VOL.11


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JEANNIE DEE Don't Go Home My Little Darling /
Come See About Me
BEACON 1969 BEA 142 BEACONレーベルから2枚のファンキーなソウルのシングルをリリースしている男女デュオJON & JEANNIE。今回紹介するのは相方JEANNIEのソロシングル(通算2枚目)。A面は米国のガールグループSHERELLESが67年にリリース、全く売れなかった作品をカヴァーしたもの。そして近年人気が高いというB面はMOTOWNの人気グループSUPREMESが64年にリリース、大ヒットさせた作品のカヴァーしたもの。どこか垢抜けない、もっさりとした質感はBEACONならではか。プロデュースを担当したのはこの時期英国に滞在し活動していた米国のソウル/R&B系歌手DONNIE ELBERT。(6/5 山田)
6000 UK GIRL
HAYDOCK'S ROCKHOUSE Lovin' You / Mix-A-Fix
COLUMBIA 1967 DB 8135 人気グループHOLLIESの初代ベース奏者ERIC HAYDOCKがHOLLIES脱退後に結成したリーダーグループ、その名もHAYDOCK'S ROCKHOUSE。66年にCOLUMBIAからデビュー、本盤は翌年リリースした2枚目。A面は当時英国でも人気を博していた米国の人気グループLOVIN' SPOONFULが前年にリリースした楽曲をカヴァーしたもの。原曲に沿った、オールドタイミィなホンワカした仕上がり。が、本盤の聴き所はやはりB面。HAYDOCK自身の作曲による、グループが本来得意とする骨太でファンキーなソウル調。強靭なリズム隊に重厚なホーン、そしてソウルフルな歌唱が乗ったモッドクラブ受けしそうなサウンド。残念ながら世間からは全くリアクションが得られず、本盤以降リリースは無かった・・・(6/1 山田)
SOLD MOD
SPLINTER New York City (Who Am I) /
Baby Love
DARK HORSE 1978 K 17116 DARK HORSEレーベルの看板アーティスト、英国はサウス・シールズ出身のSSW系デユオSPLINTER。本盤は前年にリリースしたアルバム『TWO MAN BAND』からのカット、このレーベルでのラストシングル。AOR的な洗練された都会的なSSW風のA面にスウィートソウルにも通じる甘くロマンティックなB面。両面共に作曲はメンバーのBOB PURVIS、アレンジはナッシュヴィルを中心にカントリー系/フォーク系のアーティスト達を手掛けてきたNORMAN PUTNAMが担当。(6/1 山田)
2500 SSW/AOR
BLUES BUSTERS The Spiritual / Lost My Baby
STARLITE 1961 ST 45 031 英国のジャズドラム奏者CARLO KRAHMERが主催するレーベルSTARLITE。カントリーやロカビリー等米国産音源やジャマイカ産音源を配給をメインとし、本盤はジャマイカ音楽界が誇る実力派ヴォーカルデュオBLUES BUSTERSの配給盤。両面共に彼等自身の作曲、ちょっとスカっぽいミッドテンポのゴスペル調のA面にこちらもスカっぽいコミカルなノリのポップなR&BのB面。(5/31 山田)
6000 JAMAICAN R&B
COLIN BLUNSTONE Beautiful You /
It's Hard To Say Goodbye
EPIC 1977 S EPC 5009 前年にリリースされた4枚目のアルバム『PLANES』から2曲をカットした1枚。A面は米国の人気作曲家/歌手NEIL SEDAKAが72年にリリースした楽曲のカヴァー。SEDAKA特有の明るくはっきりしたメロディを力強く歌った、原曲に忠実な仕上がり。B面はCLIN自身の作曲による作品で、従来の優しく艶っぽい歌唱を乗せた仕上がり。A面に比べると地味目な印象を受けるがこちらの方が彼らしい気がする。プロデュースは両面共にGUS DUDGEONが担当。(5/22 山田)
2200 POPS
DAVY JONES For Your Love / Love Bug
PHILIPS 1965 BF 1410 60年代前半にやり手プロモーターLARRY PARNESの肝煎りで渡英、活動していた米国出身のR&B系歌手DAVY JONES。60年にPYEからレコードデビューし62年までに数枚のポップス系シングルをリリース。その後ブランクを置いて65年に突如PHILIPSからリリースされた本盤。A面は米国のR&B系歌手/作曲家ED TOWNSENDが58年にリリース、大ヒットしたスウィートなR&Bバラードのカヴァー。そして注目すべきはB面「Love Bug」、こちらはJONES自身の作曲でRAY CHARLESの「What'd I Say」を思わせる豪快でスピード感のあるR&B作品。PYE時代はスタジオの整然とした伴奏で歌っていた印象が強いが、本盤はオルガンを中心としたバンドのみの演奏によるライブ感覚溢れる仕上がりとなっている(当時ドイツでの実況録音盤をリリースしており本盤の音源も当地での録音だろうか?)。(5/22 山田)
4800 SOUL / R&B
CHUCK MANGIONE Feel So Good
A&M 1978 AMS 7357 米国のジャズ系トランペット/フリューゲルホーン奏者CHUCK MANGIONEの英国での2枚目のリリース。前年リリースの同名アルバムからカットされた爽やかなクロスオーヴァー的サウンド。本国では総合チャート第4位(イージーリスニング系チャートでは1位)の大ヒットを記録。氏の代名詞的な作品となったが、英国では全くダメだった・・・(5/7 山田)
1800 JAZZ/CROSSOVER
HEATHER I'll Come Softly /
No One In The Whole Wide World
KING 1965 KG 1027 RITAとBENNYのKING夫妻が設立したジャマイカ系音源の配給を得意とするレーベル、その名も‘R&B’。更にその傘下に名字から名付けたレーベルKINGを設立。R&Bやロック/ポップス等米国産音源の配給と並行して自社音源も制作、他のマイナーレーベル同様にかなりの珍盤のカタログが揃っており、今回紹介する女子歌手HEATHERのデビュー盤もその好例。A面は親会社R&Bレーベルが63年に配給していたジャマイカの女子歌手HORTENSE ELLISの楽曲をカヴァーしたもの。近年ではあらゆる観点から高い評価を得ているそうだが、そんなA面に隠れてしまったB面、こちらは時代のトレンドたるビートサウンドの影響もほのかに感じられるガールポップもおススメ。作曲したのはBILL PERKINSONなる作曲家。TOM JONESの伴奏グループSQUIRESにも同名のギタリストがいるが同一人物だろうか?(5/7 山田)
18000 UK GIRL
SMALL FACES Lazy Sunday / Rollin' Over
IMMEDIATE 1968 IM 064 全英第2位の大ヒットを記録したIMMEDIATEでの4枚目のリリース。A面は時代のコミカルでサイケなノリを反映させた、SEを取り入れたりと凝った作風のポップナンバー。B面はMARRIOTの趣味が強く反映されたのか、後の自身のグループHUMBLE PIEにも通じるストレートなロックサウンド。(4/30 山田)
2800 定番
AYSHEA Celebration Of The Year /
Only Love Can Save Me Now
POLYDOR 1968 56276 テレビを中心に女優として活躍していたAYSHEA。65年にFONTANAから歌手デビュー、本盤は3年の間を置いてPOLYDORからリリースした2枚目。A面は60年代後半に良質なサイケポップ音源を数多く手掛けていたJOHN PANTRYが作曲した60年代後半らしい、ややサイケな香りもするポップバラード。B面は同年にAL JONESなる米国のマイナー系歌手が米BELLレーベルからリリースした楽曲を歌ったもの。AYSHEAのヴァージョンはビートを強調したノーザンソウル調アレンジに仕上げている。しかしこんな英国配給もされていないマイナーな楽曲をピックアップする所、英国レコード業界の選曲センスには毎度感心させられる・・・(4/30 山田)
8000 GIRL POP
GEORGE BENSON Breezin'
WARNER BROS. 1976 K 16797 我が国でも人気の高いジャズ/クロスオーヴァー系ギタリストBENSONの代表曲の英国盤。同年リリースの同名アルバムからのカット。ソウル/R&B系歌手/ギタリストとして知られるBOBBY WOMACKが作曲、70年にジャズ系ギタリストGÁBOR SZÁBORが録音した作品をカヴァーしたもの。力強いビートに心地良いギターの調べが乗った作風が受けて本国で大ヒット。残念ながら英国では全くヒットしなかった。(4/30 山田)
1800 JAZZ/CROSOVER
THE MERSEYBEATS Last Night / See Me Back
FONTANA 1964 TF 504 マージー界隈のシーンで活躍した、その名もMERSEYBEATSの5枚目。A面は米国の人気歌手STEVE LAWRENCEが同年にリリースした楽曲をカヴァーしたもの。LAWRENCEのヴァージョンはオーケストラを配した豪華な仕上がりだが彼等はシンプルなビートアレンジでカヴァー。泣きのメロディとラフな歌唱が見事にマッチした素敵なヴァージョンに仕上がった。B面はメンバーによる作曲、若さと勢いをストレートにぶつけた青春マージーサウンド。全英チャート40位と地味なヒットを記録。(4/23 山田)
2500 UK BEAT
TOMMY EDWARDS It's All In The Game
MGM 1958 45-MGM 989 米国はヴァージニアのリッチモンド出身のポピュラー/R&B系歌手TOMMY EDWARDSの代表曲「It's All In The Game」。多くのアーティスト達が取り上げているスタンダードとしてポップスファンにはお馴染みの作品。元々は米国の作曲家CHARLES G. DAWESが11年に作曲した「Melody In A Major」というインスト曲に作詞家CARL SIGMANが51年に歌詞を付けたもの。英国ではEDWARDSにとって3枚目の配給となる本盤、本国のチャートでは第1位を記録したが英国でもチャート1位の大ヒットを記録した。(4/23 山田)
2800 US POP
TERRY The Way That I Remember Him
/ Spilt Milk
FONTANA 1965 TF 751 TERRY・・・なんとも匿名性の高い芸名だが、69年に同系レーベルのPHILIPSから数枚のシングルをリリースしているTERRI STEVENSのことだそうな。本盤は彼女のデビュー盤。A面は人気作曲家GEOFF STEPHENSによるドラマティックな英国歌謡バラード作品。そして近年高い評価を得ているB面「Spilt Milk」、米国の人気ソウル/R&B系レーベルMOTOWNっぽい作風のガーリーソウル。ちなみに作曲者のクレジットには‘McKENNA’とあるがPICCADILLYやSPARKでシングルをリリースしている作曲家/歌手のVAL McKENNAの事だろうか!?アレンジは自身もラウンジ系のインストアルバムをリリースしているHARRY STONEHAMが担当している。ちなみに彼女、70年代にはTERESE STEVENS名義で細々シングルをリリースしている。(4/9 山田)
15000 UK GIRL
HUMBLE PIE Fool For A Pretty Face
JET 1980 JET 180 75年の『STREET RATS』から実に5年振り、メンバーチェンジとレーベル移籍を経ての久々のアルバム『ON TO VICTORY』からのカット。MARRIOTTとドラム奏者のJERRY SHIRLEYとの共作による、「これぞHUNBLE PIE!」と思わせるストレートなロック。70年代のA&M時代から米国でも人気が高かったのもあってか米国では中ヒット(58位)を記録するも本国では全くダメだった。(4/9 山田)
2200 ROCK
SYL JOHNSON Back For A Taste Of Your Love
/ Wind, Blow Her Back My Way
LONDON 1973 HLU 10438 ミシシッピ生まれのシカゴ育ちのブルース系歌手JOHNSONの同年に米国のHIレーベルでリリースされたシングルの英国での配給盤(氏にとっては英国での2枚目の配給となる)。同年にリリースされたアルバム『BACK FOR A TASTE OF YOUR LOVE』から2曲をカットしたもの。アルバムタイトル曲のA面はHIレーベルらしい軽快でファンキーなサウンド、自身にBRENDA JOHNSON、DARRYL CARTERとの共作。B面もやはりHIらしい哀愁漂う作風、作曲はHIレーベルで数多くの楽曲を作曲していたEARL RANDLE。プロデュースはWILLIE MITCHELL。米国では総合チャート72位、R&Bチャート16位を記録したが英国では全くヒットしなかった。(3/26 山田)
2200 SOUL/R&B
MIKE SARNE Will I What / Bird, You Know I Love Ya
PARLOPHONE 1962 45-R 4932 役者として知られるMIKE SARNE、60年代には歌手としても活動しており、本盤は全英18位を記録した2枚目のリリース。A面は翌年DECCAからデビューし人気を博すことになる女子歌手BILLIE DAVISの合いの手(?)をフィーチャーしたコミカルなポップス。作曲は後に自身達もアーティストとしても活躍する作曲チームCARTER=LEWIS(ここではSHAKESPEAR=HAWKER名義)とBILL BATESなる作曲家との共作。B面はR&Bっぽい重厚なベースラインがカッコいい作風のティーンポップ。こちらの作曲は本盤のアレンジを担当したCHARLES BLACKWELL。(3/18 山田)
1500 POP
FRANKIE VALLI Swearin' To God
PRIVATE STOCK 1975 PVT 21 米国の人気ヴォーカルグループFOUR SEASONSのリード歌手FRANKIE VALLI。本盤は同年リリースのアルバム『CLOSEUP』からのカット。ソウル好きにも人気が高いというメロウで都会的な洗練されたAOR調作品。作曲はFOUR SEASONS作品でもお馴染みのBOB CREWE(プロデュースも担当)とDENNY RANDELL。この素敵なアレンジを手掛けたのはCHARLES CALLELO。全英31位を記録。(3/18 山田)
1500 US POP
THE LANCASTRIANS Let's Lock The Door /
If You're Goin' To Leave Me
PYE 1965 7N 15791 結成は56年という意外と長い歴史を持つ(?)ビートグループの彼等。64年にPYEからデビューし66年までの間に6枚のシングルをリリース、本盤は2枚目。A面は米国の人気ポップス系グループJAY AND THE AMERICANSが同年にヒットさせた楽曲をビートアレンジでカヴァーしたもの。B面は本盤のプロデュースを担当したSHEL TAMLYが作曲に参加した楽曲。トラッドにも通じる寒々としたマイナー調メロディとフォークロック調のアレンジが見事に合致したビートナンバー。フリークビート的な評価の高いA面に比べてこちらは初期のビートサウンドのファンにアピールしそう。(3/18 山田)
6000 UK BEAT
DON CHARLES If I Had The Chance /
(I've Got Everything) I've Got You
