA面に前半のインスト箇所で聴ける小気味良いギターカッティングが心地良いB面。しかしシングル曲としてはやや地味だったか全くヒットせず。(10/4 山田)
2000 SSW / RCOK
JOHN L. WATSON &
THE HUMMELFLUGS
Standing By /
I'll Make It Worth Your While
PICCADILLY 1965 7N 35233 後にサイケやプログレ的な評価を得るロックグループ、THE WEBに参加する米国出身のR&B系歌手JOHN L. WATSON率いるグループの2枚目。A面はWATSONの伸びのあるドラマティックな歌唱が映えるビートバラッド調R&B。そしてB面は同時期のGEORGIE FAMEを思わせるジャジーなR&B調でモッド的な評価も得ており本盤の人気はもっぱらこのB面だそうな。ちなみにこのB面の作曲を担当したのは先に紹介したORIOLEのマイナー系女子歌手PAT SYMSのB面を手掛けたDAY=ZEFFERTのコンビ。同時期にCARNIVALレーベルでスカ系作品を手掛けたことで培った遊び人的な(?)感覚がここでも上手く活かされたか。(9/30 山田)
8000 MOD
PAT SYMS It's Got To Be You Or No One / Lost
ORIOLE 1964 CB 1971 何処のレーベルもそうだが、経済的に潤してくれるお抱えの売れっ子以上に数多くの無名のアーティスト達を抱えていた。英国レーベルファンにはお馴染みのレーベルORIOLEも例外ではなく、本盤のみを残して去っていった女子歌手PAT SYMSもその典型だろうか。しっとりバラードのA面、作曲者クレジットにREED=STEVENSとあるがLES REEDとGEOFF STEPHENSのことだろうか?そしてB面、ちょっぴりジャジーなアレンジにメランコリックなメロディが乗る印象的な作品。提供したのは英国の作曲家チーム、DAY=ZEFFERT。スカやレゲエ好きにはお馴染みのレーベルCARNIVALの作品でその名を良く見る彼等。他のレーベルではあまり馴染みの無い故、そういった所も本盤のポイントの1つ。(9/29 山田)
2800 UK GIRL
MARTHA AND THE VANDELLAS Dancing In The Street /
There He Is (At My Door)
STATESIDE 1964 SS 345 米国の人気ソウル/R&BレーベルMOTOWNが抱える人気グループの彼女達。英国では63年にORIOLEレーベルが配給を開始、63年にはEMI系のレーベルSTATESIDEに配給権が移行、本盤はSTATESIDEでの5枚目。作曲(そしてドラム演奏も)にはレーベルの人気歌手MARVIN GAYEが参加しているのもポイント高し。チャート的には全英28位を記録、彼女達にとって英国での初のヒットを記録したシングルとなった。そんなA面に隠れてしまったB面も素敵な作品。こちらはミッドテンポのポップで可愛らしい作風。作曲者の1人にはMARVELETTESの「Please Mr.Postman」の作曲にも参加しているFREDDIE GORMANが名を連ねている。なるほどちょっとオールディーズなポップ風の雰囲気はそのせいか?(9/27 山田)
2800 SOUL / R&B
THE PEDDLERS Thank God
PHILIPS 1970 6006 063 ROY PHILLIPSのソウルフルな歌唱とグルーヴィなオルガンプレイで人気を博したジャズロック系グループPEDDLERS。本盤は同年にリリースされたアルバム『THREE FOR ALL』からのカットしたもの。PHILLIPSはここではオルガンではなくピアノを弾きながら歌唱、前半のシットリとしたジャジーなムードからポップなゴスペル調に展開。徐々にソウルフルになっていくPHILLIPSの歌唱や途中から入ってくる女性コーラス隊によるコーラスも聴き所。(9/27 山田)
SOLD POP
WEST FIVE Someone Ain't Right /
(Just Like) Romeo And Juliet
HMV 1965 POP 1428 後にサイケ風ソウルグループFERRIS WHEELに加入する鍵盤奏者MIKE LISTONが在籍していたビートグループWEST FIVE。本盤は彼等の2枚目。A面は米国のR&B歌手DORIS TROYが63年にリリースした作品をビートサウンドにアレンジしてカヴァーしたもの。B面は米国のポップス系グループREFLECTIONSのヒット曲をカヴァーしたものでこちらは比較的原曲に忠実にカヴァーしている。モッドやブルーアイドソウル等の観点から本盤はB面の方が人気が高いそうな。(9/14 山田)
7000 UK BEAT
LITTLE BEVERLEY You're Mine
PAMA 1968 PM 731 以前に紹介したPAMAレーベルからデビューした在英ジャマイカ系女子歌手BEVERLEY SIMMONS。今回紹介するのは続く2枚目。前作がコケてテコ入れで心機一転のつもりなのだろうか、名義がLITTLE BEVERLEYとなってのリリース。ゆったりポップな古めのスタイルの本盤は米国のR&B男女デュオBOBBIE AND RONALDの56年の作品「You're Mine Oh Mine」のカヴァー。ジャマイカでも彼等のヴァージョンは人気を博しており、思い入れのあったジャマイカ系の方々に向けての選曲だったのかもしれない。オルガンの音色も洒落ている。アレンジャーのクレジット表記は無いが前作と同じSTAN BUTCHERだろうか?残念ながら本盤もヒットを記録することはなかった・・・(9/8 山田)
4500 UK SOUL
JAN PANTER My Two Arms - You = Tears
ORIOLE 1965 CB 1983 近年はPYEレーベルのシングルが異様な評価を得ている女子歌手JAN PANTER。本盤はORIOLEからリリースされた彼女のデビュー盤。米国の人気ソウル系レーベルMOTOWNの人気歌手MARY WELLSの63年のアルバム『TWO LOVERS』の収録曲をカヴァーしたもの(ちなみに同アルバムは同年にORIOLEが配給していた、そういった関連での選曲か?)。後にREG GUEST名義で活躍するEARL GUESTによる時代のトレンドたるビートサウンドを意識したアレンジがカッコいい。重厚なコーラスはBREAKAWAYSあたりか?プロデュースを担当したのは自身もグループ‘TED TAYLOR FOUR’を率いてのシングルリリースのあるTED TAYLOR。(9/7 山田)
10000 UK GIRL
BOB SAKER Still Got You
POLYDOR 1968 56231 DECCAに2枚のシングルを残したモッズ好みのビートグループLOOSE ENDSに67年に歌手として加入した彼、BOB SAKER。本盤はその翌年にリリースされた彼の記念すべきソロデビュー盤。作曲は自身が担当、ゆったりとしたイントロから徐々に盛り上がりをみせるソウルっぽいノリもある素敵な作風。SAKERの歌唱も展開と共に徐々にソウルフルになっていく所も聴きどころ。ソフトロックやブルーアイドソウル等多角的な鑑賞・評価も受けそう。同じく自作のB面「Imagination」も近年の本盤の人気の理由だとか。この後PARLOPHONEに移籍し良質な(本盤同様に全く売れなかったが)シングルを残すことに。(8/30 山田)
8000 POP
THE SOULMATES Bring Your Love Back Home /
When Love Is Gone
PARLOPHONE 1966 R 5407 70年代にはセッション歌手として活躍することになる女子歌手LIZA STRIKEを中心に編成されたグループSOULMATESの2枚目。A面はLIZAがかつて率いていた(前身グループの残党?)のJET SETをフィーチャーしてのビートサウンド的なアプローチを見せた作品。米国のガレージ感覚を彷彿とさせる重厚なオルガンの響きが印象的。B面はSOULMATES単独での音源、こちらは怪しげな雰囲気のあるムーディな作風。リードを取るLIZAのソウルフルな歌いっぷりも聴き所。ちなみにB面のアレンジを担当したのはNORMAN SMITH。(8/25 山田)
8000 UK BEAT / POP
KEITH POWELL It Keeps Rainin'
