VOL.11


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SOUND FILES AVAILABLE. CLICK THE UNDERLINED SONG TITLE

CHRIS ANDREWS The Man With The Red Balloon
/ Keep Your Mind On The Right Side
PYE 1968 7N 17617 60年代前半から歌手/作曲家として活動開始、ADAM FAITH等人気歌手達にヒット曲を提供し自らも歌手としてヒットを記録した彼、CHRIS ANDREWS。67年に長らくいたDECCAを退社、翌年にはPYEに移籍し本盤をリリース。A面はワルツ調のサイケポップ作品、B面もサイケポップ作品だが、こちらの方がゆったり跳ねたビートやオルガンの響き等近年のサイケポップ需要に応える要素が入っている。アレンジはKEN WOODMANが担当。やや凝り過ぎたせいかDECCA時代の様にヒットを記録することは出来なかった。(12/18 山田)
1800
(税込¥1980)
PSYCH POP
THE ROULETTES Soon You'll Be Leaving Me /
Tell Tale Tit
PARLOPHONE 1963 R 5072 スター歌手ADAM FAITHの伴奏グループとして知られる彼等のPARLOHONEでの第一弾。A面はFAITHの楽曲の多くを手掛けていたCHRIS ANDREWSによるポップなビートナンバー。そして注目したいのがA面以上にビート指数の高いB面。グループが本来持つワイルドさを上手く反映させた勢いに任せて突っ走るような豪快な作風。作曲したのはCLIFF ADAMSとHOWARD BARNESのコンビ。彼等というとADAMSが指揮するソフトなコーラスグループCLIFF ADAMS SINGERS等軽音楽的なイメージが強いが、そこはプロだけにグループの特性を活かした作品を提供してくれた。(12/5 山田)
4500
(税込¥4950)
UK BEAT
MARIAN MONTGOMERY Love Makes Two People Swing /
Monday Thru Sunday
REACTION 1967 591018 米国はミシシッピ出身のジャズ系歌手MARIAN MONTGOMERY。大スターPEGGY LEEの肝煎りで63年にCAPITOLレーベルからデビュー、65年に英国の人気ジャズ楽団のJOHNNY DANKWORTH楽団との仕事の為に渡英、同楽団のピアノ奏者LAURIE HOLLOWAYと結婚し活動の拠点を英国に移すことに。本盤は英国での第一弾、ジャズ系に強い大手レーベルではなく、THE WHOやCREAM等ロック系カタログで知られるREACITONからというのも面白い。ゆったりジャジーなポップスのA面とソウルフルなホーンセクションを配した軽快なB面とのカップリング。作曲者のJOAN SHAKESPEAREとプロデューサーのJOHN SHAKESPEAREというのは先のDANKWORTHとよく仕事をしている作曲家/アレンジャーのDAVID LINUPの変名らしいが・・・(11/30 山田)
4500
(税込¥4950)
POP
LEMON TREE William Charker's Time Machine
/ I Can Touch A Raibow
PARLOPHONE 1968 R 5671 PARLOPHONEに2枚のシングルを残しているサイケポップ系グループLEMON TREE。本盤はその1枚目。A面は人気グループMOVEのベース奏者ACE KEFFORDが提供した素敵なサイケポップ、B面はメンバーのDEREK ARNOLDによる作曲で、こちらも軽快なサイケポップに仕上がっているが、A面ではホーンも導入する等豪華なアレンジが施されていたがこちらはバンドの演奏のみのシンプルなアレンジとなっている。プロデュースは先のKEFFORDと同じMOVEのメンバーTREVOR BURTON、そして同じく人気グループAMEN CORNERのヴォーカリストANDY FAIRWEATHER-LOWという何とも豪華な面子が手掛けている(B面はFAIRWEATHER-LOW単独でのプロデュース)。そんな宣伝材料、話題豊富な1枚だったが全く売れなかった・・・(11/22 山田)
6000
(税込¥6600)
PSYCH POP
SAILOR A Glass Of Champagne
EPIC 1975 S EPC 3770 60年代にはフォークロック系グループECLECTIONに在籍していた、ノルウェー出身の歌手/ギタリストGEORG KAJANUS。本盤は4枚目のシングル、同年リリースのアルバム『TROUBLE』から2曲をカットしたもの。見事全英2位の大ヒットを記録。(11/20 山田)
1000
(税込¥1100)
POP
GEORGIE FAME 『 Getaway 』
CLICK & PLAY See-Saw
COLUMBIA 1966 SEG 8518 それまでBLUE FLAMESを率いてきたオルガン奏者/歌手GEORGIE FAMEのソロ名義になっての最初のEP盤。タイトル曲をはじめシングルでリリースされた2曲に同年リリースのアルバム『SWEET THINGS』から2曲を抜粋して編集した内容。アルバム収録曲である米国ソウル/R&Bカヴァー曲(DON COVAY、LEE DORSEY作品)を45回転のシングルサイズで聴けるのは嬉しい限り。(11/18 山田)
3800
(税込¥4180)
EP
THE ANIMALS Inside-Looking Out / Outcast
DECCA 1966 F 12332 64年にCOLUMBIAからデビュー、名プロデューサーMICKIE MOSTと組み翌年までに数多くのシングルをリリースしヒットを記録し続けたニューカッスル出身の硬派系R&Bグループの彼等。その後MOSTと決別、レーベルはDECCAとなり本盤がその第一弾シングルとなる。A面は米国の民族音楽研究家のLOMAX親子が採集した米国の古い伝承歌をロック的にアレンジしたもの。比較的スタイリッシュな音質だったCOLUMBIA時代とは違って、DECCA時代の彼等のサウンドの特徴である、ざらついたガレージ感覚が印象的な仕上がり。B面もファズギターを大々的に導入したガレージっぽい質感の作品。チャート的には全英12位をそれまでの彼等のキャリアを考えるとやや地味な印象を受けるか。(11/18 山田)
2800
(税込¥3080)
UK BEAT
CLIFF BENNETT AND
THE REBEL ROUSERS
『 Try It Baby 』
CLICK & PLAY Do It RIght
PARLOPHONE 1965 GEP 8936 ソウル/R&Bを得意とする、ホーン隊を擁した大所帯のグループ、CLIFF BENNETT AND THE REBEL ROUSERSの2枚目のEP盤。当時の話題のレーベルMOTOWNの人気歌手MARVIN GAYEやBROOK BENTONの作品(渋い選曲!)のカヴァーにSMALL FACES等のヒット曲を手掛けたことで知られるMORT SHUMANとKENNY LYNCHチームによる作品を収録。全編豪快な英国産ソウル/R&Bサウンドが楽しめる。(11/7 山田)
6000
(税込¥6600)
EP
THE ROULETTES I Hope He Breaks Your Heart /
Find Out The Truth
PARLOPHONE 1965 R 5278 62年にPYEからデビューするも鳴かず飛ばずだったマイナー系ビートグループだった彼等。翌年にPARLOPHONEに移籍、同レーベルの歌手ADAM FAITHの伴奏グループを務めFAITHの成功を支えた。レーベル側もグループ単独でも売れるかもと期待してか彼等自身もリリースを開始、本盤はその5枚目となる。A面は米国の人気歌手NEIL SEDAKAが前年にリリースした作品をビートアレンジでカヴァーしたもの。B面はメンバーによる作曲で彼等のR&B趣味を大きく反映させたワイルドなビートナンバー。鍵盤を使ったアレンジが実に洒落ている。近年の本盤の評価の対象はこちら側だろうか。(11/4 山田)
6000
(税込¥6600)
UK BEAT
JOE BROWN With A Little Help From My Friends /
Show Me Around
PYE 1967 7N 17339 62年の子会社のPICCADILLYから始まって長きに渡って在籍したPYEでの最後のリリース。A面は同年にBEATLESがリリースした『SGT.PEPPERS〜』に収録されていた作品をカヴァーしたもの。太いベースラインやストリングス、コーラスを配したちょっとサイケポップな雰囲気もある仕上がり。全英チャート第32位を記録、翌年には大幅にアレンジを変えてJOE COCKERが大ヒットさせることになる。B面は軽快でほどよくグルーヴィなロック調の作品。こちらもカヴァー曲で原曲は米国のBLACKWELLSというグループが64年にリリースしたもの。英国音楽業界ではこの曲が話題だったのか、何組かのアーティストがこの曲を取り上げている。両面共にTONY HATCHがプロデュースを手掛けている。(11/1 山田)
2800
(税込¥3080)
COVER
THE PREACHERS Hole In My Soul / Too Old In The Head
COLUMBIA 1965 DB 7680 人気グループROLLING STONESのベース奏者として活躍するだけでなく、プロデューサーとして数多くのアーティスト達を手掛けていたBILL WYMAN。今回紹介するシングルは氏が手掛けたR&B系ビートグループPREACHERSの唯一のリリース。A面は米国の歌手/俳優SASCHA BURLANDが61年リリースした作品を取り上げたもの。MOSE ALLISONあたりを彷彿とさせる、ピアノを主体としたジャジーR&Bに語りと歌を乗せた粋な作品。B面はグループのドラム奏者TONY CHAPMANが作曲した、これまたクールなモッド好みのR&Bサウンド。こちらはホーンを大々的に導入、よりR&B指数の高い仕上がりとなっている。ちなみにメンバーの1人に若きPETER FRAMPTONが在籍していた。(11/1 山田)
15000
(税込¥16500)
MOD BEAT
JOHN LEYTON Lone Rider / Heart Of Stone
HMV 1962 45-POP 992 TORNADOSやOUTLAWS等と並ぶ、名プロデューサーJOE MEEKが手掛けた代表的アーティストの1人、JOHN LEYTON。本盤はHMVレーベルでの3枚目、プロデュースは勿論MEEKのR.G.M.SOUND RECORDING。A面は自身も歌手としてリリースのある、MEEK関連の作品でお馴染みの作曲家GEOFF GODDARDが作曲。お得意の西部劇風の軽快なノリのポップス。そしてB面はMEEK直々に作曲した(ROBERT DUKE名義)、こちらもイントロからMEEK節炸裂の重厚なポップス。MEEK指数でいうと御大自身が作曲しただけあってB面の方が高いか?アレンジはMEEKの御師匠さんのCHARLES BLACKWELLが担当。チャート的には40位のヒットを記録。(10/28 山田)
2800
(税込¥3080)
POP
BILLY J. KRAMER
AND THE DAKOTAS
Trains And Boats And Planes
/ That's The Way I Feel
PARLOPHONE 1965 R 5285 63年のデビュー曲「Do You Want To Know A Secret」から64年の「From The Window」まで全てトップ10入りというノリに乗っていた彼等。が、そろそろ秋風が吹いてきたのかその後のシングル「It's Gotta Last Forever」が全くヒットせず。ここで挽回せねばと時代のトレンドたる人気作曲家BURT BACHARACH作品にすがる(?)ことに。チャート的には全英12位と昨年までの好調は取り戻せなかったもののとりあえず面子は保ったか。ちなみに彼等、本盤のみ名義が‘〜WITH THE DAKOTAS’ではなく‘〜AND THE DAKOTAS’になっている(この名義での1枚目ということなのか?)。(10/16 山田)
2500
(税込¥2750)
UK BEAT
DON CHARLES Dream On Little Dreamer /
We Only Live Once