PARLOPHONE 1968 R 5659 60年代前半のJOE MEEKが手掛けたDECCAでの音源で英国60年代ポップス好きにはお馴染みの歌手DON CHARLES。その後はHMVやCOLUMBIAとEMI系レーベルを渡り歩き67年には同系レーベルPARLOPHONEに移籍、本盤はそこでの2枚目。A面はDERAMレーベルでのWHITE PLAINSのヒット曲等で知られる人気作曲家TONY HILLERが作曲に参加した美しい歌謡バラード。そしてCHARLES自身がプロデュースを担当したB面、心地良いミッドテンポに優しいメロディが乗った素敵なポップス。近年ではこちらが高い評価を得ているそうな。(3/14 山田)
4500 POP
DUSTY SPRINGFIELD 『 Dusty In New York 』
CLICK & PLAY I Want Your Love Tonight
PHILIPS 1965 BE 12572 PHILIPSレーベルの人気歌姫DUSTY SPRINGFIELDの3枚目のEP。タイトル通り米国はニューヨークで録音した珠玉の4曲を収録。フィリーソウルの人気作曲チームGAMBLE=HUFFによる楽曲やポップス系の人気作曲家GERRY GOFFINが作曲に参加した楽曲等DUSTYのお得意のソウル/R&Bから可愛らしいガールポップまで彼女の魅力を詰め込んだ内容となっている。アレンジを担当したのは米国の人気アレンジャーRAY STEVENS。(3/14 山田)
6000 EP
RAMSEY LEWIS TRIO A Hard Day's Night /
'Tout A Doubt
CHESS 1966 CRS 8029 米国の人気ジャズ系ピアノトリオの英国での4枚目のリリース(PYEレーベルが配給)。A面は前年にリリースされた、米カリフォルニアのクラブでの実況録音を収めたアルバム『HANG ON RAMSEY !』からのカットでBEATLESの代表曲をカヴァーしたもの。トリオによる小粋な演奏に合わせてお客さん(メンバー?)が合唱するという文字通り演者と聴衆が一体となったライブならではのノリが素敵。B面は本シングルのみの収録曲、渋めのブルージーなバラード。こちらも実況録音だが、先のアルバムのアウトテイクか何かだろうか?(3/12 山田)
2500 JAZZ
THE SWINGING BLUE JEANS Promise You'll Tell Her /
It's So Right
HMV 1964 POP 1327 「Hippy Hippy Shake」や「You're No Good」等の大ヒットでお馴染み、マージービートの人気グループの彼等。そうしたヒット曲は米国のR&RやR&Bのカヴァーだったが、彼等自身の作曲センスも素晴らしく良質なオリジナル曲も残しており、本盤はその好例。甘く切ないメロディがグッとくるA面にワイルドなR&B調のB面。残念ながら全英チャートではヒットを記録することは出来なかった・・・(3/12 山田)
2200 UK BEAT
NORMA LEE Hurt / Rolling On
CBM 1967 CBM 002 米国産のロックやポップス、R&B等の配給で知られるEMBERレーベルの傘下に設立されたマイナー系レーベルCBM。数枚のカタログで消えてしまったレーベルだが、そのどれもが良い意味で垢抜けないニッチな音源ばかり。今回紹介する女子歌手NORMA LEEの唯一のリリースもそのうちの1つ。両面共にこれまた垢抜けないソウル/R&B調作品、ポップなガーリーR&BなA面にドラムのハネとホーンセクション(STAXあたりを意識した?)がファンキーさを演出したB面。伴奏を務めたPAT DANIELS BANDによるガレージにも通じるラフな演奏も本盤の垢抜けなさに一役買っている(?)。ちなみに両面の作曲を担当したLARIS McLENNONは同レーベルの他のアーティスト達にも楽曲を提供しており、自身もこのレーベルからシングルを1枚リリースしている。(3/12 山田)
8000 UK GIRL
JIMI HENDRIX Hey Joe / Stone Free
POLYDOR 1966 56139 全英6位を記録した、永遠のギターヒーローJIMI HENDRIXの記念すべきデビュー盤。トラッド等出自が諸説多々ある、ロック定番曲としてお馴染みのA面、JIMIは同年に聴いたフォーク系歌手TIM ROSEのヴァージョンに触発されて本作を録音したとか。そんな有名過ぎるA面にすっかり隠れてしまった感のあるB面はJIMIの自作曲。パーカッションが軽快なビートを刻むグルーヴィなロックチューン。しかし前年まで所謂ビートサウンド全盛だったことを考えると60年代におけるポップス/ロックの進化の速さには驚かされる。(3/8 山田)
2500 ROCK
THE HOLLIES King Midas In Reverse
PARLOPHONE 1967 R 5637 63年にデビュー。常に時代のトレンドを意識しつつ良質な独自のサウンドを作り上げてきた彼等。特に60年代後半のサイケな雰囲気を纏わせた作品群はどれもかなり質が高く、本盤はそうしたうちの1つ。作曲はCLARKE-HICKS-NASHのチームが担当、アレンジャーとして迎えられたJOHNNY SCOTTが指揮する豪華なオーケストラを効果的に使った極上のサイケポップに仕上がった。が、やややり過ぎたかチャート的には第18位と彼等にしてはかなり地味目な結果に終わってしまった。(3/8 山田)
1500 PYSCH POP
PETULA CLARK Dowontown
PYE 1964 7N 15722 全英2位を記録した、本国のみならず米国でも大ヒットした彼女の、そして60年代ポップスを代表する大定番。活気溢れる街角の情景を見事にシンプルな3分のポップスに仕上げた、作曲/アレンジ等手掛けたTONY HATCHのセンス、才能が凝縮されている1枚。勿論それを見事に表現したスター歌手PETULAの存在あってのもの。(3/4 山田)
1500 定番
THE CHANTS Ain't Nobody Home
PAGE ONE 1967 POF 016 リヴァプール出身のドゥーワップ系グループのCHANTS。63年にPYEからデビューし数枚のシングルをリリース。66年にはFONATANAと契約、その翌年にはFONTANAが配給していたレーベルPAGE ONEに移籍し本盤をリリース。時期的に米国のソウル/R&Bが音楽市場のトレンドだったし彼等自身の音楽的嗜好もあってか米国のソウル/R&B楽曲のカヴァーしている。前年にソウル歌手HOWARD TATEがリリース、ヒットさせた楽曲のを取り上げたもの。アレンジはPAGE ONEレーベルで数多くの音源のアレンジを手掛けているCOLIN FRECHTERが担当。途中グルーヴィな響きを聴かせるオルガンの音色はこの時期の英国音楽らしい。(2/26 山田)
6000 UK SOUL
THE PAPER DOLLS Something Here In My Heart /
All The Time In The World
PYE 1968 7N 17456 スウィンギング・ロンドン華やかし60年代後半のポップス界にPYEが送り込んだ女子3人組、PAPER DOLLSのデビュー盤。手掛けたのは前年にソウル風味のポップスグループFOUNDATIONSを当てたTONY MACAULAYとJOHN MACLEODのコンビが作曲(MACLEODがアレンジしMACAULAYがプロデュース)、全英第11位を記録。チャーミングさ全開のA面にえらくグルーヴィなベースとドラムが隠れた人気のB面。(2/26 山田)
1800 GIRL POP
RAY CHARLES
AND HIS ORCHESTRA
Hit The Road Jack
HMV 1961 45-POP 935 「What'd I Say」や「Georgia On My Mind」と同様にソウル/R&Bという枠を超えて米国大衆音楽の定番となった「Hit The Road Jack」。本盤は同年にリリースされた米ABC-PARAMOUNTでの音源の英国での配給盤。全英第6位の大ヒットを記録。そういえばこの手の米R&B系ヒット曲は英国では歌手やビートグループ系がカヴァーするパターンが多いけど、この曲って誰かやっていたかな??(2/26 山田)
2800 SOUL / R&B
MEN She Works In A Woman's Way
/ I'll Just Wish You Luck
And Say Goodbye
DECCA 1970 F 13083 DECCAに2枚、BELLに1枚の計3枚のシングルのみのリリース歴のあるマイナー系グループ(この時期よくあった楽曲ありきのスタジオプロジェクトか?)のデビュー盤。A面は同年に同じような芸風のグループEDISON LIGHTHOUSEも録音している(欧州のみのリリースで英では未リリースだったけど)、人気作曲家TONY MACAULAYとBARRY MASONの共作品。EDISONのそれよりも軽快なテンポでの演奏はライバル心を刺激されて故だろうか?B面はMASON単独の作曲でこちらも同様に軽快なテンポにやさしいメロディが乗ったポップス。(2/17 山田)
2200 POP
ALAN HAVEN The Knack / Satin Doll
FONTANA 1965 TF 590 ラウンジ風サウンドを得意とする英国ジャズ系オルガン奏者ALAN HAVEN、62年から67年の間にFONTANAにてシングルやアルバムをリリースしており本盤は4枚目のリリース。A面は当時映画音楽の仕事をよく一緒にしていたJOHN BARRYが作曲した同年公開の同名映画のテーマ曲を取り上げたもの。女性コーラスを配したりとスウィングするロンドンという時代の艶っぽいノリを反映させた作風。DUKE ELLINGTON作曲のジャズ系スタンダードを取り上げたB面は氏のよき相棒たるジャズドラマーTONY CROMBIEを迎えての非常にリラックスしたセッション。CROMBIEが粋に叩き出したリズムに心地よいオルガンの音色を遊ばせるHAVEN、最小限の編成で最大限の音を奏でるこれぞ匠の業。やはりHAVENというとこういったスタンダードの演奏がしっくりくる。(2/17 山田)
4500 JAZZY INST
EDDIE KENDRICKS Son Of Sagitarius /
Can't Help What I Am
TAMLA MOTOWN 1974 TMG 901 TEMPTATIONSの初代ファルセット歌手のソロ転向後の英国での4枚目の配給盤。A面は同年にリリースされたアルバム『BOGGIE DOWN !』からのカット、パーカッシヴでファンキーなリズムにブルースハープが絡むイントロが印象的な作風。そしてB面はMOTOWNのシングル盤によくある、過去のアルバムからの選曲というパターンだが、安直な割には(?)重箱の隅的な意外と良い選曲が多く本盤のB面もその最たる例か。ここでは前年にリリースされたアルバム『EDDIE KENDRICKS』からのカットで洒落たクロスオーヴァー調のソウルナンバー。もしかしたらこちらの方が好みという方が多いかも?ちなみに本盤、チャート的には全くヒットしなかった・・・(2/16 山田)
2200 SOUL / FUNK
PINKERTON'S ‘ASSORTED’
COLOURS
Mirror, Mirror / She Don't Care
DECCA 1965 F 12307 65年というビートブームもやや落ちついた時期に出てきたポップス系グループの彼等。メンバーにオートハープ奏者を擁しており、今回紹介するデビュー盤でもオートハープが随所に取り入れられている。両面共にリード歌手のTONY NEWMANによる作曲。A面は美しいストリングスの中で頼りなさげな唱法で泣きのメロディ歌うという絶妙な作風が受けてか見事全英9位の大ヒットを記録。B面はストリングスは使わず、グループの演奏を中心にした、同時期に人気を博していたHOLLIESあたりを思わせるフォークロック調。こちらはビートサウンドが好きな方におススメしたい。(2/16 山田)
1800 BEAT / POP
MADELINE BELL Don't Come Running To Me /
I Really Got Carried Away
PHILIPS 1966 BF 1501 60年代前半に米国から渡英してきたR&B/ポップス系歌手MADELINE BELL。63年にHMVからデビュー、同系レーベルCOLUMBIAでの活動を経て65年にPHILIPSへ移籍。本盤はPHILIPSでの2枚目のリリース。前年に米国のR&B歌手JEAN WELLSがリリースしたビートバラッド調の作品をカヴァーしたA面、ピアノの音色を強調したリズミカルで軽快なアレンジがカッコいいR&B調のB面。両面のアレンジを手掛けたのはARTH GREENSLADE。(2/15 山田)
8000 UK SOUL
NORMAN T. WASHINGTON Tip Toe / Don't Hang Around
PAMA 1968 PM 741 米国産R&B音源の配給だけでなく自社でのソウル/R&Bやレゲエ系音源の制作も積極的に行っていたPAMAレーベルが抱えるアーティストの1人、ソウル/R&B系楽曲を得意とする歌手NORMAN T. WASHINGTON。68年にデビューし本盤は続く2枚目。A面は大ヒットした「Barefootin'」で知られる米国ニューオリンズR&B歌手ROBERT PARKERの66年作品をカヴァーしたもの。低音響くベース音とグルーヴィなオルガンを使ったアレンジ(伴奏はレーベルメイトのMOHAWKSか?)が洒落た仕上がり。B面はWASHINGTON自身とレーベルの社長HARRY PALMER(レーベルではHARRY DEE名義)との共作。曲調自体はオールディーズ風ポップスっぽい作風だがA面同様にファンキーなアレンジが施されてキャッチーなファンキーソウルに仕上がっている。(2/12 山田)
4500 UK SOUL
PROCOL HARUM Homburg
REGAL ZONOPHONE 1967 RZ 3003 大ヒットしたデビュー盤「青い影」に続く2枚目、レーベルもDERAMからREGAL ZONOPHONEに移ってのリリース。作曲は前作と同じ鍵盤奏者/リード歌手GARY BROOKERと作詞担当の詩人KEITH REIDによるもの。前作の路線を踏襲したようなバロック調のサイケロック。プロデュースも前作と同じDENNY CORDELLが担当。本盤は見事全英6位の大ヒットを記録。(2/8 山田)
1800 定番
JULIE GRANT That's How Heartaches Are Made
/ Cruel World
PYE 1963 7N 15526 62年にPYEからデビューした実力派女子歌手JULIE GRANT。シングルリリース数に恵まれたのとは対照的にヒット曲の少なかった彼女。が、そんなヒットしなかったシングル群には素晴らしい録音が多く、通算6枚目となる本盤もそんな1枚。A面(何故かプロモ盤ではタイトルのThat'sの箇所のtとsの間の ’が抜けている)は英国のソウル/R&Bファンに人気の米国R&B歌手BABY WASHINGTONが同年に米国SUEレーベルからリリースした楽曲のカヴァー。それ故にA面に評価が集まりがちだが、B面にも是非注目していただきたい。こちらはレーベル所属のアーティストでもあり、所属している他のアーティスト達のバックコーラスの多くを担当していた、英国ガールポップファンに大人気のグループBREAKAWAYSのメンバーMARGOT QUANTELLが作曲したもの。ほどよくゆったりしたテンポに哀愁漂うメロディをJULIEが切々と歌う素敵な作品。涼し気なオルガンの音色を使ったアレンジも洒落ている。(2/8 山田)
4800 UK GIRL
THE HOLLIES He Ain't Heavy....He's My Brother
/ 'Cos You Like To Love Me