PICCADILLY 1966 7N 35353 バーミンガム出身のR&B色の強い歌手KEITH POWELL。ロックコンボVALETSを率いて63年にCOLUMBIAからデビュー。65年にはソロに転向しPYE傘下のPICCADILLYと契約、数々のリリースを残す事に。レーベルメイトの女子歌手BILLIE DAVISとのデュエット曲を含めPICCADILLY在籍時の音源はソウル/R&B指数が高かったが、今回紹介するPICCADILLYでのラストリリースとなる本盤もその好例。米国はニューオリンズが生んだ大スター歌手FATS DOMINOが61年にリリースした楽曲をカヴァーしたもの。本盤も重厚なアレンジに骨太でソウルフルなPOWELLの歌唱が映える素敵なヴァージョンに仕上がっている。(8/19 山田)
4800 UK SOUL/R&B
JIMMY CLIFF I Got A Feeling (And I Can't Stop)
/ Hard Road To Travel
ISLAND 1967 WIP 6011 自身が主演した映画‘THE HARDER THEY COME’や70年代のヒットでお馴染みのレゲエ界のスター歌手JIMMY CLIFF。そんな氏も60年代後半は当時のソウル/R&Bブーム人気を考慮したISLANDレーベルのアイデアなのか、ソウル系歌手として売り出されていた。本盤はその時期にリリースされた1枚。A面は米国の人気ソウルグループMIRACLESのヒット曲「Mickey's Monkey」を思わせる軽快なビートに元気溌剌なCLIFFの歌声が踊るポップソウル。B面は米国南部ソウル路線のバラード作品。プロデュースはROLLING STONES等ロック系グループとの仕事で知られる米国出身のJIMMY MILLER。A面のアレンジは自身もイージーラウンジ系音源をリリースしているSTAN BUTCHER、B面はやはり自身もインストプロジェクト等の音源をリリースしているSYD DALEが担当。(8/18 山田)
4800 UK SOUL
WAYNE GIBSON For No One / Come Around
KINGDOM 1972 KV 8002 60年代前半にはビートグループDYNAMIC SOUNDSを率いて活動していたロック歌手WAYNE GIBSON。66年にはソロ歌手に転向しCOLUMBIAで2枚のシングルをリリースするもパッとせずそのまま業界を去る形に。が、70年代に入りソロ音源を手掛けたプロデューサーTERRY KINGが自身のレーベルKINGDOMを設立。KINGがGIBSONに復帰を促したのか分からないが、本盤はそのレーベルからのリリース。A面のBEATLESのカヴァー「For No One」は66年にCOLUMBIAからソロ第二弾としてリリースされた音源を再リリースしたもの。B面「Come Around」は曲調からして新録したと思われる作品。70年代前半らしい「みんなで合唱しよう!」的なノリのピースフルなポップ。作曲はGIBSON自身によるもの(本名のE.W.ALLEN名義)。果たしてこんなシングルの重要があったのか分からないが、全くヒットしていない。(8/16 山田)
2500 UK POP
BILLIE DAVIS I Want You To Be My Baby / Suffer
DECCA 1968 F 12823 63年にDECCAからデビュー、その後はCOLUMBIA、PICCADILLYと転々として再びDECCAに帰ってきた彼女。本盤はDECCA復帰後初のチャート入り(全英33位)した1枚。米国のR&BスターLOUIS JORDANが50年代に録音し60年代に米国の作曲家兼歌手ELLIE GREENWICHがリメイクしたR&B楽曲をカヴァーしたA面。BILLIEのヴァージョンはELLIEのそれを手本にしたファンキーなガーリーR&Bに仕上がっている。B面はほどよくファンキーなソウル風味の作風。この適度に下世話でなおかつ質の高いアレンジはMIKE VICKERSの手によるもの。プロデュースは同系レーベルDERAMのTIMEBOX等を手掛けていたMICHAEL ALDREDが担当。(8/16 山田)
3800 UK GIRL
LEWIS RICH I Don't Want To Hear It Anymore /
Shedding Tears
PARLOPHONE 1966 R 5434 65年にPARLOPHONEからデビューした歌手LEWIS RICH、本盤は2枚目のリリース。A面は米国の作曲家RANDY NEWMANが作曲し64年にソウル/R&B歌手JERRY BUTLERが録音・リリースした美しいバラード作品(ポップス界隈ではWALKER BROTHERSやDUSTY SPRINGFIELDが取り上げている)。RICHはBUTLERを意識した様な朗々とした歌謡的歌唱を聴かせてくれる。B面は当時自身達もDAVID AND JONATHAN名義でアーティストとしても活動していた作曲チームROGER COOK=ROGER GREENAWAYのペンによる作品で、イントロのピアノの洒落た音色が印象的なアレンジを施した良質なポップス。プロデュースを担当したのはCRAIG DOUGLAS等60年代前半の人気歌手達を手掛けたBUNNY LEWIS。(8/9 山田)
3500 UK POP
ROSEMARY SQUIRES Bluesette / Nothing's Changed
HMV 1964 POP 1288 63年にHMVからリリースしたアルバム『EVERYTHING'S COMING UP ROSY』が女性ヴォーカルファンの間で人気を博している英国の実力派歌手ROSEMAY SQUIRES。本盤は彼女の同時期の珍しいシングルリリース。パーカッション等を入れたアレンジが洒落ているスタンダードのA面、そしてB面はフランスの人気アイドルロック歌手JOHNNY HALLYDAYが前年にリリースした作品に英語詞を付けて異色の(?)カヴァー。ギターのカッティングを軸にした洒落たアレンジにROSEMAYの艶っぽく、それでいて上品な歌唱を乗せた素敵なヴァージョンに仕上がっている。こうした選曲もシングル盤ならではか。アレンジを担当したのはBEATLES映画のスコアで知られるKEN THORNE。(8/7 山田)
SOLD UK FEMALE
SATIN BELLS I Stand Acussed (Of Loving You)
DECCA 1969 F 22937 CAROLにSUE、JEANの三人姉妹からなるガールグループSATIN BELLS。元々はTHREE BELLS名義で60年にデビューしPYEやCOLUMBIAに数枚のシングルを残す。68年にこの名義に変更して再びPYEと契約し2枚のシングルをリリースし翌年DECCAに移籍し本盤をリリース。67年に米国のソウル系ガールグループGLORIESがリリースした楽曲(同年に英CBSが配給している)をカヴァーしたもの。人気アレンジャーREG GUESTによる重厚できらびやかなアレンジに乗って原曲に負けないソウルフルな歌唱を聴かせてくれる。プロデュースは同じDECCA所属のCASUALS等を手掛けていたDAVID PARDOが担当。(8/2 山田)
8000 UK GIRL
LES BAXTER AND HIS ORCHESTRA Michelle / Little Girl Lonely
PYE INTERNATIONAL 1966 7N 25351 MARTIN DENNYと共に所謂米国エキゾチカ音楽の代表格として知られる作曲家/アレンジャーLES BAXTER。40年代から自身の楽団を指揮して音源をリリースし始め、英国では50年代から配給を開始。今回紹介するのは英国ではラストシングルとなってしまった1枚。米国のHBRレーベルでの唯一のリリースをPYEが配給したもの。両面共にBAXTERが手掛けるフォーク系グループBALLADEERS(かつてはDAVID CROSBYも在籍していた)をフィーチャーしての歌入りシングル。A面はBEATLESの楽曲を軽音楽系ヴォーカルスタイルでカヴァーしたもの。注目したいのがBAXTER自身の作曲によるB面、こちらはスピード感のあるラテンのリズムにビートサウンド辺りのロック音楽市場を意識した様なヒップな仕上がり。こちらをA面にした方がインパクトはあったかも?(7/27 山田)
2800 US POP
WILLIAM BELL Lonely For Your Love
