VOL.7
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SOUND FILES AVAILABLE. CLICK THE UNDERLINED SONG TITLE
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UNIT FOUR PLUS TWO | 「 Concrete And Clay / When I Fall In Love 」 | ||||||
DECCA | 1965 | F 12071 | 英国ビートグループの枠に括られる彼等だが、基本はフォークをベースとしたグループ。代表作となった本作もフォーキーなアタックの強い演奏を聞かせてくれる名曲。ラテンアレンジの軽いタッチとフットワークの良さもヒットに繋がった要因だろうか。B面はスタンダードとして数多くのポピュラー系歌手が取り上げた1曲。この時期のどのグループもこんなメロウな味わい深い雰囲気を出せなかっただろう名演。(12/28 山田) | |||||
¥2200 (税込¥2420) |
定番 |
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SONS & LOVERS | 「 The Girl I'll Never Know / Keep On Loving Me 」 |
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BEACON | 1970 | BEA 147 | このBEACONから68年にデビュー、ヒットは出してはいないがレーベル側が力を入れていたのか結構な量のシングルをリリースしていた彼等。本作は70年にリリースされた1枚。A面は美しいメロディが印象的なポップス、繊細な声質のヴォーカルと見事に溶け合った仕上がり。変わってB面はA面とは全くノリが異なる、マッチョなファンキーポップ。楽曲に合わせてかヴォーカルも野太い声質をチョイス。両面共にこの時期売れっ子だったZACK LAWRENCEがアレンジを担当、ここでも才能とセンスを発揮している。ちなみに肝心のチャート内での成績は皆無(泣)。何故かA面の名義を変えて2年後に再リリースしている(このシングルのプチ・ブームでもあったのか?)。(12/27 山田) | |||||
¥4800 (税込¥5280) |
POP / FUNKY |
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THE RIOT SQUAD | 「 Cry, Cry, Cry / How It Is Done 」 | ||||||
PYE | 1966 | 7N 17041 | 後にJIMI HENDRIX EXPERIENCEにドラマーとして加入するMITCH MITCHELLが在籍していたことでも知られるグループRIOT SQUADS。65年にLARRY PAGEのバックアップを得てデビュー、時期的にビート系サウンドを鳴らしていた彼等。が、66年に入り4枚目の本作からは制作の担当がJOE MEEKに変わる。早速のMEEKの奇天烈な音作りが反映された仕上がりとなった。FOUR SEASONSっぽいコーラスも飛び出すA面に自作のB面。MEEKが手掛けたのは良かったが同じく氏が手掛けたHONEYCOMBSのようにはヒットしなかった。(12/21 山田) | |||||
¥12000 (税込13200) |
UK BEAT |
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MILLIE SMALL | 「 Chicken Feed / Wings Of A Dove 」 | ||||||
FONTANA | 1967 | TF 796 | 国際的に‘スカ’を意識させた大ヒット「My Boy Lollipop」でお馴染みMILLIE SMALL。その後の音源は基本的に英国にて制作故か、同時代のポップスからの影響も色濃く残るものが多い。この67年作のシングルも基本レゲエ的であるがスウィンギング・ロンドンのカラフルな色合いを反映させた下がりとなっている。A面は人気のSYD DALE、B面はJOHN DANKWORTH等名立たる英国ジャズメンと共演していたジャズトランペッターLES CONDONがアレンジを担当。(12/20 山田) | |||||
¥4500 (税込¥4950) |
GIRL REGGAE |
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SUN DRAGON | 「 Green Tambourine / I Need All The Friends I Can Get 」 |
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MGM | 1968 | MGM 1380 | 60年代後半のMGMレーベルにおけるサイケポップ音源の充実っぷりには目を見張るものが多いが、今回のシングルもその1つ。彼等SUN DRAGONはBOB FREEMANとIAN McLINTOCKの2人によるユニット。本作は彼等のデビュー盤、とりあえず無難にヒットを狙うべく用意されたのは米ポップサイケグループLEMON PIPERSのヒット「Green Tambourine」。原曲に忠実なアレンジで無難に仕上げ全英第50位のヒットを記録。メンバーのFREEMANが作曲に参加したB面もなかなかの完成度。本作の制作を担当したのは初期DEEP PURPLE等を手掛けたDEREK LAWRENCE。(12/18 山田) | |||||
¥6000 (税込¥6600) |
PSYCH POP |
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JULIE GRANT | 「 Somebody Tell Me / Ev'ry Letter You Write 」 |
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PYE | 1962 | 7N 15430 | ポップな米R&Bのカヴァー「Up On The Roof」や「Come On ME」等のヒットでお馴染みのPYEお抱えの歌姫JULIE GRANT。本作はそんな彼女の記念すべき1枚目。後に彼女のイメージを決めるようなノリの良いテンポのA面にしっとりしたB面。特に注目したいB面、彼女の本来の歌唱力を活かした聞かせるバラード路線。ヒット曲を出した後はこの手の曲調は減ってしまうので貴重なパフォーマンスだったのかもしれない。そしてそんな楽曲を作ったのが後に自身達もBUTTERSCOTCH等グループとしても活動する作曲チームARNOLD=MARTIN=MORROWのCHRIS ARNOLDとGEOFF MORROW。60年代後半以降の作風のイメージの強い彼等の最初期の作品、そう思うとより貴重に感じてしまうシングルである。(11/27 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
GIRL |
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SCREAMING LORD SUTCH | 「 I'm A Hog For You 」 | ||||||
DECCA | 1963 | F 11747 | 政界にも進出した英ロック界の怪人LORD SUTCHの通算3枚目のシングル、手掛けたのは初期のSUTCHと言えば勿論この人JOE MEEK。ノヴェルティ感覚一杯のR&Bサウンドで一世を風靡した米コーラスグループCOASTERSがオリジナル。当時のビートグループが好んで彼等の楽曲をカヴァーしていたが、この辺もさすがはSUTCH、しっかり基本を抑えている所に妙に感心。(11/25 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
ROCKS ! |
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DEEP FEELING | 「 Do You Love Me / Move On 」 | ||||||
PAGE ONE | 1970 | POF 165 | 往年のオールディーズ定番曲を大胆なアレンジでカヴァー、この手の類は60年代後半から色々な所で試みられた。今回紹介するDEEP FEELINGなるグループの本シングルもそんな1つ。MOTOWNの初期のヒット、CONTOURSのダンス定番曲を仰々しいオーケストラアレンジに乗せてソフトなコーラススタイルで聞かせる。この斬新なアイデアが受けてか全英第34位のヒットを記録。この手の匿名性の高いグループは実体の無い、スタジオの録音プロジェクト的なモノが多い。が、元々はビート時代から活動している歌手GUY DARRELLが組んだグループが発展した形だった。その後もリリースはするもヒットせず、音楽的には徐々にプログレッシヴな方向に進みYESやZEP等のカヴァーをライブでは演奏していたとか。手掛けたのは↓のCROSSWINDSと同じROGER EASTERBYとDES CHAMPの2人。(11/16 山田) | |||||
¥1500 (税込¥1650) |
COVER |
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GRAPEFRUIT | 「 C'mon Marlanne / Ain't It Good 」 | ||||||
RCA | 1968 | RCA 1716 | そして↓のVANDA=YOUNGチームのYOUNGの実の兄貴で同じく素晴しい作曲家GEORGE ALEXANDERが在籍していたのがこのGRAPEFRUIT。本作は3枚目のリリース、曲はALEXANDERS作品ではなく米の人気グループFOUR SEASONSの代表的ヒットをカヴァーしたもの。前作「Elevator」の様にALEXANDERによる素晴しい作品があるのに何故にカヴァー?そう思うがやはり他力本願でもレーベル側としてはヒットが欲しい所、無事に(?)本作は全英第31位を記録。プロデュースはDEEP PURPLE等でを手掛けたDEREK LAWRENCE、アレンジにはMIKE VICKERSとレーベル側の力の入れ様がよく分かる。B面はALEXANDER作品、サイケ風味がカッコいい安定のクオリティ。ちなみにALEXANDERはかのAPPLEと作曲家として契約していた為、本シングルのB面のレーベルにはAPPLEのクレジットが記載されている。(11/12 山田) | |||||
¥3000 (税込¥3300) |
PSYCH POP |
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OLIVIA NEWTON-JOHN | 「 Just A Little Too Much 」 | ||||||
PYE INTERNATIONAL | 1972 | 7N 25588 | この時期の彼女はヒット曲とヒットしなかった楽曲の差が大きく、本作は後者の方。ゆったりしたカントリームードもあるキャッチーな作風、ヒットも容易にしそうな気もするが・・・。作曲をしたのが自身のロカビリートリオを経てポップ歌手に転向し大成功を収めたJOHNNY BURNETTE。59年に当時の人気スターRICKY NELSONに提供、NELSONヴァージョンは見事全米第11位を記録した。この数年後あのTROGGSもカヴァーしている。(11/6 山田) | |||||
¥1500 (税込¥1650) |
NON HIT |
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PATSY ANN NOBLE | 「 Accidents Will Happen / He Tells Me With His Eyes 」 |
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COLUMBIA | 1963 | DB 7088 | 豪州出身の女優兼歌手PASTY ANN NOBLE、63年に英国に活動の拠点を移しての本作は4枚目。A面は本人も出演し歌っている映画‘LIVE IT UP’に1曲。元気一杯の彼女のキャラを反映させた作風。作曲したのは本作のアレンジを担当した巨匠NORRIE PARAMORと地味ながら良質な楽曲を数多く手掛けていたBOB BARRATT。そしてB面はELLIE GREENWICHが作曲者の1人に名を連ねている作品。それじゃ原曲は米女子歌手が歌っているんだろうなぁと思ったら歌っていたのはR&B系歌手RUTH BROWN、結構意外。こうした楽曲をカヴァー候補として持ってくる所のセンスも買いたい。(10/31 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
GIRL |
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LOS BRAVOS | 「 Going Nowhere / Brand New Baby 」 | ||||||
DECCA | 1966 | F 22529 | 我が国のオールディーズファンにも人気の高い代表的ヒット「Black Is Black」でお馴染みのスペイン出身の彼等。渡英し敏腕プロデューサーIVOR RAYMONDEのバックアップの元、数々の良質なポップソウル的音源を制作。先の「Black〜」のようなヒットこそしなかったものの注目すべき楽曲は少なくない。今回紹介するこのシングルも全く売れなかったが、なかなかどうして質は高い。ファズを目一杯効かせたA面に心を鼓舞させるような展開を見せる美しいメロディが印象的なB面。共に適度に加味したソウル風味が絶妙なフィーリングを醸し出している。(10/29 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
BLUE EYED SOUL |
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DUFFY POWER | 「 Kissin' Time / Ain't She Sweet 」 | ||||||
FONTANA | 1959 | 267 075 TF | 英国ロックファンには60年代のPARLOPHONE以降のブルージーな音源で知られる元祖英国ブルース歌手DUFFY POWER。そのキャリアの始まりは意外と古く50年代後半に遡る。安直な芸名から察するようにBILLY FURYやADAM FAITHといった所謂、アイドル歌手として音楽界に登場。59年にFONTANAと契約、本作は2枚目のシングル。ロックンロールなA面にジャジーなB面。B面はTONY SHERIDANとBEATLESも取り上げたことでお馴染み、20年代に作られたスタンダード楽曲。この頃は後のやさぐれた雰囲気はまだ感じられない。(10/23 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
TEEN ROCK |
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KRIS IFE | 「 This Woman's Love / I Gotta Feeling 」 | ||||||