HMV 1965 POP 1420 60年代前半のDECCAでのJOE MEEKプロデュース作品で60年代英国ポップスファンにはお馴染みの歌手DON CHARLES。64年にはHMVに移籍、本盤はそこでの5枚目のリリース。同年の前月に米国のスター歌手PERRY COMOがリリースした作品を取り上げたA面。PEGGY LEEの大ヒット曲としてお馴染み「Fever」路線のマイナー調メロディが印象的なポップス。本盤と同月にCOMOのヴァージョンが英国配給されている所を見ると競作という形だったのだろうか(両者共に全くヒットしなかったが)。B面はCHARLES自身が作曲に参加した、時のトレンドたるビートサウンドのノリも意識していたような軽快なポップス。この時期にはプロデューサーとしても意欲的に活動しており、本盤のプロデュースも自ら手掛けている。(10/9 山田)
3800
(税込¥4180)
POP
CILLA BLACK Surrounded Yourself With Sorrow /
London Bridge
PARLOPHONE 1969 R 5759 最後のリリース「Where Is Tomorrow」(68年6月)から実に8カ月ぶりの新曲である本盤。人気作曲チームMARTIN=COULTERが手掛けたA面はきらびやかで上質、ほどよくグルーヴィなポップス。B面はマネージャーで夫のBOBBY WILLISと人気作曲家CLIVE WESTLAKEによる、こちらも質の高いポップス。前シングルは39位と彼女にしてはかなり地味目な記録だったが、本盤は見事3位の大ヒットを記録。この素晴らしいセッションを仕切ったのが御大GEORGE MARTIN、そしてこの素敵なアレンジを手掛けたのは、この時期超多忙を極めていたMIKE VICKERS。(10/5 山田)
1800
(税込¥1980)
GIRL POP
ADRIENNE POSTER He Doesn't Love Me
/ The Way You Do The Things You Do
DECCA 1965 F 12079 女優として主に映画やテレビで大活躍していた彼女、ADRIENNE POSTER。歌手としては63年11月にORIOLEからデビューし翌月には早くもDECCAに移籍、66年まで在籍し数枚のシングルの残すことに。今回紹介するのはDECCAでの3枚目。A面は当時英国でも人気を博していた米国のソウル/R&BレーベルMOTOWNをちょっと意識したような、ゆったりしたポップな作風。作曲者の1人、JIMMY DUNCANは70年代にSSW系歌手として活躍するLESLEY DUNCANの兄弟だそうな。そしてB面は本家MOTOWNの作品を取り上げたもので、レーベルの人気グループTEMPTATIONSの代表曲としてお馴染み。比較的原曲に忠実なアレンジに乗ってA面同様に可愛らしい歌声を聴かせてくれる。(9/17 山田)
¥12000
(税込¥13200)
UK GIRL
THE FOUNDATIONS Baby, Now That I've Found You
/ Come On Back To Me
PYE 1967 7N 17366 PYEが60年代後半の音楽業界に送り込んだ、ソウル/R&B的なサウンドを得意とするグループのデビュー盤。作曲はJOHN MACLEODとTONY MACAULAYのチーム(MACLEODはアレンジ、MACAULAYはプロデュースも担当)。当時のトレンドたるソウル/R&B的なエッセンスをほのかに塗した、キャッチーなノリで見事全英1位を記録。ロングセラーな1枚だったのか、数か月後にレーベルデザインが変わってもプレスされ続けていた(9/17 山田)
¥2800
(税込¥3080)
定番
MAC KISSOON Wear It On Your Face
YOUNG BLOOD 1969 YB 1005 80年代から90年代にかけてロック系セッション歌手として活躍したKATIE KISSOON。その彼女を妹に持つ、トリニダード出身の歌手MAC KISSOON。68年にPYEからソロデビュー、翌年には新設されたレーベルYOUNG BLOODに移籍。本盤はそこからの2枚目。米国の人気ソウルグループDELLSが前年に米国CADETレーベルからリリースした楽曲をカヴァーしたもの。原曲の持つシカゴ産らしいキャッチーなノリをそのままに、アレンジャーBOB LEAPERとプロデューサーMIKI DALLONが英国らしい甘い雰囲気に包み込んだ。「これぞ英国産ソウルサウンド!」といった質の高い仕上がりだが残念ながら全くヒットしなかった。この後MACは先のKATIEとデュオを組みヒットを飛ばすことになる。(9/2 山田)
3800
(税込¥4180)
UK SOUL
PAUL JONES And The Sun Will Shine /
The Dog Presides
COLUMBIA 1968 DB 8379 人気グループMANFRED MANNのリード歌手として活躍、66年にはソロ歌手に転向したPAUL JONES。最初の数枚はヒットを記録するもその後は鳴かず飛ばず。67年には同系レーベルCOLUMBIAに移籍し本盤はそこからの2枚目。レーベル側もヒットを渇望していたのか、A面は当時人気を博していたBEE GEESの同年リリースのアルバム『HORIZONTAL』収録曲のカヴァー。そしてB面、JONES自身の作曲によるバンドのみのワイルドなサイケロック。そのバンドの面子が凄いのなんの、ギターにJEFF BECK、ベースにPAUL SAMWELL-SMITH、そしてドラムにはPAUL McCARTNEYという顔ぶれ。そしてプロデューサーはPETER ASHER、アレンジはMANFRED MANN時代の同僚、MIKE VICKERSと裏方勢も豪華。まさにスーパープロジェクトだったが全く売れなかった・・・(8/21 山田)
2800
(税込¥3080)
POP
NICKY JAMES I Need To Be Needed
/ So Glad We Made It
PHILIPS 1967 BF 1566 63年にPYEからデビューした歌手、NICKY JAMES。全く売れずに65年にはCOLUMBIAに移籍、当時のトレンドたるビートサウンドに呼応すべくかNICKY JAMES MOVEMENTというグループ名義で再出発するも売れず。67年にはPHILIPSに移籍し再びソロ名義で本盤をリリース。A面はこの時期によくあった、ドラマティックに盛り上がる歌謡ビートバラッド調。B面は躍動感溢れるアレンジが施された、こちらもドラマティックに盛り上がるポップス。そのノリが受けてか70年代から所謂ノーザンソウルとしての評価が高く、本盤の人気はもっぱらこのB面だそうな。両面共に氏の朗々と歌い上げる歌唱スタイルを上手く活かした作風だったが売れなかった。作曲は両面共にG.WESTONとK.E.DUNCANなる2人、アレンジは売れっ子のREG GUESTが担当。(8/16 山田)
¥18000
(税込¥19800)
UK SOUL / POP
THE NEW FACES We Can Get There By Candlelight /
The Yellow Road
DECCA 1968 F 12746 61年にグラスゴーで結成した女性1人、男性2人のトリオ編成のヴォーカルグループのNEW FACES。65年にPYEからデビューし67年まで在籍し4枚のシングルを残す。同年にはDECCAに移籍し本盤をリリース。A面は60年代半ばから数々のアーティスト達に楽曲を提供していたJIMMY STEWARTとGERRY LANGLEYのコンビによるゆったりとしたポップス。楽曲の持つ上品さを際立たせているクラシカルなアレンジが素敵。B面は軽快なテンポにフルートが乗った洒落たアレンジの上で紅一点のMARIE嬢の伸びのある歌声を聴かせてくれる。アレンジを手掛けたのはこの時期DECCAをはじめ良質なポップスを数多く手掛けていた売れっ子MIKE VICKERS。(8/16 山田)
1000
(税込¥1100)
POP
THE FERRIS WHEEL The Na Na Song / Three Cool Cats
PYE 1968 7N 17631 人気ポップス歌手EMILE FORDの伴奏グループCHECKMATESの元メンバー(FORDの兄弟も在籍)等からなる、ソウルとロックの絶妙なミックス具合が独特なグループの3枚目のリリース。A面はメンバー達による作曲のシンプルなロック調リフで押し通した陽気なポップスで、90年代以降はモッド的な評価を得ている人気曲。そんな人気曲に隠れてしまった感のあるB面にもスポットを当てたい。こちらは50年代から60年代初頭にかけて英国でも人気を博した、ノヴェルティな楽曲を得意とする米国のR&BグループCOASTERSのカヴァー。やや時代錯誤感のある選曲だが、メンバー達がビートサウンド出身者が多いと考えると納得のいく興味深い選曲(レーベル側の選曲かもしれないが)。比較的原曲に忠実にカヴァーしているが、力強いベースの質感はやはり60年代後半らしい。(8/14 山田)
9000
(税込¥9900)
UK SOUL / POP
KENNY BERNARD Victim Of Perfume And Lace
/ Change Is Gonna Come
CBS 1968 3860 トリニダード出身のR&Bを得意とする歌手KENNY BERNARD。65年に友人達と結成したビートグループWRANGLERSのリード歌手としてPARLOPHONEからデビュー、その後はPYEに移籍し66年からソロ歌手として活動、そこで数枚のシングルを残す。67年にはCBSに移籍、2枚のシングルを残す。本盤はその2枚目。A面はプロデュースにも参加している作曲家RALPH MURPHYによる作品。60年代後半によくあるタイプの、ややサイケな香りもする幻想的なポップバラード。当時英国音楽界で人気の高かった米国SSW系歌手TIM ROSEの作品「Morning Dew」にも通じる雰囲気。B面はおそらく当人が得意とするところであろう米国の人気R&B歌手SAM COOKEの名曲をカヴァー。(7/26 山田)
3800
(税込¥4180)
UK SOUL / POP
THE KINKS Deadend Street
PYE 1965 7N 17222 レーベルの表記の違いや貼り違え等々、一般的にはどうでもいい、些細なことかもしれないが、ファンやコレクターには嬉しい珍事(?)。全英5位を記録したKINKSの定番シングル。一般的には「Dead End Street」というタイトルに馴染み深いが、本盤はタイトルが「Deadend Street」の表記タイプ。そういえば「See My Friend」と「See My Friends」というのもあったっけ。(7/26 山田)
1800
(税込¥1980)
定番
BLUES BUSTERS The Spiritual / Lost My Baby
STARLITE 1961 ST 45 031 英国のジャズドラム奏者CARLO KRAHMERが主催するレーベルSTARLITE。カントリーやロカビリー等米国産音源やジャマイカ産音源を配給をメインとし、本盤はジャマイカ音楽界が誇る実力派ヴォーカルデュオBLUES BUSTERSの配給盤。両面共に彼等自身の作曲、ちょっとスカっぽいミッドテンポのゴスペル調のA面にこちらもスカっぽいコミカルなノリのポップなR&BのB面。(5/31 山田)
6000
(税込¥6600)
JAMAICAN R&B
COLIN BLUNSTONE Beautiful You /
It's Hard To Say Goodbye
EPIC 1977 S EPC 5009 前年にリリースされた4枚目のアルバム『PLANES』から2曲をカットした1枚。A面は米国の人気作曲家/歌手NEIL SEDAKAが72年にリリースした楽曲のカヴァー。SEDAKA特有の明るくはっきりしたメロディを力強く歌った、原曲に忠実な仕上がり。B面はCLIN自身の作曲による作品で、従来の優しく艶っぽい歌唱を乗せた仕上がり。A面に比べると地味目な印象を受けるがこちらの方が彼らしい気がする。プロデュースは両面共にGUS DUDGEONが担当。(5/22 山田)
2200
(税込¥2420)
POPS
CHUCK MANGIONE Feel So Good
A&M 1978 AMS 7357 米国のジャズ系トランペット/フリューゲルホーン奏者CHUCK MANGIONEの英国での2枚目のリリース。前年リリースの同名アルバムからカットされた爽やかなクロスオーヴァー的サウンド。本国では総合チャート第4位(イージーリスニング系チャートでは1位)の大ヒットを記録。氏の代名詞的な作品となったが、英国では全くダメだった・・・(5/7 山田)
