VOL.12
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NEW ARRIVALS FROM UK
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SOUND FILES AVAILABLE. CLICK THE UNDERLINED SONG TITLE
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MANFRED MANN | 「 5-4-3-2-1 / Without You 」 | ||||||
HMV | 1964 | POP 1252 | ジャズを土台にブルースやR&B、ポップス等の要素を混ぜ合わせた独自のスタイルで人気を博した彼等の3枚目。A面は当時の人気テレビ番組のテーマ曲として使用された軽快なR&B調ポップス。B面はジャズとブルースの絶妙なミックス加減を聴かせる作品。全英5位を記録。(3/19 山田) | |||||
¥2000 (税込¥2200) |
UK BEAT |
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CARLY SIMON | 「 Why 」 | ||||||
WEA | 1982 | K 79300 | 米国のSSW系アーティストCARLY SIMONの82年リリース。同年に制作された"SOUP FOR ONE"というマイナーな映画用の楽曲で、当時の人気ディスコ系グループCHICとのコラボ作。作曲はCHICのメンバーBERNARD EDWARDSとNILE RODGERS。B面にはインストヴァージョンを収録。映画自体は全くダメだったようだが、こちらは全英10位のヒットを記録。(3/17 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
US SSW |
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DONOVAN | 「 Turquoise / Hey Gyp (Dig The Slowness) 」 |
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PYE | 1965 | 7N 15984 | 大ヒットしたデビュー盤「Catch The Wind」 、「Colours」(共に全英4位)に続く3枚目。A面「Turquoise」はそれまでと同路線の淡々としたフォーク作品。B面「Hey Gyp」は米国のブルース歌手/作曲家MEMPHIS MINNIEとKANSAS JOE McCOYの古い作品を改作(?)したもので、煽情的なギターのリフが印象的な、DONOVANの中では異色の作風。この作風が音楽業界では受けが良かったのか、ANIMALSを始め有名無名問わず、多くのアーティスト達が取り上げている。ちなみに本盤のチャートアクションは全英30位、前の2枚に比べると随分と地味な結果だった。(3/12 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
UK FOLK |
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IAN AND THE ZODIACS | 「 Wade In The Water / Come On Along, Girl 」 |
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FONTANA | 1966 | TF 753 | リヴァプール出身のビートグループIAN AND THE ZODIACS。63年にORIOLEレーベルからデビューするも鳴かず飛ばず。64年から67年の間、ドイツでの活動を重点において本国以上に人気を博した彼等。数枚のLPとシングルを現地でリリースしており、67年に英国でリリースされた本盤もドイツでの音源の一環と思われる。A面は米国のゴスペル定番曲をガレージロック調に改作したもので、スパイ映画っぽい要素を取り入れたスリリングなアレンジが面白い。アレンジはドイツのジャズ系作曲家/サックス奏者PAUL NROが手掛けている。B面は米国の人気ソウル/R&B系レーベルMOTOWNの人気グループJUNIOR WALKER AND THE ALL STARSの「Shake And Fingerpop」を思わせるファンキーなR&B調ロック。作曲者のクレジットにはメンバー達に先のNEROの名前が見えるが、オリジナル曲なのか、はたまた改作なのか・・・(2/26 山田) | |||||
¥18000 (税込¥19800) |
UK BEAT |
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PIONEERS / BEVERLEY ALL STARS | 「 Poor Rameses / In Orbit 」 | ||||||
TROJAN | 1969 | TR 698 | ジャマイカの人気レゲエトリオPIONEERSの69年リリース。同年にチャート21位を記録した「Long Shot Kick The Bucket」と同路線の作風のレゲエナンバー。こちらは残念ながら全くヒットしなかった。B面はBEVERLEY ALL STARSによるインスト作品。プロデュースはLESLIE KONG。(2/22 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
REGGAE |
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THE DAVE CLARK FIVE | 「 Can't You See That She's Mine / Because 」 |
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COLUMBIA | 1964 | DB 7291 | 結成の地であるロンドン北部のトッテナムから取った"トッテナム・サウンド”を掲げて活躍していた彼等。本盤はCOLUMBIAでの5枚目。A面は勢いのあるロックサウンドにトレードマークのバンカラ系(?)コーラスが乗った豪快な作品。そして目玉はやはりB面「Because」、英国ビートサウンドというよりもオールディーズ的な人気の高い作品としてお馴染み。本国以上に人気を博していた米国ではA面曲だったが、本国では何故かB面曲として扱われていた。これも英米の音楽市場やファン層の好み等の違いだろうか。全英10位を記録。(2/21 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
UK BEAT |
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THE ROLLING STONES | 「 It's Only Rock 'N Roll / Through The Lonely Nights 」 |
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ROLLING STONES | 1974 | RS 19114 | 全英10位を記録した彼等の70年代の代表的ヒットシングル。A面は元々はRON WOODが自身のソロアルバム用に作っていた曲をベースに仕上げたという。B面はオリジナルアルバム未収録、ファンの間で人気が高いというバラード作品。両面共に彼等のトレードマークたる不良っぽい、気だるいノリが良く出ている。(2/20 山田) | |||||
SOLD | ROCK |
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MIKE D'ABO | 「 Let It Roar / California Line 」 | ||||||
UNI | 1970 | UNS 525 | 人気グループMANFRED MANNの元リード歌手としてお馴染みの歌手/作曲家MIKE D'ABO。グループ在籍中にIMMEDIATEレーベルからソロ歌手としてデビュー、翌年にUNIレーベルに移籍しデビューアルバム『D'ABO』をリリース、本盤はUNIでの1枚目のシングルでアルバムからのカットとなる。両面共に同時期の米国音楽に影響を受けたようなSSW系サウンド。キャッチーかつコンパクトに仕上がっているのはこの人ならではか。残念ながら全く売れず、UNIではアルバムとシングル共に1枚のみで終わった。(2/6 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
SSW |
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VERNON VERMONT | 「 Too Late / Come Back 」 | ||||||
CBM | 1967 | CBM 02 | EMBERレーベルの傘下に設立された、一風変わったソウル/R&Bやスカ音源をリリースしていたレーベルCBM。わずか6枚で終了したレーベルで、本盤はカタログ番号から察するにレーベルの2枚目のリリースと思われる。主役のVERNON VERMONTは全く情報が無いが西インド諸島系歌手だろうか、素朴だが味わい深い歌唱を聴かせる。A面はゆったりテンポのR&B調、B面はスカ調の作風で、途中にスカによくある、例の口で発するリズム(?)も入るノヴェルティな作風。(2/5 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
R&B / SKA |
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DUNCAN BROWNE | 「 On The Bombsite / Alfred Bell 」 | ||||||
IMMEDIATE | 1968 | IM 070 | 本盤はSSW系アーティストDUNAN BROWNEのデビュー盤で、同年同月リリースのアルバム『GIVE ME TAKE YOU』から2曲をカットしたもの。キャッチーなサイケポップ調のA面にフォーキーなB面。両面共にメロディはBROWNEが紡ぎ、歌詞はDAVID BRETTONなる人が手掛けている(BRETTONはBROWNEと共にアルバムのカヴァーデザインも手掛けている)。この独特の繊細でクラシカルな仕上がりはまるで中世の職人技を見ているかの様。音楽家になる前はロンドンの名門アカデミーで学んでいたことも反映されているのかもしれない。プロデュースは勿論レーベル社長のANDREW LOOG OLDHAM。(2/3 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
PSYCH / FOLK |
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THE GONKS | 「 Gonk Song / That's All Right, Mamma 」 | ||||||
DECCA | 1964 | F 11984 | 元々はFOUR SPACESというグループ名で活動していた4人組ビートグループGONKSのデビュー盤。A面はタイトルからしてグループのテーマ曲なのだろうか、奇声(?)を取り入れた脱力系ビートナンバー。作曲したのは作曲家BILL MARTINと本盤のプロデュースも手掛けているTOMMY SCOTT。B面は米国のブルース歌手ARTHUR "BIG BOY" CRUDUPが46年にリリース、56年にELVIS PRESLEYが取り上げて大ヒットさせたあの曲のカヴァー。歌い方も含め本盤はELVISのヴァージョンを手本にしているのか?ちなみに彼等、本盤の1か月後にデビューした女子歌手TWINKLEの伴奏の仕事もしていた。(1/24 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
UK BEAT |
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TERRY NELSON | 「 Stranger On This Land / She Capture A Wise Guy 」 |
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HALAGALA | 1966 | HG 5 | 南米ガイアナ出身の歌手TERRY NELSONが設立、風変わりなスカやソウル/R&B音源をリリースしていたHALAGALAレーベル。自身のレーベルだけあってか、そのカタログの殆どがNELSON自身の音源で、本盤は氏の3枚目のリリースとなる。A面はゆったりしたR&B調、B面はちょっとスカっぽさもある軽快でポップなR&B調。作曲はこのレーベルでよくその名を見るNEL FRASER(NELSONの変名だったりして?)。(1/20 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
UK SOUL |
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ANITA HARRIS | 「 London Life / I Run To Hide 」 | ||||||
PYE | 1965 | 7N 15971 | 女優としても活動していた歌手ANITA HARRISのPYEでの3枚目。A面は英国音楽界で人気の高かった米国の作曲家BURT BACHARACH作品を取り上げたもので、夜のロンドンの街並みをのんびり散歩するような、フワフワとした上品な雰囲気のポップス。アレンジはDAVID WHITTAKERが手掛けた。BACHARACH作品というとまず米国のアーティストが録音、その後に英国のアーティストが同じ作品を録音するという印象が強いが、調べてみるとANITAのこのヴァージョンの他はこの作品は見当たらないので本盤が初出なのだろうか?B面は彼女自身と夫でプロデューサーでもあるMIKE MARGOLISとの共作によるもので、前に在籍していたVOCALIONレーベルでの作品でも見られる、忙しい展開を見せる風変わりなジャズ調作品。(1/15 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
UK GIRL |
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THE ROLLING STONES | 「 Not Fade Away / Little By Little 」 | ||||||
DECCA | 1964 | F 11845 | DECCAでの3枚目。A面は米国のR&RスターBUDDY HOLLYの57年のカヴァーで、原曲もBO DIDDLEYビートを取り入れた曲調だったが、本ヴァージョンは更にBO DIDDLEYのノリを意識したような仕上がり。B面はグループ自身と米国の人気プロデューサーPHIL SPECTORとの共作で、シカゴブルースの人気歌手JIMMY REEDを思わせるR&B作品。自作曲というのもあってか、こちらの方が彼等の持つ独特の気だるい感じが出ている印象を受ける。ちなみにB面の録音には作のSPECTORがマラカス奏者として参加し、米国の人気歌手GENE PITNEYがピアノを弾いている。全英3位を記録。(1/11 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
定番 |
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THE ZOMBIES | 「 Time Of Season / Friends Of Mine 」 | ||||||
CBS | 1969 | 4037 | 我が国でも「ふたりのシーズン」の邦題で洋楽ポップス好きにお馴染みの曲のフランス盤。本国ではラストシングルとしてリリース(B面は違う曲を収録)、全く売れなかった1枚。が、米国ではB面を差し替えてリリース、見事全米3位を記録。このフランス盤も米盤と同じカップリングでのリリース、残念ながらフランスでは全くヒットしなかった。(1/8 山田) | |||||
¥6000 (税込¥6600) |
POP |
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DUSTY SPRINGFIELD | 「 All I See Is You / Go Ahead On 」 | ||||||
PHILIPS | 1966 | BF 1510 | 本国のみならず国際的に人気を博した英国屈指の歌姫DUSTYの66年リリース。A面は米国の作曲家BEN WISEMANと英国の作曲家CLIVE WESTLAKE共作の壮大なバラードで、アレンジはWALLY SCOTTが担当。B面は本人とレーベルメイトの歌手MADELINE BELLとの共作によるキャッチーなソウル調作品(MADELINEも翌年にこの曲を録音している)。伴奏は同じくレーベルメイトのビートグループECHOESが担当。アレンジはALAN TEWが手掛けている。全英9位のヒットを記録。人気歌手の特権(?)、素敵なPS付き。(1/6 山田) | |||||
¥2000 (税込¥2200) |
UK GIRL |
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CYRIL DAVIES AND HIS RHYTHM & BLUES ALL STARS |
「 Countryline Special / Chicago Calling 」 | ||||||
PYE INTERNATIONAL | 1963 | 7N 25194 | 敬愛するMUDDY WATERS等本格的な米国シカゴ・スタイルのブルースを追及すべくALEXIS KORNERのBLUES INCORPORATEDから独立、自身のグループRHYTHM & BLUES ALL STARSを結成したハープ奏者/歌手CYRIL DAVIES。本盤はその記念すべきデビュー盤のプロモ盤。A面はスピード感溢れるノリに氏のハープや豪快なギター、鍵盤が乗ったインスト作品。B面はタイトルにもブルースに対する情熱や意気込みが感じられる、氏の歌唱も聴かせる軽快なブルースナンバー。ちなみにここで鍵盤を担当しているのは若きNICKY HOPKINS。リリース元がPYE本社ではなく、米国CHESSレーベル音源を配給していた傘下のPYE INTERNTINALというのも氏の希望するところだったのだろうか?(1/2 山田) | |||||
¥12000 (税込¥13200) |
UK R&B / BLUES |
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FREDDIE AND THE DREAMERS | 「 A Little You / Things I'd Like To Say 」 |
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COLUMBIA | 1965 | DB 7523 | そのお笑い芸人的キャラが受けてか、本国のみならず(本国以上に?)米国でも人気を博した彼等。本盤は65年にリリースした1枚。A面はTOM JONESのマネージャーとして知られるGORDON MILLSが作曲したビート作品。前年にCHICK GRAHAM AND THE COASTERSというマージービート系グループがリリースしており、本盤はカヴァーということだろうか。彼等にしてはワイルドな音色のギターが印象的な作風。B面はBEATLESやPINK FLOYDのエンジニアとしてお馴染みNORMAN "HARRICANE" SMITHのペンによるもので、こちらは従来の彼等の芸風を踏襲したような作風。チャートアクションとしては全英26位と地味な結果だったが、65年というと新しい世代がどんどん出てくる頃、彼等のようなビートブーム第一世代には大変な時期だったに違いない。(12/28 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
UK BEAT |
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SUSAN HOLLIDAY | 「 Any Day Now / Don't Come Knocking At My Door 」 |
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COLUMBIA | 1964 | DB 7403 | 62年にORIOLEレーベルからデビュー、数枚のシングルをリリースしていた女子歌手SUSAN SINGER。そんな彼女がSUSAN HOLLIDAYと名前を変えて64年にCOLUMBIAから再デビュー、翌年までの在籍中4枚のシングルを残しており、本盤はその2枚目。A面は米国の人気作曲家BURT BACHARACHが作曲、62年にR&B歌手CHUCK JCKSONが歌いヒットさせた曲を取り上げたもの。重厚なテンポに彼女がソウルフルな歌唱を乗せた素敵なヴァージョンに仕上がった。B面は軽快なテンポに洒落たオルガンの音色が印象的なR&B調でこちらも彼女が元気な歌声を聴かせてくれる。アレンジはSANDIE SHAW等を手掛けていたKEN WOODMAN。(12/27 山田) | |||||
¥12000 (税込¥13200) |
UK GIRL |
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BOB MARLEY & THE WAILERS | 「 Jamming 」 | ||||||
ISLAND | 1977 | WIP 6410 | レゲエファンのみならず、ロックファンにも人気の高いBOB MARLEY & THE WAILERSの77年リリース。アルバム『EXODUS』からのカット。B面「Punky Reggae Party」はLEE PERRYがプロデュースを手掛けたオリジナルアルバム未収録曲。全英9位を記録。(12/22 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
REGGAE |
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THE HONEYCOMBS | 「 That's The Way / Can't Get Through To You 」 |
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PYE | 1965 | 7N 15890 | TORNADOSと共に奇才JOE MEEKが手掛けたアーティストの代表格であるグループHONEYCOMBS。本盤は通算6枚目。A面は紅一点のドラマーHONEY LANTREEの歌唱が大々的にフィーチャーされた、HOWARD BLAIKLEY作曲のオールディーズ調ポップス。B面はMEEKが作曲、スピード感溢れるテンポとリード歌手DENNISの熱唱が見事に合致した、これぞMEEK印といった作風。大ヒットしたデビュー盤以降のリリースは全くヒットしなかったとか、ヒットしても30位代の地味なものだったりしたが本盤は12位と久々に良い結果となった。(12/21 山田) | |||||
¥2000 (税込¥2200) |
JOE MEEK |
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THE KINKS | 「 Mirror Of Love 」 | ||||||
RCA | 1974 | LPBO 5015 | RCAでラージセンターとは違和感を抱かずにはいられないが、本盤はフランスでプレスされたもの。当時の音楽誌にはRCAのプレス工場に不具合があり、当初のリリース日から送れる等々の記事があるが、打開策としてフランスの工場に委託したのだろうか?数か月後には録音し直したヴァージョンにB面を差し替え、カタログ番号を変えてリリースすることになる。(12/20 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
ROCK |
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THE RONETTES | 「 Be My Baby 」 | ||||||
LONDON | 1963 | HLU 9793 | 英国でもあのサウンドを模倣した様なレコードは結構存在する、米国の名プロデューサーPHIL SPECTOR。氏のあの"音壁"といえばやはりこの1曲に尽きるのだろうか、RONETTESの「Be My Baby」。本盤はその英国配給盤で、全英4位の大ヒットを記録。かの有名なモッズ系写真集"MODS !"には彼女達のスナップ写真が載っていたり、映画"QUADROPHENIA"のサントラにこの曲が収録されていたりと、英国盤だと単に米国産ポップスの配給盤というだけでなくモッド的アイテムという付加価値も付くか。(12/19 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
定番 |
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TUESDAY'S CHILDREN | 「 A Strange Light From The East / That'll Be The Day 」 |
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KING | 1967 | KG 1051 | ロンドンでレコード屋を経営していたRITAとBENNYのKING夫妻が設立したレーベル、その名もR&B DISCS。2人はその傘下に数個のレーベルを設立、このKINGレーベルはそのうちの1つ。本盤はそこから67年にリリースされたもので、主役のTUESDAY'S CHILDRENは70年代にソロアーティストとしてブレイクするPHIL CORDELLが在籍していたロックグループ。A面はCORDELL作曲、オリエンタルな要素を取り入れたサイケポップ作品。B面は50年代のR&RヒーローBUDDY HOLLYの代表曲をカヴァーしたもの。没後もHOLLY人気の高さを誇る英国ならではの選曲か?(12/18 山田) | |||||
¥6000 (税込¥6600) |
PSYCH |
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THE BABY DOLLS | 「 The Bell That Couldn't Jingle / We're No Angels 」 |
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COLUMBIA | 1964 | DB 7432 | ここで季節モノを1枚。HILARYとANGELAというロンドン出身の実の姉妹デュオの唯一のリリース。A面は米国の人気作曲家BURT BACHARACHが作曲、LARRY KUSIKが作詞を手掛けたクリスマスソング。62年に米国の歌手PAUL EVANSが、そして本盤の1か月前に同じく米国の歌手BOBBY VINTONがリリースしている可愛らしい作品。B面も素敵なポップスだが、作曲者の2人PONTE=JOHNSONとは一体誰だ?アレンジはPETER AND GORDON作品でお馴染みのGEOFF LOVE。(12/14 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
UK GIRLS |
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ASTRONAUTS | 「 Oh ! Why I Still Love You / In Dreams 」 |
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HALAGALA | 1966 | HG 12 | 一風変わったスカやソウル/R&B調音源をリリースしていたマイナーレーベルHALAGALA。そこから6枚シングルをリリースしているから一応はレーベルの看板アーティストと言えるのか、おそらく在英西インド諸島系と思われるグループASTRONAUTSのデビュー盤。A面は米国の人気ソウル歌手BEN E. KINGの「Stand By Me」を思わせるベースラインに粗削りながらソウルフルな歌唱が乗ったソウルバラード調。独特なモンド感を醸し出しているオルガンの音色も印象深い。B面はスカっぽい裏打ちのギターが入った、何とも掴み所の無い(このレーベルはそういう類が多い)、軽快な作品。(12/9 山田) | |||||
¥4800 (税込¥5280) |
SOUL / SKA |
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THE YARDBIRDS | 「 Over Under Sideways Down / Jeff's Boogie 」 |
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COLUMBIA | 1966 | DB 7928 | 全英10位を記録した彼等の代表的な1枚。A面は米国のR&RグループBILL HALEY AND HIS COMETSに着想を得てグループで作曲したという1曲。B面はCHUCK BERRYのインスト作品を改作した様な軽快なインスト作品。ギタリストを志す者にとっての永遠の課題曲??プロデュースはマネージャーのSIMON NAPIER-BELLとグループのベース奏者PAUL SAMWELL-SMITHが共同で手掛けた。(12/7 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
定番 |
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THE STORMSVILLE SHAKERS | 「 Number One 」 | ||||||
ODEON | 1966 | FOS 109 | 番外編でフランス盤を紹介。70年代にSSW系歌手として人気を博したPHILLIP GOODHAND-TAIT。そんな氏が60年代に率いた、ソウル/R&B調サウンドを得意としたグループSTORMSVILLE SHAKERS。本盤は66年に何故かフランスで録音、リリースされた1枚。同年にリリースされた4曲入りEPから2曲を抜粋したもので、おそらくジュークボックス用と思われる。重厚かつ疾走感のあるテンポにファズギターとホーン、そしてGOODHAND-TAITのハスキーでソウルフルな歌唱が乗った作品。ブルーアイドソウルとフリークビートの折衷的なサウンドといったところか?プロデュースはフランスの名匠CLAUDE BOLLING。(12/4 山田) | |||||
¥12000 (税込¥13200) |
MOD |
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ERROL DIXON AND HIS BACK BEATS |
「 Early This Morning / Bad Bad Woman 」 |
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BLUE BEAT | 1962 | 45/BB 86 | スカ等ジャマイカ音楽を専門にリリースしていた人気レーベルBLUE BEATからの1枚。主役はジャマイカ出身のブルース/R&B系ピアニスト兼歌手ERROL DIXON。このBLUE BEATからは計4枚リリースしており、本盤は3枚目でBACK BEATSなる伴奏グループを従えての録音。A面はずっしりと重量感のあるR&B調、B面はほどよくノリの良いテンポにピアノも踊るR&B調。スカ好きにはB面の方がシックリくるか。両面共にDIXON自身のペンによるもの。(11/29 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
R&B |
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BILLY J. KRAMER | 「 A World Without Love / Going Through It 」 |
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NEMS | 1968 | 56-3635 | ビートブーム期にエレキグループDAKOTASを率いて本国のみならず米国でも人気を博した歌手BILLY J. KRAMER。PARLOPHONE退社後はソロ歌手として色々なレーベルを転々としながらリリースを続けていた氏。本盤は氏と所縁のあるNEMSからリリースした1枚。タイトルで思わず「お!」と声が出てしまいそうなA面はあの曲のカヴァーではなく、米国の人気作曲チームRANDAZZO=PIKEによる歌謡風味のポップス。英国の作曲家達によるB面はほどよく軽快なテンポのポップス。アレンジはJOHNNY ARTHER、プロデュースはB面の作曲に名を連ねているJIMMY DUNCAN。残念ながら全く売れず、コレクタブルな1枚になってしまっている模様(BILLY J.のマニアの間で?それともNEMSマニア?)(11/27 山田) | |||||
¥12000 (税込¥13200) |
POP |
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LAUREL AITKEN | 「 Mary Don't You Weep 」 | ||||||
RIO | 1964 | R 53 | 50年代からジャマイカンR&Bにスカ、ロックステディにレゲエとジャマイカ音楽の軌跡と共にキャリアを歩み続けたキューバ出身の歌手LAUREL AITKEN。本盤はスカ系音源を専門に扱っていたRIOレーベルから64年にリリースした1枚。キャッチーなフレーズが印象的な陽気なスカ。録音の詳細は不明だが、時期的に英国での録音だろうか?(11/17 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
SKA |
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ERNESTINE ANDERSON | 「 You Can't Buy Love / Jerk And Twine 」 | ||||||
MERCURY | 1966 | MF 912 | ジャズとブルースの中間的なスタイルで人気を博した米国のジャズ系歌手ERNESTINE ANDERSONの66年リリース。彼女は60年代半ばには一時期英国で活動しており、レーベルにプロデューサー等の録音の詳細のクレジットは無いが、その時期の録音だろうか?A面はイントロのファズギターが印象的なR&B調で、64年にKOLETTESなるR&BグループがCHESSレーベル傘下のCHECKERから「Just How Much」のタイトルでリリースした作品のカヴァー。B面はCHESSレーベルの人気女子歌手JACKIE ROSSが65年にリリースした、デトロイトソウルを意識したような作品のカヴァー。当時の英国におけるソウル/R&B人気に呼応したような選曲だが、共に原曲が当時PYEが配給権を持っていたCHESS系なのが興味深い。(11/14 山田) | |||||
¥12000 (税込¥13200) |
SOUL / R&B |
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GERRY AND THE PACEMAKERS | 「 How Do You Do It ? / Away From You 」 | ||||||
COLUMBIA | 1963 | DB 4987 | マージービート系の代表格の記念すべきデビュー盤。作曲家MITCH MURRAYが作曲、ADAM FAITHとBRIAN POOLEが蹴り、BEATLESは録音するもリリース中止、最後に回ってきたのが彼等で見事全英首位を記録。B面はGERRYとベース奏者LES CHADWICKの共作によるビートナンバー。ビートサウンドの中にほんのりティーンポップな要素もある所が妙味。(11/9 山田) | |||||
¥1200 (税込¥1320) |
UK BEAT |
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ARTHUR CONLEY | 「 Shake, Rattle & Roll / You Don't Have To See Me 」 |
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ATLANTIC | 1967 | 584121 | ソウル/R&B界の大スターOTIS REDDINGの秘蔵っ子、ARTHUR CONLEY。本盤は英国でも大ヒット(全英7位)した「Sweet Soul Music」に続くリリース。A面は米ブルース/R&Bの大御所BIG JOE TURNERが54年に大ヒットさせた軽快なR&Bをモダンなソウル調でカヴァーしたもの。B面はDELACARDOSというソウルグループが同年に米国ATLANTICからリリースしたバラード作品をカヴァーしたもの。CONLEYのナイーヴなキャラにはB面の方がシックリくるかも。チャートアクションとしては前作のヒットの勢いには乗れず全くヒットしなかった。(11/5 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
SOUL /R&B |
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THE FOURMOST | 「 A Little Loving / Waitin' For You 」 | ||||||
PARLOPHONE | 1964 | R 5128 | マージービート系の人気グループFOURMOSTの3枚目。前2枚は同郷のLENNON=McCARTNEY作品だったが、本作は米国出身の作曲家RUSS ALQUISTのペンによる作品で、荒々しくもキャッチーな演奏を聴かせてくれる。B面はメンバーのBRIAN O'HARAが作曲した、洒落たアレンジの作品。SWINGING BLUE JEANSのRAY ENNISやMERSEYBEATSのGUSTAFSON=CRANEコンビ等マージービート界隈にはメロディ・センスを持った人が結構多い。(10/31 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
UK BEAT |
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OWEN GRAY | 「 Everything's Gonna Work Out Fine 」 | ||||||
FAB | 1969 | FAB 91 | 60年代前半にジャマイカから英国に活動の拠点を移し、色々なレーベルからスカやロックステディ、ソウル/R&B等色々なタイプのシングルを録音、リリースしていた歌手OWEN GRAY。本盤は主にレゲエ系音源をリリースしていたレーベルFABから69年にリリースされた1枚で、レゲエの界隈でよく見られる白レーベルのタイプ(一応プロモ盤?)。米国の人気ソウル/R&BデュオIKE & TINA TURNERの61年のR&B作品をレゲエのアレンジでカヴァーしたもの。伴奏はFABでの他のGRAYの伴奏を務めている在英レゲエバンドRUDIESだろうか?ちなみにこのシングル、結局レギュラー盤が出ることは無かった模様。(10/28 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