PARLOPHONE 1969 R 5806 「兄弟の誓い」の邦題で知られる、全英3位の大ヒットを記録した彼等の60年代最後のシングルリリース。彼等には珍しく自作曲ではなく米国の作曲家達による作品を取り上げたもの。その後も数多くのアーティスト達が録音しているがこの曲と言えばやっぱりこのヴァージョンだろうか。B面はメンバーのTONY HICKSが作曲、こちらは軽快なビートに厚いヴォーカルワークが乗る典型的なHOLLIES節。(2/3 山田)
1500 定番
RAY CHARLES Boody Butt / Zig Zag
TANGERINE 1971 6121 001 R&Bの王様RAY CHARLESが米ABCレーベルの傘下に設立した自身のレーベルTANGERINE。英国でも英TANGERINEが発足し3枚のシングルを配給、本盤はそのうちの1枚。前年にリリースしたジャズ的なアルバム『MY KIND OF JAZZ』から2曲をカットした1枚。A面はファンク的なリズムを取り入れた人気インスト作品で(最後の方で御大が軽く歌声を披露)、米盤の正式なタイトルは「Booty Butt」だが英盤は何故か‘Boody Butt’と間違って印刷されている。そしてB面、米盤はLEE MORGANの代表曲「The Sidewainder」のカヴァーを収録していたが、英国では独自の選曲「Zig Zag」が収録されている。(2/3 山田)
1800 SOUL / JAZZ
CLIFF RICHARD AND THE SHADOWS Blue Turns To Grey / Somebody Loses
COLUMBIA 1966 DB 7866 意外な組み合わせの様な気もする、COLUMBIAが誇る人気の爽やかスター歌手CLIFFと同じく爽やか系技巧派グループSHADOWSの本盤のA面は不良ロックの代名詞的存在(?)ROLLING STONESの作品をカヴァーしたもの。まったりしたフォークロック調だったSTONESのそれに比べて彼等のヴァージョンはメリハリのあるビート調な仕上がり。全英15位と彼等にしてはやや地味目な結果を残すことに(ファンが戸惑ったとか??)。B面は途中、R&B定番曲「Let The Good Times Roll」を思わせる、ノリの良いシンプルなオールディーズ調。(2/2 山田)
1500 POP/BEAT
O'HARA'S PLAYBOYS Voices / Blue Dog
FONTANA 1968 TF 949 グラスゴー出身のロック/ポップス系グループの彼等、O'HARA'S PLAYBOYS。62年から66年まではドイツにて活躍、人気を博してきた彼等が英国に腰を据えて66年からFONTANAでのリリースを開始。6枚のシングルと1枚のアルバムをリリース、本盤はそのラストシングルで両面共にメンバー達の自作曲。A面は流麗なストリングスを全体的に被せたカントリー歌謡バラード。B面は軽快でファンキーなノリのブルーアイドソウル調、近年はこのB面がモッドソウル的な評価を得ているとか。他のシングルやアルバムでもソウル調の作品を演奏しており、本来の彼等はやはりB面なのだろうか。(1/31 山田)
6000 POP
JON & JEANNIE Lover's Holiday /
Something You Got
BEACON 1968 3-105 米国産ソウル/R&B系の配給に始まり、その後は積極的に自国産のグルーヴィなソウル/ポップス音源を制作、市場に提供していたBEACONレーベル。本盤はレーベルが送るファンキーな男女デュオのデビュー盤。A面は米国の南部ソウル系デュオPEGGY SCOTT & JO JO BENSONが同年にヒットさせたファンキーソウルを比較的原曲に沿ったアレンジでカヴァーしたもの。そしてB面はニューオリンズのR&B歌手/作曲家CHRIS KENNERの代表作の1つで多くのアーティスト達が取り上げている人気曲。KENNERのそれはもっさりとした、まさにニューオリンズといった雰囲気だったが、こちらは軽快に跳ねたリズムにグルーヴィなオルガンを大胆に入れたファンキーソウル/ロックなヴァージョンに仕上げた。(1/31 山田)
SOLD UK SOUL
GERRY BECKLES Not For Just Your Face
ORIOLE 1961 45-CB 1618 青レーベル時代のORIOLEにて2枚のシングルを残したマイナー系歌手GERRY BECKLES。本盤はその2枚目。当時英国でも人気の高かった米国のスター歌手NAT KING COLEを意識した様な(「Unforgettable」的な?)ジャズバラード路線。当時多くの良質なポップスを手掛けていたJOHNNY GREGORYが洒落たアレンジを施した。この後BECKLESはフランスに渡りエレキバンドを従えてR&B/R&B路線を聴かせることになる。(1/31 山田)
2500 POP
THE CHANTS I Could Write A Book
/ A Thousand Stars
PYE 1963 7N 15591 リヴァプール出身のドゥーワップ系グループの2枚目。A面は元々は米国のミュージカル楽曲でポピュラー畑ではスタンダードとして知られる作品を軽快なノリでカヴァーしたもの。そのノリゆえにビートサウンド系好きにも人気だとか。B面は米国のドゥーワップ系グループRIVILEERSが53年にリリースした作品をカヴァーしたもので、こちらは原曲に沿ったオーソドックスなドゥーワップのスタイルでのカヴァー。デビュー盤でもB面では米国のドゥーワップ系グループDEL VIKINGSの作品を取り上げていたが、本来の彼等の姿を捉えたのはやはりB面の方だろうか。(1/25 山田)
1800 UK DOO WOP
JIMMY JAMES Better By Far
PYE 1970 7N 17886 60年代前半にVAGABONDSを率いてジャマイカからやってきたR&B系歌手JIMMY JAMES。色々レーベルを転々とした後にPYE系レーベルPICCADILLYと契約し数多くのシングルをリリース。グループ活動とは別にソロ歌手としても親会社のPYEで2枚のシングルをリリースおり、本盤はその2枚目。楽曲は当時のレーベルの人気作曲家TONY MACAULAYとJOHN MACLEOD(プロデュースも担当)のコンビによるもの。ゆったりした雰囲気の中でゆったりハネたリズムに乗って朗々とJAMESが歌い上げる歌謡曲的な作風のポップス。アレンジを担当したのはこの後のBELLレーベルでのMACAULAY作品の多くを手掛けるLEW WARBOURTON。(1/24 山田)
2800 POP
JAMES ROYAL AND THE HAWKS She's About A Mover / Black Cloud
PARLOPHONE 1965 R 5290 60年代後半にCBSレーベルにて数多くの良質なソウル風味の作品を残しているソウルフルな歌手JAMES ROYAL。本盤は彼の記念すべきデビュー盤。HAWKSなる、おそらくビート系グループと思われるグループを率いての録音。A面は同年に米国のロック系グループSIR DOUGLAS QUINTETがリリース、ヒットさせたガレージ定番曲をカヴァーしたもの。原曲を意識したチープなオルガンを軸にした演奏に後のCBS時代に比べてやや粗削りながらトレードマークのソウルフルなシャウトを聞かせるROYAL。B面は米国のカントリー系歌手BILL BROOKが62年にリリースしたオールディーズとカントリーがミックスした様な作品を取り上げた。HAWKSのビート的な演奏はこちらの方が上手く反映されているかも。ちなみにA面の原曲は英国でも配給されていたがB面曲の方は英国配給されておらず、よくこんなマイナーな曲を取り上げたなと感心させられる(英国音楽界はそういうのが非常に多いけど)。(1/24 山田)
6000 UK R&B
BEAT
THE BILL SHEPHERD SOUND Whistling Sailor /
March Of The Seven Seas
ISLAND 1967 WIP 6013 COLUMBIAやPYE等でアレンジャーとして活躍していたBILL SHEPHERDが指揮するイージー音楽プロジェクトの唯一のリリース。A面はタイトル通り口笛をリード楽器(?)として取り入れた可愛らしい作品。途中に入るブルージーなギターのフレーズも面白い。B面はTORNADOSの「Telster」あたりを思わせるメロディラインと昭和な香り(東宝映画っぽい?)漂うアレンジに妙に親近感を覚える。プロデュースはジャマイカ音源のカタログでお馴染みBLUE BEATレーベルのプロデューサーSIGGY JACKSONが担当している。(1/23 山田)
3800 INST
PATSY ANN NOBLE Don't You Ever Change Your Mind
/ Sour Grapes
COLUMBIA 1963 45-DB 4956 豪州で活躍、人気を博していた女優/アイドル歌手PATSY ANN NOBLEの英国での2枚目。1枚目は豪州のプロデューサーが手掛けた音源だったが、この2枚目は英国スタッフが手掛けている。A面は英国の作曲家BOB BARRATTのペンによるキャッチーなガールポップ。B面も同路線の作品で、作曲は米国の作曲家ROB ROBERTSとRUTH BACHELORによるもの。米国の女子歌手が歌った作品をカヴァーしたものだろうか?アレンジは60年代前半に色々なレーベルで良質なポップス(有名所だとHELEN SHAPIRO)を手掛けていたMARTIN SLAVINが担当。(1/23 山田)
2500 GIRL POP
TWINKLE Micky / Darby And Joan
INSTANT 1969 IN 005 64年にDECCAからデビュー、作曲して歌うSSW系(?)アイドル歌手として人気を博した彼女。66年でDECCAと契約が切れ、しばらく経ってIMMEDIATEレーベル傘下のINSTANTから突如本盤をリリース。親会社と作曲家/プロデューサー契約していた、人気グループMANFRED MANNのヴォーカリストMICHAEL D'ABOをプロデューサーに迎えての1枚。両面共に彼女自身のオリジナル曲だが、A面はD'ABOの作風の影響が強く感じられるポップス。B面の方が彼女自身の作家性(?)がよく出ているか。いずれにせよDECCA時代の栄光が反映されることなく全くヒットしなかったが・・・(1/22 山田)
8000 UK GIRL
ALAN PRICE SET The House That Jack Built
DECCA 1967 F 12641 同年リリースの大ヒットシングル「Simon And The Amazing Dancing Bear」に続くリリース。前作は米国の人気作曲家RANDY NEWMAN作品だったがこちらはPRICE自身のペンによるもの。自身のルーツたるジャズ/ブルース的な要素もほんのり残しつつ、カラフルな時代の空気を纏ったような良質のポップス。本盤も前作同様にチャート4位の大ヒットを記録。(1/19 山田)
1800 POP
THE SIZE SEVEN GROUP It's Got To Be Love /
I Met Her In The Rain
MERCURY 1965 MF 854 ノーザンプトンのコービーという街の出身の6人組ビートグループのSIZE SEVEN GROUP(レーベル表記はTHEは‘The’GROUPは‘Group’となっている)。64年にマイナーレーベルからデビュー、同年には大手MERCURYに移籍し翌年にかけて4枚のシングルを残し(内1枚は米国でも配給された)本盤はそのラスト。両面共メンバーによる作曲、キャッチーながらズンドコと(?)変わったノリにクルーナー調の歌唱が乗るA面、B面はA面よりもキャッチーさには欠けるがギターとドラムを軸にしたビートグループならではの迫力のある演奏をグッと押し出したサウンド。そこがまたビートファンには堪らないポイントか。(1/16 山田)
3500 UK BEAT
FREDERICK KNIGHT Trouble / Friend
STAX 1972 2025-133 米国はアラバマ出身のソウル歌手FREDERICK KNIGHT。72年に南部ソウルの名門STAXと契約、持ち前のファルセットと地声を交えた歌唱でデビュー盤「I've Been Lonely for So Long」を大ヒットさせ70年代STAXの新たなるヒーローとなった。英国でもそのSTAXデビュー盤が同年に配給され全英22位を記録。今回のシングルはそれに続く2枚目。A面はレゲエに通じるノリにファルセットを乗せた作風、B面はイントロのホーンから聴く者の心を掴んで離さない爽やかなソウルナンバー。残念ながら1枚目の様にヒットを記録することは出来なかった。(1/15 山田)
2200 SOUL / R&B
THE BROOK BROTHERS Trouble Is My Middle Name /
Let The Good Times Roll
PYE 1963 7N 15498 初期ビート系グループをはじめ、米国の人気兄弟デュオEVERLY BROTHERSに強く影響を受けたアーティスト達は英国には多い。今回の主役であるRICKYとGEOFFのBROOK兄弟もそういった中の最たる人達だろうか。本盤は在籍していたPYEでの後期のリリース。A面は米国の人気歌手BOBBY VINTONが前年にリリースしていた作品をカヴァーしたもの。ストリングスを導入した美しいアレンジが印象的な作風のポップス。そしてB面はGEOFFが作曲したオリジナル曲。こちらはかなりEVERLEYSを意識した、彼等の作品のカヴァーと思ってしまうほどEVERLYS指数の高い作風。全英38位を記録。(1/10 山田)
2200 POP
BRIGHTER SIDE OF DARKNESS Love Jones / I'm The Guy
PYE INTERNATIONAL 1973 7N 25601 サイケやプログレ系グループの様なグループ名だが、シカゴの高校時代の友人達が12歳のリード歌手DARRYL LAMONT君をフロントに配して72年に結成したソウル系ヴォーカルグループ。本盤は米国の20TH CENTURYレーベルからリリースされたデビュー盤を英PYEが配給したもの。A面は年長メンバーの語りとDARRYL君が元前のハイトーンで切々と歌うメロディが印象的なスウィートバラード路線。B面は年長メンバーがリードを歌う、こちらも美しいメロディが印象的な作品。米国では総合チャート16位、R&Bチャート3位のヒットを記録したが英国では全くダメだった。(1/9 山田)
2200 SOUL / R&B
DUFFY POWER It Ain't Necessarily So /
If I Get Lucky Someday
PARLOPHONE 1963 45-R 4992 59年にFONTANAレーベルからアイドル風ロックンロール歌手としてデビューしたDUFFY POWER。63年にPARLOPHONEに移籍し本盤をリリース。米国の人気作曲家GEORGE GERSHWINが手掛けたミュージカル‘PORGY AND BESS’の劇中歌でスタンダードとして知られる作品を取り上げたA面、テンポの良いリズムにブルージーなメロディが乗った、オルガンを入れたアレンジが洒落ている自作のB面。近年はこのB面がモッドやポップコーン等あらゆるジャンルから高い評価を得ているそうな。(1/8 山田)
4800 JAZZY
SQUIBBY AND THE REFLECTIONS Friends / Forgotten Dreams
DIRECTION 1967 58-3203 主にソウル/R&Bを中心とした米国産音源の配給をしていたCBS傘下のレーベルDIRECTION。自社制作の音源も積極的に行っており、今回紹介するガールグループSQUIBBY AND THE REFLECTIONSもその1つ。彼女達はDIECTIONに4枚のシングルを残しており、本盤はその1枚目。A面は結構凝ったアレンジのバラードタイプの作品だがA面曲としてはやや地味な印象は否めないか。B面はサビに入るとテンポをアップして盛り上がりを見せる歌謡感のある作品。どちらかといえばこちらの方をA面にした方がよかったかも(だからといってヒットするとは限らないけど)。アレンジはソフトロック調の作品に定評のあるCY PAYNE、プロデュースも同じくこういった路線の作品を数多く手掛けていた、作曲家としても活躍していたTONY HILLERが担当。(1/6 山田)