1800
(税込¥1980)
JAZZ/CROSSOVER
HEATHER I'll Come Softly /
No One In The Whole Wide World
KING 1965 KG 1027 RITAとBENNYのKING夫妻が設立したジャマイカ系音源の配給を得意とするレーベル、その名も‘R&B’。更にその傘下に名字から名付けたレーベルKINGを設立。R&Bやロック/ポップス等米国産音源の配給と並行して自社音源も制作、他のマイナーレーベル同様にかなりの珍盤のカタログが揃っており、今回紹介する女子歌手HEATHERのデビュー盤もその好例。A面は親会社R&Bレーベルが63年に配給していたジャマイカの女子歌手HORTENSE ELLISの楽曲をカヴァーしたもの。近年ではあらゆる観点から高い評価を得ているそうだが、そんなA面に隠れてしまったB面、こちらは時代のトレンドたるビートサウンドの影響もほのかに感じられるガールポップもおススメ。作曲したのはBILL PERKINSONなる作曲家。TOM JONESの伴奏グループSQUIRESにも同名のギタリストがいるが同一人物だろうか?(5/7 山田)
18000
(税込¥19800)
UK GIRL
SMALL FACES Lazy Sunday / Rollin' Over
IMMEDIATE 1968 IM 064 全英第2位の大ヒットを記録したIMMEDIATEでの4枚目のリリース。A面は時代のコミカルでサイケなノリを反映させた、SEを取り入れたりと凝った作風のポップナンバー。B面はMARRIOTの趣味が強く反映されたのか、後の自身のグループHUMBLE PIEにも通じるストレートなロックサウンド。(4/30 山田)
2800
(税込¥3080)
定番
TOMMY EDWARDS It's All In The Game
MGM 1958 45-MGM 989 米国はヴァージニアのリッチモンド出身のポピュラー/R&B系歌手TOMMY EDWARDSの代表曲「It's All In The Game」。多くのアーティスト達が取り上げているスタンダードとしてポップスファンにはお馴染みの作品。元々は米国の作曲家CHARLES G. DAWESが11年に作曲した「Melody In A Major」というインスト曲に作詞家CARL SIGMANが51年に歌詞を付けたもの。英国ではEDWARDSにとって3枚目の配給となる本盤、本国のチャートでは第1位を記録したが英国でもチャート1位の大ヒットを記録した。(4/23 山田)
2800
(税込¥3080)
US POP
TERRY The Way That I Remember Him
/ Spilt Milk
FONTANA 1965 TF 751 TERRY・・・なんとも匿名性の高い芸名だが、69年に同系レーベルのPHILIPSから数枚のシングルをリリースしているTERRI STEVENSのことだそうな。本盤は彼女のデビュー盤。A面は人気作曲家GEOFF STEPHENSによるドラマティックな英国歌謡バラード作品。そして近年高い評価を得ているB面「Spilt Milk」、米国の人気ソウル/R&B系レーベルMOTOWNっぽい作風のガーリーソウル。ちなみに作曲者のクレジットには‘McKENNA’とあるがPICCADILLYやSPARKでシングルをリリースしている作曲家/歌手のVAL McKENNAの事だろうか!?アレンジは自身もラウンジ系のインストアルバムをリリースしているHARRY STONEHAMが担当している。ちなみに彼女、70年代にはTERESE STEVENS名義で細々シングルをリリースしている。(4/9 山田)
15000
(税込¥16500)
UK GIRL
SYL JOHNSON Back For A Taste Of Your Love
/ Wind, Blow Her Back My Way
LONDON 1973 HLU 10438 ミシシッピ生まれのシカゴ育ちのブルース系歌手JOHNSONの同年に米国のHIレーベルでリリースされたシングルの英国での配給盤(氏にとっては英国での2枚目の配給となる)。同年にリリースされたアルバム『BACK FOR A TASTE OF YOUR LOVE』から2曲をカットしたもの。アルバムタイトル曲のA面はHIレーベルらしい軽快でファンキーなサウンド、自身にBRENDA JOHNSON、DARRYL CARTERとの共作。B面もやはりHIらしい哀愁漂う作風、作曲はHIレーベルで数多くの楽曲を作曲していたEARL RANDLE。プロデュースはWILLIE MITCHELL。米国では総合チャート72位、R&Bチャート16位を記録したが英国では全くヒットしなかった。(3/26 山田)
2200
(税込¥2420)
SOUL/R&B
MIKE SARNE Will I What / Bird, You Know I Love Ya
PARLOPHONE 1962 45-R 4932 役者として知られるMIKE SARNE、60年代には歌手としても活動しており、本盤は全英18位を記録した2枚目のリリース。A面は翌年DECCAからデビューし人気を博すことになる女子歌手BILLIE DAVISの合いの手(?)をフィーチャーしたコミカルなポップス。作曲は後に自身達もアーティストとしても活躍する作曲チームCARTER=LEWIS(ここではSHAKESPEAR=HAWKER名義)とBILL BATESなる作曲家との共作。B面はR&Bっぽい重厚なベースラインがカッコいい作風のティーンポップ。こちらの作曲は本盤のアレンジを担当したCHARLES BLACKWELL。(3/18 山田)
1500
(税込¥1650)
POP
THE LANCASTRIANS Let's Lock The Door /
If You're Goin' To Leave Me
PYE 1965 7N 15791 結成は56年という意外と長い歴史を持つ(?)ビートグループの彼等。64年にPYEからデビューし66年までの間に6枚のシングルをリリース、本盤は2枚目。A面は米国の人気ポップス系グループJAY AND THE AMERICANSが同年にヒットさせた楽曲をビートアレンジでカヴァーしたもの。B面は本盤のプロデュースを担当したSHEL TAMLYが作曲に参加した楽曲。トラッドにも通じる寒々としたマイナー調メロディとフォークロック調のアレンジが見事に合致したビートナンバー。フリークビート的な評価の高いA面に比べてこちらは初期のビートサウンドのファンにアピールしそう。(3/18 山田)
6000
(税込¥6600)
UK BEAT
DON CHARLES If I Had The Chance /
(I've Got Everything) I've Got You
PARLOPHONE 1968 R 5659 60年代前半のJOE MEEKが手掛けたDECCAでの音源で英国60年代ポップス好きにはお馴染みの歌手DON CHARLES。その後はHMVやCOLUMBIAとEMI系レーベルを渡り歩き67年には同系レーベルPARLOPHONEに移籍、本盤はそこでの2枚目。A面はDERAMレーベルでのWHITE PLAINSのヒット曲等で知られる人気作曲家TONY HILLERが作曲に参加した美しい歌謡バラード。そしてCHARLES自身がプロデュースを担当したB面、心地良いミッドテンポに優しいメロディが乗った素敵なポップス。近年ではこちらが高い評価を得ているそうな。(3/14 山田)
4500
(税込¥4950)
POP
DUSTY SPRINGFIELD 『 Dusty In New York 』
CLICK & PLAY I Want Your Love Tonight
PHILIPS 1965 BE 12572 PHILIPSレーベルの人気歌姫DUSTY SPRINGFIELDの3枚目のEP。タイトル通り米国はニューヨークで録音した珠玉の4曲を収録。フィリーソウルの人気作曲チームGAMBLE=HUFFによる楽曲やポップス系の人気作曲家GERRY GOFFINが作曲に参加した楽曲等DUSTYのお得意のソウル/R&Bから可愛らしいガールポップまで彼女の魅力を詰め込んだ内容となっている。アレンジを担当したのは米国の人気アレンジャーRAY STEVENS。(3/14 山田)
6000
(税込¥6600)
EP
THE CHANTS Ain't Nobody Home
PAGE ONE 1967 POF 016 リヴァプール出身のドゥーワップ系グループのCHANTS。63年にPYEからデビューし数枚のシングルをリリース。66年にはFONATANAと契約、その翌年にはFONTANAが配給していたレーベルPAGE ONEに移籍し本盤をリリース。時期的に米国のソウル/R&Bが音楽市場のトレンドだったし彼等自身の音楽的嗜好もあってか米国のソウル/R&B楽曲のカヴァーしている。前年にソウル歌手HOWARD TATEがリリース、ヒットさせた楽曲のを取り上げたもの。アレンジはPAGE ONEレーベルで数多くの音源のアレンジを手掛けているCOLIN FRECHTERが担当。途中グルーヴィな響きを聴かせるオルガンの音色はこの時期の英国音楽らしい。(2/26 山田)
6000
(税込¥6600)
UK SOUL
RAY CHARLES
AND HIS ORCHESTRA
Hit The Road Jack
HMV 1961 45-POP 935 「What'd I Say」や「Georgia On My Mind」と同様にソウル/R&Bという枠を超えて米国大衆音楽の定番となった「Hit The Road Jack」。本盤は同年にリリースされた米ABC-PARAMOUNTでの音源の英国での配給盤。全英第6位の大ヒットを記録。そういえばこの手の米R&B系ヒット曲は英国では歌手やビートグループ系がカヴァーするパターンが多いけど、この曲って誰かやっていたかな??(2/26 山田)
2800
(税込¥3080)
SOUL / R&B
MEN She Works In A Woman's Way
/ I'll Just Wish You Luck
And Say Goodbye
DECCA 1970 F 13083 DECCAに2枚、BELLに1枚の計3枚のシングルのみのリリース歴のあるマイナー系グループ(この時期よくあった楽曲ありきのスタジオプロジェクトか?)のデビュー盤。A面は同年に同じような芸風のグループEDISON LIGHTHOUSEも録音している(欧州のみのリリースで英では未リリースだったけど)、人気作曲家TONY MACAULAYとBARRY MASONの共作品。EDISONのそれよりも軽快なテンポでの演奏はライバル心を刺激されて故だろうか?B面はMASON単独の作曲でこちらも同様に軽快なテンポにやさしいメロディが乗ったポップス。(2/17 山田)
2200
(税込¥2420)
POP
EDDIE KENDRICKS Son Of Sagitarius /
Can't Help What I Am
TAMLA MOTOWN 1974 TMG 901 TEMPTATIONSの初代ファルセット歌手のソロ転向後の英国での4枚目の配給盤。A面は同年にリリースされたアルバム『BOGGIE DOWN !』からのカット、パーカッシヴでファンキーなリズムにブルースハープが絡むイントロが印象的な作風。そしてB面はMOTOWNのシングル盤によくある、過去のアルバムからの選曲というパターンだが、安直な割には(?)重箱の隅的な意外と良い選曲が多く本盤のB面もその最たる例か。ここでは前年にリリースされたアルバム『EDDIE KENDRICKS』からのカットで洒落たクロスオーヴァー調のソウルナンバー。もしかしたらこちらの方が好みという方が多いかも?ちなみに本盤、チャート的には全くヒットしなかった・・・(2/16 山田)
2200
(税込¥2420)
SOUL / FUNK
MADELINE BELL Don't Come Running To Me /
I Really Got Carried Away
PHILIPS 1966 BF 1501 60年代前半に米国から渡英してきたR&B/ポップス系歌手MADELINE BELL。63年にHMVからデビュー、同系レーベルCOLUMBIAでの活動を経て65年にPHILIPSへ移籍。本盤はPHILIPSでの2枚目のリリース。前年に米国のR&B歌手JEAN WELLSがリリースしたビートバラッド調の作品をカヴァーしたA面、ピアノの音色を強調したリズミカルで軽快なアレンジがカッコいいR&B調のB面。両面のアレンジを手掛けたのはARTH GREENSLADE。(2/15 山田)