REGGAE |
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THE NICE | 「 America / The Diamond Hard Apples Of The Moon 」 |
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IMMEDIATE | 1968 | IM 068 | IMMEDIATEが送り出した本格的サイケ/プログレッシヴ系グループNICEの2枚目。米国産ミュージカルの傑作"WEST SIDE STORY"からの劇中歌を長尺のプログレ調アレンジでカヴァー。B面はグループによる作曲、ヴォーカル入りのサイケロック調。全英21位を記録。このシングルのレーベルにはバリエーションがあり、本盤は"SOLD IN U.K.〜"と"MONO"表記が無いタイプ。(10/24 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
PSYCH / PROG |
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TIN-TIN | 「 Is That The Way / Swans On The Canal 」 | ||||||
POLYDOR | 1971 | 2058 114 | OLIVIA NEWTON-JOHNの大ヒット「Physical」等を手掛けた人気作曲家STEVE KIPNERが在籍していた豪州出身のポップス・グループTIN-TIN。69年にPOLYDORからデビュー、本盤は5枚目。両面KIPNERを含むメンバー達によるオリジナル曲。プロデュースは同郷の人気グループBEE GEESのMAURICE GIBBが担当、それ故か小型(?)BEE GEESな趣がある。残念ながら英国では全く売れなかった本盤だが、米国では59位、豪州では99位を記録している。(10/18 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
POP |
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THE DELFONICS | 「 La-La Means I Love You 」 | ||||||
BELL | 1971 | BLL 1165 | 米国フィラデルフィア・ソウル/スウィートソウルの人気グループDELFONICS。名曲数あれど、彼等と言えばやはり「La-La Means I Love You」か。ソウル/R&B熱が高かった英国でも68年に配給されるも全くヒットせず、3年後の71年にカタログ番号を変えて再リリースしたのが本盤。前年のヒット「Didn't I (Blow Your Mind This Time)」を受けての再リリースだろうか、今回は全英チャート19位を記録。こうした旧作品が若干の時差を経てヒットするというのも興味深い。(10/17 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
SOUL/ FUNK |
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LUCAS with THE MIKE COTTON SOUND |
「 Jack And The Beanstalk / Mother-In-Law 」 |
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MGM | 1968 | MGM 1427 | トラッドジャズ系グループのMIKE COTTON JAZZMENがモダンなR&Bサウンドを演奏すべくMIKE COTTON SOUNDに発展、更に本格的なサウンドを追及すべくか、米国出身のソウル/R&B歌手LUCASを迎え入れた彼等。本盤はこの編成での4枚目。A面はSPARKLESなる米国テキサスのガレージバンドが66年にリリースした楽曲をカヴァーしたもので、B面は米国ニューオリンズR&Bの人気歌手ERNIE K-DOEの61年の大ヒット曲のカヴァー。プロデュースを手掛けたMIKE RAVENは当時の人気ラジオDJ/音楽ライターで主にブルースやR&Bを得意としており、アルバムの解説文等も多く執筆している。(10/16 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
UK SOUL |
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LITTLE EVA | 「 The Loco-Motion / He Is The Boy 」 | ||||||
LONDON | 1962 | 45-HL 9581 | 米国の人気作曲チームGOFFIN=KINGが作曲、彼等のベビーシッターだったという女子歌手LITTLE EVAが歌って全米首位を記録したオールディーズ定番曲。本盤はその英国配給盤で、英国でもチャート2位の大ヒットを記録。A面の知名度で陰に隠れてしまった感のあるB面はちょっと歌謡感もある(?)R&B路線。こちらはGOFFINと歌手として知られるBIG DEE IRVIN(クレジットはERVIN名義)との共作。(10/11 山田) | |||||
¥2200 (税込¥2420) |
定番 |
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LOS BRAVOS | 「 Black Is Black 」 | ||||||
DECCA | 1966 | F 22419 | 65年にスペインはマドリードで結成したビートグループLOS BRAVOS。本盤は英国でのデビュー盤。米国の人気ソウルレーベルMOTOWN辺りの影響を感じさせるリズムに乗って歌謡感溢れる情熱的なメロディを高らかに歌い上げたソウルフルなポップス。見事全英2位の大ヒットを記録し、米国の4位を始め世界各国でもヒットを記録した。アレンジとプロデュースはIVOR RAYMONDE。(10/10 山田) | |||||
¥2000 (税込¥2200) |
定番 |
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THE HONEYCOMBS | 「 Something Better Beginning 」 | ||||||
PYE | 1965 | 7N 15827 | 奇才JOE MEEKのバックアップを得て64年にPYEから「Have I The Right」でデビュー、見事全英首位を記録してセンセーショナルに登場した彼等。が、その後のシングルは30位代や全くヒットしなかったりと鳴かず飛ばず。レーベル側もテコ入れのつもりか、4枚目となる本盤ではレーベルメイトで人気グループだったKINKSのRAY DAVIES作品をピックアップ(KINKS自身のヴァージョンは同月にリリースされた彼等の2枚目のアルバムに収録)。DAVIESが紡いだ美しいメロディをリード歌手DENIS D'ELLがトレードマークたる高音ヴォーカルで歌った。アレンジはDECCAでその名をよく見る、人気アレンジャーIVOR RAYMONDEが手掛けた。肝心のチャートアクションは39位と地味な結果に終わってしまった。(10/9 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
JOE MEEK |
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JUDI JOHNSON | 「 My Baby's Face / Make The Most Of It 」 | ||||||
HMV | 1964 | POP 1371 | テレビのオーディション番組をきっかけに本盤で歌手デビューした女子歌手JUDI JOHNSON。A面は米国の人気ソウル/R&B歌手BABY WASHINGTONが前年に「I Can't Wait Until I See My Baby」のタイトルでリリースした作品をカヴァーしたもの。ほどよいテンポにほのかなヴィブラフォンが響く洒落たアレンジに乗ってJUDIが歌った素敵なヴァージョンに仕上がっている。原曲が所謂ノーザンソウルの界隈では定番曲だからか、本盤も珍(?)カヴァーとして評価されているそうな。B面はこの時期(1964年)らしい、質素なアレンジのガールポップ。(10/5 山田) | |||||
¥18000 (税込¥19800) |
UK GIRL |
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THE WHO | 「 Won't Get Fooled Again 」 | ||||||
TRACK | 1971 | 2094-009 | 「無法の世界」の邦題でお馴染み、アルバム『WHO'S NEXT』からの先行カット。シンセサイザーを駆使した、壮大で重厚な70年代型THE WHOのサウンド。全英9位を記録。人気グループのヒットシングル故にラージセンターやソリッドセンター等バリエーションが何種類かあり、本盤はプッシュアウトのタイプ。(10/2 山田) | |||||
¥4500 (税込¥4950) |
定番 |
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BARNES / ADAMS | 「 When It Comes To The Crunch / Rhythm And Crunch 」 |
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AUDIO PLACTICS LTD. | 1966 | LYN 1021 | 本盤はFLEXI盤(我が国で言う所のソノシート)。SMITHS社のCRIPSというお菓子の宣伝用の1枚。A面は歌入りのほどよくグルーヴィなポップで、B面はそのインストヴァージョン。手掛けたのは作曲家CLIFF ADAMASと作詞家のHOWARD BARNES。しかしこういった類の盤はお菓子屋やスーパーの店先で配っていたのだろうか?(9/28 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
企業モノ |
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MANFRED MANN | 『 No Living Without You 』 CLICK & PLAY 「Tired Of Trying, Bored With Lying,Scare Of Dying」 |
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HMV | 1965 | 7EG 8922 | ジャズやブルース等をミックスした独自のヒップな音楽性で人気を博した彼等の4枚目のEP。フリークビート調の自作にRAY CHARLES等ブルース/R&Bのカヴァー、ポップなバラード等を収録。まさに先の音楽性の多様さを物語る内容。(9/27 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
EP |
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THE ROLLING STONES | 「 Paint It Black 」 | ||||||
DECCA | 1966 | F 12395 | 忙しいリズムとオリエンタルな要素が印象的な、彼等の66年の代表曲。まさにサイケ前夜の鼓動が聞こえる。全英首位を記録。(9/26 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
定番 |
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THE BEAZERS | 「 Blue Beat 」 | ||||||
DECCA | 1964 | F 11827 | 当時英国の音楽シーンで話題だった新ジャンル”ブルービート”、つまりジャマイカのスカ音楽。そんな新ジャンルの普及に一役買うべく(?)リリースされたのがこのBEAZERSなるグループの、その名も「Blue Beat」。豪華なビッグバンド系アレンジにブルージーなメロディをリード歌手がソウルフルに歌った1枚。そのリード歌手こそがブレイク前のCHRIS FARLOWE、62年にすでに同レーベルからソロ歌手としてシングルをリリースしていたが、この時期はEMI系のCOLUMBIAに所属していた故にこの名義だったのだろうか。作曲は戦前からバンドリーダーとして活躍していたCYRIL STAPLETONと当時若きJOHNNY HARRIS。(9/20 山田) | |||||
SOLD | MOD |
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DESMOND DEKKER | 「 You Can Get It If You Really Want 」 | ||||||
TROJAN | 1970 | TR 7777 | 「Israelites」や「It Miek」等の大ヒットで英国でも人気を博したジャマイカ出身のレゲエ歌手DESMOND DEKKER。本盤はTROJAN移籍後の第一弾。同じく英国でも人気を博していた歌手JIMMY CLIFF作品を取り上げたもので、ポップなレゲエ調で見事全英2位の大ヒットを記録。ちなみに本家のCLIFFのヴァージョンは同じTROJANから本盤の3週間前にリリースされていたが全くヒットせず。2年後の自身が主演した映画‘THE HARDER THEY COME’で使用されようやく日の目を見ることになる。(9/12 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
REGGAE |
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ALEX HARVEY (?) | 「 Do The Dog / Something You Got 」 | ||||||
GTA | 1966 | PO 40018 | ちょっと箸休めで欧州盤を紹介。こちらはスコットランドが生んだロックヒーローALEX HARVEYが66年にイタリアでリリースしたという1枚。A面はRUFUS THOMAS、B面はCHRIS KENNERと両面米国R&Bのカヴァー。が、生前に行われた氏へのインタビューでは本盤についてきっぱり自分ではないと否定していたという。確かに聴くとA面はややそれっぽく聞こえなくもない声も聞こえるが、B面は全くHARVEYらしき声は聞こえてこない、数名の声が聞こえたりとグループという印象を受ける。プロデューサーのクレジットには"RAMON BOUCHÉ LONDON"と記載されているが、RAMON BOUCHEという名前の歌手が67年に英COLUMBIAから1枚シングルをリリースしているが同一人物だろうか?全く謎の1枚である・・・演奏者達は一体誰なんだ??(9/2 山田) | |||||
¥5000 (税込¥5500) |
MOD R&B |
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WAYNE FONTANA | 「 Goodbye Bluebird / The Sun's So Hot Today 」 |
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FONTANA | 1966 | TF 737 | ビートブーム期にはビートグループMINDBENDERSを率いてヒットを連発、人気を博したマンチェスター出身の歌手FONTANA。65年の後半からソロ歌手としてリリースを開始、本盤はソロ3枚目となる。A面は米国の作曲家BUDDY KAYEとBOB HALLEYの共作によるバラード作品。ほのかにエキゾチカ風のアレンジが面白い。B面はFONTANA自身のペンによる作品で、軽快なテンポにオルガン等を施した、ちょっとサイケ前夜な香りもする作品。職業作曲家ではないからだろうか、地味な作風だが妙にクセになる作風。アレンジは両面共に作曲家としてもお馴染みのLES REEDが担当。全英49位と地味なヒットを記録。(8/30 山田) | |||||
¥2000 (税込¥2200) |
POP |
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BOB MARLEY & THE WAILERS | 「 Could You Be Loved / One Drop 」 | ||||||
ISLAND | 1980 | WIP 6610 | A面はMARLEYの生前最後のアルバムとなった『UPRISING』からのカット。B面は前のアルバム『SURVIVAL』からのカット。全英5位を記録。(8/24 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
REGGAE |
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ALAN MARTIN | 「 Why Must I Cry / Shirley I Love You 」 | ||||||
RIO | 1965 | R 68 | ジャマイカ産音源の配給だけでなく、自社制作の音源もリリースしていたスカ/レゲエ系のマイナーレーベルRIO。本盤は当時レーベルのスタッフとしても働いていたという在英ジャマイカ歌手DENZIL DENNISがALAN MARTIN名義で録音した1枚。両面共にスカではなく、ゆるいR&B調作品。ちなみにRIOでは通常は黄色地に黒のフォントでプリントされているデザインのレーベルを使用しているが、本盤はジャマイカ音楽界隈で言う所のブランク(白レーベル)タイプ。店頭やサウンドシステム向けのプロモ盤?(8/24 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
UK SOUL |
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ROBERT HENRY | 「 Walk Away Like A Winner 」 | ||||||
PHILIPS | 1966 | BF 1476 | 65年に渡英しPHILIPSからBOB HENRY名義で英国デビューした米国はテキサス出身の歌手ROBERT HENRY。本盤はこの名義に変更してリリースした2枚目。米国の作曲家JOEY BRROKSとAARON SCHROEDERが作曲、RIGHETOUS BROTHERS、WALKER BROTHERS辺りが歌いそうなドラマティックなバラード作品を朗々と歌い上げた。リリース当時は全く話題にならなかったが、後年に所謂ノーザンソウルの界隈でビートバラッド作品として評価を得ることになる。(8/22 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
POP |
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C.M.J. | 「 La La La / Step Around It 」 | ||||||
MOTHER | 1971 | MOT 3 | 米国出身の人気ラジオDJのEMPEROR ROSKOがBEACONレーベルの同系レーベルとして設立したMOTHERレーベル、本盤はそのレーベルからの3枚目。主役のC.M.J.はトリオ編成のロックグループで、60年代からマイナーレーベルでシングル盤やLPをリリースしながら細々と活動していた人達。A面は米国の人気ソウル/R&B歌手STEVIE WONDERが62年にリリースした作品を重厚でグルーヴィなロックアレンジでカヴァーしたもの。B面は米国の作曲家/歌手JOE SOUTHの代表曲「Games People Play」を彷彿とさせる南部ロック調のゆったりした作品で、作曲は本盤のアレンジを手掛けたCHRIS GIBBONSとROSKO(本名のPASTERNAK名義)との共作。(8/18 山田) | |||||
¥12000 (税込¥13200) |
ROCK |
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ENGELBERT HUMPERDINCK | 「 The Last Waltz 」 | ||||||
DECCA | 1967 | F 12655 | インド出身のポピュラー系歌手ENGELの大定番シングル。心地良いワルツのテンポに人気作曲家チームBARRY MASONとLES REEDが紡ぐ美しく優しいメロディ。チャートヒットのファンのみならず、ジャマイカ音楽等ジャンルを超えて音楽好きにも愛される1曲。67年9月に全英チャート首位を記録。ちなみに10位以内には同じマネージメントのスターTOM JONESやROLLING STONES、SMALL FACES、STEVIE WONDER等英米強豪揃いだった。(8/12 山田) | |||||
¥1500 (税込¥1650) |
定番 |
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TERRY NELSON | 「 I'll Shed More Tears / Helpless Blue Eyed Baby 」 |
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HALAGALA | 1967 | HG 20 | 一風変わったスカやレゲエ音源をリリースしていたマイナーレーベルHALAGALA。本盤はレーベルの要人で代表的歌手(というかこの人以外所属アーティストがほとんどいないけど)、南米ガイアナ出身の歌手TERRY NELSONの67年リリース。A面は50年代の米国R&B風バラード。当時の英国と言えばMOTOWNやATLANTIC/STAX等モダンなソウル/R&Bが人気を博していた時期、古臭いこのサウンドもある意味新鮮だったのかも?B面はそういったモダンなトレンドを意識したようなファンキーなソウル/R&B調作品。作曲はNELSONの多くの作品を手掛けているNEL FRASER。(8/7 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
UK SOUL |
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THE LEON YOUNG STRINGS | 「 This Boy / Glad All Over 」 | ||||||
PYE | 1964 | 7N 15646 | 50年代からアレンジャーとして主にポピュラー系音楽を手掛けてきたベテランLEON YOUNG。本盤は氏が指揮する弦楽器をメインとするイージーリスニング系プロジェクトがPYEで残した唯一のシングル。A面はBEATLES、B面がDAVE CLARK FIVEと人気グループの作品をイージーリスニング化した1枚。リリース当時は全く話題にならなかったが、70年代に入り所謂ノーザンソウルのブームでB面が思いもよらぬ評価を受け、再発までされることになる(A面は再発されなかったけど)。ちなみにレギュラー盤にはアーティスト名に‘THE’が印刷されているがプロモ盤では省略されている。(8/5 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
INST |
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BILLY J. KRAMER With THE DAKOTAS |
『 The Billy J. Kramer Hits 』 CLICK & PLAY 「I Call Your Name 」 |
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PARLOPHONE | 1963 | GEP 8885 | 人気マージービート系グループの1枚目のEP。同年に大ヒットした1枚目、2枚目のシングルを丸々を収録したタイトル通りの内容。A面がLENNON=McCARTNEY、B面がMcCARTNEY=LENNONのクレジットというのも実に壮観。しかしすでに2枚のシングルを買ったファンは果たして本盤も買ったのだろうか?(8/3 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
EP |
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JACKIE LYNN | 「 All In My Mind / Grin And Bear It 」 | ||||||
HMV | 1964 | POP 1316 | 夫でもあったトラッドジャズ系クラリネット奏者DICK CHARLESWORTHのバンドで活動していた、リヴァプール出身の歌手JACKIE LYNN。バンドが所属していたという関係もあってか、HMVレーベルから本盤でソロデビュー。A面は米国のソウル/R&B歌手MAXINE BROWNが60年にリリース、ヒットさせたバラード作品を取り上げたもの。B面はパーカッシヴなビートに歯切れの良いギターのカッティングが印象的な、スカにも通じる軽快なノリのポップス。作曲者のJAN HOLLIという名は聞き慣れないが誰だろう?(7/17 山田) | |||||
¥4800 (税込¥5280) |
UK GIRL |
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BILLY J. KRAMER with THE DAKOTAS |
「 Bad To Me / I Call Your Name 」 | ||||||
PARLOPHONE | 1963 | R 5049 | リヴァプール出身の歌手BILLY J. KRAMERとマンチェスター出身のエレキグループDAKOTASのチームによる2枚目。手堅くヒット狙いか、前作同様に両面共にKRAMERと同郷で同じ事務所のLENNON=McCARTNEYによる作品。リラックスした雰囲気にKRAMERの優男声が映えるA面にビートサウンドを強調したB面。本盤も見事全英首位の大ヒットを記録した。(7/11 山田) | |||||
¥1500 (税込¥1650) |
UK BEAT |
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EAGLES | 「 Outlaw Man / Certain Kind Of Fool 」 | ||||||
ASYLUM | 1973 | AYM 523 | 米国西海岸系ロックの代表格EAGLESの英国での5枚目。英国の人気プロデューサーGLYN JOHNSを迎え、英国で録音したアルバム『DESPERADO』からのカット。自身もSSW系アーティストとして活動していたDAVID BLUEが作曲したA面、メンバー達のオリジナルのB面。本国ではチャート59位と地味な結果だったが、この英国盤は全くヒットしなかった。(6/27 山田) | |||||
¥4500 (税込¥4950) |
US ROCK |
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SMALL FACES | 「 All Or Nothing / Understanding 」 | ||||||
DECCA | 1966 | F 12470 | 人気モッズ系グループの通算5枚目。両面共にMARRIOTT=LANEコンビによる作品。美しいメロディのA面に彼ら本来のR&B趣味を反映させた重厚なロックのB面。全英首位を記録。(5/23 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
定番 |
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ELVIS PRESLEY | 「 Don't Cry Daddy / Rubberneckin' 」 | ||||||
RCA | 1970 | RCA 1916 | 本国のみならず英国でも人気を博したロックスターELVIS PRESLEY。全英2位の大ヒットを記録した「Suspicious Mind」に続くリリース。A面は作曲家/歌手MAC DAVISが作曲(SCOTT DAVIS名義)した牧歌的なバラード。B面はファンキーなブルーアイドソウル調で、当時英国各地のユースクラブで催されたソウル系イベント等でも人気があったそうな。録音は南部ソウルでお馴染みアメリカン・スタジオにて。全英8位を記録。(5/20 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
POP |
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THE TROGGS | 「 Night Of The Long Grass / Girl In Black 」 | ||||||
PAGE ONE | 1967 | POF 022 | 「Wild Thing」等のヒットでお馴染みのグループTROGGS、本盤はPAGE ONEレーベルでの4枚目。A面はリードヴォーカルREG PRESLEYが作曲、冒頭にSEを入を入れる等凝った演出も施された、米国のガレージロックにも通じる怪しい雰囲気のサイケ調ロック。B面はレーベル社長でプロデューサーのLARRY PAGEと作曲家COLIN FRECHTERとの共作で、THE WHOを思わせるギターのフレーズが印象的なロック。意欲的なシングルだったがチャートアクションは17位とちょっと地味な結果だった。(5/17 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
POP/ ROCK |
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LONG JOHN BALDRY AND THE HOOCHIE COOCHHIE MEN | 「 You'll Be Mine / Up Above My Head I Hear Music In The Air 」 |
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UNITED ARTISTS | 1964 | UP 1056 | 英国屈指のブルース歌手LONG JOHN BALDRY率いるグループのデビュー盤。A面は当時英国でもブルース/R&B愛好家達の間で人気を博したシカゴブルースの要人の1人、HOWLIN' WOLFの62年作品をカヴァーしたもの。B面は同じく英国でも愛好家の間で人気を博した、豪快な歌唱とギター演奏で知られるゴスペル歌手SISTER ROSETTA THARPEが47年に録音したゴスペル作品をカヴァーしたもの。ちなみにB面には若きROD STEWARTがセカンドリードで参加(氏にとって初のレコーディングとなる)。(4/29 山田) | |||||
¥6000 (税込¥6600) |
UK R&B |
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SONNY BLAKE | 「 Johnny Janvier / She's Mine 」 | ||||||
EMBER | 1965 | EMB S 195 | 英国60年代シングル愛好家にはお馴染み(?)、米国産音源の配給の他、自国アーティスト達の音源の制作・リリースを積極的に行っていたレーベルEMBER。本盤はEMBERが65年にリリースした1枚で、SONNY BLAKEなる謎の歌手のデビュー盤。ゆったりテンポの牧歌的なポップスのA面、B面は英国でも人気を博したツイスト男こと米国の人気歌手CHUBBY CHECKERを思わせる軽快でポップなR&B調。プロモ仕様(?)の様だが、従来の大きいAマークの入ったMEBERのプロモ盤とはちょっと違ったデザインのレーベル。ちなみに本盤全く売れなかったが、当時日本でも何故か女の子の顔のアップのデザインのPSが付いて配給されていた。(4/20 山田) | |||||
¥4800 (税込¥5280) |
POP / R&B |
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THE MOVE | 「 Tonight / Don't Mess Me Up 」 | ||||||
HARVEST | 1971 | HAR 5038 | 人気ポップ/ロック系グループMOVEのHARVESTレーベルでの1枚目。A面は元々ROYが人気グループNEW SEEKERS用に作った楽曲だったそうな。B面はドラムのBEV BEVANが作曲したオールディーズ調作品。全英11位を記録。(4/19 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
ROCK |
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THE O'JAYS | 「 Lovin' You / Don't Let The Dream Get Away 」 |
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PHILLADELPHIA INTERNATIONAL RECORDS | 1987 | PIR 6 | 58年に結成、70年代のフィリーソウルのブームで大ブレイクを果たしたオハイオ出身のベテラングループO'JYAS。本盤は86年にリリースされた、長らく在籍していたPIRレーベルでのラストアルバム『LET ME TOUCH YOU』からのカット。A面は70年代マナーのスイートなバラード。B面は80年代らしいアーバンなアレンジを施された作風。作曲、プロデュースにはGAMBLE=HUFFやTHOM BELLをはじめとするフィリーソウルの要人達が名を連ねている。残念ながら全く売れなかった。(3/29 山田) | |||||
¥2200 (税込¥2420) |
SOUL / FUNK |
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TH FLYING MACHINE | 「 Hanging On The Edge Of Sadness / The Flying Machine 」 |
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PYE | 1970 | 7N 17914 | 66年にPINKERTON'S ASSORTED COLOURSの名前でDECCAからデビューした彼等。翌年にはPYEに移籍し数回の改名を経て69年にこの名前に落ち着き、本盤はこの名義での3枚目。A面はDECCAやその傘下レーベルMCAでその名をよく見るMIKE LEANDERとEDDIE SEAGOのチームによく作品。それまでの路線に沿ったキャッチーなポップ。B面はK.PAFFなる作曲家による作品で、こちらはバンドの演奏を活かしたロック色の強い作風。残念ながら全くヒットしなかったが、近年高い評価を得ている様子(B面がその評価対象か?)。(3/21 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
POP |
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ERROL DIXON | 「 Six Questions / Not Again 」 | ||||||
DECCA | 1967 | F 12613 | ジャマイカ出身のブルース/R&Bを得意とするピアニスト/歌手ERROL DIXON。61年にスカ系レーベルBLUE BEATからデビュー、以降数々のスカ/レゲエ系レーベルを転々としながらシングルをリリースし続けた氏。本盤は67年に大手DECCAからリリースした1枚。軽快なスカ調リズムにDIXONが喋りまくるノヴェルティな作風のA面、同じく軽快なスカ調リズムにのって良い喉を聴かせるB面。両面共に自作、そして異様にベースが太いアレンジ。そのアレンジを手掛けたのは当時ロックやポップスを手掛けて大忙しだった人気アレンジャーARTHUR GREENSLADE。プロデュースを手掛けたのは当時ブルース専門レーベルBLUE HORIZONを運営していたMIKE VERNON。DIXONが元々はブルースピアニストだったという所で繋がった人選か?(3/8 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
SKA / REGGAE |
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THE ROLLING STONES | 「 We Love You / Dandelion 」 | ||||||
DECCA | 1967 | F 12654 | 時代のトレンドたるサイケデリックな感覚を取り入れた意欲的な1枚。A面はNICKY HOPKINSによる華麗なピアノのフレーズが印象的な、重厚なサイケロック。コーラスにはBEATLESのJOHNとPAULが参加している。B面は軽快でカラフルな質感のサイケポップのB面。全英8位を記録。ちなみに本盤がマネージャーANDREW LOOG OLDHAMが手掛けた最後のリリースとなった。(2/29 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
ROCK |
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JULIE GRANT | 「 Somebody Tell Him 」 | ||||||
PYE | 1962 | 7N 15430 | ブラックプール生まれ、オペラやダンスで鍛えたという実力派ガールシンガーJULIE GRANT。62年にPYEからデビュー、65年までの在籍中に相当数のシングルをリリース。が、PETULA CLARKやSANDIE SHAW等同レーベル所属の他の女性歌手達のように大ブレイク出来なかった彼女。本盤はそんな彼女の記念すべきデビュー盤。軽快で夢見心地なアレンジに伸びのある歌唱を聴かせてくれる素敵な1枚(全くヒットしなかったけど)。作曲者の1人、MARK ANTHONYは後にレーベルのメインプロデューサーとなるTONY HATCHの変名。ちなみに本盤、この時期の紫色レーベルでは非常に珍しいソリッドセンターのタイプ。(2/26 山田) | |||||
¥4500 (税込¥4950) |
UK GIRL |
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GEORGE HARRISON | 「 This Song 」 | ||||||
DARK HORSE | 1976 | K 16856 | DARKE HORSEレーベルでの最初のアルバム『33 1/3』からのカットで、こちらもこのレーベルでのシングル第一弾となる。軽快でキャッチーな曲調でヒット間違いない!といった印象を受けるが、例の「My Sweet Lord」の件を題材にしているネガティブな内容故か、米国では25位を記録するも英国では全くダメだった。(2/21 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