3500 GIRL POP
THE ROLLING STONES Little Red Rooster / Off The Hook
DECCA 1964 F 12014 通算5枚目のリリース、前作「It's All Over Now」に続いてこちらも見事全英1位を記録。A面は彼等が敬愛する米国ブルースの人気歌手HOWLIN' WOLFが61年にリリースした作品をカヴァーしたもの。シカゴブルースの要人の1人、作曲家WILLIE DIXONが作曲。DIXON作品といえばブルースの中でも比較的キャッチーな作風が多いが、一見女子受けしそうにない(?)こうした渋めの作品が大ヒットしたのは当時の彼等の人気を如実に物語っている。B面はグループでの作曲によるR&B調のポップな作品。(1/4 山田)
2500 UK BLUES / R&B
ERROL DIXON I Don't Want / The Hoop
DIRECT 1967 DS 5002 トリニダード産カリプソポップから英国ジャズグループまでカタログ数は少ないながらも幅広く面白い音源を扱っていたマイナーレーベルDIRECT。本盤はそんな面白いカタログからの1枚、ジャマイカ出身のブルース/R&B系ピアニスト兼歌手ERROL DIXONが歌ったファンキーソウルのシングル。オルガンを効果的に使用したA面にダツダツと躍動感のあるビートにパーカッション、ノヴェルティなコーラスが絡むB面という強力なカップリング。特にB面はその凝った作風故か高い評価を得ているそうな。両面共にソウル/R&Bの本場である米国産音源では味わえない独特の面白さがある。(12/26 山田)
18000 FUNKY SOUL
JOHNNIE TAYLOR Who's Making Love / I'm Trying
STAX 1968 STAX 106 米国はアーカンソー出身、50年代にかのSAM COOKEに見出されゴスペルグループを経てソロ歌手として活躍。61年からSAMのレーベルSARに始まりレーベルを転々とし66年に当時人気を博していた南部ソウルの名門STAXに入社。68年にリリースした「Who's Making Love」が全米ポップチャートで5位、R&Bチャートで1位の大ヒットを記録。本盤はその英国配給盤、TAYLORにとっては英国での2枚目となった1枚。当時は米国産のソウル/R&B熱に沸いていた英国音楽シーンだが、全く売れなかった。これも音楽のツボの違いなのだろうか、はたまたプロモーション不足だろうか。A面が有名過ぎてあまり意識されていなさそうな、レーベルの人気作曲チームISACC HAYES=DAVID PORTERによるゆったりテンポの素敵な南部ソウルのB面もおススメ。(12/21 山田)
2500 SOUL /R&B
PHILIP GOODHAND-TAIT AND
THE STORMSVILLE SHAKERS
I'm Gonna Put Some Hurt On You
/ It's A Lie
PARLOPHONE 1966 R 5448 70年代にはそのソウルフルな歌唱でSSW系歌手として人気を博したPHILIP GOODHAND-TAIT率いるR&Bグループのデビュー盤。A面は62年に米国のR&B歌手RAYMOND LEWISがニューオリンズのレーベルINSTANTでリリースした楽曲のカヴァーで65年には同じくニューオリンズR&B歌手ALVIN ROBINSONが録音している。彼等はどちらを聴いていたのだろうか?いずれにせよ両方とも英国では配給されていない故、こうした玄人っぽい選曲はいかにも英国のグループらしい。そして近年評価が高いらしいB面は英国の作曲チームPAT COSTELLOとROGER MEASLEYによる作品でこちらはA面よりもR&B的な要素は薄く、グッとビートサウンドを前に出したポップな作風。両面共にプロデューサーが違うところをみると2回に分けて録音セッションをしたのだろうか、レーベル側もそれなりに力を入れていたのかもしれない(全く売れなかったけど)。(12/11 山田)
7000 R&B BEAT
TOWER OF POWER Don't Change Horses
(In The Middle Of A Stream)
WARNER BROS. 1974 K 16389 WARと並ぶ西海岸ファンクの雄、今も現役で活動中のTOWER OF POWER。本盤は同年リリースのアルバム『BACK TO OAKLAND』からのカット。リラックスした雰囲気の中でほどよくファンキーで軽妙なノリは彼等ならでは。B面は米盤とはカップリング違いのスウィートなバラード「Time Will Tell」。(12/2 山田)
2500 SOUL / FUNK
ANNE SHELTON Rome (Wasn't Built In A Day)
/ I Understand
PHILIPS 1962 326530 BF かのGLEN MILLERから共演の申し出を受けたり等輝かしい経歴の持ち主、英国を代表する女性歌手の1人、ANNE SHELTONの62年作品。A面は米国のR&BレジェンドSAM COOKEが作曲、COOKE主催のレーベルSARのJOHNNIE TAYLORが録音した作品をカヴァーしたもの。TAYLORのヴァージョンを更にスピードアップした仕上がり、そして意外な人による意外な選曲故に珍カヴァー評価で近年注目を集めているようだが、やはり彼女の本質はスタンダードを取り上げたB面だろう。自身も歌手として活躍する米国の作曲家MABEL WAYNEと作詞家KIM GANNONが41年に作曲したバラード。JIMMY DORSEYやFATS WALLERをはじめ名だたるアーティスト達が取り上げてきたこの曲を芳醇な歌唱力と表現力で歌い上げた素晴らしい録音。両面共にアレンジはこの時期良質な大人向けのサウンドを手掛けていたWALLY SCOTTが手掛けている。(12/2 山田)
3800 UK FEMALE
KINGSIZE HAMILTON &
THE PLATTERMEN
Shake / I Got To Know
EMERALD 1966 45-MD 1048 59年から活動開始、60年代に入り音源をリリースするようになった北アイルランド出身の所謂ショウバンドの彼等。今回紹介するのは66年のDECCA系アイルランド音楽専門レーベルEMERALDからのリリース。普段はリード歌手BRIAN COLLがメインに歌っていたそうだが、ここではベース奏者SEAN "KINGSIZE" HAMILTONがリードを歌う。米国のR&B歌手SAM COOKEが晩年に録音したR&B定番曲として知られる楽曲をカヴァーしたもの。グループの熱のこもった演奏もさることながら野太い声を活かしたHAMLTONのソウルフルな歌唱が素晴らしい。ショウバンドによるカヴァーというと営業的なノリの印象が強いが本盤はZOOT MONEY'S BIG ROLL BANDやCLIFF BENNETT AND THE REBEL ROUSERS等にも似た、R&B愛溢れるヴァージョンに仕上がっている。B面はRAY CHARLESっぽいノリも感じるR&B風ポップス、作曲者はT.SCOTTとあるがおなじく北アイルランド出身のTHEMをプロデュースした作曲家/プロデューサーTOMMY SCOTTだろうか?(11/28 山田)
6000 NICE VERSION
JOHNNY JOHNSON AND THE BANDWAGON Sweet Inspiration
BELL 1970 BLL 1111 67年にデビューした米国ソウルグループの彼等。本国ではパッとしなかったが、68年に英DIRECITONレーベルが配給したシングル「Breakin' Down The Walls Of Heartache」が全英大ヒットを記録。その勢いに乗って英国に活動の拠点を移し英BELLと契約、本盤がその第一弾となる。軽快なソウルビートにポップスファンにもアピールするキャッチーなメロディ、そして景気の良い歌声が合致した英国産ソウル。アレンジャーとして活躍していたJOHN CAMERONが作曲、レーベルのメインプロデューサー的な存在の人気作曲家TONY MACAULAYがプロデュースを担当した。見事全英10位を記録、幸先の良いスタートを切った。(11/27 山田)
1500 UK SOUL
MIKE HURST Show Me The Way To Georgia /
Over Again
CAPITOL 1971 CL 15681 60年代前半にDUSTYとTOMのSPRINGFIELD兄妹と結成したフォークトリオSPRINGFIELDで活躍、そしてその後のプロデューサー業で英国音楽ファンにはお馴染みのMIKE HURST。そんな彼も63年から地味ながらソロアーティストとして活動開始、細々とシングルをリリースするがプロデュース業に集中すべくか65年に自身のリリースは一旦終了。プロデュースしていた他のアーティスト達に刺激されてか再びアーティストとして活動開始、本盤はその復帰の1枚目。A面は時のトレンド、米国南部/スワンプ系ロックを意識したような土臭く骨太な本格的なサウンド。B面も同じくトレンドだった米国風SSW系っぽい作品、アコースティックギターとスチールギターを軸にしたシンプルなサウンドに癒される。このサウンド故に米国系レーベルCAPITOLでのリリースを選んだのだろうか?(11/27 山田)
3500 POP
ERIC BURDON AND THE ANIMALS Good Times / Ain't That So
MGM 1967 MGM 1344 グループを再編、活動の拠点を米国に移しシンプルなR&Bグループからサイケなロックグループに進化した彼等。67年にはMGMと契約、本盤は2枚目のリリースとなる。A面はグループ全員で作曲した淡々としたサイケロック。ストリングス等を入れた凝ったアレンジを施したのはメンバーでギタリストVIC BRIGGS、プロデュースはBOB DYLAN等を手掛けていたTOM WILSON。対照的にB面はバンドのみの演奏でひたすらグルーヴするガレージロック。‘STRANGER IN THE HOUSE’という映画からの楽曲をレーベルに記されているから劇中歌か何かだろうか。作曲はBRIGGSと先の映画の音楽を担当している英国の作曲家JOHN SCOTTとの共作。こちらもアレンジはBRIGGSが担当(プロデュースも)。(11/18 山田)
1800 PSYCH ROCK
RONNIE JONES Let's Pin A Rose On You /
I Need Your Loving
DECCA 1964 F 12012 英国ブルースの父、ALEXIS KORNERのBLUES INCORPORATED等との共演を経て本盤でソロデビューを果たした米国出身のR&B歌手RONNIE JONES。レーベル側としては無難なスタートを切りたかったのか、A面は数多くのヒット曲を手掛けるLES REEDに制作を任せて美しいポップバラードに仕上げている。そして本領発揮はやはりB面か、62年に米国のR&B歌手DON GARDNERとDEE DEE FORDのデュオがヒットさせた作品を自身のグループNIGHT-TIMERを率いてR&Bを豪快に歌ったもの。(11/18 山田)
6000 UK SOUL/R&B
TOMMY QUICKLY AND THE REMO 4 The Wild Side Of Life /
Forget The Other Guy
PYE 1964 7N 15708 リヴァプール出身のやさぐれロックアイドル歌手QUICKLY。本盤はそれまで在籍していたPICCADILLYレーベルから親会社のPYEへの移動後(昇格?)の1枚目。PICCADILLY時代のシングル同様に本盤でも伴奏は同郷の実力派ビートグループREMO 4が担当。A面は米国のカントリー系歌手HANK THOMPSONが52年にヒットさせた楽曲をポップなビートアレンジでカヴァーしたもの。B面は鍵盤を使ったアレンジが洒落ているゆったりしたポップス、オールディーズ/ティーンポップ系ファンにもおススメしたい素敵な作品。(11/15 山田)
2500 UK BEAT
BOB MARLEY & THE WAILERS Is This Love
ISLAND 1978 WIP 6420 レゲエファンのみならずロックやソウル等あらゆる音楽ファンにも人気の高いBOB MARLEYからの1枚。全英9位と彼の作品としては英国で最大のヒットを記録した前作「Jamming」に続くリリース、同年リリースのアルバム『KAYA』にも収録された作品、JUNIOR MARVINのブルージーなギターフレーズも印象的。こちらも前作同様に全英9位の大ヒットを記録。(11/15 山田)
1800 REGGAE
BILLIE LAINE Ev'ry Chance I Get / Kiss Me
PHILIPS 1961 PB 1115 トリニダード出身の女子歌手BILLIE LAINEのPHILIPSレーベルでの唯一のシングル。A面は同年に米国の人気歌手JULIE LONDONがシングルのB面曲としてリリースしている楽曲を取り上げている。JULIEのヴァージョンはジャズ/ポピュラー的な仕上りだが、BILLIEのは米国のR&B歌手RUTH BROWNやLaVERN BAKER等50年代のR&Bのノリを思わせる。ジャズバラード風のB面はムーディでメロウな雰囲気の中でチャーミングな歌唱を聴かせてくれる。この洒落たアレンジを担当したのは数年後にDUSTY SPRINGFIELDを大成功に導くことになるIVOR RAYMONDE。(10/17 山田)
4800 UK R&B
TONY KINGSTON Master Hand / Look Into My Eyes
PYE 1967 7N 17392 SOUL SEEKERSというゴスペル系グループでリード歌手を務めていたTONY KINGSTON。67年にポップス系歌手としてDECCAと契約、1枚のシングル残し同年にはPYEに移籍し本盤をリリース。両面自身も作曲に参加(本名のTONY MOSSOP名義)、ゴスペル調の壮大な作風のA面にポップバラードのB面。特にB面はビートバラッド調ノーザンソウルにも通じるソウル的な要素を感じさせる作品で興味深い。この後KINGSTONはTONY TRIBEと改名しレゲエ歌手として活動、NEIL DIAMONDの作品である「Red Red Wine」をレゲエ調のカヴァーしてヒットさせることになる。(10/17 山田)
1800 POP
THE PROFILE Got To Find A Way / Don't Say Goodbye
MERCURY 1966 MF 891 後にANSLEY DUNBERのグループやT REX、SAVOY BROWN、MOUNTAIN、DUKES等で活躍したギタリストMILLER ANDERSONが在籍していた、スコットランド出身のビートグループPROFILE。本盤は通算3枚目のシングル。A面は米国シカゴ出身のR&B歌手HAROLD BURRAGEが前年にリリースした作品をカヴァーしたもので、オルガンを効果的に使った気だるいR&Bビートに仕上げた。そして注目したいB面、先のANDERSONとオルガン奏者EDDIE HAMMILLと共作による、米国の人気グループPLATTERSあたりが歌いそうな50年代の米国ポップス風バラード作品。後のブルージーな音楽性を考えるとA面の方がシックリきそうなものだが、当人としては当時はB面のようなものがやりたかったのだろうか・・・いずれにしても人に歴史ありといったところか。この後PROFILEはVOICEと改名しサイケなシングルを残すことに。(10/16 山田)
SOLD UK BEAT
TODD RUNDGREN Can We Still Be Friends /
Determination