8000
(税込¥8800)
UK SOUL
NORMAN T. WASHINGTON Tip Toe / Don't Hang Around
PAMA 1968 PM 741 米国産R&B音源の配給だけでなく自社でのソウル/R&Bやレゲエ系音源の制作も積極的に行っていたPAMAレーベルが抱えるアーティストの1人、ソウル/R&B系楽曲を得意とする歌手NORMAN T. WASHINGTON。68年にデビューし本盤は続く2枚目。A面は大ヒットした「Barefootin'」で知られる米国ニューオリンズR&B歌手ROBERT PARKERの66年作品をカヴァーしたもの。低音響くベース音とグルーヴィなオルガンを使ったアレンジ(伴奏はレーベルメイトのMOHAWKSか?)が洒落た仕上がり。B面はWASHINGTON自身とレーベルの社長HARRY PALMER(レーベルではHARRY DEE名義)との共作。曲調自体はオールディーズ風ポップスっぽい作風だがA面同様にファンキーなアレンジが施されてキャッチーなファンキーソウルに仕上がっている。(2/12 山田)
4500
(税込¥4950)
UK SOUL
PROCOL HARUM Homburg
REGAL ZONOPHONE 1967 RZ 3003 大ヒットしたデビュー盤「青い影」に続く2枚目、レーベルもDERAMからREGAL ZONOPHONEに移ってのリリース。作曲は前作と同じ鍵盤奏者/リード歌手GARY BROOKERと作詞担当の詩人KEITH REIDによるもの。前作の路線を踏襲したようなバロック調のサイケロック。プロデュースも前作と同じDENNY CORDELLが担当。本盤は見事全英6位の大ヒットを記録。(2/8 山田)
1800
(税込¥1980)
定番
JULIE GRANT That's How Heartaches Are Made
/ Cruel World
PYE 1963 7N 15526 62年にPYEからデビューした実力派女子歌手JULIE GRANT。シングルリリース数に恵まれたのとは対照的にヒット曲の少なかった彼女。が、そんなヒットしなかったシングル群には素晴らしい録音が多く、通算6枚目となる本盤もそんな1枚。A面(何故かプロモ盤ではタイトルのThat'sの箇所のtとsの間の ’が抜けている)は英国のソウル/R&Bファンに人気の米国R&B歌手BABY WASHINGTONが同年に米国SUEレーベルからリリースした楽曲のカヴァー。それ故にA面に評価が集まりがちだが、B面にも是非注目していただきたい。こちらはレーベル所属のアーティストでもあり、所属している他のアーティスト達のバックコーラスの多くを担当していた、英国ガールポップファンに大人気のグループBREAKAWAYSのメンバーMARGOT QUANTELLが作曲したもの。ほどよくゆったりしたテンポに哀愁漂うメロディをJULIEが切々と歌う素敵な作品。涼し気なオルガンの音色を使ったアレンジも洒落ている。(2/8 山田)
4800
(税込¥5280)
UK GIRL
RAY CHARLES Boody Butt / Zig Zag
TANGERINE 1971 6121 001 R&Bの王様RAY CHARLESが米ABCレーベルの傘下に設立した自身のレーベルTANGERINE。英国でも英TANGERINEが発足し3枚のシングルを配給、本盤はそのうちの1枚。前年にリリースしたジャズ的なアルバム『MY KIND OF JAZZ』から2曲をカットした1枚。A面はファンク的なリズムを取り入れた人気インスト作品で(最後の方で御大が軽く歌声を披露)、米盤の正式なタイトルは「Booty Butt」だが英盤は何故か‘Boody Butt’と間違って印刷されている。そしてB面、米盤はLEE MORGANの代表曲「The Sidewainder」のカヴァーを収録していたが、英国では独自の選曲「Zig Zag」が収録されている。(2/3 山田)
1800
(税込¥1980)
SOUL / JAZZ
CLIFF RICHARD AND THE SHADOWS Blue Turns To Grey / Somebody Loses
COLUMBIA 1966 DB 7866 意外な組み合わせの様な気もする、COLUMBIAが誇る人気の爽やかスター歌手CLIFFと同じく爽やか系技巧派グループSHADOWSの本盤のA面は不良ロックの代名詞的存在(?)ROLLING STONESの作品をカヴァーしたもの。まったりしたフォークロック調だったSTONESのそれに比べて彼等のヴァージョンはメリハリのあるビート調な仕上がり。全英15位と彼等にしてはやや地味目な結果を残すことに(ファンが戸惑ったとか??)。B面は途中、R&B定番曲「Let The Good Times Roll」を思わせる、ノリの良いシンプルなオールディーズ調。(2/2 山田)
1500
(税込¥1650)
POP/BEAT
O'HARA'S PLAYBOYS Voices / Blue Dog
FONTANA 1968 TF 949 グラスゴー出身のロック/ポップス系グループの彼等、O'HARA'S PLAYBOYS。62年から66年まではドイツにて活躍、人気を博してきた彼等が英国に腰を据えて66年からFONTANAでのリリースを開始。6枚のシングルと1枚のアルバムをリリース、本盤はそのラストシングルで両面共にメンバー達の自作曲。A面は流麗なストリングスを全体的に被せたカントリー歌謡バラード。B面は軽快でファンキーなノリのブルーアイドソウル調、近年はこのB面がモッドソウル的な評価を得ているとか。他のシングルやアルバムでもソウル調の作品を演奏しており、本来の彼等はやはりB面なのだろうか。(1/31 山田)
6000
(税込¥6600)
POP
GERRY BECKLES Not For Just Your Face
ORIOLE 1961 45-CB 1618 青レーベル時代のORIOLEにて2枚のシングルを残したマイナー系歌手GERRY BECKLES。本盤はその2枚目。当時英国でも人気の高かった米国のスター歌手NAT KING COLEを意識した様な(「Unforgettable」的な?)ジャズバラード路線。当時多くの良質なポップスを手掛けていたJOHNNY GREGORYが洒落たアレンジを施した。この後BECKLESはフランスに渡りエレキバンドを従えてR&B/R&B路線を聴かせることになる。(1/31 山田)
2500
(税込¥2750)
POP
THE CHANTS I Could Write A Book
/ A Thousand Stars
PYE 1963 7N 15591 リヴァプール出身のドゥーワップ系グループの2枚目。A面は元々は米国のミュージカル楽曲でポピュラー畑ではスタンダードとして知られる作品を軽快なノリでカヴァーしたもの。そのノリゆえにビートサウンド系好きにも人気だとか。B面は米国のドゥーワップ系グループRIVILEERSが53年にリリースした作品をカヴァーしたもので、こちらは原曲に沿ったオーソドックスなドゥーワップのスタイルでのカヴァー。デビュー盤でもB面では米国のドゥーワップ系グループDEL VIKINGSの作品を取り上げていたが、本来の彼等の姿を捉えたのはやはりB面の方だろうか。(1/25 山田)
1800
(税込¥1980)
UK DOO WOP
JIMMY JAMES Better By Far
PYE 1970 7N 17886 60年代前半にVAGABONDSを率いてジャマイカからやってきたR&B系歌手JIMMY JAMES。色々レーベルを転々とした後にPYE系レーベルPICCADILLYと契約し数多くのシングルをリリース。グループ活動とは別にソロ歌手としても親会社のPYEで2枚のシングルをリリースおり、本盤はその2枚目。楽曲は当時のレーベルの人気作曲家TONY MACAULAYとJOHN MACLEOD(プロデュースも担当)のコンビによるもの。ゆったりした雰囲気の中でゆったりハネたリズムに乗って朗々とJAMESが歌い上げる歌謡曲的な作風のポップス。アレンジを担当したのはこの後のBELLレーベルでのMACAULAY作品の多くを手掛けるLEW WARBOURTON。(1/24 山田)
2800
(税込¥3080)
POP
THE BILL SHEPHERD SOUND Whistling Sailor /
March Of The Seven Seas
ISLAND 1967 WIP 6013 COLUMBIAやPYE等でアレンジャーとして活躍していたBILL SHEPHERDが指揮するイージー音楽プロジェクトの唯一のリリース。A面はタイトル通り口笛をリード楽器(?)として取り入れた可愛らしい作品。途中に入るブルージーなギターのフレーズも面白い。B面はTORNADOSの「Telster」あたりを思わせるメロディラインと昭和な香り(東宝映画っぽい?)漂うアレンジに妙に親近感を覚える。プロデュースはジャマイカ音源のカタログでお馴染みBLUE BEATレーベルのプロデューサーSIGGY JACKSONが担当している。(1/23 山田)
3800
(税込¥4180)
INST
PATSY ANN NOBLE Don't You Ever Change Your Mind
/ Sour Grapes
COLUMBIA 1963 45-DB 4956 豪州で活躍、人気を博していた女優/アイドル歌手PATSY ANN NOBLEの英国での2枚目。1枚目は豪州のプロデューサーが手掛けた音源だったが、この2枚目は英国スタッフが手掛けている。A面は英国の作曲家BOB BARRATTのペンによるキャッチーなガールポップ。B面も同路線の作品で、作曲は米国の作曲家ROB ROBERTSとRUTH BACHELORによるもの。米国の女子歌手が歌った作品をカヴァーしたものだろうか?アレンジは60年代前半に色々なレーベルで良質なポップス(有名所だとHELEN SHAPIRO)を手掛けていたMARTIN SLAVINが担当。(1/23 山田)
2500
(税込¥2750)
GIRL POP
ALAN PRICE SET The House That Jack Built
DECCA 1967 F 12641 同年リリースの大ヒットシングル「Simon And The Amazing Dancing Bear」に続くリリース。前作は米国の人気作曲家RANDY NEWMAN作品だったがこちらはPRICE自身のペンによるもの。自身のルーツたるジャズ/ブルース的な要素もほんのり残しつつ、カラフルな時代の空気を纏ったような良質のポップス。本盤も前作同様にチャート4位の大ヒットを記録。(1/19 山田)
1800
(税込¥1980)
POP
THE SIZE SEVEN GROUP It's Got To Be Love /
I Met Her In The Rain
MERCURY 1965 MF 854 ノーザンプトンのコービーという街の出身の6人組ビートグループのSIZE SEVEN GROUP(レーベル表記はTHEは‘The’GROUPは‘Group’となっている)。64年にマイナーレーベルからデビュー、同年には大手MERCURYに移籍し翌年にかけて4枚のシングルを残し(内1枚は米国でも配給された)本盤はそのラスト。両面共メンバーによる作曲、キャッチーながらズンドコと(?)変わったノリにクルーナー調の歌唱が乗るA面、B面はA面よりもキャッチーさには欠けるがギターとドラムを軸にしたビートグループならではの迫力のある演奏をグッと押し出したサウンド。そこがまたビートファンには堪らないポイントか。(1/16 山田)
3500
(税込¥3850)
UK BEAT
FREDERICK KNIGHT Trouble / Friend
STAX 1972 2025-133 米国はアラバマ出身のソウル歌手FREDERICK KNIGHT。72年に南部ソウルの名門STAXと契約、持ち前のファルセットと地声を交えた歌唱でデビュー盤「I've Been Lonely for So Long」を大ヒットさせ70年代STAXの新たなるヒーローとなった。英国でもそのSTAXデビュー盤が同年に配給され全英22位を記録。今回のシングルはそれに続く2枚目。A面はレゲエに通じるノリにファルセットを乗せた作風、B面はイントロのホーンから聴く者の心を掴んで離さない爽やかなソウルナンバー。残念ながら1枚目の様にヒットを記録することは出来なかった。(1/15 山田)
2200
(税込¥2420)
SOUL / R&B
THE BROOK BROTHERS Trouble Is My Middle Name /