ROCK |
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THE CLASSMATES | 「 In Morocco / I Feel 」 | ||||||
DECCA | 1964 | F 11806 | ケント州出身、その名のとおり学校のクラスメート達で結成したしたという4人組ビートグループCLASSMATES。63年にDECCAからデビュー、本盤は3枚目のリリースとなる。A面はエスニックなアレンジが施された無国籍調サウンド。当時販売されていた同曲の楽譜には‘CRANE’という当時放送されていたテレビドラマのテーマ曲と記されている。B面はマイナーグループらしい、良い意味で垢抜けないビートナンバー。メンバー達の自作曲かと思ったら、作曲家と作詞家による作品らしい。(2/21 山田) | |||||
¥2200 (税込¥2420) |
UK BEAT |
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MANFRED MANN | 「 If You Gotta Go, Go Now / Stay Around 」 |
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HMV | 1965 | POP 1466 | 彼等といえば後のMANFRED MANN EARTH BANDまで恒例化した(?)BOB DYLAN作品のカヴァーヒット、本盤はその1枚目。DYLANがアルバム『BRINGING IT ALL BACK HOME』のセッションで録音した作品を取り上げたもので、後に欧州のみでシングルリリースされたDYLANヴァージョンに近い、軽快なロックヴァージョンに仕上がっている。全英2位を記録。B面はメンバーのMIKE VICKERSの作曲で、ジャジーな雰囲気の、一風変わった作風。(2/15 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
UK BEAT |
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LEE DORSEY | 「 Get Out Of My Life, Woman 」 | ||||||
STATESIDE | 1966 | SS 485 | 米国ニューオリンズR&B界の人気スター歌手LEE DORSEYの英国配給5枚目。65年に米国のAMYレーベルからリリースされた音源を翌年にEMI傘下のレーベルSTATESIDEが配給したもの。ずっしりと重たくファンキーなドラムから始まる、気だるいニューオリンズR&B作品。作曲とアレンジはALLEN TOUSSAINT。米国では総合チャート44位、R&Bチャート5位のヒットを記録したが、英国では22位を記録。(2/11 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
SOUL / R&B |
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THE NATURALS | 「 I Should Have Known Better / Didn't I ? 」 |
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PARLOPHONE | 1964 | R 5165 | エセックス出身の6人組ビートグループのNATURALS。64年にPARLOPHONEからデビュー、本盤は2枚目のリリースとなる。デビューシングルがコケて、早くヒットを出してほしいレーベル側のお仕着せだろうか、A面はレーベルの人気グループBEATLES作品をカヴァーしたもの。勢いに任せて演奏したようなラフな仕上がりだが作品自体のクオリティ等もあってか全英24位を記録。B面は音楽出版業界の大手DICK JAMES所属の作曲家/タレントスカウトマンLESLIE CONNが作曲した、マージービート風作品。こちらも良い意味で垢抜けない、マイナービート好きには堪らない仕上がりとなっている。(2/8 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
UK BEAT |
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DONNIE ELBERT | 「 In Between The Heartaches / Too Far Gone 」 |
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POLYDOR | 1968 | 56234 | 米国はニューオリンズ出身のソウル/R&B歌手DONNIE ELBERT。英国SUEから配給された音源が好評だったからか、60年代後半は英国に活動の拠点を移し現地のアーティスト達のプロデュースや楽曲提供、自身の音源もリリース。本盤はその時期にリリースした1枚。当時レーベルメイトだった、フリークビート系グループのFLEUR DE LYSをバックに録音したという1枚。まったりメロウなA面にほどよいテンポのノーザンソウル調のB面。アレンジとプロデュースには米国の大手ATLANTICレーベルの要人ARIF MARDINの名前があるが、当時英国POLYDORは米国ATLANTIC音源を配給していた関係からだろうか?(2/1 山田) | |||||
¥6000 (税込¥6600) |
SOUL / R&B |
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SHOCKING BLUE | 「 Venus / Hot Sand 」 | ||||||
PENNY FARTHING | 1969 | PEN 702 | オランダを代表するロックグループSHOCKING BLUE、彼等と言えばやっぱり「Venus」。本盤はその英国配給盤、英国でもチャート8位の大ヒットを記録。そんな代表的ヒットにすっかり隠れてしまったB面「Hot Sand」もおススメした1曲。サイケでファズギターやシタール(っぽくギターを弾いている?)を入れたサイケなロック作品。JEFFERSON AIRPLANEあたりを意識したのか?(1/22 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
定番 |
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THE MOHAWKS | 「 Cheer Me Up / The Clock 」 | ||||||
PAMA SUPREME | 1971 | PS 309 | レゲエ専門レーベルPAMAがライバル会社TROJANに対抗してよりコマーシャルなレゲエを打ち出すべく70年に設立した傘下レーベルPAMA SUPREME、本盤はそこからの1枚。主役のMOHAWKSはPAMA創設時からの看板グループだが、この時期になるとメンバー編成もすっかり変わって(その筋ではMK IIと呼ばれているそうな)の録音となる。A面は米国のテレビアニメ番組‘HARLEM GLOBETROTTER’からの楽曲で、JEFF BARRYやRON DANTEという人気作曲家達によるバブルガムポップをソウル調にカヴァーしたもの。B面は得意のファンク調インスト。プロデュースを担当したのはレーベル専属のプロデューサーではなく、当時色々なレーベルでポップなソウル調音源を手掛けていたDON LAWSON。(1/21 山田) | |||||
\12000 (税込¥13200) |
UK SOUL |
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JUDASD PRIEST | 「 Breaking The Law 」 | |||||
CBS | 1980 | S CBS 8644 | RINGO STARRが所有していたスタジオで録音したという名盤『BRITISH STEEL』。本盤はそのアルバムから2曲カットしたもの。疾走感のあるスリリングなA面に重厚感のあるB面。PSも見開きという豪華さ。全英12位を記録。*おまけのパッチは欠落。(1/17 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
METAL |
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THE TROGGS | 「 Any Way That You Want Me / 66-5-4-3-2-1 」 |
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PAGE ONE | 1966 | POF 010 | 全英2位の大ヒットを記録した「I Can't Control Myself」に続く、PAGE ONEでの2枚目。A面は彼等の出世作「Wild Thing」の作曲家CHIP TAYLORによる作曲。前作とは対照的なしっとりと美しいバラード路線で全英8位の大ヒットを記録。B面はヴォーカルのREG PRESLEYの作曲、いつも通りの(?)クセの強いキャッチーなガレージロック。(1/11 山田) | |||||
¥2200 (税込¥2420) |
POP / ROCK |
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CREAM | 「 I Feel Free 」 | ||||||
REACTION | 1966 | 591011 | ERIC CLAPTON、JACK BRUCE、GINGER BAKERによる人気パワーロック系トリオの2枚目。BRUCEと作詞家PETE BROWN共作のスピード感のあるロックサウンド。全英8位を記録。この数年前は所謂ビートサウンドがチャートを席巻していたことを考えると60年代、特に後半のサイクルの速さは異常なほどだと痛感せざるを得ない・・・(1/6 山田) | |||||
¥4500 (税込¥4950) |
ROCK |
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THE BANDWAGON | 「 Breakin' Down The Walls Of Heartache 」 | ||||||
DIRECTION | 1968 | 58-3670 | 米国はニューヨークで結成、米EPICレーベルのプロデューサーで作曲家としても活躍していたDENNY RANDELLのバックアップで68年にデビューしたソウルグループBANDWAGON。英国でもCBS傘下のレーベルDIRECTIONから配給が開始、本盤は英国での2枚目、先のRANDELと相棒SANDY LINZERが共作した軽快なソウル作品。本国では全く売れなかったが、このノリが受けてか英国ではチャート4位の大ヒットを記録。このヒットがきっかけとなり70年代に入ると活動の拠点を英国に移すことになる。(12/22 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
SOUL/R&B |
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FELDERS ORIOLES | 「 I Know (You Don't Love Me No More) / Only Three Can Play 」 |
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PICCADILLY | 1966 | 7N 35311 | ロンドンを基盤にソウル/R&B志向の強いサウンドで活動していたグループFELDERS ORIOLES。65年にPYE傘下のレーベルPICCADILLYからデビュー、本盤は3枚目のリリース。A面は米国はニューオリンズのR&B歌手BARBARA GEORGEが大ヒットさせた定番曲のカヴァー。原曲とは違う、ストンプするビートを入れた斬新なアレンジでポップなブルーアイドソウル作品に仕上げた。B面も洒落たソウル/R&B調作品で、作曲者のクレジットにあるHODGSONとNORMANは見慣れない名前だが、マイナーな米国ソウル/R&Bのカヴァーなのだろうか?それともマイナーな作曲チームによる提供曲だろうか?(12/21 山田) | |||||
\12000 (税込¥13200) |
MOD SOUL |
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ALAN HAVEN | 「 I Feel Pretty 」 | ||||||
FONTANA | 1963 | TF 395 | JOHN BARRYとの映画関連の仕事で知られる、英国ジャズ系オルガン奏者ALAN HAVEN。62年からFONTANAでシングルのリリースを開始、本盤は2枚目のリリースとなる。人気ミュージカル'WEST SIDE STORY'の劇中歌をカヴァーしたもの。オルガンジャズというよりもラウンジ系オルガンインストといった趣。(12/20 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
INST |
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UNIT FOUR PLUS TWO | 「 Baby Never Say Goodbye / Rainy Day 」 | ||||||
DECCA | 1966 | F 12333 | 全英首位を記録した大ヒット曲「Conrete And Clay」でお馴染み、UNIT FOUR PLUS TWO。本盤は7枚目のリリース。A面はTHE WHOやBIRDSがカヴァーした米国の人気ソウル/R&BレーベルMOTOWNの歌手/作曲家EDDIE HOLLANDの人気曲「Leaving Here」を思わせるイントロから先の「Concrete And Clay」路線で展開するポップス。作曲はメンバーの2人で、前年にCOLUMBIAレーベルのグループBO STREETE RUNNERSが録音しており、本盤はセルフカヴァーということになるのか。B面も同じ作曲チームによるもので、ハンドクラップを効果的に使った洒落たポップス。ビートサウンド的な要素もほのかに感じさせる所もポイント。全英49位を記録。(12/15 山田) | |||||
¥4500 (税込¥4950) |
BEAT / POP |
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WHITE PLAINS | 「 When You Are A King / The World Gets Better With Love 」 |
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DERAM | 1971 | DM 333 | DERAMレーベルの人気グループWHITE PLAINSの6枚目。A面はメンバーが作曲に参加した、哀愁漂う歌謡感のあるポップス。B面は人気作曲チームCOOK=GREENAWAY作曲による軽快なポップス。アレンジの面ではA面はLEW WARBURTON、B面はZACK LAWRENCEと売れっ子2名を起用するという力の入れ様。が、チャートアクションは13位とやや地味だった。(12/15 山田) | |||||
\1000 (税込¥1100) |
POP |
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JIMMY SOUL | 「 If You Wanna Be happy / Don't Release Me 」 |
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STATESIDE | 1963 | SS 178 | 米国はノースカロライナ出身のR&B系歌手JIMMY SOULの全米首位を記録した大ヒットシングルの英国配給盤。A面は30年代のトリニダードのカリプソ歌手ROARING LIONの作品をベースに作曲したという陽気でノリのいいポップス。B面のポップなR&Bバラードもこれまた良い曲。英国でのチャートアクションは39位と本国に比べやや地味だった。(12/13 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
POP / R&B |
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LUNAR FUNK | 「 Mr. Penguin - Pt.1 」 | ||||||
BELL | 1972 | BELL 1225 | 60年代に米国ミシガン州、デトロイトで結成したソウルグループFABULOUS COUNTS。70年代に入るとCOUNTSに改名し地元のレーベルWESTBOUNDと契約、レーベル所属時期である72年に何故かLUNAR FUNK名義でBELLレーベルからシングルをリリース、本盤はその英国配給盤。躍動するビートにコーラス、オルガンにギター、そして人気コミック'BATMAN'に出てくる曲名と同じ名前のキャラクターをイメージした(?)奇声をフィーチャーしたノヴェルティなソウル/ファンク作品。本国では全米総合チャート63位、R&Bチャート23位を記録するも英国では全くヒットしなかった。(12/10 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
SOUL / FUNK |
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FREDA PAYNE | 「 Deeper And Deeper / Unhooked Generation 」 |
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INVICTUS | 1970 | INV 505 | 前作「Band Of Gold」が全英首位を記録した、人気ソウル/R&BレーベルINVICTUSの歌姫の英国での2枚目。前作に引き続き同じ作曲家陣が手掛けたポップな作品だったが、前作に比べてややフックが弱かったか、全英33位と地味なチャートアクションだった。ファズギターを入れたアレンジのB面は後に若いソウルファンにもアピールして人気を博すことになる。(12/9 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
SOUL / R&B |
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FREDDIE & THE DREAMERS | 「 You Were Made For Me / Send A Letter To Me 」 |
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COLUMBIA | 1963 | DB 7147 | その奇抜なパフォーマンスが受けてか、本国だけでなく米国でも人気を博したビート第一世代の代表格FREDDIE & THE DREAMERS。本盤は3枚目のリリース。A面は人気作曲家MITCH MURRAYのペンによる、ほのぼのとしたポップな作品。B面はFREDDIE自身の作曲による作品。ほどよいテンポが心地良い、フォークポップ調で、ティーンポップやオールディーズ系リスナーにもおススメしたい1曲。全英3位を記録。(12/8 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
UK BEAT |
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THE TROGGS | 「 Surprise, Surprise (I Need You) / Marbles And Some Gun 」 |
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PAGE ONE | 1968 | POF 064 | REG PRESLEYのクセのある歌唱とキャッチーな作品で人気を博したグループTROGGS。本盤はPAGE ONEでの9枚目のリリース。A面はPRESLEY作曲、スピード感溢れるテンポにノイジーなギターや軽快なピアノを入れた、パンキッシュでポップな作風。時代をやや行き過ぎたか(?)全くヒットしなかった。B面はベース奏者PETE STAPLESが作曲、ほどよい跳ねを効かせたテンポに、おそらく作曲者のSTAPLESだろうか、TROGGS作品にしてはアクの無い歌唱が乗った作品。両面興味深い1枚。(12/7 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
POP / ROCK |
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BILLY J. KRAMER with THE DAKOTAS |
「 Little Children / They Remind Me Of You 」 |
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PARLOPHONE | 1964 | R 5105 | リヴァプール出身、ELVIS風のルックスのリヴァプール出身の伊達男歌手BILLY J. KRAMERとマンチェスター出身の実力派エレキグループDAKOTAS。63年に人気グループBEATLESのLENNON=McCARTNEY作品でデビュー、3枚目までこの作曲チームの作品で大ヒットを飛ばした彼等。本盤は続く4枚目、今回は米国の2人の作曲家JOHN LESLIE McFARLANDとMORT SHUMANによる作品を取り上げた。B面はDAKOTASのメンバー2人による作品、軽快なテンポに切ないメロディが乗った素敵なビートナンバー。流麗なストリングスを配したアレンジも洒落ている。全英首位を記録。(12/3 山田) | |||||
¥1200 (税込¥1320) |
UK BEAT |
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MANFRED MANN | 「Sha La La 」 | ||||||
HMV | 1964 | POP 1346 | ジャズを基盤にブルースやR&B等の要素を混ぜ合わせて独自のサウンドを確立、人気を博した彼等。本盤は全英首位の大ヒットを記録した「Do Wah Diddy Diddy」に続くリリース。前作同様に今回も米国産ポップスのカヴァーで、人気ガールグループSHIRELLESが同年にリリース、ヒットさせた作品を取り上げたもの。ガールグループが歌っていただけに可愛らしい作風の作品をジャズに裏打ちされたタイトな演奏でクールに決めた。こちらも全英3位の大ヒットを記録。(11/18 山田) | |||||
¥1500 (税込¥1650) |
UK BEAT |
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JIMMY JAMES AND THE VAGABONDS |
『 The New Religion 』 CLICK & PLAY 「Do It Right」 |
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PYE | 1967 | PNV 24188 | 英国で本格的なソウル/R&Bを演奏していた、ジャマイカ出身のソウル/R&B系グループJIMMY JAMES AND THE VAGABONDS。ここで紹介するのはフランス盤EP。前年に英国でリリースされた同名アルバムから4曲カットしたもので、そのうち3曲は英国では未シングル化。MOTOWNやCHESS等、モッズ族を中心に当時の英国のソウル/R&Bファンに人気の米国レーベルの作品をカヴァーしたもの。JAMESのトレードマークであるソウルフルで優しい歌唱、グループの素晴らしい演奏が堪能出来る。(11/18 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
EP |
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THE FLOWER POT MEN | 「 Let's Go To San Francisco 」 | ||||||
DERAM | 1967 | DM 142 | 人気ヴォーカルグループIVY LEAGUEのメンバーで作曲チームとしても活動していたJOHN CARTERとKEN LEWISが中心となって作ったスタジオプロジェクトのデビュー盤。当時話題になっていた米国西海岸のヒッピーカルチャーに便乗してサンフランシスコ詣でを促すような軽薄なものかと思いきや、両面に渡って壮大な英国サイケポップが展開する相当凝った作風。作曲・プロデュースは先の2人によるもの。見事全英4位の大ヒットを記録。(11/17 山田) | |||||
\1500 (税込¥1650) |
POP |
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THEM | 「 (It Won't Hurt) Half As Much / I'm Gonna Dress In Black 」 |
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DECCA | 1965 | F 12215 | 北アイルランド出身のR&B系ビートグループTHEMの5枚目のプロモ盤。A面は彼等の大ヒットシングル「Here Comes The Night」の作曲とプロデュースを手掛けた米国のR&B系プロデューサーBERT BERNSによるR&Bバラード。B面は人気プロデューサーTOMMY SCOTTがプロデュースと作曲を手掛けた作品で、ANIMALSにも通じる哀愁漂うバラード作品。渋めの作風だったからか、残念ながらヒットを記録することはなかった。(11/13 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
UK BEAT |
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BOB HENRY | 「 I Need Me Someone / Built Like A Man 」 | ||||||
PHILIPS | 1966 | BF 1450 | 米国はテキサス出身の歌手HENRY。50年代に本国でJERICHO BROWNという名義で歌手デビュー、数枚のシングルをリリースし映画にも出演しているという。65年に活動の場を求めてだろうか、英PHILIPSと契約し本盤をリリース。A面は自作のカントリー調バラード、B面は自身と英国の人気作曲家PETER CLLANDERとの共作、込み上げるような展開のメロディとほどよいテンポの素敵なポップス。このノリが受けてか英国ノーザンソウル界隈で評価されているそうな。アレンジを手掛けているのはREG GUEST。本盤リリース後はROBERT HENRYやROBERT HENRY HENSLEY名義でシングルを数枚リリースすることになる。(11/11 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
POP |
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RAINBOW | 「 Since You've Been Gone / Bad Girls 」 | ||||||
POLYDOR | 1979 | POSP 70 | キャッチーなハードロックで人気を博したグループRAINBOWの全英6位を記録した代表的な1枚。A面はアルバム『DOWN TO EARTH』からのカットで、ロック歌手RUSS BALLARDが76年にリリースした作品をハードロックのアレンジでカヴァーしたもの。B面はアルバム未収録、こちらも豪快でキャッチーなハードロック調。ヒットシングルだけにレーベルカラーもバリエーションがあり、赤(二種)と本盤の様な銀色がある。(11/8 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
ROCK |
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THE HOLLIES | 「 Jennifer Eccles / Open Up Your Eyes 」 | ||||||
PARLOPHONE | 1968 | R 5680 | 『EVOLUTION』や『BUTTERFLY』といったアルバムを生んだ彼等のサイケ期の代表的な1枚。A面はCLARKEとNASHによる共作で、南国っぽい(?)パーカッシヴな要素も取り入れた陽気で力強いポップ。B面はHICKSも作曲に加わっての作品で、トレードマークのコーラスワークを活かした作風。全英7位を記録。(10/30 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
POP |
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ROY WOOD | 「 Forever 」 | ||||||
HARVEST | 1973 | HAR 5078 | 60年代からTHE MOVEやELO等で活躍する音楽職人ROY WOODの代表曲。レーベルにBEACH BOYSのBRIAN WILSONとNEIL SEDAKAへの賛辞を記している様に、先人達の影響を反映させたこの作風は英国ロック/ポップス系リスナーのみならずオールディーズファンにも強くアピール。全楽器、歌唱もROY一人によるもの。全英チャート8位を記録。(10/25 山田) | |||||
¥1500 (税込¥1650) |
定番 |
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WINGS | 「 Mary Had A Little Lamb / Little Woman Love 」 |
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APPLE | 1972 | R 5949 | 全英9位を記録した、WINGSの2枚目のリリース。ほのぼのした作風のA面、軽快なロックのB面とのカップリング。両面共にオリジナル・アルバム未収録。本盤はプッシュアウトのセンタータイプ。(10/21 山田) | |||||
\2800 (税込¥3080) |
定番 |
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JEFF BECK | 「 Hi Ho Silver Lining / Beck's Bolero 」 | ||||||
COLUMBIA | 1967 | DB 8151 | YARDBIRDS脱退後のソロデビュー盤。A面は米国の作曲家SCOTT ENGLISHとLARRY WEISSが共作したサイケ調ポップで、BECKの歌声も聴ける貴重な(?)録音。バックコーラスには後にBECKのグループでリードヴォーカルを務めることになるROD STEWARTが参加している。B面は前年のYARDBIRDS在籍時に録音した音源で、BECKの他にはバンドメイトでもあったJIMMY PAGEにTHE WHOのKEITH MOON、人気のセッション鍵盤奏者NICKY HOPKINSといった錚々たる顔ぶれでの録音。作曲はPAGEによるもの。プロデュースはANIMALSやHERMAN'S HERMITSを手掛けたことでお馴染みのヒットメイカーMICKIE MOST。全英14位を記録。(10/20 山田) | |||||
¥3000 (税込¥3300) |
ROCK |
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THE SOUTHLANDERS | 「 Charlie / Imitation Of Love 」 | ||||||
TOP RANK | 1960 | JAR 403 | ジャマイカ/英国出身のメンバー達からなるヴォーカルグループのSOUTHLANDERS。56年にPARLOPHONEからデビュー、翌年にはDECCAに移籍し58年までの間に数多くのシングルを残す。60年にTOP RANKに移籍、リリースしたのが本盤。A面はCOASTERS等、当時ノヴェルティなR&Bで人気を博していた米国のR&Bグループを意識したようなコミカルなR&B作品。B面はドゥーワップ調のR&Bバラード作品。そして後にPYEで大成する作曲家/プロデューサーTONY HATCHがアレンジとプロデュースを手掛けているというのも注目したい所。(10/18 山田) | |||||
¥4800 (税込¥5280) |
UK DOO-WAP |
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THE EXOTICS | 「 Cross My Heart / Ooh-La-Lah 」 | ||||||
DECCA | 1964 | F 11850 | MILLIE SMALLの「My Boy Lollipop」で一般的に認知されるようになったジャンル、ジャマイカのスカ音楽。本盤もDECCAがそういった市場に向けて送り出したのだろうか、EXOTICSなるグループのデビュー盤。両面共にキャッチーなスカ作品。リードを歌っているのは当時ソロ歌手として活躍していたジャマイカ出身の歌手OWEN GRAYだそうな(B面はGRAYの作曲)。で、先に出てきた「My Boy Lollipop」、調べてみると何と本盤と同年同月同日のリリースという情報もあり、それが正しければFONTANAとDECCAでスカ対決みたいなことを試みたということか?残念ながら本盤は完敗だったが。(10/14 山田) | |||||
¥6000 (税込¥6600) |
SKA |
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GEORGIE FAME | 「 Because I Love You / Bidin' My Time 」 | ||||||
CBS | 1967 | 202587 | COLUMBIAレーベルではジャジーでモッドなサウンドで人気を博した歌手GEORGIE FAME。67年にはCBSに移籍、本盤はCBSでの第一弾シングル。A面はソフトロック系リスナーに強くアピールするような、心地良いテンポのポップス。B面はパーカッション等を上手く活かしたファンキーでソウルフルなR&B調作品。全英15位を記録。(10/11 山田) | |||||
\2800 (税込¥3080) |
POP |
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ROGER McGUINN | 「 Peace On You / Without You 」 | ||||||
CBS | 1974 | S CBS 2649 | 人気グループBYRDSの元メンバーROGER McGUINNの英国盤。米国では73年からシングル盤のリリースしていたが、英国では本盤が初ソロシングルとなる。2枚目のソロアルバム『PEACE ON YOU』からのカット。A面はカントリー歌手CHARLIE RICH作品のカヴァーで、キャッチーなメロディが印象的な作品。B面は自身が作曲に参加、やっぱりちょっとBYRDSっぽさがある。(9/30 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
ROCK |
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OZZY OSBOURNE | 「 Bark At The Moon / One Up The 'B' Side 」 |
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EPIC | 1983 | A 3915 | 新ギタリストJAKE E. LEEが加入しての同名アルバムからカットとなるA面、作曲はOZZYにJAKE、そしてベース奏者BOB DAISELYによるもので、OZZYならではのキャッチーなメタル作品。B面はオリジナルアルバム未収録、こちらもキャッチーな作風で作曲はOZZY単独によるもの。全英チャート21位を記録。(9/25 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
HEAVY METAL |
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LARIS McLENNON | 「 Confusion / Turn Me Loose 」 | ||||||
CBM | 1967 | CBM 03 | EMBERレーベル傘下に設立されたレーベルCBM。リリースは僅か6枚のシングルのみという、マイナーレーベル系コレクターには堪らないこのレーベル、本盤はそうしたカタログからの貴重な(?)1枚。他の所属アーティストにも楽曲を提供しているLARIS McLENNONなる歌手の唯一のリリース。両面良い意味であか抜けない、ゆるくファンキーな英国産ソウル/R&B作品。A面はこのレーベルの殆どの音源のプロデュースを手掛けているROY LEE WALKERなる人、B面は彼女自身の作曲。ちなみにこのレーベルの最後のリリースとなる6枚目は本盤をカタログ番号を変えて再リリースしたもの。(9/23 山田) | |||||
\8000 (税込¥8800) |
UK SOUL |
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JOHNNY KIDD AND THE PIRATES | 「 Shakin' All Over / Yes Sir, That's My Baby 」 |
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HMV | 1960 | 45-POP 753 | ALMA COGANやRONNIE HILTONを手掛けたHMVレーベルのプロデューサーWALLY RIELYの肝入りで59年にデビューしたR&R系グループ。本盤は全英首位の大ヒットを記録した4枚目、後に数多くのロックグループがカヴァーすることになる英国産R&R古典。印象的なイントロのギターリフはメンバーの友人でセッションギタリストのJOE MORETTIが弾いている。B面は20年代の米国産ポピュラーソングを軽快なR&Rアレンジでカヴァーしたもの。(9/21 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
UK R&R |
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THE IVY LEAGUE | 『 Tossing And Turning 』 CLICK & PLAY 「Graduation Day 」 |