MGM | 1968 | MGM 1390 | 学生時代のスキッフルのグループからはじまり数々のグループを渡り歩いた歌手KRIS IFE。ビート時代にはフォークロック系グループQUIET FIVEに加入、フォークロックから一歩進んだ、その広く高い音楽性を持って数枚のシングルをリリース。その後脱退しMGMからソロデビュー、本作は2枚目。JOHN PANTRY作曲のA面は氏独特のクラシカルな雰囲気を纏った美しいバラード系、かわってB面「I Gotta Feeling」はかなりノリの良い作品。えらくグルーヴィなオルガンに迫力のホーン、明るいタッチをよく演出しているパーカッション。それらの上にソウルフルな歌声を乗せる氏の存在感をよく提示した良質な作品。このミックス具合こそ当時の時代を反映させた英ポップス業界を上手く物語っている。(10/17 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
POP |
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CURTIS KNIGHT & JIMI HENDRIX | 「 How Would You Feel 」 | ||||||
TRACK | 1967 | 604009 | 66年に英POLYDORからデビュー、その後すぐに全盛期をむかえることになるJIMI HENDRIX。そんな成功に便乗して当時氏の音源をリリースをしていたTRACKレーベルがデビュー前に参加していたロック歌手CURTIS KNIGHTの音源を強引にリリース。A面はBOB DYLANの「Like A Rolling Stone」をガレージサイケ化したような作風、タイトルもまさに「Like〜」のサビを遊んだような感じだし。レーベルにも主役と並んでJIMIの名前が大きくクレジットされるも世の中そんなに甘くない、まったくヒットしなかった。(10/8 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
PSYCH / GARAGE |
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THE GATES OF EDEN | 「 Snoopy V. The Red Baron / In Your Love 」 |
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PYE | 1967 | 7N 17252 | BOB DYLANの曲名からグループ名を付けたという彼等。このPYEから2枚のシングルをリリース、本作はその2枚目。1枚目はPYEも彼等に賭けたのか、メンバーの1人、ROGER MATTHEWSの作品を両面に入れるという幸運に預かるも全くヒットせず。レーベル側もそれではマズイと思ったか本シングルのA面は当時米国で大ヒットを記録していたガレージバンドROYAL GUARDSMENのあの曲のカヴァー。他人のヒットのおこぼれで手堅くヒットを狙ったようだが、当人達も気が乗らなかったのだろう、なんの工夫も無い安直なカヴァー。これではヒットもしないのが頷ける。そしてB面はMATTHEWSのペンのよるポップなガレージ。JOE MEEKっぽい音質と変にクセになるMATTHEWS独特のポップな感覚が妙味、この路線の方がずっと好感が持てる。どっちにしろヒットはしなかっただろうけど・・・(10/5 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
POP BEAT |
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MAJOR LANCE | 「 Everybody Love A Good Time / I Just Can't Help It 」 |
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COLUMBIA | 1965 | DB 7787 | CURTIS MAYFIELDやGENE CHANDLER等と共に初期シカゴソウルを盛り上げた立役者の1人MAJOR LANCE。氏といえばOKEHレーベルにおける一連のCURTISが手掛けたヒット群の印象が強い。が、他の作曲家の楽曲も取り上げており、本作もそんな1枚。歌う楽曲を手掛けたのは70年代に世界的に一大ハッスルブームを巻き起こしたVAN McCOY。‘ハッスルの人’という認識が浸透し過ぎているが、60年代は良質なソウルを手掛ける作曲家として玄人受けが高い氏。本作もそんな氏のセンスが十分に堪能出来る作風。それまでのCURTISが敷いてきたマナーも尊重しつつ、独自性も出している。B面はそのCURTISが手掛けた安定の品質。(10/1 山田) | |||||
¥7000 (税込¥7700) |
SOUL, R&B |
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AMEN CORNER | 「 Get Back 」 | ||||||
IMMEDIATE | 1969 | IM 084 | アイドル的人気を博したANDY FAIRWEATHER-LOWをフロントに大活躍したソウルフルな叩き上げグループの彼等。DERAMからIMMEDIATEと60年代後半の音楽シーンを多くのヒットで盛り上げた。本作はIMMEDIATEでのラストリリース、曲は勿論BEATLESのあの曲。60年代によくあったBEATLESのお気楽カヴァーで無難にヒットを狙う的なリリースだが、その類は大抵本家がシングルとしてリリースしていないという隙間産業的な所をついたもの。が、この楽曲に関してはその本家BEATLESが2ヶ月前にシングルをしてリリースしていた為か、AMEN CORNERのヴァージョンは全くヒットしなかった。ちなみにそれまでの全シングルはチャートインしていたという・・・肝心の仕上がり具合は彼等のファンキーな演奏を十分に活かした、後のスワンプロックのトレンドを予見するような質の高いヴァージョン。(9/28 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
NON HIT |
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THE JAMES BROTHERS | 「 I Forgot To Give You Love 」 | ||||||
PAGE ONE | 1968 | POF 077 | ベルファストのR&Bビートのシーン、表の番長はVAN MORRISON率いるTHEMなら裏番はBRIAN ROSSI率いるWHEELSだった。そのWHEELSが解散後、ギタリストだったROY DEMICKとHERBIE ARMSTRONGの2人が新たに結成したのがこのグループ。本作はそんな彼等の記念すべき1枚目。やさぐれたR&Bを聞かせるWHEELSとは全く逆と言っていいポップな楽曲、ほど良いサイケ風味は時代を物語る。この時期から70年代初頭にかけて良質な込み上げ系ポップスを手掛けたCY PAYNEとTONY HILLERが手掛けただけあって下世話さの中に品を感じさせる仕上がり。この数ヶ月後に2枚目のシングルをリリースするも消えてしまった・・・(9/26 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
POP |
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PATTY LYNN | 「 Tell Me Telstar / Big Big Love 」 | ||||||
FONTANA | 1962 | 267247 TF | 62年にデビュー、2枚目のシングルとしてリリースされた米女子歌手SHELLY FABARESの定番曲「Johnny Angel」のカヴァーが全英第37位のヒットを記録した彼女PATTI LYNN。本作はそれに続くシングル、DECCAのTORNADOS同様に当時話題だった人工衛星をネタにした楽曲。近未来的な響きのあるサウンドのTORNADOSに対してこちらはフワフワと宇宙遊泳を楽しんでいるような和み系の仕上がり。和製ポップスのようなタイトルのB面はより歯切れの良いノリが印象的なティーンポップ。原曲はPHIL SPECTORのグループTEDDY BEARSのリード歌手だったCAROL CONNORSが同年にリリースしたソロ楽曲。両面共に良質の英国産ティーンポップ音源を手掛けていたHARRY ROBINSONがアレンジを担当、安定の仕上がり。が、TORNADOSの様にヒットはしなかった。(9/23 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
GIRL |
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PAINTBOX | 「 Get Ready For Love / Can I Get To Know You 」 |
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YOUNG BLOOD | 1970 | YB 1013 | ナウなヤング世代に向けて新しい音楽を発信すべく立ち上げられたYOUNG BLOODレーベル。今回紹介するシングルはそこからの1枚。PAINTBOXなるグループのここでの唯一のシングル。A面はGRAPEFRUITのメンバーだったGEORGE ALEXANDERのペンによる作品。MOTOWNをはじめとするポップなソウルを強く意識したゴキゲンな内容。そんな人脈でかCCRみたいなストレートなロックを聞かせるB面はEASYBEATS組のVANDA=YOUNGによる作品。当時の宣伝用のプレス写真や欧州盤のPSを見るとジャマイカ系らしきメンバー5人が写っている。が、歌を聴く限りだとB面の作者VANDA-YOUNGっぽいんだけどなぁ・・・真相やいかに??ちなみに本シングルは番号を変えて翌年再リリースさている。TWISTED WHHEL等の当時玄人的なヤングが集うディスコティークでよくかけられていた為の需要に焦点を当てての再リリースだったか?(9/22 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
POP SOUL |
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LARRY PAGE ORCHESTRA | 「 Theme From Peyton Place / Leanda's Theme 」 |
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DECCA | 1966 | F 12368 | 初期のKINKSやTROGGS等人気グループを手掛けたやり手の業界人LARRY PAGE。自身のレーベルPAGE ONEやPENNY FARTHINGを設立、元々は歌手だっただけあって自身名義の活動もしたかったのかオーケストラ名義のイージー音楽音源を結構多くリリース。が、その前にこうしてDECCAからすでにリリースしていた。両面お洒落なラウンジ系インスト、当時のスウィンギングロンドンという時代を反映したような作風。先の自身のレーベルでの音源は結構下世話なノリだったが、ここでは人様の(?)レーベル故か控えめになったか。その分、女子受けはいいかも?(9/22 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
INST |
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TABERNACLE | 「 Rejoice / Something Beautiful 」 | ||||||
PYE | 1971 | 7N 45109 | 初期のTONY MACAULAY作品にはこの人あり、そういってもいいくらい名を連ねている作曲家JOHN MACLEOD。喧嘩別れでもしたのか、いつしか各自別々に活動をすることに。この時期MACAULAYはPYEからBELLにシフトする一方、この人はPYEにいた様子。そんな氏が手掛けたうちの1つが本作。聴いた感じから我が国でいうところの万博時代によく存在した男女混声のグループと思われる(実体がないスタジオワークかも)。同時期にヒットを出していたBROTHERHOOD OF MANの二番煎じは否めないか。贅沢なアレンジを配した荘厳なA面にバンドのサウンドを強調した、TRAFFICを思わせる作風のB面。MACAUALYほどのパンチの効いたフレーズがなかったからか全くヒットしていない。MACLEODと一緒に曲を書いているMIKE REDWAYは元々は60年代初頭から歌手として活動していた人。色々な名義で廉価レーベルの王様EMBASSYから尋常じゃない数のシングルをリリースしている。(9/21 山田) | |||||
¥2200 (税込¥2420) |
POP |
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BO STREET RUNNERS | 「 Baby Never Say Goodbye / Get Out Of My Way 」 |
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COLUMBIA | 1965 | DB 7640 | 後にTIMEBOXやPATTOといった英国ロックレジェンドとなるグループに加入するMIKE PATTOも一時在籍したことのあるビートグループ。元々はR&B志向の強いサウンドの音源をリリースしていたがCOLUMBIAでの2枚目となる本作はちょっと趣向を変えてジャジー路線。パーカッションが心地良い名曲「Concrete And Clay」をヒットさせたグループUNIT FOUR PLUS TWOのメンバーMOELLER=PARKERが作曲した作品。ほど良いラテンタッチもそれ故か、翌年UNIT FOUR〜も録音、リリースしている。B面は本来のR&B寄りのサウンド。(9/20 山田) | |||||
¥18000 (税込¥19800) |
MOD |
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NIRVANA | 「 Two Of A Kind 」 | ||||||
BRADLEYS | 1976 | BRAD 7602 | PATRICK CAMPBELL-LYONSとALEX SPYROPOULOSの2人を中心としたサイケなポップユニットNIRVANA。彼等といえばロック定番とされている60年代後半のISLANDからVIRTIGOの印象が強い。が、その後もレーベルを転々としながら細々と活動と続けていた。本作はニッチな英国ポップス音源を市場に供給していたマイナーレーベルBRADLEYSからの唯一のシングル。60年代から変わらない上品かつ壮大な作風。(9/17 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
壮大 |
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CLIFF RICHARD AND THE DRIFTERS | 「 Livin' Lovin' Doll / Steady With You 」 | ||||||
COLUMBIA | 1959 | 45-DB 4249 | 本場米国の影響を多大に受けた英国音楽界の新しい動きたる英国ロックンロールのシーン。そんな中に登場したのが後のSHADOWSとなるDRIFTERSを率いるCLIFF RICHARD。58年のデビュー盤「Move It!」が全英第2位の大ヒットを記録。続けとリリースした2枚目も大ヒット。そしてその人気に更に拍車をかけるべくリリースしたのがこの3枚目。A面はシンプルな作風の典型的ロックナンバー、HANK MARVINの上品さも兼ね揃えたエッジの効いたギターもカッコいい仕上がり。B面も米国臭強い三連のバラード。しかしさすがにファンもちょっと飽きが来たのかチャート的には第20位と前2作に比べやや地味な結果だった。(9/14 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