Let The Good Times Roll
PYE 1963 7N 15498 初期ビート系グループをはじめ、米国の人気兄弟デュオEVERLY BROTHERSに強く影響を受けたアーティスト達は英国には多い。今回の主役であるRICKYとGEOFFのBROOK兄弟もそういった中の最たる人達だろうか。本盤は在籍していたPYEでの後期のリリース。A面は米国の人気歌手BOBBY VINTONが前年にリリースしていた作品をカヴァーしたもの。ストリングスを導入した美しいアレンジが印象的な作風のポップス。そしてB面はGEOFFが作曲したオリジナル曲。こちらはかなりEVERLEYSを意識した、彼等の作品のカヴァーと思ってしまうほどEVERLYS指数の高い作風。全英38位を記録。(1/10 山田)
2200
(税込¥2420)
POP
DUFFY POWER It Ain't Necessarily So /
If I Get Lucky Someday
PARLOPHONE 1963 45-R 4992 59年にFONTANAレーベルからアイドル風ロックンロール歌手としてデビューしたDUFFY POWER。63年にPARLOPHONEに移籍し本盤をリリース。米国の人気作曲家GEORGE GERSHWINが手掛けたミュージカル‘PORGY AND BESS’の劇中歌でスタンダードとして知られる作品を取り上げたA面、テンポの良いリズムにブルージーなメロディが乗った、オルガンを入れたアレンジが洒落ている自作のB面。近年はこのB面がモッドやポップコーン等あらゆるジャンルから高い評価を得ているそうな。(1/8 山田)
4800
(税込¥5280)
JAZZY
JOHNNIE TAYLOR Who's Making Love / I'm Trying
STAX 1968 STAX 106 米国はアーカンソー出身、50年代にかのSAM COOKEに見出されゴスペルグループを経てソロ歌手として活躍。61年からSAMのレーベルSARに始まりレーベルを転々とし66年に当時人気を博していた南部ソウルの名門STAXに入社。68年にリリースした「Who's Making Love」が全米ポップチャートで5位、R&Bチャートで1位の大ヒットを記録。本盤はその英国配給盤、TAYLORにとっては英国での2枚目となった1枚。当時は米国産のソウル/R&B熱に沸いていた英国音楽シーンだが、全く売れなかった。これも音楽のツボの違いなのだろうか、はたまたプロモーション不足だろうか。A面が有名過ぎてあまり意識されていなさそうな、レーベルの人気作曲チームISACC HAYES=DAVID PORTERによるゆったりテンポの素敵な南部ソウルのB面もおススメ。(12/21 山田)
2500
(税込¥2750)
SOUL /R&B
TOWER OF POWER Don't Change Horses
(In The Middle Of A Stream)
WARNER BROS. 1974 K 16389 WARと並ぶ西海岸ファンクの雄、今も現役で活動中のTOWER OF POWER。本盤は同年リリースのアルバム『BACK TO OAKLAND』からのカット。リラックスした雰囲気の中でほどよくファンキーで軽妙なノリは彼等ならでは。B面は米盤とはカップリング違いのスウィートなバラード「Time Will Tell」。(12/2 山田)
2500
(税込¥2750)
SOUL / FUNK
ANNE SHELTON Rome (Wasn't Built In A Day)
/ I Understand
PHILIPS 1962 326530 BF かのGLEN MILLERから共演の申し出を受けたり等輝かしい経歴の持ち主、英国を代表する女性歌手の1人、ANNE SHELTONの62年作品。A面は米国のR&BレジェンドSAM COOKEが作曲、COOKE主催のレーベルSARのJOHNNIE TAYLORが録音した作品をカヴァーしたもの。TAYLORのヴァージョンを更にスピードアップした仕上がり、そして意外な人による意外な選曲故に珍カヴァー評価で近年注目を集めているようだが、やはり彼女の本質はスタンダードを取り上げたB面だろう。自身も歌手として活躍する米国の作曲家MABEL WAYNEと作詞家KIM GANNONが41年に作曲したバラード。JIMMY DORSEYやFATS WALLERをはじめ名だたるアーティスト達が取り上げてきたこの曲を芳醇な歌唱力と表現力で歌い上げた素晴らしい録音。両面共にアレンジはこの時期良質な大人向けのサウンドを手掛けていたWALLY SCOTTが手掛けている。(12/2 山田)
3800
(税込¥4180)
UK FEMALE
KINGSIZE HAMILTON &
THE PLATTERMEN
Shake / I Got To Know
EMERALD 1966 45-MD 1048 59年から活動開始、60年代に入り音源をリリースするようになった北アイルランド出身の所謂ショウバンドの彼等。今回紹介するのは66年のDECCA系アイルランド音楽専門レーベルEMERALDからのリリース。普段はリード歌手BRIAN COLLがメインに歌っていたそうだが、ここではベース奏者SEAN "KINGSIZE" HAMILTONがリードを歌う。米国のR&B歌手SAM COOKEが晩年に録音したR&B定番曲として知られる楽曲をカヴァーしたもの。グループの熱のこもった演奏もさることながら野太い声を活かしたHAMLTONのソウルフルな歌唱が素晴らしい。ショウバンドによるカヴァーというと営業的なノリの印象が強いが本盤はZOOT MONEY'S BIG ROLL BANDやCLIFF BENNETT AND THE REBEL ROUSERS等にも似た、R&B愛溢れるヴァージョンに仕上がっている。B面はRAY CHARLESっぽいノリも感じるR&B風ポップス、作曲者はT.SCOTTとあるがおなじく北アイルランド出身のTHEMをプロデュースした作曲家/プロデューサーTOMMY SCOTTだろうか?(11/28 山田)
6000
(税込¥6600)
NICE VERSION
JOHNNY JOHNSON AND THE BANDWAGON Sweet Inspiration
BELL 1970 BLL 1111 67年にデビューした米国ソウルグループの彼等。本国ではパッとしなかったが、68年に英DIRECITONレーベルが配給したシングル「Breakin' Down The Walls Of Heartache」が全英大ヒットを記録。その勢いに乗って英国に活動の拠点を移し英BELLと契約、本盤がその第一弾となる。軽快なソウルビートにポップスファンにもアピールするキャッチーなメロディ、そして景気の良い歌声が合致した英国産ソウル。アレンジャーとして活躍していたJOHN CAMERONが作曲、レーベルのメインプロデューサー的な存在の人気作曲家TONY MACAULAYがプロデュースを担当した。見事全英10位を記録、幸先の良いスタートを切った。(11/27 山田)
1500
(税込¥1650)
UK SOUL
MIKE HURST Show Me The Way To Georgia /
Over Again
CAPITOL 1971 CL 15681 60年代前半にDUSTYとTOMのSPRINGFIELD兄妹と結成したフォークトリオSPRINGFIELDで活躍、そしてその後のプロデューサー業で英国音楽ファンにはお馴染みのMIKE HURST。そんな彼も63年から地味ながらソロアーティストとして活動開始、細々とシングルをリリースするがプロデュース業に集中すべくか65年に自身のリリースは一旦終了。プロデュースしていた他のアーティスト達に刺激されてか再びアーティストとして活動開始、本盤はその復帰の1枚目。A面は時のトレンド、米国南部/スワンプ系ロックを意識したような土臭く骨太な本格的なサウンド。B面も同じくトレンドだった米国風SSW系っぽい作品、アコースティックギターとスチールギターを軸にしたシンプルなサウンドに癒される。このサウンド故に米国系レーベルCAPITOLでのリリースを選んだのだろうか?(11/27 山田)
3500
(税込¥3850)
POP
ERIC BURDON AND THE ANIMALS Good Times / Ain't That So
MGM 1967 MGM 1344 グループを再編、活動の拠点を米国に移しシンプルなR&Bグループからサイケなロックグループに進化した彼等。67年にはMGMと契約、本盤は2枚目のリリースとなる。A面はグループ全員で作曲した淡々としたサイケロック。ストリングス等を入れた凝ったアレンジを施したのはメンバーでギタリストVIC BRIGGS、プロデュースはBOB DYLAN等を手掛けていたTOM WILSON。対照的にB面はバンドのみの演奏でひたすらグルーヴするガレージロック。‘STRANGER IN THE HOUSE’という映画からの楽曲をレーベルに記されているから劇中歌か何かだろうか。作曲はBRIGGSと先の映画の音楽を担当している英国の作曲家JOHN SCOTTとの共作。こちらもアレンジはBRIGGSが担当(プロデュースも)。(11/18 山田)
1800
(税込¥1980)
PSYCH ROCK
RONNIE JONES Let's Pin A Rose On You /
I Need Your Loving
DECCA 1964 F 12012 英国ブルースの父、ALEXIS KORNERのBLUES INCORPORATED等との共演を経て本盤でソロデビューを果たした米国出身のR&B歌手RONNIE JONES。レーベル側としては無難なスタートを切りたかったのか、A面は数多くのヒット曲を手掛けるLES REEDに制作を任せて美しいポップバラードに仕上げている。そして本領発揮はやはりB面か、62年に米国のR&B歌手DON GARDNERとDEE DEE FORDのデュオがヒットさせた作品を自身のグループNIGHT-TIMERを率いてR&Bを豪快に歌ったもの。(11/18 山田)
6000
(税込¥6600)
UK SOUL/R&B
TOMMY QUICKLY AND THE REMO 4 The Wild Side Of Life /
Forget The Other Guy
PYE 1964 7N 15708 リヴァプール出身のやさぐれロックアイドル歌手QUICKLY。本盤はそれまで在籍していたPICCADILLYレーベルから親会社のPYEへの移動後(昇格?)の1枚目。PICCADILLY時代のシングル同様に本盤でも伴奏は同郷の実力派ビートグループREMO 4が担当。A面は米国のカントリー系歌手HANK THOMPSONが52年にヒットさせた楽曲をポップなビートアレンジでカヴァーしたもの。B面は鍵盤を使ったアレンジが洒落ているゆったりしたポップス、オールディーズ/ティーンポップ系ファンにもおススメしたい素敵な作品。(11/15 山田)
2500
(税込¥2750)
UK BEAT
BILLIE LAINE Ev'ry Chance I Get / Kiss Me
PHILIPS 1961 PB 1115 トリニダード出身の女子歌手BILLIE LAINEのPHILIPSレーベルでの唯一のシングル。A面は同年に米国の人気歌手JULIE LONDONがシングルのB面曲としてリリースしている楽曲を取り上げている。JULIEのヴァージョンはジャズ/ポピュラー的な仕上りだが、BILLIEのは米国のR&B歌手RUTH BROWNやLaVERN BAKER等50年代のR&Bのノリを思わせる。ジャズバラード風のB面はムーディでメロウな雰囲気の中でチャーミングな歌唱を聴かせてくれる。この洒落たアレンジを担当したのは数年後にDUSTY SPRINGFIELDを大成功に導くことになるIVOR RAYMONDE。(10/17 山田)
4800
(税込¥5280)
UK R&B
TONY KINGSTON Master Hand / Look Into My Eyes
PYE 1967 7N 17392 SOUL SEEKERSというゴスペル系グループでリード歌手を務めていたTONY KINGSTON。67年にポップス系歌手としてDECCAと契約、1枚のシングル残し同年にはPYEに移籍し本盤をリリース。両面自身も作曲に参加(本名のTONY MOSSOP名義)、ゴスペル調の壮大な作風のA面にポップバラードのB面。特にB面はビートバラッド調ノーザンソウルにも通じるソウル的な要素を感じさせる作品で興味深い。この後KINGSTONはTONY TRIBEと改名しレゲエ歌手として活動、NEIL DIAMONDの作品である「Red Red Wine」をレゲエ調のカヴァーしてヒットさせることになる。(10/17 山田)