STAX 1972 2025-123 STAXレーベルの最初期から活躍していたレーベル随一の紳士、WILLIAM BELL。本盤は彼の英国でのSTAX期のラストのオリジナルリリース。同年のアルバム『PHASES OF REALITY』からのカットで、同じ米国のソウル/R&B系歌手JOHNNY NASH等の成功に触発されてだろうか、大胆にレゲエのスタイルを取り入れた意欲作。ゆったりしたリズムにジェントルな歌唱が乗る極上の作品。ちなみに米国ではシングルカットはされておらず、当時の英国のレゲエ需要に当て込んだリリースだったのだろうか・・・(7/26 山田)
2200 SOUL / R&B
THE FINGERS I'll Take You Where The Music's Playing / My Way Of Thinking
COLUMBIA 1966 DB 8026 主にロックやポップス、R&B等のカヴァーを得意としてライブ活動を行っていたビート系グループのFINGERS。66年にKINKSのRAY DAVIESの作品「I Go To Sleep」でPOLYDORからデビュー、早くも同年にはCOLUMNBIAに移籍することに。デビュー盤はマネージメントやレーベルによる選曲だったが、COLUMBIAでの1枚目となる本盤のA面には幸運にも彼等がライブのレパートリーとして好んで演奏していた楽曲を収録。米国の人気作曲チームELLIE GREENWICHとJEFF BARRYが作曲、人気R&BグループDRIFTERSが前年にリリースしていたポップなR&B作品をカヴァーしたもの。ギターの音色はサイケ前夜の雰囲気を感じさせる。B面は彼等のマネージャーと交流のあった人気作曲家GEOFF STEPHENSのペンによる作品。ホーンセクションと力強いビートが印象的なアレンジにソウルフルな歌唱が乗る作風。残念ながらヒットせず、翌年にもう1枚シングルをリリースしてレーベルを去っていった。(7/19 山田)
12000 UK BEAT
DIONNE WARWICK You Can Have Him
PYE INTERNATIONAL 1965 7N 25290 60年代のDIONNE WARIWCKと言えば作曲家BURT BACHARACHとのタッグの印象が強い。が、本作はレーベル側の志向を変えてという思惑があったのか、BACHARACH作品ではない楽曲をシングルとしてリリース。作曲はBILL COCK、氏がマネージメントを担当していたポピュラー系歌手ROY HAMILTONが61年にリリースしヒットさせた楽曲をカヴァーしたもの。HAMILTONのヴァージョンは60年代前半らしいポップ/ロック的なアレンジだったが、DIONNEのそれはIKE AND TINA TURNERの人気曲「I Can't Believe What You Say」を思わせるビートを強調した、当時の若者に心にアピールするアーバンな仕上がり。ビートと彼女の歌声のみの前半から徐々にホーンやコーラスを加えて盛り上がりを見せる凝った展開になっている。全英37位を記録。(7/10 山田)
2500 US GIRL POP
LITA ROZA Mama (He Treats Your Daughter Mean) /
(He's) My Dreamboat
EMBER 1962 EMBER 8168 リヴァプール出身のポピュラー系歌手LITA ROZA。50年代はDECCA、PYEの2つのレーベルで数多くのシングルをリリース、ヒットを記録した彼女。60年代に入るとしばらくリリースが無かったが、62年にEMBERレーベルと契約し本盤をリリースすることに。A面は米国のR&B歌手RUTH BROWNが52年に大ヒットさせたR&B古典を取り上げている。ワイルドなギターがカッコいい。B面は米国の作曲家/歌手JOHN D. LOUDERMILKが作曲したバラード作品。61年には米国の人気女子歌手CONNIE FRANCISがリリース、LITAのこのヴァージョンはCONNIEのそれを元にした様な、同じく三連のピアノの音色が心地良いロッカバラードに仕上がっている。伸びのある歌唱スタイルがこの疑似米国風な音響に良く映える。制作を担当したのは英国ジャズドラマーとして知られるTONY CROMBIE。基本はジャズの人だが自身もロックンロール的な音源を積極的に制作しているからだろうか、実にお手の物。が、これだけ素敵なシングルだが全くヒットせず。EMBERでは唯一のリリースとなってしまった。(7/10 山田)
6000 FEMALE
THE SPENCER DAIVS GROUP Keep On Running / High Time Baby
FONTANA 1965 TF 632 64年デビュー以降、比較的マニアックなジャズ、R&B等の嗜好を反映した玄人受けのサウンドを演奏していた彼等。が、ビジネス的にも頑張ってもらわねばとレーベルも思ってか(?)テコ入れとしてなのかジャマイカ出身の歌手/作曲家JACKIE EDWARDSが作曲したポップなソウル路線たるA面を録音することに。ファズギターをアクセントとしたキャッチーなアレンジとソウルフルなSTEVEの歌声が受けて見事グループにとって初の全英首位を記録。B面はグループのオリジナル曲でこちらもファズを爆音で効かせたガレージ風味のR&B、まるでA面の憂さを晴らすかのよう。60年代の英国音楽好きの間ではこちらも人気の作品。まさにダブルサイダーな1枚。(7/5 山田)
2500 定番
THE MARIONETTES At The End Of The Day /
Pick Up Your Feet
PARLOPHONE 1965 R 5374 70年代にブレイクする兄妹デュオMAC AND KATTIE KISSOONが在籍していた4人組ヴォーカルグループMARIONETTES。65年にDECCAからデビューしたと思いきや早くも同年にPARLOPHONEに移籍、本盤はPARLOPHONEでの2枚目。A面はMACがリードヴォーカルを取る、英国のポピュラー系歌手が録音しているクラシカルなバラード作品を取り上げたもの。MACの独壇場、実に気持ち良く歌っている。B面は彼等のマネージメントを担当していた、ポップスグループAVONSの元メンバーVALERIE AVONが作曲を手掛けた作品。こちらは女子がリードを歌ったノリの良いガールポップ調。ホーン等を使ったちょっとソウル/R&Bっぽいアレンジが洒落ている。このテイストはその類を得意とするPETER SNELLが制作を担当している故だろうか。(7/4 山田)
6000 POP
MICHAEL LESLIE Momma Didn't Know /
(Baby) I Don't Wanna Know
PYE 1965 7N 15835 65年にデビュー、翌年まで4枚シングルを残したマイナーな歌手MICHAEL LESLIE。本盤は彼のデビュー盤。A面は米国はシカゴのソウル/R&B歌手MAJOR LANCEが63年にリリースした楽曲のカヴァー。英国風ブルーアイドソウル的なサウンド好きやティーンポップ好きにもアピールしそうな仕上がり。作曲はシカゴソウルの名作曲家にして立役者のCURTIS MAYFIELD。ちなみにLANCEの原題は「Mama Didn't Know」となっているが何故か表記が変わっている。B面はロカビリー風な怪しさも漂うロックナンバー。時代だけにギターの音色はビートっぽい。(7/3 山田)
8000 POP / BEAT
SAM & DAVE Can't You Find Another Way
(Of Doing It)
ATLANTIC 1968 584211 「Hold On I'm Comin'」や「Soul Man」等の60年代ソウル定番曲でお馴染みのソウルデュオ。英国では66年から配給を開始、当時の英国でのソウル/R&B熱に押されてリリース数は多いものの本国とは対照的に殆どヒットしなかった。今回紹介するシングルも残念ながら全くヒットしていない1枚。ハネを効かせたファンキーなノリが素敵なダンスナンバー。自身も歌手として活躍していたHOMER BANKSと相棒のRAYMOND JACKSONとの共作。プロデュースはISSAC HAYESとDAVID PORTER。この2人といえばこのデュオへの楽曲提供という印象が強いがここではプロデュースのみというのも興味深い。(6/30 山田)
2800 SOUL / R&B
BEVERLEY SIMMONS Mr. Pitiful