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PICCADILLY | 1965 | NEP 34042 | PYE傘下のレーベルPICCADILLYが抱える人気ヴォーカルトリオIVY LEAGUE。本盤は2枚目のEPで、同年にリリースされた2枚のシングル曲を収録したもの。美しいコーラスワークを聴かせるゆったりした曲からビート時代を反映させた軽快な曲まで楽しめる1枚。が、既発音源だった故か、売れなかった模様・・・(9/15 山田) | |||||
¥1200 (税込¥1320) |
EP |
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FREDDIE AND THE DREAMERS | 「 Turn Around / Funny Over You 」 | ||||||
COLUMBIA | 1966 | DB 8033 | 63年にデビュー、脱力な振付等を駆使したパフォーマンスは米国でも大受けしたFREDDIE AND THE DREAMERS。が、新しい世代のグループが登場し始める65年あたりから徐々にチャートとは縁遠くなってしまった彼等。とはいえその後もリリースは続き、ヒットは記録しなくても良質なものは多い。66年リリースの本盤もそういったうちの1枚。A面は米国の人気歌手HARRY BELAFONTEが50年代にリリースしたしっとりした作品のカヴァー、B面はFREDDIE自身のペンによる美しいメロディが印象的な良質なポップソング。こっちをA面にした方が良かったんじゃないか?と思うくらい素敵な曲だが、仮にそうだったとしても売れなかっただろうなぁ。(9/15 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
UK BEAT |
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THE JOHN BARRY SEVEN | 「 Zulu Stomp / Monkey Feathers 」 | ||||||
EMBER | 1964 | EMB S 185 | 映画007シリーズの音楽でお馴染み、作曲家JOHN BARRY率いるインストグループJOHN BARRY SEVEN。長らく在籍していたCOLUMBIAから63年にややマイナーなレーベルEMBERに移籍、本盤はそこでの4枚目。A面は自身が手掛けた映画‘ZULU’にちなんで作ったというダンスステップ‘ZULU STOMP’用の作品。PSまで作って意気込んだが全く売れなかった。B面も同路線のエレキ主体のインスト作品。(9/10 山田) | |||||
\2800 (税込¥3080) |
INST |
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ROBIN TYNER & THE HOT RODS | 「 Till The Night Is Gone (Let's Rock) 」 | ||||||
ISLAND | 1977 | WIP 6418 | 人気のパンク/パブロック系バンドと米国の伝説的ロックバンドMC5の元ヴォーカリストROB TYNERとの夢の(?)共演盤。HOT RODSが奏でる直球ロックに乗ってTYNERパイセンが粋な喉を聴かせてくれる。話題性は十分に強かったんだろうけど全く売れなかった(泣)(9/8 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
ROCK |
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DAVY JONES | 「 Jezebel / Don't Come Cryin' To Me 」 | ||||||
PICCADILLY | 1962 | 7N 35038 | MONKEESの彼やDAVID BOWIEの初期の芸名と同姓同名の米国出身のポップ/R&B系歌手DAVY JONES。60年にPYEからデビュー、本盤は同系レーベルPICCADILLYからリリースした1枚。A面は米国の人気歌手FRANKIE LAINEが51年にリリース、ヒットさせた曲のカヴァー。軽快なツイスト調リズムを取り入れる等、時代を反映させたアレンジでのカヴァー。B面は同年に米国のポップス/R&B系歌手ROY HAMILTONがリリースした作品のカヴァー。歯切れの良いテンポにキャッチーなメロディが乗ったアーリーソウル調作品。近年はこちらが高い評価を得ているそうな。(9/2 山田) | |||||
¥4500 (税込¥4950) |
POP |
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ZOOT MONEY'S BIG ROLL BAND | 「 Nick Knack / I Really Learnt How To Cry 」 | ||||||
COLUMBIA | 1967 | DB 8172 | コミカルなキャラにジャズ/R&Bを軸としたヒップなサウンドでマニアックな人気を博した彼等のCOLUMBIAでのラストシングル。A面は彼等の代表ヒット「Big Time Operator」の作曲チームによる作曲で、LEE DORSEY等の米国ニューオリンズR&Bを思わせる作品。B面はMONEYとグループのギタリストANDY SUMMERS(レーベルにはSOMERSと表記)共作、フォーキーな要素も入れたキャッチーなサウンド。(9/1 山田) | |||||
¥4500 (税込¥4950) |
ROCK |
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NORMAN CONNORS & THE STARSHIP ORCHESTRA | 「 Say You Love Me / Captain Connors 」 | ||||||
BUDDAH | 1978 | BDS 476 | 米国はフィラデルフィア出身のドラマー/作曲家/プロデューサーNORMAN CONNORS率いるSTARSHIP ORCHESTRAからの1枚。アルバム『THIS IS YOUR LIFE』からのカット。A面は米国では未シングル化、メロウさとファンキーさがバランス良くブレンドされたヴォーカル入りの作品。B面は軽快でちょっとスペイシーなクロスオーヴァーファンク調インスト作品。(8/31 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
SOUL / FUNK |
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DINAH WASHINGTON | 「 What A Diff'rence A Day Made / Come On Home 」 |
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MERCURY | 1959 | 45-AMT 1051 | 本盤もコレクター心をくすぐる類だろうか、米国ジャズ/ブルース界のスター歌手DINAH WASHINGTONの代名詞的シングルの英国盤プロモ。元々は30年代にメキシコの作曲家が作ったもので、英詞を付けて歌ったこのヴァージョンで一般的に知られるようになった。全米総合チャート8位、R&Bチャート首位の大ヒットを記録、おまけにグラミー賞まで取ってしまった歴史的な1枚。が、当時米国産のブルースやR&Bの放送に消極的だったという放送事情も理由だったのか、英国では全く売れなかった。A面の知名度にすっかり隠れてしまったB面は渋いスローブルースもカッコいい。COLUMBIAレーベル時代のARETHA FRANKLINのルーツもこの辺だろうか。(8/30 山田) | |||||
¥6000 (税込¥6600) |
JAZZ / BLUES |
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LYNN HOLLAND | 「 Oh Darling How I Miss You / Before 」 |
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ADVISION | 1965 | ACETATE | ‘白地に大きく輝く大きく赤いAマークのプロモ盤がたまらなく愛おしい’とか‘CSにある元の持ち主の書き込みにグッとくる’等々、シングルコレクターにとっての萌え(?)ポイントは各々それぞれ。一般的にはキワモノ的存在(?)である所謂アセテート盤もそういったうちの1つだろうか。ここで紹介するのは65年にPOLYDORから正式にリリースされた女子歌手LYNN HOLLANDの音源のアセテート盤。カントリーポップのA面に哀愁漂う歌謡風味のポップスのB面。リリース元はアセテート盤好きにお馴染みの録音スタジオADVISION STUDIONS。コーティングでフリップバック仕様という独自のカンパニースリーヴもカッコいい。(8/30 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
GIRL POP |
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THE FOUNDATIONS | 「 In The Bad, Bad Old Days / Give Me Love 」 |
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PYE | 1969 | 7N 17702 | ソウル風味のポップスで人気を博したPYE所属のグループFOUNDATIONS。本盤は通算5枚目のリリースで、「Baby, Now That I Found You」や「Build Me Buttercup」と並ぶ代表的な1枚。イントロから盛り上がる展開(いわゆるこみ上げ系?)が世代を超えて愛されている。作曲はこの時期のPYEの人気作曲チームTONY MACAULAYとJOHN MACLEODのコンビ。B面はリード歌手COLIN YOUNGの作曲、跳ねたビートに歌謡風味の(?)メロディが乗ったソウル調作品。全英8位を記録。本盤はちょっと珍しい(?)ソリッドセンターのタイプ。(8/28 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
POP |
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SMALL FACES | 「 Sha-La-La-La-Lee / Grow Your Own 」 | ||||||
DECCA | 1966 | DL 25227 | ちょっと箸休めでドイツ盤を紹介。英国モッド系グループの代表格SMALL FACESの代表的1枚。本国では3枚目だったが、ドイツでは2枚目の配給となる。A面は米国出身の人気作曲家MORT SHUMANと自身も歌手としても活躍するKENNY LYNCHの共作によるポップで軽快な作品。B面では本来の彼等が嗜好する黒っぽいテイストを取り入れたインスト作品。しかし宣伝資料がよっぽど不足していたのか、3枚目までがメンバーの写真ではなく、踊る若人達の写真を使った、なんともやる気のないPSでのリリースとなる(ここが諸国盤好きにはたまらないポイントなんだろうけど)。(8/28 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
MOD |
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DUSTY SPRINGFIELD | 『 Star Dusty 』 CLICK & PLAY 「I Only Want To Be With You」 |
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PHILIPS | 1972 | 6850 751 | 英国が誇る国際的スター歌手DUSTY SPRINGFIELD。本盤は72年にリリースされたEP盤。大ヒット曲「I Only Want To Be With You」の他、BACHARACH作品やR&B調作品等彼女の60年代のキャリアをダイジェストでまとめたような選曲。英盤EPにしては珍しく33回転。(8/27 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
EP |
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THE OVERCOMERS | 『 The Overcomers 』 CLICK & PLAY 「By The Door」 |
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KEY | 1969 | KE 001 | 60年代半ばに創設されたという英国ゴスペル系レーベルKEY、本盤はそのレーベルから69年にリリースされた4曲入りEP。PSを見る限りでは主役のグループOVERCOMERSはおそらく西インド諸島系だろうか、男性5名、女性3名という構成。ヴォーカルグループなのか楽器演奏も兼ねたバンド形態なのかは分からないが、やや不安定な(?)ノリから窺えるに後者の方だろうか。当人達にとっては不本意かもしれないが、この不安定さがそう思わせるのか一部の珍盤愛好家達の間ではサイケ/ガレージ的な評価を得ているそうな。(8/26 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
UK GOSPEL |
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THE DAVE CLARK FIVE | 「 Do You Love Me / Doo-Dah 」 | ||||||
COLUMBIA | 1963 | DB 7112 | COLUMBIAでの2枚目。A面は前年に米国の人気ソウル/R&B系レーベルMOTOWNのグループCONTOURSが大ヒットさせた作品をカヴァーしたもの。ちょうど本盤の数日前にDECCAの人気グループBRIAN POOLE AND THE TREMELOESが同じ曲をリリース、競作という形となった。結果はTREMELOESが4位の大ヒット、本盤は30位と地味な結果に終わってしまった。B面はCOLUMBIAの前に在籍していたPICCADILLYやEMBER時期を思わせるノヴェルティな作風。(8/25 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
UK BEAT |
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TERRY NELSON | 「 Take These Chains From My Heart / Let-Kiss 」 |
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HALAGALA | 1966 | HG 11 | スカ/レゲエ系でもかなりキワモノ的な音源をリリースしているHALAGALAレーベル。本盤はレーベルのカタログの多くを占める看板歌手TERRY NELSONが66年にリリースした1枚。A面は米国の人気カントリー歌手HANK WILLIAMSが52年に録音、その後はTOMMY EDWARDSやRAY CHARLES等数多くの歌手達が取り上げたスタンダード作品を歌ったもの。BEN E. KINGあたりを思わせるゆったりとしたR&B調アレンジに乗って実に気持ち良く歌っている。B面はこのレーベルのリリースの多くを手掛けているNEL FRASERなる作曲家による作品で、ファンキーなリズムにやはりNELSONがほのぼのと歌を乗せたソウル/R&B調。しかしこういう類のシングルって一体どのくらい売れたのだろうか・・・(8/23 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
UK SOUL / R&B |
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JUDAS PRIEST | 「 Before The Dawn / Rock Forever 」 | ||||||
CBS | 1978 | S CBS 6794 | 今も第一線で活躍、人気を博しているHR/HM界の帝王JUDAS PRIEST。本盤はCBSでの3枚目のシングル、アルバム『KILLING MACHINE』からのカット。A面は哀愁漂うフォーキーなバラード作品。B面はこれぞ彼等といったスピード感溢れるHR/HMサウンド。タイトルが彼等の今現在、そして未来をも宣言しているようで頼もしい。(8/17 山田) | |||||
\4500 (税込¥4950) |
HR / HM |
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THE PIRATES | 「 Sweet Love On My Mind 」 | ||||||
WARNER BROS. | 1977 | K 17002 | 60年代にR&R歌手JOHNNY KIDDの伴奏グループとして活躍したPIRATESのMICK GREEN、JOHNNY SPENCE、FRANK FARLEYの3人が76年に再集結し再びこの名で活動開始、本盤はその第一弾となる。ライブ録音1曲にスタジオ録音2曲の構成。全編トレードマークの豪快なR&Rサウンドが楽しめる。(8/17 山田) | |||||
\2800 (税込¥3080) |
PUB ROCK |
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AL GREEN | 「 Let's Stay Togeter 」 | ||||||
HI | 1971 | HLU 10348 | MARVIN GAYEの「What's Going On」等と並び、時代やジャンルを超えて愛されるソウル定番曲。本場米国では総合/ソウルチャート両方首位を記録、この英盤もチャート7位と好成績を残した。なんとなくこの曲でHIから登場の印象が強いが、本盤以前にHIでは結構リリースしており、同じく氏の代表曲「Tired Of Being Alone」は本盤よりも前のリリースだったりする。(8/11 山田) | |||||
\1800 (税込¥1980) |
SOUL / R&B |
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THE SPENCER DAVIS GROUP | 「 I Can't Stand It 」 | ||||||
FONTANA | 1964 | TF 499 | バーミンガムで結成、デビュー前からその本格的なブルース/R&Bで玄人筋を唸らせていたSPENCER DAVIS GROUP。64年にJON LEE HOOKERのカヴァー「Dimples」でデビュー、本盤は続く2枚目。当時英国での一部のR&Bファンに人気のあった米国のソウル/R&BデュオSOUL SISTERSが前年に米国のSUEレーベルからリリースした作品をカヴァーしたもの。軽快なテンポにSTEVIE WNWOODがソウルフルな歌唱を聞かせてくれる。全英47位を記録。(8/4 山田) | |||||
\6000 (税込¥6600) |
UK R&B |
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THE NOLANS | 「 Goodbye Nothin' To Say / In Your Eyes 」 | ||||||
TOWERBELL | 1985 | TOW 70 | 60年代から家族グループとして活動、70年代半ばから姉妹のみで編成し大ブレイクを果たした彼女達NOLANS。が、83年に諸事情で所属していたEPICを離れ、マイナーレーベルTOWERBELLに都落ち。本盤はその第一弾、ノーザンソウル全盛の74年にPYEレーベル所属のグループJAVELLSが大ヒットさせたポップソウルをカヴァーしたもの。何故にこの選曲?と思うが、ほどよくソウルの要素も入ったキャッチーなポップという所は彼女達の一連のヒットそのもの。この辺がルーツだったのかもしれない。B面は70年代後半あたりのAORを思わせるバラード作品。残念ながら全く売れなかった。(8/3 山田) | |||||
\2500 (税込¥2750) |
POP |
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DOUBLE FEATURE | 「 Baby Get Your Head Screwed On / Come On Baby 」 |
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DERAM | 1967 | DM 115 | バーミンガム出身のBILL HILLとBRIAN LAKEのデュオDOUBLE FEATURE。67年にDERAMから本盤でデビュー。A面はレーベルメイトで看板アーティストCAT STEVENSの作品を取り上げたもので、サイケとモッドな要素を混ぜ合わせたようなサウンド。B面は自身達による作曲のソウル調作品。アレンジはALAN TEW、プロデュースはMIKE HURSTが担当。(8/3 山田) | |||||
\18000 (税込¥19800) |
MOD / PSYCH |
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THE WHO | 「 Dogs 」 | ||||||
TRACK | 1968 | 604023 | PETEが友人から聞いたドッグレースの話から着想を得て作ったという「Dogs」。3分間の中にプログレッシヴに展開するこれぞポップアートな作品。後にメンバー達が言っているように同時期のSMALL FACESっぽさもあったりと興味は尽きない。チャートアクションは25位と彼等にしては結構地味だった。(7/29 山田) | |||||
\4800 (税込¥5280) |
MOD / ROCK |
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POOR SOULS | 「 Love Me / Please Don't Change Your Mind 」 |
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ALP | 1966 | 595004 | 65年にDECCAからデビューしたスコットランド出身のビート系グループPOOR SOULS。翌年には地元のプロデューサー/プロモーターANDY LOTHIANが主催するレーベルALP(配給はPOLYDOR)に移籍、本盤はそこでの1枚。A面はメンバーとLOTHIANとの共作、ちょっと変わった作風のビートナンバー。B面は跳ねるような軽快なテンポとピアノが印象的なアレンジの作品。近年はこのB面が評価されているとか。この後メンバー数名がカナダに移住、現地でもこのグループ名でほそぼそと活動することになる。(7/28 山田) | |||||
\15000 (税込¥16500) |
UK BEAT |
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JIMMY POWELL AND THE 5 DIMENSIONS |
「 That's Alright / I'm Looking For A Woman 」 |
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PYE | 1964 | 7N 15663 | バーミンガム出身のR&Bを得意とする歌手JIMMY POWELLがロンドンで結成したR&B系ビートグループのデビュー盤。A面はPOWELL作曲の疾走感のあるR&Bビート。B面は当時英国でも人気を博していた米国のR&B歌手BO DIDDLEYの56年作品をカヴァーしたもの。こちらはブルース/R&B古典「Got My Mojo Working」を思わせるスピード感溢れるアレンジで仕上げた。ギターのカッティングも実に洒落ている。当時PYEは米国のCHESSレーベルの音源を配給しており、この選曲もそうした事情を反映してのことだったのだろうか?(7/19 山田) | |||||
\10000 (税込¥11000) |
UK BEAT |
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THE BAR-KAYS | 「 Give Everybody Some / Don't Do That 」 | ||||||
STAX | 1967 | 601025 | OTIS REDDINGの伴奏グループとしても活躍していた、STAXが抱える人気インストグループBAR-KAYS。本盤は「Soul Finger」に続く2枚目の英国配給盤(配給元はPOLYDOR)。両面レーベルのトレードマークたる土臭い、ファンキーなサウンド。A面はレーベルの人気作曲家DAVID PORTERとグループの共作、B面はグループの自作。当時の英国では十代の若者達が集う所謂ユースクラブでもMOTOWNやATLANTICと並びもてはやされていたというSTAXサウンド、残念ながら本盤はヒットには至らなかったが、そういった場所では人気を博していたのだろうか?(7/17 山田) | |||||
\3800 (税込¥4180) |
SOUL /R&B |
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OTIS REDDING | 「 She's All Right 」 | ||||||
EVOLUTION | 1969 | E 2442 | EVOLUTIONなるマイナーレーベルから69年に突如リリースされたソウル/R&B界のヒーローOTIS REDDINGのシングル。その正体はOTISが在籍していたR&BグループSHOOTERSが60年に米国のマイナーレーベルからリリースした音源を配給したもの。当時の人気スター歌手JACKIE WILSONっぽいポップなソウル/R&B調。B面「Tuff Enuff」はJACKIE McEACHINなるもう一人の歌手とのデュエット。(7/13 山田) | |||||
\3800 (税込¥4180) |
SOUL /R&B |
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THE TREMELOES | 「 Hello World / Up, Down, All Around 」 | ||||||
CBS | 1969 | 4065 | 人気ポップ/ロック系グループTREMELOESの69年リリース。A面はHOLLIES、MANFRED MAN等人気アーティスト達にヒット曲を提供していた作曲家TONY HAZZARD作品。グループ本来のキャッチーな音楽性と見事にマッチした作風。B面はメンバーBLAKLEYとHAWKESコンビによる作品で、こちらは陽気で骨太なブルースロック調(間奏のギターソロがカッコいい!)。チャートアクションは14位と彼等にしてはちょっと地味目だったか。(7/10 山田) | |||||
\2500 (税込¥2750) |
POP / ROCK |
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GENO WASHINGTON AND THE RAM JAM BAND |
「 Water / Understanding 」 | ||||||
PICCADILLY | 1966 | 7N 35312 | 米国出身のソウル/R&B歌手GENO WASHINGTONが率いる英国のソウル系グループのPICCADILLYレーベルからの1枚目。A面はゆったりしたテンポのポップ風味のソウル作品。B面は米国の歌手JOHNNY NASHが前年にリリースした作品をカヴァーしたもの。NASHのヴァージョンは本盤の数か月前に同系レーベルPYE INTERNATIONALが配給しており、この選曲もそういった関係から来ているのだろうか?A面以上にソウル指数が高く、ソウル/R&B好きにはこちらの方がしっくりくるかも。全英39位を記録。(7/5 山田) | |||||
\4500 (税込¥4950) |
UK SOUL |
![]() |
THE BEE GEES | 「 New York Mining Disaster 1941 / I Can't See Nobody 」 |
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POLYDOR | 1967 | 56161 | 豪州出身の3兄弟を中心としたBEE GEESの英国での2枚目。1枚目「Spicks And Specks」は豪州時代の音源の配給だったが、本盤は英国録音第一弾。彼等らしい繊細で美しい旋律とこの時期の英国のサイケの香りをほのかに散りばめた良質のポップス。彼等の60年代の代表的な曲故に大ヒットのイメージがあるが、全英チャート12位と意外と地味だった。(7/3 山田) | |||||
\2500 (税込¥2750) |
POP |
![]() |
FLEETWOOD MAC | 「 Not That Funny 」 | ||||||
WARNER BROS. | 1980 | K 17577 | 大ヒットした代表的なアルバム『噂』に続くアルバム『TUSK』(邦題『牙』)。本盤はそこからのカット。当時パンクやニューウェーブ音楽にハマっていたというBUCKINGHAMが作曲、そんなハマりっぷりが色濃く反映されたサウンド。が、パンク/ニューウェイブの本場英国でのリアクションは薄く(ファンのリアクションも薄かった)、本盤は全くヒットしなかった。(7/3 山田) | |||||
\1500 (税込¥1650) |
ROCK |
![]() |
CHRIS FARLOWE | 「 What Became Of The Broken Hearted / Reach Out I'll Be There 」 |
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STATESIDE | 1967 | GSS 184 | またまたちょっと箸休めでギリシャ盤を紹介。英国屈指のソウル歌手HRIS FARLOWEからの1枚。英国IMMEDIATEレーベルでの2枚目のアルバム『THE ART OF CHRIS FARLOWE』からのカット。両面共に米国の人気ソウルレーベルMOTOWN系のカヴァー。A面はJIMMY RUFFINの代表曲、B面はFOUR TOPSの代表曲を取り上げたもの。両面共に英国では未シングル化、何故にこの2曲を選んだのだろうか?(6/28 山田) | |||||
\6000 (税込¥6600) |
UK SOUL |
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THE DAVE CLARK FIVE | 「 Any Way You Want It 」 | ||||||
COLUMBIA | 1964 | DB 7377 | これぞ彼等!といったひたすらごり押しで突き進む能天気なロックチューン「Any Way You Want It」。さすがに世間もファンもこのノリに飽きたのか、全英25位と彼等にしては地味目なヒットだった本作。が、米国では14位とそれを上回るヒットを記録。そんな人気振りを反映してか70年代以降、KISSやRAMONES、TOM PETTY等米国ロック勢が好んでカヴァーしている。(6/25 山田) | |||||
\2500 (税込¥2750) |
UK BEAT |
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KENNY BERNERD | 「 I Do / Isn't That A Good Idea 」 | ||||||
PYE | 1967 | 7N 17284 | トリニダード出身のポップスやソウル/R&Bを得意とする歌手KENNY BERNARD。ビートグループWRANGLERSを率いて64年にデビュー、その後はソロに転向し本盤はソロ3枚目。A面は米国の人気R&B系作曲チームDAN PENNとSPOONER OLDHAMの作品でまったりした作風。米国では同年にBEN & SPENCERというソウル系デュオがリリースしている。B面はオルガンを効果的に使ったアレンジが洒落ている、軽快なソウル/R&B風味の作品。作曲したカナダ出身の作曲家RALPH MURPHYはこの後のCBSでのKENNYのシングルにも作品を提供している。(6/12 山田) | |||||
\8000 (税込¥8800) |
UK SOUL |
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TONY KINGSTON | 「 Mama Come On Home / Agony And Ecstasy 」 |
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DECCA | 1967 | F 12601 | 以前に紹介した英国ゴスペル系グループSOUL SEEKERS。本盤はその元リード歌手TONY MOSSOPがTONY KINGSTON名義で世俗音楽、つまりポップス系歌手としてリリースしたソロデビュー盤。A面は自作の(MOSSOP名義での作曲)、朗々と歌い上げたバラード作品。B面は近年評価が高いというソウル調作品。ファンキーに跳ねたビートにホーンが乗ったソウルフルな伴奏にTONYが気持ち良く歌っている。が、残念ながら全くヒットせず。この後はPYEに移籍してシングルを1枚リリースし、更に芸名をTONY TRIBEと変えてレゲエ系歌手に転向することになる。(6/2 山田) | |||||
\1800 (税込¥1980) |
UK SOUL |
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QUEEN | 「Somebody To Love / White Man 」 | ||||||
EMI | 1976 | EMI 2565 | アルバム『A DAY AT THE RACES』にも収録されている2曲。A面はFREDIEの作曲による、「愛にすべてを」の邦題で知られる壮大なロックバラード作品。92年のFREDDIEの追悼ライブでのGEORGE MICHAELのカヴァーでもお馴染みか。B面はBRIAN作曲のハードでヘヴィなロックチューン。全英2位の大ヒットを記録。(5/25 山田) | |||||
\1800 (税込¥1980) |
定番 |
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KEVIN 'KING' LEAR | 「Count Me Out 」 | ||||||
POLYDOR | 1967 | 56203 | ケント州はグレーヴセンド出身の歌手KEVIN 'KING' LEAR。66年にPLANETレーベルからデビューしたフリークビート系グループGNOMES OF ZURICHに在籍していた氏だが、翌年に本盤でソロデビューを果たした。A面は数か月前にCBSからデビューしたJASON JAMESという歌手がB面曲として録音した作品を取り上げたもの。冒頭にボクシング(レスリング?)のレフリーがカウントする声を導入するなどコミカルな演出が施されたファンキーなモッドソウル。ホーンとオルガン、女性コーラスの配し方も実に洒落ている。アレンジとプロデュースはDES CHAMPとROGER EASTERBYのコンビ。作曲したのは音楽ジャーナリストとして活動していたCHRIS HUTCHINS、先のJASON JAMES(ここではGEOFF MULLIN名義)、そして単独でも作曲家として活躍していたLEN BEADLE(ここではFRANK WESTON名義)。(5/21 山田) | |||||
\18000 (税込¥19800) |
MOD SOUL |
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DOUG SHELDON | 『 Here I Stand 』 CLICK & PLAY 「Here I Stand」 |
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DECCA | 1963 | DFE 8527 | 俳優として、また作家としても活躍する歌手DOUG SHELDON。本盤は63年にリリースしたEP盤。4曲中3曲はシングルとしてもリリースされているが、表題曲はこのEPのみの収録。同年に米国のグループRIP CHORDSがヒットさせた、ポップス/オールディーズ系リスナーにはお馴染みの作品。元々は米国のR&B歌手WADE FLEMONSが58年にリリースした作品だが、SHELDONはRIP CHORDSのヴァージョンを元にしている様子。(5/17 山田) | |||||
¥6000 (税込¥6600) |
EP |
![]() |
BLACK SABBATH | 「Paranoid 」 | ||||||
VERTIGO | 1970 | 6059 010 | DEEP PURPLE等と共にヘヴィーメタル音楽のルーツ的な捉え方もされる、バーミンガム出身のハードロック系グループBLACK SABBATH。おどろおどろしいイメージが強いが、その音楽性は後のOZZYのソロも含め結構キャッチーだったりもする。そんな彼等の音楽性がよく反映されているのが全英4位を記録したこの「Paranoid」。OZZYのライブでもレパートリーとして知られる人気曲。(5/10 山田) | |||||
\3500 (税込¥3850) |
HARD ROCK |
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THE DAVE CLARK FIVE | 「Thinking Of You Baby 」 | ||||||
COLUMBIA | 1964 | DB 7335 | 全英10の大ヒットを記録した「Can't You See That She's Mine」、本盤は続くリリースとなる。サックスを入れた50年代R&R風編成を活かした、英国ビートとR&Rを混ぜ合わせた豪快な作風。先のヒット熱や豪快な曲調の甲斐もなく全英26位と彼等にしては結構地味なヒットだった。(5/5 山田) | |||||
\1000 (税込¥1100) |
UK BEAT |
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THE MIKE MORTON SOUND | 「 The Cokey Cokey / Time For Living 」 | ||||||
PLEXIUM | 1969 | PXM 11 | 68年から72年まで間、ニッチなカタログをリリースしていたマイナーレーベルPLEXIUM。そんなカタログからの1枚を紹介。このレーベルで3枚のシングルをリリースしているMIKE MORTON SOUNDなるグループ、本盤はその2枚目。A面はその起源が19世紀に遡る曲だそうだが、ここでは北アイルランド出身の作詞家JIMMY KENNEDYが作詞したヴァージョンを元にしているらしい。THE WHOの「Picture Of Lily」っぽいイントロから始まる、重厚なファズを駆使したバブルガム風。B面は米国の人気グループASSOCIATIONが前年にヒットした作品をカヴァーしたもの。緻密な仕上がりの本家に対して、やや雑な印象は否めないがその意欲(?)は買いたい。(4/27 山田) | |||||
\3500 (税込¥3850) |