1800
(税込¥1980)
POP
TODD RUNDGREN Can We Still Be Friends /
Determination
BEARSVILLE 1978 K 15539 今も精力的に活動している、我が国でも人気の高い米国のポップ職人TODD RUNDGREN。英国では72年からソロ音源の配給を開始、結構な数のシングルがリリースされる。が、ヒットを記録したのは72年に一度リリースし、再度3曲入りで出し直した73年の「I Saw The Light」(36位)のみ(客演除く)。本盤は78年にリリースされた1枚。同年リリースのアルバム『HERMIT OF MINK HOLLOW』に収録されている2曲をカップリングしたもの。ファンには定番のメロウなA面にノリの良いロック調のB面、どれも‘これぞTODD節’が堪能出来る素晴らしい内容。米国では29位、豪州では9位のヒットを記録するも英国では全くヒットしなかった・・・(10/13 山田)
2500
(税込¥2750)
US POP
RAY DADSON Shakey Shake
EVOLUTION 1970 E 2448 OTIS REDDINGのブレイク前の音源等ニッチな米国音源の配給や自国のサイケ系アーティストの音源を制作・リリースしていたマイナーレーベルEVOLUTION。今回紹介する歌手RAY DADSONのシングルはレーベルの数少ないカタログからの1枚。ハネを効かせたビートにうねるベースを軸にファンキーなアレンジに、レゲエ系歌手COUNT PRINCE MILLERを思わせる歌唱が乗るノヴェルティなファンキーソウル調。やたらとグルーヴィなオルガンが印象的。(10/9 山田)
6000
(税込¥6600)
FUNKY
SCOTT TAYLOR I Can't Get You Out Of My Mind /
Our Love
POLYDOR 1966 56099 マイナー系歌手SCOTT TAYLORのPOLYDORでの唯一のシングル。両面共に豪華なアレンジが施された中でTAYLORが朗々と歌い上げる歌謡ポップス。特にB面「Our Love」での徐々に込み上げていく泣きのメロディは最高潮(?)。アレンジはPOLYDOR系の音源を数多く手掛けていたFRED LLOYDが担当。(10/5 山田)
3500
(税込¥3850)
POP
AMERICA I Need You / Riverside
WARNER BROS. 1971 K 16178 デビューシングル「A Horse With No Name」が全英第3位の大ヒットを記録した彼等。本盤はそれに続く2枚目、同年リリースの1枚目のアルバムから2曲をカットしたもの。両面共に彼等ならではの爽やかなハーモニーを駆使した極上のサウンド。BEATLESっぽい雰囲気もあるA面に前半のインスト箇所で聴ける小気味良いギターカッティングが心地良いB面。しかしシングル曲としてはやや地味だったか全くヒットせず。(10/4 山田)
2000
(税込¥2200)
SSW / RCOK
PAT SYMS It's Got To Be You Or No One / Lost
ORIOLE 1964 CB 1971 何処のレーベルもそうだが、経済的に潤してくれるお抱えの売れっ子以上に数多くの無名のアーティスト達を抱えていた。英国レーベルファンにはお馴染みのレーベルORIOLEも例外ではなく、本盤のみを残して去っていった女子歌手PAT SYMSもその典型だろうか。しっとりバラードのA面、作曲者クレジットにREED=STEVENSとあるがLES REEDとGEOFF STEPHENSのことだろうか?そしてB面、ちょっぴりジャジーなアレンジにメランコリックなメロディが乗る印象的な作品。提供したのは英国の作曲家チーム、DAY=ZEFFERT。スカやレゲエ好きにはお馴染みのレーベルCARNIVALの作品でその名を良く見る彼等。他のレーベルではあまり馴染みの無い故、そういった所も本盤のポイントの1つ。(9/29 山田)
2800
(税込¥3080)
UK GIRL
WEST FIVE Someone Ain't Right /
(Just Like) Romeo And Juliet
HMV 1965 POP 1428 後にサイケ風ソウルグループFERRIS WHEELに加入する鍵盤奏者MIKE LISTONが在籍していたビートグループWEST FIVE。本盤は彼等の2枚目。A面は米国のR&B歌手DORIS TROYが63年にリリースした作品をビートサウンドにアレンジしてカヴァーしたもの。B面は米国のポップス系グループREFLECTIONSのヒット曲をカヴァーしたものでこちらは比較的原曲に忠実にカヴァーしている。モッドやブルーアイドソウル等の観点から本盤はB面の方が人気が高いそうな。(9/14 山田)
7000
(税込¥7700)
UK BEAT
BOB SAKER Still Got You
POLYDOR 1968 56231 DECCAに2枚のシングルを残したモッズ好みのビートグループLOOSE ENDSに67年に歌手として加入した彼、BOB SAKER。本盤はその翌年にリリースされた彼の記念すべきソロデビュー盤。作曲は自身が担当、ゆったりとしたイントロから徐々に盛り上がりをみせるソウルっぽいノリもある素敵な作風。SAKERの歌唱も展開と共に徐々にソウルフルになっていく所も聴きどころ。ソフトロックやブルーアイドソウル等多角的な鑑賞・評価も受けそう。同じく自作のB面「Imagination」も近年の本盤の人気の理由だとか。この後PARLOPHONEに移籍し良質な(本盤同様に全く売れなかったが)シングルを残すことに。(8/30 山田)
8000
(税込¥8800)
POP
THE SOULMATES Bring Your Love Back Home /
When Love Is Gone
PARLOPHONE 1966 R 5407 70年代にはセッション歌手として活躍することになる女子歌手LIZA STRIKEを中心に編成されたグループSOULMATESの2枚目。A面はLIZAがかつて率いていた(前身グループの残党?)のJET SETをフィーチャーしてのビートサウンド的なアプローチを見せた作品。米国のガレージ感覚を彷彿とさせる重厚なオルガンの響きが印象的。B面はSOULMATES単独での音源、こちらは怪しげな雰囲気のあるムーディな作風。リードを取るLIZAのソウルフルな歌いっぷりも聴き所。ちなみにB面のアレンジを担当したのはNORMAN SMITH。(8/25 山田)
8000
(税込¥8800)
UK BEAT / POP
JIMMY CLIFF I Got A Feeling (And I Can't Stop)
/ Hard Road To Travel
ISLAND 1967 WIP 6011 自身が主演した映画‘THE HARDER THEY COME’や70年代のヒットでお馴染みのレゲエ界のスター歌手JIMMY CLIFF。そんな氏も60年代後半は当時のソウル/R&Bブーム人気を考慮したISLANDレーベルのアイデアなのか、ソウル系歌手として売り出されていた。本盤はその時期にリリースされた1枚。A面は米国の人気ソウルグループMIRACLESのヒット曲「Mickey's Monkey」を思わせる軽快なビートに元気溌剌なCLIFFの歌声が踊るポップソウル。B面は米国南部ソウル路線のバラード作品。プロデュースはROLLING STONES等ロック系グループとの仕事で知られる米国出身のJIMMY MILLER。A面のアレンジは自身もイージーラウンジ系音源をリリースしているSTAN BUTCHER、B面はやはり自身もインストプロジェクト等の音源をリリースしているSYD DALEが担当。(8/18 山田)
4800
(税込¥5280)
UK SOUL
WAYNE GIBSON For No One / Come Around
KINGDOM 1972 KV 8002 60年代前半にはビートグループDYNAMIC SOUNDSを率いて活動していたロック歌手WAYNE GIBSON。66年にはソロ歌手に転向しCOLUMBIAで2枚のシングルをリリースするもパッとせずそのまま業界を去る形に。が、70年代に入りソロ音源を手掛けたプロデューサーTERRY KINGが自身のレーベルKINGDOMを設立。KINGがGIBSONに復帰を促したのか分からないが、本盤はそのレーベルからのリリース。A面のBEATLESのカヴァー「For No One」は66年にCOLUMBIAからソロ第二弾としてリリースされた音源を再リリースしたもの。B面「Come Around」は曲調からして新録したと思われる作品。70年代前半らしい「みんなで合唱しよう!」的なノリのピースフルなポップ。作曲はGIBSON自身によるもの(本名のE.W.ALLEN名義)。果たしてこんなシングルの重要があったのか分からないが、全くヒットしていない。(8/16 山田)
2500
(税込¥2750)
UK POP
BILLIE DAVIS I Want You To Be My Baby / Suffer
DECCA 1968 F 12823 63年にDECCAからデビュー、その後はCOLUMBIA、PICCADILLYと転々として再びDECCAに帰ってきた彼女。本盤はDECCA復帰後初のチャート入り(全英33位)した1枚。米国のR&BスターLOUIS JORDANが50年代に録音し60年代に米国の作曲家兼歌手ELLIE GREENWICHがリメイクしたR&B楽曲をカヴァーしたA面。BILLIEのヴァージョンはELLIEのそれを手本にしたファンキーなガーリーR&Bに仕上がっている。B面はほどよくファンキーなソウル風味の作風。この適度に下世話でなおかつ質の高いアレンジはMIKE VICKERSの手によるもの。プロデュースは同系レーベルDERAMのTIMEBOX等を手掛けていたMICHAEL ALDREDが担当。(8/16 山田)
3800
(税込¥4180)
UK GIRL
LES BAXTER AND HIS ORCHESTRA Michelle / Little Girl Lonely
PYE INTERNATIONAL 1966 7N 25351 MARTIN DENNYと共に所謂米国エキゾチカ音楽の代表格として知られる作曲家/アレンジャーLES BAXTER。40年代から自身の楽団を指揮して音源をリリースし始め、英国では50年代から配給を開始。今回紹介するのは英国ではラストシングルとなってしまった1枚。米国のHBRレーベルでの唯一のリリースをPYEが配給したもの。両面共にBAXTERが手掛けるフォーク系グループBALLADEERS(かつてはDAVID CROSBYも在籍していた)をフィーチャーしての歌入りシングル。A面はBEATLESの楽曲を軽音楽系ヴォーカルスタイルでカヴァーしたもの。注目したいのがBAXTER自身の作曲によるB面、こちらはスピード感のあるラテンのリズムにビートサウンド辺りのロック音楽市場を意識した様なヒップな仕上がり。こちらをA面にした方がインパクトはあったかも?(7/27 山田)
2800
(税込¥3080)
US POP
THE FINGERS I'll Take You Where The Music's Playing / My Way Of Thinking
COLUMBIA 1966 DB 8026 主にロックやポップス、R&B等のカヴァーを得意としてライブ活動を行っていたビート系グループのFINGERS。66年にKINKSのRAY DAVIESの作品「I Go To Sleep」でPOLYDORからデビュー、早くも同年にはCOLUMNBIAに移籍することに。デビュー盤はマネージメントやレーベルによる選曲だったが、COLUMBIAでの1枚目となる本盤のA面には幸運にも彼等がライブのレパートリーとして好んで演奏していた楽曲を収録。米国の人気作曲チームELLIE GREENWICHとJEFF BARRYが作曲、人気R&BグループDRIFTERSが前年にリリースしていたポップなR&B作品をカヴァーしたもの。ギターの音色はサイケ前夜の雰囲気を感じさせる。B面は彼等のマネージャーと交流のあった人気作曲家GEOFF STEPHENSのペンによる作品。ホーンセクションと力強いビートが印象的なアレンジにソウルフルな歌唱が乗る作風。残念ながらヒットせず、翌年にもう1枚シングルをリリースしてレーベルを去っていった。(7/19 山田)
12000
(税込¥13200)
UK BEAT