BEARSVILLE 1978 K 15539 今も精力的に活動している、我が国でも人気の高い米国のポップ職人TODD RUNDGREN。英国では72年からソロ音源の配給を開始、結構な数のシングルがリリースされる。が、ヒットを記録したのは72年に一度リリースし、再度3曲入りで出し直した73年の「I Saw The Light」(36位)のみ(客演除く)。本盤は78年にリリースされた1枚。同年リリースのアルバム『HERMIT OF MINK HOLLOW』に収録されている2曲をカップリングしたもの。ファンには定番のメロウなA面にノリの良いロック調のB面、どれも‘これぞTODD節’が堪能出来る素晴らしい内容。米国では29位、豪州では9位のヒットを記録するも英国では全くヒットしなかった・・・(10/13 山田)
2500 US POP
IRMA THOMAS Full Time Woman /
She's Taken My Part
ATLANTIC 1972 K 10167 「Time Is On My Side」や「Breakaway」でロック/ポップス系リスナーにもお馴染み、ニューオリンズR&Bの歌姫IRMA THOMAS。本盤は米COTILLIONレーベルでの唯一のリリース音源の英国配給盤。A面はSSW系歌手ALICE STUARTの作品を取り上げたもので、いかにもなSSW風作品を丁寧に歌い上げた彼女。当時のトレンドたるSSW系サウンドの音楽業界における浸透度がよくわかる。B面は本来のニューオリンズR&Bを歌ってきた彼女らしいファンキーな作品。ホーンとエレピを使ったシンプルなアレンジも良い。シットリしたA面も素敵だが、やはりB面こそが彼女らしい感じがする。作曲は南部系ソウル作品を多く作曲していたALBERT SAVOY、LARRY HAMILTON、MICHAEL ADAMSの3人。(10/10 山田)
1800 SOUL / R&B
RAY DADSON Shakey Shake
EVOLUTION 1970 E 2448 OTIS REDDINGのブレイク前の音源等ニッチな米国音源の配給や自国のサイケ系アーティストの音源を制作・リリースしていたマイナーレーベルEVOLUTION。今回紹介する歌手RAY DADSONのシングルはレーベルの数少ないカタログからの1枚。ハネを効かせたビートにうねるベースを軸にファンキーなアレンジに、レゲエ系歌手COUNT PRINCE MILLERを思わせる歌唱が乗るノヴェルティなファンキーソウル調。やたらとグルーヴィなオルガンが印象的。(10/9 山田)
6000 FUNKY
SCOTT TAYLOR I Can't Get You Out Of My Mind /
Our Love
POLYDOR 1966 56099 マイナー系歌手SCOTT TAYLORのPOLYDORでの唯一のシングル。両面共に豪華なアレンジが施された中でTAYLORが朗々と歌い上げる歌謡ポップス。特にB面「Our Love」での徐々に込み上げていく泣きのメロディは最高潮(?)。アレンジはPOLYDOR系の音源を数多く手掛けていたFRED LLOYDが担当。(10/5 山田)
3500 POP
JIMMY JAMES Jump Children / Tell Me
R&B 1963 JB 112 RITAとBENNYのKING夫婦が設立したレーベル、その名もR&Bレーベル。スカ等のジャマイカ産音源や米国産のR&B系音源を中心にクセのあるシングルをリリース。本盤はそのうちの1枚で両面共に50年代あたりの米国のR&B/ブルースからの影響を強く受けた様なジャマイカ産R&B。やはり在英ジャマイカ系の方々や米国産音源に飽き足らない、何か新しいものを求めていたモッズ族等が買って聴いていたのだろうか?(10/5 山田)
2800 JAMAICAN R&B
AMERICA I Need You / Riverside
WARNER BROS. 1971 K 16178 デビューシングル「A Horse With No Name」が全英第3位の大ヒットを記録した彼等。本盤はそれに続く2枚目、同年リリースの1枚目のアルバムから2曲をカットしたもの。両面共に彼等ならではの爽やかなハーモニーを駆使した極上のサウンド。BEATLESっぽい雰囲気もあるA面に前半のインスト箇所で聴ける小気味良いギターカッティングが心地良いB面。しかしシングル曲としてはやや地味だったか全くヒットせず。(10/4 山田)
2000 SSW / RCOK
JOHN L. WATSON &
THE HUMMELFLUGS
Standing By /
I'll Make It Worth Your While
PICCADILLY 1965 7N 35233 後にサイケやプログレ的な評価を得るロックグループ、THE WEBに参加する米国出身のR&B系歌手JOHN L. WATSON率いるグループの2枚目。A面はWATSONの伸びのあるドラマティックな歌唱が映えるビートバラッド調R&B。そしてB面は同時期のGEORGIE FAMEを思わせるジャジーなR&B調でモッド的な評価も得ており本盤の人気はもっぱらこのB面だそうな。ちなみにこのB面の作曲を担当したのは先に紹介したORIOLEのマイナー系女子歌手PAT SYMSのB面を手掛けたDAY=ZEFFERTのコンビ。同時期にCARNIVALレーベルでスカ系作品を手掛けたことで培った遊び人的な(?)感覚がここでも上手く活かされたか。(9/30 山田)
8000 MOD
PAT SYMS It's Got To Be You Or No One / Lost
ORIOLE 1964 CB 1971 何処のレーベルもそうだが、経済的に潤してくれるお抱えの売れっ子以上に数多くの無名のアーティスト達を抱えていた。英国レーベルファンにはお馴染みのレーベルORIOLEも例外ではなく、本盤のみを残して去っていった女子歌手PAT SYMSもその典型だろうか。しっとりバラードのA面、作曲者クレジットにREED=STEVENSとあるがLES REEDとGEOFF STEPHENSのことだろうか?そしてB面、ちょっぴりジャジーなアレンジにメランコリックなメロディが乗る印象的な作品。提供したのは英国の作曲家チーム、DAY=ZEFFERT。スカやレゲエ好きにはお馴染みのレーベルCARNIVALの作品でその名を良く見る彼等。他のレーベルではあまり馴染みの無い故、そういった所も本盤のポイントの1つ。(9/29 山田)
2800 UK GIRL
WEST FIVE Someone Ain't Right /
(Just Like) Romeo And Juliet
HMV 1965 POP 1428 後にサイケ風ソウルグループFERRIS WHEELに加入する鍵盤奏者MIKE LISTONが在籍していたビートグループWEST FIVE。本盤は彼等の2枚目。A面は米国のR&B歌手DORIS TROYが63年にリリースした作品をビートサウンドにアレンジしてカヴァーしたもの。B面は米国のポップス系グループREFLECTIONSのヒット曲をカヴァーしたものでこちらは比較的原曲に忠実にカヴァーしている。モッドやブルーアイドソウル等の観点から本盤はB面の方が人気が高いそうな。(9/14 山田)
7000 UK BEAT
LITTLE BEVERLEY You're Mine
PAMA 1968 PM 731 以前に紹介したPAMAレーベルからデビューした在英ジャマイカ系女子歌手BEVERLEY SIMMONS。今回紹介するのは続く2枚目。前作がコケてテコ入れで心機一転のつもりなのだろうか、名義がLITTLE BEVERLEYとなってのリリース。ゆったりポップな古めのスタイルの本盤は米国のR&B男女デュオBOBBIE AND RONALDの56年の作品「You're Mine Oh Mine」のカヴァー。ジャマイカでも彼等のヴァージョンは人気を博しており、思い入れのあったジャマイカ系の方々に向けての選曲だったのかもしれない。オルガンの音色も洒落ている。アレンジャーのクレジット表記は無いが前作と同じSTAN BUTCHERだろうか?残念ながら本盤もヒットを記録することはなかった・・・(9/8 山田)
4500 UK SOUL
BOB SAKER Still Got You
POLYDOR 1968 56231 DECCAに2枚のシングルを残したモッズ好みのビートグループLOOSE ENDSに67年に歌手として加入した彼、BOB SAKER。本盤はその翌年にリリースされた彼の記念すべきソロデビュー盤。作曲は自身が担当、ゆったりとしたイントロから徐々に盛り上がりをみせるソウルっぽいノリもある素敵な作風。SAKERの歌唱も展開と共に徐々にソウルフルになっていく所も聴きどころ。ソフトロックやブルーアイドソウル等多角的な鑑賞・評価も受けそう。同じく自作のB面「Imagination」も近年の本盤の人気の理由だとか。この後PARLOPHONEに移籍し良質な(本盤同様に全く売れなかったが)シングルを残すことに。(8/30 山田)
8000 POP
THE SOULMATES Bring Your Love Back Home /
When Love Is Gone
PARLOPHONE 1966 R 5407 70年代にはセッション歌手として活躍することになる女子歌手LIZA STRIKEを中心に編成されたグループSOULMATESの2枚目。A面はLIZAがかつて率いていた(前身グループの残党?)のJET SETをフィーチャーしてのビートサウンド的なアプローチを見せた作品。米国のガレージ感覚を彷彿とさせる重厚なオルガンの響きが印象的。B面はSOULMATES単独での音源、こちらは怪しげな雰囲気のあるムーディな作風。リードを取るLIZAのソウルフルな歌いっぷりも聴き所。ちなみにB面のアレンジを担当したのはNORMAN SMITH。(8/25 山田)
8000 UK BEAT / POP
JIMMY CLIFF I Got A Feeling (And I Can't Stop)
/ Hard Road To Travel
ISLAND 1967 WIP 6011 自身が主演した映画‘THE HARDER THEY COME’や70年代のヒットでお馴染みのレゲエ界のスター歌手JIMMY CLIFF。そんな氏も60年代後半は当時のソウル/R&Bブーム人気を考慮したISLANDレーベルのアイデアなのか、ソウル系歌手として売り出されていた。本盤はその時期にリリースされた1枚。A面は米国の人気ソウルグループMIRACLESのヒット曲「Mickey's Monkey」を思わせる軽快なビートに元気溌剌なCLIFFの歌声が踊るポップソウル。B面は米国南部ソウル路線のバラード作品。プロデュースはROLLING STONES等ロック系グループとの仕事で知られる米国出身のJIMMY MILLER。A面のアレンジは自身もイージーラウンジ系音源をリリースしているSTAN BUTCHER、B面はやはり自身もインストプロジェクト等の音源をリリースしているSYD DALEが担当。(8/18 山田)
4800 UK SOUL
WAYNE GIBSON For No One / Come Around
KINGDOM 1972 KV 8002 60年代前半にはビートグループDYNAMIC SOUNDSを率いて活動していたロック歌手WAYNE GIBSON。66年にはソロ歌手に転向しCOLUMBIAで2枚のシングルをリリースするもパッとせずそのまま業界を去る形に。が、70年代に入りソロ音源を手掛けたプロデューサーTERRY KINGが自身のレーベルKINGDOMを設立。KINGがGIBSONに復帰を促したのか分からないが、本盤はそのレーベルからのリリース。A面のBEATLESのカヴァー「For No One」は66年にCOLUMBIAからソロ第二弾としてリリースされた音源を再リリースしたもの。B面「Come Around」は曲調からして新録したと思われる作品。70年代前半らしい「みんなで合唱しよう!」的なノリのピースフルなポップ。作曲はGIBSON自身によるもの(本名のE.W.ALLEN名義)。果たしてこんなシングルの重要があったのか分からないが、全くヒットしていない。(8/16 山田)
2500 UK POP
BILLIE DAVIS I Want You To Be My Baby / Suffer
DECCA 1968 F 12823 63年にDECCAからデビュー、その後はCOLUMBIA、PICCADILLYと転々として再びDECCAに帰ってきた彼女。本盤はDECCA復帰後初のチャート入り(全英33位)した1枚。米国のR&BスターLOUIS JORDANが50年代に録音し60年代に米国の作曲家兼歌手ELLIE GREENWICHがリメイクしたR&B楽曲をカヴァーしたA面。BILLIEのヴァージョンはELLIEのそれを手本にしたファンキーなガーリーR&Bに仕上がっている。B面はほどよくファンキーなソウル風味の作風。この適度に下世話でなおかつ質の高いアレンジはMIKE VICKERSの手によるもの。プロデュースは同系レーベルDERAMのTIMEBOX等を手掛けていたMICHAEL ALDREDが担当。(8/16 山田)
3800 UK GIRL
LEWIS RICH I Don't Want To Hear It Anymore /
Shedding Tears
PARLOPHONE 1966 R 5434 65年にPARLOPHONEからデビューした歌手LEWIS RICH、本盤は2枚目のリリース。A面は米国の作曲家RANDY NEWMANが作曲し64年にソウル/R&B歌手JERRY BUTLERが録音・リリースした美しいバラード作品(ポップス界隈ではWALKER BROTHERSやDUSTY SPRINGFIELDが取り上げている)。RICHはBUTLERを意識した様な朗々とした歌謡的歌唱を聴かせてくれる。B面は当時自身達もDAVID AND JONATHAN名義でアーティストとしても活動していた作曲チームROGER COOK=ROGER GREENAWAYのペンによる作品で、イントロのピアノの洒落た音色が印象的なアレンジを施した良質なポップス。プロデュースを担当したのはCRAIG DOUGLAS等60年代前半の人気歌手達を手掛けたBUNNY LEWIS。(8/9 山田)
3500 UK POP
SATIN BELLS I Stand Acussed (Of Loving You)
DECCA 1969 F 22937 CAROLにSUE、JEANの三人姉妹からなるガールグループSATIN BELLS。元々はTHREE BELLS名義で60年にデビューしPYEやCOLUMBIAに数枚のシングルを残す。68年にこの名義に変更して再びPYEと契約し2枚のシングルをリリースし翌年DECCAに移籍し本盤をリリース。67年に米国のソウル系ガールグループGLORIESがリリースした楽曲(同年に英CBSが配給している)をカヴァーしたもの。人気アレンジャーREG GUESTによる重厚できらびやかなアレンジに乗って原曲に負けないソウルフルな歌唱を聴かせてくれる。プロデュースは同じDECCA所属のCASUALS等を手掛けていたDAVID PARDOが担当。(8/2 山田)
8000 UK GIRL
LES BAXTER AND HIS ORCHESTRA Michelle / Little Girl Lonely
PYE INTERNATIONAL 1966 7N 25351 MARTIN DENNYと共に所謂米国エキゾチカ音楽の代表格として知られる作曲家/アレンジャーLES BAXTER。40年代から自身の楽団を指揮して音源をリリースし始め、英国では50年代から配給を開始。今回紹介するのは英国ではラストシングルとなってしまった1枚。米国のHBRレーベルでの唯一のリリースをPYEが配給したもの。両面共にBAXTERが手掛けるフォーク系グループBALLADEERS(かつてはDAVID CROSBYも在籍していた)をフィーチャーしての歌入りシングル。A面はBEATLESの楽曲を軽音楽系ヴォーカルスタイルでカヴァーしたもの。注目したいのがBAXTER自身の作曲によるB面、こちらはスピード感のあるラテンのリズムにビートサウンド辺りのロック音楽市場を意識した様なヒップな仕上がり。こちらをA面にした方がインパクトはあったかも?(7/27 山田)