POP |
![]() |
P.P. ARNOLD | 「 The Time Has Come / If You See What I Mean 」 |
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IMMEDIATE | 1967 | IM 055 | IMMEDIATEレーベルのファーストレディ、米国出身のソウル/R&B歌手P.P. ARNOLDのこのレーベルでの3枚目。全英18位を記録した前作「The First Cut Is The Deepest」はSSW系歌手CAT STEVENSのバラード作品を取り上げたものだったが、今回もポップス/ロック路線を狙ってか、ロック/ポップス系作曲家/歌手PARUL KORDAによる作品を取り上げた。ARTHUR GREENSLADEによる美しいアレンジ術が光る、壮大なバラード作品。B面は本盤のプロデュースを手掛けている、自身も作曲家/歌手としても活動していたMIKE HURSTによる作曲。こちらは躍動するノーザンソウル調ビートに豪快な歌唱を聞かせるソウル/R&B色の濃い作風。やはりこちらの方がそれまでのキャリアを考えるとシックリくるか。全英47位を記録。(4/22 山田) | |||||
\4800 (税込¥5280) |
UK SOUL |
![]() |
JULIE GRANT | 「 Come To Me / Can't Get You Out My Mind 」 |
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PYE | 1964 | 7N 15684 | しかしこの人は本当に売れなかった。幼少の頃から音楽的な英才教育を受けて基礎はしっかり、歌唱力と歌いっぷりは見事しかない。が、ヒット曲は3曲のみ、それも20位台、30位台。世間は一体何を聴いていたんだ?と言いたくもなるこの悔しさ(一番悔しいのは本人だろうけど)。が、レーベル側は彼女をどうしてもプッシュしたかったのか、ヒットに恵まれなかった反面、リリース数は異様に恵まれていた。本盤はそうした中の1枚で最後のヒット(33位)している。しっとり寒々しいメロディを丁寧に歌い上げたバラード作品のA面、そしてB面は60年代の英国ポップス業界でよく見る作風、米国の人気ソウル/R&BレーベルMOTOWN調(MARY WELLSの「My Guy」あたり?)。(4/19 山田) | |||||
\2800 (税込¥3080) |
UK GIRL |
![]() |
FINGERS LEE AND THE UPPERHAND |
「 Bossy Boss / Don't Run Away 」 | ||||||
COLUMBIA | 1966 | DB 8002 | ダラム出身のR&R系ピアニスト/ギタリスト/歌手FINGERS LEEことFREDERICK CHEESEMAN。50年代からスキッフルのグループで活動開始、まもなく人気のR&RスターSCREAMING LORD SUTCHの伴奏グループに参加、このステージネームを授かることに。65年にめでたくソロデビュー、本盤は3枚目のリリースとなる。A面は同年に米国はミシシッピ出身のR&R歌手GENE SIMMONSがリリースしたノヴェルティなガレージロック風作品のカヴァーで、原曲に忠実にファズギターを大々的に取り入れたフリークビート調に仕上がった。B面は自身の作曲による、A面に比べて比較的真面目な(?)フォークロック的な作品。切ないメロディにグッとくる。(4/16 山田) | |||||
\8000 (税込¥8800) |
FREAK BEAT |
![]() |
VAN MORRISON | 「 Wavelength / Checkin' It Out 」 | ||||||
WARNER BROS. | 1978 | K 17254 | 60年代に氏がリード歌手として活動していたグループTHEMの元同僚で、プログレ系グループCAMELを脱退した鍵盤奏者PETER BARDENSが全面的に参加したアルバム『WAVELENGTH』から2曲をカットしたもの。BARDENSのシンセが随所に導入された、妙に(?)明るく軽快なA面といつもながらのR&Bをベースにしたリラックスした雰囲気のB面。やはりB面の方が氏らしさが出ているか。そんな印象を世間も受けたのか(?)、本盤は全くヒットしなかった。(4/13 山田) | |||||
\1000 (税込¥1100) |
ROCK |
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PAUL ANKA | 「 Eso Beso (That Kiss) / Give Me Back My Heart 」 |
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RCA | 1962 | 45-RCA 1318 | 英国でも「Diana」や「You Are My Destiny」等が大ヒット、人気を博したカナダ出身の人気歌手PAUL ANKA。本盤は62年11月にリリースされたシングル。軽快なラテンサウンドを大胆に取り入れた意欲作で、60年代の英国音楽ファンにはGEORGIE FAMEがライブ盤で取り上げたことでお馴染みか。作曲はディズニー系作品でお馴染みのSHERMAN兄弟。B面は自作曲、バンジョーの音色が心地良い、ちょっとオールドタイミィ風の陽気なポップス。A面なんてかなりインパクトの強い、ヒットしそうな印象も受けるが、残念ながヒットを記録することはなかった。ちなみに英国RCAは翌月にはレーベルのデザインを変更、本盤はその変更後のタイプ。(4/10 山田) | |||||
\2500 (税込¥2750) |
LATIN POP |
![]() |
PAUL McCARTNEY AND THE FROG CHORUS |
「 We All Stand Together 」 | ||||||
PARLOPHONE | 1984 | R 6086 | 20年代から新聞に連載されていた人気キャラクター‘くまのルパート’をテーマに自身が脚本、プロデュース、声優として参加したアニメ映画‘RUPERT AND THE FROG SONG’のテーマ曲。プロデュースはGEORGE MARTINが手掛け、バックコーラスには10ccのERIC STEWARTも参加しているという。全英3位の大ヒットを記録。ちなみに銀と黒のレーベル2種があり、本盤は前者。(4/3 山田) | |||||
\1200 (税込¥1320) |
映画テーマ |
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THE DIMPLES | 「 The Love Of A Lifetime / My Heart Is Tied To You 」 |
||||||
DECCA | 1966 | F 12537 | リンカンシャーはスカンソープという街の出身、5人組ビートグループの唯一のリリース。A面はソフトロック系リスナーにもアピールしそうな、ちょっと米国っぽいメロディが印象的な作品(米国産作品のカヴァー?)。B面はメンバーの作曲による作品でシカゴソウルっぽさ(CURTIS MAYFIELD風?)もあるブルーアイドソウル調。やはり本来はこうしたソウル/R&B的なサウンドを嗜好していたのだろうか(グループ名はJOHN LEE HOOKERの曲名からか?)この後、彼等はGOSPEL GARDENというグループに発展し活動を続けることになる。(4/1 山田) | |||||
\15000 (税込¥16500) |
UK BEAT |
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DANNY WILLIAMS | 「 The Wild Wind 」 | ||||||
HMV | 1963 | POP 1172 | 59年にHMVレーベルからデビュー、61年にリリースした人気映画のテーマ曲のカヴァー「Moon River」が全英首位の大ヒットを記録した南ア出身のポピュラー歌手DANNY WILLIAMS。本盤は63年にリリースした1枚。A面はほどよいテンポに、ハマクラ作品辺りの歌謡曲を思わせる牧歌的なメロディが乗ったポップス。ちなみに本盤の1枚前のHMVのリリース(POP 1171)は九ちゃんの「Sukiyaki」だった、その影響?作曲はWILLIAMSの多くの音源に参加しているGIL KINGと作曲家/アレンジャーTONY OSBORNEが手掛けている。残念ながら全くヒットしなかったが、後年ベルギーの所謂ポップコーン等ニッチな界隈で高い評価を得ることになる。(3/29 山田) | |||||
\3500 (税込¥3850) |
POP |
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THE CREATION | 「 Painter Man / Big Bang Pow」 | ||||||
HIT-TON | 1967 | HT 300073 | 気分転換に欧州盤を紹介。SHEL TAMLYが手掛けたサイケなフリークビート系グループCREATIONの西独盤。同年にTALMYが主催する英国のレーベルPLANETからリリースした音源を配給したもの。気だるいサイケ調のA面に疾走感のあるロックのB面。両面共にヴォーカルのKENNETH PICKETTとギタリストのEDDIE PHILLIPSとの共作。ちなみにこのシングル、PSの裏側のクレジットのバリエーションが数パターンあるというマニア泣かせの1枚。(3/23 山田) | |||||
\6000 (税込¥6600) |
FREAKBEAT |
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FLEETWOOD MAC | 「 Did You Ever Love Me / The Derelict 」 | ||||||
REPRISE | 1973 | K 14280 | ギタリストDANNY KIRWANが脱退、新たにBOB WESTONとDAVE WALKERを加えて制作したアルバム『PENGUIN』。本盤はそのアルバムから2曲をカットしたもの。A面はCHRISTINEとWELCHの共作、スティールパンを導入した和みなアレンジに優しいCHRISTINEの歌声(時々WESTON)が軽やかに舞う素敵な作品。B面はWALKER作曲、歌唱によるフォーク調。残念ながら全くヒットしなかった。(3/20 山田) | |||||
\1800 (税込¥1980) |
ROCK |
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BOBBY HEBB | 「 Sunny / Bread 」 | ||||||
PHILIPS | 1966 | BF 1503 | BEATLES作品やBURT BACHARACH作品と並び、ジャンルや世代を超えてカヴァーされ続け、スタンダード作品の趣のあるBOBBY HEBBの「Sunny」。全米総合チャート2位、R&Bチャート3位を記録し、この英国盤はチャート12位を記録。そんなA面曲故にかなり認知度の低い(?)印象の強いB面「Bread」、こちらはプロデューサーJERRY ROSSとアレンジャーJOE RENZETTIの競作によるファンキーな雰囲気のある正統派R&B風。A面にやや抵抗のある(?)ソウル/R&Bファンにはこちらの方がしっくりくるか?(3/20 山田) | |||||
\3800 (税込¥4180) |
定番 |
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DONNIE ELBERT | 「 A Little Piece Of Leather / Do What'cha Wanna 」 |
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SUE | 1965 | WI-377 | 人気クラブDJとして活躍していたGUY STEVENSがISLANDレーベル傘下で主催した、ブルースやR&Bの特化したレーベルSUE。本盤はそのカタログからの1枚。歌うDONNIE ELBERTはニューオリンズ生まれ、ニューヨーク育ちのソウル/R&B系歌手。65年にGATEWAYというピッツバーグのレーベルでリリースした音源を同年に配給したもの。軽快なリズムに乗ってトレードマークであるファルセット唱法を聞かせるR&B作品。チャートアクションは無かったものの、モッズ系クラブでは人気を博した。その人気が手伝ってか、60年代後半は活動の拠点を英国に移し、プロデューサーとして現地のアーティスト達を手掛けることになる。(3/10 山田) | |||||
\8000 (税込¥8800) |
SOUL / R&B |
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THE ANIMALS | 『 Boom Boom 』 CLICK & PLAY 「Roadrunner」 |
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COLUMBIA | 1965 | ESRF 1632 | ちょっと気分を変えて(?)欧州盤を紹介。こちらは人気グループANIMALSのフランス盤4曲入りEP。本国で大ヒットした「Don't Let Me Be Misunderstood」他R&Bのカヴァー2曲に自作が1曲という構成。そのうちの1曲、BO DIDDLEYの定番曲「Roadrunner」のカヴァーは本国では未シングルカット。こうした曲を7インチで聴けるのも欧州盤の魅力。(3/2 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
フランス盤 |
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THE SPENCER DAVID GROUP | 「 Time Seller / Don't Want You No More 」 | ||||||
FONTANA | 1967 | TF 854 | 主要メンバーたるSTEVE WINWOODとSTEVEの実兄でベース奏者MUFF WINWOODが脱退、ピンチに陥った(?)彼等。直ちに新メンバーとしてEDDIE HARDINとPHIL SAWYERの2名を迎え入れて再編、その第一弾となるのが本盤。A面はDAVISと新メンバー2名の共作、THE MOVEあたりを思わせる重厚なストリングスのアレンジが印象的な、時代のトレンドを取り入れたサイケポップ調。B面はDAVISとSAWYERの共作による、前編成を意識した?ブルースロック調。肝心のチャートアクションは全英第30位とそれまでのキャリアを考えると地味な印象は否めないか。(2/27 山田) | |||||
\4500 (税込¥4950) |
PSYCH / BLUES ROCK |
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GLADYS KNIGHT & THE PIPS | 「 It's A Better Than Good Time / Saved By The Grace Of Your Love 」 |
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BUDDAH | 1978 | BDS 478 | BUDDAHレーベルにてポップス寄りのサウンドを打ち出して見事大ブレイクを果たした彼等。本盤は78年リリースのBUDDAHでのラストアルバム『THE ONE AND ONLY』から2曲をカットしたもの。A面は英国のポップスファンにはお馴染みの作曲家TONY MACAULAYが作曲、軽快なテンポにMACAULAYならではの歌謡曲に通じる親し易いメロディが乗ったポップソウル。B面はファンキーな要素も加味した、こちらも軽快でキャッチーなソウル作品。ちなみにB面は米盤とはカップリング違い。全英59位と地味目なヒットを記録。(2/24 山田) | |||||
\2500 (税込¥2750) |
SOUL / R&B |
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THE SOUL SEEKERS | 「 Across The Bridge / Where Could I Go? 」 |
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EVANGELICAL | 1965 | EVA 4430 | 綺麗な青色が印象的なレーベルEVANGELICALはその名の通り讃美歌系音源を専門とするレーベル。演奏するSOUL SEEKERSは西インド諸島系ゴスペル・グループ。ギター2名にベース、ドラム、ヴォーカルとビートグループのような編成。ジャマイカでは黒人霊歌と共にELVIS PRESLEYやJIM REEVES等米国カントリー歌手が歌ったゴスペルも人気があったようで、本盤もそういった影響だろうか、A面はREEVESが歌ったことで知られる曲を取り上げたりと両面カントリー調。レーベルにリリース年が表記されておらず、同レーベルからの他のシングルのリリース年から推測して65年と思われる。ちなみにリード歌手のTONY MOSSOPはこの後、世俗の歌手に転向してTONY TRIBEの名前でレゲエ歌手としてブレイクすることになる。(2/20 山田) | |||||
\2800 (税込¥3080) |
UK GOSPEL |
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EDISON LIGHTHOUSE | 「 Love Grows (Where My Rosemary Goes) 」 |
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BELL | 1970 | BLL 1091 | 人気セッション歌手TONY BURROWSをリード歌手に据えて、楽曲は人気作曲家BARRY MASONとTONY MACAULAYが共作したという、甘さとくどさが半端ない組み合わせのデビューシングル。これが功を奏して見事全英首位を記録。大ヒットシングル故にレーベルのバリエーションも意外と多く、A面の出版会社のクレジットが3行や5行とか、アレンジャー&プロデューサーのクレジットが4行とか5行とか、黒地に銀色の文字のレーベルタイプ等々・・・(2/18 山田) | |||||
\2200 (税込¥2420) |
定番 |
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THE HOLLIES | 「 Stay / Now's The Time 」 | ||||||
PARLOPHONE | 1963 | R 5077 | マンチェスターが生んだ、荒くれビート侍HOLLIESの初のトップ10入り(全英8位)した1枚。米国のR&B歌手MAURICE WILLAMS AND THE ZODIACSが60年にヒットさせたポップなR&BをカヴァーしたA面。ゆったりした原曲を溌溂としたビートサウンドのアレンジで演奏。ビートグループによるカヴァーとは‘こうあるべき’形を見事に示した好演。B面はメンバーによる自作のビートナンバー。ベース奏者ERIC HAYDOCKによるドライブ感溢れる演奏が印象的。ちなみに本盤、ヒットシングルというだけあり、レーベルに記載されたフォントは数種類のバリエーションがある。(2/15 山田) | |||||
\1800 (税込¥1980) |
UK BEAT |
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NOEL AND THE FIREBALLS | 「 Confussion / We Got To Have Loving 」 | ||||||
PAMA | 1970 | PM 807 | 元々はソウル/R&Bを演奏していたというレゲエ系グループの彼等。69年にマイナーレーベルでデビュー盤をリリース、翌年にはレゲエの人気レーベルPAMAと契約し本盤をリリースすることになる。両面共にオルガンが効果的に使用されたアレンジの、スキンヘッド系レゲエ風。粗削りだがソウルフルなシャウトに先の音楽的ルーツが垣間見れる。(2/13 山田) | |||||
\6000 (税込¥6600) |
REGGAE |
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REG KING & B.B. BLUNDER | 「 Little Boy 」 | ||||||
UNITED ARTISTS | 1971 | UP 35204 | 現在も高い人気、評価を誇るモッド系グループTHE ACTION。そのリード歌手だったREG KINGのソロデビュー盤。ACTIONと同時期に活動していたサイケロック系グループBLOSSOM TOESの発展形グループB.B. BLUNDERとの録音。重厚なサウンドに美しいメロディ、そしてACTION時代から変わらないソウルフルな歌唱を聞かせるA面。ちょっとジャムセッション風な印象を受けるB面「10,000 Miles」もカッコいい。(2/8 山田) | |||||
\15000 (税込¥16500) |
ROCK |
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WHITE PLAINS | 「 Every Little Move She Makes / Carolina's Comin' Home 」 |
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DERAM | 1971 | DM 325 | 60年代後半に活動していたグループFLOWER POT MENが発展した形でDERAMから70年にデビュー、メンバーチェンジを経て74年までDERAMからリリースを続けた彼等。本盤は通算5枚目。A面は人気作曲チームCOOK=GREENAWAYと同じく人気作曲家TONY MACAULAYとの共作で、しつこいまでの甘いメロディの歌謡ポップ路線。B面は先のCOOK=GREENAWAYにJOHN GOODISONとTONY HILLERというDERAMの人気作曲家がタッグを組んだ、これまた甘くキャッチーな歌謡ポップ。ヒット必至な印象を受けるが、これだけしつこいと世間も嫌気がさしたのか、全くヒットしなかった。(2/2 山田) | |||||
\1800 (税込1980) |
POP |
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THE PARAMOUNTS | 「 I'm The One Who loves You / It Won't Be Long 」 |
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PARLOPHONE | 1964 | R 5155 | エセックス出身、後にPROCOL HARUMに発展する、ブルース/R&Bを得意とするグループPARAMOUNTS。本盤はPARLOPHONEでの3枚目。A面は米国の人気ソウル/R&BグループIMPRESSIONSが前年にリリースした作品のカヴァー。英国での原曲の配給が同じEMI系のHMVレーベルからだった故の選曲だろうか。B面はメンバーのGARY BROOKERとROBIN TROWERの共作による作品で、こちらは彼等らしいR&B調。良い意味でのこの垢ぬけなさは後に地元で盛り上がるパブロックのシーンを思わせる。(1/27 山田) | |||||
\18000 (税込19800) |
UK BEAT |
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CILLA BLACK | 「 Anyone Who Had A Heart / Just For You 」 |
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PARLOPHONE | 1964 | R 5101 | 同郷のLENNON=McCARTNEY作品「Love Of The Loved」でデビューしたリヴァプール出身の彼女。そんな強力なバックアップでのデビュー盤だったがチャート的には35位と地味目な結果に終わってしまった。そして続けてリリースしたのが本盤。今回もヒット祈願をかけてか、当時の人気作曲チームBURT BURT BACHARACHとHAL DAVID作品を取り上げ見事全英首位を記録。B面はマネージャーで後に良人となるBOBBY WILLISによる可愛らしいガールポップ。WILLISはこの後の多くのシングルのB面用作品を手掛けることになる。(1/15 山田) | |||||
\1000 (税込¥1100) |
定番 |
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MARC BOLAN AND T. REX | 「 Teenage Dream / Satisfaction Pony 」 | ||||||
T.REX | 1974 | MARC 7 | 「The Groover」までトップ10入りを連続記録していたT.REX。が、次の「Truck On」は12位とやや地味な印象を与える結果となった。次のリリースとなる本盤はMARC BOLAN AND T.REX名義でのリリース、BOLAN自身はお気に入りの歌詞だという甘いロッカバラード風。が、全英13位とまたしても彼等にしては地味な結果に終わってしまった。B面はオリジナルアルバム未収、こちらは重厚なリフがカッコいい、彼等らしいグラムロック。ちなみにMARC BOLAN名義でのレーベルタイプも存在する。(1/3 山田) | |||||
\2200 (税込¥2420) |
GLAM |
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THE ROLLING STONES | 「 Get Off Of My Cloud / The Singer Not The Song 」 |
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DECCA | 1965 | F 12263 | 代名詞的な「Satisfaction」に続くリリースで、前作同様に全英首位を記録した60年代の代表曲。このほどよいルーズさとテンションの高さはその後のキャリアに一貫している。一方B面の素朴な(?)フォークロック調の作風、A面のキャチーさに比べて地味な印象を受けるがこちらも捨て難い。(12/26 山田) | |||||
\2800 (税込¥3080) |
定番 |
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THE WHO | 「 See Me, Feel Me 」 | ||||||
TRACK | 1970 | 2094-004 | 69年にリリースされたロックオペラ作品『TOMMY』の最後を飾るフィナーレ的な作品を翌年にシングルカットしたもの。米国では伝説のフェス‘ウッドストック’等ライブで演奏していた為か、全米チャート12位を記録。が、意外や意外、本国では全くヒットしていなかった。(12/12 山田) | |||||
\3500 (税込¥3850) |
ROCK |
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NIRVANA | 「 Tiny Goddess 」 | ||||||
ISLAND | 1967 | WIP 6016 | アイルランド出身のPATRICK CAMPBELL-LYONSとギリシャ出身のALEX SPYROPOULOSからなる作曲チームを中心に結成したサイケポップ系グループのデビュー盤。アカデミックな教育を受けた演者達も在籍しているだけあって、この時期によくあるサイケポップとは一線を画す、質の高いバロック調のサウンド。プロデュースはTRAFFICやROLLING STONES等の仕事で知られるJIMMY MILLERと人気グループSPENCER DAVIS GROUPの元ベース奏者MUFF WINWOOD。一般的にはヒットはしなかったが、パイレーツ系ラジオ局では受けが良かったという。(12/9 山田) | |||||
\3800 (税込¥4180) |
PSYCH POP |
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THE SPRINGFIELDS | 「 If I Was Down And Out / Maracabamba 」 |
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PHILIPS | 1964 | BF 1306 | 人気歌手DUSTY SPRINGFIELDが実兄TOM等と組んでいた人気フォーク/ポップス系グループの活動末期のリリース。両面共に自身達も出演している‘IT'S ALL OVER TOWN’という映画で使用された作品をカップリングしたもの。A面は当時ソロ歌手としても人気を博していたDUSTYの歌唱を前に出したポップス。B面は軽快なラテン調にカリプソ的な要素も入れた様な作風。両面共にTOMによる作曲。A面なんてDUSTYの人気もあってヒットしてもよさそうな印象を受けるが残念ながら売れなかった。(12/8 山田) | |||||
\1800 (税込¥1980) |
POP |
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THE DAVE CLARK FIVE | 「 Bits And Pieces / All Of The Time 」 | ||||||
COLUMBIA | 1964 | DB 7210 | 全英首位を記録した「Glad All Over」に続くリリースの本盤。前作のノリを踏襲したドカドカと力強いリズムにソウルフルなガナリ系歌唱が乗った、これぞDC5なサウンド。本盤も見事全英2位の大ヒットを記録。ギターの音色が面白い、ほんのり甘いメロディのB面もおススメ。(12/1 山田) | |||||
\1500 (税込¥1650) |
定番 |
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TERRY NELSON | 「 Help Somebody / Love Light 」 | ||||||
HALAGALA | 1964 | HG 1 | クセのあるスカ/R&B等、変わったカタログでニッチな人気を誇る(?)レーベルHALAGALA。本盤はその記念すべき1枚目のリリース、歌うはこのレーベルの代表的な歌手TERRY NELSON。A面は三連のR&Bバラード調、ロカビリーのヒーカップ唱法にも似た裏声を駆使した歌唱が印象的。B面はポップなR&B風味で女性コーラスをバックに華やかな仕上がり。HALAGALAはレーベルの色のバリエーションが豊富だが、この緑色は本盤のみの様子。(11/23 山田) | |||||
\2800 (税込¥3080) |
SOUL / R&B |
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THE HOLLIES | 「 Long Cool Woman In A Black Dress 」 | ||||||
PARLOPHONE | 1972 | R 5939 | 71年にリリースされたPARLOPHONEでのラストアルバム『DISTANT LIGHT』から翌年にカットされた、我が国では「喪服の女」の邦題でお馴染みの70年代の代表的な1曲。当時のトレンドだった米国南部ロックや人気グループCREEDENCE CLEARWATER RIVIVALを意識したと言われる、シンプルなロック作品。そんなノリが受けてか米国ではなんとチャート2位の大ヒットを記録。本国でもさぞヒットしたであろうと思いきや、全英チャート32位とグループの知名度や米国での大ヒットを考えるとかなり地味な結果に終わってしまった。作曲はメンバーのALAN CLARKEと人気作曲チームCOOK=GREENAWAYとの共作。(11/21 山田) | |||||
\1800 (税込¥1980) |
ROCK |
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OLIVER NORMAN | 「 People People / You'll Find It Will Come 」 | ||||||
POLYDOR | 1968 | 56247 | トリニダード出身の歌手/作曲家TONY WILSONと共にソウル/R&B系グループSOUL BROTHERS、そしてその発展形であるCORDURYSとして活動していた歌手/作曲家NORMAN OLIVER。67年には名前をひっくり返してOLIVER NORMAN名義でPOLYDORからソロデビュー、本盤は2枚目となる。A面はサイケポップ調作品で作曲者のSTEVENSとはCAT STEVENSのことだそうな。確かに忙しい展開を見せる作風はいかにも彼らしい。B面は自作のソウル風バラード。グループ時代やソロデビュー盤はソウル/R&B色が強かっただけあって、本来の音楽性はやはりこちら側だったのだろうか。プロデュースはCORDURYSの音源も手掛けているSHEL TALMYが担当。(11/17 山田) | |||||
\4800 (税込¥5280) |
PSYCH POP |
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THE CASUALS | 「 Fool's Paradise / Seven Times Seven 」 | ||||||
DECCA | 1969 | F 22900 | 65年にFONTANAからデビューするも鳴かず飛ばず、イタリアに活動の拠点を移し幸運にも現地で人気を博したグループCASUALS。68年にDECCAと契約、同年リリースの2枚目「Jesamine」が全英2位の大ヒットを記録、本国でようやくブレイクした彼等。本盤はDECCAでの3枚目。A面は後にBUTTERSCOTCH名義でアーティスト活動もする作曲チームARNOLD-MARTIN-MORROWによる美しい込み上げ系バラード作品。B面はオリジナル・アルバム未収録、活動の拠点だったイタリアの映画の劇中で使われていた作品に英詞を付けたもの。こちらはR&Bやサイケな要素を入れたグルーヴィなロック調作品。ちなみに本盤、素敵な内容だったが残念ながらヒットを記録することは出来なかった。(11/12 山田) | |||||
\2800 (税込¥3080) |
POP |
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HANK MARR | 「 Tonk Game / Hob-Nobbin' 」 | ||||||
BLUE BEAT | 1961 | 45/BB 26 | 主にスカ等ジャマイカ産音源を配給していたレーベルBLUE BEAT。ジャマイカ産に比べて数は少ないながらもR&B等米国産音源も配給しており、本盤はそういったカタログからの1枚。米オハイオ出身のジャズピアノ/オルガン奏者HANK MARRが同年に米FEDERALレーベルからリリースしたもので、オルガンとサックスを主体とした小粋なR&Bインスト。当時ジャマイカでも人気を博したそうで、本盤の配給もジャマイカ系音楽市場に向けてのものだったのだろうか。(11/6 山田) | |||||
\3800 (税込¥4180) |
US R&B |
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TONY WILSON | 「 What Did I Do / Can't Waste A Good Thing 」 |
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COLUMBIA | 1967 | DB 8153 | 70年代に大ブレイクした英国産ソウル/ファンク系グループHOT CHOCOLATEのメンバーとして活躍した作曲家/歌手のTONY WILSON。本盤はそんなブレイク前の67年のソロシングル。本盤のプロデューサーDEREK LAWRENCE(ロックファンにはDEEP PURPLEの初期作品でお馴染みの人)等と共作したサイケなロック調のA面、WILSONと共にSOUL BROTHERSというグループで活動していた作曲家/歌手NORMAN OLIVERとの共作によるソウル調のB面。近年にわかに人気が出てきた感のある本盤、ノーザンソウルの盛り上がりを見せている昨今、その評価の対象はやはりB面か。(10/29 山田) | |||||
\12000 (税込13200) |
UK SOUL |
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THE ROLLING STONES | 「 The Last Time 」 | ||||||
DECCA | 1965 | F 12104 | 米国のゴスペル系グループSTAPLE SINGERSの作品に触発されてJAGGER=RICHARDが書いたという、全英首位を記録した気だるいR&B調作品。これまでのシングルではA面は他のアーティストの作品のカヴァーだったが、本盤は初の自作曲。(10/24 山田) | |||||
\2500 (税込¥2750) |
定番 |
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CLARE HAMILL | 「 Geronimo's Cadillac / Luck Of The Draw 」 |
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KONK | 1975 | KOS 1 | 17歳でSSWk系アーティストとして71年にISLANDレーベルからデビューした彼女。73年までに2枚のアルバムと4枚のシングルを残す。その後KINKSのRAY DAVIESと出会い、KINKSのレーベルKONKに移籍し本盤はその1枚目のシングルとなる。両面共にアルバム『STAGE DOOR JONNIES』からのカットで、A面は米国のSSW系アーテイストMICHAEL MARTIN MURPHYの72年作品のカヴァー、B面は自作のロック色の強い作品。勿論プロデュースはRAY DAVIES。(10/5 山田) | |||||
\1800 (税込¥1980) |
SSW |
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TONY WILSON | 「 Baby I Love, Love I Love You / Come Back To My Lonely World 」 |
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BELL | 1969 | BLL 1081 | トリニダード出身、70年代にはソウル/ファンク系グループHOT CHOCOLATEのメンバーとして大ブレイクしたWILSON。60年代前半から歌手/作曲家としてポップス系、ソウル/R&B系グループのメンバーとして活動、同時期にソロ歌手としても音源をリリース、本盤は69年にBELLでリリースした1枚。A面は同じくHOT CHOCOLATEのメンバーERROL BROWNとの共作によるポップなレゲエ。そして注目したいB面、こちらは本盤のプロデューサーDSEREK LAWRENCEと共作した軽快な作品。本来WILSONが得意としたソウル/R&B趣味も反映されているダイナミックな仕上がりとなっている。(9/22 山田) | |||||