DIONNE WARWICK You Can Have Him
PYE INTERNATIONAL 1965 7N 25290 60年代のDIONNE WARIWCKと言えば作曲家BURT BACHARACHとのタッグの印象が強い。が、本作はレーベル側の志向を変えてという思惑があったのか、BACHARACH作品ではない楽曲をシングルとしてリリース。作曲はBILL COCK、氏がマネージメントを担当していたポピュラー系歌手ROY HAMILTONが61年にリリースしヒットさせた楽曲をカヴァーしたもの。HAMILTONのヴァージョンは60年代前半らしいポップ/ロック的なアレンジだったが、DIONNEのそれはIKE AND TINA TURNERの人気曲「I Can't Believe What You Say」を思わせるビートを強調した、当時の若者に心にアピールするアーバンな仕上がり。ビートと彼女の歌声のみの前半から徐々にホーンやコーラスを加えて盛り上がりを見せる凝った展開になっている。全英37位を記録。(7/10 山田)
2500
(税込¥2750)
US GIRL POP
LITA ROZA Mama (He Treats Your Daughter Mean) /
(He's) My Dreamboat
EMBER 1962 EMBER 8168 リヴァプール出身のポピュラー系歌手LITA ROZA。50年代はDECCA、PYEの2つのレーベルで数多くのシングルをリリース、ヒットを記録した彼女。60年代に入るとしばらくリリースが無かったが、62年にEMBERレーベルと契約し本盤をリリースすることに。A面は米国のR&B歌手RUTH BROWNが52年に大ヒットさせたR&B古典を取り上げている。ワイルドなギターがカッコいい。B面は米国の作曲家/歌手JOHN D. LOUDERMILKが作曲したバラード作品。61年には米国の人気女子歌手CONNIE FRANCISがリリース、LITAのこのヴァージョンはCONNIEのそれを元にした様な、同じく三連のピアノの音色が心地良いロッカバラードに仕上がっている。伸びのある歌唱スタイルがこの疑似米国風な音響に良く映える。制作を担当したのは英国ジャズドラマーとして知られるTONY CROMBIE。基本はジャズの人だが自身もロックンロール的な音源を積極的に制作しているからだろうか、実にお手の物。が、これだけ素敵なシングルだが全くヒットせず。EMBERでは唯一のリリースとなってしまった。(7/10 山田)
6000
(税込¥6600)
FEMALE
SAM & DAVE Can't You Find Another Way
(Of Doing It)
ATLANTIC 1968 584211 「Hold On I'm Comin'」や「Soul Man」等の60年代ソウル定番曲でお馴染みのソウルデュオ。英国では66年から配給を開始、当時の英国でのソウル/R&B熱に押されてリリース数は多いものの本国とは対照的に殆どヒットしなかった。今回紹介するシングルも残念ながら全くヒットしていない1枚。ハネを効かせたファンキーなノリが素敵なダンスナンバー。自身も歌手として活躍していたHOMER BANKSと相棒のRAYMOND JACKSONとの共作。プロデュースはISSAC HAYESとDAVID PORTER。この2人といえばこのデュオへの楽曲提供という印象が強いがここではプロデュースのみというのも興味深い。(6/30 山田)
2800
(税込¥3080)
SOUL / R&B
BEVERLEY SIMMONS Mr. Pitiful
PAMA 1968 PM 716 西インド諸島系/米国産ソウル/R&B音源の配給で知られるPAMAレーベル。数は多くないがこの時期から自社制作音源を積極的に行っており、今回紹介するのはそうしたうちの1つ。レーベルがジャマイカにて発掘したという女子歌手BEVERLEY SIMMONSのデビュー盤。米国の人気R&B歌手OTIS REDDINGの代表曲の1つ、OTISとBOOKER T. AND THE M.G.'sのギタリストSTEVE CROPPERの共作によるアップテンポのナンバーをカヴァーしたもの。レーベル側も社運を賭けたのか、50年代から活躍する、自身もグルーヴィなインストアルバムをリリースしている名アレンジャーのSTAN BUTCHERに依頼するという力の入れ様。氏もこのレーベルにフィットした素敵なアレンジを手掛けた。そんなアレンジに乗って浮遊感を伴う独特の歌唱スタイルで米国産R&B楽曲を歌うという、他ではなかなか得られない独特のサウンド、これぞPAMAならではか。(6/16 山田)
4500
(税込¥4950)
UK SOUL
DEEK RIVERS One Kiss / The Outsider
ORIOLE 1962 45-CB 1735 60年代前半にマンチェスターでBIG SOUNDなるグループを率いて活動していた歌手DEEK RIVERSがソロ歌手として残した唯一のシングル。A面はRIVERS自身の作曲による作品でロックンロール調のギターフレーズとストリングスを使ったアレンジは初期のCLIFF RICHARDを思わせる。B面は同じORIOLEレーベル所属のBRETT ANSELLなる歌手も数か月前に同じくB面で吹き込んだ作品。ほど良いテンポと夢見心地のアレンジに乗せてRIVERSがメロウな歌唱を聴かせる。所謂ポップコーン的な観点から等、欧州のこの手のサウンド好きの間ではこのB面曲が人気が高いそうな。(6/14 山田)
6000
(税込¥6600)
TEEN POP
THE FRIENDS OF DISTINCTION Grazing In The Grass /
I Need You
RCA 1971 RCA 2050 米国はLAから登場した、ソウルとポップスの中間的なサウンドを歌唱する男女混声のヴォーカルグループの彼等。本盤は彼等の69年のデビュー曲にして代表曲「Grazing In The Grass」と本国ではシングルのA面曲として71年にリリースされていた「I Need You」を英国RCAが独自カップリングした1枚。A面は69年に英国でもデビュー盤として一度リリースされているがB面は英国では本盤が初出となる。軽快で爽やかなグルーヴィポップのA面にズッシリと重たいファンク風リズムが印象的なB面と実に対照的。本国では人気を博した彼等だったが、残念ながら英国ではどのシングルも全く売れなかった。(6/10 山田)
3500
(税込¥3850)
US POP
ANN PEEBLES Do I Need You / A Love Vibration
LONDON 1974 HLU 10460 全米では大ヒットし英国では41位を記録した彼女の代表作「I Can't Stand The Rain」。本盤はそれに続くリリース。A面は前作の作風を踏襲したようなズッシリと重たいビートにブルージーな香り漂う作風。B面はエレピ等を使ったアレンジとゆったりメロウなテンポが心地良い、タイトルが示すようにスウィートな作風。作曲は両面共に彼女自身と夫で歌手/作曲家DON BRYANT、KENNETH BARBARD MILLERとの共作。プロデュースは勿論WILLIE MITCHELL。A面が前作と似たタイプだった故か、残念ながら本盤は全くヒットしなかった。(6/2 山田)
2500
(税込¥2750)
SOUL / R&B
ANITA HARRIS The Playground
CBS 1967 2991 61年から歌手としてデビューしたマルチなタレントANITA HARRIS。しばらくはレーベルを転々としつつなかなかヒットが出せなかった彼女。67年にCBSに移籍しその第一弾「Just Loving You」が全英6位の大ヒットを記録、本盤は続くリリース。重厚なベースラインと徐々に盛り上がるノリの良い作風と彼女のフットワークの相性が上手くマッチ。が、やや凝り過ぎた作風の為かチャート的には46位と前作とは対照的に地味な結果に終わってしまった。作曲はANITA自身に夫でプロデュースも担当しているMIKE MARGOLIS、アレンジを手掛けたALAN TEWの共作。(6/2 山田)
3500
(税込¥3850)
GIRL POP
DAVE EDMUNDS ROCKPILE I'm Comin' Home / Country Roll
REGAL ZONOPHONE 1971 RZ 3032 ギタリスト/歌手/作曲家/プロデューサー等多岐に渡って活躍するウェールズ出身のDAVE EDMUNDS。LOVE SCULPTUREでの活動を経て70年にソロプロジェクトを開始、米国ニューオリンズのR&B古典をカヴァーした1枚目「I Hear You Knocking」が全英首位の大ヒットを記録。翌年にはEMI系のREGAL ZONOPHONEに移籍、今回紹介するシングルがその第一弾となる。A面はトラディショナルな楽曲をノリの良いシンプルなロックンロール調アレンジで演奏。B面はEDMUNDSのペンによる、ファンキーなリズムを取り入れた、タイトル通り土臭いカントリーロック風作品。ISLANDレーベルの人気グループTRAFFICの初期作品にも似た牧歌的な雰囲気がたまらなくカッコ良い。ヒット要素も強く前作の余波もあったはずだが全くヒットしなかった・・・(5/15 山田)
2500
(税込¥2750)
ROCK
THE STATESMEN Look Around
DECCA 1963 F 11687 マンチェスター出身の5人組ビートグループのSTATESMEN。彼等のマネージメントを担当していたクラブのオーナーROY GARRICK-JACKSONの働きかけでDECCAでの録音が実現、本盤はその成果たるデビュー盤。マイナー調のコード進行が印象的な怪しい雰囲気のビートナンバー。作曲・プロデュースは先のGARRICK-JACKSON。氏はDECCAやPYE傘下のPICCADILLY所属の歌手達にも楽曲を提供している、元々は作曲家志望だったのか?ちなみに本盤は当時の人気音楽番組‘JUKE BOX JURY’で取り上げられる等のメディア的な恩恵を受けるも全くヒットせず、翌年にはFONTANAに移籍することになる。(5/1 山田)
4800
(税込¥5280)
UK BEAT
DAVY JONES Scenery / Shenandoah
PYE 1961 7N 15318 デビュー前のBEATLESとの共演等で地味ながら英国ロック史にその名を刻まれている、やり手業界人LARRY PARNESが手掛けた米国出身のR&B系歌手DAVY JONES(ややこしいけどBOWIEやMONKEESのDAVYとは別人)。61年にPYEと契約、数枚のシングルをリリースし今回紹介するのは2枚目。A面は米国の作曲家CLINT BALLARD JR.とFRED TOBIASの共作によるテンポの良いポップス。B面は19世紀に作られた米国の民謡、トラッド作品を英国のアレンジャーBILL SHEPHERDがモダンに仕上げた。DAVYもA面とは歌唱スタイルを変えてクルーナー的歌唱で朗々と丁寧に歌い上げている。近年はこのB面が所謂ポップコーン的な観点から高い評価を得ているそうな。(4/17 山田)
4800
(税込¥5280)
POP
LIZ SHELLY No More Love
BRUNSWICK 1965 05953 DECCA傘下のレーベルBRUNSWICKからSHEL TALMYのプロデュースでデビューした女子歌手LIZ SHELLEY。2枚のシングルをリリースしており本盤は2枚目(何故か本盤の名義はSHELLEYではなくSHELLY)。ホーンを中心としたソウルっぽいアレンジに彼女のやや不安定な(?)歌唱が乗るガールポップ。当時英国でも人気の高かった米国のソウルレーベルMOTOWN、というよりはその影響を多分に受けた同じBRUNSWICK系人気歌手LEN BARRYの作品を思わせる作風。プロデューサーのクレジットにはTALMYの会社‘ORBIT-UNIVERSAL MUSIC CO LTD.’が記載されている。(3/25 山田)
6000
(税込¥6600)
UK GIRL
LORRAINE ELLSION You've Really Got A Hold One Me /
You Don't Know Nothing About Love