UK ROCK 'N' ROLL |
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MANFRED MANN | 「 You Gave Me Somebody To Love 」 | ||||||
HMV | 1966 | POP 1541 | 渋めのブルースやジャズをミックスしたスタイルでこのHMVから63年にデビューした彼等。以降ポップな楽曲をシングルとしてリリース、多くのヒットを飛ばしレーベルにも貢献してきた。65年にはヴォーカルのPAUL JONESがソロへの転向を計画し始めるも後釜を探すまで等々の理由で結局もう一年一緒にいる事に。そんな彼等のHMVでの最後っぺの本作、元々は未完成の録音だったが、セッションマンを動員して何とか発売にこぎつけた。全英チャート第36位と人気グループにしてはやや地味な結果。同月(7月)に新生MANFREDSはFONTANAから再出発、JONESは9月にめでたくソロデビューとなった。(9/13 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
UK BEAT |
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GENO WASHINGTON AND THE RAM JAM BAND | 「 My Little Chicadee / Seven Eleven 」 | ||||||
PYE | 1968 | 7N 17745 | 65年にデビュー、大所帯の魅力を最大限に活かした、ロックの乗りも加味した一大ソウルレビューが大好評だった彼等。そんなサウンドも60年代末期には時のトレンド、レーベルの当時の売れ線たるポップ指向にシフトチェンジ。本作はそれが最たる形で現れた1枚。なんといっても当時は売れっ子作曲家TONY MACAULAY色濃かったしね。そんなA面に抵抗するように(?)、本場出身の意地かGENOが吼える本格派ブルースのB面。(9/7 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
MACAULAY |
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BILLIE DAVIS | 「 Tell Him 」 | ||||||
DECCA | 1963 | F 11572 | 62年に当時の売れっ子歌手MIKE SARNEのデュエット相手としてレコードデビューした女子歌手BILLIE DAIVS。そのデュエット盤がヒットし、彼女自身もDECCAと契約しめでたく本作でソロデビュー。そんな華々しい第一歩として選ばれた楽曲は米ポップグループEXCITERSの大ヒット曲。ややノヴェルティな香りもする声質と米国産の弾けた曲調が見事にマッチ、全英第10位のヒットを記録。この手のガールズ系のカヴァーの選曲はセンスが問われるところ。(8/30 山田) | |||||
¥2000 (税込¥2200) |
UK GIRL |
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OLIVIA NEWTON-JOHN | 「 Let Me Be There 」 | ||||||
PYE INTERNATIONAL | 1973 | 7N 25618 | 「カントリーロード」や「そよ風の誘惑」等のヒットで我が国でも人気の高い彼女。が、どれもヒットしたわけではなく全くヒットしなかったシングルもあったりする。今回紹介するシングルもそんな惜しくもヒットを逃してしまった1枚。タイトルも美しいA面は制作がJOHN FARRAR=BRUCE WELCHといったSHADOWS人脈もあってか元ベース奏者JOHN ROSTILLの作曲。曲調がやや地味だったか、先の「カントリーロード」のヒットの後にも関わらず全くヒットしなかった。(8/29 山田) | |||||
¥2000 (税込¥2200) |
NON HIT |
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THE WHO | 「 5.15 」 | ||||||
TRACK | 1973 | 2094 115 | 彼等のロックオペラの傑作の1つ『QUADROPHENIA』の重要な楽曲のこの「5.15」。主人公JIMMYの心の葛藤がこの時期の彼等特有のハードロックに乗せて紡がれる青春ロックの傑作。チャート的には彼等にしてはやや地味な記録か、全英20位。楽曲中、ゴキゲンなピアノを聞かせてくれるのは英国スワンプ系をはじめ数多くのセッションに参加するCHRIS STAINTON。(8/28 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
ROCK |
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GRAPEFRUIT | 「 Elevator 」 | ||||||
RCA | 1968 | RCA 1677 | 米の名プロデューサーTERRY MELCHER指揮の下、制作されたデビュー盤「Dear Delilah」がヒット、幸先の良いスタートを切った彼等。本作はそれに続けとリリースされた2nd。今回は自身達のプロデュースによる1枚。タイトルどおり徐々に上がってく盛り上がりを見せる珠玉のポップナンバー。クオリティは全く問題無いヒット確実な内容。が、残念ながら前作の様な成功は得られなった。(8/21 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
POP |
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ELTON JOHN | 「 Pinball Wizard / Harmony 」 | ||||||
DJM | 1975 | DJS 10652 | 久々の来日も決まった英国が生んだ大スターELTONの75年の大ヒットシングル。映画化されたWHOの『TOMMY』に自身が出演し歌った楽曲、彼等直々の依頼だったとか。見事全英第10位を記録。自作の美しいバラードのB面も素敵。プロデュースはELTONといえばこの人、GUS DUDGEON。(8/19 山田) | |||||
¥1500 (税込¥1650) |
COVER HIT |
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THE SPENCER DAVIS GROUP | 「 Mr. Second Class 」 | ||||||
UNITED ARTISTS | 1967 | UP 1203 | グループの要だったSTEVE 、そして兄貴MUFFのWINWOOD兄弟が脱退、窮地に立った時に現れたHARDIN=SAWYERコンビの加入で再生。この編成でそれまでいたFONTANAから1枚リリースするも契約終了、本作は新たにUNITED ARTISTSと契約しての1枚目。HARDINとリーダーDAVISとの共作、質の高いサイケポップに仕上がった。この時期多くの素晴しいサイケポップのレコードを手掛けていたMIKE HURSTがアレンジを担当しているのも見逃せない。チャート的には35位と前編成時の様な大ヒットにはなかなか届かなかった・・・(8/13 山田) | |||||
¥4000 (税込¥4400) |
POP PSYCH |
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DUSTY SPRINGFIELD | 「 Stay Awhile / Something Special 」 | ||||||
PHILIPS | 1964 | BF 1313 | ポップなフォークトリオSPRINGFEILDSから独立、デビュー曲「I Only Want To Be With You」がいきなり大ヒット。本作はそれに続くソロ第2弾、作曲は前作に続きMIKE HAWKERとIVOR RAYMONDEが担当の同路線のキャッチーなポップソング。前作ほどの弾けた勢いがなかったからか全英第13位止まりだった。B面はなんとDUSTY自身のペンによる作品、地味ながら可愛らしい作風に何度も針を落としてしまう。(8/3 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
定番 |
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BARBARA LEWIS | 「 Make Me Your Baby / Love To Be Loved 」 |
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ATLANTIC | 1965 | AT 4041 | CILLA BALCKやPETER AND GORDON等英国勢もカヴァーした「Baby I'm Yours」等独特の親しみやすいR&Bで知られる彼女。本作は英国では先の「Baby I'm Yours」に続くリリース。シットリと上品に、そしてドラマティックに展開する美しいソウルバラード。そしてB面「Love To〜」にも注目したい。ノリの良いポップなR&B、オールディーズ系やガールポップ系ファンにもオススメの可愛らしい作品。(8/2 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
SOUL, R&B |
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THE HOLLIES | 「 If I Needed Someone 」 | ||||||
PARLOPHONE | 1965 | R 5392 | 新人にBEATLES楽曲をあてがい無難にヒットを出す、といった図式が浸透していた60年代。が、今回の1枚はBEATLESのレーベルメイト、その魅力的な自作曲でヒットを飛ばしていた人気者HOLLIESが主役。曲はGEORGE作のフォークロックな作品。HOLLIESの自慢のコーラスワークを見事に活かした素敵なヴァージョン。しかしGEORGE、HOLLIES双方が不満な出来だったのもあったのか、チャート的には20位といつもトップ10内を記録している彼等にしては地味な結果となった。(7/31 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
UK BEAT |
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ERIC CLAPTON | 「 I Shot The Sheriff / Give Me Strength 」 | ||||||
RSO | 1974 | 2090-132 | 酒とクスリでどん底状態だった氏が再び表舞台に帰ってきた名盤『461 OCEAN BOULEVARD』。本作はそこからのカット、そしてRSOからの第一弾シングル。原曲のBOB MARLEYのレゲエヴァージョンを程好くロックで割った(?)聴き易い仕上り。B面は同じアルバムからのカットのCLAPTON節炸裂のバラード。(7/31 山田) | |||||
¥2200 (税込¥2420) |
定番 |
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GEORGE HARRISON | 「 Love Comes To Everyone / Soft-Hearted Hana 」 |
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DARK HORSE | 1979 | K 17264 | 「愛はすべての人に」の邦題で知られる、ファンの間で人気の高い作品。ゲストのSTEVE WINWOOD他豪華な面子が参加等話題にも事欠かない本作は本国や米国ではまったくヒットせず。B面は米の「Soft Touch」とはソフト違いの「Soft-Hearted Hana」。共同プロデュースには後にERIC CLAPTONや先に話題に出たSTEVE WINWOODのソロ作品を手掛けヒットさせるRUSS TITELMANが選ばれた(レーベルにはTITLEMANと誤植)。(7/27 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
POP |
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REAL THING | 「 Let's Go Disco / Plastic Man 」 | ||||||
PYE | 1978 | 7N 46078 | 60年代のドゥーワップ系グループCHANTSを経て本格的ソウルグループとなった彼等。BELLやEMIを経てCHANTS時代に世話になった古巣のPYEと契約。そこからかなりの枚数のシングル、そしてヒットを飛ばした。本作はそんな充実期にリリースした1枚。ディスコの本場米国でも付けなさそうなストレートなタイトルが痛快なA面。ギターのカッティングも美しいダンスナンバー。作曲とプロデュースは英国ソウルの名人BIDDU。B面はレーベルの関係か、KINKSのあの曲をディスコファンク化したのかと期待(?)をしながら針を落としたら別曲だった。こちらもカッコいいファンキー楽曲。こちらは自身達の作曲、プロデュースだった。(7/25 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
UK SOUL |
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ALAN DEAN AND HIS PROBLEMS | 「 The Time It Takes / Dizzy Heights 」 | ||||||
DECCA | 1964 | F 11947 | B級ビート系のオムニバスの常連、6人組グループのデビュー盤。ハープやサックスを取り入れるなどブルースやR&Bをベースにしているが、他の通受けするグループよりもどこか軽薄なノリが彼等も持ち味。制作を担当したのはライブラリー音源等でお馴染みのK.P.M.。この後PYEに移籍し1枚シングルを残して消えていった。(7/24 山田) | |||||
¥12000 (税込¥13200) |
UK BEAT |
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THE NATURALS | 「 Daisy Chain / That Girl 」 | ||||||
PARLOPHONE | 1964 | R 5116 | BEATLESの「I Should Have Known Better」をカヴァーヒットさせたことで英国ビートファンにはお馴染みの彼等。本作はそんな彼等のデビュー盤。このグループ名になる前はBLUE BEATSという名で活動していた彼等、その名残か本作では両面共ブルービートつまりスカを取り入れた作風。先のBEATLES楽曲や後に取り上げるPETE TOWNSHEND楽曲等ポップなビート路線のシングルを考えると本作は比較的彼等の嗜好が反映されていたような気がする。(7/22 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
UK BEAT |
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OWEN GRAY | 「 Keep It In Mind / Do You Want To Jump 」 |