2800 US POP
WILLIAM BELL Lonely For Your Love
STAX 1972 2025-123 STAXレーベルの最初期から活躍していたレーベル随一の紳士、WILLIAM BELL。本盤は彼の英国でのSTAX期のラストのオリジナルリリース。同年のアルバム『PHASES OF REALITY』からのカットで、同じ米国のソウル/R&B系歌手JOHNNY NASH等の成功に触発されてだろうか、大胆にレゲエのスタイルを取り入れた意欲作。ゆったりしたリズムにジェントルな歌唱が乗る極上の作品。ちなみに米国ではシングルカットはされておらず、当時の英国のレゲエ需要に当て込んだリリースだったのだろうか・・・(7/26 山田)
2200 SOUL / R&B
THE FINGERS I'll Take You Where The Music's Playing / My Way Of Thinking
COLUMBIA 1966 DB 8026 主にロックやポップス、R&B等のカヴァーを得意としてライブ活動を行っていたビート系グループのFINGERS。66年にKINKSのRAY DAVIESの作品「I Go To Sleep」でPOLYDORからデビュー、早くも同年にはCOLUMNBIAに移籍することに。デビュー盤はマネージメントやレーベルによる選曲だったが、COLUMBIAでの1枚目となる本盤のA面には幸運にも彼等がライブのレパートリーとして好んで演奏していた楽曲を収録。米国の人気作曲チームELLIE GREENWICHとJEFF BARRYが作曲、人気R&BグループDRIFTERSが前年にリリースしていたポップなR&B作品をカヴァーしたもの。ギターの音色はサイケ前夜の雰囲気を感じさせる。B面は彼等のマネージャーと交流のあった人気作曲家GEOFF STEPHENSのペンによる作品。ホーンセクションと力強いビートが印象的なアレンジにソウルフルな歌唱が乗る作風。残念ながらヒットせず、翌年にもう1枚シングルをリリースしてレーベルを去っていった。(7/19 山田)
12000 UK BEAT
DIONNE WARWICK You Can Have Him
PYE INTERNATIONAL 1965 7N 25290 60年代のDIONNE WARIWCKと言えば作曲家BURT BACHARACHとのタッグの印象が強い。が、本作はレーベル側の志向を変えてという思惑があったのか、BACHARACH作品ではない楽曲をシングルとしてリリース。作曲はBILL COCK、氏がマネージメントを担当していたポピュラー系歌手ROY HAMILTONが61年にリリースしヒットさせた楽曲をカヴァーしたもの。HAMILTONのヴァージョンは60年代前半らしいポップ/ロック的なアレンジだったが、DIONNEのそれはIKE AND TINA TURNERの人気曲「I Can't Believe What You Say」を思わせるビートを強調した、当時の若者に心にアピールするアーバンな仕上がり。ビートと彼女の歌声のみの前半から徐々にホーンやコーラスを加えて盛り上がりを見せる凝った展開になっている。全英37位を記録。(7/10 山田)
2500 US GIRL POP
LITA ROZA Mama (He Treats Your Daughter Mean) /
(He's) My Dreamboat
EMBER 1962 EMBER 8168 リヴァプール出身のポピュラー系歌手LITA ROZA。50年代はDECCA、PYEの2つのレーベルで数多くのシングルをリリース、ヒットを記録した彼女。60年代に入るとしばらくリリースが無かったが、62年にEMBERレーベルと契約し本盤をリリースすることに。A面は米国のR&B歌手RUTH BROWNが52年に大ヒットさせたR&B古典を取り上げている。ワイルドなギターがカッコいい。B面は米国の作曲家/歌手JOHN D. LOUDERMILKが作曲したバラード作品。61年には米国の人気女子歌手CONNIE FRANCISがリリース、LITAのこのヴァージョンはCONNIEのそれを元にした様な、同じく三連のピアノの音色が心地良いロッカバラードに仕上がっている。伸びのある歌唱スタイルがこの疑似米国風な音響に良く映える。制作を担当したのは英国ジャズドラマーとして知られるTONY CROMBIE。基本はジャズの人だが自身もロックンロール的な音源を積極的に制作しているからだろうか、実にお手の物。が、これだけ素敵なシングルだが全くヒットせず。EMBERでは唯一のリリースとなってしまった。(7/10 山田)
6000 FEMALE
THE SPENCER DAIVS GROUP Keep On Running / High Time Baby
FONTANA 1965 TF 632 64年デビュー以降、比較的マニアックなジャズ、R&B等の嗜好を反映した玄人受けのサウンドを演奏していた彼等。が、ビジネス的にも頑張ってもらわねばとレーベルも思ってか(?)テコ入れとしてなのかジャマイカ出身の歌手/作曲家JACKIE EDWARDSが作曲したポップなソウル路線たるA面を録音することに。ファズギターをアクセントとしたキャッチーなアレンジとソウルフルなSTEVEの歌声が受けて見事グループにとって初の全英首位を記録。B面はグループのオリジナル曲でこちらもファズを爆音で効かせたガレージ風味のR&B、まるでA面の憂さを晴らすかのよう。60年代の英国音楽好きの間ではこちらも人気の作品。まさにダブルサイダーな1枚。(7/5 山田)
2500 定番
THE MARIONETTES At The End Of The Day /
Pick Up Your Feet
PARLOPHONE 1965 R 5374 70年代にブレイクする兄妹デュオMAC AND KATTIE KISSOONが在籍していた4人組ヴォーカルグループMARIONETTES。65年にDECCAからデビューしたと思いきや早くも同年にPARLOPHONEに移籍、本盤はPARLOPHONEでの2枚目。A面はMACがリードヴォーカルを取る、英国のポピュラー系歌手が録音しているクラシカルなバラード作品を取り上げたもの。MACの独壇場、実に気持ち良く歌っている。B面は彼等のマネージメントを担当していた、ポップスグループAVONSの元メンバーVALERIE AVONが作曲を手掛けた作品。こちらは女子がリードを歌ったノリの良いガールポップ調。ホーン等を使ったちょっとソウル/R&Bっぽいアレンジが洒落ている。このテイストはその類を得意とするPETER SNELLが制作を担当している故だろうか。(7/4 山田)
6000 POP
MICHAEL LESLIE Momma Didn't Know /
(Baby) I Don't Wanna Know
PYE 1965 7N 15835 65年にデビュー、翌年まで4枚シングルを残したマイナーな歌手MICHAEL LESLIE。本盤は彼のデビュー盤。A面は米国はシカゴのソウル/R&B歌手MAJOR LANCEが63年にリリースした楽曲のカヴァー。英国風ブルーアイドソウル的なサウンド好きやティーンポップ好きにもアピールしそうな仕上がり。作曲はシカゴソウルの名作曲家にして立役者のCURTIS MAYFIELD。ちなみにLANCEの原題は「Mama Didn't Know」となっているが何故か表記が変わっている。B面はロカビリー風な怪しさも漂うロックナンバー。時代だけにギターの音色はビートっぽい。(7/3 山田)
8000 POP / BEAT
SAM & DAVE Can't You Find Another Way
(Of Doing It)
ATLANTIC 1968 584211 「Hold On I'm Comin'」や「Soul Man」等の60年代ソウル定番曲でお馴染みのソウルデュオ。英国では66年から配給を開始、当時の英国でのソウル/R&B熱に押されてリリース数は多いものの本国とは対照的に殆どヒットしなかった。今回紹介するシングルも残念ながら全くヒットしていない1枚。ハネを効かせたファンキーなノリが素敵なダンスナンバー。自身も歌手として活躍していたHOMER BANKSと相棒のRAYMOND JACKSONとの共作。プロデュースはISSAC HAYESとDAVID PORTER。この2人といえばこのデュオへの楽曲提供という印象が強いがここではプロデュースのみというのも興味深い。(6/30 山田)
2800 SOUL / R&B
BEVERLEY SIMMONS Mr. Pitiful
PAMA 1968 PM 716 西インド諸島系/米国産ソウル/R&B音源の配給で知られるPAMAレーベル。数は多くないがこの時期から自社制作音源を積極的に行っており、今回紹介するのはそうしたうちの1つ。レーベルがジャマイカにて発掘したという女子歌手BEVERLEY SIMMONSのデビュー盤。米国の人気R&B歌手OTIS REDDINGの代表曲の1つ、OTISとBOOKER T. AND THE M.G.'sのギタリストSTEVE CROPPERの共作によるアップテンポのナンバーをカヴァーしたもの。レーベル側も社運を賭けたのか、50年代から活躍する、自身もグルーヴィなインストアルバムをリリースしている名アレンジャーのSTAN BUTCHERに依頼するという力の入れ様。氏もこのレーベルにフィットした素敵なアレンジを手掛けた。そんなアレンジに乗って浮遊感を伴う独特の歌唱スタイルで米国産R&B楽曲を歌うという、他ではなかなか得られない独特のサウンド、これぞPAMAならではか。(6/16 山田)
4500 UK SOUL
ALMA COGAN Tell Him / Fly Me To The Moon
COLUMBIA 1963 45-DB 4965 53年にHMVからデビュー、以降相当数のシングルをリリースしヒットも記録した彼女。61年には同系列のCOLMBIAに移籍、1枚目「Cowboy Jimmy Joe」のみしかヒットを記録することが出来なかったが、66年まで良質な音源をリリースし続けた彼女。本盤はCOLUMBIAでの6枚目。米国の人気ヴォーカルグループEXCITERSのヒット曲をカヴァーしたA面にスタンダード楽曲をカヴァーしたB面。特にB面は当時ポップス業界でも人気の高かったボサノヴァ風アレンジを施した素晴らしいヴァージョンに仕上がっている。彼女のキャリアを考えると、ティーン向けの「Tell Him」よりも「Fly Me〜」をA面にした方が良かった気もするが・・・(6/14 山田)
1800 UK GIRL
DEEK RIVERS One Kiss / The Outsider
ORIOLE 1962 45-CB 1735 60年代前半にマンチェスターでBIG SOUNDなるグループを率いて活動していた歌手DEEK RIVERSがソロ歌手として残した唯一のシングル。A面はRIVERS自身の作曲による作品でロックンロール調のギターフレーズとストリングスを使ったアレンジは初期のCLIFF RICHARDを思わせる。B面は同じORIOLEレーベル所属のBRETT ANSELLなる歌手も数か月前に同じくB面で吹き込んだ作品。ほど良いテンポと夢見心地のアレンジに乗せてRIVERSがメロウな歌唱を聴かせる。所謂ポップコーン的な観点から等、欧州のこの手のサウンド好きの間ではこのB面曲が人気が高いそうな。(6/14 山田)
6000 TEEN POP
THE FRIENDS OF DISTINCTION Grazing In The Grass /
I Need You
RCA 1971 RCA 2050 米国はLAから登場した、ソウルとポップスの中間的なサウンドを歌唱する男女混声のヴォーカルグループの彼等。本盤は彼等の69年のデビュー曲にして代表曲「Grazing In The Grass」と本国ではシングルのA面曲として71年にリリースされていた「I Need You」を英国RCAが独自カップリングした1枚。A面は69年に英国でもデビュー盤として一度リリースされているがB面は英国では本盤が初出となる。軽快で爽やかなグルーヴィポップのA面にズッシリと重たいファンク風リズムが印象的なB面と実に対照的。本国では人気を博した彼等だったが、残念ながら英国ではどのシングルも全く売れなかった。(6/10 山田)
3500 US POP
ANN PEEBLES Do I Need You / A Love Vibration
LONDON 1974 HLU 10460 全米では大ヒットし英国では41位を記録した彼女の代表作「I Can't Stand The Rain」。本盤はそれに続くリリース。A面は前作の作風を踏襲したようなズッシリと重たいビートにブルージーな香り漂う作風。B面はエレピ等を使ったアレンジとゆったりメロウなテンポが心地良い、タイトルが示すようにスウィートな作風。作曲は両面共に彼女自身と夫で歌手/作曲家DON BRYANT、KENNETH BARBARD MILLERとの共作。プロデュースは勿論WILLIE MITCHELL。A面が前作と似たタイプだった故か、残念ながら本盤は全くヒットしなかった。(6/2 山田)
2500 SOUL / R&B
ANITA HARRIS The Playground
CBS 1967 2991 61年から歌手としてデビューしたマルチなタレントANITA HARRIS。しばらくはレーベルを転々としつつなかなかヒットが出せなかった彼女。67年にCBSに移籍しその第一弾「Just Loving You」が全英6位の大ヒットを記録、本盤は続くリリース。重厚なベースラインと徐々に盛り上がるノリの良い作風と彼女のフットワークの相性が上手くマッチ。が、やや凝り過ぎた作風の為かチャート的には46位と前作とは対照的に地味な結果に終わってしまった。作曲はANITA自身に夫でプロデュースも担当しているMIKE MARGOLIS、アレンジを手掛けたALAN TEWの共作。(6/2 山田)
3500 GIRL POP
PHILIP GOODHAND-TAIT
AND THE STORMSVILLE SHAKERS
You Can't Take Love
PARLOPHONE 1966 R 5547 野太い声質を活かしたソウルフルな歌唱スタイルの歌手GOODHAND-TAIT率いるソウル/R&B志向の強いグループの3枚目。本作ではリズムにハネを効かせ、前2作以上にファンキーなサウンドとなっており、GOODHAND-TAITの歌唱もそれに呼応するかのようによりファンキーなフィーリングに溢れている。同年に米国のR&B歌手CASH McCALLがリリースした楽曲をカヴァーしたものだが、前2枚同様に原曲は英国では配給されていないという呆れるほどにニクい通好みな選曲(だから売れなかったんだろうけど)。(5/29 山田)
8000 MOD SOUL
THE POOR SOULS When My Baby Cries /
My Baby's Not There
DECCA 1965 F 12183 スコットランド出身のビートグループ、THE POOR SOULS。元々はリード歌手JOHNNY HUDSONの名を冠したJOHNNY HUDSON HI-FOURという名で活動していたが、65年にこのグループに変更しDECCAから本盤でデビュー。A面は作曲家としても活動していた女子歌手LESLEY DUNCANが前年にMERCURYでリリースしたビートバラード楽曲のカヴァー。オルガンを駆使したメロウでとろけるようなアレンジは当時はモダンだったに違いない。が、マネージメントを担当していた地元のプロモーターANDY LOTHIANとHUDSON(おそらくリード歌手のHUDSON)との共作によるB面こそ、彼等本来のビートグループ然とした姿をより体現した作品ではないだろうか。切ない独特のメロディ展開やコーラス、演奏がビートファンの心を強く刺激すること間違いなし。この後彼等はPOLYDORの傘下のレーベルALP(LOTHIANが設立に携わっている)から1枚リリースしてシーンから消えていった。(5/26 山田)