WARNER BROS. 1970 WB 7394 英国音楽界では需要があったのか、MARMALADEやWALKER BROTHETRS、SHARON TANDY等数々のアーティスト達がカヴァーしたソウルバラード「Stay With Me」の本家として知られるLORRAINE ELLISONの英国での3枚目。A面はロックファンにはBEATLESのヴァージョンでお馴染み、MOTOWNの人気グループMIRACLESの代表曲を緩くファンキーなアレンジで歌ったものでアレンジはRICHARD TEEが担当。B面は本盤のプロデューサーで、先の「Stay 〜」の作曲者の1人、JERRY RAGAVOYが作曲した同路線のバラード。「Stay〜」の印象もあるが、ハイトーンを駆使した劇的な唱法の彼女にはA面よりもこちらの方がシックリくるか。彼女の歌唱同様にドラマティックに盛り上がるアレンジを担当したのはソウル/R&Bのみなずポップスやロック系も幅広く手掛けるBERT DeCOTEAUX。(3/22 山田)
2800
(税込¥3080)
SOUL / R&B
ANSLEY GORDON Let's Get Together Today /
She Gives Me Good Loving
PRESIDENT 1970 PT 308 作曲者としてクレジットされている同じPRESIDENTレーベルの人気グループEQUALSのメンバーDEVとLINCOLNのGORDON兄弟と同姓故におそらく兄弟か従兄弟だろうかANSLEY GORDONの唯一のリリース。EQUALS譲りのキャッチーなポップ路線のA面、ファンキーでゆったりしたリズムにホーンやファズギター、不必要なまでにグルーヴィな音色を効かせるオルガンを配したB面(珍しい珍盤系コンピに収録されたりと近年はもっぱらこちらが評価の対象らしい)。プロデュースはDEV GORDONとPRESIDENTやCBSレーベルで数々の良質なサイケ系音源を手掛けているROGER BOLTONが担当。この手の音源には欠かせないEDDY GRANTが関わっていないというのもちょっ珍しい?(3/17 山田)
4800
(税込¥5280)
FUNKY POP
THE ROULETTES Bad Time / Can You Go
PARLOPHONE 1964 R 5110 デビューは62年にPYEレーベルからとビート系グループではかなり早く世に出た彼等だったがなかなか芽が出ず。トレンドになりつつあったビートサウンドに乗っかろうとしてたPARLOPHONEのロックアイドル歌手ADAM FAITHの伴奏グループを務めFAITHを再びヒットメイカーに。そのご褒美の意味合いもあってか彼等単体でのリリースもPARLOPHONEにて再開、その第一弾が本盤。両面共に作曲家FAITHの楽曲の多くを手掛けていたCHRIS ANDREWSが提供。泣きのメロディとタメを効かせた演奏がカッコいいA面と勢いで突っ走るストレートなビートのB面。残念ながらこのクオリティの高さに反して全く売れなかった。(3/15 山田)
4500
(税込¥4950)
UK BEAT
KENI BURKE You're The Best /
Gotta Find My Way Back In Your Heart
RCA 1981 RCA 126 60年代から70年代にかけては家族と結成したソウル/R&B系グループFIVE STARSTEPSのメンバーとして活躍、ロックファンにはGEORGE HARRISONのDARK HORSEレーベル絡みでお馴染みのベース奏者/歌手KENI BURKE。本盤は同年にリリースしたソロアルバム『YOU'RE THE BEST』から2曲をカットしたもので英国での2枚目のシングル。時代的なサウンドを取り入れた都会的ファンク風のA面、人気ソウルアーティストBILL WITHERSとの共作のロマンティックで艶っぽいB面。残念ながら全くヒットしていない。(3/13 山田)
2500
(税込¥2750)
SOUL/FUNK
THE HONEYCOMBS Is It Because ? / I'll Cry Tomorrow
PYE 1964 7N 15705 JOE MEEKのプロデュースによるデビュー曲「Have I The Right ?」がいきなり英国首位を記録、劇的に登場した彼等。本盤はそのデビュー曲に続く2枚目。同じくMEEKが手掛けたグループOUTLAWSで培ったであろう西部劇風の軽快なノリを反映させたようなA面、疑似南国的なゆったりとした雰囲気のB面。共にシンプルな作風の楽曲ながら、MEEK独特の音響効果で重厚な音世界が聴く者の眼前に広がる様。が、ちょっとやり過ぎたか、チャート的には38位と前作に比べかなり地味な結果となった。(3/1 山田)
2800
(税込¥3080)
POP
JANIE MARDEN You Really Didn't Mean It
/ Only The One You Love
DECCA 1965 F 12155 女優兼歌手として50年代から活動していた彼女の本盤はDECCAでのラストリリース。A面は米国のJILL HARRISという名のソウル/R&B系歌手が同年にCAPITOLからリリースした楽曲をカヴァーしたもの。原曲を意識したのか、JANIEも曲の展開につれて結構ソウルフルな歌唱を聴かせる。B面はちょっとBACHARACH作品を思わせる、洒落たギターのアレンジが印象的なシットリとそして浮遊感のある作品。女優らしく(?)艶っぽく、時にエレガントな歌唱を駆使した丁寧な仕上がりとなっている。元々はジャズ系の楽曲を歌っていた彼女からするとオーソドックスな作風のB面曲の方がシックリくるか。両面共にアレンジはARTHUR GREENSLADEが担当している。(2/16 山田)
4800
(税込¥5280)
UK GIRL
JOHNNY CASH Forty Shades Of Green /
The Rebel - Johnny Yuma
PHILIPS 1961 BP 1148 カントリーのみならず、ジャンル、そして世代を超えて愛される米国のカントリーの大御所JOHNNY CASH。英国では57年から氏の音源の配給を開始、以降ヒットを記録しないものの、英国での根強いカントリー人気に応えてか結構な枚数がリリースされている。今回のシングルは米COLUMBIA在籍時の音源を配給したもの。A面は氏が59年にアイルランドを旅している時に書いたという作品。そうした経緯もあってか、後にアイルランド出身のアーティスト達に度々取り上げられることに。B面は同名タイトルのテレビドラマの主題歌として制作されたもので、いかにも主題歌たる軽快なノリ。ちなみに本国ではAB面逆のリリースだった(英国ではドラマは放送されなかったのかな?)。(2/7 山田)
2200
(税込¥2420)
US COUNTRY
THE MOHAWKS Sweet Soul Music / Hip Jigger
PAMA 1968 PM 751 西インド諸島系音楽や米国産ソウル/R&B音源の配給でお馴染みのレーベルPAMA。その一方ではレーベル自身で音源制作も盛んに行っており、インストグループMOHAWKSはその代表的な1つ、今回紹介するのは彼等の3枚目。A面は米国の人気ソウル歌手ARTHUR CONLEYの大ヒット曲のカヴァー、我が国のジャズマン達によるお気楽インストカヴァーにも通じる安直なノリだが、リズムセクションの野性味溢れるグルーヴはこのレーベルならでは。B面はレーベルの得意とする西インド諸島系のほのかな香りも漂うゆったりした作風、リズム隊やオルガンもA面以上に活躍、レーベルの本質を体現しているのはやはりB面の方だろうか。両面で聴ける女性コーラスが我が国の昭和の歌謡番組のそれを思わせ、親近感も更に倍増(?)。(2/6 山田)
3800
(税込¥4180)
UK SOUL / REGGAE
ARETHA FRANKLIN Say A Little Prayer / See-Saw
ATLANTIC 1968 584206 67年に全英10位を記録した「Respect」以降のリリースが30位、40位台と地味目なチャートアクションを見せていた米国のソウルの女王ARETHA FRANKLIN。が、68年の8月にリリースした本盤は見事全英4位の大ヒットを記録。ポップス系の人気作曲チームBACHARACH=DAVIDが紡いだ、美しいメロディと世の乙女心(?)を代弁した歌詞、彼女のソウルフルな歌唱が見事に合致(この作曲チームと言えばDIONNE WARWICKだが、彼女も前年にこの曲をシングルとしてリリース、英国ではPYEが配給しているが全くヒットしていない)。B面は米盤とはカップリング違いの、同業者のDON COVAYのR&B定番曲をファンキーにカヴァーしたもの。こうした英国独自カップリングもシングル好きには嬉しい限り。大ヒットしただけあってか数種類のプレスタイプがあり今回の所謂ラージセンターもその1つ。(2/4 山田)
2500
(税込¥2750)
SOUL/R&B
ELLA FITZGERALD Get Ready / Open Your Window
REPRISE 1969 RS 20850 米国ジャズ/ポピュラー界の女王ELLA FITZGRALDがロック/ポップス系で知られる名プロデューサーRICHARD PERRY指揮の下、英国はロンドンの名門スタジオOLYMPIC STUDIOSにてアルバムをライブ録音。本盤はそのアルバムから2曲をカットしたもの。A面は人気ソウル/R&BグループTEMPTATIONSのヒット曲のカヴァー、B面はSSW系歌手HARRY NILSSONが同年にリリースした名盤『HARRY』収録の1曲を取り上げたもの。近年ではA面がいわゆるノーザンソウルとして人気を博しているが、途中にELLAの十八番ともいうべきスキャットも入れたりしたシットリと艶っぽいジャジーな雰囲気のB面の方が本来のELLAにはフィットしているように思えるのだが・・・(1/24 山田)
8000
(税込¥8800)
SOUL/JAZZ
MARY HOPKIN Temma Harbour
APPLE 1970 APPLE 22 全英6位を記録したAPPLEでの3枚目。南国調のアレンジに優しい歌声が乗る心地良い作品。本作のプロデューサーは60年代からヒットレコードを作り続けていたMICKIE MOST。(1/21 山田)
2000
(税込¥2200)
POP
PETULA CLARK Valentino
PYE 1963 7N 15517 オールディーズファンにも人気の60年代英国ポップスの名曲「Downtown」で世界的に大ブレイクした彼女。本盤はその大ブレイク前の珍しい1枚。プロデュースは「Downtown」や以降の彼女のヒットの多くを手掛けたTONY HATCHではなく、ベテランのPETER KNIGHT。TONY HATCHは作曲(MARK ANTHONY名義)を担当。パーカッションとコーラスを入れたアレンジが素敵な優しく可愛らしいポップスに仕上がっている。しかし残念ながらシングル曲としてはややパンチが足りなかったか、全くヒットしなかった。(1/12 山田)
2200
(税込¥2420)
FEMALE
REY ANTON AND
THE PEPPERMINT MEN
Wishbone / Kingsway
PARLOPHONE 1965 R 5245 62年にポップス系歌手としてORIOLEからデビューしたREY ANTON。64年にPARLOPHONEに移籍、ビートブームに呼応して伴奏グループPEPPERMINT MENを従えての再出発となった。ANTON自身R&Bに対する嗜好性が強かったのか、どのシングルも黒っぽいテイストが滲み出ており、PARLOPHONEでの3枚目となる本盤も強烈にR&Bを意識した仕上がりとなっている。土着性の強い伴奏にANTONの塩っ辛いヴォーカルが乗ったA面、BIRDS等華のある若手グループに比べて影の薄い印象は否めない彼等だが、この時期の英国ではかなり質の高いR&Bではないだろうか。B面は初期STONESを彷彿とさせるブルースハープとギターを中心に展開する、A面のインストヴァージョン的な作品。(1/11 山田)
8000
(税込¥8800)
UK R&B
COLIN BLUNSTONE Photograph
EPIC 1978 S EPC 6793 その憂いを伴った独特の艶っぽい歌唱で若い世代の聴き手も魅了する、人気グループZOMBIESのリード歌手COLIN BLUNSTONE。本盤は同年にリリースされたアルバム『NEVER EVEN THOUGHT』からのカットで、英国ではソロ名義でのラストシングル。しっとりとした前半からサビで盛り上がる展開はわが国のニューミュージックや歌謡ポップスにも通じる親近感を抱かずにはいられない。COLIN自身とウェールズ出身の、自身もソロ音源をリリースしているSSW系アーティストALAN PHILIPSとの共作。(1/9 山田)
2800
(税込¥3080)
SSW/AOR

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