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BLUE BEAT | 1962 | 45/BB 108 | 60年代から活躍しているジャマイカ系歌手の代表選手の1人OWEN GRAY。本作はそのDECCAに似たレーベルデザインが一際英国シングル盤愛好家の目を引く英国スカ系の名門BLUE BEATからの1枚。LES DAWSON COMBOなるグループによるシンプルな伴奏に乗ってR&Bスタイルの歌唱を聞かせる氏。それゆえにスカというよりはR&Bに近い仕上りとなっている。(7/19 山田) | |||||
¥4800 (税込¥5280) |
SKA |
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DOUG SHELDON | 「 Mickey's Monkey 」 | ||||||
DECCA | 1963 | F 11790 | 俳優出身の歌手DOUG SHELDON。ティーンポップ系楽曲を得意としていた氏、本作は長らくいたDECCAでのラストリリース。取り上げたのはMOTOWNの人気グループMIRACLESの同年のヒット曲。ヒットとはいっても米国のみで英国ではこの時期MOTOWNは一部の音楽ファンの嗜好の範囲を出ていなかった。そんな楽曲を早々に取り上げるとは!近年出版されたモッズ族を扱った書籍には氏の姿があったりと、こういう選曲を聴けば納得がいく。そういえばこの後モッズ族御用達レーベルSUEからもリリースしていたっけ。(7/15 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
UK SOUL |
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PETER LEE STIRLING AND THE BRUISERS | 「 Everything Will Be Alright 」 | ||||||
PARLOPHONE | 1964 | R 5198 | EVERLYSやCOASTERS、ブリルビルディング等々と共に初期ビート世代にとって重要な要素の1つだったBUDDY HOLLY。後にDANIEL BOONEの名でソロアーティストとして成功するPETER LEE STIRLING率いるBRUISERSの本作もそんな影響を物語る1枚。自作曲だがカヴァーと思わせるほどのオープニングから徐々にSTIRLING節に持っていく所が心憎い。(7/13 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
UK BEAT |
GENO WASHINGTON & THE RAM JAM BAND | 「 Love Me Love Me / Hold On 」 | |||||||
DJM | 1976 | DJS 642 | 60年代はモッズ族を中心にヤング層を相手にロックに通じる縦ノリソウルで人気を博した彼等。70年代には人気レーべルDJMと契約、現行のソウルやレゲエを意識したサウンドを志向。A面はゆったりしたサウンド、途中の泣きのメロディのフレーズに長く活動してきたGENOの哀愁を感じる。そんな心配(?)をよそにB面ではやっぱりやってくれました、昔のハイテンションを彷彿とさせるファンクナンバー。このバランス感覚が70年代の彼等のスタイルだった。(7/9 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
UK SOUL |
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DAVID McCALLUM | 「 Communication 」 | ||||||
CAPITOL | 1966 | CL 15439 | 数々のアーティスト達もゲスト出演していた人気ドラマ‘ナポレオンソロ’でお馴染み英国出身の俳優DAVID McCALLUM。音楽家としても活躍、リリースも結構多いが今回はその中から1枚紹介。ノーザンソウル風なアレンジに自身の語りに女性コーラスが乗るグルーヴィなインスト作品。アレンジを担当したのはジャズやソウル系でひっぱりだこだったDAVID ALEXROD。(7/8 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
INST |
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PAUL WILLIAMS AND THE BIG ROLL BAND | 「 Gin House / Rocking Chair 」 | ||||||
COLUMBIA | 1964 | DB 7421 | おちゃらけキャラと通好みのR&Bカヴァー目白押しのレヴューでモッズ族を唸らせたZOOT MONEY AND THE BIG ROLL BAND。そのZOOT MONEYとヴォーカルを共に担当しベースを演奏していたPAUL WILLIMAS。本作はそんな氏にスポットを当てたシングル。A面は渋めのブルース、そしてB面はこのグループの明るいレヴューの様子を溝に刻んだようなゴキゲンなR&B。原曲は「Walking The Dog」でお馴染み、STAXが誇るファンキー親父RUFUS THOMASの楽曲。氏の底抜けに明るいキャラとグループのノリが見事に合致した選曲と演奏。(7/4 山田) | |||||
¥6000 (税込¥6600) |
UK R&B |
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OLIVIA NEWTON-JOHN | 「 What Is Life 」 | ||||||
PYE INTERNATIONAL | 1972 | 7N 25575 | 「カントリーロード」や「そよ風の誘惑」等70年代半ばまでの彼女はシットリ系の印象が強い。が、72年の本作はGEORGE HARRISON、それも氏の作品の中ではかなりノリのいい楽曲を取り上げた。躍動するビートに元気溌剌の歌声、いうなればガーリー・パワーポップか。チャート的には全英16位と彼女にしては意外に地味目に終わってしまったが、ノリのよさは後の映画主題歌や「フィジカル」に受け継がれていく・・・(7/2 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
GIRL |
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THE MOVE | 「 Curly / This Time Tomorrow 」 | ||||||
REGAL ZONOPHONE | 1969 | RZ 3021 | あの見た目でここまで美しい曲を書くのか!と毎回唸らせる才人ROY WOODの真骨頂の名曲「Curly」。MOVEファンの他、お茶の間人気も手伝って全英第12位を記録。B面もこれまた優しく美しいメロディが印象的な作品。同じバーミンガム出身のアーティストでメンバーTREVOR BURTONとも活動するDAVID MORGANのペンによるもの。ボサノヴァに通じる洒落たオーガニック感(?)が心地良い小品的作品。終盤のサイケなアレンジは今で言う音響系の様なオルタナを感じさせる。(7/1 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
定番 |
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TWICE AS MUCH | 「 Step Out Of Line / Simplified 」 | ||||||
IMMEDIATE | 1966 | IM 036 | PETER AND GORDONやCHAD AND JEREMYの向こうを張ってか、新興IMMEDIATEが送り出した2人組TWICE AS MUCH。彼等の魅力の一つといえばやっぱり2人によるソングライティング術。独自の上品なポップセンスと下世話なレーベルカラーの組み合わせが実に面白い。2枚目となる本作は両面、素敵なサイケポップ。アレンジはレーベルお抱えの感もあるART GREENSLADE、この人の貢献度も勿論見逃せません。(6/29 山田) | |||||
¥4800 (税込¥5280) |
PSYCH POP |
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ERIC BURDON AND THE ANIMALS | 「 Monterey 」 | ||||||
MGM | 1968 | MGM 1412 | 英国から活動の拠点を米国は西海岸に移しヒッピー文化のエネルギーを纏った彼等。そんな彼の地での生活は音や歌詞に色濃く反映されていた。今回の1枚もそんな彼等の軌跡を刻んだ旅行記のようなドラマを感じる内容。当時の話題だったロックフェスティヴァル‘MONTEREY POP FESTIVAL’の模様を描写したサイケロック。疾走感溢れる演奏にフェスに参加していた、今となってはレジェンドと化したビッグネームの名前が出てくる所は実に痛快。(6/27 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
PSYCH |
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SUE WILSHAW | 「 Empty Sunday / My My My 」 | ||||||
SNB | 1968 | 55-3957 | 60年代を通して数多く存在した女子歌手、ことに後半になるとスウィンギン・ロンドンの華やかさに反映して多ジャンルに渡る。今回紹介するのはYARDBIRDSのマネージメント等で知られるSIMON NAPIER-BELL主催のレーベルSNBからの女子SUE WILSHAW。浮遊感漂うややサイケなA面に同路線だが歌謡曲に通じる湿り気を帯びたB面。A面は元々YARDBIRDSのヴォーカルだったKEITH RELFが録音した楽曲を改題したもの。女子向けにとの配慮か、DUSTY SPRINGFIELDのマネジャーVICKI WICKHAMも作曲に名を連ねている。そういえばDUSTYの「You Don't Have To〜」はNAPIER-BELLとの仕事だったっけ。(6/25 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
GIRL |
![]() |
FORMAT | 「 Maxwell's Silver Hammer / Music Man 」 |
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CBS | 1969 | 4600 | ビートブーム初期にBEATLES等と共にマージー組の一員としてシーンを盛り上げたFOURMOST。そんな彼等も時を経て60年代後半にはCBSに流れ着いた。そこでは数枚のシングルの他、変名で出したシングルが1枚、これが今回の1枚。曲はBEATLESのあの曲、このレーベルでFOURMOSTとして録音したシングルにはPAULが関わったのもあっての選曲かもしれない。アレンジ的には特に凝ったことはしていない、無難なカヴァー。むしろ近年はB面のほうがサイケなポップとして評価されている。(6/22 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
POP |
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JOE LOSS AND HIS ORCHESTRA | 「 March Of The Mods / Tango '65 」 | ||||||
HMV | 1964 | POP 1351 | 70年代のノーザンソウル熱に便乗して多くのレーベルがその需要に応えたようにこれもやはり当時のモッズブームに当て込んだものなのか?演奏するのは‘SHALL WE DANCEのBGMにはぜひ我々を!’ってな具合の英国の人気ダンスバンドのJOE LOSSと彼の楽団。曲調はモッズ族が嗜好するR&Bやモダンジャズとはかけ離れたイージー音楽。むしろ昭和のバラエティのテーマのような印象を受ける。サブタイトルの‘Finnjenka Dance’とあるからそのステップ用なのだろうが・・・しかしお茶の間受けは良かったのか全英31位を記録。(6/19 山田) | |||||
¥1500 (税込¥1650) |
INST |
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THE TRENDS | 「 All My Loving / Sweet Little Miss Love 」 | ||||||
PICCADILLY | 1964 | 7N 35171 | 兵どもが列挙したビートブーム、デビューしたはいいものの成果を残すことなく消えていったグループも数知れず。良質なビートグループを輩出したリヴァプール出身のこのTRENDSも典型的なそんなグループ。本作は彼等のデビューシングル、選ばれた楽曲は業界では鉄板的な企画なのか、またしてもBEATLESカヴァーで勝負。原曲と違いを出そうとしたか、ひそかなブームとなっていたスカを意識したかのような裏打ちリズムのギターを施したアレンジ。B面はメンバーのギタリストFRANK BOWENのペンによる作品。時代錯誤的なオールディーズ調の楽曲とアレンジがビートブーム前後の時代をクロスオーヴァーさせるような興味深いノリを生み出した。残念ながらFAB4の楽曲を持ってしてもヒットせず、同年5月に親レーベルのPYEからシングルを1枚残して消えていった。(6/18 山田) | |||||
¥4500 (税込¥4950) |
UK BEAT |
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WINGS | 「 Goodnight Tonight 」 | ||||||
PARLOPHONE | 1979 | R 6023 | 「With A Little Lick」以降特大ヒットを出せずにいたPAUL。気合を入れる為か、当時流行のディスコのフィーヴァーぶりを注入したような本作をリリース。後半のヴォコーダー等時代を感じさせるエフェクト処理もカッコいい。この勢いが久々の快進撃的大ヒット(全英第5位)を彼等にもたらした。(6/12 山田) | |||||
¥1500 (税込¥1650) |
定番 |
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GENO WASHINGTON AND THE RAM JAM BAND | 「 Bring It To Me Baby / I Can't Let You Go 」 | ||||||
PYE | 1969 | 7N 17649 | JIMMY JAMESと共に英国ソウルシーンを牽引していた歌手GENO WASHINGTON。メロウさがウリだったJAMESに対してGENOの持ち味はロックにも通じるテンションの高いノリ。そんな特徴が良く出た本作。60年代後半にもなるとそれまでのテイストにファンキーさが加味され更にパワーアップ。B面は同じくテンションの高い縦ノリの演奏を得意とするEQUALSのカヴァー。プロデュースはJOHN SCHROEDER、アレンジはNICKY WELSHが担当。(6/12 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
UK SOUL |
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MARK WYNTER | 「 Image Of A Girl / Glory Of Love 」 | ||||||