9000 UK BEAT
BILLIE HOLIDAY 『 Billie Holiday Sing (No.2) 』
CLICK & PLAY How Deep Is The Ocean
COLUMBIA 1956 SEB 10048 ジャズのみならずロック系等他のジャンルのアーティストやリスナーからも支持されるジャズ歌手BILLIE HOLIDAY。本盤はVERVEレーベルの創設者として知られるNORMAN GRANZが主催するレーベルCLEFで54年に制作、リリースしたLPから4曲を英COLUMBIAが独自カットして編集したEP。彼女というと一般的にはスローなバラード楽曲の印象が強いが本盤ではノリの良い楽曲も収録。ジャケットのデザインもジャズっぽくてお洒落。(5/24 山田)
2200 EP
DAVE EDMUNDS ROCKPILE I'm Comin' Home / Country Roll
REGAL ZONOPHONE 1971 RZ 3032 ギタリスト/歌手/作曲家/プロデューサー等多岐に渡って活躍するウェールズ出身のDAVE EDMUNDS。LOVE SCULPTUREでの活動を経て70年にソロプロジェクトを開始、米国ニューオリンズのR&B古典をカヴァーした1枚目「I Hear You Knocking」が全英首位の大ヒットを記録。翌年にはEMI系のREGAL ZONOPHONEに移籍、今回紹介するシングルがその第一弾となる。A面はトラディショナルな楽曲をノリの良いシンプルなロックンロール調アレンジで演奏。B面はEDMUNDSのペンによる、ファンキーなリズムを取り入れた、タイトル通り土臭いカントリーロック風作品。ISLANDレーベルの人気グループTRAFFICの初期作品にも似た牧歌的な雰囲気がたまらなくカッコ良い。ヒット要素も強く前作の余波もあったはずだが全くヒットしなかった・・・(5/15 山田)
2500 ROCK
CLASSICS IV
Featuring DENNIS YOST
Traces
LIBERTY 1969 LBF 15196 独特の憂いを醸し出すメロディとリード歌手DENNIS YOSTのハスキーで色っぽい歌声が魅力の米国の人気ポップスグループの彼等。本盤は本国でのヒット曲「Spooky」や「Stormy」と共に人気の高い作品。作曲は「Stormy」を手掛けたBUDDY BUIEとJ.R.COBBのコンビにプロデューサーEMORY GORDYが加わっての共作。ちなみに英国での彼等のチャートアクションといえば「Spooky」が46位と地味目な記録を残したのみで「Stormy」と本盤は全くヒットしていない。英国の人々のツボに入らなかったのか、単なるプロモーション不足なのか・・・(5/8 山田)
1800 US POP
THIS 'N' THAT Get Down With It / I Care About You
STRIKE 1966 JH 310 英国の60年代マイナーレーベル好きにはお馴染み、CBS傘下の新興レーベルSTRIKEが送る本盤。主役のTHIS 'N' THATは匿名性の高いグループ名だが、元々は2つのグループが合流、3人のリード歌手を配した大所帯なソウルグループという編成となっている。A面は米国のR&B歌手BOBBY MARCHANが64年にリリースした楽曲のカヴァーだが、終盤にはROLLING STONESのヒット曲「Satisfaction」が挿入されメドレー形式に展開するという珍作(?)。B面は南部ソウルを強く意識したようなバラード作品。(5/3 山田)
6000 UK SOUL
THE STATESMEN Look Around
DECCA 1963 F 11687 マンチェスター出身の5人組ビートグループのSTATESMEN。彼等のマネージメントを担当していたクラブのオーナーROY GARRICK-JACKSONの働きかけでDECCAでの録音が実現、本盤はその成果たるデビュー盤。マイナー調のコード進行が印象的な怪しい雰囲気のビートナンバー。作曲・プロデュースは先のGARRICK-JACKSON。氏はDECCAやPYE傘下のPICCADILLY所属の歌手達にも楽曲を提供している、元々は作曲家志望だったのか?ちなみに本盤は当時の人気音楽番組‘JUKE BOX JURY’で取り上げられる等のメディア的な恩恵を受けるも全くヒットせず、翌年にはFONTANAに移籍することになる。(5/1 山田)
4800 UK BEAT
LITA ROZA What Am I Supposed To Do
COLUMBIA 1965 DB 7785 いわゆるFEMALE VOCAL枠で高い評価を得ている、リヴァプール出身の実力派歌手LITA ROZA。54年にDECCAからレコード・デビュー、その後はPYE、EMBERと録音活動の場を移し65年にEMI系のCOLUMBIAと契約、本盤はそこでの第一弾。テンポよくドラマティックに展開するアレンジに伸びのある歌姫の歌唱が乗る良質なポップス。作曲者のクレジットには米国の人気作曲家AL KASHAとMADDY SLATOFFの名が記されているが、米国歌手が同曲を歌ったもののカヴァーなのだろうか?この素晴らしいセッションを手掛けたのはDUSTY SPRINGFIELD等の仕事でお馴染みのIVOR RAYMONDE。(4/27 山田)
SOLD UK FEMALE
HUMPHREY LYTTELTON
AND HIS BAND
『 Humph's Blues (No.2) 』
CLICK & PLAY Echoing The Blues
PARLOPHONE 1957 GEP 8645 英国トラッドジャズ系の代表格の1人、トランぺッター/バンドリーダーHUMPHREY LYTTELTON。本盤は氏のグループの51年から56年の間のセッションからの4曲を収録したEP盤でタイトルにBLUESが付く楽曲で編集したシリーズの2枚目。グループの代名詞的な「Bad Penny Blues」等自作曲から米国産スタンダードのカヴァーまで、どれもるゴキゲンな演奏が楽しめる。(4/24 山田)
2000 EP
THE HI-LO'S A Taste Of Honey /
My Baby Just Cares For Me
REPRISE 1962 R 20095 53年に結成し翌年にデビュー、FOUR FRESHMENと共に後のポップス系グループに多大な影響を与えた米国のコーラスグループの草分け的存在のHI-LO'S。米国では数多くのアルバムやシングルを残していたが、英国ではこうしたコーラス系グループは人気が無かったのか、彼等の音源の配給はわずか7枚(うち5枚が4曲入りEP)。今回紹介するのは英国でのラストリリース。A面はBEATLESが取り上げたことでもお馴染みのスタンダード作品を取り上げており、やや荘厳な雰囲気も漂うシックな仕上がり。B面も数多くのアーティスト達が取り上げている人気のスタンダード曲。A面とは対照的にツイスト風の軽快なビートに乗って彼等のコーラスワークも一際輝いている様。勿論残念ながら本盤もヒットしていない。(4/18 山田)
1800 US VOCAL
DAVY JONES Scenery / Shenandoah
PYE 1961 7N 15318 デビュー前のBEATLESとの共演等で地味ながら英国ロック史にその名を刻まれている、やり手業界人LARRY PARNESが手掛けた米国出身のR&B系歌手DAVY JONES(ややこしいけどBOWIEやMONKEESのDAVYとは別人)。61年にPYEと契約、数枚のシングルをリリースし今回紹介するのは2枚目。A面は米国の作曲家CLINT BALLARD JR.とFRED TOBIASの共作によるテンポの良いポップス。B面は19世紀に作られた米国の民謡、トラッド作品を英国のアレンジャーBILL SHEPHERDがモダンに仕上げた。DAVYもA面とは歌唱スタイルを変えてクルーナー的歌唱で朗々と丁寧に歌い上げている。近年はこのB面が所謂ポップコーン的な観点から高い評価を得ているそうな。(4/17 山田)
4800 POP
THEM Here Comes The Night / All By Myself
DECCA 1965 F 12094 リリース当時は全く売れなかったが、後年色々な観点から高い評価を得ることになる所謂レア盤。そんなレア盤と並んで、いやそれ以上に見つけるのが難しいとコレクターの間で話題に出るのが大ヒット曲のプロモ盤。特にリリースされた音源が総じて評価の高いアーティストはなおさら。本盤もそんな典型だろうか、VAN MORRISONを輩出した北アイルランドのグループTHEMの通算3枚目、全英チャート2位の大ヒットを記録した「Here Comes The Night」の貴重なプロモ盤。ちなみに数年後には同じく彼等の大ヒット曲「Gloria」とこの「Here Comes〜」をカップリングしたシングルもリリースされており、そちらのプロモ盤もコレクターに人気のアイテムだそうな。(4/6 山田)
10000 UK BEAT
JOHNNY JOHNSON AND
THE BANDWAGON
You /
You Blew Your Cool And Lost Your Fool
DIRECTION 1969 58-3923 67年に米国EPICレーベルからデビューしたソウルグループの彼等。翌年から英国のDIRECTIONが配給を開始、本国ではいまいちパッとしなかった彼等だったが、2枚目となる「Breakin' Down The Walls Of Heartache」が全英4位と思わぬ(?)大ヒットを記録。本盤は続く3枚目。本盤のプロデュースも担当しているポップス系の作曲家DENNY RANDELLが作曲したA面にグループのメンバーで後にソロ歌手としても活動するARTIE FULLILOVEが作曲したB面。ソウル歌手が作曲したというのもあるのだろうか、アレンジは両面共にARTIE SHROECKが担当しているがファンキーさではB面の方に軍配が上がるか。チャート的には前作には及ばず、34位止まりだった。(3/28 山田)
2500 SOUL / R&B
LIZ SHELLY No More Love
BRUNSWICK 1965 05953 DECCA傘下のレーベルBRUNSWICKからSHEL TALMYのプロデュースでデビューした女子歌手LIZ SHELLEY。2枚のシングルをリリースしており本盤は2枚目(何故か本盤の名義はSHELLEYではなくSHELLY)。ホーンを中心としたソウルっぽいアレンジに彼女のやや不安定な(?)歌唱が乗るガールポップ。当時英国でも人気の高かった米国のソウルレーベルMOTOWN、というよりはその影響を多分に受けた同じBRUNSWICK系人気歌手LEN BARRYの作品を思わせる作風。プロデューサーのクレジットにはTALMYの会社‘ORBIT-UNIVERSAL MUSIC CO LTD.’が記載されている。(3/25 山田)
6000 UK GIRL
LORRAINE ELLSION You've Really Got A Hold One Me /
You Don't Know Nothing About Love
WARNER BROS. 1970 WB 7394 英国音楽界では需要があったのか、MARMALADEやWALKER BROTHETRS、SHARON TANDY等数々のアーティスト達がカヴァーしたソウルバラード「Stay With Me」の本家として知られるLORRAINE ELLISONの英国での3枚目。A面はロックファンにはBEATLESのヴァージョンでお馴染み、MOTOWNの人気グループMIRACLESの代表曲を緩くファンキーなアレンジで歌ったものでアレンジはRICHARD TEEが担当。B面は本盤のプロデューサーで、先の「Stay 〜」の作曲者の1人、JERRY RAGAVOYが作曲した同路線のバラード。「Stay〜」の印象もあるが、ハイトーンを駆使した劇的な唱法の彼女にはA面よりもこちらの方がシックリくるか。彼女の歌唱同様にドラマティックに盛り上がるアレンジを担当したのはソウル/R&Bのみなずポップスやロック系も幅広く手掛けるBERT DeCOTEAUX。(3/22 山田)
2800 SOUL / R&B
ANSLEY GORDON Let's Get Together Today /
She Gives Me Good Loving
PRESIDENT 1970 PT 308 作曲者としてクレジットされている同じPRESIDENTレーベルの人気グループEQUALSのメンバーDEVとLINCOLNのGORDON兄弟と同姓故におそらく兄弟か従兄弟だろうかANSLEY GORDONの唯一のリリース。EQUALS譲りのキャッチーなポップ路線のA面、ファンキーでゆったりしたリズムにホーンやファズギター、不必要なまでにグルーヴィな音色を効かせるオルガンを配したB面(珍しい珍盤系コンピに収録されたりと近年はもっぱらこちらが評価の対象らしい)。プロデュースはDEV GORDONとPRESIDENTやCBSレーベルで数々の良質なサイケ系音源を手掛けているROGER BOLTONが担当。この手の音源には欠かせないEDDY GRANTが関わっていないというのもちょっ珍しい?(3/17 山田)
4800 FUNKY POP
THE ROULETTES Bad Time / Can You Go
PARLOPHONE 1964 R 5110 デビューは62年にPYEレーベルからとビート系グループではかなり早く世に出た彼等だったがなかなか芽が出ず。トレンドになりつつあったビートサウンドに乗っかろうとしてたPARLOPHONEのロックアイドル歌手ADAM FAITHの伴奏グループを務めFAITHを再びヒットメイカーに。そのご褒美の意味合いもあってか彼等単体でのリリースもPARLOPHONEにて再開、その第一弾が本盤。両面共に作曲家FAITHの楽曲の多くを手掛けていたCHRIS ANDREWSが提供。泣きのメロディとタメを効かせた演奏がカッコいいA面と勢いで突っ走るストレートなビートのB面。残念ながらこのクオリティの高さに反して全く売れなかった。(3/15 山田)
4500 UK BEAT
KENI BURKE You're The Best /
Gotta Find My Way Back In Your Heart
RCA 1981 RCA 126 60年代から70年代にかけては家族と結成したソウル/R&B系グループFIVE STARSTEPSのメンバーとして活躍、ロックファンにはGEORGE HARRISONのDARK HORSEレーベル絡みでお馴染みのベース奏者/歌手KENI BURKE。本盤は同年にリリースしたソロアルバム『YOU'RE THE BEST』から2曲をカットしたもので英国での2枚目のシングル。時代的なサウンドを取り入れた都会的ファンク風のA面、人気ソウルアーティストBILL WITHERSとの共作のロマンティックで艶っぽいB面。残念ながら全くヒットしていない。(3/13 山田)
2500 SOUL/FUNK
TONY JOE WHITE Save Your Sugar For Me
MONUMENT 1970 MON 1048 68年に大ヒット、数多くのアーティストに取り上げられている「Palk Salad Annie」でお馴染みの米国スワンプロックの王様TONY JOE WHITE。英国でも氏のMONUMENT音源はDECCAを通して配給されるも先の「Palk Salada Annie」は全くヒットせず、5枚目の「Groupie Girl」がようやく全英22位を記録。今回紹介する本盤は英国では最後となるMONUMENT音源。曲調と言えば期待を裏切らない、TONY JOE節炸裂の無骨でファンキーなスワンプロック。が、豪快なノリに反してチャートでは全く振るわなかった・・・(3/2 山田)
1500 US SWAMP
LULU Call Me / After You