\2800 (税込¥3080) |
UK REGGAE / UK SOUL |
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TWO & A HALF | 「 Midnight Swim 」 | ||||||
CBS | 1966 | 20248 | 大学生3人がロンドンにて結成、フォーキーなポップスを奏でるトリオTWO & A HALFのデビュー盤。フォーキーな音楽性を軸に、鐘の音やホーンを配した洒落たアレンジを施した自作のポップス。プロデュースはグルーヴィなポップスを得意とするDES CHAMPが手掛けた。(9/17 山田) | |||||
\6000 (税込¥6600) |
POP |
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TERRY NELSON | 「 Bulldog Push / Pretty Little Girl 」 | ||||||
DICE | 1966 | 45/CC 25 | クセあるスカ系音源をリリースしていたマイナーレーベルHALAGALAの主力(?)歌手だったTERRY NELSON。同じく風変わりなスカ系音源をリリースしていたDICEレーベルからも数枚のシングルをリリースしており、本盤もそのうちの1枚。A面は近年モッドソウル的な評価も得ているという、ファンキーでノヴェルティなノリのソウル/R&B調作品。動物の名前を冠している所はRUFUS THOMASの「Walking The Dog」等、当時の米国のソウル/R&Bを意識してのことだったのだろうか。B面はキャッチーなスカ調。(9/15 山田) | |||||
\4800 (税込¥5280) |
SOUL / SKA |
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EDISON | 「 Everybody Knows / (I Love) The Little Things 」 |
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PHILIPS | 1971 | 6006-091 | 全英首位を記録した大ヒット「Love Grows (Where My Rosemary Goes)」でお馴染みEDISON LIGHTHOUSE。本盤の主役EDISONはその残党からなる発展形(後退形?)グループだそうな。本盤は記念すべき1枚目、両面共に前身グループの路線を丁寧に踏襲した爽やかなソフトロック調。作曲はA面がメンバーのDAVE TAYLORとSTUART EDWARDS(この録音では別の人と交代していたそうな)、B面はEDWARDS単独での作曲。残念ながら前身グループの様なヒットを記録することは出来なかった。(9/2 山田) | |||||
\2800 (税込¥3080) |
POP |
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BLUES COUNCIL | 「 Baby Don't Look Down / What Shall I Do 」 | ||||||
PARLOPHONE | 1965 | R 5264 | 俺達はブルースに陶酔しているんだ!と気合の入った宣言も聞こえてきそうな頼もしいグループ名。スコットランド出身、ホーンを入れてR&Bにもアプローチした編成の彼等。本盤は彼等の唯一のリリース。A面は米国の作曲家RANDY NEWMANが作曲、64年にR&B歌手BILLY STORMが録音しており、本盤はSTORMのヴァージョンを手本にしているのだろうか?B面もホーンが活躍する軽快なR&B調(何気にバックで鳴っているオルガンがグルーヴィ)。残念ながら本盤のリリースの直前に交通事故によりメンバー2名が亡くなってしまう悲劇が起こり、レーベル側はリリースを控えようとしたが遺族の希望によりリリースするという運びとなったという。(9/1 山田) | |||||
\18000 (税込¥19800) |
UK R&B |
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VEE COMA | 「 Piccadilly / Donkey Independence 」 | ||||||
PUN | 196? | PUN 1001 | 数多く英国のマイナーレーベル、特にその類のレーベルが多いのがスカ等のレゲエ系レーベル。本盤もそうしたうちの1つだろうか、PUNなるレーベル。歌うVIV COMAなる人は50年代からVIVIAN COMMA名義で活動しているカリプソ系歌手だそうな。A面はロンドンのピカデリーについて歌った、ジャジーなアレンジが施されたお洒落なスカ調ポップス。どこかCOLUMBIA初期のGEORGIE FAMEを思わせる。B面は氏の十八番であろう、カリプソ作品。両面共に自身による作曲(レーベル上のクレジットはCOMMAとなってる)。レーベルにはリリース年が記されていないが62年とか64年とかの諸説がある。レーベル番号から見て本盤がレーベル第一号のようだがその後のリリースは続かなかった様子(レゲエ系レーベルにありがちなパターン)。(8/31 山田) | |||||
\8000 (税込¥8800) |
SKA / REGGAE |
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PETER & GORDON | 「 Lady Godiva / Morning's Calling 」 | ||||||
COLUMBIA | 1966 | DB 8003 | レーベルメイトのDAVE CLARK FIVE同様に本国以上で米国で人気を博した彼等。故にヒット曲の数も米国に比べて本国ではかなり少ない。本盤は66年リリース、通算10枚目。A面はアレンジャーとして活躍していたMIKE LEANDERとヒットメイカーGORDON MILLSによる共作、当時のトレンドだったオールドタイミィ調のほのぼのした作品。B面は彼等自身によるオリジナル曲で、米国の人気ロックグループBYRDSを思わせるカッコいいフォークロック調。チャートアクションとしては全英16位を記録。ちなみに本シングルはプッシュアウト・センターのタイプと本盤のようなソリッドセンターのタイプがある。(8/20 山田) | |||||
\1800 (税込¥1980) |
POP |
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LITTLE WILLIE | 「 Settle Down / I'm Ashamed 」 | ||||||
BLUE BEAT | 1963 | 45/BB 151 | スカ/レゲエ系コレクターにはお馴染み英国の名門レーベルBLUE BEATからの1枚。70年代にレゲエ系歌手/プロデューサーとして活躍するWILLIE FRANCISが63年にLITTLE WILLIE名義でリリースしたもの。ラフなピアノ、ギターとサックスが織り成す重厚なスカ/R&B調のA面、ピアノの連打と土着的に跳ねたリズムが独自の味わいを醸し出しているR&B調のB面。作曲は共にWILLIE自身によるもの。(8/18 山田) | |||||
\4800 (税込¥5280) |
SKA / R&B |
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THE BOYS | 「 It Ain't Fair / I Want You 」 | ||||||
PYE | 1964 | 7N 15726 | それにしても随分とやる気のない、匿名性の高いグループ名。が、この後にTHE ACTIONと改名しPARLOPHONEから良質なモッドサウンド的なシングルをリリース、今日モッド系最高峰のグループとしてその名を轟かせいている(一部の愛好家の間のみだけど)というのはご存知の通り。本盤はそんな彼等のTHE BOYSとしての記念すべきデビュー盤。64年らしくシンプルなビートサウンドだが、A面曲なんて聴くとグループのトレードマークであるリード歌手REG KINGの憂いのある歌声はこの時から異彩を放っているのが分かる。作曲は両面共にKINGが手掛けている。プロデュースは自身も歌手や作曲家、俳優として活躍していたKENNY LYNCH。このシングル、一体どれくらい売れたのだろうか・・・(8/11 山田) | |||||
\28000 (税込¥30800) |
UK BEAT |
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THE EYES OF BLUE | 「 Up And Down / Heart Trouble 」 | ||||||
DERAM | 1966 | DM 106 | 南ウェールズ出身、ソウル/R&Bを得意とするロックグループEYES OF BLUEのデビューシングル。A面は前年にLOS BRAVOSの大ヒット「Black Is Black」を作曲したチームによるポップな作品。そして注目したのはB面「Heart Trouble」、米国デトロイト出身のソウル/R&BグループPARLIAMENTSが同年にリリースした作品をカヴァーしたもの。原曲をベースに豪快なノーザンソウル調に仕上げた。ちなみに作曲者の1人でPARLIAMENTSのメンバーでもあるGEORGE CLINTONは70年代にPARLIAMENT=FUNKADELIC、所謂P-FUNKサウンドで大ブレイクしたことでお馴染みの人。本盤は英国のレコードで氏の名前が記載された最初期のもの?(8/1 山田) | |||||
\12000 (税込¥13200) |
MOD |
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GERRY AND THE PACEMAKERS | 「 I'm The One 」 | ||||||
COLUMBIA | 1964 | DB 7189 | ヒット曲によくあるのレーベル表記のバリエーション。マージービートの人気グループの彼等の4枚目となる本盤もそういった1枚。64年のある時期からEMI系のシングルのセンター真下に表記されている‘SOLD IN UK〜’クレジット。このシングルにも表記されているヴァージョンとされていないヴァージョンの2種があり、本盤は後者。ちょうどそういったレーベルの転換期を挟んでのヒットだったのだろう。こういった発見もレコードコレクターには嬉しいポイント?ちなみにこのシングルにはその他のバリエーションとしてフォントの形とサイズが2種あったりもする。(7/30 山田) | |||||
\1800 (税込¥1980) |
UK BEAT |
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JANIE JONES | 「 Witches Brew / Take-A My Tip 」 | ||||||
HMV | 1965 | POP 1495 | ロックファンにはパンクロックの人気グループCLASHとの共演盤でお馴染みかもしれない、女子歌手JANIE JONES。60年代にはレーベルを転々としつつ、かなりクセのあるシングルを残している。本盤もそのうちの1枚で彼女のデビュー盤となる。SEを駆使したノヴェルティ極まりないA面、一転して可愛らしい歌唱を聴かせる正統派(?)ガールポップなB面。作曲はプロデュースも手掛けているSIDNEY GILBERT。ちなみにB面の作曲には彼女の実妹で歌手のVALERIE MITCHELLが参加している。アレンジはグルーヴィなポップスを得意とするDES CHAMPが手掛けている。全英46位を記録。(7/21 山田) | |||||
\3500 (税込¥3850) |
UK GIRL |
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HELEN SAHPIRO | 「 You Don't Know / Marlevous Lie 」 | ||||||
COLUMBIA | 1961 | 45-DB 4670 | 全英3位を記録したデビュー盤「Don't Treat Me Like A Child」に続く2枚目。オールディーズお約束のフレーズから始まる、ゆったりしたノリのティーンポップ。作曲は前作を手掛けたチームによるもの。作風的には前作と比べてやや地味な印象を受けるがチャートアクションとしてはそれを上回る全英首位を記録。スカを思わせるギターの音色が心地良いB面もおススメ。(7/20 山田) | |||||
\1200 (税込¥1320) |
定番 |
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MARVIN GAYE | 「 Got To Give It Up 」 | ||||||
MOTOWN | 1977 | TMG 1069 | 同年リリースの2枚組ライブ盤『LIVE AT THE LONDON PALLADIUM』からのカットとなっているが、他の収録曲が実際のライブ音源だったのとは違って、この曲はロスにあったMARVINのスタジオで録音されたもの。当時のトレンドだったディスコサウンドを意識した作風だが、ディスコ特有のお手軽な感覚はあまり無く、しっかりとソウル/ファンクの要素を注入したソウルフルな仕上がりとなっているのはMARVIN故だろうか。長尺だったアルバムヴァージョンをパート1とパート2に分けて収録。本盤は同年配給の英国盤、全英8位のヒットを記録。(7/20 山田) | |||||
\2800 (税込¥3080) |
SOUL / FUNK |
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THE ANIMALS | 「 I'm Crying / Take It Easy 」 | ||||||
COLUMBIA | 1964 | DB 7354 | 全英首位を記録した「The House Of The Rising Sun」に続くリリースとなる通算3枚目のシングル。両面共にリード歌手ERIC BURDONとオルガン奏者ALAN PRICEによる共作。スピード感のある豪快なR&B調のA面とズッシリ構えたブルースロックのB面。B面の方が従来のブルースバンドたる彼等らしさが出ているか。チャート的には全英8位と前作に比べるとやや地味なヒットだった。(7/8 山田) | |||||
\1500 (税込¥1650) |
BLUES ROCK |
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THE SPRINGFIELDS | 「 Come On Home / Pit-A-Pat 」 | ||||||
PHILIPS | 1963 | BF 1263 | 歌姫DUSTY SPRINGFIELDと実兄TOM SPRINGFIELD、後に売れっ子プロデューサーとなるMIKE HURSTが結成したフォーク系トリオSPRIGFIELDS。本盤は活動後期にリリースした1枚。TOM作曲のA面は同時期のビートサウンドの影響も伺える意欲作。前面に出したDUSTYの歌唱も数か月後に控えたソロデビューを意識したものだろうか。B面は人気作曲家CLIVE WESTLAKEが手掛けた作品で、哀愁漂うメロディが印象的なフォーキーな作風、こちらはトリオでの合唱スタイル。こちらの方が本来の彼等らしい作品なのだろうけど、アピール力なるとやはりA面となるか。が、チャートアクションとしては残念ながら31位と地味な結果に終わってしまった。(7/2 山田) | |||||
\1500 (税込¥1650) |
POP |
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BLACK VELVET | 「 See What You Got Out A Me / Can't Stand The Pain 」 |
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MAM | 1971 | MAM 22 | サイケロックにソウルやレゲエの要素を混ぜ合わせた独自の音楽性で69年にBEACONレーベルからデビューした彼等。BEACONでは数枚のシングルとアルバム1枚を残し、71年にはDECCA配給のMAMに移籍、本盤はその第一弾。両面共にポップでファンキーなソウル風味の作品。米国のスワンプロックにも通じる陽気さ、ゆったりさが心地良い。(6/24 山田) | |||||
\1800 (税込¥1980) |
UK SOUL |
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CHRIS FARLOWE | 「 Out Of Time / Baby Make It Soon 」 | ||||||
IMMEDIATE | 1966 | IM 035 | 本格的なソウル/R&Bを歌いモッズ族を中心に人気を博した歌手CHIRS FARLOWE。62年にDECCAからデビュー、その後はCOLUMBIA、そしてIMMEDIATEとレーベルを渡り歩き数多くのシングルをリリース。本盤はIMMEDIATEでの3枚目、人気グループROLLINGS TONES作品をソウルフルな歌唱でカヴァー、見事全英首位を記録し本格的ブレイクを果たした。プロデュースは本家のMICK JAGGER。そしてこのソウルフルなアレンジを手掛けたのはARTHUR GREENSLADE。B面はレーベル社長ANDREW LOOG OLDHAMが作曲に参加したサイケ前夜の重厚なロックバラード。(6/17 山田) | |||||
\2500 (税込¥2750) |
UK SOUL |
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FELDERS ORIOLES | 「 Sweet Tasting Wine / Turn On Your Lovelight 」 |
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PICCADILLY | 1965 | 7N 35269 | ホーンセクションを配した編成でモッド好みのソウル/R&B的なサウンドを聴かせるビート系グループFELDERS ORIOLES。65年にPICCADILLYからデビュー、本盤は同年にリリースした2枚目。A面は同時期に親会社PYEに在籍していたグループTONY COLTON AND THE BIG BOSS SOUNDのメンバーで作曲チームとしても活動していたTONY COLTONとRAY SMITHのペンによるブルージーな作品。B面は当時英国のR&Bファンにも人気のあった米国のブルース/R&B系歌手BOBBY BLANDの代表的な作品を取り上げたもの。やはりグループの本質がよく表れているのはB面の方だろうか。(6/12 山田) | |||||
\15000 (税込¥16500) |
MOD |
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RICKIE LEE JONES | 「 Chuck E's In Love 」 | ||||||
WARNER BROS. | 1979 | K 17390 | ほんのりジャジーな雰囲気がトレードマークの米国SSW系歌手RICKIE LEE JONES。本盤は英国での1枚目、同年リリースのデビューアルバムからのカット。レーベルメイトLITTLE FEATにも通じるほどよくゆったりとしたファンキーなリズムにチャーミングな歌声が乗った作品。本国では4位を記録した本盤、英国でもやや地味ながら18位を記録。ちなみにこのシングル、レーベル表記のタイプが2種類あり、彼女の名前が上に曲名が下に記載されているタイプとその逆のタイプ(本盤は前者)。(6/11 山田) | |||||
\1800 (税込¥1980) |
US SSW |
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THE PAPER DOLLS | 「 Someday / Any Old Time You're Lonely And Sad 」 |
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PYE | 1968 | 7N 17655 | PYEが社運をかけて(?)売り出したガールトリオPAPER DOLLS。デビュー盤はそこそこ売れたが続く2枚目が全く売れず、そして出した3枚目が本盤。それまでの2枚を手掛けたJOHN MACLEODとTONY MACAULAYが作曲、アレンジ、プロデュースを担当。一気に駆け抜けるようなキャッチー極まりない作風。が、そんな勢いも空回りしてか本盤も全くヒットせず。この後RCAに移籍し細々とリリースを続けることに・・・(5/26 山田) | |||||
\3800 (税込¥4180) |
UK GIRLS |
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THE LOVE AFFAIR | 「 Everlasting Love / Gone Are The Songs Of Yesterday 」 |
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CBS | 1967 | 3125 | 67年にDECCAからデビューするも鳴かず飛ばずの結果に終わった彼等、LOVE AFFAIR。早くも同年にはCBSに移籍し本盤で仕切り直し。A面は同年に米国のソウル/R&B歌手ROBERT KNIGHTがリリース、ヒットさせた作品をカヴァーしたもので、原曲が持つエモーショナルなノリを名アレンジャーKEITH MANSFIELDによって更に増幅させたソウル風味の歌謡ポップに仕上がった。見事全英首位を記録。そんな華々しいA面に隠れた感のあるB面はこの後の彼等のヒット曲を手掛けることになる作曲家PHILLIP GOODHAND-TAITによるシットリとした幻想的でクラシカルな雰囲気のサイケ調バラード作品。(5/18 山田) | |||||
\2800 (税込¥3080) |
定番 |
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JACKSON FIVE | 「 Skywriter / Ain't Nothing Like The Real Thing 」 |
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TAMLA MOTOWN | 1973 | TMG 865 | 英国でも人気を博した、米国のソウルの名門MOTOWNが誇るグループからの1枚。A面は同年の同名アルバムからのカット、軽快で躍動感のあるポップソウル。曲が持つ舞い上がるような勢いとは対照的にチャートアクションは25位とやや地味だった。B面は1枚前のアルバムからのカットで、レーベルの先輩MARVIN GAYEとTAMMI TERRELLのデュオでお馴染みの作品のカヴァー。両面共に米国では未シングル化、本盤は珍しいPSタイプ。(5/18 山田) | |||||
\3500 (税込¥3850) |
SOUL / FUNK |
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WHITE PLAINS | 「 I've Got You On My Mind 」 | ||||||
DERAM | 1970 | DM 291 | デビュー盤「My Baby Loves Lovin'」が全英9位の大ヒットを記録したWHITE PLAINS、本盤はそれに続く2枚目。作曲は前作を手掛けた人気作曲チームCOOK=GREENAWAY。書き下ろしではなく、元々は60年代に数名のアーティスト達に提供、リリースしたが全くヒットしなかった作品を取り上げたもの。そうした60年代のアーティスト達のヴァージョンは全くヒットを記録出来なかったが、本盤は前作の勢いもあってか全英17位を記録。アレンジは同時期にDJMレーベルでインスト・プロジェクトMR.BLOEを手掛けていたZACK LAWRENCE。プロデュースは作曲チームが直々に手掛けた。(5/11 山田) | |||||
\1500 (税込¥1650) |
POP |
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TERRY NELSON | 「 The Night Is Cold 」 | ||||||
HALAGALA | 1967 | HG 31 | スカ/レゲエ系の珍盤の宝庫、HALAGALAレーベルからの1枚。A面はこのレーベルで異様な数のシングルをリリースしている歌手TERRY NELSONによるソウル/R&B調バラード。ホーンやギター等は米国のSTAX等南部系の影響が伺える作風で、全編で流れるオルガンの音色はタイトル通り、英国の寒い夜を思わせる涼し気な雰囲気を演出している。氏が歌う不安定な(?)メロディはある意味サイケ的でもある・・・作曲はNELSON自身によるもの。B面はこのレーベルで数枚のリリースがある、‘MR. RAM RAM GO! GO!’なる変わった名義のグループ(ソロアーティスト?)による作品というスプリット形式の1枚。(5/6 山田) | |||||
\3500 (税込¥3850) |
R&B / REGGAE |
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THE WOODPECKERS | 「 The Woodpecker / You Can't Sit Down 」 | ||||||
DECCA | 1964 | F 11835 | 謎のグループWOODPECKERS(南ア出身のグループWOODY WOODPECKERSの変名という説もあるが)が64年にDECCAからリリースした1枚。A面はコーラスワークを活かしたノヴェルティなR&R/R&B調、B面は米国のジャズ/R&B系ギタリストPHIL UPCHURCHのR&Bインスト作品に歌詞を付けてカヴァーしたもの。前年に米国のR&R系コーラスグループDOVELLSが歌詞を付けてカヴァーヒットさせているが、そのヴァージョンを元にしているのだろうか。全編でオルガンがグルーヴィな響きを鳴らしている故か、モッド的な評価も得ているとか。アレンジとプロデュースはCHARLES BLACKWELL。(4/23 山田) | |||||
\6000 (税込¥6600) |
UK R&B |
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THE DAVE CLARK FIVE | 「 Reelin' And Rockin' / Little Bitty Pretty One 」 |
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COLUMBIA | 1965 | DB 7503 | 全英24位と人気グループにしてはやや地味目なヒットだった本盤。A面は米国のR&R歌手CHUCK BERRYの、B面はお馴染み米国のR&R歌手BOBBY BYRDの57年作品のカヴァー。50年代米国R&Rコンボ風のサックス奏者を配した編成にはピッタリの選曲、両面共に元気なDC5サウンドに仕上がっている。(4/18 山田) | |||||
\2200 (税込¥2420) |
UK BEAT |
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THE KINKS | 「 Till The End Of The Day / Where Have All The Good Times Gone 」 |
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PYE | 1965 | 7N 15981 | 一足早くサイケなノリを取り入れた「See My Friends」に続いてリリースしたのが本盤。前作がチャート10位と彼等(というかレーベルか)にしてはもう踏ん張りしたい所だったのか、本盤では再びシンプルなビートサウンドで勝負。哀愁漂うメロディと軽快なビートが見事に合致したカッコいい作品。全英8位を記録。B面はちょっとBOB DYLAN風な(?)なげやりな歌唱スタイルが印象的な作品。(4/14 山田) | |||||
\3500 (税込¥3850) |
定番 |
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DEL SHANNON | 「 And The Music Plays On / In My Arms Again 」 |
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UNITED ARTISTS | 1974 | UP 35740 | 「悲しき街角」等のヒットでオールディーズファンにお馴染みのDEL SHANNONの珍しい74年リリース。A面は作曲家/ギタリスト/歌手等多岐に渡る活動で知られる英国のアーティストDAVE EDMUNDSがプロデュースした英国録音(スタジオは勿論ROCKFIELD)。60年代からの作曲の相棒DAN BOURGOISEとの共作によるゆったりしたフォークロック調バラード。B面は米国での録音で自身での作曲、プロデュースによるカントリー作品。こちらの方が本来のやりたいことが反映されて思い入れもあったのだろうか、この10年後にWARNER BROS.で再録している。(4/2 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
POP |
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THE WALKER BROTHERS | 「 My Ship Is Coming In 」 | ||||||
PHILIPS | 1965 | BF 1454 | SCOTT WALKERのソウルフルで朗々とした歌唱がトレードマークの米国出身の3人組WALKER BROTHERS。本盤は英国での通算4枚目、全英3位を記録した「My Ship Is Coming In」。米国の作曲家JOEY BROOKSが同年にソウル/R&B系歌手JIMMY RADCLIFFEに提供した作品をカヴァーしたもの。何故か我が国ではあの「太陽はもう輝かない」のB面扱いでのリリースだった。(3/30 山田) | |||||
\1800 (税込¥1980) |
定番 |
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NORMAN WISDOM | 「 The Joker / Who Can I Turn To 」 | ||||||
COLUMBIA | 1965 | DB 7352 | 英国の俳優/コメディアン/歌手NORMAN WISDOMの65年リリース。前年にLESLIE BRICUSSEとANTHONY NEWLEYによって書かれたミュージカル‘THE ROAR OF THE GREASEPAINT-THE SMELL OF THE CROWD’からの2曲を歌ったもの。2曲共に多くのアーティスト達が取り上げてきた、所謂スタンダード作品。軽快でジャジーなA面に壮大で美しいバラード作品のB面。「Who Can I Turn To」というと前年にヒットを記録した米国の歌手TONY BENNETTのイメージが強いが、この曲を最初に歌ったのはこのWISDOMが英国での同ミュージカル初演でだそうな。(3/28 山田) | |||||
¥3800 (税込¥4180) |
POP |
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SANDIE SHAW | 「 You've Not Changed / Don't Make Me Cry 」 |
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PYE | 1967 | 7N 17378 | 全英18位と彼女にしては地味目な記録だった67年リリースの1枚。ずっしりとしたリズムにフワフワした歌唱が乗ったA面。B面はフルートやパーカッション等を入れての洗練されたアレンジが夜の都会を思わせるシットリ大人のポップス。作曲は共にCHRIS ANDREWS、アレンジはKEN WOODMANというお馴染みの面子。(3/23 山田) | |||||
\2500 (税込¥2750) |
UK GIRL |
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DUSTY SPRINGFIELD | 「 Little By Little / If It Hadn't Been For You 」 |
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PHILIPS | 1966 | BF 1466 | 全英チャート17位と彼女にしては地味目な結果に終わった66年リリース。哀愁漂うメロディが印象的なソウルフルなガールポップ。近年人気が高くなってきた本盤の評価対象はこのA面かもしれないが、B面も是非聴いてほしい。こちらはDEE DEE WARWICKあたりの米国のソウル/R&B系歌手が歌いそうなスウィートでメロウなバラード作品。両面共に作曲は米国のBEATRICE VERDIとBUDDY KAYEが手掛けている(A面はこの2人にE.GINなる人が参加)。ちなみにこのシングル、ソリッドセンターのタイプに3つ足センターと本盤の様な4つ足センター(DECCAプレス?)の3種類がある。(3/21 山田) | |||||
\3500 (税込¥3850) |
UK GIRL |
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THE LOVE AFFAIR | 「 A Day Without Love / I'm Happy 」 | ||||||
CBS | 1968 | 3674 | 67年にDECCAからデビューするも鳴かず飛ばず、同年にCBSに移籍。CBSの1枚目、米国のR&B歌手ROBERT KNIGHTの前年の作品「Everlasting Love」のカヴァーで見事全英首位を記録。本盤はCBSでの3枚目、同路線の込み上げ歌謡ポップ路線で見事全英6位を記録。作曲は70年代にSSW系アーティストとしてブレイクすることになるPHILIP GOODHAND-TAITによるもの。B面はグループのオリジナル曲で、こちらは重厚で硬派なロックサウンド。何とも対照的なカップリングだが、当人達としてはやはりB面の路線で活動したかったのだろうか。(3/12 山田) | |||||
\1800 (税込¥1980) |
POP / ROCK |
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JERRY LEE LEWIS | 「 (Taking My) Music To The Man / Jack Daniels (Old No.7) 」 |
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MERCURY | 1973 | 6052 378 | 50年代から活躍する米国の人気R&R/カントリー歌手JERRY LEE LEWISからの1枚。A面は同年に英国はロンドンにて現地の有名ミュージシャンを多数迎えて録音したアルバム『THE SESSION RECORDED IN LONDON WITH GREAT GUEST ARTISTS』からのカットで、陽気で軽快なカントリーロック調。B面はアルバム未収録曲。両面共にパブロック系リスナーにもアピールしそうな1枚。A面の作曲は先のアルバムに演奏者として参加しているTONY COLTONとRAY SMITH、B面はその2人にやはりアルバムに演奏者として参加しているCHAS HODGES等が加わっての共作。プロデュースは60年代にHERD等人気グループを手掛け、自身も人気グループFAMILY DOGGのヴォーカリストとして活躍していたSTEVE ROWLANDが手掛けている。(3/10 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
英国録音 |
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THE BIG THREE | 「 By The Way / Cavern Stomp 」 | ||||||
DECCA | 1963 | F 11689 | BRIAN EPSTEINの肝煎りで63年にDECCAからデビューしたリヴァプールのビートトリオBIG THREE。本盤は2枚目のリリース。A面は人気作曲家MITCH MURRAYによるポップな作品。B面は根城にしていた地元の名門キャバーンの名をタイトルに入れた自作のワイルドなビートナンバー。A面のキャッチーさが受けてか全英チャート22位を記録。ちなみにこのシングル、出版社のクレジットが‘DICK JAMES MUSIC’と‘JAEP MUSIC LTD.’の二種類あって本盤は前者。後者は前者の傘下の会社だそうな。(2/25 山田) | |||||
\3800 (税込¥4180) |
UK BEAT |
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THE KINKS | 「 Good Day 」 | ||||||
ARISTA | 1984 | ARISTA 577 | 82年の「Come Dancing」のようなヒットもあったが、基本的には80年代はチャート的には不遇だった彼等。本盤も全くヒットを記録することが出来なかった1枚。録音時にDAVEとMICKが不仲になり、苦肉の策としてRAYがドラムマシーンを使うことになったとか。故にこの時期らしいデジタルで固いドラムのビートだが、上に乗っているのはいつもの温かみのあるRAY節。(2/14 山田) | |||||
\1500 (税込¥1650) |
ROCK |
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BARRY MASON AND SYLVAN | 「 When You Do What You're Doing / Oh Baby 」 |
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MCA | 1970 | MK 5034 | LES REEDとのチームでTOM JONES等にヒット曲を提供していた人気作曲家BARRY MASON。歌手としても60年代半ばからリリースを開始、本盤は奥方で歌手や作詞家としても活躍していたSYLVAN WHITTINGHAMとのデュオによる唯一のリリース。両面共に作曲は自身達によるもの。A面は名アレンジャーANTHONY KINGがアレンジを手掛けた、ほのぼのした歌謡ポップ。そしてB面はアコースティック・ギターのみの伴奏による、素朴な雰囲気の作品。MASON作品というと豪華絢爛なアレンジが施されているイメージが強いが、こうした作品を聴いてもメロディの美しさは際立っている。(2/14 山田) | |||||
\2500 (税込¥2750) |
POP |