DECCA | 1960 | 45-F 11263 | MARK WYNTERの記念すべきデビュー盤。両面共に典型的ティーンバラード風作品。A面は米ポップグループSAFARISがヒットさせた作品が原曲。この古き良き米ポップスのイメージは好青年WYNTERを売り出すにはまさに的確な選曲だった。B面はなんとい1930年代に作られた古い作品。こちらもA面同様のティーンポップなアレンジで生まれ変わった。その後に同じく米国産ポップス「Venus In Blue Jeans」をヒットさせたPYE時代も比較的米国志向だったがこのDECCA時代はより米国感覚が濃厚だった(氏に限らずこの時期の英ポップス全体にも言えるけど)。本作は全英第11位を記録、デビュー盤としてはまずまずのスタートか。(6/8 山田) | |||||
¥1200 (税込¥1320) |
TEEN POP |
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BILLIE DAVIS | 「 School Is Over / Give Me Love 」 | ||||||
COLUMBIA | 1964 | DB 7246 | アイドル歌手MIKE SARNEとのデュエット相手として62年にデビュー、翌年にDECCAとソロ契約、「Tell Him」等のヒットを出し一躍人気者へ。その後COLUMBIAに移籍し4枚のシングルをリリース、しかしDECCA時代の様にヒットは出せず。本作はそのCOLUMBIA時代の2枚目、両面共に元気溌剌がウリの彼女のキャラに相応しいガールポップ。この手は米国産のカヴァーが大抵だが英国産というのも特筆モノ。その後は相性が良かったのか再びDECCAと契約、ヒットを出している。(6/7 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
GIRL |
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NEIL CHRISTIAN & THE CRUSADERS | 「 Oops 」 | ||||||
STRIKE | 1966 | JH 313 | ビートブーム直前の62年にCOLUMBIAからデビュー、ちょい不良な雰囲気のロック系アイドル歌手として活動。シングルリリースも泣かず飛ばずのまま、新興レーベルSTRIKEに移籍。そこからの1発目「That's Nice」が思わぬヒットを記録(全英第14位)、続けとリリースしたのがこの「Oops」。前作と同じ、レーベルの作曲家MIKI DALLONのペンによる作品。路線的には前作を踏襲した作風、60年代は大抵この方程式で次なるヒットも記録出来るはずだが、早くも世間はこの路線に飽きたのか全くヒットしなかった。(6/4 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
POP |
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THE WHO | 「 Magic Bus 」 | ||||||
TRACK | 1968 | 604024 | 影響を受けた米ソウルやR&Bから離脱、時代のポップアートを反映させた独自のポップなロックサウンドを展開、進化していった彼等。そんな時期に発表した本作、BO DIDDLEY的なフィーリングを取り入れたシンプルなロック。久々の原点回帰かと思ったら、元々は65年にPETEが作った楽曲だったそうな。録音は68年故にカラフルな時代にあわせてのラウドな仕上り。(6/1 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
定番 |
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FLAVOR | 「 Sally Had A Party / Shop Around 」 | ||||||
DIRECTION | 1968 | 58-3597 | ガレージ風味のソウルを得意とする米国の3人編成グループFLAVOR。本盤はヒットはしなかったものの、60年代音楽好きに人気の高い作品の英国盤(原盤は米COLUMBIA)。SPENCER DAVIS GROUPの「Gimme Some Lovin'」のリフを拝借したようなポップなガレージバブルガム。が、そのSDGのあの曲も元々は米ソウル歌手HOMER BANKSの楽曲から拝借したと言われているからまた故郷に帰ってきた(?)ようなものか・・・そしてそれを英盤で聴くという・・・B面はMIRACLESのお馴染みのヒット曲をグッとファンキーに重たく演奏している。(6/1 山田) | |||||
¥4500 (税込¥4950) |
GARAGE SOUL |
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THE SUNDOWNERS | 「 Where Am I / Gotta Make Their Future Bright 」 |
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PARLOPHONE | 1965 | R 5243 | THE WHOにKINKS、EASYBEATSといったワイルドなビートサウンドを手掛けた敏腕プロデューサーSHEL TALMY。そんな氏が手掛けたグループにも全く売れなかったのが数多くある。今回はそんな氷山の一角的な1枚、主役のケント出身のグループSUNDOWNERSもそんな1つ。63年にPICCADILLYからデビュー、女子歌手の伴奏も含む、計3枚のシングルをリリース。65年に名門PARLOPHONEと契約し、SHEL TALMY指揮の下、制作したのが本作。GRASS ROOTS等でお馴染み「今日を生きよう」を思わせるA面にカントリーやフォークのフィーリングも匂わせるB面。グループのキャラを考慮してかTALMYにしてはややおとなしめな仕上がりか。(5/30 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
UK BEAT |
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THE FLOWER POT MEN | 「 A Walk In The Sky / Am I Losing You 」 | ||||||
DERAM | 1967 | DM 160 | 観光会社とタイアップしたかのような、米サンフランシスコへ聴き手に誘うようなヒット「Let's Go To San Francisco」。そんなイメージがかなり強い彼等だが、他の作品を聴いてみると実にアーティスティックな実験的サウンド作りを試みている。先のヒットの次ぎなるリリースの本作も両面質は高い。時代のサイケデリックな雰囲気を纏ったサイケポップ風味。さすがCARTER=LEWIS。そういえば同時期のIVY LEAGUEも面白いことやっていたしなぁ。今回は凝りに凝りすぎた為か、世間からの反応は薄かった。(5/29 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
PSYCH POP |
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BEVERLEY JONES | 「 The Boy I Saw With You 」 | ||||||
HMV | 1963 | 45-POP 1109 | コヴェントリー出身の、彼女BEVERLEY JONES。学校の友達の勧めで地元のタレントコンテストに出場し見事受賞、そのまま首尾よく大手のHMVと契約。本作はデビュー盤、安直な米ポップスのカヴァーではなく作曲家CLIVE WESTLAKEが両面共提供した力の入れ様。伸びの良い、若さ溢れる歌声は実にチャーミング、ドラマティックな曲の展開も実に良く表現している。そしてこんなに素晴しい夢の様なアレンジを施したのはHARRY ROBINSON。これだけここで絶賛しても実際まったくヒットしなかった(泣)。(5/28 山田) | |||||
¥7000 (税込¥7700) |
GIRL |
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DANE HUNTER | 「 Silly Little Girl / Cryin', Sobbin', Walkin' 」 | ||||||
CBS | 1965 | 201777 | 先のJAN BURNNETTEで触れた売れなかった女子歌手同様、かなり多かったであろう無名の男子歌手達。時代がビート時代だと尚更、やっぱりグループ単位で売る方がレーベル側も消費者側もとっつき易かったか。そんな不運なビート期にソロデビューした1人がここにも。65年にORIOLEが送るDANE HUNTER、同年にそのまま買収先のCBSへ移籍、年内に2枚のシングルをリリース。本作はその1枚目、A面は軽快なリズムにのせウキウキするようなメロディが乗った素敵なポップス。作曲者は米南部系ポップスのJOE SOUTH、米ではR&B系グループTAMSが録音している。B面は当時英国でも人気を博していたBURT BACHARACH作品。よくあるBACHARACHコンピには収録されなさそうなマイナー作品、こういった作品を取り上げるのも実に英国的。制作はORIOLE時代からのスタッフTED TAYLOR。(5/28 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
POP |
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LOS BRAVOS | 「 I Don't Care 」 | ||||||
DECCA | 1966 | F 22484 | 「Black Is Black」の世界的ヒットでお馴染み、スペイン出身のLOS BRAVOS。本作はその大ヒットに次ぐシングル第2弾。前作同様、MOTOWN等の米国ソウルの影響を受けた独特のビートサウンド(歌い出しのメロディはどこかSUPREMESっぽい)。前作ほどの成功は収められなかったが全英第16位と健闘した。プロデュースを担当したIVOR RAYMONDEが作曲にも参加しているのがポイント高し。これ以降良質なシングルを発表するも英国ではヒットに恵まれることが無かった。(5/27 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
SOUL BEAT |
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PETER AND GORDON | 「 True Love Ways / If You Wish 」 | ||||||
COLUMBIA | 1965 | DB 7524 | LENNON=McCARTNEY作品「A World Without Love」で華々しくデビューを飾った、ビート時代のデュオの典型を作った彼等。本作はビートグループ勢と同世代らしく、きっとその影響下にあるだろうBUDDY HOLLY作品を取り上げた。原曲はスムースなジャズっぽいアレンジの作品。PETERの高音とGORDONの低音を上手く駆使しオーケストラを配した、WALKER BROTHERSを思わせるモダンな仕上りとなっている。全英第2位を記録。自作のB面、こちらはシンプルなバンド演奏のみで聞かせる小粋な作品。ビート的音質と自身達が持つ上品さの絶妙な組合わせが独特の雰囲気を醸し出す。アレンジは先のデビュー曲他、彼等の楽曲を手掛けてきた巨匠GEFF LOVE。(5/25 山田) | |||||
¥2200 (税込¥2420) |
POP |
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MILLIE | 「 Don't You Know / Untill You're Mine 」 | ||||||
FONTANA | 1963 | TF 425 | スカというジャンルを幅広く認識させた彼女の大ヒット曲「My Boy Lollipop」。そんな1枚を引っ提げてデビュー!な印象が強いが、実はアレは2枚目でソロデビュー曲は実は本盤。お家芸ともいえるスカではなく、ポップなオールディーズ風R&Bを聞かせる。A面のタイトルをB面で連呼しているのも興味深い。A面では作曲にも参加している意欲っぷりだが全くヒットはしなかった。アレンジ(B面の作曲も)はこの時期多くの良質なポップスを手掛けていたHARRY ROBINSON。(5/23 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
GIRL |
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STUDIO SIX | 「 Bless My Soul (I've Been And Gone And Done It) / People Say 」 | ||||||
POLYDOR | 1967 | 56162 | COLINとCLIVEのMcCLURE兄弟を中心にスコットランドで結成された彼等。66年にめでたくPOLYDORと契約、4枚のシングルを残した。本作は2枚目のリリース、歯切れの良いテンポにホーン等を配した典型的なこの時期のポップス、オルガン主体のB面も良い。弱冠のビートの雰囲気を残しているのがまた妙味、近年ではサイケポップやモッド枠での評価が高いそうな。(5/22 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
POP BEAT |
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MIKE D'ABO | 「 Miss Me In The Morning 」 | ||||||
BELL | 1970 | BLL 1134 | 60年代後半にはMANFRED MANNの二代目ヴォーカルとして、また作曲家兼プロデューサーとして活躍していた氏。その作曲術、歌手としてのセンスを買われソロとしてデビュー。本作は通算3枚目のソロシングル。このシングルは企画モノ、‘THERE'S A GIRL IN MY SOUP’なる映画用に作られた1枚。当人のみの場合もあれば、他の作曲家とのコラボもある氏だが今回は後者。相方に選ばれたのは70年代、主にRAKレーベルでヒットを生み出したNICKY CHINN。フワフワと浮遊感漂うキャッチーな作風はまさにD'ABO節。(5/20 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
POP |
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THE EQUALS | 『 I Won't Be There 』 CLICK & PLAY 「Don't Throw Your Love Away 」 |
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PRESIDENT | 1969 | PTE 2 | リーダーEDDIE GRANTのペンによるゴリ押しビート「Baby Come Back」で大ブレイクしたEQUALS。そんな彼等からの本作は通算2枚目のEP。シングルとしてリリースされた楽曲だけでなく、未シングル化の楽曲も収録。先の「Baby〜」の様な典型的な彼等らしい作風は勿論、米南部ソウルを意識した様なゆったり目の作風があったりと意外性も楽しめる。時代に反映しているカラフルなデザインのPSも素敵。(5/13 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
EP |