PAMA 1968 PM 716 西インド諸島系/米国産ソウル/R&B音源の配給で知られるPAMAレーベル。数は多くないがこの時期から自社制作音源を積極的に行っており、今回紹介するのはそうしたうちの1つ。レーベルがジャマイカにて発掘したという女子歌手BEVERLEY SIMMONSのデビュー盤。米国の人気R&B歌手OTIS REDDINGの代表曲の1つ、OTISとBOOKER T. AND THE M.G.'sのギタリストSTEVE CROPPERの共作によるアップテンポのナンバーをカヴァーしたもの。レーベル側も社運を賭けたのか、50年代から活躍する、自身もグルーヴィなインストアルバムをリリースしている名アレンジャーのSTAN BUTCHERに依頼するという力の入れ様。氏もこのレーベルにフィットした素敵なアレンジを手掛けた。そんなアレンジに乗って浮遊感を伴う独特の歌唱スタイルで米国産R&B楽曲を歌うという、他ではなかなか得られない独特のサウンド、これぞPAMAならではか。(6/16 山田)
4500 UK SOUL
ALMA COGAN Tell Him / Fly Me To The Moon
COLUMBIA 1963 45-DB 4965 53年にHMVからデビュー、以降相当数のシングルをリリースしヒットも記録した彼女。61年には同系列のCOLMBIAに移籍、1枚目「Cowboy Jimmy Joe」のみしかヒットを記録することが出来なかったが、66年まで良質な音源をリリースし続けた彼女。本盤はCOLUMBIAでの6枚目。米国の人気ヴォーカルグループEXCITERSのヒット曲をカヴァーしたA面にスタンダード楽曲をカヴァーしたB面。特にB面は当時ポップス業界でも人気の高かったボサノヴァ風アレンジを施した素晴らしいヴァージョンに仕上がっている。彼女のキャリアを考えると、ティーン向けの「Tell Him」よりも「Fly Me〜」をA面にした方が良かった気もするが・・・(6/14 山田)
1800 UK GIRL
DEEK RIVERS One Kiss / The Outsider
ORIOLE 1962 45-CB 1735 60年代前半にマンチェスターでBIG SOUNDなるグループを率いて活動していた歌手DEEK RIVERSがソロ歌手として残した唯一のシングル。A面はRIVERS自身の作曲による作品でロックンロール調のギターフレーズとストリングスを使ったアレンジは初期のCLIFF RICHARDを思わせる。B面は同じORIOLEレーベル所属のBRETT ANSELLなる歌手も数か月前に同じくB面で吹き込んだ作品。ほど良いテンポと夢見心地のアレンジに乗せてRIVERSがメロウな歌唱を聴かせる。所謂ポップコーン的な観点から等、欧州のこの手のサウンド好きの間ではこのB面曲が人気が高いそうな。(6/14 山田)
6000 TEEN POP
THE FRIENDS OF DISTINCTION Grazing In The Grass /
I Need You
RCA 1971 RCA 2050 米国はLAから登場した、ソウルとポップスの中間的なサウンドを歌唱する男女混声のヴォーカルグループの彼等。本盤は彼等の69年のデビュー曲にして代表曲「Grazing In The Grass」と本国ではシングルのA面曲として71年にリリースされていた「I Need You」を英国RCAが独自カップリングした1枚。A面は69年に英国でもデビュー盤として一度リリースされているがB面は英国では本盤が初出となる。軽快で爽やかなグルーヴィポップのA面にズッシリと重たいファンク風リズムが印象的なB面と実に対照的。本国では人気を博した彼等だったが、残念ながら英国ではどのシングルも全く売れなかった。(6/10 山田)
3500 US POP
THE JACKSON 5 The Life Of The Party /
Whatever You Got, I Want
TAMLA MOTOWN 1974 TMG 927 本国同様に英国でも人気を博した、MOTOWNが誇る人気グループJACKSON 5。本盤は彼等の英国配給の末期の1枚。同年リリースのアルバム『DANCING MACHINE』からのカットでA面は本国ではシングルカットされていない、英国独自のシングルリリース。軽快なテンポのディスコ受けしそうなファンキーな楽曲、こうした独自カットはやはり英国でのリスナーの嗜好性を考慮してのものだろうか。B面はズッシリと腰を落とした様なファンク風リズムがカッコいい作品(本国ではA面曲としてシングルカットされている)。両面共に声変わりも安定したMICHAELのソウルフルな歌唱が輝く1枚。が、そんな充実した内容に反して全くヒットしなかった・・・(6/7 山田)
2500 SOUL / FUNK
ANN PEEBLES Do I Need You / A Love Vibration
LONDON 1974 HLU 10460 全米では大ヒットし英国では41位を記録した彼女の代表作「I Can't Stand The Rain」。本盤はそれに続くリリース。A面は前作の作風を踏襲したようなズッシリと重たいビートにブルージーな香り漂う作風。B面はエレピ等を使ったアレンジとゆったりメロウなテンポが心地良い、タイトルが示すようにスウィートな作風。作曲は両面共に彼女自身と夫で歌手/作曲家DON BRYANT、KENNETH BARBARD MILLERとの共作。プロデュースは勿論WILLIE MITCHELL。A面が前作と似たタイプだった故か、残念ながら本盤は全くヒットしなかった。(6/2 山田)
2500 SOUL / R&B
ANITA HARRIS The Playground
CBS 1967 2991 61年から歌手としてデビューしたマルチなタレントANITA HARRIS。しばらくはレーベルを転々としつつなかなかヒットが出せなかった彼女。67年にCBSに移籍しその第一弾「Just Loving You」が全英6位の大ヒットを記録、本盤は続くリリース。重厚なベースラインと徐々に盛り上がるノリの良い作風と彼女のフットワークの相性が上手くマッチ。が、やや凝り過ぎた作風の為かチャート的には46位と前作とは対照的に地味な結果に終わってしまった。作曲はANITA自身に夫でプロデュースも担当しているMIKE MARGOLIS、アレンジを手掛けたALAN TEWの共作。(6/2 山田)
3500 GIRL POP
PHILIP GOODHAND-TAIT
AND THE STORMSVILLE SHAKERS
You Can't Take Love
PARLOPHONE 1966 R 5547 野太い声質を活かしたソウルフルな歌唱スタイルの歌手GOODHAND-TAIT率いるソウル/R&B志向の強いグループの3枚目。本作ではリズムにハネを効かせ、前2作以上にファンキーなサウンドとなっており、GOODHAND-TAITの歌唱もそれに呼応するかのようによりファンキーなフィーリングに溢れている。同年に米国のR&B歌手CASH McCALLがリリースした楽曲をカヴァーしたものだが、前2枚同様に原曲は英国では配給されていないという呆れるほどにニクい通好みな選曲(だから売れなかったんだろうけど)。(5/29 山田)
8000 MOD SOUL
THE POOR SOULS When My Baby Cries /
My Baby's Not There
DECCA 1965 F 12183 スコットランド出身のビートグループ、THE POOR SOULS。元々はリード歌手JOHNNY HUDSONの名を冠したJOHNNY HUDSON HI-FOURという名で活動していたが、65年にこのグループに変更しDECCAから本盤でデビュー。A面は作曲家としても活動していた女子歌手LESLEY DUNCANが前年にMERCURYでリリースしたビートバラード楽曲のカヴァー。オルガンを駆使したメロウでとろけるようなアレンジは当時はモダンだったに違いない。が、マネージメントを担当していた地元のプロモーターANDY LOTHIANとHUDSON(おそらくリード歌手のHUDSON)との共作によるB面こそ、彼等本来のビートグループ然とした姿をより体現した作品ではないだろうか。切ない独特のメロディ展開やコーラス、演奏がビートファンの心を強く刺激すること間違いなし。この後彼等はPOLYDORの傘下のレーベルALP(LOTHIANが設立に携わっている)から1枚リリースしてシーンから消えていった。(5/26 山田)
9000 UK BEAT
BILLIE HOLIDAY 『 Billie Holiday Sing (No.2) 』
CLICK & PLAY How Deep Is The Ocean