DECCA 1966 F 12326 64年にDECCAレーベルからビートグループLUVVERSを率いて颯爽と登場、デビュー盤「Shout」で一気に人気女子歌手となったLULU。その後はLUVVERSと別れてソロ歌手としてリリースを続けるもなかなかヒットが出せず。が、そうしたDECCAでのソロ音源の質は非常に高く、ここで紹介する在籍最後期の本盤もその1つ。A面はPYEが抱える人気作曲家/プロデューサーTONY HATCHの代表曲としても知られる、ジャンル問わず数多くのアーティスト達が取り上げている有名曲を歌ったもの。軽快なアレンジにハスキーで元気な彼女の声質がマッチ。B面はフランス産のドラマティックなバラードに英語詞を付けての歌唱(64年にフランスの女優MARIE LAFORETが録音している)。ストリングスやギターを使ったアレンジも実に豪華でありながら品もある仕上がり。彼女というとそのキャラとノリの良い楽曲の印象が強いが、こうしたバラード作品を歌わせても実に上手い。抑揚のある表現豊かな歌唱に聴き入ってしまう。(3/2 山田)
3800 GIRL
THE HONEYCOMBS Is It Because ? / I'll Cry Tomorrow
PYE 1964 7N 15705 JOE MEEKのプロデュースによるデビュー曲「Have I The Right ?」がいきなり英国首位を記録、劇的に登場した彼等。本盤はそのデビュー曲に続く2枚目。同じくMEEKが手掛けたグループOUTLAWSで培ったであろう西部劇風の軽快なノリを反映させたようなA面、疑似南国的なゆったりとした雰囲気のB面。共にシンプルな作風の楽曲ながら、MEEK独特の音響効果で重厚な音世界が聴く者の眼前に広がる様。が、ちょっとやり過ぎたか、チャート的には38位と前作に比べかなり地味な結果となった。(3/1 山田)
2800 POP
DAVE BERRY One Heart Between Two /
You're Gonna Need Somebody
DECCA 1964 F 12020 その頼りなさげな(失礼!)独特の歌唱スタイルとポップな楽曲で人気を博したロック歌手DAVE BERRY。本盤は5枚目のシングル。人気の作曲家GEOFF STEPHENSによる浮遊感漂う作風のA面、B面はBERRY自身が氏の伴奏グループであるCRUISERSのメンバーと共作したR&B色の強い、気だるく野性味のある作品。内容的には両面共に充実した仕上がりだが、チャート的には41位と地味目な結果に終わっている。(2/21 山田)
2500 POP
GLADYS KNIGHT AND THE PIPS Bourgie, Bourgie
CBS 1980 S CBS 9081 50年代から活躍している、このリリース時期にはベテラン組(それともまだ中堅?)に属していた彼等。本盤は同年にリリースされたアルバムアルバム『ABOUT LOVE』からのカット。そのアルバムをプロデュースした人気作曲チームでデュオとしても人気を博していたASHFORD & SIMPSONが70年代にリリースしていたインスト楽曲に歌詞を付けてカヴァーしたもの。全英チャート第32位と地味ながら健闘した。(2/16 山田)
1800 SOUL / R&B
JANIE MARDEN You Really Didn't Mean It
/ Only The One You Love
DECCA 1965 F 12155 女優兼歌手として50年代から活動していた彼女の本盤はDECCAでのラストリリース。A面は米国のJILL HARRISという名のソウル/R&B系歌手が同年にCAPITOLからリリースした楽曲をカヴァーしたもの。原曲を意識したのか、JANIEも曲の展開につれて結構ソウルフルな歌唱を聴かせる。B面はちょっとBACHARACH作品を思わせる、洒落たギターのアレンジが印象的なシットリとそして浮遊感のある作品。女優らしく(?)艶っぽく、時にエレガントな歌唱を駆使した丁寧な仕上がりとなっている。元々はジャズ系の楽曲を歌っていた彼女からするとオーソドックスな作風のB面曲の方がシックリくるか。両面共にアレンジはARTHUR GREENSLADEが担当している。(2/16 山田)
4800 UK GIRL
PETER AND THE HEADLINES Tears And Kisses /
I've Got My Reasons
DECCA 1964 F 12035 6人組のマイナー系ビートグループの彼等。64年にDECCAからデビューし2枚のシングルを残しており、本盤はその2枚目にしてラストリリース。A面はホイップ・クリーム等で装飾されたこってりした洋菓子のような重厚な音像が印象的なポップス調。同時期に人気を博していたJOE MEEKが手掛けたHONEYCOMBSのノリにも通じる。対照的にB面は質素な(?)60年代前半によくあるティーンバラード調の作品をビートアレンジで演奏した物。サックス奏者(B面では笛(オーボエ?)を演奏)を入れたバンド編成等50年代から60年代前半の雰囲気のある彼等、本質はA面よりもB面に表れているのかもしれない。アレンジは両面共にARTHUR GREENSLADE。プロデュースはセッションドラマーとして売れっ子だったBOBBY GRAHAM。GRAHAMのクレジットが記されているのでA面だけなのでA面のみの仕事だったのだろうか(故にこの作風、音の質感の違いか?)(2/14 山田)
3800 UK BEAT
JOHNNY CASH Forty Shades Of Green /
The Rebel - Johnny Yuma
PHILIPS 1961 BP 1148 カントリーのみならず、ジャンル、そして世代を超えて愛される米国のカントリーの大御所JOHNNY CASH。英国では57年から氏の音源の配給を開始、以降ヒットを記録しないものの、英国での根強いカントリー人気に応えてか結構な枚数がリリースされている。今回のシングルは米COLUMBIA在籍時の音源を配給したもの。A面は氏が59年にアイルランドを旅している時に書いたという作品。そうした経緯もあってか、後にアイルランド出身のアーティスト達に度々取り上げられることに。B面は同名タイトルのテレビドラマの主題歌として制作されたもので、いかにも主題歌たる軽快なノリ。ちなみに本国ではAB面逆のリリースだった(英国ではドラマは放送されなかったのかな?)。(2/7 山田)
2200 US COUNTRY
THE MOHAWKS Sweet Soul Music / Hip Jigger
PAMA 1968 PM 751 西インド諸島系音楽や米国産ソウル/R&B音源の配給でお馴染みのレーベルPAMA。その一方ではレーベル自身で音源制作も盛んに行っており、インストグループMOHAWKSはその代表的な1つ、今回紹介するのは彼等の3枚目。A面は米国の人気ソウル歌手ARTHUR CONLEYの大ヒット曲のカヴァー、我が国のジャズマン達によるお気楽インストカヴァーにも通じる安直なノリだが、リズムセクションの野性味溢れるグルーヴはこのレーベルならでは。B面はレーベルの得意とする西インド諸島系のほのかな香りも漂うゆったりした作風、リズム隊やオルガンもA面以上に活躍、レーベルの本質を体現しているのはやはりB面の方だろうか。両面で聴ける女性コーラスが我が国の昭和の歌謡番組のそれを思わせ、親近感も更に倍増(?)。(2/6 山田)
3800 UK SOUL / REGGAE
RICKY VALANCE Movin' Away / Lipstick On Your Lips
COLUMBIA 1960 45-DB 4543 60年代によくある、著名な誰かと誰かの名前から付けたり、もじったりした様な芸名の歌手RICKY VALANCE。そんなVALANCEはウェールズ出身、60年にCOLUMBIAから同年に米国の人気ポップス歌手RAY PETERSONがヒットさせた「Tell Laura I Love Her」のカヴァーでデビュー、いきなり全英首位の大ヒット。そして今回紹介するのが続く2枚目のシングル。前作の成功になぞらえてか、米国の作曲家FRED WISEとBEN WEISMANによる、ほどよいテンポを効かせた優しい曲調で無難な勝負に出た。が、前作の人気の余波も及ばなかったのか全くヒットせず。この落差に当人の落胆ぶりやいかに?B面は後にART GANFUNKELとデュオを結成し大成功を収めるPAUL SIMONがJERRY LANDIS名義で同年にリリースした楽曲をカヴァーしたもの。洒落たラテン風リズムが心地良いアレンジの素敵なティーンポップ。両面共この時期に良質なポップス音源を手掛けていたFRANK BARBERがアレンジを担当している。(2/4 山田)
SOLD TEEN POP
ARETHA FRANKLIN Say A Little Prayer / See-Saw
ATLANTIC 1968 584206 67年に全英10位を記録した「Respect」以降のリリースが30位、40位台と地味目なチャートアクションを見せていた米国のソウルの女王ARETHA FRANKLIN。が、68年の8月にリリースした本盤は見事全英4位の大ヒットを記録。ポップス系の人気作曲チームBACHARACH=DAVIDが紡いだ、美しいメロディと世の乙女心(?)を代弁した歌詞、彼女のソウルフルな歌唱が見事に合致(この作曲チームと言えばDIONNE WARWICKだが、彼女も前年にこの曲をシングルとしてリリース、英国ではPYEが配給しているが全くヒットしていない)。B面は米盤とはカップリング違いの、同業者のDON COVAYのR&B定番曲をファンキーにカヴァーしたもの。こうした英国独自カップリングもシングル好きには嬉しい限り。大ヒットしただけあってか数種類のプレスタイプがあり今回の所謂ラージセンターもその1つ。(2/4 山田)
2500 SOUL/R&B
ELLA FITZGERALD Get Ready / Open Your Window
REPRISE 1969 RS 20850 米国ジャズ/ポピュラー界の女王ELLA FITZGRALDがロック/ポップス系で知られる名プロデューサーRICHARD PERRY指揮の下、英国はロンドンの名門スタジオOLYMPIC STUDIOSにてアルバムをライブ録音。本盤はそのアルバムから2曲をカットしたもの。A面は人気ソウル/R&BグループTEMPTATIONSのヒット曲のカヴァー、B面はSSW系歌手HARRY NILSSONが同年にリリースした名盤『HARRY』収録の1曲を取り上げたもの。近年ではA面がいわゆるノーザンソウルとして人気を博しているが、途中にELLAの十八番ともいうべきスキャットも入れたりしたシットリと艶っぽいジャジーな雰囲気のB面の方が本来のELLAにはフィットしているように思えるのだが・・・(1/24 山田)
8000 SOUL/JAZZ
MARY HOPKIN Temma Harbour
APPLE 1970 APPLE 22 全英6位を記録したAPPLEでの3枚目。南国調のアレンジに優しい歌声が乗る心地良い作品。本作のプロデューサーは60年代からヒットレコードを作り続けていたMICKIE MOST。(1/21 山田)
2000 POP
TONY CRANE Even The Bravest
CBS 1966 202022 60年代後半の音源が近年評価され人気を博している(マニアの間でだけど)歌手TONY CRANE。65年にPOLYDORからデビュー、翌年にはCBSに移籍し本盤をリリース。ここでは後に歌手KEITH WESTと組んで「Teenage Opera」を大ヒットさせるMARK WIRTZが作曲(J.FERDY名義)・アレンジ・プロデュースの三役を担当。シンプルで可愛らしいポップスだがどこか幻想的な印象を聴き手に与えるところはWIRTZならではだろうか。(1/18 山田)
3800 POP
MARION RYAN Somebody
COLUMBIA 1960 45-DB 4550 60年代にポップス業界で人気を博した双子のアイドルデュオPAUL AND BARRY RYANの母君として知られる歌手MARION RYAN。彼女の代表的ヒットといえば58年のデビュー盤「Love Me Forever」のみだが、その短い録音キャリアの間、ヒットはしなくとも良質の音源を僅かながら残しており、その今回紹介する盤もその内の1枚。COLUMBIAに移籍しての2枚目、米国の人気喜劇俳優JERRY LEWIS主演の米映画‘CINDERFELLA’でLEWIS自身が劇中で歌っていた楽曲をカヴァーしたもの。名匠TONY OSBORNE率いる楽団による美しい伴奏をバックにMARIONがしっとりと上品に歌う。流麗なストリングスの響きに洒落たギターの音色、この時代には明らかに‘大人’に向けて制作された音楽があった・・・(1/16 山田)
SOLD FEMALE
PETULA CLARK Valentino
PYE 1963 7N 15517 オールディーズファンにも人気の60年代英国ポップスの名曲「Downtown」で世界的に大ブレイクした彼女。本盤はその大ブレイク前の珍しい1枚。プロデュースは「Downtown」や以降の彼女のヒットの多くを手掛けたTONY HATCHではなく、ベテランのPETER KNIGHT。TONY HATCHは作曲(MARK ANTHONY名義)を担当。パーカッションとコーラスを入れたアレンジが素敵な優しく可愛らしいポップスに仕上がっている。しかし残念ながらシングル曲としてはややパンチが足りなかったか、全くヒットしなかった。(1/12 山田)
2200 FEMALE
REY ANTON AND
THE PEPPERMINT MEN
Wishbone / Kingsway
PARLOPHONE 1965 R 5245 62年にポップス系歌手としてORIOLEからデビューしたREY ANTON。64年にPARLOPHONEに移籍、ビートブームに呼応して伴奏グループPEPPERMINT MENを従えての再出発となった。ANTON自身R&Bに対する嗜好性が強かったのか、どのシングルも黒っぽいテイストが滲み出ており、PARLOPHONEでの3枚目となる本盤も強烈にR&Bを意識した仕上がりとなっている。土着性の強い伴奏にANTONの塩っ辛いヴォーカルが乗ったA面、BIRDS等華のある若手グループに比べて影の薄い印象は否めない彼等だが、この時期の英国ではかなり質の高いR&Bではないだろうか。B面は初期STONESを彷彿とさせるブルースハープとギターを中心に展開する、A面のインストヴァージョン的な作品。(1/11 山田)
8000 UK R&B
DONOVAN Mellow Yellow / Preachin' Love
PYE 1967 7N 17267 66年に専属プロデューサーがTERRY KENNEDYからMICKIE MOSTに交代、それまでのオーセンティックなフォークサウンドからポップな要素を詰め込んだカラフルな作風に変化。本盤はそんな路線第一弾「Sunshine Superman」に続く第二弾。ホーンセクションを豪快に導入した浮遊感のあるサイケポップ調。間奏のホーンフレーズとスタジオでのガヤ(?)の入れ混じる箇所でサイケポップ指数は更に上がる。そしてB面はスウィングする本格的ジャズを伴奏に小粋に歌を乗せる。こうした氏の幅広い音楽性、引き出しを開けさせたヒットメイカーMICKIE MOSTの手腕はやはり確かとしか言いようがない。(1/9 山田)
2200 定番
COLIN BLUNSTONE Photograph
EPIC 1978 S EPC 6793 その憂いを伴った独特の艶っぽい歌唱で若い世代の聴き手も魅了する、人気グループZOMBIESのリード歌手COLIN BLUNSTONE。本盤は同年にリリースされたアルバム『NEVER EVEN THOUGHT』からのカットで、英国ではソロ名義でのラストシングル。しっとりとした前半からサビで盛り上がる展開はわが国のニューミュージックや歌謡ポップスにも通じる親近感を抱かずにはいられない。COLIN自身とウェールズ出身の、自身もソロ音源をリリースしているSSW系アーティストALAN PHILIPSとの共作。(1/9 山田)
2800 SSW/AOR

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