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CLIFF BENNETT AND THE REBEL ROUSERS | 「 Don't Help Me Out / Never Knew Lovin' Could Be So Doggone Good 」 |
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PARLOPHONE | 1966 | R 5534 | 当時の英音楽界で一際ソウル/R&Bへの傾倒が著しい彼等。とりわけスタックス等南部ソウルの嗜好が強かった。A面はそれが顕著に出ている、まさにそのスタックス作品のカヴァー(原曲はSAM AND DAVEが歌っている)。自作のB面も同レーベルのサウンドをかなり意識した完成度の高い仕上り。大ヒットしたLENNON=McCARTNEY作品「Got To Get You Into My Life」に続くリリースだったので周囲の期待も大きかったに違いない。が、前作の勢いも虚しく全くヒットしなかった。(5/10 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
UK SOUL |
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THE SEARCHERS | 「 He's Got No Love 」 | ||||||
PYE | 1965 | 7N 15878 | 65年といえばビートブームの第一世代にとってはそろそろ秋風が吹き始める時期か。彼等SEARCHERSも他のグループ同様苦戦を強いられていた。が、2月に発売された「Goodbye My Love」が全英第4位と久々の大ヒット。勢い良く更なるヒットを出すべく本作をリリース。比較的カヴァーが多かったが彼等だが、ここでは彼等のウリである自作曲で勝負。浮遊感漂うムーディな、この聴きようによってはサイケ前夜と取れる実験的な作風。前作ほどの成績は残せなかったが12位となかなか健闘した。(5/9 山田) | |||||
¥2200 (税込¥2420) |
UK BEAT |
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LEE DORSEY | 『 Ride Your Pony 』 CLICK & PLAY 「Can You Hear Me 」 |
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STATESIDE | 1965 | SE 1038 | ニューオリンズが生んだR&BヒーローLEE DORSEY。本EPはシングルでリリースされていた4曲を1枚にまとめた内容。ARTWOODSもカヴァーした、モッズ族のお気に入りの楽曲も収録のゴキゲンな内容。そしてなんといってもこの写真!記念すべき英国でのEP1枚目だったが先述したとおり既発売曲だったこともあり全く売れなかった珍しい1枚。(5/7 山田) | |||||
¥4800 (税込¥5280) |
EP |
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MARK WYNTER | 「 We'll Sing In The Sunshine 」 | ||||||
PYE | 1966 | 7N 17122 | 永遠のアイドル、英国の良心、MARK WYNTER。62年にPYEと契約、いきなり大ヒット「Venus In Blue Jeans」を飛ばす。その後は同路線のティーンポップでヒットを出すもビートブーム以降はヒットに恵まれず。が、こういう存在は常に市場に必要枠があると思ってか毎年細々とリリースには恵まれていた。66年の本作もそんな1枚。A面は米国女子歌手GALE GARNETTのヒット曲のカヴァー。カズーを取り入れるなど面白いアレンジ、後にミュージカルの世界に行く氏の揺るがない歌唱も伴って質の高い仕上りとなった。もちろん本作を手掛けたTONY HATCHの貢献も見逃せない。(4/29 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
POP |
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MANFRED MANN | 「 Semi-Detached, Suburban Mr. James / Morning After The Party 」 |
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FONTANA | 1966 | TF 757 | 66年にHMVからFONTANAに移籍、第一弾はHMV時代にもよく取り上げていたDYLAN作品でまず手堅くヒット。そして更なる商業的発展を願って、作曲家GEOFF STEPHENとJOHN CARTERという売れ線を得意とする2人が書いた本作が選ばれた。迫り来るサイケポップ前夜に相応しいキャッチーなポップス。これが効を奏して全英第2位の大ヒットを記録。これが契機となってか以降独自のポップ路線を花咲かせることに。メンバーのMIKE HUGG作曲のB面は洒落たジャズ風小品。ジャズ畑上がりの意地を少し見せた遊び心を感じる。(4/23 山田) | |||||
¥1500 (税込¥1650) |
定番 |
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ADAM BATMAN WEST | 「 Batman And Robin 」 | ||||||
TARGET | 1976 | TGT 111 | 胸キュンなメロディにサビに向かっての込上げ展開・・・これがTONY MACAULAYやCOOK=GERENAWAY等の一般的なイメージ。が、そんな仕事だけだとストレスが溜まったのか、はたまたコレも依頼なのか。先の様な作風のMACAULAYとGREENAWAYの共作による本作はアメコミの代表格バットマンをネタにしたノヴェルティ作品。とはいってもサビのコーラス部分はしっかりいつもの彼等が出ているので一安心。(4/23 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
MACAULAY |
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THE ROLLING STONES | 「 (I Can't Get No) Satisfaction 」 | ||||||
DECCA | 1965 | F 12220 | イントロのファズの音が管楽器か否か等々話題になったり当時我が国でも衝撃的だった、お馴染み彼等の大定番。ロックのみならずソウルやジャズ等ジャンルを超えてあらゆるアーティストがカヴァーしておりますがやっぱり本家が一番。(4/22 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
定番 |
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THE WHO | 「 I Can't Explain 」 | ||||||
BRUNSWICK | 1965 | 05926 | 軽快なギターリフ、明らかにそれまでのビートサウンドとは一線を画す革新的なサウンド、まさにロックの夜明け的な1曲。ロックレジェンドとなった彼等の記念すべきデビュー盤。作曲チームCARTER=LEWISのグループIVY LEAGUEがコーラスで華を添える。勿論プロデューサーSHEL TALMYの貢献度も大きい。(4/17 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
MOD |
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BILLIE DAVIS | 「 He's The One / V.I.P. 」 | ||||||
DECCA | 1963 | F 11658 | アイドル歌手MIKE SARNEのデュエット相手をきっかけにめでたくDECCAからソロデビューした女子歌手BILLIE DAIVS。その甲高いチャーミングな歌声を活かした1枚目「Tell Him」が全英第10位のヒットを記録。本作は次なる2枚目、系統的に前作のマナーの踏襲した作風。A面は本作でアレンジも担当したCHARLES BLACKWELL、B面はGEOFF STEPHENという英国勢が作曲している所もポイントが高し。が、全英40位の小ヒットとまりだった。(4/16 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
GIRL |
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BOB MONKHOUSE | 「 I Remember Natalie / In My Dream World 」 |
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CBS | 1968 | 3958 | 喜劇俳優に喜劇作家、テレビ司会者等々数多くの肩書きを持つ英国の人気エンターテイナーBOB MONKHOUSE。そんな氏だから当然レコードなんかも出しているわけで、今回紹介するのがそんな1枚。作曲とプロデュースを担当したのがドイツ出身のポップの魔術師MIRK WIRTZと相棒CHAS MILLS。いかにも60年代後半産らしいコミカルな楽曲を朗々と気持ち良く歌う。WIRTZが絡んでいるだけあって色々仕掛けがあるんじゃないかとつい色々深読みしながら聴いてしまう。(4/11 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
MARK WIRTZ |
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NOLA YORK | 「 There's So Much Love All Around Me 」 | ||||||
PHILIPS | 1967 | BF 1606 | 64年にPARLOPHONEからデビューした女子歌手NOLA YORK。デビュー盤は泣かず飛ばずのまま、1年おいて66年にPHILIPSと契約。以降5枚のシングルをリリース、本作は4枚目。原曲はポップなソウルを得意とした、英国のノーザンソウル界では高い人気を誇る米女子歌手VERDELLE SMITHが歌った作品。ポップとソウルのほど良いブレンド加減はNOLAのソウルフルな伸びのある声質、歌唱にはピッタリ。アレンジはIMMEDIATE等のレーベルで豪華なアレンジ術を聞かせてくれているARTHUR GREENSLADE。B面は作詞家MICHAEL RICHMONDと彼女自身の作曲によるもの。後にこのコンビはミュージカル界で活躍することになる。(4/9 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
GIRL |
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THE MOVE | 「 When Alice Comes Back To The Farm 」 | ||||||
FLY | 1970 | BUG-2 | REGAL ZONOPHONEとの契約が切れ、新興レーベルFLYに移籍、そこでの唯一のリリースが本作。この時期の彼等のトレードマーク的なヘヴィーなブルースロック調、と思いきやいかにもROYと唸らせる弦が導入、一筋縄ではいかないこの極上のクオリティこそ彼等のサウンド。が、残念ながらヒットに至らず、翌年にHARVESTに移籍することになる。(3/30 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
UK BEAT |
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THE GOOD SHIP LOLLIPOP | 「 Maxwell's Silver Hammer / How Does It Feel 」 |
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EMBER | 1968 | EMBS 276 | これも60年代によくあった、BEATLES自身がシングルカットしていない曲でヒットを狙おう!的な安直なリリースだろうか。演奏する彼等、名前からしてサイケなムード満点なグループだが不本意だったか分からないがそのお鉢が回ってきた。肝心のそのA面はカヴァーするにあたって何の細工もしない、率直な仕上り。B面もこれまた他人のカヴァー、前年にPERISHERSなるグループがリリースしていた楽曲。結局彼等はこのシングルのみを残し、自身達本来の音楽性を世間に知らしめることないまま消えていった。ちなみに本盤のプロデューサーMIKE BERRYはあの歌手とは同名異人、元はラジオDJで、APPLE出版で仕事をしていた関係上このカヴァーに至ったのか。そして先のPERISHERSもそのMIKE BERRYが発掘したグループだった。(3/27 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
COVER |
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THE POWERPACK | 「 I'll Be Anything For You 」 | ||||||
CBS | 1967 | 202551 | SPENCER DAVIS GROUPのシングルのB面曲をデビュー盤に取り上げる等随分と渋い趣味のビートグループPOWERPACK。2枚目となる本作では「Sunny」のヒットで知られるBOBBY HEBBの作品を取り上げている。HEBB自身が録音した形跡はなく、譜面だけが英国の出版社や事務所に送られ録音ケースだろうか。ヴォブラフォンやホーンを入れたジャジーなアレンジにただならぬセンスを感じるが、アレンジャー等のクレジットがレーベルには記されていないが当人達かもしれない。随分と洒落過ぎた感のあるこの仕上り、こんなカッコいいことやっていたら売れるわけが無い(当然ヒットせず)。(3/21 山田) | |||||
¥6000 (税込¥6600) |
UK BEAT |
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THE VERNONS GIRLS | 「 Do The Bird / I'm Gonna Let My Hair Down 」 |
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DECCA | 1963 | F 11629 | 50年代からメンバー編成を繰り返しながら活動してきた英国女子グループの代表格VERNONS GIRLS。常にトレンドを意識した試みを続けファンを魅了してきた。本作では同年同月リリースの米女子歌手DEE DEE SHARPの楽曲をカヴァーリリースするという大胆な行動に出た。STONES等の仕事で知られる若きアレンジャーMIKE LEANDERの手によりビート時代に呼応した素敵な仕上りとなった。全英第44位を記録(ちなみに本家DEE DEE SHARPのヴァージョンは46位だった)。JOHN LEYTONも歌った、英作曲家GEOFF STEPHENSによるB面もオススメ。(3/20 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
GIRL |