COLUMBIA 1956 SEB 10048 ジャズのみならずロック系等他のジャンルのアーティストやリスナーからも支持されるジャズ歌手BILLIE HOLIDAY。本盤はVERVEレーベルの創設者として知られるNORMAN GRANZが主催するレーベルCLEFで54年に制作、リリースしたLPから4曲を英COLUMBIAが独自カットして編集したEP。彼女というと一般的にはスローなバラード楽曲の印象が強いが本盤ではノリの良い楽曲も収録。ジャケットのデザインもジャズっぽくてお洒落。(5/24 山田)
2200 EP
DAVE EDMUNDS ROCKPILE I'm Comin' Home / Country Roll
REGAL ZONOPHONE 1971 RZ 3032 ギタリスト/歌手/作曲家/プロデューサー等多岐に渡って活躍するウェールズ出身のDAVE EDMUNDS。LOVE SCULPTUREでの活動を経て70年にソロプロジェクトを開始、米国ニューオリンズのR&B古典をカヴァーした1枚目「I Hear You Knocking」が全英首位の大ヒットを記録。翌年にはEMI系のREGAL ZONOPHONEに移籍、今回紹介するシングルがその第一弾となる。A面はトラディショナルな楽曲をノリの良いシンプルなロックンロール調アレンジで演奏。B面はEDMUNDSのペンによる、ファンキーなリズムを取り入れた、タイトル通り土臭いカントリーロック風作品。ISLANDレーベルの人気グループTRAFFICの初期作品にも似た牧歌的な雰囲気がたまらなくカッコ良い。ヒット要素も強く前作の余波もあったはずだが全くヒットしなかった・・・(5/15 山田)
2500 ROCK
CLASSICS IV
Featuring DENNIS YOST
Traces
LIBERTY 1969 LBF 15196 独特の憂いを醸し出すメロディとリード歌手DENNIS YOSTのハスキーで色っぽい歌声が魅力の米国の人気ポップスグループの彼等。本盤は本国でのヒット曲「Spooky」や「Stormy」と共に人気の高い作品。作曲は「Stormy」を手掛けたBUDDY BUIEとJ.R.COBBのコンビにプロデューサーEMORY GORDYが加わっての共作。ちなみに英国での彼等のチャートアクションといえば「Spooky」が46位と地味目な記録を残したのみで「Stormy」と本盤は全くヒットしていない。英国の人々のツボに入らなかったのか、単なるプロモーション不足なのか・・・(5/8 山田)
1800 US POP
THIS 'N' THAT Get Down With It / I Care About You
STRIKE 1966 JH 310 英国の60年代マイナーレーベル好きにはお馴染み、CBS傘下の新興レーベルSTRIKEが送る本盤。主役のTHIS 'N' THATは匿名性の高いグループ名だが、元々は2つのグループが合流、3人のリード歌手を配した大所帯なソウルグループという編成となっている。A面は米国のR&B歌手BOBBY MARCHANが64年にリリースした楽曲のカヴァーだが、終盤にはROLLING STONESのヒット曲「Satisfaction」が挿入されメドレー形式に展開するという珍作(?)。B面は南部ソウルを強く意識したようなバラード作品。(5/3 山田)
6000 UK SOUL
THE SEEKERS Georgy Girl
COLUMBIA 1966 DB 8134 オーストラリア出身のフォーク系グループのSEEKERS。本盤は彼等のファン以外のみならず、ポップス好きにも人気の高い同名映画の主題歌。イントロから聴く者が胸躍らせるシンプルでありながら究極のポップス。作曲は彼等の作品の多くを手掛けるTOM SPRINGFIELDと自身も50年代から音源をリリースしている歌手兼俳優(近年はナレーターとして人気だそうな)のJIM DALE。(5/1 山田)
1200 定番
THE STATESMEN Look Around
DECCA 1963 F 11687 マンチェスター出身の5人組ビートグループのSTATESMEN。彼等のマネージメントを担当していたクラブのオーナーROY GARRICK-JACKSONの働きかけでDECCAでの録音が実現、本盤はその成果たるデビュー盤。マイナー調のコード進行が印象的な怪しい雰囲気のビートナンバー。作曲・プロデュースは先のGARRICK-JACKSON。氏はDECCAやPYE傘下のPICCADILLY所属の歌手達にも楽曲を提供している、元々は作曲家志望だったのか?ちなみに本盤は当時の人気音楽番組‘JUKE BOX JURY’で取り上げられる等のメディア的な恩恵を受けるも全くヒットせず、翌年にはFONTANAに移籍することになる。(5/1 山田)
4800 UK BEAT
LITA ROZA What Am I Supposed To Do
COLUMBIA 1965 DB 7785 いわゆるFEMALE VOCAL枠で高い評価を得ている、リヴァプール出身の実力派歌手LITA ROZA。54年にDECCAからレコード・デビュー、その後はPYE、EMBERと録音活動の場を移し65年にEMI系のCOLUMBIAと契約、本盤はそこでの第一弾。テンポよくドラマティックに展開するアレンジに伸びのある歌姫の歌唱が乗る良質なポップス。作曲者のクレジットには米国の人気作曲家AL KASHAとMADDY SLATOFFの名が記されているが、米国歌手が同曲を歌ったもののカヴァーなのだろうか?この素晴らしいセッションを手掛けたのはDUSTY SPRINGFIELD等の仕事でお馴染みのIVOR RAYMONDE。(4/27 山田)
6000 UK FEMALE
HUMPHREY LYTTELTON
AND HIS BAND
『 Humph's Blues (No.2) 』
CLICK & PLAY Echoing The Blues
PARLOPHONE 1957 GEP 8645 英国トラッドジャズ系の代表格の1人、トランぺッター/バンドリーダーHUMPHREY LYTTELTON。本盤は氏のグループの51年から56年の間のセッションからの4曲を収録したEP盤でタイトルにBLUESが付く楽曲で編集したシリーズの2枚目。グループの代名詞的な「Bad Penny Blues」等自作曲から米国産スタンダードのカヴァーまで、どれもるゴキゲンな演奏が楽しめる。(4/24 山田)
2000 EP
THE HI-LO'S A Taste Of Honey /
My Baby Just Cares For Me
REPRISE 1962 R 20095 53年に結成し翌年にデビュー、FOUR FRESHMENと共に後のポップス系グループに多大な影響を与えた米国のコーラスグループの草分け的存在のHI-LO'S。米国では数多くのアルバムやシングルを残していたが、英国ではこうしたコーラス系グループは人気が無かったのか、彼等の音源の配給はわずか7枚(うち5枚が4曲入りEP)。今回紹介するのは英国でのラストリリース。A面はBEATLESが取り上げたことでもお馴染みのスタンダード作品を取り上げており、やや荘厳な雰囲気も漂うシックな仕上がり。B面も数多くのアーティスト達が取り上げている人気のスタンダード曲。A面とは対照的にツイスト風の軽快なビートに乗って彼等のコーラスワークも一際輝いている様。勿論残念ながら本盤もヒットしていない。(4/18 山田)
1800 US VOCAL
DAVY JONES Scenery / Shenandoah
PYE 1961 7N 15318 デビュー前のBEATLESとの共演等で地味ながら英国ロック史にその名を刻まれている、やり手業界人LARRY PARNESが手掛けた米国出身のR&B系歌手DAVY JONES(ややこしいけどBOWIEやMONKEESのDAVYとは別人)。61年にPYEと契約、数枚のシングルをリリースし今回紹介するのは2枚目。A面は米国の作曲家CLINT BALLARD JR.とFRED TOBIASの共作によるテンポの良いポップス。B面は19世紀に作られた米国の民謡、トラッド作品を英国のアレンジャーBILL SHEPHERDがモダンに仕上げた。DAVYもA面とは歌唱スタイルを変えてクルーナー的歌唱で朗々と丁寧に歌い上げている。近年はこのB面が所謂ポップコーン的な観点から高い評価を得ているそうな。(4/17 山田)
4800 POP
THEM Here Comes The Night / All By Myself