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THE SCAFFOLD | 「 All The Way Up 」 | ||||||
PARLOPHONE | 1970 | R 5847 | 音楽や詩、コント等を混ぜ合わせた諧謔精神溢れるトリオ、SCAFFOLDの70年リリース。同年に制作された同名映画からの楽曲を録音。軽快なテンポにグルーヴィなオルガン等が絡むお洒落なアレンジにトレードマークのとぼけた歌唱が乗った素敵な1枚。作曲は先の映画の音楽を担当しているHOWARD BLAKE(プロデュースも担当)。残念ながら全くヒットしなかった。(2/12 山田) | |||||
\1200 (税込¥1320) |
GROOVY |
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GERRY AND THE PACEMAKERS | 「 It's Gonna Be All Right / It's Just Because 」 |
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COLUMBIA | 1964 | DB 7353 | 63年にデビュー、初期英国ビートブームを牽引したマージー勢の代表格として大活躍した彼等。本盤は全英6位の大ヒットを記録した彼等の代表曲「Don't Let The Sun Catch You Crying」に続くリリース。スピード感のある演奏に哀愁漂うメロディが乗ったA面、間奏にピアノソロを入れる等ピアノコンボという特性を活かしたB面。両面共にGERRYによるオリジナル曲、氏のメロディセンスが堪能出来る素敵な1枚。チャートアクションとしては意外や意外、24位と彼等にしてはかなり地味目な結果に終わってしまった。(2/11 山田) | |||||
\2000 (税込¥2200) |
UK BEAT |
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THE HOLLIES | 「 On A Carousel / All The World Is Love 」 | ||||||
PARLOPHONE | 1967 | R 5562 | 初期ビートブームにデビュー、常に時代の流れを意識しつつ良質な音源をリリースしてきた彼等。本盤は当時のトレンドたるサイケなノリを取り入れた意欲的な1枚。作曲はメンバーのCLARKE、NICKS、NASHの3人。トレードマークであるキャッチーなノリと重厚なコーラスもしっかり聞かせるサイケポップで見事全英4位を記録。そして注目したいB面、こちらも先の3人による作曲によるもので、ベースが印象的な重厚なノリのサイケポップ。近年のサイケ需要にはこちらのB面の方がシックリくるかも。しかし同年の2枚のアルバム『EVOLUTION』、『BUTTERFLY』と言い、この年のHOLLIESはサイケ指数が高かった。(2/4 山田) | |||||
\2500 (税込¥2750) |
PSYCH POP |
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OWEN GRAY | 「 Gonna Work Out Fine / Dolly Baby 」 | ||||||
ALADDIN | 1965 | W7-603 | 非常に少数ながら一風変わったニッチなカタログを有する、ISLANDレーベル傘下に設立されたレーベルALADDIN。本盤はそのカタログからの1枚、ジャマイカ出身のソウル/R&Bを得意とする歌手OWEN GRAYの65年リリース盤。A面は米国の人気ソウル/R&BデユオIKE AND INA TURNERが61年にリリースした作品をカヴァーしたもの。途中で入る甲高いコーラスはGRAYと共演経験もあるMILLIE SMALLか?プロデュースは後にPROCOL HARUMやTHE MOVE、JOE COCKER等英国ロックを手掛けるDENNY CORDELL。B面は軽快なジャイヴ/R&B調作品で、曲調や先のCORDELLのクレジットが無い所を見るとA面よりも古い録音なのだろうか。(1/31 山田) | |||||
\6000 (税込¥6600) |
SOUL / R&B |
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THREE DOG NIGHT | 「 An Old Fashioned Love Song 」 | ||||||
PROBE | 1971 | PRO 548 | 本国の米国で大ヒットを記録しているのだから、その流れで英国でもヒットしているだろう・・・と思ったら全くヒットしなかった米国産有名曲の英配給盤というのは結構あったりする。TEMPTATIONSの「My Girl」やMARVIN GAYEの「What's Going On」等々。我が国でも人気を博した米国のロックグループTHREE DOG NIGHTの代表的ヒットで知られる「An Old Fashioned Love Song」の英国盤もその典型。本国では総合チャート4位の大ヒットを記録するも、この英盤は全く売れなかった。やっぱり受けるツボみたいなものが違うのだろうか・・・(1/27 山田) | |||||
\1800 (税込¥1980) |
US ROCK |
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THE V. KONGS | 「 Tomorrow Will Soon Be Here / Pretty Little Girl 」 |
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HALAGALA | 1967 | H.G 18 | 風変わりなカタログで一部のレゲエ系コレクターに人気があるというHALAGALAレーベル。本盤はそんなカタログからの1枚、V.KONGSなるグループの唯一のリリース。両面共に典型的なスカ作品、A面のレーベルにはグループ名の上にZOLITAなるクレジットがあるが、おそらくリード歌手だろうか、このレーベルで異様な数のシングルをリリースしている歌手TERRY NELSONの声質が似ているが変名か何かか?B面にはやはりグループ名の上にJACKIE & CAROLのクレジット、スカ系によく見られる男女デュオの形態。ちなみにカタログ番号から見るとリリース年は67年だが、A面には1964、B面には1963とクレジットがあるから録音自体は古いものなのか?確かに67年でこのスタイルはやや古いかも。(1/26 山田) | |||||
\4800 (税込¥5280) |
SKA |
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PETULA CLARK | 「 You're The One / Gotta Tell The World 」 |
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PYE | 1965 | 7N 15991 | フォントの種類やタイトルの配列等レーベル上の表記の違い等、コレクターは嬉しい悲鳴を上げざるを得ない(?)リリースのヴァリエーションが多い人気アーティストのシングル。PYEが誇る人気スターPETULA CLARKの本盤もプッシュアウトのセンターのタイプと本盤の様なソリッドセンターのタイプがある。ちなみにチャート的には全英23位、彼女のベスト盤の常連の様な印象が強いがチャートアクションは意外と地味だった(豪州や仏では大ヒットを記録しているけど)。(1/6 山田) | |||||
\1800 (税込¥1980) |
GIRL |
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ERIC BURDON AND THE ANIMALS | 「 River Deep Mountain High 」 | ||||||
MGM | 1969 | MGM 1481 | 米国を拠点に独自のサイケデリック・ロックを展開していた彼等。本盤は英国MGMでのラストリリースとなった1枚。米国のソウル/R&BデュオIKE & TINA TURNERがPHIL SPECTRORのプロデュースで66年にリリースしたポップ作品をカヴァーしたもの。重厚できらびやか音壁アレンジだった原曲を比較的シンプルでストレートなロックアレンジで演奏している。原曲の方は英国では3位の大ヒットを記録したが本盤は全く売れなかった。(1/4 山田) | |||||
\3800 (税込¥4180) |
ROCK |
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GRIMMS | 「 Backbreaker / The Masked Poet 」 | ||||||
DJM | 1975 | DJS 393 | SCAFFOLDやBONZO DOG BAND、LIVERPOOL SCENEといった、諧謔精神溢れるグループのメンバー達が結成したスーパー(?)グループのデビュー盤。BEACH BOYSのパロディみたいなサーフ調のA面にゆったりファンキーな伴奏にノヴェルティな展開を見せるB面。これだけ豪華な面子でもやっぱり(?)売れなかった。(12/18 山田) | |||||
\2000 (税込¥2200) |
PROMO |
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THE SPRINGFIELDS | 「 Dear John / I Done What They Told me To 」 |
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PHILIPS | 1961 | PB 1145 | 後にソロ歌手として大ブレイクするDUSTY SPRINGFIELDが実兄TOM SPRINGFIELD等と結成したフォークトリオのデビュー盤。A面はトラッドか何かのカヴァーだろうか、彼等のトレードマークある軽快なフォーキーポップ。B面はちょっとR&Bっぽさもある、TOM作曲によるオリジナル曲。途中展開が変わるなど凝った作風。アレンジを担当したのはDUSTYのソロも手掛けることになるIVOR RAYMONDE。残念ながら本盤は全く売れなかった。ヒットを記録するようになるのは2枚目「Breakaway」から。(12/15 山田) | |||||
\2800 (税込¥3080) |
デビュー盤 |
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THE BEE GEES | 「 I've Gotta Get A Message To You / Kitty Can 」 |
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POLYDOR | 1968 | 56273 | 全英首位を記録した彼等の60年代の代表的な1枚。作曲は両面共にGIBB三兄弟。美しい曲調の上でMAURICEが奏でる、うねるベースラインが印象的なA面。B面は後のインディーロックやギターポップにも通じる、軽快なテンポとギターの音色が洒落たサイケポップ調。(12/2 山田) | |||||
\2200 (税込¥2420) |
定番 |
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CAROLE KING | 「 Been To Canaan / Bitter With The Sweet 」 |
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ODE | 1972 | ODS 66031 | 英国でも60年代から人気を博していた米国の作曲家/SSW系歌手のCAROLE KING。大ヒットした「It's Too Late」等、英国では彼女の米ODE音源は英A&Mが配給していたが、本盤から新しく設立された英ODEレーベルからの配給となる(英ODEレーベル記念すべき1枚目でもある)。同年のアルバム『RHYMES & REASONS』からのカットで、パーカッションが心地良いA面、夫でベース奏者のCHARLES LARKEYが弾くグルーヴィなベースラインが印象的なノリの良いB面。米国では24位のヒットを記録したが残念ながら英国ではヒットしなかった。(12/2 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
US SSW |
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THE ISLEY BROTHERS | 「 Life In The City (Part 1) / Life In The City (Part 2) 」 |
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EPIC | 1979 | S EPC 7757 | 英国でも人気を博した米国のソウル/ファンク兄弟グループ、ISLEY BROTHERS。本盤は同年のアルバム『WINNER TAKES ALL』からのカットで、米国では未シングル化という1枚。そんなシングルの貴重なプロモ盤。タイトル通り、洗練された都会生活を思わせる軽快なディスコ・ファンク調。この時期の彼等らしい長尺の作品を両面に分けての収録。B面はインスト作品としても楽しめる?(11/26 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
PROMO |
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THE KING SISTERS | 『 Imagination 』 CLICK & PLAY 「Four Brothers 」 |
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CAPITOL | 1958 | EAP1-919 | 30年代から(!)活躍する実の姉妹からなるジャズ系コーラスグループ、KING SISTERS。本盤は同年に米国でリリースされた同名アルバムから英CAPITOLが独自に4曲カット、収録したEP盤。軽快なスウィングに乗ってのスキャットやシットリしたバラード、「A列車で行こう」等スタンダード等収録。同時代に英国でもBEVERLEY SISTERSやKAYE SISTERS等女性コーラス隊がいたけど、このあたりを指針としていたのかなぁと想像しながら聴くのも楽し。ちなみにジャケの右上にPART 1と記されているが、PART 2はリリースされていない様。予定があったが本盤が売れなかったのでボツになったか?(11/24 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
EP |
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NILSSON | 「 Something True / Pretty Soon There'll Be Nothing Left For Everybody 」 |
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RCA | 1976 | RCA 2649 | 英国でもシングルリリースが多かった米国のSSW系アーティストNILSSON。本国では未シングル化のものもあり、本盤もそういった1枚。同年のアルバム『SANDMAN』から2曲をカット。A面は名アレンジャーPERRY BOTKIN, JR.との共作(BOTKINはアレンジも担当)、ちょっとBEATLES風の作品。B面は南国っぽいノリの、AOR好きにもアピールする作風。残念ながらヒットはしなかった。(11/22 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
US SSW |
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THE ROLLING STONES | 「 (I Can't Get No) Satisfaction 」 | ||||||
DECCA | 19? | F 12220 | 彼等の代名詞的作品だけでなく、ロック古典としてもお馴染みの65年の大ヒットシングル。本盤はBOXED DECCA LOGOの後期プレスのタイプ(70年代?)。定番故に後期プレスといっても他にも色々タイプがある(フォントの違い等々)。(11/22 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
定番 後期プレス |
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EMILE FORD AND THE BIG SIX | 「 Hold Me, Thrill Me, Kiss Me / Keep On Doin' What You're Doin' 」 |
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PICCADILLY | 1963 | 35116 | 西インド諸島出身のポップス歌手EMILE FORD。自身の従兄弟が在籍するインスト系グループCHECKMATESを従えて59年にPYEからデビューし人気を博す。61年には同系レーベルPICCADILLYに移籍し6枚のシングルをリリース、本盤が最後の1枚となる。それまでのシングルはCHECKMATESが伴奏を務めていたが、何故か本盤ではスコットランド出身のビート系グループBIG SIXが伴奏を務めている。A面は米国の歌手KAREN CHALANDERが52年にヒットさせた曲を、B面は更に古い、33年の米国産ポピュラーソングをポップなアレンジでカヴァー。時代のトレンドとなっていたビートサウンドの影響が見られるギターの質感がカッコいいポップとビートの中間的な仕上がりとなっているが、残念ながら全くヒットしなかった。(11/20 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
POP / BEAT |
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THE ALLMAN BROTHERS BAND | 「 Jessica 」 | ||||||
CAPRICORN | 1974 | K 17517 | 前年リリースのアルバム『BROTHERS AND SISTERS』からカットした、DICKEY BETTSが作曲した軽快で爽やかなインスト作品。本国ではヒットするもこの英盤は全くヒットしなかったが、数年後にBBCの自動車専門番組‘TOP GEAR’のオープニング曲として使用されお茶の間ではお馴染みの1曲だそうな。(11/6 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
US ROCK |
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THE SKATALITES | 「 Please Let me Hide / 'Cos You're The One I Love 」 |
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SPARK | 1969 | SRL 1034 | あの伝説のスカバンドか!と一瞬思ってしまうが同名の全く別のグループ(紛らわしい!)。こちらはFOUNDATIONSやEQUALSの様な人種混合の構成でポップなソウルを奏でるグループ。68年にDECCAからデビューし翌年にはこのSPARKに移籍、本盤はSPARKでの唯一のリリース。両面共にホーンセクションが入った、軽快なポップソウル調。ちなみにプロモ盤ではグループ名のクレジットがTONY & THE SKATALITESとなっており、どのプロモ盤にも‘TONY &’の歌手が塗り潰されている様子。レギュラー盤ではシンプルにTHE SKATALITES名義になっているから単なる誤植の訂正だろうか。(10/28 山田) | |||||
¥12000 (税込¥13200) |
POP / SOUL |
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ESTHER AND ABI OFARIM | 「 Cinderella Rockefella / Lonesome Road 」 | ||||||
PHILIPS | 1968 | BF 1640 | イスラエル出身の夫婦デュオのESTHERとABI。67年にBEE GEESのメンバーの作品でPHILIPSから英国デビューを果たすも大コケ、続くリリースが本盤。数年前から英ポップス業界で人気を博していたオールドタイミィ/ミュージックホール調のアレンジが功を奏したのか見事全英首位を記録。そんな陰に隠れてしまったB面「Lonesome Road」はこの時期らしいグルーヴィなオルガンが印象的なノリの良いポップス。是非ともこちらも聴いて頂きたい。(10/24 山田) | |||||
¥1500 (税込¥1650) |
定番 |
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EDMUNDO ROS AND HIS ORCHESTRA |
「 Sixteen Tons 」 | ||||||
DECCA | 1956 | 45-F 10669 | 英国の社交ダンス用バンドの所謂バンドリーダーの代表格、EDMUNDO ROS。ヴィンテージ感溢れる三角センターが印象的な本盤はROSと彼の楽団による56年リリース。米国のカントリー歌手MERLE TRAVISが作曲し47年に録音、同じく米カントリー歌手TENNESSEE ERNIE FORDが55年に録音し大ヒットさせた有名曲をカヴァーしたもの。ROSといえばチャチャやルンバ等ラテン音楽の印象が強いが、ここでは前年のFORDのヴァージョンを元にしたのであろうか、シンプルでジャジーな仕上がりとなっている。ちなみにレーベルのアーティスト名の下に小さく記載されている‘At Coconut Grove, London’とはROSが当時所有していた人気のナイトクラブだそうな。(10/24 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
JAZZY |
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LULU AND THE LUVERS | 「 Shout / Forget Me Baby 」 | ||||||
DECCA | 1964 | F 11884 | 粗削りながら瑞々しいソウルフルな歌唱を聴かせる女子歌手LULUと男子達LUVERSのデビュー盤。米国の人気兄弟R&BグループISLEY BROTHERSのヒット曲をカヴァーしたA面は一気に駆け抜ける様なノリが実に爽快。そしてグッとアーシーでファンキーなノリを聴かせるR&B調のB面、LULUとメンバーとの掛け合いパートもコミカルで面白い。両面共にLULUの際立ったキャラがよく反映されて見事全英7位を記録。(10/21 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
定番 |
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TERRY NELSON | 「 Run Run Baby / Bonita 」 | ||||||
DICE | 1965 | 45/CC23 | 南米ガイアナ出身の歌手TERRY NELSONが65年にリリースした1枚。リリース元のDICEは主にジャマイカ産音源の配給で知られるレーベルMELODISCの傘下レーベルの1つ。本盤ではFIREBALLSなるグループを率いての録音(PAMAからシングルをリリースしているNOEL AND THE FIREBALLSと同グループなのかは不明)。R&Bともレゲエ系ともつかない、何とも言えない実にコメントに困る(?)変わったノリのA面、米国の人気R&R歌手LITTLE RICHARDのR&Bバラードの定番「Send Me Some Lovin'」や米ブルース歌手JIMMY REEDの「Honest I Do」辺りを思わせるゆったりした作風のB面。作曲したのは両面共にNELSON関連の音源の多くを手掛けているNEL FRAZERなる人。(10/11 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
R&B / REGGAE |
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THE DAMNED | 「 Love Song 」 | ||||||
CHISWICK | 1979 | CHS 112 | SEX PISTOLS、THE CLASHと並ぶ英国パンクの代表格のグループ、THE DAMNED。本盤は彼等のCHISWICK移籍第一弾シングル。B面には「Noise, Noise, Noise」と「Suicide」の2曲を収録。全英20位を記録。ちなみにPSはメンバー4人が1人ずつ写った計4パターンがあり、本盤はドラマーのRAT SCABIESのヴァージョン。レコードの色も黒と赤の2種類があり本盤は黒のタイプ。(10/9 山田) | |||||
¥4500 (税込¥4950) |
PUNK |
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FLEETWOOD MAC / DANNY KIRWAN | 「 Man Of The World / Second Chapter 」 | ||||||
DJM | 1975 | DJS 620 | 同年に米国でシングル「Over My Head」がヒットを記録した所に便乗という形だったのか、69年にIMMEDIATEレーベルからリリースされた音源を何故かDJMレーベルで再リリースしたA面。B面は元メンバーだったDANNY KIRWANが同年にリリースした同名のソロデビューアルバムからのカット。どこか人懐っこさもある、フワフワしたSSWサウンド。‘今話題のグループの過去のヒット曲と元メンバーの最新ソロ音源が楽しめますよ’的な意味合いでのリリースだったのだろうか・・・全くヒットしなかったが。更にこのカップリングで78年に今後はEPICレーベルから再発している。(10/1 山田) | |||||
¥2200 (税込¥2420) |
ROCK / SSW |
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TONY MORGAN AND THE MUSSEL POWER BAND |
「 Black Skin Blue Eyed Boys / Why Build A Mountain 」 |
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BEACON | 1972 | BEA 188 | BEACONが送り出したTONY MARGAN率いる強力ファンク系グループのデビュー盤、人気グループEQUALSのリーダーEDDY GRANTをプロデュースに迎えての1枚。A面はEQUALSが70年にリリースした作品のカヴァーで、比較的原曲に忠実に演奏している。そして本盤の真価はやはりB面だろうか、JAMES BROWN等本場米国のファンクを通過した骨太で豪快なファンク作品。それでいて全体的にスマートでポップな音質の印象を受けるのは英国産故だろうか。ちなみに本盤、需要があったのかEDDY GRANT主催のICEというレーベルから78年に再発されている。(9/23 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
UK FUNK |
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THE MARINO MARINI QUARTET | 「 The Honeymoon Song 」 | ||||||
DURIUM | 1959 | 45-DC 16640 | 50年代後半にDECCAが配給していたイタリアのレーベルDURIUMのカタログからの1枚。イタリアのピアニスト/作曲家MARINO MARINI率いるグループの英国での1枚目。曲はギリシャの著名な作曲家MIKIS THEODORAKISとWILLIAM SANSOMが同年制作の映画‘HONEYMOON’用に作曲したもの。ジャマイカのスカにも似た、小粋なラテンアレンジに優しい英語詞の歌唱が乗った洒落た仕上がり。ロック/ポップスファンにはBEATLESがBBCのラジオ番組用に録音したヴァージョンやMARY HOPKINのアルバム収録曲で馴染みか。(9/18 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
POP |
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GEORGIE FAME | 「 Peaceful / Hideaway 」 | ||||||
CBS | 1969 | 4295 | CBSでの5枚目の本盤。A面は米国のSSW系アーティストKENNY RANKINの67年のアルバム収録曲を取り上げたもので、軽快で爽やかなポップスで全英16位を記録。そしてB面、‘BOOM’という同年に制作された映画の挿入歌。英国ジャズ界の人気サックス奏者としても知られる作曲家JOHN DANKWORTHが作曲、作詞家DON BLACKが詞を付けたもの。これがまた実に洒落た、ほのかに憂いを纏った素敵なポップス。アレンジは両面共にこの時期売れに売れていたKEITH MANSFIELDが担当。(9/17 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
POP |
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JOHNNY JOHNSON AND THE BANDWAGON | 「 You / You Blew Your Cool And Lost Your Fool 」 |
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DIRCTION | 1969 | 58-3923 | 本国の競争激しいソウル/R&B業界では鳴かず飛ばずだった彼等。が、2枚目英国配給盤「Breakin' Down The Walls Of Heartache」が英国のソウル/R&B好きに受けてチャート4位と思わぬ大ヒット。本盤は続く3枚目。A面は前作の作曲者の1人によるキャッチーなメロディが印象的なポップス寄りの作風。そしてB面はメンバーの1人が作曲、ほどよくファンキーに跳ねたビートにこちらもキャッチーなメロディが乗ったポップソウル。B面の方がソウル指数がやや高めだろうか。残念ながら前作の様な突き抜けたノリを世間は期待していたのか、本盤は34位と随分と地味目な結果に終わってしまった。AB面を逆にすれば良かったかも??(9/16 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
SOUL / R&B |
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THE LLOYD ALEXANDER REAL ESTATE |
「 Gonna Live Again / Watcha' Gonna Do 」 | ||||||
PRESIDENT | 1967 | PT 157 | EQUALS等自国の人気グループやFELICE TAYLOR等米国ソウル/R&Bの配給でヒットを記録、その一方で全く売れなかった無名なアーティスト達を数多く抱えていたPRESIDENTレーベル。本盤はそういった全く売れなかった後者の方の一例、えらく仰々しい名義のグループの唯一のリリース。両面共にオルガンとホーンが派手に活躍する、所謂モッドソウルと呼ばれる類の1枚。B面は米国のR&B歌手CHUCK WILLISの56年作品カヴァーだけありソウル/R&B度数が高い。こちらの方が彼等自身の音楽的嗜好がよく表れているのかもしれない。(9/12 山田) | |||||
¥15000 (税込¥16500) |
MOD |
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DAVY JONES | 「 Amapola / Mighty Man 」 | ||||||
PYE | 1960 | 7N 15254 | やり手業界人LARRY PARNESが米国から呼び寄せたというR&B系歌手DAVY JONES、本盤はそんな氏の英国でのデビュー盤。A面は1920年代に作られた米国産スタンダード作品をロックなアレンジでカヴァーしたもの。そしてB面はJONES自身の作曲、こちらはタイトル通り、頼もしいまでにパワフルでアーシーなR&B調。さらっと歌ったA面に比べてソウルフルでドスの効いた歌唱といい、自作というのもあって当人の趣味が反映されているように思われる。アレンジは60年代前半に良質なポップスを数多く手掛けていたBILL SHEPHERDが担当。(9/4 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
POP / R&B |
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NAT FRANCIS | 「 Seven Nights Of Love / Feeling Blue 」 | ||||||
BLUE BEAT | 1967 | 45/BB 376 | スカ/レゲエ好きにはお馴染みの人気レーベルBLUE BEAT。今回紹介するシングルはそのカタログの最期の方からの珍しい1枚。歌うNAT FRANCISは前年にレーベルの人気スターPRINCE BUSTERのデュエット相手としてデビュー、本盤でソロデビューということになる。両面共に自身の作曲、音楽的にはスカ等レゲエというよりも、ソウル/R&Bの影響を受けた雰囲気。ミッドテンポのA面にファンキーに跳ねたビートにホーンが活躍するB面。米ガレージ音楽にも通じる、オルガン主体の低予算なアレンジは大手メジャーレ-ベルでは出せない味わい深さだろうか。(8/23 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
SOUL / REGGAE |
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ALMA COGAN | 「 She's Got You / In The Shade Of The Old Apple Tree 」 |
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COLUMBIA | 1962 | 45-DB 4794 | 長らく在籍していたHMVから60年に同系のCOLUMBIAに移籍、本盤はそこでの4枚目。A面は同年に米国のカントリー系歌手PATSY CLINEが録音、リリースした牧歌的カントリーバラードのカヴァー。アレンジはGEOFF LOVEが手掛けた。B面は1905年(!)作曲のスタンダード作品を取り上げたもので、クラシカルな前半からビッグバンドが登場する豪華なジャズ調に展開する凝ったアレンジが素敵。こちらのアレンジはSTAN FOSTERが担当。両面共に彼女のハスキーな声質、歌唱を十分に活かした質の高い仕上がりだったが、残念ながら全くヒットしなかった・・・(8/20 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
UK GIRL |
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JUDD | 「 Snarlin' Mumma Lion / Stronger Than A Man (Can Only Be A Woman) 」 |
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PENNY FARTHING | 1970 | PEN 790 | 60年代からグループのメンバーとして、またソロとして活動していた歌手KRIS IFE。本盤はIFEを中心としたグループJUDDのデビュー盤。両面共に本盤のプロデュースを手掛けた名プロデューサーMARK WITRZとIFEとの曲作。米国っぽい陽気なノリの軽快なポップスのA面、B面はスライドギターとファンキーなリズムが印象的な、こちらも米国(南部ロック辺り?)を意識したようなロック臭の強い作品。(8/12 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
POP |
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VINCE EVERETT | 「 Cryin' In The Middle Of The Night / Nothing In The World 」 |
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GULL | 1976 | GULS 45 | 65年にFONTANAからデビューした無名の歌手VINCE EVERETT。68年に2枚目をリリース後は音沙汰無しだったが、74年に突如GULLレーベルからリリースを再開、本盤はそこでの4枚目、ラストリリースとなった1枚。A面は米国の作曲家STEVE DORFFとJACK CARONEによる共作、CARONE他数名の歌手が取り上げた歌謡バラードを歌ったもの。B面はEVERETT自身と本盤のアレンジを担当したKEITH MANSFIELDとプロデューサーMIKE SMITHによる共作。非常にメロディアスでスウィートなポップバラード。キャッチー極まりない作風はパワーポップ好きにもアピールする?そういえばこの時期のレコードでKEITH MANSFIELDの名を見るのも結構珍しいかも。(8/4 山田) | |||||
¥1000 (税込¥1100) |
POP |
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THE TREMELOES | 「 Once On A Sunday Morning / Fa La La, La La, La Le 」 |
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CBS | 1969 | 4313 | 歌手BRIAN POOLEと別れ、66年にCBSから単独でデビューした彼等。67年にリリースした2枚目「Here Comes My Baby」からヒットを連発、本盤もそのノリに乗った時期にリリースした1枚。A面はイタリア産ポップスに英語詞を付けてカヴァーしたもの。原曲が持つ陽気さと彼等のキャッチーなイメージの相性も良く、ヒット確実かと思いきや全くヒットせず。B面は彼等自身のペンによるオリジナル曲。(8/2 山田) | |||||
¥2200 (税込¥2420) |
POP |
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CAT STEVENS | 「 A Bad Night / The Laughing Apple 」 | ||||||