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THE FLYING MACHINE | 「 Smile A Little Smile For Me / Maybe We've Been Loving Too Long 」 |
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PYE | 1969 | 7N 17722 | ビートブーム期にPINKERTON'S ASSORTED COLOURS名義でデビューした彼等。その後PYEに移籍しPINKERTON'S COLOURS等徐々に名前を短くし、心機一転したかったのか最終的にこの名前に落ち着いた。本作はそんな華々しいスタート1発目。楽曲を提供したのは当時のレーベルお抱えの売れっ子作曲家TONY MACAULAYと先輩GEOFF STEPHENSとの異色コンビ。いつものクドイまでのMACAULAY節は影を潜め(?)グループに見合った地味ながら優しいメロディを強調した作風。それが裏目に出たのか全くヒットせず。しかし米国では大受けしてヒット、そっちのほうがずっと美味しかったにちがいない。グループのみの演奏による可愛らしいポップなB面は隠れた人気曲。(3/20 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
POP |
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THE DALYS | 「 Me Japanese Boy (I Love You) 」 | ||||||
FONTANA | 1965 | TMF 546 | PETER & GORDONやCHAD & JEREMY等のフォーク系デュオのトレンドに乗ってかFONTANAが送り出した2人組DALYSのデビュー盤。曲は当時もてはやされていたBURT BACHARACH作品。本国ではポップス歌手BOBBY GOLDSBOROが録音していたこの曲、自身達の優しくキャッチーなコーラスワークを上手く活かした健康的な仕上りとなっている。GOLDSBOROよりも後に録音するHARPER'S BIZARREのそれに近いかもしれない。この後STRIKEに移籍し1枚だけリリース(それもまたBACHARACH作品)、再びFONTANAに戻り、69年までヒットは出せなかったがしぶとく活動していた。(3/18 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
POP |
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ALBERT HAMMOND | 「 It Never Rains In Southern California 」 | ||||||
MUMS | 1973 | S MUM 8499 | 不思議なもので、米国では大ヒットしたものの、英国ではまったく泣かず飛ばずなシングルは意外と多い。MARVIN GAYEの「What's Going On」とかね。邦題「想い出のカリフォルニア」で我が国でも人気のある洋楽定番のこの曲もそう。米国では5位、オリコン洋楽チャートでは1位(!)を獲得しているが英国ではチャート無し。歌っているHAMMOND自身は英国出身なのに・・・(3/16 山田) | |||||
¥2200 (税込¥2420) |
定番 |
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THE SHANGRI-LAS | 「 Remember (Walkin' In The Sand) / It's Easier To Cry 」 |
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RED BIRD | 1964 | RB10 008 | 自国の音楽は勿論、ソウルにはじまる米国音源の英盤プロモの近年の高い評価。PYE系のあのやる気の無い独特な雰囲気漂うプロモ盤も妙によく見えるのはこの為か?今回の1枚はそんなPYEが配給する米RED BIRDの稼ぎ頭SHANGRI-LASの英国での1枚目、彼女達の代表曲のプロモ盤。オルガンが印象的なB面もこのレーベル(日付けスタンプの味わい深いさ!)を眺めながら聞くとよりヒップに聞こえる・・・のは気のせいか・・・(3/13 山田) | |||||
¥6000 (税込¥6600) |
PROMO |
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VANITY FARE | 「 Carolina's Coming Home / On Your Own 」 |
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PAGE ONE | 1970 | POF 180 | WHITE PLAINSがシングルのB面として71年にリリースした英国70年代ポップスファンに人気の高いこの曲。本作はその前年に録音、リリースされた最初のヴァージョン。ROGER EASTERBYとDES CHAMPの黄金コンビによる甘ーいアレンジに乗って爽やかな歌声と演奏を聞かせる。B面は彼等のシングルのお約束となった感のある、メンバー自作のロックナンバー。お仕着せでやらされたであろうA面の憂さを晴らすかの様なワイルドな芸風、場末のニューロックといった感じが味わい深い(?)。が、やっぱり彼等はA面のようなポップスがよく似合う。(3/12 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
POP |
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MANFRED MANN | 『 Groovin' With Manfed Mann 』 CLICK & PLAY 「Groovin'」 |
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HMV | 1964 | 7EG 8876 | ジャズやブルースを基盤に所謂ビートグループという括りの中では比較的渋かった彼等。デビュー当初はその姿勢を崩さず、それが仇となり全く売れなかった。が、64年にヒットした「Do Wah Diddy Diddy」や「Sha La La」で吹っ切れたのか、以降ノリの良い音源を多く残す。EP2枚目となる本作にもそんなノリに乗った勢いが詰まっている。中でも聴き応えがあるのがソウル歌手BEN E. KINGのカヴァー「Groovin'」。音数の少ない、隙の無いスマートな演奏。キャッチーなR&Bだが、KINGのオリジナル音源は実況録音のみの楽曲、そういった通好みの選曲に先の当初の彼等の姿勢を見て取れる。(3/11 山田) | |||||
¥4800 (税込¥5280) |
EP |
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THE CARAVELLES | 「 You Are Here / How Can I Be Sure ? 」 | ||||||
FONTANA | 1964 | TF 466 | 63年にDECCAから「You Don't Have To Be A Baby To Cry」でデビュー、その良き時代の米国音楽を再現したような和み系サウンドは本国のみだけでなく米国でも大受け。そんなDECCAから次なるレーベルFONTANAに移籍しての第一弾がコレ。当時のトレンド、ビートブームに影響を受けたアレンジにあの独特の歌唱が乗る。A面は米女子歌手ROBIN WARDの楽曲「Winter's Here」のタイトルを変えてのカヴァー。原曲はまったくヒットしていなかったが、そういった曲をよく探してくるなぁと感心。自身達の作曲によるB面もビート風味でなかなかカッコいい。(3/8 山田) | |||||
¥2000 (税込¥2200) |
GIRL |
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PAUL JONES | 「 Aquarious 」 | ||||||
COLUMBIA | 1968 | DB 8514 | 人気グループMANFRED MANNから離脱、ソロ歌手としてデビューし1枚目「High Time」がいきなりの大ヒット。翌年には主演映画が公開され主題歌を含むEPもヒットという順調な歩みぶり。が、それ以降は徐々に下降気味、68年にはリリースはあるもヒットが全く無しという状況。そこでレーベル側が提案したのか、当時時の話題を独り占めしていた感もある史上初のロックミュージカル‘HAIR’からの楽曲を歌うことに。曲は後にFIFTH DIMENSIONがヒットさせるあの曲。いくらヒットを出せていなかったといえど、やはりスター、かなりの予算をつぎ込んだ壮大なスケールに仕上がった。豪勢なアレンジに負けずJONESも最高の歌唱を聞かせてくれる。その甲斐あってか全英第45位を記録。(3/5 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
POP |
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SIMON DUPREE & THE BIG SOUND | 「 Thinking About My Life / Velvet And Lace 」 |
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PARLOPHONE | 1968 | R 5727 | 67年に出した「Kites」が全英第9位の大ヒットを記録、一躍人気者となった彼等。業界では異色だった、その独特なサイケ風味とキャッチーなポップセンスで更なる飛躍を求め音源をリリース。が、その後のヒットには続かず。とはいえクオリティの方は確実にレベルを上げていた彼等。契約末期にリリースされた本作も両面素晴しい1枚。素早いテンポにマイナーなメロディが哀愁を誘うA面により深い森に入っていくようなサイケポップのB面。作曲は両面共中心メンバーのSHULMAN兄弟。この試行錯誤の努力が発展形グループGENTLE GIANTで実を結んだのかもしれない。(3/1 山田) | |||||
¥4800 (税込¥5280) |
PSYCH POP |
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THE FOUNDATIONS | 「 Any Old Time You're Lonely And Sad / We Are Happy People 」 |
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PYE | 1968 | 7N 17503 | MOTOWN等米レーベルによく見られる同じ楽曲の使いまわし、所属の色々なアーティスト達が同じ曲を取り上げる。PYEにおけるTONY MACAULAY楽曲もそれに近い印象を受ける。このFOUNDATIONSの通算3枚目のシングル、レーベルメイトPAPER DOLLSもシングルのB面で取り上げた作品。大ヒットしたデビュー作「Baby, Now That 〜」のインパクト、キャッチーさを考えるとやや地味な作風だったからか全英第48位と結果も地味に終わっている。メンバーのトロンボーン奏者ERIC ALLANDALE(この人は色々なアーティストに楽曲を提供している)のペンによるB面、そんなA面とは対極的な能天気さ、はっちゃけ感に溢れている。(3/2 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
POP |
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CHRIS FARLOWE | 「 Yesterday's Paper 」 | ||||||
IMMEDIATE | 1967 | IM 049 | それまでは玄人筋に受けがよかった英国屈指のソウル歌手CHRIS FARLOWE。デビュー以降は泣かず飛ばずだったが65年に新興レーベルIMMEDIATEと契約、「Out Of Time」が大ヒット、ようやく全盛期を迎えた。が、その後はチャートはするも成績も下降気味、本作もMICK JAGGAR=KEITH RICHARDのSTONESチームによる楽曲、プロデュースもMICKが担当と最高のお膳立て。作風も氏のソウル感覚を活かした最高にカッコいいサイケ風味のモッドソウルに仕上がった。が、全くヒットせずチャート入りも逃してしまった。(2/26 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
UK SOUL |
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JOHN LEYTON | 「 Beautiful Dreamer 」 | ||||||
HMV | 1963 | POP 1230 | RGM製作音源を歌う俳優兼歌手JOHN LEYTONからの1枚。60年デビュー組だからどうしても前時代的印象が強いがビートブームにはこうしてしっかり便乗していた。A面はFOSTER作曲の古い楽曲、BILLY J. KRAMERも録音している、ビート世代にはお馴染みの作品か。一応RGM製だがアレンジはCARTER=LEWIS、ALAN TEWが指揮を取っているからかMEEK臭はあまり感じさせない。B次のシングルではビートグループLe ROYSを従えて本格的ビートに挑戦することに。(2/25 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
UK BEAT |
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PAUL WILLIAMS SET | 「 My Sly Sadie 」 | ||||||
DECCA | 1968 | F 12844 | ZOOT MONEY AND THE BIG ROLL BANDのベース奏者兼歌手として活動していたPAUL WILLIAMS。その後に脱退し自身のグループ‘PAUL WILLIAMS SET’を結成、唯一のシングルとして本作をリリース。勢い持ち前の明るさでひたすら押し切る強靭なポップロック作品。作曲とプロデュースを手掛けたのはレーベルメイトALAN PRICE、なんとなくPRICEもやりそうな作風だ。この独特のゴリ押し感、後にパワフルなブルースロックをウリにする英米混合グループJUICY LUCYに加入するのも納得。(2/23 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
POP |
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MR.BLOE | 「 Curried Soul 」 | ||||||
DJM | 1970 | DJS 229 | グルーヴィな伴奏にゴキゲンなハーモニカ演奏を聞かせる全英第2位の大ヒット曲「Groovin' With Mr.Bloe」。そのMR.BLOE、正体は豪華なアレンジ術で英国ポップスファンの支持も高いアレンジャー/プロデューサーZACK LAWRENCEのソロプロジェクト。本作はそんなプロジェクトの記念すべきデビュー盤。曲はカナダ出身のジャズフルート奏者MOE KOFFMANが前年にリリースした作品。原曲ではKOFFMANがフルートを吹きまくるのだがここではそのパートがハーモニカに置き換えられている。そしてこの次にリリースされるシングル第2弾が先の大ヒット曲となる。(2/23 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
INST |