DECCA 1965 F 12094 リリース当時は全く売れなかったが、後年色々な観点から高い評価を得ることになる所謂レア盤。そんなレア盤と並んで、いやそれ以上に見つけるのが難しいとコレクターの間で話題に出るのが大ヒット曲のプロモ盤。特にリリースされた音源が総じて評価の高いアーティストはなおさら。本盤もそんな典型だろうか、VAN MORRISONを輩出した北アイルランドのグループTHEMの通算3枚目、全英チャート2位の大ヒットを記録した「Here Comes The Night」の貴重なプロモ盤。ちなみに数年後には同じく彼等の大ヒット曲「Gloria」とこの「Here Comes〜」をカップリングしたシングルもリリースされており、そちらのプロモ盤もコレクターに人気のアイテムだそうな。(4/6 山田)
10000 UK BEAT
JOHNNY JOHNSON AND
THE BANDWAGON
You /
You Blew Your Cool And Lost Your Fool
DIRECTION 1969 58-3923 67年に米国EPICレーベルからデビューしたソウルグループの彼等。翌年から英国のDIRECTIONが配給を開始、本国ではいまいちパッとしなかった彼等だったが、2枚目となる「Breakin' Down The Walls Of Heartache」が全英4位と思わぬ(?)大ヒットを記録。本盤は続く3枚目。本盤のプロデュースも担当しているポップス系の作曲家DENNY RANDELLが作曲したA面にグループのメンバーで後にソロ歌手としても活動するARTIE FULLILOVEが作曲したB面。ソウル歌手が作曲したというのもあるのだろうか、アレンジは両面共にARTIE SHROECKが担当しているがファンキーさではB面の方に軍配が上がるか。チャート的には前作には及ばず、34位止まりだった。(3/28 山田)
2500 SOUL / R&B
LIZ SHELLY No More Love
BRUNSWICK 1965 05953 DECCA傘下のレーベルBRUNSWICKからSHEL TALMYのプロデュースでデビューした女子歌手LIZ SHELLEY。2枚のシングルをリリースしており本盤は2枚目(何故か本盤の名義はSHELLEYではなくSHELLY)。ホーンを中心としたソウルっぽいアレンジに彼女のやや不安定な(?)歌唱が乗るガールポップ。当時英国でも人気の高かった米国のソウルレーベルMOTOWN、というよりはその影響を多分に受けた同じBRUNSWICK系人気歌手LEN BARRYの作品を思わせる作風。プロデューサーのクレジットにはTALMYの会社‘ORBIT-UNIVERSAL MUSIC CO LTD.’が記載されている。(3/25 山田)
6000 UK GIRL
LORRAINE ELLSION You've Really Got A Hold One Me /
You Don't Know Nothing About Love
WARNER BROS. 1970 WB 7394 英国音楽界では需要があったのか、MARMALADEやWALKER BROTHETRS、SHARON TANDY等数々のアーティスト達がカヴァーしたソウルバラード「Stay With Me」の本家として知られるLORRAINE ELLISONの英国での3枚目。A面はロックファンにはBEATLESのヴァージョンでお馴染み、MOTOWNの人気グループMIRACLESの代表曲を緩くファンキーなアレンジで歌ったものでアレンジはRICHARD TEEが担当。B面は本盤のプロデューサーで、先の「Stay 〜」の作曲者の1人、JERRY RAGAVOYが作曲した同路線のバラード。「Stay〜」の印象もあるが、ハイトーンを駆使した劇的な唱法の彼女にはA面よりもこちらの方がシックリくるか。彼女の歌唱同様にドラマティックに盛り上がるアレンジを担当したのはソウル/R&Bのみなずポップスやロック系も幅広く手掛けるBERT DeCOTEAUX。(3/22 山田)
2800 SOUL / R&B
LYNN JACKSON Sad Song / Disco Hero
MAM 1979 MAM 188 黒地に銀のフォントを使用したシックで格調のあるレーベルデザインだったMAMレーベルも時代に呼応してか70年代後半にはこうしてチャラい(?)デザインに一新。そんな中出てきた新人歌手LYNN JACKSON。匿名性の高いよくある名前だが、実はこの人、何を隠そう60年代にリヴァプールからデビューしたあのBERYL MARSDEN。そんなBERYLのこの名義での唯一のリリース。歌謡感溢れる美しいメロディのバラードのA面は米国のSSW系兄弟デュオALESSI BROTHERSのカヴァー。B面はタイトルが示す通りファンキーなソウル風味の濃い作風。名前が不評だったのか気に入らなかったのか分からないが、2年後には別のレーベルからBERYL MARSDEN名義で1枚リリースしている。(3/17 山田)
2000 UK GIRL
ANSLEY GORDON Let's Get Together Today /
She Gives Me Good Loving
PRESIDENT 1970 PT 308 作曲者としてクレジットされている同じPRESIDENTレーベルの人気グループEQUALSのメンバーDEVとLINCOLNのGORDON兄弟と同姓故におそらく兄弟か従兄弟だろうかANSLEY GORDONの唯一のリリース。EQUALS譲りのキャッチーなポップ路線のA面、ファンキーでゆったりしたリズムにホーンやファズギター、不必要なまでにグルーヴィな音色を効かせるオルガンを配したB面(珍しい珍盤系コンピに収録されたりと近年はもっぱらこちらが評価の対象らしい)。プロデュースはDEV GORDONとPRESIDENTやCBSレーベルで数々の良質なサイケ系音源を手掛けているROGER BOLTONが担当。この手の音源には欠かせないEDDY GRANTが関わっていないというのもちょっ珍しい?(3/17 山田)
4800 FUNKY POP
THE ROULETTES Bad Time / Can You Go
PARLOPHONE 1964 R 5110 デビューは62年にPYEレーベルからとビート系グループではかなり早く世に出た彼等だったがなかなか芽が出ず。トレンドになりつつあったビートサウンドに乗っかろうとしてたPARLOPHONEのロックアイドル歌手ADAM FAITHの伴奏グループを務めFAITHを再びヒットメイカーに。そのご褒美の意味合いもあってか彼等単体でのリリースもPARLOPHONEにて再開、その第一弾が本盤。両面共に作曲家FAITHの楽曲の多くを手掛けていたCHRIS ANDREWSが提供。泣きのメロディとタメを効かせた演奏がカッコいいA面と勢いで突っ走るストレートなビートのB面。残念ながらこのクオリティの高さに反して全く売れなかった。(3/15 山田)
4500 UK BEAT
KENI BURKE You're The Best /
Gotta Find My Way Back In Your Heart
RCA 1981 RCA 126 60年代から70年代にかけては家族と結成したソウル/R&B系グループFIVE STARSTEPSのメンバーとして活躍、ロックファンにはGEORGE HARRISONのDARK HORSEレーベル絡みでお馴染みのベース奏者/歌手KENI BURKE。本盤は同年にリリースしたソロアルバム『YOU'RE THE BEST』から2曲をカットしたもので英国での2枚目のシングル。時代的なサウンドを取り入れた都会的ファンク風のA面、人気ソウルアーティストBILL WITHERSとの共作のロマンティックで艶っぽいB面。残念ながら全くヒットしていない。(3/13 山田)
2500 SOUL/FUNK
TONY JOE WHITE Save Your Sugar For Me
MONUMENT 1970 MON 1048 68年に大ヒット、数多くのアーティストに取り上げられている「Palk Salad Annie」でお馴染みの米国スワンプロックの王様TONY JOE WHITE。英国でも氏のMONUMENT音源はDECCAを通して配給されるも先の「Palk Salada Annie」は全くヒットせず、5枚目の「Groupie Girl」がようやく全英22位を記録。今回紹介する本盤は英国では最後となるMONUMENT音源。曲調と言えば期待を裏切らない、TONY JOE節炸裂の無骨でファンキーなスワンプロック。が、豪快なノリに反してチャートでは全く振るわなかった・・・(3/2 山田)
1500 US SWAMP
LULU Call Me / After You