DERAM | 1967 | DM 140 | アイドル風のルックスとキャッチーな作曲センスで66年にDECCA傘下のDERAMレーベルからデビューしたSSW系アーティストCAT STEVENS。2枚目のシングル「Matthew And Son」が全英2位、続く3枚目「I'm Gonna Get Me A Gun」が6位と見事ブレイクを果たした氏。本盤はそれらのヒットに続く4枚目。両面共に自身の作曲、あらゆる要素を詰め込んだおもちゃ箱の様なサイケポップのA面、疾走感溢れるノリにマイナー調メロディが乗ったB面。かなり完成度が高い1枚だったが、やや凝り過ぎたせいか、チャート的には20位止りだった。アレンジはARTHUR GREENSLADE、プロデュースはMIKE HURSTが担当。(7/31 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
PSYCH POP |
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SUSAN MAUGHAN | 「 Bobby's Girl / Come A Little Closer 」 | ||||||
PHILIPS | 1962 | 326544 BF | PHILIPSからの4枚目、初のヒットを記録した(全英3位)本盤。A面は米国の女子歌手MARCIE BLANEが同年にリリース、大ヒットさせた作品のカヴァー。B面は英国の作曲家MIKE HAWKERとPHILIPSレーベルのA&Rマンとして活躍していたJOHN FRANZとの共作による、ゆったりテンポの作風。両面共に伴奏はWALLY STOTT楽団が担当。(7/17 山田) | |||||
¥2000 (税込¥2200) |
GIRL POP |
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WHITE LADY AND BADGER | 「 White Lady 」 | ||||||
EPIC | 1974 | S EPC 2326 | プログレッシヴロック系グループYESの元鍵盤奏者TONY KAYEを中心に結成、硬派な英国ロックを演奏していたグループBADGER。その後リヴァプール出身のロック歌手JACKIE LOMAXをリード歌手に迎え、ソウル志向の強いサウンドに大きくチェンジ。本盤はその時期の音源で、グループの唯一のシングルリリースとなる(何故か名義がWHITE LADY AND〜と長いが、同名異グループとの混同を避けてだろうか?)。プロデュースは米国ニューオリンズの人気プロデューサーALLEN TOUSSAINTが手掛けている。作曲はLOMAXとROBERT ASHLEYなる人(作詞担当だそうな)との共作。ゲストにはJEFF BECKが参加している。ちなみに本盤はアルバムヴァージョンよりも時間が短い。(7/5 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
PROMO |
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CILLA BLACK | 「 Don't Answer Me / The Right One Is Left 」 |
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PARLOPHONE | 1966 | R 5463 | 全英6位を記録した彼女の代表的な1枚。A面は60年代の英音楽業界に結構あった欧州産のカヴァーもので、本作はイタリア産のバラードに作曲家としても活躍していたPETER CHALLANDERが英詞を付けたもの。B面は作曲チームARNOLD=MARTIN=MORROWによるバラード作品。A面に合わせてなのか、こちらも何処か欧州的な雰囲気を感じさせる。アレンジは両面NICKY WELSHが担当。(7/4 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
UK GIRL |
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THE SEARCHERS | 「 When You Walk In The Room / (I'll Be ) Missing You 」 |
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PYE | 1964 | 7N 15694 | フォークロック調のサウンドで人気を博したマージー系グループSEARCHERSのPYEでの6枚目。A面は米国の人気作曲家/歌手JACKIE De SHANNONが前年にシングルのB面曲としてリリースした楽曲を得意のフォークロックのアレンジでカヴァーしたもの。見事全英3位の大ヒットを記録。そしてそんなA面に隠れてしまったB面、メンバー全員で作曲した、ちょっとラテンっぽいリズムが施された小粋なマージービート。彼等は意外と多くの自作曲を手掛けており、地味ながら素敵な曲が多く本作はその好例。(6/28 山田) | |||||
¥2200 (税込¥2420) |
UK BEAT |
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BILLY FURY | 「 Do You Really Love Me Too (Fool's Errand) / What Am I Gonna Do 」 |
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DECCA | 1963 | F 11792 | ビートブーム第一期の真っ只中に頑張っていたロックンロール時代からの人気者BILLY FURY、本盤はその時期にリリースされた1枚。A面は同年に米国女子歌手BARBARA CHANDLERが「Fool's Errand」のタイトルでリリースした楽曲をカヴァーしたもので、軽快なテンポはどこかJOE MEEK制作音源を思わせる。ちなみにCHANDLERヴァージョンは英国ではDECCA傘下のLONDONレーベルから1週間前に配給されており、本盤と競作的な扱いだったのだろうか?B面は59年に米国の人気歌手/作曲家NEIL SEDAKAが59年にリリースした楽曲のカヴァー。SEDAKAの原曲はゆったりした雰囲気だったが、このFURYヴァージョンはビートを強調したメリハリのある仕上がりとなっている。全英13位を記録。(6/28 山田) | |||||
¥1000 (税込¥1100) |
POP |
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MELODIANS | 「 Sweet Sensation / It's My Delight 」 | ||||||
TROJAN | 1969 | TR 695 | ジャマイカ出身のロックステディ/レゲエ系グループMELODIANS、本盤はジャマイカのレーベルBEVERLEY'Sからリリースされた音源を同年英国のTROJANレーベルが配給したもの。両面共に名プロデューサーLESLIE KONGの作曲・プロデュースのキャッチーなレゲエ作品で全英41位を記録。A面は後(83年)に英国の人気グループUB40が、B面は近年に米国のガレージ系グループがカヴァーする等、ロックファンにもお馴染みかもしれない。(6/16 山田) | |||||
¥6000 (税込¥6600) |
REGGAE |
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THE ATHENIANS | 「 Thinking Of Our Love / Mercy Mercy 」 | ||||||
WAVERLEY | 1965 | SLP 533 | スコットランドはエディンバラ出身のビートグループ、ATHENIANS。64年にEDINBURGH STUDENT CHARITIESなる地元のレーベルからデビュー、翌年には同じく地元のレーベルWAVERLEYに移籍し2枚のシングルをリリース、本盤はその2枚目で彼等のラストリリース。A面は人気スターCLIFF RICHARDが60年にシングルのB面曲としてリリースした楽曲をカヴァーしたもの。B面は米国のR&B歌手DON COVAYが前年にリリースしたポップなR&B楽曲をカヴァーしたもので、それまでの彼等のシングルがR&Bのカヴァーが多めの所を見ると本来の彼等のサウンドはこのB面だろうか。キャッチーながらもズッシリとしたR&Bだった原曲をテンポアップしたラフでカッコいいR&Bビートに仕上げている。そして嬉しいポイントはメンバーの写真入りのカスタム・スリーヴ。良い意味で垢抜けないデザインがコレクター心を刺激する?しかしこういった力が入ったプロモーション的な意味合いのスリーヴってメジャーレーベル以上にマイナーレーベルによく見るような気がするが・・・(6/11 山田) | |||||
¥18000 (税込¥19800) |
UK BEAT |
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PETULA CLARK | 「 Downtown / You'd Better Love Me 」 | ||||||
PYE | 1964 | 7N 15722 | 大ヒット、大定番シングルによくあるレーベルのヴァリエーション。フォントの違いや作曲者、版権クレジットの誤植等々。PETULA CLARKの代表的ヒット「Downtown」にもB面「You'd Better Love Me」のタイトルが一行のタイプと二行に分けて記載されているタイプがあり、本盤は後者。これがBEATLES等コレクタブルな人達だったらちょっとしたイベント(?)にでもなるんだろうけど・・・まぁそれは置いておいて、A面の名声にすっかり隠れてしまったこのB面(同年の米国産ミュージカル‘HIGH SPIRIT’からの楽曲)も素敵な曲だから是非聴いて頂きたい。(6/11 山田) | |||||
¥2200 (税込¥2420) |
定番 |
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JACKIE TRENT | 「 Look At The Rain / While The City Sleeps 」 |
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PYE | 1970 | 7N 17882 | 夫で名作曲家/プロデューサーのTONY HATCHと共に作曲家として、またPYE専属の歌手として活躍していたJACKIE TRENT。本盤はPYE在籍末期の全くヒットしなかった(泣)貴重な1枚。作曲は勿論両面共にHATCHと彼女の共作。A面はオリジナル・アルバム未収録のゴージャスなアレンジを施した劇的な歌謡バラード作品。そして注目したいB面、タイトル通り真夜中に聴くにはピッタリの洒落た都会的ボッサ調作品。元々はHATCHが67年にリリースしたインスト作品だったものに歌詞を付けて歌ったもの。(6/2 山田) | |||||
¥4500 (税込¥4950) |
UK GIRL |
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ALAN PRICE SET | 「 Willow Weep For Me / Yours Until Tomorrow 」 |
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DECCA | 1966 | F 12518 | 人気R&B系グループANIMALSのオルガン奏者だったALAN PRICEの自身のグループの4枚目。A面はジャズ系スタンダードとして知られる作品を取り上げたもの。ジャズ系のアーティストのヴァージョンによく見られるシットリしたバラード調ではない、軽快なノリで仕上げた。B面は米国の人気作曲チームGOFFIN=KING作品を取り上げたもので、同年に米国のソウル/R&B歌手DEE DEE WARWICKが録音、リリースした作品のカヴァー。WARWICKのヴァージョンと同じくドラマティックなビートバラッド調ソウルに仕上げた。ちなみにWARWICKのヴァージョンは英国では英MERCURYレーベルが本盤と同月にリリースしており、この時期の音楽業界にありがちな競作という形だったのだろうか(こちらはB面だけど)。(5/27 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
JAZZ / R&B |
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THE ANIMALS | 「 Don't Let Me Be Misunderstood / Club-A-Gogo 」 |
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COLUMBIA | 1965 | DB 7445 | ニューカッスル出身のワイルドなブルース/R&B系グループANIMALSのCOLUMBIAでの4枚目。A面は前年に米国のジャズ系歌手NINA SIMONEがリリースした作品をカヴァーしたもので、NINAのヴァージョンはずっしりと重く暗い仕上がりだったのに対して、こちらはR&B的なメリハリを付けたアレンジで演奏、見事全英3位を記録した。B面はERIC BURDONとALAN PRICEの共作、根城にしていた地元のR&Bクラブの名前をタイトルにした軽快なR&Bナンバー。(5/20 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
定番 |
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FLEETWOOD MAC | 「 Man Of The World / Somebody's Gonna Get Their Head Kicked In Tonite 」 |
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IMMEDIATE | 1969 | IM 080 | BLUE HORIZONレーベルでの4枚目のシングル「Albatross」が全英首位の大ヒット、本格的にブレイクした彼等。翌年にはIMMEDIATEに移籍し本盤をリリース。A面はPETER GREENが作曲した、先の「Albatross」に似た淡々としたロック。プロデュースはBLUE HORIZON時代の音源を手掛けたMIKE VERNONが担当。B面はEARL VINCE AND THE VALIANTS名義でストレートなロックンロールを演奏(作曲はJEREMY SPENCER)、ちょっとした洒落のつもりだったのかもしれないが結構カッコいい。全英2位の大ヒットを記録。(5/15 山田) | |||||
¥2000 (税込¥2200) |
定番 |
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DUSTY SPRINGFIELD | 「 Some Of Your Lovin' / I'll Love You For A While 」 |
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PHILIPS | 1965 | BF 1430 | 全英8位を記録した本盤、両面共に米国の人気作曲チームGOFFIN=KINGの作品を取り上げた1枚。A面は同年に米国ガールグループHONEY BEESが、B面はやはり同年にJOSIE TAYLORなる歌手が録音・リリースした作品。DUSTYのトレードマークたるハスキーでソウルフルな歌唱で見事なヴァージョンに仕上がっている。勿論アレンジャーIVOR RAYMONDEの貢献も無視出来ない。(5/7 山田) | |||||
¥2500 (税込¥2750) |
UK GIRL |
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THE MOODY BLUES | 「 Fly Me High / Really Haven't Got The Time 」 |
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DECCA | 1967 | F 12607 | DECCA在籍末期の全く売れなかった1枚。A面はHAYWARDが作曲した、タイトル通り高揚感のあるサイケポップ作品。B面はPINDER作曲、軽快なピアノの鍵盤さばきから始まるロックンロール的な作品。プロデュースはDERAMでの大ヒット「Night In White Satin」も手掛けているTONY CLARKE。(5/6 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
PSYCH |
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ALVIN LEE & MYLON MaFEVRE | 「 The World Is Changing (I Got A Woman Back In Georgia) / Riffin' 」 |
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CHRYSALIS | 1973 | CHS 2020 | 英国の人気ロックグループTEN YEARS AFTERのALVIN LEEと米国のロック歌手MYLON MaFEVREとのデュオの1枚目。同年リリースのアルバム『ON THE ROAD TO FREEDOM』からのカット。果てしなく続く道を車で延々走り続けるようなA面、TEN YEARS AFTER風ロックのB面。A面がMaFEVRE、B面がALVINの趣味が反映された感じか。(5/6 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
ROCK |
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BRENDA LEE | 「 All Alone Am I / Save All Your Lovin' For Me 」 |
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BRUNSWICK | 1963 | 45-05882 | 英国でも人気を博した米国の人気女子歌手BRENDA LEEからの1枚。本盤は全英6位の大ヒットを記録したシングル「Rockin' Around The Christmas Tree」に続くリリース。A面は欧州的な憂いを思わせるシットリしたロマンティックなバラード作品。元々は59年のギリシャ映画の挿入歌だった作品に英詞を付けて歌ったもので、作曲はギリシャの国民的作曲家MANOS HATZIDAKIS。本国では3位の大ヒットを記録、この英国盤も見事7位を記録した。B面は米国の作曲家達による軽快なテンポのロック/ポップス作品。彼女というとやはりこういうノリの良い作品のイメージか。(5/1 山田) | |||||
¥1000 (税込¥1100) |
US GIRL |
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THE MONKEES | 「 D.W. Washburn 」 | ||||||
RCA | 1968 | RCA 1706 | 英国でも人気を博した米国の人気ポップス系グループMONKEES。本盤は英国での8枚目。A面は50年代から音楽業界で活躍していた人気作曲チームJERRY LEIBERとMIKE STOLLERのコンビによるもの。LOVIN' SPOONFULにも通じるオールドタイミィ感のあるポップス。B面「It's Nice To be With You」は作曲家としてだけでなくプロデューサーとしても幅広いジャンルを手掛けるJERRY GOLDSTEINが作曲。両面共にオリジナルアルバム未収録曲というのもポイント。チャート的には17位とやや地味目な結果に終わってしまった。(4/29 山田) | |||||
¥2000 (税込¥2200) |
US POP |
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TOM JONES | 「 Chills And Fever / Breathless 」 | ||||||
DECCA | 1964 | F 11966 | 英国のスーパースターTOM JONESの記念すべきデビュー盤。A面はレーベルの先輩JET HARRISが62年にカヴァーヒットさせている、米国のR&B歌手JOHNNY LOVEの60年作品をカヴァーしたもの。LOVEの音源は英国ではDECCA系レーベルのLONDONから61年に配給されており(RONNIE LOVE名義)、そうしたレーベルの関係での選曲だったのか、はたまたHARRIS先輩にあやかってなのか?作曲クレジットは何故か同名異曲のカントリー作品の作曲者のクレジットが記載されている(英国盤によくあるパターン)。B面は米国の人気R&R歌手JERRY LEE LEWISが58年にリリースしていた作品を豪快にカヴァー。ちなみにLEWISの音源もLONDONレーベルが配給している。両面共新人とは思えない、堂々としたシャウトを披露するも全くヒットせず。ブレイクは次のシングル「It's Not Unusual」までお預け。プロデュースを担当したPETER SULLIVANはこの後もTOMの音源を手掛けることに。(4/28 山田) | |||||
¥18000 (税込¥19800) |
デビュー盤 |
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THE IDLE RACE | 「 The Skelton And The Roundabout / Knocking Nails Into My House 」 |
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LIBERTY | 1968 | LBF 15054 | 後にMOVE、ELECTRIC LIGHT ORCHESTRAで活躍するJEFF LYNNE率いるポップでサイケなグループIDLE RACEの2枚目。A面は同年リリースのアルバム『THE BIRTHDAY PARTY』にも収録されている、おもちゃ箱をひっくり返した様なカラフルでキャッチーなサイケポップ作品。B面はオリジナルアルバム未収録曲のギターを効果的に使ったエッジの効いた作風。作曲は両面共にLYNNE。かなり気合の入った1枚だったが、やや凝り過ぎた為かチャートアクションはなかった。プロデュースを担当した1人、EDDY OFFORDはプログレッシヴ系リスナーにはお馴染みの人。(4/24 山田) | |||||
¥4500 (税込¥4950) |
PSYCH POP |
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THE DAVE CLARK FIVE | 「 The Red Balloon / Maze Of Love 」 | ||||||
COLUMBIA | 1968 | DB 8465 | 60年代後半の彼等の代表的な1枚。A面は作曲家/歌手RAYMOND FROGGATTが数か月前に「Callow La Vita」というタイトルでリリースした作品をカヴァーしたもの。原曲には無い、彼等の特徴でもある力強いビートとホーンセクションを大胆に導入したアレンジでの録音で全英第7位の大ヒット。これを受けてかFROGGATT盤も本盤と同じタイトルで再リリースしている(全く売れなかったが)。B面はCLARKとリード歌手MIKE SMITHとの共作、重厚なファズギターを入れたカッコいいサイケロック。(4/21 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
PSYCH |
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JOHN LEE HOOKER | 「 Dimples / I'm Leaving 」 | ||||||
STATESIDE | 1964 | SS 297 | 60年代前半から半ばにかけてR&B好きの学生やモッズ族を中心に一大ブームになった米国産ブルース/R&B。本盤はその代表的アーティストの1人であるJOHN LEE HOOKERの英国盤。56年に米VEE JAYレーベルからリリースされていた「Dimples」と63年にリリースされていた「I'm Leaving」を英EMI系レーベルSTATESIDEが独自カップリングした1枚。重厚なA面にモダンなR&Bの要素を取り入れた軽快なB面。共にJOHN LEEならではのブルース作品。A面曲をカヴァーしたANIMALSやSPENCER DAVIS GROUP等一流グループから無名のR&Bビートグループまで、当時の音楽シーンへの影響は計り知れなかったに違いない。全英23位を記録。(4/14 山田) | |||||
¥4500 (税込¥4950) |
BLUES / R&B |
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CHET ATKINS | 『 Guitar Genius』 CLICK & PLAY 「A House In New Orleans 」 |
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RCA | 1963 | RCX 7118 | 米国ナッシュヴィルのカントリーシーンの要人、そしてRCAの名プロデューサーとしてもお馴染みギタリストCHET ATKINS。本盤は前年リリースのアルバム『CARIBBEAN GUITAR』と63年リリースのアルバム『OUR MAN IN NASHVILLE』から英RCAが各2曲抜粋して独自編集したEP盤。トラッドからポップスまで独自の紳士的な演奏が楽しめる内容。妙に和モノ感もある(ビールのCMっぽい?)収録曲の1つ「A House In New Orleans」はANIMALSの「朝日の当たる家」と同じ原曲を取り上げたものだが、途中トランペットが入るなど英国で人気を博したトラッドジャズっぽさもあり、そういったトラッド市場に向けての選曲だったのだろうか?(4/10 山田) | |||||
¥1500 (税込¥1650) |
EP |
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GEORGIE FAME AND THE BLUE FLAMES |
「 In The Meantime / Telegram 」 | ||||||
COLUMBIA | 1965 | DB 7494 | 見事全英1位を記録、ブレイクのきっかけとなった64年リリースの代表曲「Yeh Yeh」。本盤はそれに続くリリース。両面共に前シングルのB面曲「Preach And Teach」を作曲した英国ジャズのピアニストJOHN BIRCHのペンによるもの。両面BLUE FLAMESの演奏とGEORGIEの歌唱・オルガン演奏の魅力を存分に活かしたカッコいい内容。英国1位の後のリリース故に本盤への期待も大きかっただろう、しかし残念ながら本盤は22位止まりだった。一般受けするにはややヒップ過ぎたか?(4/4 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
MOD |
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GEORGE HARRISON | 「 Blow Away / Soft Touch 」 | ||||||
DARK HORSE | 1979 | K 17327 | 米国の名プロデューサーRUSS TITELMANを共同プロデューサーに迎えて制作したアルバム『GEORGE HARRISON』(邦題『慈愛の輝き』)から2曲をカットしたもの。A面は米国では12位のヒットを記録したが英国では51位と結構地味な結果に終わってしまった。B面「Soft Touch」は米盤とはカップリング違い、自身の作品をTITELMANがプロデュースしている縁もあってか、STEVE WINWOODがシンセサイザーを弾いている。(3/28 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
51位 |
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JACKIE FOSTER AND THE PLANETS |
「 Oh Leona / I Fell In Love 」 | ||||||
PLANETONE | 1963 | RC 13 | ジャマイカ出身のプロデューサーSONNY ROBERTSが62年にロンドンにて設立した自主レーベルPLANETONE(ジャマイカ人による英国初の自主レーベルらしい)。63年までの2年間にそこそこの枚数のスカ系シングルをリリース、今回紹介するのはレーベル後期のリリースとなる。歌うJACKIE FOSTER氏もジャマイカ出身、SUGAR SIMONE名義でもリリースしており70年代にはTITO SIMONE名義で人気を博する彼の記念すべき歌手デビュー盤。両面自身による作曲、A面はこのレーベルらしいポップなスカ調、そして注目したいB面、こちらは米国のオールディーズ風のイントロから始まる軽快なポップス調作品。この後SUGAR SIMONE名義でSUE等のレーベルでポップなソウル/R&B調作品をリリースしていく彼、そういった作風の原点的な作品かもしれない。伴奏を務めたPLANETSなるグループはレーベルのハウスバンドで、メンバーにはSPENCER DAVIS GROUPのヒット曲「Keep On Running」等を手掛けたことでロック/ポップスファンにも馴染みのあるJACKIE EDWARDSがピアノで参加しているとのこと。(2/27 山田) | |||||
¥4800 (税込¥5280) |
SKA / R&B |
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JAMES ROYAL | 「 Work Song / I Can't Stand It 」 | ||||||
PARLOPHONE | 1965 | R 5383 | そのソウルフルな歌唱でモッドやノーザンソウル等の界隈で人気を博している実力派歌手JAMES ROYAL。本盤は氏のPARLOPHONEでの2枚目のリリース。A面は米国のジャズ歌手OSCA BROWN JR.がジャズコルネット奏者NAT ADDERLEY作品に歌詞を付けて歌ったモノをカヴァー、オルガンを配した小編成の伴奏をバックに熱唱。そしてB面は当時英国のR&Bファンの間で高い人気を誇っていた米国のソウルデュオSOUL SISTERSが前年リリースした作品をカヴァーしたもの。ROYAL氏、この曲がよっぽど好きだったのか、後に移籍するCBSレーベルでもA面曲として再演している。CBSでのヴァージョンがファンキーなソウル調の仕上がりだったのに対してこちらはR&B的な性格が強い仕上がりとなっており、わずか2年間でのサウンドの転換の速さが垣間見れて興味深い。(2/18 山田) | |||||
¥18000 (税込¥19800) |
UK R&B |
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THE MOJOS | 「 Everything's Al'Right / Give Your Lovin' To Me 」 |
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DECCA | 1964 | F 11853 | 全英9位を記録した、リヴァプール出身のビートグループMOJOSの2枚目で両面共に自作曲。A面はR&B色を前面に押し出した豪快なビートナンバー。後年DAVID BOWIEがカヴァーする等60年代ビートファン以外のロック系リスナーにもお馴染みか。そんなA面に隠れてしまった感のあるB面はオルガンとベースを軸に展開するちょっと変わった(?)作品。オルガンソロの入る間奏部分は米国のロックグループDOORSを思わせる(影響を与えた??)。(2/18 山田) | |||||
¥3500 (税込¥3850) |
UK BEAT |
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ALAN MARTIN | 「 Cry Myself To Shame / Baby Don't Go 」 | ||||||
VENUS | 1965 | VE-1 | スカ/レゲエ系レーベルRIO傘下に設立された、カタログ数僅か4枚で終わってしまったレーベルVENUS。本盤はそのレーベル第一弾シングル。ALAN MARTINとは何とも匿名性の高い名前だが、その正体はジャマイカ出身、63年に渡英して活動していた歌手DENZIL DENNIS。A面はほのかにポップス的な要素もある、ゆったりしたR&B調。B面は米国ニューオリンズを思わせる三連のR&Bバラード。ジャマイカ系音楽ファンだけでなく、マイナーレーベル好きにもアピールする?(2/5 山田) | |||||
¥4500 (税込¥4950) |
UK R&B |
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LESLEY DUNCAN | 「 Just For The Boy / See That Guy 」 | ||||||
MERCURY | 1965 | MF 847 | 70年代にSSW系アーティストとして人気を博したLESLEY DUNCAN。録音キャリア歴は意外と早く、63年にCOLUMBIAからデビュー。1枚目から自作曲が採用、作って歌えるアイドル系歌手的な売り方だったのだろうか。翌年にはMERCURYに移籍し本盤はそこでの2枚目となる。A面は自作ではなく、前年に米国の人気R&BグループESSEXのリード歌手ANITA HUMESがROULETTEレーベルからリリースした楽曲をカヴァーしたもの。ちょっと初期MOTOWNっぽさもある洒落たアレンジが素敵。B面は彼女の自作、A面と路線的には近い、やはり初期MOTOWNっぽい雰囲気の作品。両面のアレンジを担当したのはJOHNNY ARTHEY。(1/18 山田) | |||||
¥8000 (税込¥8800) |
UK GIRL |
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THE MOOD-MOSAIC | 「 A Touch Of Velvet - A String Of Brass / Bond Street P.M. 」 |
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COLUMBIA | 1969 | DB 8618 | フランス生まれ、ドイツ育ちの音楽プロデューサーMARK WIRTZが主催するスタジオプロジェクトMOOD MOSAIC。本盤はそのプロジェクトの1枚目のシングル。A面は女性コーラス隊LADYBIRDSを大々的にフィーチャーしたキャッチーな作品。B面はVICK FLICKとBIG JIM SULLIVANという二大セッション系ギタリストが共作したR&B調インスト。エレガントで派手なA面とは対照的にこちらはエッジの効いたギターと跳ねるピアノが印象的な作風。ちなみにオリジナル盤は66年に違うカタログ番号でリリースされており、本盤は69年に番号を差し替えて再リリースされたもの。ラジオで人気DJが好んで使用していたこともあってか、一般的な需要を見越しての再リリースだったのだろうか。全く売れなかったが・・・(1/17 山田) | |||||
¥1800 (税込¥1980) |
LOUNGE |
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BOBBY PATRICK BIG SIX | 「 Monkey Time / Sweet Talk Me Baby 」 | ||||||
DECCA | 1964 | F 12030 | ヴォーカル兼トランペット奏者BOBBY PATRICK率いるグラスゴー出身の6人組ビートグループ。62年にドイツはハンブルグに渡り、欧州で活躍、人気を博した彼等。64年からドイツや英国でリリースを開始、本盤は英国での2枚目にしてラストリリース。A面は米国シカゴソウル界のヒーローMAJOR LANCEのヒット曲をカヴァーしたもの。ホーンセクションを十分に活かせた選曲、仕上がりとなっている。そして注目したいB面「Sweet Talk Me Baby」、作曲者のクレジットにはPATRICKとあるからおそらくオリジナル曲だろうか、躍動するビートに、鍵盤を入れたストレートなビートナンバー。プロデュースはこの時期マイナー系のビートグループのシングルを手掛けていたMARK WILDEYが担当している。この年PARICIKは脱退、残ったメンバー達でBIG SIXを名乗り活動を続けたそうな。(1/16 山田) | |||||
¥15000 (税込¥16500) |
UK BEAT |
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MR. MOR BEE | 「 Somebody Stole My Love 」 | ||||||
HALAGALA | 1967 | HG 32 | 南米ガイアナ出身の作曲家/プロデューサー/歌手TERRY NELSONが設立したマイナーレーベルHALAGALA。NELSON自身の音源をはじめ、どれもクセの強いアーティスト達の珍盤の宝庫。本盤はそんな貴重なカタログからの1枚。このレーベルで2枚のみのシングルを残している、MR. MOR BEEなる歌手の2枚目。ATLANTICやSTAX等米国の南部ソウルの影響を強く受けたようなファンキーなR&B。が、そこはこのレーベルらしく、良い意味で垢抜けない独特の仕上がりとなっている。(1/8 山田) | |||||
¥2800 (税込¥3080) |
FUNKY SOUL |
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THE BEATSTALKERS | 「 A Love Like Yours / Base Line 」 | ||||||
DECCA | 1966 | F 12460 | その地元での熱狂的な人気ぶりから‘スコットランドのBEATLES’の異名を取る、R&Bを得意とするビートグループの彼等。65年にDECCAからデビュー、本盤はその3枚目、DECCAでのラストリリース。A面は米国のソウル系レーベルMOTOWNの看板グループのMARTHA
AND THE VANDELLASが63年にシングルのB面曲としてリリースした楽曲のカヴァー。B面は本盤のプロデュースを手掛けた、作曲家としても活躍するTOMMY
SCOTT作曲による、オルガンとファズギターを軸としたガレージ風味のR&B調インスト。同じくSCOTTが手掛けた北アイルランドの人気グループTHEMの「I
Can Only Give You Everything」という楽曲に似ている。タイトルは違えどそのインスト版? (1/8 山田) |
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¥18000 (税込¥19800) |
UK BEAT |