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KEITH KELLY | 「 (Must You Always)Tease Me 」 | |||||
PARLOPHONE | 1960 | 45-R 4640 | 先のPATTI LYNN同様典型的なネーミング、そしてやはり英国では鉄板のBUDDY HOLLYフォロワー的なルックス。この人KEITH KELLYは60年に本作でデビュー、作曲もしていることからレーベルも力を入れて売り出したのかもしれない。場末のストリップ小屋に合いそうな怪しい雰囲気のロックともポップスともつかない魅惑的なサウンド。途中で入るコーラスも印象的。これが受けてか全英第27位、まずまずの記録を残した。欧州では氏の他の作品とともにティーンポップ枠で人気があるらしい。(2/22 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
UK ROCK'N ROLL |
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PATTI LYNN | 「 Johnny Angel / Tonight You Belong To Me 」 |
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FONTANA | 1962 | 267216 TF | 名がPATTIに姓がLYNN。62年にデビューした、ありがちな芸名の彼女だが音の方も期待を裏切らない典型的なティーンポップ系。1枚目がこけて2枚目にあたる本作にプレッシャーがかかったか、ここは無難にPYEのMARK WYNTERよろしく米ヒット曲のカヴァーに落ち着いた。A面はご存知米女子歌手SHELLY FABARESの全米第1位を記録したあの曲。原曲も同年に英国でリリース、全英41位と振るわなかったが、このPATTIヴァージョンは31位を記録。とりあえずレーベルに顔向けは出来たか(?)。B面も多くの歌手が取り上げたスタンダードだが、こちらの方はアレンジも凝っていて本シングルの聴き所の1つとなっている。(2/21 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
GIRL |
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ALAN PRICE SET | 「 Simon Smith And The Amazing Dancing Bear 」 | ||||||
DECCA | 1967 | F 12570 | R&Bやブルースを基盤とした男臭いビートグループANIMALSのオルガン奏者としてデビューしたALAN PRICE。脱退後自身のグループである本名義で再出発。初期はANIMALSの流れを汲むR&B的テイストを全面に出していたが、徐々に多様な音楽趣味を露出してきた氏。本作はそんな氏の音楽に対する姿勢がよく表れている好例。米作曲家RANDY NEWMANの作品、コミカルな中に洒落が効いた上質のポップソング。これが受けて全英第4位の大ヒットを記録。この軽快さ、柔軟さがこの後同じ体質のGEORGIE FAMEとの共演に繋がっていく。(2/18 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
POP |
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THE KING BROTHERS | 「 My Mammy / Some Of These Days 」 | ||||||
PAGE ONE | 1967 | POF 033 | 50年代から活躍していた兄弟コーラス隊KING BROTHERS。ジャズを基盤に甘くポップな歌声を響かせながらレーベルを渡り歩き60年代後半にはヒップな若者向けレーベルPAGE ONEと契約。その持ち前のフットワークの良さで無理なく時代のトレンドにも乗っかった。本作はそのPAGE ONEでの2枚目。A面は1910年代に作られスタンダードとなった楽曲を取り上げた。しかしアレンジはまさに最新のスウィンギングロンドン仕込のカラフルな味付け。より躍動感溢れる、やはりスタンダードを斬新なアレンジで取り上げたB面も素晴しい。この弾けんばかりの素敵なシングル、残念ながら当時の若者達からは「まだこの人達やってたの?」と思われたか、ヒットせずに消えていった・・・勿体無い!(2/16 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
POP |
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CLIFF BENNETT AND THE REBEL ROUSERS | 「 I'll Take Good Care Of You 」 | ||||||
PARLOPHONE | 1967 | R 5565 | 60年代初頭にデビュー、その後のビートブームを乗り越え更なる進化を遂げた実力派歌手CLIFF BENNETT。それもR&Bやソウルに根差した、揺るぎないこの骨太サウンドがあってこそ。ヒット曲こそ少なかったが相当数のシングルリリースに恵まれたのもそんな氏の姿勢に心動かされたレーベルの計らいか。本作はこの名義での最後から2枚目。米ソウル歌手GARNETT MIMMSの名唱で知られるソウルバラードを取り上げた。無理なく自身の声質、歌唱法を活かした自分だけのヴァージョンに仕上げた。もちろんREBEL ROUSERSの鋼鉄の様な重厚な演奏があって初めて成立する。(2/15 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
UK SOUL |
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THE SEARCHERS | 「 Some Day We're Gonna Love Again 」 | ||||||
PYE | 1964 | 7N 15670 | フォークロック的なアプローチで独自の英国ビートサウンドを確立した彼等。主に米国産楽曲のカヴァーヒットで名を成した。とりわけポップス系の楽曲が多く他のビートグループの様にR&B等黒っぽい印象は薄い。が、本作は珍しくR&B楽曲を取り上げている。原曲を歌っているのは英国音楽界で人気の高かったBARBARA LEWISのちょっとマイナーな楽曲(ここが英国らしい)。まんまコピーするのではなく、しっかり彼等流のアレンジでカヴァーしている所が好ましい。全英第11位のヒットを記録。(2/14 山田) | |||||
¥2000 (税込¥2200) |
UK BEAT |
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DODIE WEST | 「 Goin' Out Of My Head / Is He Feeling Blue 」 |
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DECCA | 1964 | F 12046 | 英国ガールサウンドのファンにはPICCADILLYレーベルでの音源が馴染み深い彼女DODIE WESTのデビューシングル。楽曲は無難な選曲だろうか、LITTLE ANTHONYの名唱で知られるポップス・スタンダード作品。氏のヴァージョンに見る上品さに比べてDIDIE嬢のは適度な下世話さ加減がウリになるだろうか。B面はテンポの良い作風、こちらの方が彼女のキャラには合っているような気がする。チャート的には39位と地味な結果に終わり、これ1枚のみでDECCAを後にすることになる。(2/12 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
GIRL |
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THE STATESMEN | 「 I've Just Fallen'In Love / It's All Happening 」 |
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FONTANA | 1963 | TF 432 | 地元のクラブを中心に細々と活動していたビーグループSTATESMEN。彼等が根城にしていたクラブのオーナーROY GARRICK JACKSONの手腕で63年にDECCAと契約しメジャーデビュー。同年早くもFONTANAに移籍し2枚目のシングルを録音、それが本作。作曲はJACKSONが両面担当、63年というビートブームの最初期だけあって随所に前時代的な雰囲気も残っている。この後JACKSONの元を去り、かのBRIAN EPSTEINのマネージメントの下、スタークラブ等ビートグループのエリート的修行ツアーを行うことになる。(2/8 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
UK BEAT |
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THE ALAN BOWN ! | 「 Toyland / Technicolour Dream 」 | ||||||
MGM | 1967 | MGM 1355 | 元JOHN BARRY SEVENのトランペット奏者ALAN BOWNが旗揚げしたグループの彼等。元々はR&B志向の強いグループだったが、67年に長く在籍していたPYEからMGMへ移籍。それまでのALAN BOWN SETからこの名義に変更、サウンドも新時代に向けてガラッと衣替え。本作は両面時のトレンドであったサイケ感覚を取り入れたポップ作品。PYE時代にはソウル楽曲をがなりまくっていたJESS RODENも歌唱方法をしっかり変えているのが微笑ましい。これが効を奏してか2度目のチャートイン(とはいっても53位だけど)。(1/26 山田) | |||||
¥4500 (税込¥4950) |
PSYCH |
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SAMMY KING AND THE VOLTAIRES | 「 Past Caring / If You Can Find Someone To Love You 」 |
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HMV | 1966 | POP 1540 | BEATLESやSTONES、ROY ORBISON等かなりの大物とステージで共演歴のある、ウェスト・ヨークシャー出身の彼等。HMVからデビューし4枚のシングルをリリース、本シングルがラスト。A面は語りが主体のシンプルなカントリー楽曲(英国勢は意外にカントリーっぽいのが多い、EVERLY BROSの影響なのか?)。そしてこのシングル、最大の魅力はなんと言ってもB面に尽きる。ジャジーな雰囲気も弱冠感じられるギターが実に洒落た典型的なビートサウンド。軽快なビートに明るいメロディが踊り、聴き手のこちら側も心踊る。作曲はSAMMY KING本人によるもの。しかし何故こちらをA面にしなかったんだろう・・・とはいえレーベルのリリース年を見たらなんと66年、随分と時代錯誤なサウンド。仮にAB逆でも売れなかっただろうな・・・(1/24 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
UK BEAT |
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THE DAKOTAS | 「 Magic Carpet / Humdinger 」 | ||||||
PARLOPHONE | 1963 | R 5064 | BILLY J. KRAMERの伴奏グループとして活躍していたインスト集団DAKOTAS。彼等名義のシングルも数枚あり、本作は2枚目。両面ともメンバーによるオリジナル作品。的確な演奏でスマートなインスト作品を構築する姿勢に匠を見る。ヒットした前作に続けと当人達もレーベル側も願いをかけたがそれも虚しく全くヒットせず・・・(1/15 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
INST |
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THE MORGAN JONES ORCHESTRA | 「 Java / Montego Bay 」 | ||||||
PRESIDENT | 1968 | PT 224 | 吉本新喜劇のテーマみたいなインスト「Java」。レーベルのクレジットにはA.TOUSSAINTの名が見える。そうなんです!実は本作、ニューオリンズ音楽のマエストロALLEN TOUSSAINTが58年にリリースした楽曲のカヴァー。が、特有のあのファンキーな感覚は皆無、洗練されたアレンジでニューオリンズ楽曲をカヴァーするというのが本作のミソなのでしょう。料理番組のジングルみたいなB面もなかなかお洒落。ちなみに主役のこの楽団、シングルはこれ1枚のみのリリース。CRAIG DOUGLASやMARK WYNTER等のヒット曲を書いた作曲家にMORGAN JONESって人がいるけど同じ人?(1/14 山田) | |||||
¥2000 (税込¥2200) |
INST |
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GLENDA COLLINS | 「 Find Another Fool / Head Over Heels In Love 」 |
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DECCA | 1962 | 45-F 11417 | 女優兼歌手GLENDA COLLINS、彼女といえば60年代半ばのHMVにおける一連のJOE MEEKとの仕事の印象が強い。しかし、ティーンポップ/ガール枠で見てみると初期DECCA時代も侮れない。本作はそのDECCA時代のラストリリース。原曲は作曲家として有名すぎるBARRY MANNが同年にリリースした「Little Miss U.S.A.」のB面に収録されていた作品。作曲は勿論氏と相方CYNTHIA WEIL。シンプルな伴奏にどこかPYEのJULIE GRANTを思わせる伸びのあるヴォーカルが映える。HMV時代の音源はどうしてもプロダクションの方ばかりが注目されるが、彼女の歌声を堪能するならこの時期がいいかもしれない。アレンジを担当したのは後に米国でも大活躍するIAN FRASER。(1/14 山田) | |||||
¥4800 (税込¥5280) |
GIRL |
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THE FOUNDATIONS | 「 Build Me Up Buttercup 」 | ||||||
PYE | 1968 | 7N 17636 | 10数年前にエンディングテーマとして使用された映画が大ヒット、再び注目を浴びた英国60年代オールディーズ定番曲。ソウルグループとしてキャリアをスタートさせた彼等が歌う、TONY MACAULAY=MIKE D'ABO共作品。本格的なソウルを演奏したかったであろう彼等と売れ線ポップスを強要するレーベル側とのせめぎ合いから生まれた名曲。この絶妙なバランス感覚、70年代に入り本格的に花開く英国産ソウルの基本的なフォーマットはやはり本作を含む彼等の成功あってのものだと思う。(1/11 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
定番 |