DECCA 1966 F 12326 64年にDECCAレーベルからビートグループLUVVERSを率いて颯爽と登場、デビュー盤「Shout」で一気に人気女子歌手となったLULU。その後はLUVVERSと別れてソロ歌手としてリリースを続けるもなかなかヒットが出せず。が、そうしたDECCAでのソロ音源の質は非常に高く、ここで紹介する在籍最後期の本盤もその1つ。A面はPYEが抱える人気作曲家/プロデューサーTONY HATCHの代表曲としても知られる、ジャンル問わず数多くのアーティスト達が取り上げている有名曲を歌ったもの。軽快なアレンジにハスキーで元気な彼女の声質がマッチ。B面はフランス産のドラマティックなバラードに英語詞を付けての歌唱(64年にフランスの女優MARIE LAFORETが録音している)。ストリングスやギターを使ったアレンジも実に豪華でありながら品もある仕上がり。彼女というとそのキャラとノリの良い楽曲の印象が強いが、こうしたバラード作品を歌わせても実に上手い。抑揚のある表現豊かな歌唱に聴き入ってしまう。(3/2 山田)
3800 GIRL
THE HONEYCOMBS Is It Because ? / I'll Cry Tomorrow
PYE 1964 7N 15705 JOE MEEKのプロデュースによるデビュー曲「Have I The Right ?」がいきなり英国首位を記録、劇的に登場した彼等。本盤はそのデビュー曲に続く2枚目。同じくMEEKが手掛けたグループOUTLAWSで培ったであろう西部劇風の軽快なノリを反映させたようなA面、疑似南国的なゆったりとした雰囲気のB面。共にシンプルな作風の楽曲ながら、MEEK独特の音響効果で重厚な音世界が聴く者の眼前に広がる様。が、ちょっとやり過ぎたか、チャート的には38位と前作に比べかなり地味な結果となった。(3/1 山田)
2800 POP
DAVE BERRY One Heart Between Two /
You're Gonna Need Somebody
DECCA 1964 F 12020 その頼りなさげな(失礼!)独特の歌唱スタイルとポップな楽曲で人気を博したロック歌手DAVE BERRY。本盤は5枚目のシングル。人気の作曲家GEOFF STEPHENSによる浮遊感漂う作風のA面、B面はBERRY自身が氏の伴奏グループであるCRUISERSのメンバーと共作したR&B色の強い、気だるく野性味のある作品。内容的には両面共に充実した仕上がりだが、チャート的には41位と地味目な結果に終わっている。(2/21 山田)
2500 POP
GLADYS KNIGHT AND THE PIPS Bourgie, Bourgie
CBS 1980 S CBS 9081 50年代から活躍している、このリリース時期にはベテラン組(それともまだ中堅?)に属していた彼等。本盤は同年にリリースされたアルバムアルバム『ABOUT LOVE』からのカット。そのアルバムをプロデュースした人気作曲チームでデュオとしても人気を博していたASHFORD & SIMPSONが70年代にリリースしていたインスト楽曲に歌詞を付けてカヴァーしたもの。全英チャート第32位と地味ながら健闘した。(2/16 山田)
1800 SOUL / R&B
JANIE MARDEN You Really Didn't Mean It
/ Only The One You Love
DECCA 1965 F 12155 女優兼歌手として50年代から活動していた彼女の本盤はDECCAでのラストリリース。A面は米国のJILL HARRISという名のソウル/R&B系歌手が同年にCAPITOLからリリースした楽曲をカヴァーしたもの。原曲を意識したのか、JANIEも曲の展開につれて結構ソウルフルな歌唱を聴かせる。B面はちょっとBACHARACH作品を思わせる、洒落たギターのアレンジが印象的なシットリとそして浮遊感のある作品。女優らしく(?)艶っぽく、時にエレガントな歌唱を駆使した丁寧な仕上がりとなっている。元々はジャズ系の楽曲を歌っていた彼女からするとオーソドックスな作風のB面曲の方がシックリくるか。両面共にアレンジはARTHUR GREENSLADEが担当している。(2/16 山田)
4800 UK GIRL
PETER AND THE HEADLINES Tears And Kisses /
I've Got My Reasons
DECCA 1964 F 12035 6人組のマイナー系ビートグループの彼等。64年にDECCAからデビューし2枚のシングルを残しており、本盤はその2枚目にしてラストリリース。A面はホイップ・クリーム等で装飾されたこってりした洋菓子のような重厚な音像が印象的なポップス調。同時期に人気を博していたJOE MEEKが手掛けたHONEYCOMBSのノリにも通じる。対照的にB面は質素な(?)60年代前半によくあるティーンバラード調の作品をビートアレンジで演奏した物。サックス奏者(B面では笛(オーボエ?)を演奏)を入れたバンド編成等50年代から60年代前半の雰囲気のある彼等、本質はA面よりもB面に表れているのかもしれない。アレンジは両面共にARTHUR GREENSLADE。プロデュースはセッションドラマーとして売れっ子だったBOBBY GRAHAM。GRAHAMのクレジットが記されているのでA面だけなのでA面のみの仕事だったのだろうか(故にこの作風、音の質感の違いか?)(2/14 山田)
3800 UK BEAT
JOHNNY CASH Forty Shades Of Green /
The Rebel - Johnny Yuma
PHILIPS 1961 BP 1148 カントリーのみならず、ジャンル、そして世代を超えて愛される米国のカントリーの大御所JOHNNY CASH。英国では57年から氏の音源の配給を開始、以降ヒットを記録しないものの、英国での根強いカントリー人気に応えてか結構な枚数がリリースされている。今回のシングルは米COLUMBIA在籍時の音源を配給したもの。A面は氏が59年にアイルランドを旅している時に書いたという作品。そうした経緯もあってか、後にアイルランド出身のアーティスト達に度々取り上げられることに。B面は同名タイトルのテレビドラマの主題歌として制作されたもので、いかにも主題歌たる軽快なノリ。ちなみに本国ではAB面逆のリリースだった(英国ではドラマは放送されなかったのかな?)。(2/7 山田)
2200 US COUNTRY
THE MOHAWKS Sweet Soul Music / Hip Jigger
PAMA 1968 PM 751 西インド諸島系音楽や米国産ソウル/R&B音源の配給でお馴染みのレーベルPAMA。その一方ではレーベル自身で音源制作も盛んに行っており、インストグループMOHAWKSはその代表的な1つ、今回紹介するのは彼等の3枚目。A面は米国の人気ソウル歌手ARTHUR CONLEYの大ヒット曲のカヴァー、我が国のジャズマン達によるお気楽インストカヴァーにも通じる安直なノリだが、リズムセクションの野性味溢れるグルーヴはこのレーベルならでは。B面はレーベルの得意とする西インド諸島系のほのかな香りも漂うゆったりした作風、リズム隊やオルガンもA面以上に活躍、レーベルの本質を体現しているのはやはりB面の方だろうか。両面で聴ける女性コーラスが我が国の昭和の歌謡番組のそれを思わせ、親近感も更に倍増(?)。(2/6 山田)
3800 UK SOUL / REGGAE
RICKY VALANCE Movin' Away / Lipstick On Your Lips
COLUMBIA 1960 45-DB 4543 60年代によくある、著名な誰かと誰かの名前から付けたり、もじったりした様な芸名の歌手RICKY VALANCE。そんなVALANCEはウェールズ出身、60年にCOLUMBIAから同年に米国の人気ポップス歌手RAY PETERSONがヒットさせた「Tell Laura I Love Her」のカヴァーでデビュー、いきなり全英首位の大ヒット。そして今回紹介するのが続く2枚目のシングル。前作の成功になぞらえてか、米国の作曲家FRED WISEとBEN WEISMANによる、ほどよいテンポを効かせた優しい曲調で無難な勝負に出た。が、前作の人気の余波も及ばなかったのか全くヒットせず。この落差に当人の落胆ぶりやいかに?B面は後にART GANFUNKELとデュオを結成し大成功を収めるPAUL SIMONがJERRY LANDIS名義で同年にリリースした楽曲をカヴァーしたもの。洒落たラテン風リズムが心地良いアレンジの素敵なティーンポップ。両面共この時期に良質なポップス音源を手掛けていたFRANK BARBERがアレンジを担当している。(2/4 山田)
2500 TEEN POP
ARETHA FRANKLIN Say A Little Prayer / See-Saw
ATLANTIC 1968 584206 67年に全英10位を記録した「Respect」以降のリリースが30位、40位台と地味目なチャートアクションを見せていた米国のソウルの女王ARETHA FRANKLIN。が、68年の8月にリリースした本盤は見事全英4位の大ヒットを記録。ポップス系の人気作曲チームBACHARACH=DAVIDが紡いだ、美しいメロディと世の乙女心(?)を代弁した歌詞、彼女のソウルフルな歌唱が見事に合致(この作曲チームと言えばDIONNE WARWICKだが、彼女も前年にこの曲をシングルとしてリリース、英国ではPYEが配給しているが全くヒットしていない)。B面は米盤とはカップリング違いの、同業者のDON COVAYのR&B定番曲をファンキーにカヴァーしたもの。こうした英国独自カップリングもシングル好きには嬉しい限り。大ヒットしただけあってか数種類のプレスタイプがあり今回の所謂ラージセンターもその1つ。(2/4 山田)
2500 SOUL/R&B
TIFFANY Am I Dreaming ? / I Know
PARLOPHONE 1965 R 5311 TIFFANYなる名前は女子歌手によくある名前だか、こちらはPARLOHPONEに2枚のシングルのみを残しているマイナーな英国女子歌手。今回紹介するのはその1枚目。A面は当時英国でも人気を博していた米国の人気歌手/作曲家JACKIE DeSHANNONの作曲で前年に米国の女子歌手JANE CANADAがリリースしている楽曲を取り上げたもの。B面は米国はニューオリンズの人気女子R&B歌手BARBARA GEORGEが大ヒットさせた、ニューオリンズR&B定番曲として知られる楽曲のカヴァー。DECCAの女子歌手BERYL MARSDENもデビュー盤のB面で取り上げたり、その他マイナーなビートグループが録音したりと英国音楽業界では人気のあった楽曲だったのだろうか?(ちなみにBARBARAのヴァージョンは62年に英LONDONから配給されているがヒットはしていない)(2/2 山田)
15000 UK GIRL
ELLA FITZGERALD Get Ready / Open Your Window
REPRISE 1969 RS 20850 米国ジャズ/ポピュラー界の女王ELLA FITZGRALDがロック/ポップス系で知られる名プロデューサーRICHARD PERRY指揮の下、英国はロンドンの名門スタジオOLYMPIC STUDIOSにてアルバムをライブ録音。本盤はそのアルバムから2曲をカットしたもの。A面は人気ソウル/R&BグループTEMPTATIONSのヒット曲のカヴァー、B面はSSW系歌手HARRY NILSSONが同年にリリースした名盤『HARRY』収録の1曲を取り上げたもの。近年ではA面がいわゆるノーザンソウルとして人気を博しているが、途中にELLAの十八番ともいうべきスキャットも入れたりしたシットリと艶っぽいジャジーな雰囲気のB面の方が本来のELLAにはフィットしているように思えるのだが・・・(1/24 山田)
8000 SOUL/JAZZ
MARY HOPKIN Temma Harbour
APPLE 1970 APPLE 22 全英6位を記録したAPPLEでの3枚目。南国調のアレンジに優しい歌声が乗る心地良い作品。本作のプロデューサーは60年代からヒットレコードを作り続けていたMICKIE MOST。(1/21 山田)
2000 POP
TONY CRANE Even The Bravest
CBS 1966 202022 60年代後半の音源が近年評価され人気を博している(マニアの間でだけど)歌手TONY CRANE。65年にPOLYDORからデビュー、翌年にはCBSに移籍し本盤をリリース。ここでは後に歌手KEITH WESTと組んで「Teenage Opera」を大ヒットさせるMARK WIRTZが作曲(J.FERDY名義)・アレンジ・プロデュースの三役を担当。シンプルで可愛らしいポップスだがどこか幻想的な印象を聴き手に与えるところはWIRTZならではだろうか。(1/18 山田)
3800 POP
MARION RYAN Somebody
COLUMBIA 1960 45-DB 4550 60年代にポップス業界で人気を博した双子のアイドルデュオPAUL AND BARRY RYANの母君として知られる歌手MARION RYAN。彼女の代表的ヒットといえば58年のデビュー盤「Love Me Forever」のみだが、その短い録音キャリアの間、ヒットはしなくとも良質の音源を僅かながら残しており、その今回紹介する盤もその内の1枚。COLUMBIAに移籍しての2枚目、米国の人気喜劇俳優JERRY LEWIS主演の米映画‘CINDERFELLA’でLEWIS自身が劇中で歌っていた楽曲をカヴァーしたもの。名匠TONY OSBORNE率いる楽団による美しい伴奏をバックにMARIONがしっとりと上品に歌う。流麗なストリングスの響きに洒落たギターの音色、この時代には明らかに‘大人’に向けて制作された音楽があった・・・(1/16 山田)
2200 FEMALE
PETULA CLARK Valentino
PYE 1963 7N 15517 オールディーズファンにも人気の60年代英国ポップスの名曲「Downtown」で世界的に大ブレイクした彼女。本盤はその大ブレイク前の珍しい1枚。プロデュースは「Downtown」や以降の彼女のヒットの多くを手掛けたTONY HATCHではなく、ベテランのPETER KNIGHT。TONY HATCHは作曲(MARK ANTHONY名義)を担当。パーカッションとコーラスを入れたアレンジが素敵な優しく可愛らしいポップスに仕上がっている。しかし残念ながらシングル曲としてはややパンチが足りなかったか、全くヒットしなかった。(1/12 山田)
2200 FEMALE
REY ANTON AND
THE PEPPERMINT MEN
Wishbone / Kingsway
PARLOPHONE 1965 R 5245 62年にポップス系歌手としてORIOLEからデビューしたREY ANTON。64年にPARLOPHONEに移籍、ビートブームに呼応して伴奏グループPEPPERMINT MENを従えての再出発となった。ANTON自身R&Bに対する嗜好性が強かったのか、どのシングルも黒っぽいテイストが滲み出ており、PARLOPHONEでの3枚目となる本盤も強烈にR&Bを意識した仕上がりとなっている。土着性の強い伴奏にANTONの塩っ辛いヴォーカルが乗ったA面、BIRDS等華のある若手グループに比べて影の薄い印象は否めない彼等だが、この時期の英国ではかなり質の高いR&Bではないだろうか。B面は初期STONESを彷彿とさせるブルースハープとギターを中心に展開する、A面のインストヴァージョン的な作品。(1/11 山田)
8000 UK R&B
DONOVAN Mellow Yellow / Preachin' Love
PYE 1967 7N 17267 66年に専属プロデューサーがTERRY KENNEDYからMICKIE MOSTに交代、それまでのオーセンティックなフォークサウンドからポップな要素を詰め込んだカラフルな作風に変化。本盤はそんな路線第一弾「Sunshine Superman」に続く第二弾。ホーンセクションを豪快に導入した浮遊感のあるサイケポップ調。間奏のホーンフレーズとスタジオでのガヤ(?)の入れ混じる箇所でサイケポップ指数は更に上がる。そしてB面はスウィングする本格的ジャズを伴奏に小粋に歌を乗せる。こうした氏の幅広い音楽性、引き出しを開けさせたヒットメイカーMICKIE MOSTの手腕はやはり確かとしか言いようがない。(1/9 山田)
2200 定番
COLIN BLUNSTONE Photograph
EPIC 1978 S EPC 6793 その憂いを伴った独特の艶っぽい歌唱で若い世代の聴き手も魅了する、人気グループZOMBIESのリード歌手COLIN BLUNSTONE。本盤は同年にリリースされたアルバム『NEVER EVEN THOUGHT』からのカットで、英国ではソロ名義でのラストシングル。しっとりとした前半からサビで盛り上がる展開はわが国のニューミュージックや歌謡ポップスにも通じる親近感を抱かずにはいられない。COLIN自身とウェールズ出身の、自身もソロ音源をリリースしているSSW系アーティストALAN PHILIPSとの共作。(1/9 山田)
2800 SSW/AOR

GO TO VOL. 10

RETURN TO THE TOP